JP3037925U - 車間距離自動コントロール装置 - Google Patents

車間距離自動コントロール装置

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JP3037925U
JP3037925U JP1996012326U JP1232696U JP3037925U JP 3037925 U JP3037925 U JP 3037925U JP 1996012326 U JP1996012326 U JP 1996012326U JP 1232696 U JP1232696 U JP 1232696U JP 3037925 U JP3037925 U JP 3037925U
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JP1996012326U
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敬 中嶋
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敬 中嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の車間距離を車速に見合った適正値に自
動的にコントロールして追突事故の発生等を予め確実に
防止し得る車間距離自動コントロール装置を提供する。 【解決手段】 走行車両の現在の実際の車速および車間
距離を車速検出部1および車間距離検出部2により検出
し、コントロール装置3に予め記憶されている車速Vと
車間距離Sの適正関係式と比較し、実際の車間距離が適
正の車間距離よりも短い場合にはコントロール装置3は
制動指令部4をコントロールし油圧コントロール部5を
介して車両の制動機構部6を動作し車間距離が適正値と
一致するように自動制御する。これにより、本装置を搭
載した全車両が適正の車間距離を保持して走行し、安全
性の向上が図れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、車両の車間距離を自動的に適正値にコントロールして安全性の向上 を図る車間距離自動コントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の車の氾濫は色々な社会問題点を生じさせている。まず、車両の高速化や 軽量化およびコストダウンの要請から車両の安全性に関する配慮が欠ける問題点 がある。一方、車を運転する側としてはマナーや技能の低下が目立ち、更に老齢 者の運転が増加する傾向にある。また、渋滞の反動から無謀な運転を行う場合が 覆い。更に、カーテレビ,カーナビゲーションや携帯電話の普及により、不注意 運転が増発している。以上のような各種の問題点があるにも拘らず、現状では不 安全原因を自動的に解消する装置等が少なく、もっぱら運転者自身の自主的判断 にまかされていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
以上のように、各種の問題点があるにも拘らず、安全性確保の手段が殆ど実施 されないのが現状である。そのため、死傷事故は安全週間や交通取締り等を頻発 に行っているにも拘らず、減少しない状況にある。一方、衝突時における怪我を 防止する手段としてはエアーバックやシートベルトおよび車両自体の構造の剛性 化等が行われている。然し乍ら、これ等はあくまで事故が生じた場合の安全処置 であり、事故発生を事前に防止する手段ではない。また、安全性を向上するため の色々な呼びかけや表示等を行政機関が色々行っているが、大きな効果は期待さ れないのが現状である。
【0004】 本考案は、以上の事情に鑑みて創案されたものであり、車両走行時において自 動的に適正な車間距離が保持され、安全性の向上が図られ、事故防止が確実に行 われる車間距離自動コントロール装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、車速に対応した車間距離に車両の走 行位置を自動調整するコントロール装置であって、車速および車間距離を検出す る車速検出部および車間距離検出部と、予め記録されている車速と車間距離との 適正関係値を基にして現在の車速に見合う車間距離を演算し、その演算値よりも 前記車間距離検出部による実際の車間距離が短い場合に制動指令部に制動指令を 発するコントロール装置と、前記制動指令部の指令により、車両に設けられる制 動機構部の油圧をコントロールしながら該制動機構部に制動動作を行わせる油圧 コントロール部とを備え、前記コントロール装置は、前記制動機構部によって減 速された車両の車間距離が前記適正関係値における車間距離に到達するまで前記 油圧コントロール部の動作継続を行うように構成される車間距離自動コントロー ル装置を構成するものである。また、前記適正関係値は、車速をV[km/h] とし、車間距離をS[m]とした場合に、V=aSの適正関係式を満足するもの から求められ、前記比例常数aは、車両の走行する走行道路の形態,車両の構造 ,天候,時間帯により適宜前記コントロール装置により自動的に設定されること を特徴とする。また、前記コントロール装置による車両の制動機構部による制動 コントロールが高速道路走行においてのみ適用されることを特徴とするものであ る。
【0006】 その車速における安全性を確保し得る適正な車間距離を予め求めておき、実際 の車間距離が適正関係値を満足しない場合にはコントロール装置は制動機構部に 制動動作指令を発する。これにより、車両の実際の車間距離が適正値を満足する ものとなる。その結果、走行中のすべての車両がその車速に見合った適正な車間 距離で走行させられる。以上により、追突事故が激減すると共に、予測し得ない アクシデントに対しても対処することができ、車両や人身の損傷が大幅に低減す る。なお、本考案ではコントロール装置による車速Vと車間距離との適正関係式 をV=aSを満足するものとし、コントロール装置による制御の簡素化を図るよ うにしている。また、一般路の走行について本考案のコントロール装置を使用す ると不都合を生じさせる場合があるため、本考案を高速道路に限定して適用する ことができる。また、適正関係式の比例常数aを走行道路の状態等に応じてそれ に見合うものを自動的に採用することにより、効果的な車間距離のコントロール ができる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の車間距離自動コントロール装置の実施の形態を図面を参照して 詳述する。本考案の車間距離自動コントロール装置は図1に示すように、車速検 出部1と、車間距離検出部2と、コントロール装置3と、制動指令部4と、油圧 コントロール部5と、制動機構部6等とから構成される。
【0008】 車速検出部1は車両に設置されているメータパネルの車速系列に係合せしめる ことにより容易に形成することができる。
【0009】 車間距離検出部2は自車と前方の車両との間の車間距離をタイムリーに、且つ 正確に検出するもので、例えば、超電波や赤外線等を用いた公知の距離測定手段 を利用することにより容易に作成することができる。
【0010】 コントロール装置3は所謂コンピュータであり、記憶部,演算部,比較部およ び出力部等とから構成される。前記記憶部には、車速V[km/h]と車間距離 S[m]との適正関係式V=aSおよび道路状態等により変化する比例常数aの 各種の値が予め記憶される。演算部は前記した車速検出部1および車間距離検出 部2による検出値から現在の実際の車速および車間距離を算出するものである。 また、前記比較部は実際の車速および車間距離と前記の適正関係式を満足する車 速と車間距離とを比較しその差値を検出するものである。また、前記出力部は実 際の車間距離が適正関係式における車両距離より短い場合で、且つ前記差値が生 じた場合に制動指令部4に指令を発するように構成される。
【0011】 制動指令部4は油圧コントロール部5を作動制御するもので、前記差値に見合 う油圧で油圧コントロール部5を作動させる指令を発するものである。
【0012】 油圧コントロール部5は車両に常設される制動機構部6の油圧力をコントロー ルして、所定の車間距離に車両がなるように制動機構部6をコントロールするも のである。
【0013】 図1に示した各構成要素部は夫々関連づけられて配置され、コントロール装置 3はある車速における実際の車両の車間距離が適正関係値の車間距離に一致する まで各構成要素部をコントロールするクローズループ式の制御を行うように構成 される。
【0014】 図2はコントロール装置3の前記記憶部に記憶される適正関係式を示すもので ある。本例では車速をV[km/h]として縦軸にとり、車間距離をS[m]と して横軸にとるとV=aSを満足するものが採用される。なお、aは比例常数で あり、一般的にはa=1を採用する。即ち、例えば、V=100[km/h]の ときはS=100[m]であり、V=50[km/h]のときはS=50[m] である。従って、もし車速が100[km/h]で走行している車両の車間距離 が50[m]であった場合には100−50=50[m]が前記差値となり、そ の車両の制動機構部6が前記差値分だけ制動され、車両の実際の車間距離が10 0[m]になるようにコントロール装置3による制御が行われる。勿論、実際車 間距離が50[m]であってもその車速を50[km/h]まで減速させれば制 動機構部6の制動コントロールは行われない。
【0015】 前記のV=aSの適正関係式における比例常数aはコントロール装置3により 適宜自動的に変更することができる。即ち、比例常数aは走行道路の形態(高速 道路,一般道路,砂利道,坂道等)や、車両の構造(大中小型,特殊車等)や、 天候,時間帯等により適宜変更される。例えば、高速道路における日照時におけ る運転の場合はa=1とし、夜間ではa=0.8等とすることができる。また、 コントロール装置3による制動機構部6の制動コントロールを高速道路の走行に のみ適用することも勿論可能である。
【0016】 以下、本考案の作用を図3のフローチャートにより説明する。まず、走行中に おける車両の現在の車速および車間距離を検出する(ステップ100),次に、 前記車速Vにおける実際の車間距離がその車速における適正関係式V=aSを満 足するS値に保持されているか否かをコントロール装置3により求める(ステッ プ101)。実際の車間距離が前記適正関係式のS値と等しい場合(yesの場 合)にはステップ102に進みその状態のまま車両は走行を続行する。
【0017】 一方、実際の車間距離が前記の適正関係式におけるS値よりも短い場合(no の場合)はブレーキ作動が行われ(ステップ103)、車間距離が自動的に是正 される。是正された実際の車間距離が適正関係式のS値と一致しているか否かが 再び確認され(ステップ104)、同一になった場合(yesの場合)にはステ ップ102に進みその状態で車両は走行続行される。一方、実際の車間距離が依 然として適正関係式におけるS値よりも短い場合(noの場合)にはステップ1 03に戻り、ブレーキ作動が続行される。以上により、本例の車間距離自動コン トロール装置を採用した走行車両のすべてが自動的に車間距離が調整され適正な 車間距離を保持した走行が行われる。
【0018】 本考案の車間距離自動コントロール装置は、全車両に強制的に搭載されること が望ましい。然し乍ら、さし当り安全運転を特に必要とされる対象に対して適用 するようにしてもかなりの安全性の向上が期待できるものと思われる。
【0019】
【考案の効果】
1)本考案の請求項1に記載の車間距離自動コントロール装置によれば、車両 の車間距離が適正値に自動的に保持されるため、大幅な安全性の向上が図られ、 死傷事故が大幅に低減し得る効果が上げられる。 2)本考案の請求項2に記載の車間距離自動コントロール装置によれば、予め 決められた適正関係式により車両が自動的にコントロールされるため、ドライバ にマニアル的な煩雑操作を行わさせない。よって誰でもが使用することができる 。 3)本考案の請求項3に記載の車間距離自動コントロール装置によれば、本考 案を高速道路走行にのみ適用することにより、大きな死傷事故が防止されると共 に、一般路における本装置の使用による走行自由度の低減を防止することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車間距離自動コントロール装置の各構
成要素を示すブロック図。
【図2】本考案における適正関係式V=aSを示す線
図。
【図3】本考案の車間距離自動コントロール装置による
制動作用を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1 車速検出部 2 車間距離検出部 3 コントロール装置 4 制動指令部 5 油圧コントロール部 6 制動機構部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速に対応した車間距離に車両の走行位
    置を自動調整するコントロール装置であって、車速およ
    び車間距離を検出する車速検出部および車間距離検出部
    と、予め記録されている車速と車間距離との適正関係値
    を基にして現在の車速に見合う車間距離を演算し、その
    演算値よりも前記車間距離検出部による実際の車間距離
    が短い場合に制動指令部に制動指令を発するコントロー
    ル装置と、前記制動指令部の指令により、車両に設けら
    れる制動機構部の油圧をコントロールしながら該制動機
    構部に制動動作を行わせる油圧コントロール部とを備
    え、前記コントロール装置は、前記制動機構部によって
    減速された車両の車間距離が前記適正関係値における車
    間距離に到達するまで前記油圧コントロール部の動作継
    続を行うように構成されることを特徴とする車間距離自
    動コントロール装置。
  2. 【請求項2】 前記適正関係値は、車速をV[km/
    h]とし、車間距離をS[m]とした場合に、V=aS
    の適正関係式を満足するものから求められ、前記比例常
    数aは、車両の走行する走行道路の形態,車両の構造,
    天候,時間帯により適宜前記コントロール装置により自
    動的に設定されるものである請求項1に記載の車間距離
    自動コントロール装置。
  3. 【請求項3】 前記コントロール装置による車両の制動
    機構部による制動コントロールが高速道路走行において
    のみ適用されるものである請求項2に記載の車間距離自
    動コントロール装置。
JP1996012326U 1996-11-19 1996-11-19 車間距離自動コントロール装置 Expired - Lifetime JP3037925U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001119450A (ja) * 1999-08-10 2001-04-27 Nissan Motor Co Ltd 自動車用ハンドフリー電話装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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