JPH0983356A - クロック発生回路 - Google Patents

クロック発生回路

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JPH0983356A
JPH0983356A JP7231227A JP23122795A JPH0983356A JP H0983356 A JPH0983356 A JP H0983356A JP 7231227 A JP7231227 A JP 7231227A JP 23122795 A JP23122795 A JP 23122795A JP H0983356 A JPH0983356 A JP H0983356A
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clock
output
frequency
circuit
input
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JP7231227A
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Inventor
Junichi Orihara
原 旬 一 折
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】外部クロックの周波数に応じて、外部クロック
とPLLの出力を切り換えることによって、外部クロッ
クの周波数を低下あるいは停止させることができ、消費
電力を低減することができるクロック発生回路を提供す
ること。 【解決手段】外部より入力されるクロックの位相に同期
された内部クロックを出力する位相同期ループと、前記
外部より入力されるクロックの周波数を検出して、クロ
ック切換え信号を出力する周波数検出回路と、前記周波
数検出回路から出力されるクロック切換え信号に応じ
て、前記外部より入力されるクロックと前記位相同期ル
ープから出力される内部クロックとを選択出力するクロ
ック選択回路とを有することにより、上記課題を解決す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルLSI
に用いられるクロックを発生するクロック発生回路に関
し、さらに詳しくは、外部よりLSIに入力されるクロ
ック(以下、外部クロックという)の位相に同期された
内部クロックを出力するPLL(Phase-Locked Loop:位
相同期ループ)を用いるクロック発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来より一般的に用いられるク
ロック発生回路の一例の構成回路図である。このクロッ
ク発生回路60は、例えばクロックのファンアウトが多
い場合などに用いられるもので、LSIのクロック端子
を経由して入力される外部クロックをクロック分配回路
(クロックツリー)62を用いて分配し、分配されたそ
れぞれの内部クロックを、例えばフリップフロップ64
などの内部回路のクロックとして使用する場合に用いら
れるものである。
【0003】図示例のクロック発生回路60において、
外部クロックが入力されるバッファの出力は3つのバッ
ファに入力され、これらの3つのバッファの出力は、さ
らにそれぞれ3つのバッファに入力される。このよう
に、外部クロックは、クロック分配回路62によって複
数の内部クロックに分配されて内部回路に供給される。
そして、例えばフリップフロップ64などの内部回路の
出力信号は、この内部クロックに同期してLSIから出
力され、例えば別のLSIに入力される。
【0004】ところで、内部クロックは、図6のタイミ
ングチャートに示されるように、クロック分配回路62
によって分配される時に、外部クロックに対して所定時
間遅延されて内部回路に供給される。また、LSIから
出力される出力信号は、例えばフリップフロップ64な
どの内部回路によって、さらに所定時間遅延されてLS
Iの外部に出力される。
【0005】このため、図示例のクロック発生回路60
を用いるLSIにおいては、内部クロックの外部クロッ
クからの出力遅延時間に応じて、外部クロックが入力さ
れてから、出力信号が出力されるまでの出力遅延時間が
増大する。特に、外部クロックの周波数が高くなるほ
ど、出力信号の出力遅延時間を無視することができなく
なり、例えば別のLSIにこの出力信号を取り込む際
に、セットアップ時間が不足して誤動作する場合がある
などの問題点があった。
【0006】このような問題点を解決するために、従来
よりPLLを用いたクロック発生回路が用いられてい
る。ここで、図7に、PLLを用いた従来のクロック発
生回路の一例のブロック図を示す。このクロック発生回
路66は、PD(Phase Detecter:位相比較器)68、
LPF(Low Pass Filter :低域通過フィルタ)70お
よびVCO(Voltage Controlled Oscillator :電圧制
御発振器)72からなるPLL74と、クロック分配回
路62とから構成されている。
【0007】図示例のクロック発生回路66において、
外部クロックはPD68に入力され、PD68の出力は
LPF70に入力され、LPF70の出力はVCO72
に入力されている。また、VCO72の出力は、クロッ
ク分配回路62に入力されている。このように、外部ク
ロックは、PLL74に入力され、PLL74の出力は
クロック分配回路62に入力されて複数の内部クロック
に分配され、例えばフリップフロップ64などの内部回
路に供給される。
【0008】このクロック発生回路66においては、P
D68によって、外部クロックの位相と内部クロックの
位相とが比較され、これらのクロックの位相差に応じた
誤差信号が出力される。この誤差信号は、LPF70に
よって低周波成分が取り出され、制御信号としてVCO
72に入力される。そして、VCO72において、制御
信号に応じて、外部クロックの位相に同期された(ロッ
クされた)内部クロックが出力される。
【0009】即ち、VCO72の出力は、図8のタイミ
ングチャートに示されるように、クロック分配回路62
による内部クロックの出力遅延時間分だけ位相が前に進
んだ波形となり、この結果、外部クロックの位相と内部
クロックの位相とは同期される。従って、LSIから出
力される出力信号は、外部クロックに位相同期された内
部クロックに同期して所定時間遅延されて出力されるた
め、例えば次のLSIに対しても十分なセットアップ時
間を確保することができる。
【0010】ところで、例えば携帯電話やノートパソコ
ンなどのように、バッテリー駆動による電気製品におい
ては、その消費電力を低減することによって、連続使用
時間を延長することは重大な課題である。このため、バ
ッテリー駆動による電気製品においては、例えば電源は
投入されているが使用されていない待機時などにおい
て、外部クロックを停止する、あるいは、外部クロック
の周波数を低下させるなどして消費電力を低減してい
る。
【0011】ところが、PLL74を用いるクロック発
生回路66においては、例えば外部クロックを停止する
と、VCO72が自走周波数で発振してしまい、これが
内部クロックとして内部回路に供給されてしまうため、
逆に消費電力が増大するという問題点があった。また、
PLL74はロックすることができる周波数範囲(ロッ
クレンジ)が限定されているため、外部クロックの周波
数を低下させるとロックすることができず、同様に、消
費電力が増大するという問題点があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく種々の問題点をかえりみて、外部クロ
ックの周波数に応じて、外部クロックとPLLの出力を
切り換えることによって、外部クロックの周波数を低下
あるいは停止させることができ、消費電力を低減するこ
とができるクロック発生回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、外部より入力されるクロックの位相に同
期された内部クロックを出力する位相同期ループと、前
記外部より入力されるクロックの周波数を検出して、ク
ロック切換え信号を出力する周波数検出回路と、前記周
波数検出回路から出力されるクロック切換え信号に応じ
て、前記外部より入力されるクロックと前記位相同期ル
ープから出力される内部クロックとを選択出力するクロ
ック選択回路とを有することを特徴とするクロック発生
回路を提供するものである。
【0014】
【作用】本発明のクロック発生回路においては、周波数
検出回路によって、外部より入力されるクロック(以
下、外部クロックという)の周波数を検出、例えば所定
の周波数よりも高いか低いかを検出してクロック切換え
信号を出力し、クロック選択回路によって、クロック切
換え信号に応じて外部クロックあるいは位相同期ループ
から出力される内部クロックのいずれか一方を選択出力
するものである。本発明のクロック発生回路によれば、
例えば通常の使用状態のように、外部クロックの周波数
が所定の周波数よりも高いときは、位相同期ループから
出力される内部クロックを選択出力することによって、
内部クロックの外部クロックからの遅延時間に起因する
セットアップ時間の不足などの問題を解決することがで
きるとともに、例えば待機状態のように、外部クロック
の周波数が所定の周波数よりも低いときは、外部クロッ
クを選択出力することによって、位相同期ループの自走
発振による消費電力増大などの問題を解決することがで
き、また、外部クロックの周波数を低下あるいは停止す
ることによって、消費電力を低減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明のクロック発生回路を詳細に説
明する。
【0016】図1は、本発明のクロック発生回路の一実
施例のブロック図である。このクロック発生回路10
は、外部クロックの位相に同期された内部クロックを出
力するPLL(Phase-Locked Loop:位相同期ループ)1
2と、外部クロックの周波数を検出する周波数検出回路
14と、外部クロックとPLL12の出力とを切り換え
て出力するクロック選択回路16と、内部クロックを分
配するクロック分配回路18とを有する。
【0017】ここで、PLL12は、このクロック発生
回路10に外部より入力される外部クロックの位相と同
期された内部クロックを出力するものであって、従来公
知のPLLを用いることができる。
【0018】図示例のPLL12は、PD(Phase Dete
cter:位相比較器)20と、LPF(Low Pass Filter
:低域通過フィルタ)22と、VCO(Voltage Contr
olledOscillator :電圧制御発振器)24とから構成さ
れている。また、PD20には外部クロックと後述する
内部クロックの1つが入力され、PD20の出力はLP
F22に入力され、LPF22の出力はVCO24に入
力され、VCO24の出力はクロック選択回路16の−
入力端に入力されている。
【0019】次いで、周波数検出回路14は、外部クロ
ックの周波数が所定の周波数よりも大きいかあるいは小
さいかを検出してクロック切換え信号を出力するもので
ある。例えば、外部クロックの周波数が所定周波数より
も大きくなった(大きい)場合、クロック切換え信号と
してハイレベルを出力し、小さくなった(小さい)場合
には逆にローレベルを出力する。この周波数検出回路1
4から出力されるクロック切換え信号は、クロック選択
回路16の選択入力端に入力されている。
【0020】次いで、クロック選択回路16は、選択入
力端に入力されるクロック切換え信号に応じて、外部ク
ロックあるいはPLL12の出力を選択出力するもので
ある。例えば、クロック切換え信号としてハイレベルが
入力された場合、+入力端に入力される外部クロックを
出力し、ローレベルが入力された場合には−入力端に入
力されるPLL12の出力を出力する。このクロック選
択回路16の出力はクロック分配回路18に入力されて
いる。
【0021】次いで、クロック分配回路18は、クロッ
ク選択回路16によって選択出力される外部クロックあ
るいはPLL12の出力を分配して複数の内部クロック
を発生するものである。このクロック分配回路18は、
内部クロックを複数に分割するために設けられるもので
あって、例えばドライブ能力の大きい1つのバッファを
用いるなどして、内部クロックを分割する必要がないと
きには必ずしも必要なものではない。
【0022】図示例のクロック分配回路18は、複数の
バッファによって構成されている。そして、クロック選
択回路16の出力が入力されるバッファの出力は3つの
バッファに入力され、これらの3つのバッファの出力
は、さらにそれぞれ3つのバッファに入力される。この
ようにして、クロック選択回路16から出力される外部
クロックまたはPLL12の出力は、複数の内部クロッ
クに分配されて内部回路に供給される。
【0023】本発明のクロック発生回路10は、基本的
に以上のように構成される。次に、本発明のクロック発
生回路10の特徴部分となる周波数検出回路14および
クロック選択回路16について、より具体的な構成回路
例を挙げて説明する。
【0024】まず、図2に、周波数検出回路14の一実
施例の構成回路図を示す。この周波数検出回路14は、
ワンショットマルチバイブレータ26と、積分回路28
と、電圧比較器30とを有する。ワンショットマルチバ
イブレータ26には外部クロックが入力され、その出力
は積分回路28に入力される。また、積分回路28の出
力は電圧比較器30に入力され、電圧比較器30からは
クロック切換え信号が出力されている。
【0025】ここで、ワンショットマルチバイブレータ
26は、外部クロックが入力される毎に、所定のパルス
幅を有するパルスを出力するものである。ワンショット
マルチバイブレータ26のパルス幅は、クロック切換え
を行うクロック周波数のとき、クロック周期のほぼ1/
2となるよう調整する。
【0026】次いで、積分回路28は、抵抗素子32お
よび容量素子34によって決定される時定数に応じて、
ワンショットマルチバイブレータ26から出力されるパ
ルスを積分するものである。この積分回路28において
は、上述する時定数を適宜設定することによって、周波
数検出回路14により検出される外部クロックの周波数
変化に対する応答時間を適宜変更することができる。
【0027】図示例の積分回路28は、抵抗素子32
と、容量素子34と、オペアンプ36と、基準電圧源3
8とから構成されている。そして、抵抗素子32の一端
には、ワンショットマルチバイブレータ26の出力が入
力され、その他端はオペアンプ36の−入力端に接続さ
れている。また、容量素子34は、オペアンプ36の−
入力端と出力端との間に並列接続され、基準電圧源38
の出力は、オペアンプ36の+入力端に入力されてい
る。
【0028】また、上述する基準電圧源38は、P型M
OSトランジスタ(以下、PMOSという)40と、抵
抗素子42とから構成されている。PMOS40のソー
スは電源に接続され、そのゲートおよびドレインと抵抗
素子42の一端とは短絡されて出力とされ、オペアンプ
36の+入力端に入力されている。なお、この基準電圧
源38の出力は電源電圧/2とされる。また、抵抗素子
42の他端は接地されている。
【0029】次いで、電圧比較器30は、積分回路28
の出力と基準電圧源46の出力とを比較することによっ
て、外部クロックの周波数が所定の周波数よりも大きい
か、あるいは小さいかを検出し、これに応じたクロック
切換え信号を出力するものである。例えば、積分回路の
出力が基準電圧源46の出力よりも大きい場合には、ク
ロック切換え信号としてハイレベルを出力し、逆に、小
さい場合にはローレベルを出力する。
【0030】図示例の電圧比較器30は、コンパレータ
44と、基準電圧源46とから構成されている。そし
て、コンパレータ44の+入力端には、積分回路28の
出力が入力され、その−入力端には基準電圧源46の出
力が接続され、その出力端からはクロック切換え信号が
出力されている。また、クロック切換え信号は、クロッ
ク選択回路16に入力されるとともに、基準電圧源46
にも入力されている。
【0031】また、上述する基準電圧源46は、PMO
S48と、抵抗素子50,52と、N型MOSトランジ
スタ(以下、NMOSという)54,56と、インバー
タ58とから構成されている。
【0032】PMOS48のソースは電源に接続され、
そのゲートおよびドレインと抵抗素子50の一端とNM
OS54のソースとは短絡されている。また、抵抗素子
50の他端と抵抗素子52の一端とNMOS56のソー
スとは短絡され、抵抗素子52の他端は接地されてい
る。また、NMOS54,56のドレインは短絡されて
コンパレータ44の−入力端に入力され、そのゲートに
は、それぞれインバータ58の出力とクロック切換え信
号とが入力され、インバータ58の入力端にはクロック
切換え信号が入力されている。
【0033】なお、この基準電圧源46の出力は、NM
OS54から出力される基準電圧1、例えば電源電圧〜
電源電圧/2の範囲の出力と、NMOS56から出力さ
れる基準電圧2、例えば電源電圧/2〜グランド電圧の
範囲の出力とが、クロック切換え信号のレベルに応じて
選択出力される。図示例においては、クロック切換え信
号がローレベルのときは基準電圧1が出力され、逆にハ
イレベルのときは基準電圧2が出力される。
【0034】このように、クロック切換え信号のレベル
に応じて、基準電圧源46の出力として、基準電圧1ま
たは2を選択出力することによって、コンパレータ44
にヒステリシス特性を持たせることができ、クロック切
換え信号の変化点付近において、クロック切換え信号の
ばたつきを抑制して、クロック切換え信号が頻繁に変化
するのを防止することができる。
【0035】続いて、図3に、クロック選択回路16の
一実施例の構成回路図を示す。このクロック選択回路1
6は、AND−ORゲートによる構成例を示すものであ
る。2つのANDゲートの一方の入力端(図中上側の入
力端)には、それぞれ外部クロックとPLL12の出力
とが入力される。また、2つのANDゲートの他方の入
力端(図中下側の入力端)は、互いに短絡されてクロッ
ク切換え信号が入力され、その出力端からは、外部クロ
ックまたはPLL12の出力が選択出力されて、クロッ
ク分配回路18に入力される。
【0036】本発明のクロック発生回路10において、
周波数検出回路14およびクロック選択回路16は、例
えばこのように構成される。なお、本発明のクロック発
生回路10に用いられる周波数検出回路14およびクロ
ック選択回路16は、上述する構成回路例だけに限定さ
れるものではない。
【0037】次に、本発明のクロック発生回路10の動
作について、図2の周波数検出回路14および図3のク
ロック選択回路16を適用した場合を例に挙げて、図4
に示されるタイミングチャートを参照しながら説明す
る。なお、図4のタイミングチャートにおいては、周波
数検出回路14のワンショットマルチバイブレータ26
および積分回路28の出力をそれぞれ出力信号aおよび
出力信号bとして説明を行う。
【0038】まず、タイミングチャートの第1の期間
(図中左部)は、外部クロックの周波数が所定の周波数
よりも低い場合の一例を示すものである。周波数検出回
路14において、ワンショットマルチバイブレータ26
は、外部クロックが入力される毎に所定パルス幅を有す
るパルスを発生する。タイミングチャートに示されるよ
うに、外部クロックの周波数が低い場合、ワンショット
マルチバイブレータ26の出力信号aは、ローレベルに
対してハイレベルの期間が短くなる。
【0039】次いで、出力信号aは、積分回路28によ
って積分される。この時、オペアンプ36の+入力端に
は、基準電圧源38から電源電圧/2が入力されている
ため、出力信号aがハイレベルになると、即ち、電源電
圧/2よりも大きくなると、積分回路28の出力信号b
は、抵抗素子32および容量素子34で決定される時定
数に応じた速度でディスチャージされてローレベルにな
ろうとする。
【0040】ところが、出力信号aは、ローレベルに対
してハイレベルの期間が短いため、出力信号bがディス
チャージされてローレベルになる前に、出力信号aがロ
ーレベルに変化してしまう。出力信号aがローレベルに
なると、即ち、電源電圧/2よりも小さくなると、積分
回路28の出力信号bはチャージアップされてハイレベ
ルになる。このように、外部クロックの周波数が所定の
周波数よりも低い場合には、出力信号bはハイレベルに
保持される。
【0041】タイミングチャートに示されるように、ク
ロック切換え信号がハイレベルのとき、基準電圧源46
のNMOS56がオン状態であり、コンパレータ44の
−入力端には基準電圧2が供給されている。従って、出
力信号bは電圧比較器30によって基準電圧2と比較さ
れる。そして、出力信号bは基準電圧2よりも大きいた
め、クロック切換え信号はハイレベルとされる。このよ
うに、外部クロックの周波数が所定の周波数よりも低い
場合には、クロック切換え信号はハイレベルに保持され
る。
【0042】クロック切換え信号がハイレベルの期間
は、クロック選択回路16によって外部クロックが選択
出力される。即ち、外部クロックの周波数が所定の周波
数よりも低い場合には、外部クロックから内部クロック
を発生するまでの遅延時間も問題にならないため、外部
クロックを内部クロックとして直接使用する。このと
き、PLL12のVCO24は自走発振するが、PLL
12の出力は内部回路に供給されないし、PLL12自
身の消費電力もLSI全体から見れば極小であるため、
何ら問題はない。
【0043】次に、タイミングチャートの第2の期間
(図中中央部)は、外部クロックの周波数が所定の周波
数よりも高い場合、および、外部クロックの周波数が所
定の周波数よりも低い状態から、高い状態に変化する場
合の一例を示すものである。
【0044】タイミングチャートに示されるように、外
部クロックの周波数が高くなると、ワンショットマルチ
バイブレータ26の出力信号aは、ハイレベルに対して
ローレベルの期間が短くなる。同様に、出力信号aは、
積分回路28によって積分される。ここで、出力信号a
は、ローレベルに対してハイレベルの期間が長いため、
出力信号bは、時定数に応じた速度でゆっくりとディス
チャージされてローレベルになる。
【0045】一方、出力信号aがローレベルになると、
積分回路28の出力信号bはチャージアップされてハイ
レベルになろうとする。ところが、出力信号aは、ハイ
レベルに対してローレベルの期間が短いため、出力信号
bがチャージアップされてハイレベルになる前に、出力
信号aがハイレベルに変化してしまう。そして、出力信
号aがハイレベルになると、積分回路28の出力信号b
はディスチャージされてローレベルになる。こうして、
外部クロックの周波数が所定の周波数よりも高い場合に
は、出力信号bはローレベルに保持される。
【0046】タイミングチャートに示されるように、外
部クロックの周波数が低い状態から高い状態に変化する
前のクロック切換え信号はハイレベルであり、基準電圧
源46のNMOS56がオン状態であるため、コンパレ
ータ44の−入力端には基準電圧2が供給される。即
ち、出力信号bは、電圧比較器30によって基準電圧2
と比較され、出力信号bが基準電圧2よりも小さくなっ
た時点で、クロック切換え信号がローレベルに変化す
る。
【0047】クロック切換え信号がローレベルになる
と、基準電圧源46のNMOS54がオン状態となり、
コンパレータ44の−入力端には基準電圧1が供給され
る。即ち、出力信号bが基準電圧1よりも小さい期間、
クロック切換え信号はローレベルに保持される。このよ
うに、外部クロックの周波数が所定の周波数よりも高く
なると、クロック切換え信号はローレベルに保持され
る。
【0048】クロック切換え信号がローレベルの期間
は、クロック選択回路16によって外部クロックが選択
出力される。即ち、外部クロックの周波数が所定の周波
数よりも高い場合には、外部クロックから内部クロック
を発生するまでの遅延時間が問題になるため、PLL1
2の出力を内部クロックとして使用する。
【0049】次に、タイミングチャートの第3の期間
(図中右側部)は、外部クロックの周波数が所定の周波
数よりも低い場合、および、外部クロックの周波数が所
定の周波数よりも高い状態から、低い状態に変化する場
合の一例を示すものである。この場合、周波数検出回路
14は、タイミングチャートの第2の期間、即ち、外部
クロックの周波数が所定の周波数よりも低い状態から、
高い状態に変化する場合と全く反対に動作する。
【0050】即ち、出力信号aは、ハイレベルに対して
ローレベルの期間が長くなるため、出力信号bは、時定
数に応じた速度でゆっくりとチャージアップされてハイ
レベルになる。また、出力信号bは、電圧比較器30に
よって基準電圧1と比較され、出力信号bが基準電圧1
よりも大きくなった時点で、クロック切換え信号はハイ
レベルとされる。
【0051】そして、クロック切換え信号がハイレベル
になると、出力信号bが基準電圧2よりも大きい期間、
クロック切換え信号はハイレベルに保持される。こうし
て、外部クロックの周波数が所定の周波数よりも低くな
ると、クロック切換え信号はハイレベルに保持され、ク
ロック選択回路16によって外部クロックが選択出力さ
れる。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明のクロ
ック発生回路は、周波数検出回路によって外部クロック
の周波数を検出し、この結果に基づいて、クロック選択
回路によって外部クロックとPLLの出力を選択出力す
ることにより、外部クロックの周波数が所定周波数より
も大きいとき、例えば通常の使用状態のときは、PLL
の出力を内部クロックとして用い、逆に、小さいとき、
例えば待機状態のときは、外部クロックを直接内部クロ
ックとして用いるものである。
【0053】従って、本発明のクロック発生回路によれ
ば、外部クロックの周波数が高いときは、PLLの出
力、即ち、外部クロックの位相に同期された内部クロッ
クを使用することによって、内部クロックの外部クロッ
クに対する遅延時間の問題を解消することができ、逆
に、外部クロックの周波数が低いときは、外部クロック
を内部クロックとして直接使用することによって、外部
クロックの周波数を低下させる、または停止させて、待
機状態における消費電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクロック発生回路の一実施例のブロッ
ク図である。
【図2】本発明のクロック発生回路において用いられる
周波数検出回路の一実施例の構成回路図である。
【図3】本発明のクロック発生回路において用いられる
クロック選択回路の一実施例の構成回路図である。
【図4】本発明のクロック発生回路において用いられる
周波数検出回路の動作を示す一実施例のタイミングチャ
ートである。
【図5】従来のクロック発生回路の一例の構成回路図で
ある。
【図6】図5に示す従来のクロック発生回路の動作を示
す一例のタイミングチャートである。
【図7】従来のクロック発生回路の別の例の構成回路図
である。
【図8】図7に示す従来のクロック発生回路の動作を示
す一例のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10,60,66 クロック発生回路 12,74 PLL(位相同期ループ) 14 周波数検出回路 16 クロック選択回路 18,62 クロック分配回路 20,68 PD(位相検出器) 22,70 LPF(低域通過フィルタ) 24,72 VCO(電圧制御発振器) 26 ワンショットマルチバイブレータ 28 積分回路 30 電圧比較器 32,42,50,52 抵抗素子 34 容量素子 36 オペアンプ 38,46 基準電圧源 40,48 PMOS(P型MOSトランジスタ) 44 コンパレータ 54,56 NMOS(N型MOSトランジスタ) 58 インバータ 64 フリップフロップ a,b 出力信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部より入力されるクロックの位相に同期
    された内部クロックを出力する位相同期ループと、前記
    外部より入力されるクロックの周波数を検出して、クロ
    ック切換え信号を出力する周波数検出回路と、前記周波
    数検出回路から出力されるクロック切換え信号に応じ
    て、前記外部より入力されるクロックと前記位相同期ル
    ープから出力される内部クロックとを選択出力するクロ
    ック選択回路とを有することを特徴とするクロック発生
    回路。
JP7231227A 1995-09-08 1995-09-08 クロック発生回路 Withdrawn JPH0983356A (ja)

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