JP2001119450A - 自動車用ハンドフリー電話装置 - Google Patents

自動車用ハンドフリー電話装置

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JP2001119450A JP2000186960A JP2000186960A JP2001119450A JP 2001119450 A JP2001119450 A JP 2001119450A JP 2000186960 A JP2000186960 A JP 2000186960A JP 2000186960 A JP2000186960 A JP 2000186960A JP 2001119450 A JP2001119450 A JP 2001119450A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動電話機の着信の有無を気にすることなく
安心して運転できるようにする。 【解決手段】 自動車の電話ホルダー11に移動電話機
10をセットした状態で電話着信があったときには、呼
出音を鳴らさずに、HUD60によってドライバの視野
の中心視域63から外れた周辺視域64に電話着信を知
らせる表示67を行わせる。これにより、ドライバにと
って呼出音が鳴らず、しかも周辺視域だけに表示される
着信表示に気づくほどに運転のための負荷が軽い状況に
おいてのみ移動電話機への電話着信に出られるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ハンドフ
リー電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話機を手で持つことなく通話可
能にするハンドフリー電話装置を自動車の車室内に固定
することが提案され、特に最近の移動電話機の普及に伴
って移動電話機を装着するタイプの自動車用ハンドフリ
ー電話装置が提案されている。
【0003】このような自動車用ハンドフリー電話装置
では、特開平10−304464号公報に開示されてい
るように、通話中や発信操作中に運転操作の負荷がドラ
イバにとって大きな状態になったり、間もなくそのよう
な状態になると予測されるときには、その旨を報知して
通話を保留にしあるいは発信を保留にする機能を備えた
ものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動車用ハンドフリー電話装置では、次のような問題点
があった。従来の自動車用ハンドフリー電話装置では、
運転操作の負荷がドライバにとって大きな状態になった
り、まもなくそのような状態になると予測される通話保
留条件にセンサ出力やナビゲーションシステムの出力が
当てはまる場合には、ドライバが運転操作に余裕があっ
て通話したいと思っても画一的に電話機が使用できなく
なる。しかし通話保留条件はドライバにとって異なり、
センサ類の出力も個々のドライバの運転能力に必ずしも
適合したものではないので、ドライバにとって運転操作
の負担が大きくないときにはドライバが電話機を使用し
たいと思えば使用できるようにするのが好ましい。
【0005】一般に自動車の運転では、ドライバがフロ
ントガラスを通して前方を注視している場合、図3に示
すようにフロントガラス62に投射されるドライバの視
野100の中に中心視域63と周辺視域64とがある。
この視野100、中心視域63、周辺視域64は次のよ
うに定義される。
【0006】(i)図10を参照して、シーティングレ
ファレンス点Rは、次のようにして決められる。運転席
の座席(前後調整できるものは最後端位置、上下に調節
できるものは最低の位置、シートバック角度及びシート
クッションの取付角度が調節できるものは、設計標準角
度(一度シートをフリーにした後、ロックがかかる角
度)に調節した状態)に、ISO6549−1980に
規定された人体模型を着座させた場合のヒップポイント
点Hの位置をR点とする。
【0007】(ii)(i)で決めたR点から、次の表1
に示すように、V1,V2点を決める。なお、X,Y,
Zの座標は図10に示すようにとる。
【0008】
【表1】 (iii)(ii)で決定したV1点,V2点を基準にして
フロントガラス62上でAゾーン,Bゾーンを決める。
それにはまず、図11に示すように、V1点から車両の
進行方向に水平な線をA1線、V2点から車両の進行方
向に水平な線をA2線として場合、A1線から3°上方
向の線をB1線、A2線から1°下方向への線をB2線
とすると、B1線より上側の領域をBゾーン、B1線か
らB2線までの間の領域をAゾーン、B2線より下側の
領域をBゾーンと決める。このAゾーン、Bゾーンを車
両のドライバ側のフロントガラス62に投射すれば、図
12のようになる。
【0009】(iv)ドライバの視野100のフロントガ
ラス62への投射領域は次のように規定される。ISO
6549−1980に規定された人体模型で、目の位置
をE点とする。そして図13に示すように、このE点か
ら車両進行方向へ水平な線に対して上方向60°、下方
向80°、左右方向それぞれ100°を視野100とす
る。この視野100の外周が周辺視域64の外縁とな
る。
【0010】(v)(iii)で決めたゾーンと、(iv)
で決めた視野100を重ね合わせると、図14に示すよ
うにフロントガラス62上でドライバの周辺視域64と
中心視域63、そして非視野65が決められる。
【0011】このようにして決められる視野100内に
おける中心視域63は、前方を注視しているドライバが
その中に映る表示を視点を動かさずに正確に認識できる
領域であり、周辺視域64はその中に何かが表示された
時に何かが表示されたと認識することができるが、その
表示が何であるかを正しく認識するためには視点をその
表示位置まで移動させる必要がある領域である。
【0012】したがって、ドライバは、中心視域に何か
の表示がなされるとそれを直ちに認識できるが、周辺視
域に何かの表示がなされた場合には、運転の負担が大き
く余裕がない場合には表示されていることに気づかず、
運転の負担が軽い場合にはその表示に気づくことにな
る。
【0013】本発明はこのような考察に基づいてなされ
たもので、電話着信時に呼出音を鳴らさず、表示手段に
より電話着信をドライバの中心視域から外れた場所に表
示するだけでもその表示にドライバが気づくようであれ
ば、運転操作に余裕がある状況であると見なしてその電
話に出られるようにした自動車用ハンドフリー電話装置
を提供することを目的とする。
【0014】本発明はまた、表示手段による中心視域か
ら外れた場所での電話着信の表示に気づいてドライバが
電話に出た場合にも、運転操作がドライバにとって負担
となるので、車間距離追従制御中であれば規定の車間距
離よりも長めの値に追従車間距離を再設定し、あるいは
制駆動力を制御することによってドライバが安心して運
転できるようにする自動車用ハンドフリー電話装置を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
移動電話機を自動車に固定するための電話ホルダーと、
諸情報を表示する表示手段と、ハンドフリー通話のため
のマイク及びスピーカと、操作入力手段と、前記電話ホ
ルダーに固定された移動電話機に接続される通信制御手
段とを備え、前記通信制御手段が、前記電話ホルダーに
固定された移動電話機に電話着信があったときに呼出音
を鳴らさず、前記表示手段に当該着信を表示させ、前記
電話着信の後、一定時間内に前記操作入力手段から所定
の操作入力があったときに通話回線を確立して前記マイ
ク及びスピーカによるハンドフリー電話を可能にし、前
記電話着信を検出した後、前記一定時間内に前記入力手
段から入力がなかったときに自動着信処理に移行する着
信制御を行なうことを特徴とする自動車用ハンドフリー
電話装置である。
【0016】請求項2に係る発明は、移動電話機を自動
車に固定するための電話ホルダーと、諸情報を表示する
表示手段と、ハンドフリー通話のためのマイク及びスピ
ーカと、操作入力手段と、前記電話ホルダーに固定され
た移動電話機に接続される通信制御手段とを備え、前記
通信制御手段が、前記電話ホルダーに固定された移動電
話機に電話着信があったときに呼出音を鳴らさず、前記
表示手段に対してドライバの視野の中心視域から外れた
周辺視域に相当する領域に当該電話着信を知らせる表示
を行わせる着信制御を行なうことを特徴とする自動車用
ハンドフリー電話装置である。
【0017】請求項3に係る発明は、請求項2の自動車
用ハンドフリー電話装置において、前記通信制御手段
が、前記表示手段に対して前記車速センサの検出する車
速が大きくなるにつれて前記周辺視域における前記中心
視域に近づけた位置に前記電話着信を知らせる表示を行
わせるものである。
【0018】請求項4に係る発明は、請求項2又は3の
自動車用ハンドフリー電話装置において、さらに留守録
音手段を備え、前記通信制御手段が、前記電話着信を検
出した後一定時間内に応答がないときに前記留守録音手
段を起動させるものである。
【0019】請求項5に係る発明は、請求項4の自動車
用ハンドフリー電話装置において、前記留守録音手段
が、アナログ音声信号をデジタル信号に変換して記録
し、記録したデジタル信号に対して音声認識してテキス
トデータに変換し、変換したテキストデータの要約を作
成し、この要約を音声合成して前記スピーカから音声に
して出力させるものである。
【0020】請求項6に係る発明は、請求項4又は5の
自動車用ハンドフリー電話装置において、前記留守録音
手段が、留守録音したときに前記表示手段に留守録音あ
りを表示させるものである。
【0021】請求項7に係る発明は、請求項2〜6のい
ずれかの自動車用ハンドフリー電話装置において、前記
通信制御手段が、前記移動電話機が検出した着信電話番
号を記憶するものである。
【0022】請求項8に係る発明は、移動電話機を自動
車に固定するための電話ホルダーと、諸情報を表示する
表示手段と、ハンドフリー通話のためのマイク及びスピ
ーカと、先行車両に対する車間距離を基準車間距離に保
ちながら追従する車間距離追従制御手段と、操作入力手
段と、前記電話ホルダーに固定された移動電話機に接続
される通信制御手段とを備え、前記通信制御手段は、前
記電話ホルダーに固定された移動電話機の着信を検出し
たときに呼出音を鳴らさず、前記表示手段に当該電話着
信を知らせる表示を行わせ、その後一定時間内に前記操
作入力手段から入力があった場合に、通話回線を確立し
て前記マイク及びスピーカによるハンドフリー通話を可
能にし、かつ前記車間距離追従制御手段による前記先行
車両に対する基準車間距離をより長い値に再設定して車
間距離追従制御することを特徴とする自動車用ハンドフ
リー電話装置である。
【0023】請求項9に係る発明は、移動電話機を自動
車に固定するための電話ホルダーと、諸情報を表示する
表示手段と、ハンドフリー通話のためのマイク及びスピ
ーカと、先行車両に対する車間距離が車速に応じた基準
車間距離に一致するように車両の制駆動力を制御する制
駆動力制御手段と、操作入力手段と、前記電話ホルダー
に固定された移動電話機に接続される通信制御手段とを
備え、前記通信制御手段が、前記電話ホルダーに固定さ
れた移動電話機の着信を検出したときに呼出音を鳴らさ
ず、前記表示手段に当該電話着信を知らせる表示を行わ
せ、その後一定時間内に前記操作入力手段から入力があ
った場合に、通話回線を確立して前記マイク及びスピー
カによるハンドフリー通話を可能にし、かつ先行車両に
対する車間距離が前記基準車間距離よりも短いときに制
動力を加えることを特徴とする自動車用ハンドフリー電
話装置である。
【0024】請求項10に係る発明は、請求項9の自動
車用ハンドフリー電話装置において、さらにブレーキペ
ダルが操作されたかどうかを検出するブレーキペダル操
作検出手段を備え、前記通信制御手段が、前記電話ホル
ダーに固定された移動電話機の着信を検出したときに呼
出音を鳴らさず、前記表示手段に当該電話着信を知らせ
る表示を行わせ、その後一定時間内に前記操作入力手段
から入力があった場合に、通話回線を確立して前記マイ
ク及びスピーカによるハンドフリー通話を可能にし、か
つ先行車両に対する車間距離が前記基準車間距離よりも
短いときに第1の制動力を加え、その後一定時間以内に
前記ブレーキペダル操作検出手段によるブレーキペダル
の操作が検出されない場合に前記第1の制動力よりも大
きい第2の制動力を加えるものである。
【0025】請求項11に係る発明は、請求項1〜10
のいずれかの自動車用ハンドフリー電話装置において、
前記表示手段が、ヘッドアップディスプレイであるもの
である。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係る発明の自動車用ハンドフ
リー電話装置では、自動車の電話ホルダーに移動電話機
をセットした状態で電話着信があったときには、呼出音
を鳴らさずに、表示手段に着信を表示するだけにする。
そして、ドライバがその着信表示に気づかずに一定時間
が経過した場合には、例えば発呼者に留守録音を促すメ
ッセージを発信したり、電話に出られないので後ほどコ
ールバックするというメッセージを発信したりする自動
着信処理に移行する。
【0027】これにより、電話着信があっても呼出音を
鳴らさず、電話着信を表示するだけにして、ドライバに
とって着信表示に気づくほどに運転のための負荷が軽い
状況では移動電話機への電話着信に出られるようにする
が、運転に神経を集中しているために着信表示に気づか
ない状況、つまり運転のための負荷が重い状況では、自
動的に自動着信処理に移行するようにして、ドライバは
移動電話機の着信に驚かされることなく、また電話着信
がないかどうか気にすることなく安心して運転できるよ
うになる。
【0028】請求項2に係る発明の自動車用ハンドフリ
ー電話装置では、自動車の電話ホルダーに移動電話機を
セットした状態で電話着信があったときには、呼出音を
鳴らさずに、表示手段によってドライバの視野の中心視
域から外れた周辺視域に相当する領域に当該電話着信を
知らせる表示を行わせる。
【0029】これにより、ドライバにとって呼出音が鳴
らず、しかも周辺視域だけに表示される着信表示に気づ
くほどに運転のための負荷が軽い状況においてのみ移動
電話機への電話着信に出られるようになり、移動電話機
の着信の有無を気にすることなく安心して運転できるよ
うになる。
【0030】請求項3に係る発明の自動車用ハンドフリ
ー電話装置では、自動車の電話ホルダーに移動電話機を
セットした状態で電話着信があったときには、呼出音を
鳴らさずに、表示手段によってドライバの視野の中心視
域から外れた周辺視域に相当する領域に当該電話着信を
知らせる表示を行わせるが、この表示位置を、車速セン
サの検出する車速が大きくなるにつれて、ドライバの周
辺視域にあってより中心視域に近づけた位置に変化させ
る。
【0031】これにより、ドライバは電話着信の有無を
気にすることなく、いっそう安心して運転できるように
なる。
【0032】請求項4に係る発明の自動車用ハンドフリ
ー電話装置では、電話着信を検出した後一定時間内に応
答がないときに留守録音手段を起動させて着信電話に応
答させるので、電話着信があっても、運転操作の負担が
大きくてドライバが着信表示に気づかない場合には、用
件を自動的に録音することができ、ドライバは着信表示
に注意をとられることなく、安心して運転に集中でき
る。
【0033】請求項5に係る発明の自動車用ハンドフリ
ー電話装置では、電話着信を検出した後一定時間内に応
答がないときに留守録音手段を起動させて着信電話に応
答させるが、その際には、発呼者からのアナログ音声を
デジタル録音手段がデジタル信号に変換して記録し、音
声認識手段がこのデジタル録音手段の記録したデジタル
信号に対して音声認識し、テキストデータに変換し、さ
らに要約作成手段がこのテキストデータの要約を作成す
る。そして留守録音の再生指示があれば留守録音再生手
段が音声合成手段に対して要約を音声にして読上げさ
せ、ドライバに聞かせる。
【0034】これにより、ドライバにとって運転操作の
負担が大きくて、一定時間内に着信表示に気づかない場
合には用件を自動的に音声録音することができ、しかも
後で再生して留守録音の内容を聞こうとする場合には、
要約されて簡潔になった用件を聞くことができ、用件の
再生に注意をとられることなく、安心して運転に集中で
きる。
【0035】請求項6に係る発明の自動車用ハンドフリ
ー電話装置では、留守録音手段が留守録音したときに表
示手段に留守録音ありを表示させることにより、ドライ
バが留守録音ありの表示に気づくような運転に余裕のあ
る状況でのみ留守録音を再生することができ、留守録音
ありの表示に気づかないような運転の負荷が大きい状況
では留守録音の用件を再生しないので、ドライバの運転
操作を妨げることがない。
【0036】請求項7に係る発明の自動車用ハンドフリ
ー電話装置では、着信電話番号記憶手段が着信電話番号
を検出して自動的に記憶する。こうして、運転に余裕が
なく、電話着信の表示にドライバが気づかないような状
況でも、発呼者の電話番号を記憶することにより、後か
ら発呼者にコールバックすることができ、礼を失するこ
とがなく、ひいては、ドライバにとって電話着信の有無
の表示を気にしなくてもよくなり、安心して運転に集中
できるようになる。
【0037】請求項8に係る発明の自動車用ハンドフリ
ー電話装置では、自動車の電話ホルダーに移動電話機を
セットした状態で電話着信があったときには、呼出音を
鳴らさずに、表示手段に着信を表示するだけにする。そ
して、ドライバがその着信表示に気づいて入力手段によ
り応答操作しハンドフリー通話するようにしたときに
は、車間距離追従制御手段により車間距離追従制御をし
ていない場合には追従車間距離制御に移行し、かつ当該
車間距離追従制御の基準車間距離を通常の値よりも長い
値に設定して車間距離追従制御を行わせ、あるいは車間
距離追従制御手段による車間距離追従制御中の場合には
当該車間距離追従制御の基準車間距離を通常の値よりも
長い値に再設定して車間距離追従制御を継続させる。
【0038】こうして、電話着信があっても呼出音を鳴
らさず、電話着信を表示するだけにして、ドライバにと
って着信表示に気づくほどに運転のための負荷が軽い状
況では移動電話機への電話着信に出られるようにし、し
かもドライバが着信表示に気づいて電話に出た場合に
は、車間距離追従制御に移行すると共に基準車間距離を
通常の値よりも長い値に設定し、あるいは車間距離追従
制御中であれば基準車間距離を通常の値よりも長い値に
再設定することによってドライバの負荷を軽減すること
ができ、安心して運転できるようになる。
【0039】請求項9に係る発明の自動車用ハンドフリ
ー電話装置では、自動車の電話ホルダーに移動電話機を
セットした状態で電話着信があったときには、呼出音を
鳴らさずに、表示手段に着信を表示するだけにする。そ
して、ドライバがその着信表示に気づいて入力手段によ
り応答操作したときには、通話回線を確立して前記マイ
ク及びスピーカによるハンドフリー通話を可能にし、か
つ先行車両に対する車間距離が基準値よりも短いときに
は制駆動力制御手段によって制動力を加えさせる。
【0040】こうして、電話着信があっても呼出音を鳴
らさずに電話着信を表示するだけにして、ドライバにと
って着信表示に気づくほどに運転のための負荷が軽い状
況では移動電話機への電話着信に出られるようにし、し
かもドライバが着信表示に気づいて電話に出た場合に
は、制駆動力制御手段をアクティブにし、先行車両に対
する車間距離が基準値よりも短くなれば制動力を加えさ
せることによってドライバの負荷を軽減し、安心して運
転できるようにする。
【0041】請求項10に係る発明の自動車用ハンドフ
リー電話装置では、自動車の電話ホルダーに移動電話機
をセットした状態で電話着信があったときには、呼出音
を鳴らさずに、表示手段に着信を表示するだけにする。
そして、ドライバがその着信表示に気づいて入力手段に
より応答操作したときには、通話回線を確立して前記マ
イク及びスピーカによるハンドフリー通話を可能にし、
かつ先行車両に対する車間距離が基準値よりも短いとき
には制駆動力制御手段によって第1の制動力を加えさせ
るが、その後一定時間以内にブレーキペダルの操作が検
出されなければ第1の制動力よりも大きい第2の制動力
を加えさせる。
【0042】これにより、ドライバが移動電話機に対す
る着信表示に気づいて電話に出た場合には、制駆動力制
御手段をアクティブにし、先行車両に対する車間距離が
基準値よりも短くなれば制動力を第1の制動力を加えさ
せ、その後一定時間内にブレーキペダルをドライバが踏
み込まなければさらにそれよりも強い第2の制動力を加
えてることによってドライバのブレーキ操作の負荷を軽
減し、いっそう安心して運転できるようにする。
【0043】請求項11に係る発明では、表示手段にヘ
ッドアップディスプレイを採用することにより、ドライ
バの運転中の視線を少しだけ移動させることによって電
話着信の表示を確認させることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
自動車用ハンドフリー電話装置の構成を示している。例
えば、自動車電話機又は携帯電話機のような移動電話機
10は電話ホルダ11にセットされ、保持される。この
電話ホルダ11は通信制御部(コントローラ)20に接
続されていて、電話ホルダ11内に移動電話機10がセ
ットされると、その移動電話機10をコントローラ20
から制御ができるようになる。
【0045】コントローラ20には、入力ボタン30、
マイク40、スピーカ50、HUD(ヘッドアップディ
スプレイ)60、車速センサ110が接続してあり、こ
れらをコントローラ20が統括的に制御する。
【0046】入力ボタン30は、移動電話機10に着信
があるときに、その通話開始ボタン(図示せず)を操作
することによって移動電話機10を通信回線(無線回
線)に接続させ、マイク40、スピーカ50によってハ
ンドフリーで通話できるようにする。
【0047】HUD60は図3に示すように、インスト
ルメントパネル内にプロジェクタ(図示せず)が埋め込
まれていて、このプロジェクタからの映写光をインスト
ルメントパネルに設けた開口部60Aを通してフロント
ガラス62の所定の位置に映写する構造であり、電話着
信を示すアイコン67や着信電話の電話番号、また移動
電話機10にその電話番号に対応する相手先の名前、名
称、あるいは略号が登録してあればその文字を表示す
る。その詳細は、後述する。
【0048】コントローラ20は、移動電話機10への
着信を検出する着信検出機能、かかってきた電話に対し
て自動着信応答する場合にあらかじめ録音した応答メッ
セージを送出したり、留守録音を促す応答メッセージを
送出したりするメッセージ送出機能、着信電話の発呼者
の用件を録音し、またその再生を行う録音再生機能、着
信電話の電話番号を検出して格納し、またそれに格納し
た着信電話番号を呼び出して発信する電話番号格納機能
を果たす。そしてこれらの機能に必要なプログラムやデ
ータを記憶し、また演算処理を行なうためにCPU2
1、ROM22そしてRAM23を備えている。
【0049】次に、上記の構成の自動車用ハンドフリー
電話装置の動作を説明する。図2は通信制御動作を示す
フローチャートである。移動電話機10を電話ホルダー
11にセットすることによってコントローラ20と自動
的に接続されて信号の授受が行えるようになる。
【0050】この移動電話機10を電話ホルダー11に
セットすると呼出音量がオフ(最小音量)とされ、着信
待機状態になる(ステップS100)。そして電話着信
があれば(ステップS110)、コントローラ20はH
UD60に着信表示させる(ステップS120)。この
HUD60による着信表示の態様は図3に示すようなも
のである。
【0051】図3は、HUD60が必要な情報を映写す
るフロントガラス62とドライバが運転中に見ている前
方視界との関係を示している。正面を注視しているドラ
イバにとっては、中心視域63、この中心視域63の周
辺にある周辺視域64、そしてドライバにとっては見え
ていない領域65がある。中心視域63と周辺視域64
との違いは、ドライバにとって運転操作の負担が増えて
くると視界が狭まり、周辺視域64が極端に狭くなるこ
とである。したがって、コントローラ60によって電話
着信を呈示するアイコン67を中心視域63に表示させ
ると運転操作の負担が大きくてもドライバがその着信ア
イコン67に気づくが、周辺視域64に着信アイコン6
7を表示させると、運転操作の負担が大きい場合にはド
ライバはそれに気づかない。
【0052】そこで、電話着信時に呼出音を鳴らさず、
しかも着信アイコン67を周辺視域64に表示させる。
このように周辺領域に着信アイコン67を表示すれば、
ドライバにとって運転操作の負担が大きく、したがって
運転操作に神経を集中させていなければならないよう状
況ではその着信アイコン67の表示に気づかないので電
話に出ないが、ドライバにとって周辺視域の表示に気づ
くほどまでに運転操作に余裕がある状況ではその着信ア
イコン67の表示に気づいて電話に出られるようにな
る。なお、HUD60は車速を表示することもあるが、
車速表示68を呈示している場合には、その位置とは異
なった位置に着信アイコン67を表示するのが望まし
い。
【0053】ドライバは、このような着信アイコン67
に気づいて電話に出る場合、入力ボタン30によって通
話開始スイッチを操作することにより、ハンドフリーに
よる通話を行う(ステップS130,S140)。しか
しながら、運転に余裕がなく、着信アイコン67の表示
に気づかず、電話着信後一定時間が経過した場合には、
自動着信応答に移行する(ステップS150)。
【0054】自動着信応答では留守録音機能を働かせ、
コントローラ20はメッセージ送出機能によって電話に
出られない旨のメッセージを送出し(ステップS16
0)、録音再生機能にょって発呼者の用件を録音する
(ステップS170)。そして相手先が電話を切れば自
動通話処理を終了し(ステップS180)、HUD60
により着信アイコンと同様の位置に、留守録音ありを示
すアイコンを表示させる(ステップS190)。
【0055】この留守録音ありの表示にドライバが気づ
き、入力操作部30によって再生スイッチを操作すれ
ば、録音再生部90が録音した用件を再生してスピーカ
50から出力する(ステップS200,S210)。こ
の留守録音処理と並行して、電話番号格納機能によって
着信電話の電話番号を格納する(ステップS220)。
こうしてドライバは留守録音を再生して用件を聞き、必
要があれば記憶した電話番号にコールバックすることに
なる(ステップS230)。なお、ここではステップS
220で着信電話番号を格納しているが、この電話番号
の格納処理は着信検出と同時にステップS120で行っ
てもよいし、また自動着信応答処理に入るステップS1
50の段階で行ってもよく、特にその処理の順位が限定
されるものではない。
【0056】このようにして、第1の実施の形態の自動
車用ハンドフリー電話装置では、自動車の電話ホルダー
11に移動電話機10をセットした状態で電話着信があ
ったときには、呼出音を鳴らさずに、HUD60に着信
を表示するだけにし、一定時間経過しても誰も電話に出
ない場合には自動的に自動着信処理に移行するようにし
たので、ドライバの運転操作に対する負荷が大きく、着
信表示に気づかないような状況では、ドライバは移動電
話機の着信に驚かされることなく、また電話着信がない
かどうか気にすることなく運転できるようになる。
【0057】しかも、電話の着信表示をドライバの視野
の中心視域63から外れた周辺視域64に相当する領域
に行うことにより、ドライバにとって呼出音が鳴らず、
しかも周辺視域だけに表示される着信表示に気づくほど
に運転のための負荷が軽い状況においてのみ移動電話機
への電話着信に出られるようになる。
【0058】また、電話着信を検出した後一定時間内に
応答がないときに留守録音処理に移行するようにしたの
で、電話着信があっても運転操作の負担が大きくてドラ
イバが着信表示に気づかない場合には、用件を自動的に
音声録音することができ、ドライバが着信表示に気を取
られることなく、安心して運転に集中できるようにな
る。
【0059】さらに、留守録音したときにはHUD60
に「留守録音あり」を示すアイコンをドライバの周辺視
域に表示させることにより、ドライバが留守録音ありの
アイコン表示に気づくような運転に余裕のある状況での
み留守録音を再生することができ、留守録音ありの表示
に気づかないような運転の負荷が大きい状況では留守録
音の用件が再生されないので、ドライバの運転操作を妨
げることがない。
【0060】加えて、着信電話の電話番号を自動的に記
憶するようにしたので、運転に余裕がなく、電話着信の
表示にドライバが気づかないような状況でも、後から発
呼者にコールバックすることができ、礼を失することが
なく、ひいては、ドライバにとって電話着信の有無の表
示を気にしなくてもよくなり、安心して運転に集中でき
るようになる。
【0061】なお、第1の実施の形態において、図1に
示したように車速センサ110をコントローラ20に接
続し、HUD60によってドライバの周辺視域64に電
話着信67を表示する際に、車速が大きくなるほどに中
心視域63により近づけた位置に表示させる機能を持た
せるようにすることができる。これは、次の理由によ
る。
【0062】車速が速くなればドライバの周辺視域64
は狭くなる。したがって、周辺視域64における着信表
示アイコン67の位置を固定しておくと、車速が速くな
れば周辺視域64から外れ、ドライバに見えない領域6
5になってしまい、ドライバは電話着信を全く気づかな
くなってしまうことになる。しかし、比較的高速であっ
ても、ドライバにとって運転操作の負荷が小さくて周辺
視域まで認識できる余裕があり、呼出音が鳴らなくて
も、その周辺視域64に表示された電話着信を示すアイ
コン67に気づくようであれば電話に出られるようにす
るのが好ましいからである。
【0063】次に、本発明の自動車用ハンドフリー電話
装置の第2の実施の形態を、図4及び図5に基づいて説
明する。第2の実施の形態の特徴は、自動車の電話ホル
ダー11に移動電話機10をセットした状態で電話着信
があったときには、呼出音を鳴らさずに、HUD60に
着信を表示するだけにし、ドライバがその着信表示に気
づいて入力ボタン30により通話開始操作したときに、
運転アシスト手段であるコントローラ20が通常の基準
車間距離よりも長めの車間距離をとって先行車に追従す
る制御を行う点にある。
【0064】図4に示すように、第2の実施の形態の自
動車用ハンドフリー電話装置は、第1の実施の形態と同
様、移動電話機10は電話ホルダ11によって固定され
る。この電話ホルダ11はコントローラ20に接続され
ていて、電話ホルダ11内に移動電話機10がセットさ
れると、その移動電話機10をコントローラ20から制
御ができるようになる。
【0065】コントローラ20には第1の実施の形態と
同様に、入力ボタン30、マイク40、スピーカ50、
HUD60、車速センサ110が接続してある。そして
第2の実施の形態ではさらに、コントローラ20によっ
て制御できるようにブレーキアクチュエータ140、ス
ロットルアクチュエータ150、そして車間距離計測の
ためのレーザレーダ160が車間距離追従制御のために
コントローラ20に接続してある。
【0066】コントローラ20の車間距離追従制御機能
は、レーザレーダ160によって自車の直前方の先行車
に対する車間距離を継続的に測定し、これが車速センサ
110の出力する自車速に対してあらかじめ決定されて
いる基準車間距離と一致するようにブレーキアクチュエ
ータ140とスロットルアクチュエータ150を制御し
て、図示していない制動力及び駆動力を制御する。
【0067】次に、上記の構成の第2の実施の形態の自
動車用ハンドフリー電話装置の動作を、図5のフローチ
ャートを用いて説明する。移動電話機10を電話ホルダ
ー11に固定すると、コントローラ20からの信号によ
り呼出音量をオフ(最小音量)にしてドライバに聞こえ
なくし、電話着信があるまで待機する(ステップS30
0,S310)。
【0068】電話着信があれば、HUD60に着信あり
を文字あるいはアイコンで表示する。このHUD60に
よる表示は、第2の実施の形態でも第1の実施の形態と
同様にドライバの周辺視域に表示させるようにしてもよ
いが、HUDではなく、固定式の液晶あるいはCRTの
ディスプレイにしてその画面に表示させるだけでもよ
い。
【0069】この着信表示に対して、一定時間が経過し
てもドライバが入力ボタン30を操作して通話開始しな
い場合には、自動着信応答に切替え、第1の実施の形態
と同様に留守録音処理を行うか、あるいは固定的な応答
メッセージ、例えば、「ただいま運転中ですので、電話
に出られません。」といったメッセージを送出し、着信
電話番号を記憶して通話を終了する(S350)。な
お、第2の実施の形態においてもこのような自動着信応
答機能を働かせるためには、図1に示した第1の実施の
形態と同様、それに必要な機能がプログラムとしてコン
トローラ20に組み込まれているものとする。
【0070】一方、着信表示にドライバが気づいて入力
ボタン30から通話開始の操作をした場合には、ハンド
フリー通話に移行する(ステップS330,S34
0)。そして、コントローラ20は車間距離追従制御を
行なう。つまり、すでに車間距離追従制御中であればそ
の制御を継続し、車間距離追従制御に入っていなければ
強制的に車間距離追従制御に移行するのである(ステッ
プS360)。
【0071】そしてこの車間距離追従制御では、車速セ
ンサ110の計測する車速に基づき基準車間距離を設定
するが、コントローラ20から電話通話中の信号を受け
取れば、通常の車間距離追従制御の際に設定する基準車
間距離Dに対して一定の係数kを掛け(k・D)、基準
車間距離を長めに設定して車間距離追従制御する(ステ
ップS370)。例えば、車速50km/hで基準車間
距離が25mである場合、これをk=1.2倍して30
mを新たに基準車間距離として設定するのである。ただ
し、係数kの値はこれに限定されるものではない。
【0072】こうして電話着信に対して呼出音を鳴らさ
ず、着信表示を行うだけにしてもドライバがそれに気づ
いて通話を開始する場合には、運転アシスト機能の1つ
である車間距離追従制御を強制的に開始し、しかも車間
距離として通常の基準車間距離よりも長めに設定した基
準車間距離を保つように先行車追従制御を行うように
し、あるいはすでに車間距離追従制御中であれば基準車
間距離を長めに再設定するようにしたので、電話に出る
ことよって増えるドライバの運転操作の負荷を軽減する
ことができる。
【0073】次に、本発明の自動車用ハンドフリー電話
装置の第3の実施の形態を、図6及び図7に基づいて説
明する。図6に示す第3の実施の形態の自動車用ハンド
フリー電話装置は、図4に示した構成に対して、コント
ローラ20にブレーキスイッチ170を付加的に接続し
た以外、第2の実施の形態の構成と共通する。
【0074】このブレーキスイッチ170は、ドライバ
がある程度深くブレーキペダルを踏み込んだり、急ブレ
ーキを掛けたときにオンするスイッチである。
【0075】次に、上記の構成の第3の実施の形態の自
動車用ハンドフリー電話装置の動作を、図7のフローチ
ャートを用いて説明する。移動電話機10を電話ホルダ
ー11に固定すると、コントローラ20からの信号によ
り呼出音量を最小にしてドライバに聞こえなくし、電話
着信があるまで待機する(ステップS400,S41
0)。
【0076】電話着信があれば、HUD60に着信あり
を文字あるいはアイコンで表示する。このHUD60に
よる表示は、第1の実施の形態と同様にドライバの周辺
視域に表示させるようにしてもよいが、HUDではな
く、固定式の液晶あるいはCRTのディスプレイにして
その画面に表示させるだけでもよい。
【0077】この着信表示に対して、一定時間が経過し
てもドライバが入力ボタン30を操作して通話開始しな
い場合には、自動着信応答に切替え、第1の実施の形態
と同様に留守録音処理を行うか、あるいは固定的な応答
メッセージを送出し、着信電話番号を記憶して通話を終
了する(S450)。なお、第3の実施の形態において
もこのような自動着信応答機能を働かせるためには、図
1に示した第1の実施の形態と同様、それに必要な構成
要素を備えているものとする。
【0078】一方、着信表示にドライバが気づいて入力
ボタン30から通話開始の操作をした場合には、ハンド
フリー通話に移行する(ステップS430,S44
0)。
【0079】このハンドフリー通話に移行すると車両を
車間距離追従制御にする。すなわち、レーザレーダ16
0で先行車との車間距離を検出し、これに基づいた車間
距離となるようにブレーキアクチュエータ140及びス
ロットルアクチュエータ150を制御する(ステップS
460〜S462)。
【0080】そして検出した車間距離があらかじめ定め
た基準車間距離以下かどうか判断し(ステップS47
0)、基準車間距離以下であればステップS460〜S
462の制御を繰り返し(YESに分岐)、基準車間距
離を超えていればNOに分岐して、ステップS471の
処理に移る。
【0081】ステップS471では、ブレーキアクチュ
エータ140にて弱い減速度の軽い制動力を働かせると
共に、HUD60によってドライバにブレーキ操作を促
す。そして一定時間内にブレーキスイッチ170からブ
レーキペダルが踏まれたことを示す入力があったかどう
か判断する(ステップS472)。
【0082】そして一定時間内にブレーキスイッチ17
0から入力があればステップS460の車間距離追従制
御に戻るが(ステップS472でYESに分岐)、入力
がなければNOに分岐し、ブレーキアクチュエータ14
0により強い減速度の急ブレーキをかける(ステップS
473)。
【0083】こうして電話着信に対して呼出音を鳴らさ
ず、着信表示を行うだけにしてもドライバがそれに気づ
いて通話を開始する場合には、車間距離追従制御を行
い、先行車との車間距離に基づいて制動力を強制的に働
かせるようにしたので、電話に出ることよって増えるド
ライバの運転操作の負荷を軽減することができる。
【0084】次に、本発明の自動車用ハンドフリー電話
装置の第4の実施の形態を、図1、図8及び図9に基づ
いて説明する。この第4の実施の形態の特徴は、電話着
信を呼出音を鳴らさずに表示だけでドライバに知らせ、
ドライバが一定時間内にその表示に気づかない場合には
留守録音機能を働かせるが、この留守録音をデジタルで
行い、しかも自動的に要約を作成し、再生指示に対して
用件の要約を音声にして聞かせる点にある。したがっ
て、第4の実施の形態の自動車用ハンドフリー電話装置
では、コントローラ20は図8のフローチャートに示す
録音再生機能を備えたものとなる。その他の機能につい
ては、図1に示した第1の実施の形態と共通である。
【0085】図8に示すようにコントローラ20の録音
再生機能は次の通りである。移動電話機10が受信して
録音した相手のアナログ音声信号をデジタル音声信号に
A/D変換し(ステップS90,S91)、このデジタ
ル音声信号に対して音声認識を行ってテキストデータに
変換し(ステップS92)、さらにこの音声認識したテ
キストデータに対して、従来から特にワードプロセッサ
アプリケーションによって広く採用されている手法を応
用して要約テキストを作成する(ステップS93)。そ
してコントローラ20を経由して入力ボタン30から留
守録音の再生指示があれば、要約テキストデータを音声
合成技術によって読上げ音声データに変換し(ステップ
S94)、これをD/A変換してアナログ音声信号にし
てスピーカ50から出力する(ステップS95,S9
6)。
【0086】このような自動要約の作成機能を備えた第
4の実施の形態の自動車用ハンドフリー電話装置の動作
を、図9のフローチャートを用いて説明する。第1の実
施の形態と同様に、移動電話機10を電話ホルダー11
に固定することによって呼出音量をオフとし、着信待機
状態にする(ステップS500)。そして電話着信があ
れば(ステップS510)、呼出音を鳴らさずに、HU
D60により着信表示する(ステップS520)。ここ
では、HUD60による着信表示の態様は第1の実施の
形態と同様、ドライバの周辺視域64に表示させるもの
である。しかし、この実施の形態の場合には、着信表示
の位置は特に限定されず、通常のインストパネルに据付
けられている液晶ディスプレイやCRTディスプレイの
画面に表示させてもよい。
【0087】ドライバは、このような着信表示に気づい
て電話に出る場合、入力ボタン30によって通話開始ス
イッチを操作すると、ハンドフリーによる通話が可能に
なる(ステップS530,S540)。
【0088】着信表示しても、ドライバが運転操作の負
荷が大きくて一定時間内に着信表示に気づかなければ、
自動着信応答に移行する(ステップS550)。自動着
信応答では留守録音機能を働かせ、相手(発呼者)には
電話に出られない旨のメッセージを送出させ(ステップ
S560)、発呼者の用件をデジタル録音する(ステッ
プS570)。
【0089】そして相手先が電話を切れば自動通話処理
を終了する(ステップS580)。この後、録音再生機
能によりデジタル録音した用件を音声認識してテキスト
データに変換し(ステップS590)、さらにテキスト
データから要約を作成する(ステップS600)。そし
て、HUD60によって着信表示と同様に、留守録音あ
りを示す表示を行わせる(ステップS610)。
【0090】この留守録音ありの表示にドライバが気づ
き、入力ボタン30によって再生スイッチを操作すれ
ば、要約テキストデータを音声合成し、D/A変換して
アナログ音声信号に変換し、スピーカ50から用件の要
約を音声として出力させる(ステップS620,S63
0)。
【0091】この留守録音処理と並行して、コントロー
ラ20は着信電話の電話番号を記憶する(ステップS6
40)。なお、このステップS640での電話番号の記
憶処理は、この段階で実行するのに限定されることはな
く、着信検出と同時にステップS520で行ってもよい
し、また自動着信応答処理に入るステップS550の段
階で行ってもよい。
【0092】こうしてドライバは留守録音の用件を自動
的に要約された内容にして聞くことができる。そして必
要があれば記憶されている電話番号にコールバックする
ことになる(ステップS650)。
【0093】このようにして、第4の実施の形態の自動
車用ハンドフリー電話装置では、自動車の電話ホルダー
11に移動電話機をセットした状態で電話着信があった
ときには、呼出音を鳴らさずに、HUD60に着信を表
示するだけにし、一定時間経過しても着信応答しない場
合には、自動的に留守録音処理に移行し、しかも留守録
音処理ではデジタル録音した後、留守録音ありの表示だ
けを行う。そして留守録音ありの表示に気づいてドライ
バが再生操作を行えば、録音した用件を自動的に要約し
た簡潔な内容にしてドライバに聞かせることができ、ド
ライバにとって用件の再生に注意を大きく奪われること
がなく、安心して運転できるようになる。
【0094】なお、上述した実施の形態では、電話着信
を示すアイコンや着信電話の電話番号などをHUD60
を用いてフロントガラス62に映写するものとして説明
したが、このHUD60は後付けによって設けられたも
のであってもよいことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】上記の実施の形態による電話着信処理のフロー
チャート。
【図3】上記の実施の形態による電話着信表示の位置を
示す説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図5】上記の実施の形態による電話着信処理のフロー
チャート。
【図6】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図7】上記の実施の形態による電話着信処理のフロー
チャート。
【図8】本発明の第4の実施の形態における録音再生機
能のフローチャート。
【図9】上記の実施の形態による電話着信処理のフロー
チャート。
【図10】フロントガラス上のAゾーン、Bゾーンを決
定する方法を示す説明図(斜視図)。
【図11】フロントガラス上のAゾーン、Bゾーンを決
定する方法を示す説明図(側面図)。
【図12】フロントガラス上のAゾーン、Bゾーンを示
す説明図。
【図13】フロントガラス上の視野を示す説明図。
【図14】フロントガラス上の視野内の中心視域と周辺
視域を示す説明図。
【符号の説明】
10 移動電話機 11 電話ホルダー 20 コントローラ 30 入力ボタン 40 マイク 50 スピーカ 60 HUD 63 中心視域 64 周辺視域 67 着信アイコン 110 車速センサ 140 ブレーキアクチュエータ 150 スロットルアクチュエータ 160 レーザレーダ 170 ブレーキスイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/725 H04B 7/26 109L 109T 109G

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動電話機を自動車に固定するための電
    話ホルダーと、諸情報を表示する表示手段と、ハンドフ
    リー通話のためのマイク及びスピーカと、操作入力手段
    と、前記電話ホルダーに固定された移動電話機に接続さ
    れる通信制御手段とを備え、 前記通信制御手段は、前記電話ホルダーに固定された移
    動電話機に電話着信があったときに呼出音を鳴らさず、
    前記表示手段に当該着信を表示させ、前記電話着信の
    後、一定時間内に前記操作入力手段から所定の操作入力
    があったときに通話回線を確立して前記マイク及びスピ
    ーカによるハンドフリー電話を可能にし、前記電話着信
    を検出した後、前記一定時間内に前記入力手段から入力
    がなかったときに自動着信処理に移行する着信制御を行
    なうことを特徴とする自動車用ハンドフリー電話装置。
  2. 【請求項2】 移動電話機を自動車に固定するための電
    話ホルダーと、諸情報を表示する表示手段と、ハンドフ
    リー通話のためのマイク及びスピーカと、操作入力手段
    と、前記電話ホルダーに固定された移動電話機に接続さ
    れる通信制御手段とを備え、 前記通信制御手段は、前記電話ホルダーに固定された移
    動電話機に電話着信があったときに呼出音を鳴らさず、
    前記表示手段に対してドライバの視野の中心視域から外
    れた周辺視域に相当する領域に当該電話着信を知らせる
    表示を行わせる着信制御を行なうことを特徴とする自動
    車用ハンドフリー電話装置。
  3. 【請求項3】 車速センサを備え、前記通信制御手段
    は、前記表示手段に対して前記車速センサの検出する車
    速が大きくなるにつれて前記周辺視域における前記中心
    視域に近づけた位置に前記電話着信を知らせる表示を行
    わせることを特徴とする請求項2に記載の自動車用ハン
    ドフリー電話装置。
  4. 【請求項4】 留守録音手段を備え、 前記通信制御手段は、前記電話着信を検出した後一定時
    間内に応答がないときに前記留守録音手段を起動させる
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の自動車用ハン
    ドフリー電話装置。
  5. 【請求項5】 前記留守録音手段は、アナログ音声信号
    をデジタル信号に変換して記録し、記録したデジタル信
    号に対して音声認識してテキストデータに変換し、変換
    したテキストデータの要約を作成し、この要約を音声合
    成して前記スピーカから音声にして出力させることを特
    徴とする請求項4に記載の自動車用ハンドフリー電話装
    置。
  6. 【請求項6】 前記留守録音手段は、留守録音したとき
    に前記表示手段に留守録音ありを表示させることを特徴
    とする請求項4又は5に記載の自動車用ハンドフリー電
    話装置。
  7. 【請求項7】 前記通信制御手段は、前記移動電話機が
    検出した着信電話番号を記憶することを特徴とする請求
    項2〜6のいずれかに記載の自動車用ハンドフリー電話
    装置。
  8. 【請求項8】 移動電話機を自動車に固定するための電
    話ホルダーと、諸情報を表示する表示手段と、ハンドフ
    リー通話のためのマイク及びスピーカと、先行車両に対
    する車間距離を基準車間距離に保ちながら追従する車間
    距離追従制御手段と、操作入力手段と、前記電話ホルダ
    ーに固定された移動電話機に接続される通信制御手段と
    を備え、 前記通信制御手段は、前記電話ホルダーに固定された移
    動電話機の着信を検出したときに呼出音を鳴らさず、前
    記表示手段に当該電話着信を知らせる表示を行わせ、そ
    の後一定時間内に前記操作入力手段から入力があった場
    合に、通話回線を確立して前記マイク及びスピーカによ
    るハンドフリー通話を可能にし、かつ前記車間距離追従
    制御手段による前記先行車両に対する基準車間距離をよ
    り長い値に再設定して車間距離追従制御することを特徴
    とする自動車用ハンドフリー電話装置。
  9. 【請求項9】 移動電話機を自動車に固定するための電
    話ホルダーと、諸情報を表示する表示手段と、ハンドフ
    リー通話のためのマイク及びスピーカと、先行車両に対
    する車間距離が車速に応じた基準車間距離に一致するよ
    うに車両の制駆動力を制御する制駆動力制御手段と、操
    作入力手段と、前記電話ホルダーに固定された移動電話
    機に接続される通信制御手段とを備え、 前記通信制御手段は、前記電話ホルダーに固定された移
    動電話機の着信を検出したときに呼出音を鳴らさず、前
    記表示手段に当該電話着信を知らせる表示を行わせ、そ
    の後一定時間内に前記操作入力手段から入力があった場
    合に、通話回線を確立して前記マイク及びスピーカによ
    るハンドフリー通話を可能にし、かつ先行車両に対する
    車間距離が前記基準車間距離よりも短いときに制動力を
    加えることを特徴とする自動車用ハンドフリー電話装
    置。
  10. 【請求項10】 ブレーキペダルが操作されたかどうか
    を検出するブレーキペダル操作検出手段を備え、 前記通信制御手段は、前記電話ホルダーに固定された移
    動電話機の着信を検出したときに呼出音を鳴らさず、前
    記表示手段に当該電話着信を知らせる表示を行わせ、そ
    の後一定時間内に前記操作入力手段から入力があった場
    合に、通話回線を確立して前記マイク及びスピーカによ
    るハンドフリー通話を可能にし、かつ先行車両に対する
    車間距離が前記基準車間距離よりも短いときに第1の制
    動力を加え、その後一定時間以内に前記ブレーキペダル
    操作検出手段によるブレーキペダルの操作が検出されな
    い場合に前記第1の制動力よりも大きい第2の制動力を
    加えることを特徴とする請求項9に記載の自動車用ハン
    ドフリー電話装置。
  11. 【請求項11】 前記表示手段は、ヘッドアップディス
    プレイであることを特徴とする請求項1〜10のいずれ
    かに記載の自動車用ハンドフリー電話装置。
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