JPH10203257A - 自動車電話システム - Google Patents
自動車電話システムInfo
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- JPH10203257A JPH10203257A JP9025926A JP2592697A JPH10203257A JP H10203257 A JPH10203257 A JP H10203257A JP 9025926 A JP9025926 A JP 9025926A JP 2592697 A JP2592697 A JP 2592697A JP H10203257 A JPH10203257 A JP H10203257A
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Abstract
能な「自動車電話システム」を提供する。 【解決手段】ハンズフリー式自動車電話システム10に
おいて、着信時に通話相手を識別できる識別情報20を
出力する制御手段16と、運転者DRにのみ認識できる
位置に配置され制御手段からの出力信号により識別情報
を表示する表示手段17とを有する。同乗者の有無を検
出する同乗者検出手段18を有し、同乗者が存在すると
きのみ識別情報を表示手段へ出力する。
Description
動車電話システムに適用して好ましい自動車電話システ
ムに関し、特に運転者のプライバシーが保護できる自動
車電話システムに関する。
り、従来のハンドセット電話システムに加え、当該ハン
ドセット操作時の片手運転を回避するために、ハンズフ
リーセット電話システムも開発されている。この種のハ
ンズフリーセット電話システムは、送話用マイクロホ
ン、送受信用ON/OFFスイッチ等が、例えばステア
リングホイール部に設置されており、また音声の出力は
車載オーディオのスピーカが兼用されるように構成され
ているので、運転者はハンドルから手を離さずに通話す
ることができる。
ンズフリーセットを採用すると、同乗者がいた場合に、
通話内容が全て当該同乗者に知られてしまう。従来のハ
ンズフリーセットは、通話を開始して初めて通話相手が
わかるので、プライバシーの保護、機密保持の点からは
何らかの対策が要望されていた。
鑑みてなされたものであり、運転者のプライバシー保護
および機密保持が可能な自動車電話システムを提供する
ことを目的とする。
に、本発明の自動車電話システムは、無線機に電話機を
セットすることにより、室内に設けられた外部マイクロ
ホンから音声情報を入力し、室内に設けられた外部スピ
ーカから音声情報を出力できるハンズフリー式自動車電
話システムにおいて、着信時に、当該通話相手を識別で
きる識別情報を出力する制御手段と、運転者にのみ認識
できる位置に配置され、前記制御手段からの出力信号に
より前記識別情報を表示する表示手段とを有することを
特徴とする。
らの電話が着信すると、制御手段により、通話相手を識
別できる識別情報を表示手段へ出力する。本発明の表示
手段は、運転者にのみ認識できる位置に配置されている
ことから、運転者のみが通話相手を認識することがで
き、これにより、通話を行うか否かを同乗者に知られる
ことなく判断することができる。
いが、運転者にのみ認識できる位置に配置されるので、
例えばヘッドアップディスプレイ(HUD)や、運転者
からのみ見える位置に装着された液晶表示パネルなどを
用いることができる。
乗者の有無を検出する同乗者検出手段をさらに有し、前
記制御手段は、前記同乗者検出手段により同乗者が存在
するときのみ、前記識別情報を前記表示手段へ出力する
ことが好ましい。こうすることで、同乗者がいないとき
は表示手段への出力を行うことなく、直ちに着信処理を
行うことができ、通話相手を待たすことがなくなる。
転者のマニュアル入力スイッチの他、運転席以外の座席
に着座センサを設け、この着座センサからの入力信号を
同乗者検出手段とすることもできる。着座センサにより
自動的に同乗者を検出すれば、当該同乗者に知られるこ
となく本発明の自動車電話システムを機能させることが
でき、不快感や違和感を与えることがなくなる。
信信号によって識別可能な情報が格納された記憶手段を
さらに有し、前記制御手段は、前記着信信号に基づいて
前記記憶手段に格納された情報を検索し、これを前記表
示手段へ出力することが好ましい。このような記憶手段
を設け、当該記憶手段に例えば電話番号に対応させた氏
名などの情報を格納しておくと、通話相手を識別できる
識別情報が、本例で言えば電話番号ではなく氏名となる
ので、運転者により理解され易くなり、即座に応答する
ことが可能となる。
記制御手段は、前記表示手段へ前記識別情報が表示され
たのちに、前記運転者から通話不可能の信号が入力され
たとき、通話相手に対して現在通話不可能である旨の伝
言を出力することが好ましい。何らの応答もしないと通
話相手に違和感、不思議感を与えることとなり、また音
声で応答すると同乗者に不快感、違和感を与えることと
なるが、本発明では同乗者に知られることなく自動的に
通話相手にその旨を伝言することができるので、当該通
話相手に違和感や不思議感を与えることはない。
は、運転者が直接入力しても良いし、所定時間だけ応答
がなかったときに出力するようタイマーで構成しても良
い。
基づいて説明する。図1は本発明の自動車電話システム
の実施形態を示すブロック図、図2(A)は本発明に係
る表示手段(HUD)を示す側面図、図2(B)は表示
状態を示す図である。
システム10は、無線機12に電話機11をセットする
ことにより、車室内に設けられた外部マイクロホン15
から音声情報を入力し、同じく車室内に設けられた外部
スピーカ14から音声情報を出力できるハンズフリー式
自動車電話システムである。
用携帯電話機などを用いることができ、運転者DRの座
席横あるいはコンソールボックスなどの適宜箇所に設置
された載置台にセットされる。
設置された送受信用ON/OFFスイッチ等(図示せ
ず)を操作することにより、同じくステアリングホイー
ル部に設置された送話用マイクロホン(外部マイクロホ
ン)15から運転者の声が入力される一方で、通話相手
の音声は車載オーディオのスピーカ(外部スピーカ)1
4から出力され、これにより、運転者はハンドルから手
を離さずに通話することができる。
のものを兼用する必要はなく専用スピーカを設けても良
い。また、外部マイクロホン15の設置位置は、ステア
リングホイール部以外にも、フロントサンバイザ部な
ど、運転者の音声が適切に集音できる位置であればよ
い。
の音声を取り込み、所定の処理を実行したのちこの信号
をアンテナ13から発信する一方で、アンテナ13で受
信した外部からの信号を処理したのち、外部スピーカ1
4から出力する。この場合、電話機11の制御回路や入
力キーを共用することもある。
は、上述した構成に加え、マイクロコンピュータなどか
らなる制御手段16と、ヘッドアップディスプレイなど
からなる表示手段17と、同乗者検出手段18と、メモ
リなどからなる記憶手段19とを有している。
に、通話相手を識別できる識別情報20を表示手段17
へ出力する。通話相手を識別できる識別情報20として
は、相手の電話番号の他、図2(B)に示すような氏名
による表示、例えば「○○○さんよりTEL着信」など
を挙げることができる。
20を表示する際には、制御手段16によって着信信号
に応じた情報の検索が行われ、記憶手段19に、着信信
号に対応した氏名データが格納されている。つまり、記
憶手段19には、運転者が知り得る氏名と電話番号のデ
ータが対で記憶されており、着信信号から相手の電話番
号が分かると、制御手段16では記憶手段19のデータ
から相手の氏名を検索する。
きる位置に配置され、制御手段16からの出力信号によ
り、通話相手の電話番号や氏名などの識別情報20を表
示する。本実施形態では、ヘッドアップディスプレイ
(HUD)から構成されており、発光表示部17aに示
された情報は、ミラー17bなどの光学系によってフロ
ントガラスFGに導かれ、虚像表示20を結像する。こ
の虚像表示20は、運転者からしか見えないので、外部
から電話が着信したことも同乗者に知られない。
態の虚像によるヘッドアップディスプレイ以外にも、運
転席の運転者からのみ見える位置に配置された液晶表示
パネルなどを用いることができる。
者の有無を検出する同乗者検出手段18をさらに有して
おり、制御手段16は、この同乗者検出手段により同乗
者が存在するときのみ、識別情報20を表示手段17へ
出力するようになっている。同乗者検出手段18は、例
えば運転席近傍に配置されたマニュアル入力スイッチで
構成することができ、運転者が操作する。この他、運転
席以外の座席に着座センサを設け、この着座センサから
の入力信号を同乗者検出手段とすることもできる。着座
センサにより自動的に同乗者を検出すれば、当該同乗者
に知られることなく本実施形態の自動車電話システム1
0を機能させることができるので、不快感や違和感を与
えることがなくなる。
別情報20が表示されたのちに、運転者DRから通話不
可能の信号が入力されたときは、通話相手に対して現在
通話不可能である旨の伝言を出力する。
における処理手順を示すフローチャートであり、ステッ
プ1にて運転者が発信している場合には、ステップ6へ
進み、通常のハンズフリー通話を実行する。これは、運
転者自らが電話をかけるということは、特にプライバシ
ーや機密に関する内容でないときか、あるいは同乗者が
いないときと考えられるからである。
外部からの電話が着信したときは(ステップ2)、ステ
ップ3にて、現在同乗者がいるかどうかを判断する。こ
の判断は、上述した運転者によるマニュアル入力スイッ
チあるいは着座センサからの信号によって行われる。
んで通常のハンズフリー通話を実行するが、同乗者がい
るときは、ステップ4へ進んで、ヘッドアップディスプ
レイ17に通話相手の氏名を表示する。このとき、制御
手段16では、外部からの電話を受信すると、この着信
信号に対応した氏名データを記憶手段19から検索し、
これを図2(B)に示すように「○○○さんよりTEL
着信」などとして出力する。なお、記憶手段19に対応
する氏名データがない場合には、通話相手の電話番号を
そのまま表示する。
された内容を見て、運転者は通話するかどうかを判断
し、特に問題ない場合には、ステアリングホイール部等
に設けられた送受信用ON/OFFスイッチを押す。こ
れにより通常のハンズフリー通話が実行される(ステッ
プ6)。
た場合には、ステップ7へ進み、制御手段16から無線
機12へ通話相手に現在通話ができない旨のメッセージ
を送るよう指令する。そして、電話回線を切断する(ス
テップ8)。
の通話不可能の信号は、運転者DRが直接スイッチ入力
しても良いし、所定時間だけ応答がなかったときに出力
するようタイマーで構成しても良い。
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
システムによれば、運転者のみが通話相手を認識するこ
とができ、これにより、通話を行うか否かを同乗者に知
られることなく判断することができる。その結果、運転
者のプライバシーの保護性および機密保持性が著しく向
上する。
ブロック図である。
す側面図、(B)は表示状態を示す図である。
フローチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】無線機(12)に電話機(11)をセット
することにより、室内に設けられた外部マイクロホン
(15)から音声情報を入力し、室内に設けられた外部
スピーカ(14)から音声情報を出力できるハンズフリ
ー式自動車電話システム(10)において、 着信時に、当該通話相手を識別できる識別情報(20)
を出力する制御手段(16)と、 運転者(DR)にのみ認識できる位置に配置され、前記
制御手段からの出力信号により前記識別情報を表示する
表示手段(17)とを有することを特徴とする自動車電
話システム。 - 【請求項2】同乗者の有無を検出する同乗者検出手段
(18)をさらに有し、 前記制御手段(16)は、前記同乗者検出手段により同
乗者が存在するときのみ、前記識別情報を前記表示手段
へ出力することを特徴とする請求項1記載の自動車電話
システム。 - 【請求項3】着信信号に応じて前記識別情報(20)が
検索可能な情報が格納された記憶手段(19)をさらに
有し、 前記制御手段(16)は、前記着信信号に基づいて前記
記憶手段(19)に格納された識別情報(20)を検索
し、これを前記表示手段へ出力することを特徴とする請
求項1または2記載の自動車電話システム。 - 【請求項4】前記制御手段(16)は、前記表示手段へ
前記識別情報が表示されたのちに、前記運転者から通話
不可能の信号が入力されたとき、通話相手に対して現在
通話不可能である旨の伝言を出力することを特徴とする
請求項1〜3記載の自動車電話システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP02592697A JP3824186B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 自動車電話システム |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP02592697A Expired - Fee Related JP3824186B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 自動車電話システム |
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-
1997
- 1997-01-24 JP JP02592697A patent/JP3824186B2/ja not_active Expired - Fee Related
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