JP2001118385A - 遅延同期ループの同期方法、遅延同期ループ及び該遅延同期ループを備えた半導体装置 - Google Patents

遅延同期ループの同期方法、遅延同期ループ及び該遅延同期ループを備えた半導体装置

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JP2001118385A JP29670999A JP29670999A JP2001118385A JP 2001118385 A JP2001118385 A JP 2001118385A JP 29670999 A JP29670999 A JP 29670999A JP 29670999 A JP29670999 A JP 29670999A JP 2001118385 A JP2001118385 A JP 2001118385A
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    • H03K2005/00026Variable delay controlled by an analog electrical signal, e.g. obtained after conversion by a D/A converter

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低い消費電力で正確な遅延同期動作を行う。 【解決手段】 開示される遅延同期ループの同期方法
は、外部クロックECKの位相と、外部クロックECK
を所定の遅延時間だけ遅延した内部クロックICKに同
期して外部に出力されるダミーデータDDTの位相と
を、遅延時間を変更することにより一致させて、外部ク
ロックECKに同期した内部クロックICKを生成する
遅延同期動作を、図示せぬCPUから遅延同期動作の開
始を指示する遅延同期コマンドDLCが供給された時だ
け行い、遅延同期コマンドDLCが供給されない時に
は、その時までに変更された遅延時間を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遅延同期ループ
(DLL;Delay Locked Loop)の同期方法、遅延同期
ループ及び該遅延同期ループを備えた半導体装置に関
し、詳しくは、外部から供給される外部クロックを所定
の遅延時間だけ遅延した内部クロックを外部クロックに
同期させる遅延同期ループの同期方法、遅延同期ループ
及び該遅延同期ループを備えた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、大規模で複雑なデジタル回路
を安定かつ効率良く動作させる手法の1つとして、デジ
タル回路内のすべての論理セル(フリップフロップ(F
F)やラッチなど)を1個のクロックに同期させて動作
させる同期式回路設計がある。大規模集積回路(LS
I)、超大規模集積回路(VLSI)、あるいは超々大
規模集積回路(ULSI)等の半導体装置もチップ上に
1つのデジタル回路が形成されており、その回路設計と
して同期式回路設計が主流である。このような同期式回
路設計によって回路設計されたデジタル回路が正しく機
能するためには、すべての論理セルが同一のタイミング
で動作する必要がある。というのは、各論理セルに入力
されるクロック間にずれがあると、以下に示すような不
都合が生じてしまうからである。すなわち、例えば、複
数個のFFが縦続接続されてシフトレジスタを構成して
いる場合、後段のFFに入力されるクロックの立ち上が
り又は立ち下がりが前段のFFに入力されるクロックの
立ち上がり又は立ち下がりよりわずかに遅れると、後段
のFFが前段のFFの出力データを取り込もうとした瞬
間に前段のFFの出力データが変化するので、本来クロ
ックの1周期分だけ遅延すべきデータが後段のFFから
直ちに出力されるなど、後段のFFが誤動作してしまう
虞がある。このような現象をレーシングと呼ぶ。また、
同期式半導体記憶装置においては、CPU(中央処理装
置)から供給されるデータ読出コマンドに応じて、外部
から供給される外部クロックに同期して生成された内部
クロックに同期させてデータを読み出すが、この同期が
ずれていると、CPUがデータを正確に読み取ることが
できず、CPUひいてはシステム全体が故障してしま
う。
【0003】特に、近年、大規模集積回路等の半導体装
置の高集積化、高速化が進むことによって、半導体装置
を構成する論理セルの数も多くなってきているので、半
導体装置のチップ上にデジタル回路を形成した場合、同
時動作する論理セルの数が多くなっており、上記レーシ
ングや上記データの読み取りミスが発生する危険性が増
大している。そこで、最近では、すべての論理セルに供
給するクロックを、外部から供給される外部クロック又
は、内部のクロック生成手段から供給される内部生成ク
ロックに同期させるために、位相同期ループ(PLL;
Phase Locked Loop)や遅延同期ループ(DLL;Delay
Locked Loop)等の位相調整回路が設けられた半導体装
置が作製されている。PLLは、例えば、位相比較回路
と、ローパスフィルタ(LPF)と、電圧制御発振回路
(VCO)とから概略構成されている。位相比較回路
は、外部クロック又は内部生成クロックの位相とVCO
から供給される内部クロックの位相とを比較してその位
相差に応じた位相誤差信号を出力する。これにより、L
PFが位相誤差信号を平滑化して制御電圧として出力す
るので、VCOは、制御電圧に応じた内部クロックを発
振して位相比較回路に供給する。また、DLLは、例え
ば、位相比較回路と、遅延回路と、LPFとから概略構
成されている。位相比較回路は、外部クロック又は内部
生成クロックの位相と遅延回路から供給される内部クロ
ックの位相とを比較してその位相差に応じた位相誤差信
号を出力する。これにより、LPFが位相誤差信号を平
滑化して制御電圧として出力するので、遅延回路は、制
御電圧に応じて外部クロック又は内部生成クロックを遅
延して内部クロックとして位相比較回路に供給する。こ
れらの位相調整回路のうち、特に、DLLは、PLLの
ようにVCOを有していないので、少ない素子数で、か
つ、低消費電力の位相調整回路を構成することができ
る。
【0004】図7は、従来のDLLを備えた半導体装置
の一部の電気的構成例を示すブロック図である。この例
の半導体装置は、位相比較回路1と、カウンタ2と、デ
ジタル・アナログ変換器(DAC)3と、遅延回路4
と、フリップフロップ(FF)5及び6と、バッファ7
及び8と、出力ダミー回路9とから概略構成されてい
る。位相比較回路1は、外部から供給される外部クロッ
クECKの位相と、出力ダミー回路9から供給されるダ
ミーデータDDTの位相とを比較して、外部クロックE
CKの位相がダミーデータDDTの位相より遅れている
場合には、その位相差に応じたパルス数のアップクロッ
クUCKを出力し、外部クロックECKの位相がダミー
データDDTの位相より進んでいる場合には、その位相
差に応じたパルス数のダウンクロックDCKを出力して
カウンタ2に供給する。カウンタ2は、位相比較回路1
から供給されるアップクロックUCK又はダウンクロッ
クDCKに応じてカウントアップ又はカウントダウンし
たカウント値CTをDAC3に供給する。DAC3は、
カウンタ2から供給されるカウント値CTをアナログの
遅延電圧Vに変換して遅延回路4に供給する。
【0005】遅延回路4は、DAC3から供給される遅
延電圧Vに応じて遅延時間が変更され、外部クロック
ECKをその遅延時間だけ遅延して内部クロックICK
として出力する。遅延回路4における遅延時間の変更範
囲は、外部クロックECKの少なくとも1周期分に相当
するものとする。例えば、外部クロックECKの周波数
が100MHzである場合、この変更範囲は、0〜10
nsであるとする。ここで、図8に遅延回路4の構成の
一例を示す。この例の遅延回路4は、インバータ11〜
14と、NチャネルのFET15〜17と、コンデンサ
18〜20とから概略構成されている。インバータ11
〜14は、縦続接続されており、インバータ11の入力
端に外部クロックECKが印加され、インバータ14の
出力端から内部クロックICKが出力される。FET1
5〜17の各ゲートは、それぞれ接続されて遅延電圧V
が印加される。FET15は、そのソースがインバー
タ11の出力端とインバータ12の入力端との接続点に
接続され、そのドレインがコンデンサ18の一端に接続
され、コンデンサ18の他端は接地されている。同様
に、FET16は、そのソースがインバータ12の出力
端とインバータ13の入力端との接続点に接続され、そ
のドレインがコンデンサ19の一端に接続され、コンデ
ンサ19の他端は接地されている。FET17は、その
ソースがインバータ13の出力端とインバータ14の入
力端との接続点に接続され、そのドレインがコンデンサ
20の一端に接続され、コンデンサ20の他端は接地さ
れている。遅延回路4の遅延時間は、4個のインバータ
11〜14の各遅延時間の合計より短くすることはでき
ないので、外部クロックECKの位相がダミーデータD
DTの位相より進んでいる場合には、1周期分の位相か
らその進んでいる分の位相を減算した位相の分だけ内部
クロックICKの位相を遅らせることにより、外部クロ
ックECKの位相とダミーデータDDTの位相、すなわ
ち、内部クロックICKの位相とを一致させるものとす
る。具体的には、外部クロックECKの周波数が100
MHzである場合、周期は10nsであるので、4個の
インバータ11〜14の各遅延時間の合計を、例えば、
5nsとし、カウンタ2のカウント値CTが「5」であ
り、遅延電圧Vが0.5Vの時に遅延回路4の遅延時
間がさらに5ns増加して全体として10nsとするこ
とにより、外部クロックECKの位相とダミーデータD
DTの位相とを一致させる。
【0006】また、図7において、FF5及び6は、そ
れぞれ半導体装置内の図示せぬ回路素子から供給される
データを、クロック入力端Cから供給される内部クロッ
クICKの立ち上がりに同期して保持して出力し、バッ
ファ7及び8に供給する。バッファ7及び8は、FF5
及び6からそれぞれ供給されるデータを緩衝して出力端
子からデータDT及びDTとして半導体装置外部に
出力する。FF5及びバッファ8と、FF6及びバッフ
ァ8とは、それぞれデータDT及びDTの出力回路
を構成している。出力ダミー回路9は、出力回路を構成
するFFやバッファ、あるいは出力端子に接続される負
荷の容量を模擬的に構成したものであり、内部クロック
ICKの立ち上がりに同期したダミーデータDDTを出
力して位相比較回路1に供給する。出力ダミー回路9の
遅延時間Tddは、FF5と所定の負荷を付加したバッ
ファ7との合計の遅延時間Tに相当するように設定さ
れる。位相比較回路1と、カウンタ2と、DAC3と、
遅延回路4と、出力ダミー回路9とは、DDLを構成し
ている。
【0007】次に、上記構成の半導体装置の動作の一部
について説明する。まず、外部クロックECKの周波数
は、100MHzであり、例えば、外部クロックECK
の位相がダミーデータDDTの位相よりわずかに遅れて
おり、外部クロックECKの立ち上がりがダミーデータ
DDTの立ち上がりより1nsだけ遅く到来する場合、
位相比較回路1は、例えば、1個のアップクロックUC
Kを出力してカウンタ2に供給する。これにより、カウ
ンタ2が位相比較回路1から供給された1個のアップク
ロックUCKに応じてカウントアップしたカウント値C
T、この場合、例えば、「1」をDAC3に供給する。
DAC3は、カウンタ2から供給されたカウント値CT
である「1」をアナログの遅延電圧V、この場合、例
えば、0.1Vに変換して遅延回路4に供給する。した
がって、遅延回路4において、0.1Vの遅延電圧V
がFET15〜17の各ゲートに印加されるので、FE
T15〜17のソース−ドレイン間のコンダクタンス
(抵抗の逆数)が0.1Vの遅延電圧Vに応じて大き
くなる。これにより、インバータ11の出力端とインバ
ータ12の入力端との接続点とコンデンサ18の一端と
が上記コンダクタンスの値に応じて接続されるので、イ
ンバータ11とFET15とコンデンサ18とにより構
成される単位遅延回路の遅延時間が長くなる。同様に、
インバータ12とFET16とコンデンサ19とにより
構成される単位遅延回路、及びインバータ13とFET
17とコンデンサ20とにより構成される単位遅延回路
の遅延時間も長くなるので、遅延回路4全体の遅延時間
が長くなる。したがって、内部クロックICKは、今ま
でより遅延され、外部クロックECKの位相とダミーデ
ータDDTの位相とが一致する。これにより、バッファ
7及び8から出力されるデータは、外部クロックECK
の位相に同期して出力されるようになる。このような構
成によれば、この半導体装置からは、外部クロックEC
Kに同期して生成された内部クロックICKに同期した
データDT及びDTが読み出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のDLLを備えた半導体装置において、出力ダミー回
路9は、出力回路を構成するFFやバッファ、あるいは
バッファの出力端が接続される出力端子に付加される負
荷の容量を模擬的に構成している。しかし、出力端子が
リード端子に接続されたり、この半導体装置がパッケー
ジに封入されたりすることにより寄生的に発生する誘導
性負荷や、この半導体装置がプリント基板に実装され、
パターンに半田付けされることにより寄生的に発生する
パターンの容量性負荷については、パッケージの有する
特性や実装条件によって異なるため、これらすべてを考
慮して、データが実際に出力される出力回路と全く同一
の特性を有する出力ダミー回路9を作製することはほと
んど不可能である。特に、インダクタンスについては、
現在の半導体技術でも作製することはできない。したが
って、データが実際に出力される出力回路と同一の特性
を有しない出力ダミー回路9から出力されるダミーデー
タDDTの位相と外部クロックECKの位相とを一致さ
せても、図9に示すように、出力回路から実際に出力さ
れるデータDT及びDTを外部クロックECKに同
期させることができない。これにより、特に、同期式半
導体記憶装置においては、読み出されたデータが外部ク
ロックECKに同期していないため、CPUがデータを
正確に読み取ることができず、CPUひいてはシステム
全体が故障してしまうという欠点があった。
【0009】また、上記した従来のDLLを備えた半導
体装置においては、DDLを構成する出力ダミー回路9
が常時作動しており、その消費電力は半導体装置を構成
する他の回路素子の消費電力よりかなり大きく、無視す
ることができない。すなわち、一般に、遅延回路4や出
力ダミー回路9は、インバータが複数個縦続接続されて
構成されており、インバータが反転動作する毎に回路電
流が流れることになる。その上、半導体装置の動作速度
の向上は目ざましく、遅延回路4や出力ダミー回路9を
通過するクロックやダミーパターンの周波数も高くなる
傾向にある。したがって、クロック等の高周波化に伴っ
てインバータの反転動作の回数も増大するので、遅延回
路4や出力ダミー回路9における消費電力も大幅に増大
する。さらに、ダミーデータDDTと外部クロックEC
Kとの位相差は、一般に、半導体装置の周囲温度の影響
を受けて変動するが、上記のように、出力ダミー回路9
において電力が消費されると当然発熱するので、それが
遅延同期動作に悪影響を与えてしまうという欠点があ
る。すなわち、本来位相差をなくすために設けられてい
る出力ダミー回路9が位相差を広げるように作動してし
まうという本末転倒な現象を引き起こしてしまう。さら
に、上記した出力ダミー回路9は、半導体装置本来の機
能には直接関係せず、しかも正確な遅延同期動作に寄与
しない回路にもかかわらず、チップでの占有面積が大き
いため、その分チップサイズが大きくなってしまうとい
う問題があった。
【0010】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、低い消費電力及び小さなチップサイズで正確な
遅延同期動作を行うことができる遅延同期ループの同期
方法、遅延同期ループ及び該遅延同期ループを備えた半
導体装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明に係る遅延同期ループの同期方
法は、外部から供給される外部クロックの位相と、上記
外部クロックを所定の遅延時間だけ遅延した内部クロッ
クに同期して外部に出力されるデータの位相とを、上記
遅延時間を変更することにより一致させて、上記外部ク
ロックに同期した上記内部クロックを生成する遅延同期
動作を、外部からコマンド又は信号が供給された時だけ
行い、上記コマンド又は信号が供給されない時には、そ
の時までに変更された上記遅延時間を保持することを特
徴としている。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の遅延同期ループの同期方法に係り、上記データは、
所定周期及び所定の割合で"H"レベルと"L"レベルを繰
り返すダミーパターンが、通常の動作時に上記内部クロ
ックに同期して実際に外部にデータを出力させる出力回
路又は上記出力回路と同等の機能及び特性を有する回路
を経たものであることを特徴としている。
【0013】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の遅延同期ループの同期方法に係り、上記ダミーパタ
ーンは、シフトレジスタ又はメモリから読み出されたも
の、あるいは上記内部クロックであることを特徴として
いる。
【0014】また、請求項4記載の発明に係る遅延同期
ループは、外部から供給される外部クロックを所定の遅
延時間だけ遅延した内部クロックを出力する遅延回路
と、上記内部クロックに同期したデータを外部に出力さ
せる出力回路と、上記外部クロックの位相と、上記出力
回路の出力データの位相とを比較する位相比較回路と、
該位相比較回路の位相比較結果に基づいて、上記遅延時
間を変更する遅延時間変更手段とを備え、上記外部クロ
ックに同期した上記内部クロックを生成する遅延同期動
作を、外部からコマンド又は信号が供給された時だけ行
い、上記コマンド又は信号が供給されない時には、上記
遅延時間変更手段は、その時までに変更された上記遅延
時間を保持することを特徴としている。
【0015】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の遅延同期ループに係り、所定周期及び所定の割合
で"H"レベルと"L"レベルを繰り返すダミーパターンを
生成し、上記コマンド又は信号が供給された時に上記ダ
ミーパターンを上記出力回路に供給するダミーパターン
生成手段を有することを特徴としている。
【0016】また、請求項6記載の発明は、請求項4又
は5記載の遅延同期ループに係り、上記出力回路は、通
常の動作時に上記内部クロックに同期して実際に外部に
データを出力させる出力回路を上記コマンド又は信号が
供給された時に流用することを特徴としている。
【0017】また、請求項7記載の発明は、請求項4又
は5記載の遅延同期ループに係り、上記出力回路は、通
常の動作時に上記内部クロックに同期して実際に外部に
データを出力させる出力回路と同等の特性を有する回路
であることを特徴としている。
【0018】また、請求項8記載の発明は、請求項5乃
至7のいずれか1に記載の遅延同期ループに係り、上記
ダミーパターン生成手段は、シフトレジスタ又はメモリ
からなることを特徴としている。
【0019】また、請求項9記載の発明は、請求項4記
載の遅延同期ループに係り、上記出力回路は、上記内部
クロックを上記データとして入力することを特徴として
いる。
【0020】また、請求項10記載の発明に係る半導体
装置は、請求項4乃至9のいずれか1に記載の遅延同期
ループを備えたことを特徴としている。
【0021】また、請求項11記載の発明に係る半導体
装置は、外部から供給される外部クロックを所定の遅延
時間だけ遅延した内部クロックを出力する遅延回路と、
上記内部クロックに同期した複数個のデータを外部にそ
れぞれ出力させる複数個の出力回路と、上記外部クロッ
クの位相と、上記複数個の出力回路のいずれか1個の出
力回路に供給され出力された、所定周期及び所定の割合
で"H"レベルと"L"レベルを繰り返すダミーパターンの
位相とを比較する位相比較回路と、該位相比較回路の位
相比較結果に基づいて、上記遅延時間を変更する遅延時
間変更手段とを備え、上記外部クロックに同期した上記
内部クロックを生成する遅延同期動作を、外部からコマ
ンド又は信号が供給された時だけ行い、上記コマンド又
は信号が供給されない時には、上記遅延時間変更手段
は、その時までに変更された上記遅延時間を保持し、上
記ダミーパターンが供給された出力回路は、上記内部ク
ロックに同期したデータを外部に出力させることを特徴
としている。
【0022】また、請求項12記載の発明は、請求項1
1記載の半導体装置に係り、上記ダミーパターンは、シ
フトレジスタ又はメモリから読み出されたもの、あるい
は上記内部クロックであることを特徴としている。
【0023】また、請求項13記載の発明は、請求項1
1又は12記載の半導体装置に係り、上記複数個の出力
回路のうち、上記ダミーパターンが供給された出力回路
以外の出力回路の出力端には、上記ダミーパターンが供
給された出力回路の出力端と上記位相比較回路の入力端
とを接続する配線の配線容量を補償する複数個のコンデ
ンサが接続されていることを特徴としている。
【0024】また、請求項14記載の発明は、請求項1
0乃至13のいずれか1に記載の半導体装置に係り、上
記コマンド又は信号は、当該半導体装置の性質上データ
が出力できない期間や当該半導体装置へのアクセスが行
われない期間に供給されることを特徴としている。
【0025】また、請求項15記載の発明は、請求項1
4記載の半導体装置に係り、当該半導体装置は、半導体
記憶装置であって、上記半導体装置の性質上データが出
力できない期間は、データのリフレッシュ動作を行って
いる期間であることを特徴としている。
【0026】また、請求項16記載の発明は、請求項1
0乃至15のいずれか1に記載の半導体装置に係り、当
該半導体装置の周囲温度を検出する温度センサが近傍に
設けられ、上記コマンド又は信号は、上記温度センサの
出力信号に応じて供給されることを特徴としている。
【0027】
【作用】この発明の構成によれば、低い消費電力及び小
さなチップサイズで、正確な遅延同期動作を行うことが
できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 A.第1の実施例 まず、この発明の第1の実施例について説明する。図1
は、この発明の第1の実施例である遅延同期ループを備
えた半導体装置の一部の電気的構成を示すブロック図で
ある。この図において、図7の各部に対応する部分には
同一の符号を付け、その説明を省略する。この図に示す
半導体装置においては、図7に示す位相比較回路1及び
出力ダミー回路9に代えて、位相比較回路21、FF2
2、バッファ23、デコーダ24、シフトレジスタ25
及びナンドゲート26が新たに設けられている。位相比
較回路21は、上記位相比較回路1が有する機能に加え
て、デコーダ24からイネーブル端Eに供給される同期
動作イネーブル信号LENがアクティブである場合にだ
け位相比較動作を行う機能も有している。位相比較回路
21は、ダミーデータDDTの立ち上がりエッジで外部
クロックECKとの位相を比較し、この時、外部クロッ
クECKが"L"レベルであればアップクロックUCKを
出力し、外部クロックECKが"H"レベルであればダウ
ンクロックDCKを出力する。FF22は、FF5及び
6と同一の構成及び機能を有している。
【0029】また、バッファ23は、バッファ7及び8
と同一の構成及び機能を有しており、その出力端は、バ
ッファ7及び8の出力端と同様、対応する出力端子と接
続され、さらに当該出力端子は対応するリード端子とワ
イヤボンディングにより接続される構成となっている。
したがって、この半導体装置がプリント基板に実装さ
れ、プリント基板上に形成されたパターンとリード端子
が半田付けにより接続されることにより、バッファ23
の出力端には、バッファ7及び8の出力端と同様、パッ
ケージの有する特性や実装条件によって影響される寄生
的な誘導性負荷や容量性負荷が付加される。位相比較回
路21と、カウンタ2と、DAC3と、遅延回路4と、
FF22と、バッファ23とは、DDLを構成してい
る。
【0030】デコーダ24は、図示せぬCPUから供給
されるコマンドCMDをデコードし、当該コマンドCM
Dが遅延同期動作の開始を指示する遅延同期コマンドD
LCである場合には、同期動作イネーブル信号LENを
アクティブにして位相比較回路21のイネーブル端E及
びナンドゲート26の第2の入力端に供給する。シフト
レジスタ25は、内部クロックICKに同期して所定周
期及び所定の割合で"H"レベルと"L"レベルを繰り返す
ダミーパターンを生成してナンドゲート26の第1の入
力端に供給する。ナンドゲート26は、デコーダ24か
ら供給される同期動作イネーブル信号LENがアクティ
ブである場合にだけシフトレジスタ25から供給される
ダミーパターンをFF22のデータ入力端Dに供給す
る。なお、シフトレジスタ25は、遅延同期動作開始時
において、その出力が"L"レベル、したがって、FF2
2の入力が"H"レベルとなるように初期化されるものと
する。
【0031】次に、上記構成の半導体装置の動作の一部
について、図2〜図5に示すタイミング・チャートを参
照して説明する。なお、外部クロックECKの周波数に
ついては、図7に示す回路と同様、100MHzである
とする。また、この半導体装置及び図示せぬCPUを含
めたシステムに電源が投入された当初においては、カウ
ンタ2のカウント値CTは「0」であり、遅延電圧V
も0Vであるので、遅延回路4の遅延時間は、図8に示
す4個のインバータ11〜14の各遅延時間の合計、例
えば、5nsである。外部クロックECKの位相とダミ
ーデータDDTの位相とを一致させ、内部クロックIC
Kを外部クロックECKより所定の遅延時間遅延させる
方法については、上記した従来の技術の場合と同様であ
る。
【0032】まず、時刻tにこの半導体装置及び図示
せぬCPUを含めたシステムに電源が投入された後、こ
の半導体装置に外部クロックECK(図3(1)参照)
が安定的に供給されるようになると、図示せぬCPU
は、図2(1)に示すように、時刻tにコマンドCM
Dとして遅延同期コマンドDLCを供給し、外部クロッ
クECKの位相とダミーデータDDTの位相とが一致す
る(これをDLLがロックするという)まで、この半導
体装置に所定時間T(例えば、数千サイクルから一万
サイクル程度)供給する。ここで、所定時間T並びに
後述する所定時間T及びTは、式(1)を満足する
必要がある。
【0033】
【数1】 T,T,T>2×(CTMAX)/(fECK)・・・(1)
【0034】式(1)において、CTMAXはカウンタ
2の最大カウント値、fECKは外部クロックECKの
周波数である。式(1)に示す条件が満足されなければ
ならない理由は、外部クロックECKの位相とダミーデ
ータDDTの位相とのずれが大きいことにより、カウン
タ2がそのカウント値CTを最大カウント値CTMA
までカウントアップするまで位相比較回路21がアップ
クロックUCKを出力し続ける位相比較動作を行う可能
性がある点と、ダミーデータDDTの周期が外部クロッ
クECKの周期の略2倍である点とにある。また、図2
に示すように、所定時間Tが後述する所定時間T
びTより長いのは、半導体装置及び図示せぬCPUを
含めたシステムに電源が投入されてから半導体装置が熱
的に安定な状態になるまでに時間がかかるからである。
図示せぬCPUから遅延同期コマンドDLCが供給され
ることにより、デコーダ24は、遅延同期コマンドDL
Cをデコードして、図2(2)に示すように、同期動作
イネーブル信号LENをアクティブにして位相比較回路
21のイネーブル端E及びナンドゲート26の第2の入
力端に供給する。したがって、シフトレジスタ25にお
いて生成されたダミーパターンがナンドゲート26を経
てFF22のデータ入力端Dに供給される。
【0035】一方、この半導体装置に供給された外部ク
ロックECK(図3(1)参照)は、位相比較回路21
の第1の入力端に供給されると共に、遅延回路4におい
て4個のインバータ11〜14の各遅延時間を合計した
遅延時間(今の場合、5ns)だけ遅延された後、内部
クロックICKとしてFF5、FF6及びFF22並び
にシフトレジスタ25のクロック入力端Cに供給され
る。したがって、FF22は、ナンドゲート26から供
給されたダミーパターンを内部クロックICKの立ち上
がりに同期して保持して出力し、バッファ23に供給す
るので、バッファ23は、FF22から供給されたダミ
ーパターンを緩衝して出力端子からダミーデータDDT
として半導体装置外部に出力すると共に、比較位相回路
21の第2の入力端に供給する(図3(2)参照)。こ
こで、FF22及びバッファ23の遅延時間の合計が1
nsであるとすると、ダミーデータDDTは、外部クロ
ックECKが立ち上がってから6ns(遅延時間d
後、すなわち、時刻tに立ち上がる。また、ダミーデ
ータDDTは、内部クロックICKが立ち上がる毎に"
H"レベルと"L"レベルとを繰り返しているので、その
周波数は内部クロックICKの周波数の半分(今の場
合、50MHz)になり、外部クロックECKの周波数
の略半分になる。なお、ダミーデータDDTの周波数が
外部クロックECKの周波数の完全な半分にならないの
は、ダミーDDLの遅延同期動作により内部クロックI
CKの位相が調整され、データDDTがFF22におい
て内部クロックICKによりいわば位相変調されている
からである。
【0036】位相比較回路21は、時刻tにおいて、
ダミーデータDDTが立ち上がった時の外部クロックE
CKの位相を確認し、今の場合、"L"レベルであるの
で、アップクロックUCKを1個出力する。これによ
り、カウンタ2はそのカウント値CTは「0」から
「1」するので、DAC3は、遅延電圧Vとして0.
1Vを遅延回路4に供給する。したがって、ダミーデー
タDDTの遅延時間は、遅延時間d(今の場合、6n
s)から遅延時間d(今の場合、7.5ns)に変化
する。同様にして、時刻t及び時刻tに位相比較回
路21において位相比較動作が行われ、各時刻における
カウンタ2のカウント値CTは、それぞれ「2」及び
「3」となり、ダミーデータDDTの遅延時間は、遅延
時間d(今の場合、9ns)から遅延時間d(今の
場合、10.5ns)に変化する。次に、位相比較回路
21は、時刻t11において、ダミーデータDDTが立
ち上がった時の外部クロックECKの位相を確認し、今
の場合、"H"レベルであるので、ダウンクロックDCK
を1個出力する。これにより、カウンタ2はそのカウン
ト値CTは「3」から「2」するので、DAC3は、遅
延電圧Vとして0.2Vを遅延回路4に供給する。し
たがって、ダミーデータDDTの遅延時間は、遅延時間
(今の場合、10.5ns)から遅延時間d(今
の場合、9ns)に戻る。これ以降、位相比較回路21
は、アップクロックUCKとダウンクロックDCKを交
互に出力し、ダミーデータDDTの遅延時間は、遅延時
間d(今の場合、10.5ns)と遅延時間d(今
の場合、9ns)とを交互に繰り返す。この結果、ダミ
ーデータDDTは、外部クロックECKより略10ns
(外部クロックECKの1クロック分)だけ遅延した状
態に収束する。したがって、内部クロックICKの位相
は、今までより遅れることになり、外部クロックECK
の位相とダミーデータDDTの位相とが一致する。
【0037】このようにしてDLLがロックすると、図
示せぬCPUは、図2(1)に示すように、遅延同期コ
マンドDLCの供給を停止し、その他のコマンドを供給
するので、デコーダ24は、その他のコマンドをデコー
ドして、遅延同期コマンドDLCの供給が停止されたこ
とを認識し、図2(2)に示すように、同期動作イネー
ブル信号LENをノンアクティブにして位相比較回路2
1のイネーブル端E及びナンドゲート26の第2の入力
端に供給する。これにより、位相比較回路21は、位相
比較動作を停止するので、図4(3)及び(4)に示す
ように、アップクロックUCKもダウンクロックDCK
も出力しない。また、ナンドゲート26は、ダミーパタ
ーンの出力を停止し、図4(2)に示すように、"H"レ
ベルを出力し続ける。
【0038】これにより、カウンタ2は、カウント値C
Tとして、DLLがロックした時の値、今の場合、
「2」又は「3」を出力し続けるので、DAC3は、図
4(5)に示すように、カウンタ2から供給されたカウ
ント値CTである「2」又は「3」をアナログの遅延電
圧V、この場合、0.2V又は0.3Vに変換して遅
延回路4に供給し続ける。したがって、遅延回路4にお
いて、0.2V又は0.3Vの遅延電圧VがFET1
5〜17の各ゲートに印加され続けるので、FET15
〜17のソース−ドレイン間のコンダクタンス(抵抗の
逆数)が0.2V又は0.3Vの遅延電圧Vに応じた
値であり続ける。したがって、内部クロックICKの遅
延状態が保持され、外部クロックECKの位相とダミー
データDDTの位相とが一致したまま保持され、内部ク
ロックICKは外部クロックECKより所定の遅延時間
だけ遅れたまま保持される。また、半導体装置内の図示
せぬ回路素子からFF5及び6に供給されたデータは、
クロック入力端Cから供給された内部クロックICKの
立ち上がりでFF5及び6に取り込まれ、バッファ7及
び8において緩衝された後、出力端子からデータDT
及びDTとして半導体装置外部に出力される。これら
のデータDT 及びDTの変化点は、図4(6)に示
すように、外部クロックECKの立ち上がりと一致して
いる。
【0039】次に、DLLがロックしてから所定時間T
、例えば、100μs程度経過すると、図示せぬCP
Uは、図2(1)に示すように、再びコマンドCMDと
して遅延同期コマンドDLCをこの半導体装置に所定時
間T(例えば、1μs程度、すなわち、10サイクル
から20サイクル程度)供給する。これにより、デコー
ダ24は、遅延同期コマンドDLCをデコードして、図
2(2)に示すように、同期動作イネーブル信号LEN
をアクティブにして位相比較回路21のイネーブル端E
及びナンドゲート26の第2の入力端に供給する。した
がって、シフトレジスタ25において生成されたダミー
パターンがナンドゲート26を経てFF22のデータ入
力端Dに再び供給される。
【0040】一方、この半導体装置に供給された外部ク
ロックECK(図5(1)参照)は、位相比較回路21
の第1の入力端に供給されると共に、遅延回路4におい
て4個のインバータ11〜14の各遅延時間を合計した
遅延時間と、0.2V又は0.3Vの遅延電圧Vに応
じて付加された遅延時間とを合計した遅延時間だけ遅延
された後、内部クロックICKとしてFF5、FF6及
びFF22並びにシフトレジスタ25のクロック入力端
Cに供給される。したがって、FF22は、ナンドゲー
ト26から供給されたダミーパターンを内部クロックI
CKの立ち上がりに同期して保持して出力し、バッファ
23に供給するので、バッファ23は、FF22から供
給されたダミーパターンを緩衝して出力端子からダミー
データDDTとして半導体装置外部に出力すると共に、
比較位相回路21の第2の入力端に供給する(図5
(2)参照)。
【0041】今の場合、カウンタ2が所定時間Tにお
いてDLLがロック状態となった時のカウント値CTを
記憶しているので、図5(1)及び(2)に示すよう
に、外部クロックECKの位相とダミーデータDDTの
位相とはほぼ一致しており、所定時間Tに比べて短時
間にDLLがロック状態になるはずである。DLLがロ
ック状態である場合には、位相比較回路1は、例えば、
図5(3)及び(4)に示すように、外部クロックEC
Kの隔周期毎に、1個のアップクロックUCKと1個の
ダウンクロックDCKを出力してカウンタ2に供給す
る。これにより、カウンタ2が外部クロックECKの隔
周期毎に位相比較回路1から交互に供給された1個のア
ップクロックUCK及び1個のダウンクロックDCKに
応じてカウントアップ又はカウントダウンしたカウント
値CT、この場合、「3」又は「2」をDAC3に供給
する。DAC3は、図5(5)に示すように、外部クロ
ックECKの周期毎にカウンタ2から供給されたカウン
ト値CTである「3」又は「2」をアナログの遅延電圧
、この場合、例えば、0.3V又は0.2Vに順次
変換して遅延回路4に供給する。したがって、遅延回路
4において、外部クロックECKの隔周期毎に0.3V
又は0.2Vの遅延電圧VがFET15〜17の各ゲ
ートに印加されるので、FET15〜17のソース−ド
レイン間のコンダクタンス(抵抗の逆数)が0.3V又
は0.2Vの遅延電圧V に応じて変化する。
【0042】これにより、インバータ11の出力端とイ
ンバータ12の入力端との接続点とコンデンサ18の一
端とが上記コンダクタンスの値に応じて接続されるの
で、インバータ11とFET15とコンデンサ18とに
より構成される単位遅延回路の遅延時間が長くなった
り、短くなったりする。同様に、インバータ12とFE
T16とコンデンサ19とにより構成される単位遅延回
路、及びインバータ13とFET17とコンデンサ20
とにより構成される単位遅延回路の遅延時間も長くなっ
たり、短くなったりするので、遅延回路4全体の遅延時
間が長くなったり、短くなったりする。したがって、内
部クロックICKの位相は、今までよりわずかに遅れた
り、わずかに進んだりして、外部クロックECKの位相
とダミーデータDDTの位相との一致状態が微調整され
る。以上説明したDLLのロック状態の微調整動作は、
システムに電源が投入されている限り、図2に示すよう
に、所定周期T毎に繰り返される。
【0043】このように、この例の構成によれば、DL
Lを構成するFF22並びにバッファ23は、データが
実際に出力される出力回路を構成するFF5及び6並び
にバッファ7及び8と同一の構成及び機能を有すると共
に、バッファ23の出力端には、バッファ7及び8の出
力端と同様、パッケージの有する特性や実装条件によっ
て影響される寄生的な誘導性負荷や容量性負荷が付加さ
れる。したがって、FF22及びバッファ23は、デー
タが実際に出力される出力回路と同一の特性を有してい
るので、そこから出力されるダミーデータDDTの位相
と外部クロックECKの位相を一致させることにより、
出力回路から実際に出力されるデータDT及びDT
を外部クロックECKに同期させることができる。これ
により、例えば、この例の構成を同期式半導体記憶装置
に適用した場合、この同期式半導体記憶装置から読み出
されたデーダは外部クロックECKに同期しているの
で、CPUがデータを正確に読み取ることができ、CP
Uやシステムが故障するということはない。
【0044】また、この例の構成によれば、電源投入時
以外は、図示せぬCPUから遅延同期コマンドDLCが
供給された時だけ、DLLが作動するので、消費電力を
大幅に削減することができる。例えば、上記のように、
100μsの周期毎に1μs程度DLLを作動させるな
らば、従来のように、常時DLLを作動させる場合に比
べて、単純計算で、消費電力は百分の一になる。
【0045】B.第2の実施例 次に、この発明の第2の実施例について説明する。図6
は、この発明の第2の実施例である遅延同期ループを備
えた半導体装置の一部の電気的構成を示すブロック図で
ある。この図において、図1の各部に対応する部分には
同一の符号を付け、その説明を省略する。この図に示す
半導体装置においては、図1に示すデコーダ24、FF
5、6及び22、バッファ7、8及び23、シフトレジ
スタ24並びにナンドゲート26に代えて、セレクタ3
1、FF32〜32、バッファ33〜33及び
コンデンサ34〜34が新たに設けられている。
【0046】この例においては、図示せぬCPUから同
期動作イネーブル信号LENが直接供給され、位相比較
回路21のイネーブル端E及びセレクタ31の選択端S
に供給される。セレクタ31は、第1の入力端Aに内部
クロックICKが供給され、第2の入力端Bに本来FF
32のデータ入力端Dに供給されるべき、半導体装置
内の図示せぬ回路素子からのデータ(8ビットのデータ
の最下位ビット)が供給され、選択端Sに供給される同
期動作イネーブル信号LENがアクティブである場合、
第1の入力端Aに供給された内部クロックICKをFF
32のデータ入力端Dに供給し、同期動作イネーブル
信号LENがノンアクティブである場合、第2の入力端
Bに供給されたデータをFF32のデータ入力端Dに
供給する。
【0047】FF32〜32は、いずれも同一の構
成及び機能を有している。FF32 は、セレクタ31
から供給された8ビットのデータの最下位ビット又は内
部クロックICKを、遅延回路4からクロック入力端C
に供給される内部クロックICKの立ち上がりに同期し
て保持して出力し、対応するバッファ33に供給す
る。FF32〜32は、半導体装置内の図示せぬ回
路素子から供給され、この半導体装置から出力されるべ
き8ビットのデータの下から2番目のビットから最上位
ビットまでを、遅延回路4からクロック入力端Cに供給
される内部クロックICKの立ち上がりにそれぞれ同期
して保持して出力し、対応するバッファ33〜33
に供給する。
【0048】バッファ33〜33は、いずれも同一
の構成及び機能を有している。バッファ33は、対応
するFF32から供給されるデータを緩衝して出力端
子からデータDTとして半導体装置外部に出力すると
共に、ダミーデータDDTとして位相比較回路21の第
2の入力端に供給する。バッファ33〜33は、対
応するFF32〜32からそれぞれ供給されるデー
タを緩衝して出力端子からデータDT〜DTとして
半導体装置外部に出力する。FF32とバッファ33
、FF32とバッファ33、・・・、FF32
とバッファ33 は、それぞれデータDT〜DT
出力回路を構成している。また、バッファ33〜33
のそれぞれの出力端は、対応する出力端子と接続さ
れ、さらに当該出力端子は対応するリード端子とワイヤ
ボンディングにより接続される構成となっている。した
がって、この半導体装置がプリント基板に実装され、プ
リント基板上に形成された8本のパターンと対応するリ
ード端子が半田付けにより接続されることにより、バッ
ファ33〜33のそれぞれの出力端には、パッケー
ジの有する特性や実装条件によって影響される寄生的な
誘導性負荷や容量性負荷が付加される。さらに、バッフ
ァ33〜33の出力端には、バッファ32の出力
端と位相比較回路21の第2の入力端とを接続する配線
の配線容量を補償するために、小容量、例えば、100
fF(フェムトファラッド)程度のコンデンサ34
34が接続されている。
【0049】次に、上記構成の半導体装置の動作の一部
について、図2、図3及び図5に示すタイミング・チャ
ートを参照して説明する。なお、外部クロックECKの
周波数については、図1及び図7に示す回路と同様、1
00MHzであるとする。また、この半導体装置及び図
示せぬCPUを含めたシステムに電源が投入された当初
においては、カウンタ2のカウント値CTは「0」であ
り、遅延電圧Vも0Vであるので、遅延回路4の遅延
時間は、図8に示す4個のインバータ11〜14の各遅
延時間の合計、例えば、5nsである。外部クロックE
CKの位相とダミーデータDDTの位相とを一致させ、
内部クロックICKを外部クロックECKより所定の遅
延時間遅延させる方法については、上記した従来の技術
の場合及び上記した第1の実施例の場合と同様である。
【0050】まず、時刻tにこの半導体装置及び図示
せぬCPUを含めたシステムに電源が投入された後、こ
の半導体装置に外部クロックECKが安定的に供給され
るようになると、図示せぬCPUは、図2(2)に示す
ように、時刻tに同期動作イネーブル信号LENをア
クティブにして、DLLがロックするまで、この半導体
装置に所定時間T(例えば、数千サイクルから一万サ
イクル程度)供給する。なお、所定時間T並びに後述
する所定時間T及びTが上記した式(1)を満足す
る必要があるのは上記した第1の実施例と同様である。
これにより、アクティブの同期動作イネーブル信号LE
Nが位相比較回路21のイネーブル端E及びセレクタ3
1の選択端Sに供給される。一方、この半導体装置に供
給された外部クロックECK(図3(1)参照)は、位
相比較回路21の第1の入力端に供給されると共に、遅
延回路4において4個のインバータ11〜14の各遅延
時間を合計した遅延時間(今の場合、5ns)だけ遅延
された後、内部クロックICKとしてセレクタ31の第
1の入力端A及びFF32〜32のクロック入力端
Cに供給される。これにより、セレクタ31が第1の入
力端Aに供給された内部クロックICKをFF32
データ入力端Dに供給するので、FF32は、セレク
タ31から供給された内部クロックICKを内部クロッ
クICKの立ち上がりに同期して保持して出力し、バッ
ファ33に供給する。したがって、バッファ33
は、FF32から供給された内部クロックICKを
緩衝して出力端子からデータDTとして半導体装置外
部に出力すると共に、ダミーデータDDTとして位相比
較回路21の第2の入力端に供給する(図3(2)参
照)。なお、この後のDDLにおける遅延同期動作につ
いては、上記した第1の実施例におけるそれと略同様で
あるので、その説明を省略する。
【0051】このようにしてDLLがロックすると、図
示せぬCPUは、図2(2)に示すように、同期動作イ
ネーブル信号LENをノンアクティブにするので、ノン
アクティブの同期動作イネーブル信号LENが位相比較
回路21のイネーブル端E及びセレクタ31の選択端S
に供給される。これにより、位相比較回路21は、位相
比較動作を停止するので、上記した第1の実施例と同
様、内部クロックICKの遅延状態が保持され、外部ク
ロックECKの位相とダミーデータDDTの位相とが一
致したまま保持され、内部クロックICKは外部クロッ
クECKより所定の遅延時間だけ遅れたまま保持され
る。一方、セレクタ31は、第2の入力端Bに供給され
たデータ、すなわち、半導体装置内の図示せぬ回路素子
から供給された8ビットのデータの最下位ビットをFF
32のデータ入力端Dに供給するので、FF32
は、セレクタ31から供給された8ビットのデータの
最下位ビットを内部クロックICKの立ち上がりに同期
して保持して出力し、対応するバッファ33に供給す
る。同様に、FF32〜32は、半導体装置内の図
示せぬ回路素子から供給され、この半導体装置から出力
されるべき8ビットのデータの下から2番目のビットか
ら最上位ビットまでを内部クロックICKの立ち上がり
にそれぞれ同期して保持して出力し、対応するバッファ
33〜33に供給する。これにより、バッファ33
〜33は、対応するFF32〜32からそれぞ
れ供給されるデータを緩衝して出力端子からデータDT
〜DTとして半導体装置外部に出力する。つまり、
FF32とバッファ33は、同期動作イネーブル信
号LENがノンアクティブである場合には、FF32
とバッファ33、・・・、FF32とバッファ33
と同様、データDT〜DTの出力回路として機能
する。各データDT〜DTの変化点は、図4(6)
に示すように、外部クロックECKの立ち上がりと一致
している。
【0052】次に、DLLがロックしてから所定時間T
、例えば、100μs程度経過すると、図示せぬCP
Uは、図2(2)に示すように、再び同期動作イネーブ
ル信号LENをアクティブにして、この半導体装置に所
定時間T(例えば、1μs程度、すなわち、10サイ
クルから20サイクル程度)供給する。これにより、ア
クティブの同期動作イネーブル信号LENが位相比較回
路21のイネーブル端E及びセレクタ31の選択端Sに
供給される。
【0053】一方、この半導体装置に供給された外部ク
ロックECK(図5(1)参照)は、位相比較回路21
の第1の入力端に供給されると共に、遅延回路4におい
て4個のインバータ11〜14の各遅延時間を合計した
遅延時間と、0.2V又は0.3Vの遅延電圧Vに応
じて付加された遅延時間とを合計した遅延時間だけ遅延
された後、内部クロックICKとしてセレクタ31の第
1の入力端A及びFF32〜32のクロック入力端
Cに供給される。これにより、セレクタ31が第1の入
力端Aに供給された内部クロックICKをFF32
データ入力端Dに供給するので、FF32は、セレク
タ31から供給された内部クロックICKを内部クロッ
クICKの立ち上がりに同期して保持して出力し、バッ
ファ33に供給する。したがって、バッファ33
は、FF32から供給された内部クロックICKを
緩衝して出力端子からデータDTとして半導体装置外
部に出力すると共に、ダミーデータDDTとして位相比
較回路21の第2の入力端に供給する(図5(2)参
照)。なお、この後のDLLのロック状態における遅延
同期動作の微調整動作については、上記した第1の実施
例におけるそれと略同様であるので、その説明を省略す
る。この微調整動作は、システムに電源が投入されてい
る限り、図2に示すように、所定周期T毎に繰り返さ
れる。
【0054】このように、この例の構成によれば、FF
32とバッファ33は、同期動作イネーブル信号L
ENがアクティブである場合には、出力ダミー回路とし
て機能し、同期動作イネーブル信号LENがノンアクテ
ィブである場合には、FF32とバッファ33等と
同様、データDTの出力回路として機能する。したが
って、遅延同期動作専用の出力ダミー回路を別途設ける
必要がないので、その分チップサイズを小さくすること
ができるという効果が、上記した第1の実施例により得
られる効果に加えて得られる。
【0055】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の第1の実施例においては、ダミーパターンを生成する
ために、シフトレジスタ25を設ける例を示したが、こ
れに限定されず、要するに、遅延同期動作開始時に初期
値をプリセット又はリセットすることができ、かつ、所
定周期及び所定の割合で"H"レベルと"L"レベルを繰り
返すダミーパターンを生成するものであればどのような
ものでも良い。例えば、上記ダミーパターンを予めメモ
リに記憶しておき、アクティブの同期動作イネーブル信
号LENがメモリに供給されることにより、上記ダミー
パターンが読み出され、直接FF22のデータ入力端D
に供給するように構成しても良い。また、上述の第2の
実施例のように、内部クロックICKをナンドゲート2
6の第1の入力端に供給するように構成しても良い。逆
に、第2の実施例において、セレクタ31の第1の入力
端Aに上記シフトレジスタ25又はメモリから読み出さ
れたダミーパターンを供給するように構成しても良い。
さらに、上記ダミーパターンを生成するダミーパターン
生成手段を反転データ出力端/Qとデータ入力端Dとを
接続した1段のFFにより構成しても良い。
【0056】また、上述の第1の実施例においては、デ
コーダ24を設けて図示せぬCPUから供給される遅延
同期コマンドDLCをデコードして同期動作イネーブル
信号LENを位相比較回路21のイネーブル端E及びナ
ンドゲート26の第2の入力端に供給する例を示すと共
に、上述の第2の実施例においては、図示せぬCPUか
ら直接供給された同期動作イネーブル信号LENを位相
比較回路21のイネーブル端E及びセレクタ31の選択
端Sに供給する例を示したが、これに限定されない。例
えば、上述の第1の実施例において、図示せぬCPUか
ら直接供給された同期動作イネーブル信号LENを位相
比較回路21のイネーブル端E及びナンドゲート26の
第2の入力端に供給するように構成しても良いし、上述
の第2の実施例において、デコーダ24を設けて図示せ
ぬCPUから供給される遅延同期コマンドDLCをデコ
ードして同期動作イネーブル信号LENを位相比較回路
21のイネーブル端E及びセレクタ31の選択端Sに供
給するように構成しても良い。
【0057】また、上述の各実施例においては、同期動
作イネーブル信号LENがアクティブである間は遅延同
期動作の微調整動作中であるので、データDT及びD
並びにデータDT〜DTを半導体装置外部に出
力することはできないが、例えば、DRAMにおけるリ
フレッシュ動作などのように、半導体装置の性質上デー
タが出力できない期間がある場合や、半導体装置へのア
クセスが行われない期間がある場合など、半導体装置の
動作に支障がない範囲で間欠的に遅延同期動作の微調整
動作を行えば良い。なお、上記DRAMにおいて、リフ
レッシュ動作中に遅延同期動作の微調整動作を行う場合
には、特別な遅延同期コマンドDLCに代えて、リフレ
ッシュコマンドを流用しても良い。また、上述の各実施
例においては、所定期間T毎に遅延同期動作の微調整
動作を行う例を示したが、これに限定されない。上記し
たように、ダミーデータDDTと外部クロックECKと
の位相差は、一般に、半導体装置の周囲温度の影響を受
けて変動するので、半導体装置の周囲温度を検出する温
度センサを半導体装置に固着するなどして半導体装置近
傍に設け、図示せぬCPUがその温度センサの出力信号
に応じて、システムの動作に支障がない期間中に、緊急
的に遅延同期動作の微調整動作を行うように構成しても
良い。
【0058】また、上述の各実施例においては、遅延回
路4の構成として、図8に示す構成を採用する例を示し
たが、これに限定されず、全体の遅延時間が外部クロッ
クECKの1周期の範囲で変更できる構成であればどの
ようなものでも良い。また、上述の各実施例において
は、DLLの構成要素として、外部クロックECKとダ
ミーデータDDTの位相差に応じてアップクロックUC
K又はダウンクロックDCKを出力する位相比較回路2
1、供給されるアップクロックUCK又はダウンクロッ
クDCKによりそのカウント値CTをカウントアップ又
はカウントダウンするカウンタ2、カウント値CTをア
ナログの遅延電圧Vに変換するDAC3及び遅延回路
4を採用する例を示したが、これに限定されない。要す
るに、DLLの構成は、外部クロックECKと半導体装
置外部に出力される実際のデータの位相差に応じて遅延
回路の遅延時間を変更可能なデータ又は電圧を出力で
き、遅延同期動作が停止された状態で遅延回路の変更さ
れた遅延時間を保持させるデータ又は電圧を出力できる
構成であればどのようなものでも良い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、外部から供給される外部クロックの位相と、外
部クロックを所定の遅延時間だけ遅延した内部クロック
に同期して外部に出力されるデータの位相とを、遅延時
間を変更することにより一致させて、外部クロックに同
期した内部クロックを生成する遅延同期動作を、外部か
らコマンド又は信号が供給された時だけ行い、コマンド
又は信号が供給されない時には、その時までに変更され
た遅延所定時間を保持するように構成したので、低い消
費電力で正確な同期動作を行うことができる。また、こ
の発明の別の構成によれば、データは、所定周期及び所
定の割合で"H"レベルと"L"レベルを繰り返すダミーパ
ターンが、通常の動作時に内部クロックに同期して実際
に外部にデータを出力させる出力回路を経たものである
ので、上記効果に加えて、この発明の別の構成を適用し
た半導体装置のチップサイズを小さくすることができ
る。また、この発明の別の構成によれば、コマンド又は
信号が温度センサの出力信号に応じて供給されるので、
緊急的に遅延同期動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるDLLを備えた
半導体装置の一部の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図2】同装置の動作の一部を説明するためのタイミン
グ・チャートである。
【図3】同装置の動作の一部を説明するためのタイミン
グ・チャートである。
【図4】同装置の動作の一部を説明するためのタイミン
グ・チャートである。
【図5】同装置の動作の一部を説明するためのタイミン
グ・チャートである。
【図6】この発明の第2の実施例であるDLLを備えた
半導体装置の一部の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図7】従来のDLLを備えた半導体装置の一部の電気
的構成例を示すブロック図である。
【図8】遅延回路の構成の一例を示す回路図である。
【図9】従来のDLLを備えた半導体装置の不都合点を
説明するためのタイミング・チャートである。
【符号の説明】
2 カウンタ(遅延時間変更手段) 3 DAC(遅延時間変更手段) 4 遅延回路 22,32〜32 FF(出力回路) 23,33〜33 バッファ(出力回路) 21 位相比較回路 25 シフトレジスタ(ダミーパターン生成手段) 26 ナンドゲート(ダミーパターン生成手段) 34〜34 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B015 HH01 JJ01 JJ16 JJ45 KB84 KB85 NN03 5B024 AA01 AA03 BA21 CA11 5J106 AA04 CC24 CC59 DD19 DD24 DD35 DD39 DD42 DD43 DD46 DD48 FF03 GG10 HH02 KK38 KK40

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給される外部クロックの位相
    と、前記外部クロックを所定の遅延時間だけ遅延した内
    部クロックに同期して外部に出力されるデータの位相と
    を、前記遅延時間を変更することにより一致させて、前
    記外部クロックに同期した前記内部クロックを生成する
    遅延同期動作を、外部からコマンド又は信号が供給され
    た時だけ行い、前記コマンド又は信号が供給されない時
    には、その時までに変更された前記遅延時間を保持する
    ことを特徴とする遅延同期ループの同期方法。
  2. 【請求項2】 前記データは、所定周期及び所定の割合
    で"H"レベルと"L"レベルを繰り返すダミーパターン
    が、通常の動作時に前記内部クロックに同期して実際に
    外部にデータを出力させる出力回路又は前記出力回路と
    同等の機能及び特性を有する回路を経たものであること
    を特徴とする請求項1記載の遅延同期ループの同期方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ダミーパターンは、シフトレジスタ
    又はメモリから読み出されたもの、あるいは前記内部ク
    ロックであることを特徴とする請求項2記載の遅延同期
    ループの同期方法。
  4. 【請求項4】 外部から供給される外部クロックを所定
    の遅延時間だけ遅延した内部クロックを出力する遅延回
    路と、 前記内部クロックに同期したデータを外部に出力させる
    出力回路と、 前記外部クロックの位相と、前記出力回路の出力データ
    の位相とを比較する位相比較回路と、 該位相比較回路の位相比較結果に基づいて、前記遅延時
    間を変更する遅延時間変更手段とを備え、 前記外部クロックに同期した前記内部クロックを生成す
    る遅延同期動作を、外部からコマンド又は信号が供給さ
    れた時だけ行い、前記コマンド又は信号が供給されない
    時には、前記遅延時間変更手段は、その時までに変更さ
    れた前記遅延時間を保持することを特徴とする遅延同期
    ループ。
  5. 【請求項5】 所定周期及び所定の割合で"H"レベル
    と"L"レベルを繰り返すダミーパターンを生成し、前記
    コマンド又は信号が供給された時に前記ダミーパターン
    を前記出力回路に供給するダミーパターン生成手段を有
    することを特徴とする請求項4記載の遅延同期ループ。
  6. 【請求項6】 前記出力回路は、通常の動作時に前記内
    部クロックに同期して実際に外部にデータを出力させる
    出力回路を前記コマンド又は信号が供給された時に流用
    することを特徴とする請求項4又は5記載の遅延同期ル
    ープ。
  7. 【請求項7】 前記出力回路は、通常の動作時に前記内
    部クロックに同期して実際に外部にデータを出力させる
    出力回路と同等の特性を有する回路であることを特徴と
    する請求項4又は5記載の遅延同期ループ。
  8. 【請求項8】 前記ダミーパターン生成手段は、シフト
    レジスタ又はメモリからなることを特徴とする請求項5
    乃至7のいずれか1に記載の遅延同期ループ。
  9. 【請求項9】 前記出力回路は、前記内部クロックを前
    記データとして入力することを特徴とする請求項4記載
    の遅延同期ループ。
  10. 【請求項10】 請求項4乃至9のいずれか1に記載の
    遅延同期ループを備えたことを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 外部から供給される外部クロックを所
    定の遅延時間だけ遅延した内部クロックを出力する遅延
    回路と、 前記内部クロックに同期した複数個のデータを外部にそ
    れぞれ出力させる複数個の出力回路と、 前記外部クロックの位相と、前記複数個の出力回路のい
    ずれか1個の出力回路に供給され出力された、所定周期
    及び所定の割合で"H"レベルと"L"レベルを繰り返すダ
    ミーパターンの位相とを比較する位相比較回路と、 該位相比較回路の位相比較結果に基づいて、前記遅延時
    間を変更する遅延時間変更手段とを備え、 前記外部クロックに同期した前記内部クロックを生成す
    る遅延同期動作を、外部からコマンド又は信号が供給さ
    れた時だけ行い、前記コマンド又は信号が供給されない
    時には、前記遅延時間変更手段は、その時までに変更さ
    れた前記遅延時間を保持し、前記ダミーパターンが供給
    された出力回路は、前記内部クロックに同期したデータ
    を外部に出力させることを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記ダミーパターンは、シフトレジス
    タ又はメモリから読み出されたもの、あるいは前記内部
    クロックであることを特徴とする請求項11記載の半導
    体装置。
  13. 【請求項13】 前記複数個の出力回路のうち、前記ダ
    ミーパターンが供給された出力回路以外の出力回路の出
    力端には、前記ダミーパターンが供給された出力回路の
    出力端と前記位相比較回路の入力端とを接続する配線の
    配線容量を補償する複数個のコンデンサが接続されてい
    ることを特徴とする請求項11又は12記載の半導体装
    置。
  14. 【請求項14】 前記コマンド又は信号は、当該半導体
    装置の性質上データが出力できない期間や当該半導体装
    置へのアクセスが行われない期間に供給されることを特
    徴とする請求項10乃至13のいずれか1に記載の半導
    体装置。
  15. 【請求項15】 当該半導体装置は、半導体記憶装置で
    あって、前記半導体装置の性質上データが出力できない
    期間は、データのリフレッシュ動作を行っている期間で
    あることを特徴とする請求項14記載の半導体装置。
  16. 【請求項16】 当該半導体装置の周囲温度を検出する
    温度センサが近傍に設けられ、前記コマンド又は信号
    は、前記温度センサの出力信号に応じて供給されること
    を特徴とする請求項10乃至15のいずれか1に記載の
    半導体装置。
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