JP2001109989A - 車載装置及び無線通信システム - Google Patents

車載装置及び無線通信システム

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JP2001109989A
JP2001109989A JP28682899A JP28682899A JP2001109989A JP 2001109989 A JP2001109989 A JP 2001109989A JP 28682899 A JP28682899 A JP 28682899A JP 28682899 A JP28682899 A JP 28682899A JP 2001109989 A JP2001109989 A JP 2001109989A
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Manabu Matsumoto
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    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/09Arrangements for giving variable traffic instructions
    • G08G1/0962Arrangements for giving variable traffic instructions having an indicator mounted inside the vehicle, e.g. giving voice messages
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles
    • G07C5/008Registering or indicating the working of vehicles communicating information to a remotely located station

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信の個別性を確保でき、高機能で多様なサ
ービスの実現が可能な車載装置、及び無線通信システム
を提供する。 【解決手段】 固定局,車載装置間の通信をDSRC無
線により行い、車載装置では、固定局からの受信データ
に含まれるコマンドからアプリケーションを特定し、対
応する処理を起動する。取得コマンドがメニュー選択コ
マンドであれば、コマンドと共に取得されるメニュー情
報に従って、商品と金額とを対応させたメニューを表示
し(S120)、メニューに従って選択操作がなされ、選択項
目が確定すると(S220〜S240)、その確定内容を表示する
と共に、ICカードユニットに料金精算用のICカード
が装着されていれば、無線通信を介したデータ交換によ
りICカードの書換えを行うことで料金精算を行う(S25
0〜S280)。DSRC無線を用いているので小さい通信エ
リアを設定でき、通信の個別性を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DSRC無線通信
を用いて外部との通信を行う車載装置、及びこの車載装
置を用いて構成したDSRC無線通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に搭載された車載装置
と、車外に設置された固定局との間で無線通信を行うこ
とにより、車両の利用者に対して様々なサービスを提供
するシステムの一つとして、例えば、交通の流れを良く
したり、駐車場への適切な誘導を図ったりするために、
道路の渋滞や駐車場の空き具合等の道路交通情報をドラ
イバーに伝えるVICS(Vehicle Information and Co
mmunication System:道路交通情報通信システム)が知
られている。
【0003】このVICSでは、極小ゾーンによる情報
提供用として、放送型の片方行通信を行う電波ビーコン
や双方向通信が可能な光ビーコンが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電波ビーコン
の場合、放送型の片方行通信であるため、車載装置から
固定局に向けて通信することができず、一方、光ビーコ
ンの場合、双方向通信が可能であるが、一般利用者用に
は開放されていない。このため、VICSでは、双方向
通信を利用した一般利用者向けの高機能なサービスを実
現することができないという問題があった。
【0005】これに対して、携帯電話や自動車電話等の
移動体通信機器を利用して双方向通信を可能とするAT
IS(Advance Traffic Information Service) が知ら
れている。しかし、ATISでは、公衆回線を介して情
報伝送が行われるため、その伝送容量は64kbps程
度であり、画像等の大量のデータを伝送するには時間を
要するという問題があった。また、ATISでは、情報
がセンター(固定局)にて集中的に管理されるため、セ
ンターでは広い範囲に渡る情報を扱う必要があり、例え
ば、走行の安全性を向上させる上で有効な情報となる個
々の車両の挙動等、極めて局地的で瞬時的な情報を扱う
ことができなかった。
【0006】更に、車載装置と固定局との間の無線通信
において、料金の精算等を伴った特定の車両(車載装
置)に対するパーソナルな通信を実現することが期待さ
れている。しかし、VICSの電波ビーコンは、極小ゾ
ーンといっても、通信エリアが70m程度もあり、複数
の車両が同一エリアに進入可能であるため、関係のない
他の車両の車載装置に通信を受信されてしまう可能性が
高く、このような高い個別性を要求される用途に適用す
ることが困難であった。
【0007】そこで本発明は、上記問題点を解決するた
めに、通信の個別性を確保でき、高機能で多様なサービ
スを実現可能な車載装置、及び無線通信システムを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】ここで、本発明者らは、
このような高機能なサービスの提供を可能とする無線通
信方式として、現在、有料道路の料金の自動徴収システ
ムへの適用が検討されているDSRC(Dedicated Sort
-Range Communication)無線方式に着目した。
【0009】このDSRC無線方式は、「有料道路自動
料金収受システム」について電波産業会「ARIB S
TD−T55」で標準規格として策定されているもので
あり、以下のような特徴を有している。即ち、DSRC
無線方式では、車両に搭載される車載機と道路近傍にア
ンテナが設置される固定局との間の無線通信に、距離に
対して電力が減衰する割合の大きいミリ波帯(ここで
は、5.8GHz)の電波を用いているため、極めて小
さな通信エリア(3〜30m程度)を設定でき、しかも
通信エリア外への電波の漏れや、通信エリア内での電波
の混信などが非常に少ないため、通信の個別性を確保で
き、信頼性の高い無線通信を実現できる。また、ミリ波
帯では、大きな通信容量(ここでは、1.024Mbp
s)を確保できるため、通信エリアが小さくても、移動
する車両に対して通信処理を短時間で確実に完了させる
ことができるのである。
【0010】そして、第1の発明である請求項1記載の
車載装置では、このようなDSRC無線方式に対応した
DSRC無線器を用いて外部(即ち固定局)との無線通
信を行う通信手段を備えており、情報取得手段が、通信
手段を介して、サービスを受けるための情報を取得し、
この取得した情報を表示手段が表示する。
【0011】また、入力手段により、表示手段に表示さ
れた情報に従った操作が入力されると、この入力手段に
より入力された操作情報を、応答手段が、通信手段を介
して外部に送信する。つまり、本発明の車載装置によれ
ば、DSRC無線を介して固定局から取得したサービス
を受けるための情報に従って、各種操作を行うだけで、
多様なサービスを個々に受けることができる。
【0012】なお、提供されるサービスが有料である場
合など、提供されるサービスについての様々な情報処理
を実現可能とするには、請求項2記載のように、ICカ
ードへの情報の読み書きが可能なリーダライタを設け、
情報処理手段が、このリーダライタに接続されたICカ
ードの情報を前記通信手段を介して送受することによ
り、応答手段が送信した操作情報に従って提供されるサ
ービスについての情報処理(例えば料金の精算等)を行
うように構成すればよい。
【0013】上述のような車載装置は、請求項3記載の
ように、固定局を、サービスに対する注文を車両に搭乗
したまま行うこと(いわゆるドライブスルー)が可能な
店舗の注文受付場所の近傍に設けた無線通信システムに
て好適に用いることができる。
【0014】即ち、このような無線通信システムでは、
注文受付場所にて車両の窓を開けて会話したり現金の受
け渡しをすることなく、注文作業や精算作業を行うこと
ができ、サービスの提供を受けるために要する一連の作
業の手間を大幅に削減できる。
【0015】また、固定局の通信エリアを複数設定すれ
ば、複数の車両に対して注文作業や精算作業を同時に行
うことができ、サービス提供側の作業効率をより向上さ
せることができる。次に、第2の発明である請求項4記
載の車載装置では、第1の発明と同様に、DSRC無線
器を用いて外部との通信を行う通信手段を備えており、
情報収集手段が、車両各部の動作履歴からなる履歴情報
を収集し、通信手段を介して予め設定された問合情報を
受信すると、情報提供手段が、情報収集手段が収集した
履歴情報を通信手段を介して外部に送信する。
【0016】つまり、本発明の車載装置によれば、問合
情報を送信する固定局に対して特別な操作を行うことな
く、車両の履歴情報や運転手(使用者)の個人情報を自
動的に提供することができる。その結果、この提供した
履歴情報に基づいて、車両のメンテナンス等を的確かつ
効率よく行うことができ、ひいては車両の安全性や信頼
性を向上させることができる。
【0017】なお、このような車載装置は、例えば、請
求項5記載のように、固定局を、車両の整備依頼や修理
依頼を受け付ける受付場所、或いは車両の整備や修理を
行う工場への車両の進入経路の近傍に設けた無線通信シ
ステムにて好適に用いることができる。
【0018】これに限らず、交通量の多い道路近傍に固
定局を設けて、その通信エリアを通過する任意の車両か
ら履歴情報の提供を受けるように構成してもよい。特に
この場合、特定の場所に立ち寄ることなく、車両の状態
を確認することが可能となり、車両の使用者の負担を軽
減できる。また、DSRC無線器は大容量の通信が可能
であるため、履歴情報が大量に存在する場合であって
も、この大量の履歴情報を走行中の車両から確実に取得
することができる。
【0019】次に、第3の発明である請求項6記載の車
載装置では、第1及び第2の発明と同様に、DSRC無
線器を用いて外部との通信を行う通信手段を備えてお
り、走行車両情報取得手段が、通信手段を介して、予め
設定された対象領域内に存在する車両の挙動に関する走
行車両情報を取得し、この取得した走行車両情報を情報
報知手段が報知するようにされている。
【0020】なお、走行車両情報は、前記対象領域に進
入する車両との無線通信により獲得してもよいし、別途
設けられたレーダ装置等を用いて検出してもよい。つま
り、本発明の車載装置によれば、事故の発生し易い危険
な領域を対象領域として設定することにより、車両の運
転者に運転の注意を促すことができる。
【0021】このような車載装置は、例えば、請求項7
記載のように、固定局が、見通しの悪い曲がり角の近傍
に設置され、該曲がり角に到る前後所定範囲内を前記対
象領域として、該対象領域内に進入する車両に対して前
記走行車両情報を送信するようにされた無線通信システ
ムにて好適に用いることができ、この場合、車載装置の
情報報知手段は、走行車両情報に基づいて対向車の存在
を報知すればよい。
【0022】また、第4の発明である請求項8記載の車
載装置では、第1ないし第3の発明と同様に、DSRC
無線器を用いて外部との通信を行う通信手段を備えてお
り、情報取得手段が、通信手段を介して、予め設定され
た対象領域内の道路形状に関する走行路情報、及び該対
象領域内に存在する車両の挙動に関する走行車両情報を
取得し、これら取得した走行路情報及び走行車両情報に
応じて、制御手段が、車両の走行状態を制御する。
【0023】なお、制御手段が車両の走行状態を制御し
た場合には、運転者の意図とは異なる車両制御が行われ
ることになるため、これを制御報知手段により報知する
よう構成することが望ましい。また、取得した走行路情
報及び走行車両情報から、車両の走行状態を制御すべき
であるか否かを判断し、制御すべきである場合に、その
旨を警報等により運転者に対して報知だけするように構
成してもよい。
【0024】このような車載装置は、例えば請求項10
記載のように、固定局が、見通しの悪い曲がり角の近傍
に設置され、該曲がり角に到る前後所定範囲内を前記対
象領域として、該対象領域内に進入する車両に対して前
記走行路情報及び前記走行車両情報を送信する無線通信
システムにて好適に用いることができる。この場合、車
載装置の制御手段は、走行路情報及び走行車両情報に基
づいて、曲がり角にて起こり得る非常事態を回避可能な
走行速度となるように、車両の制動装置を制御するよう
にすればよい。
【0025】より具体的には、例えば請求項11記載の
ように、車載装置の制御手段は、走行路情報に基づい
て、曲がり角への進入速度が該曲がり角の曲率や勾配に
応じて設定された制限速度以上である場合に、制動装置
を作動させるように構成することができる。
【0026】つまり、本発明では、危険の可能性を運転
者に単に報知するのではなく、積極的に車両制御を行っ
ており、より高度なサービスを提供することができる。
なお、制御手段が行う車両制御は、制動装置の制御に限
らず、エンジン,サスペンション,ステアリング,照
明,エアコン,警笛等、車両に搭載されている装置であ
れば、何を制御対象としてもよい。
【0027】また、第3及び第4の発明では、DSRC
無線を用いているため、対象領域から少しでも離れた場
所や対象領域内であってもある程度時間を経過した後で
は全く意味を持たない極めて局所的かつ瞬時的な情報
を、限られた通信エリア内を通過する間に確実に情報提
供することができる。
【0028】そして、車両の挙動を検出するものとして
車載レーダ装置が多用されているが、本発明では、車載
レーダ装置では検知できない見通し外に位置する対向車
両等の情報をも容易に提供できるため、走行の安全性を
格段に向上させることができる。
【0029】更に、第3及び第4の発明は、車載レーダ
装置による障害物検知機能と併用すれば、より一層、精
度の高い車両制御や詳細な報知を実現することができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明が適用された実施形態の無
線通信システムの基本構成を表す説明図である。
【0031】図1に示すように、本実施形態の無線通信
システムは、車両Cに搭載された車載装置10と、この
車載装置10との間でDSRC無線方式による無線通信
を行う固定局50とからなる。そして、固定局50のア
ンテナAは、大きさが3〜30m程度の通信エリアEを
形成し、車両Cが走行する一般の道路R1の他、車両C
に搭乗したまま立ち寄ることが可能な様々な施設内の車
両の走行経路R2に通信エリアが設定されるように設置
される。
【0032】そして、通常は、固定局50側の通信装置
が、所定時間間隔で、車両に搭載された車載装置10側
の通信装置(後述のDSRC無線ユニット11)を起動
するためのパイロット信号を送信し、そのパイロット信
号を受信した車載装置10側の通信装置が応答信号を送
信して、その応答信号を受信できた場合に、車載装置1
0との間のデータ通信を実行する。
【0033】一方、車載装置10側の通信装置は、固定
局50側からのパイロット信号を受信すると応答信号を
送信し、その後、固定局50側の通信装置との間でデー
タ通信を実行する。また、このように固定局50と車載
装置10との間で行われるデータ通信は、全て固定局5
0の管理の下に実行される。つまり、本実施形態では、
固定局50側の通信装置は、所定の送信期間中に、パイ
ロット信号や車載装置10宛のデータにより変調された
変調信号を送信し、その後、所定の応答期間の間に、車
載装置10側の通信装置では、パイロット信号に対する
応答信号や固定局50宛のデータを送信するのである。
【0034】以下では、まず車載装置10について詳述
する。ここで図2は、車載装置10の構成を表すブロッ
ク図である。図2(a)に示すように、車載装置10
は、DSRC無線方式の無線通信を行う通信手段として
のDSRC無線ユニット11と、料金支払のためのキャ
ッシュカードやプリペイドカードの他、各種メンバーズ
カード等を含むICカードを着脱自在に装着可能で、装
着されたICカードに対してデータの読み書きを行うI
Cカードユニット12と、CD−ROMからデータの読
み出しを行うCDユニット13と、DVDに対してデー
タの読み書きを行うDVDユニット14と、マイク,ス
ピーカ,A/D変換器,D/A変換器等を備え音声の入
出力を行うための音声ユニット15と、MDやCDから
データを読み込んで音楽を発生させるオーディオユニッ
ト16と、各種指令を入力する入力手段としてのコント
ロールパネル17と、各種操作手順を表示したり、DS
RC無線ユニット11を介して獲得した情報の表示等を
行う表示手段としてのディスプレイユニット18と、こ
れら各部を制御するマイクロコンピュータからなる制御
ユニット19とを備えている。
【0035】また、ここでは図示しないが、磁気カード
からデータの読み出しを行う磁気カードユニット等を備
えていてもよい。そして、これら各ユニットは、図2
(b)に示すように、それぞれマイクロコンピュータ
(以下「マイコン」と呼ぶ)及びLANインタフェース
を備えており、車両内に構築されたLAN(Local Area
Network,以下「車内LAN」と呼ぶ)に対してLAN
インタフェースを介して接続されている(図ではDSR
C無線ユニットの場合を示す)。なお、車載装置10に
は、車内LANに新たなユニットを追加接続したり、ソ
フトウェアのバージョンアップ等を行うためのハブやジ
ャック等からなるLAN接続用インタフェース20も設
けられている。
【0036】また、車内LANには、インパネに設けら
れた液晶パネルにスピードメータやタコメータ等の各種
表示を行うメータユニット31の他、エンジン制御を行
うエンジンECU32,スキッド制御を行うスキッドE
CU33,エアバック制御を行うエアバックECU34
等、車両に搭載されている各種ECUも接続されてお
り、上述した各ユニット及びECU間で相互に通信可能
なように構成されている。
【0037】このように構成された車載装置10は、図
3に示すように、固定局50からの電波を良好に受信
し、しかも他のユニットとの干渉を防ぐために、DSR
C無線ユニット11がダッシュボード上に設置され、他
のユニットは、ディスプレイユニット18及びICカー
ドユニット12はインパネといった具合に、操作性し易
い場所,視認性のよい場所等、各ユニットの機能に適合
した場所に配置される。
【0038】ここで、本発明の主要部であるDSRC無
線ユニット11について説明する。このDSRC無線ユ
ニット11は、上述したマイコン11b,LANインタ
フェース11cに加えて、固定局50との無線通信を実
行するDSRC無線通信回路11aを備えている(図2
(b)参照)。
【0039】そして、マイコン11bには、DSRC無
線通信回路11aを介して固定局50から提供されるサ
ービスに対応したアプリケーションプログラム、及び固
定局50からの受信データに付与されるコマンドに基づ
いて、起動すべきアプリケーションプログラムを特定す
るためのコマンドテーブルを格納するために、フラッシ
ュROM,EEPROM,バックアップされたRAM等
からなるデータの書き換えが可能なメモリが設けられて
いる。
【0040】また、マイコン11bには、固定局50と
のデータ通信を開始して、固定局50が提供するサービ
スに対応したアプリケーションプログラムを起動するメ
イン処理や、アプリケーションプログラム及びコマンド
テーブルを追加,更新するローダー処理等を行うための
基本プログラムを格納した読み出し専用のROMも設け
られている。
【0041】ここで、DSRC無線ユニット11のマイ
コン11bが実行するメイン処理を、図4に示すフロー
チャートに沿って説明する。なお、メイン処理は、当該
ユニット11に電源が投入されると、以後、繰り返し実
行されるものとする。図4に示すように、本処理が起動
されると、まずS110では、当該車載装置10を搭載
した車両が固定局50の通信エリアに進入したか否かを
判断し、進入していればS120に移行し、一方、進入
していなければそのまま本処理を終了する。なお、通信
エリアに進入したか否かの判断は、DSRC無線通信回
路11aが固定局50から送出されるパイロット信号を
受信したか否かにより行うことができる。
【0042】S120では、固定局50に対してパイロ
ット信号を受信した旨を表す応答信号を送信する。この
応答信号を受信した固定局50は、データの送信を開始
するため、続くS130では、固定局50からの送信デ
ータを受信する。そして、S140では、S130にて
受信したデータに含まれるコマンドを抽出し、抽出した
コマンドに基づいて、メモリに記憶されているコマンド
テーブルをサーチする。続くS150では、テーブルサ
ーチの結果、特定されたアプリケーションプログラムを
起動して本処理を終了する。但し、抽出したコマンドが
コマンドテーブルに登録されていない場合は、S150
では何もせず、そのまま本処理を終了する。
【0043】即ち、車載装置10は、必要なアプリケー
ションプログラムを予め登録しておくことにより、固定
局50が提供する様々なサービスに対応できるように構
成されている。なお、アプリケーションプログラムの登
録,更新は、例えば、ICカードユニット12に、デー
タ端末と接続されたICカードコネクタを装着し、LA
Nを介してデータ端末からDSRC無線ユニット11の
マイコン11bに、登録,更新すべきアプリケーション
プログラムを転送することにより行うことができる。
【0044】また、登録,更新すべきアプリケーション
プログラムが書き込まれたICカードを、ICカードユ
ニット12に装着すると、アプリケーションプログラム
がダウンロードされるように構成してもよい。但し、こ
の場合、ICカード内のプログラムは、一度ダウンロー
ドすると無効化されるようにすることが望ましい。
【0045】更に、固定局50にて用いられるものと同
じDSRC無線通信用の通信装置と、登録,更新すべき
アプリケーションプログラムを記憶したメモリとを備
え、メモリに記憶されたアプリケーションプログラム
を、車載装置10への送信データとして送信するよう構
成されたプログラム書換装置Mを用いることにより、I
Cカードユニット12を介することなく、無線通信によ
りDSRC無線ユニット11に対してアプリケーション
プログラムを直接供給するようにしてもよい。
【0046】なお、図5に示すように、プログラム書換
装置Mとしては、例えば、手持ちタイプ(図5(a)参
照)、DSRC無線ユニット11と対向するようフロン
トガラスGに吸着させるタイプ(図5(b)参照)、D
SRC無線ユニット11に直接接触させるタイプ(図5
(c)参照)など、様々な形態のものを用いることがで
きる。
【0047】次に、固定局50は、提供するサービスに
応じて様々な形態が考えられるため、ここでは、代表的
な例について説明する。まず、車両に搭乗したまま、商
品の注文とその受け取りを行う、いわゆるドライブスル
ーにおいて、注文の受付,精算を行うシステムに、本実
施形態の無線通信システムを適用した例について説明す
る。
【0048】この場合、固定局50のアンテナを、注文
時に車両を停車させる位置に通信エリアが形成されるよ
う設置し、その通信エリアを車両1台分程度の大きさと
なるように設定する。ここで、図6は、固定局50の構
成を表すブロック図である。
【0049】図6に示すように、固定局50は、DSR
C無線器51と、各種操作手順やDSRC無線器51を
介して獲得した情報等を表示するための表示装置52
と、各種指令を入力するための入力装置53と、車載装
置10に提供するメニュー情報等が格納されたデータベ
ース54と、これら各部を制御して注文受付処理を実行
する制御装置55と、公衆網や専用線等を介して外部に
設けられたセンター等との通信を行うための通信装置5
6とを備えている。
【0050】そして、パイロット信号に対する車載装置
10からの応答信号がDSRC無線器51にて受信され
ると、制御装置55は、予め取り決められたメニュー選
択コマンドと共に、提供可能な商品名とその値段とを対
応させたメニュー情報を送信する。その後、車載装置1
0から希望する商品を特定する操作情報を受信すると、
これに従って、表示装置52に注文内容を表示すると共
に、操作情報に精算用の情報(ICカードのIDデー
タ)が付与されている場合には、引き続きDSRC無線
器51を介して通信を行うことにより精算処理を実行す
るように構成されている。
【0051】次に、このメニュー選択コマンドを受信し
た車載装置10のDSRC無線ユニット11が、そのマ
イコン11bにて実行するメニュー選択コマンド処理
を、図7に示すフローチャートに沿って説明する。な
お、本処理は、受信したメニュー選択コマンドに従っ
て、先に説明したメイン処理のS150が実行されるこ
とにより起動される。
【0052】図7に示すように、本処理が起動される
と、まず、S210では、固定局50からの受信データ
であるメニュー情報に従って、ディスプレイユニット1
8の表示パネル18aにメニューを表示させる(図8
(a)参照)。続くS220では、コントロールパネル
17の操作キーKを介してメニュー選択を終了する際に
行う確定操作が行われたか否かを判断し、確定操作が行
われていなければS230に移行して、今度は、メニュ
ーの中の所望の項目を選択する際に行う選択操作が行わ
れたか否かを判断し、選択操作が行われていなければS
220に戻る。
【0053】先のS230にて選択操作が行われたと判
定された場合には、S240に移行して、その選択操作
に対応した表示処理を行ってS220に戻る。なお、選
択操作に対応した表示処理とは、具体的には、例えば、
スクロールキーが操作されたのであれば、表示画面を切
り換えたり、商品を選択するためのキーが操作されたの
であれば、その選択された商品の表示部分を強調表示
(図中の符号D1参照)する等を行う。
【0054】一方、先のS220にて確定操作が行われ
たと判定された場合には、S250に移行して、選択操
作により選択された商品の一覧と、その合計金額とを示
した操作情報(図8(b)中の符号D2参照)をディス
プレイユニット18に表示させる。
【0055】続く、S260では、ICカードユニット
12に料金精算用のICカードが装着されているか否か
を判断し、ICカードが装着されていなければ、現金に
よる料金精算を行うものとしてS290に移行し、操作
情報のみを固定局50に送信して本処理を終了する。
【0056】一方、S260にて、ICカードが装着さ
れていると判定された場合には、ICカードによる料金
精算を行うものとしてS270に移行し、ICカードか
らIDデータ等を読み込んで、これを操作情報と共に固
定局50に送信し、続くS280では、固定局50との
間で料金精算のためのデータ交換を行い、そのデータに
基づいてICカードの内容の更新や、料金精算を完了し
た旨の表示(図中の符号D3参照)を行って本処理を終
了する。
【0057】なお、本処理において、S210が表示手
段、S270,S290が応答手段、S280が情報処
理手段に相当し、メイン処理のS130が情報取得手段
に相当する。このように、ドライブスルーでの注文の受
付,精算を行うシステムに適用した本実施形態の無線通
信システムでは、注文受付場所にて車両の窓を開けて会
話したり現金の受け渡しをすることなく、注文作業や精
算作業を行うことができ、サービスの提供を受けるため
に要する一連の作業の手間を大幅に削減できる。
【0058】また、本実施形態の無線通信システムで
は、車載装置10及び固定局50間の通信をDSRC無
線により行っているため、通信エリアを小さく設定する
ことができ、同じ固定局50からの信号が、複数車両の
車載装置10にて同時に受信されて通信が混信してしま
うことを防止できる。その結果、料金の精算など、通信
の個別性が必要とされる上述のようなシステムに好適に
適用することができる。
【0059】また、DSRC無線では、1(固定局5
0)対n(車載装置10)の通信にも対応可能であるた
め、通信エリアを大きめに設定し、複数車両からの注文
を同時に受けるように構成してもよい。この場合、商品
を渡す際に、どの車両からの注文であるかを判断できる
ように、車載装置10から固定局50への送信情報に、
例えば、ボディーカラー,車種,車名等の識別情報を含
めるようにすることが望ましい。
【0060】なお、上記システムでは、固定局50が表
示用のメニュー情報のみを送信しているが、例えば、デ
ィスプレイユニット18にメニューが表示された時に
「ご注文のボタンを押して下さい」や、料金精算が終了
した時に「ありがとうございました」「前にお進み下さ
い」等の音声が流れるように、メニュー情報や精算用の
情報などに音声情報を付加して送信するように構成して
もよい。また、店員の画像や生音声をDSRC無線を介
して転送したり、更には、車載装置10に取り付けられ
たマイクユニット(携帯電話や音声認識可能なナビゲー
ション装置等を利用してもよい)を利用して、双方向に
会話できるように構成してもよい。
【0061】次に、車両各部の動作履歴が示された履歴
情報を車両から読み取るシステムに、本実施形態の無線
通信システムを適用した例について説明する。この場
合、固定局50のアンテナを、検査や修理の受付を行う
ディーラーの店舗や、実際に検査や修理を行う工場への
車両の進入経路に通信エリアが形成されるよう設置す
る。
【0062】なお、固定局50の構成は、上述のドライ
ブスルーにて注文の受付,精算を行うシステムに適用し
た無線通信システムの固定局50と同様であるため、こ
こでは説明を省略する。但し、データベース54には、
車両(ユーザ)毎の情報、即ち過去の履歴情報や検査,
修理に関する情報等が記憶されており、表示装置52に
は、DSRC無線器51を介して獲得した履歴情報の内
容や、データベース54から読み出した過去の情報等が
表示されるよう構成されている。ここで履歴情報とし
て、具体的には、例えば、ECUエンジンの調子、AB
S、エアバックのセンサ動作、ランプ類、ブレーキパッ
ト消耗度、オイル交換時期、燃費状況などがある。
【0063】そして、パイロット信号に対する車載装置
10からの応答信号がDSRC無線器51にて受信され
ると、制御装置55は、予め取り決められた履歴問合コ
マンドを送信する。この履歴問合コマンドへの応答とし
て車載装置10から履歴情報を受信すると、制御装置5
5は、受信した履歴情報を表示装置52に表示したり、
この履歴情報をデータベース54に蓄積する等の処理を
実行する。なお、履歴情報と共に、車両の使用者を識別
するIDデータを受信した場合には、このIDデータに
従ってデータベース54を検索して、データベース54
に記憶されている過去の情報も合わせて表示装置52に
表示したり、過去の情報と対応づけて獲得した履歴情報
をデータベース54に蓄積するように構成されている。
【0064】次に、この履歴問合コマンドを受信した車
載装置10のDSRC無線ユニット11が、そのマイコ
ン11bにて実行する履歴問合コマンド処理を、図9に
示すフローチャートに沿って説明する。なお、本処理
は、受信した履歴問合コマンドに従って、先に説明した
メイン処理のS150が実行されることにより起動され
る。
【0065】図9に示すように、本処理が起動される
と、まずS310では、エンジンECU32,スキッド
ECU33,エアバッグECU34等の各ECUから、
蓄積されている履歴情報を読み込む。続くS320で
は、ICカードユニット12に、固定局50が設置され
たディーラーにて取り扱われているメンバーズカード
(ICカード)が装着されているか否かを判断する。
【0066】そして、メンバーズカードが装着されてい
る場合には、S330に移行して、メンバーズカードか
らメンバースカードの所持者を特定するIDデータを読
み込み、このIDデータを、先のS310にて読み込ん
だ履歴情報に付加して固定局50に向けて送信した後、
本処理を終了する。
【0067】一方、メンバーズカードが装着されていな
い場合には、S340に移行して、先のS310にて読
み込んだ履歴情報のみを固定局50に向けて送信した
後、本処理を終了する。なお、本処理において、S31
0が情報収集手段、S330及びS340が情報提供手
段に相当する。
【0068】このように、履歴情報を読み取るシステム
に適用された本実施形態の無線通信システムでは、車両
内部に蓄積された履歴情報を、特別な作業を行うことな
く簡単かつ速やかに収集することができる。また、ここ
では、メンバースカード(ICカード)に個人情報(住
所,氏名,電話番号)を記憶させ、これを送信するよう
にされているので、個人情報を送信したくない場合は、
メンバーズカードを挿入せずに利用すればよく、プライ
バシーの保護を図ることができる。更に、メンバースカ
ードに記憶された個人情報を送信するか否かの選択を、
車載装置10に設けた制御機器にて設定できるように構
成してもよい。
【0069】また、特に検査や修理を行わない場合で
も、定期的に履歴情報を読み取ることができるよう固定
局50を設置すれば、車両の異常を速やかに検知するこ
とができ、故障や故障に基づく事故の発生を確実に低減
することができる。次に、走行時の危険性が高い等、特
殊な状況にある場所にて、危険回避などに役立つ情報を
提供するシステムに、本実施形態の無線通信システムを
適用した例について説明する。
【0070】特に、ここでは、ブラインドコーナー(先
が見えない曲がり角)にて、情報提供する場合について
説明する。この場合、図10に示すように、山によって
視界が遮られたコーナーの両進入口付近に、固定局50
a,50bがそれぞれ設置されており、これら両固定局
50a,50bは通信線Lを介して相互に接続されてい
る。以下では、両固定局50a,50bが設置された間
の区間を対象領域という。
【0071】ここで、図11は、固定局50a,50b
の構成を表すブロック図である。図11に示すように、
固定局50a,50bはいずれも全く同様の構成をして
おり、車載装置10との通信を行うDSRC無線器61
と、対になる相手固定局との通信を行う通信装置66
と、これらDSRC無線器61及び通信装置66を制御
して、対象領域に関する情報を収集,提供する制御装置
65とを備えている。
【0072】なお、制御装置65のメモリには、対象領
域の道路の状態に関する走行路情報、例えば、曲率,勾
配,道路幅,路面の材質等が記憶されている。そして、
パイロット信号に対する車載装置10からの応答信号が
DSRC無線器61にて受信されると、制御装置65
は、応答信号を送出した車載装置10を搭載する車両が
対象領域に進入する方向に走行している場合には、予め
取り決められた車両制御開始コマンドを、反対に対象領
域から退出する方向に走行している場合には、車両制御
終了コマンドを送信する。
【0073】なお、制御装置65は、対象領域に進入す
る車両、及び対象領域から退出する車両をそれぞれカウ
ントすると共に、対象領域に進入する車両のカウント情
報については、通信装置66を介して接続された相手固
定局(以下、単に「相手局」という)に、互いに提供し
合うように構成されている。そして、相手局から獲得し
た対象領域に進入する車両のカウント情報と、自固定局
にて検出した対象領域から退出する車両のカウント情報
とに基づいて、相手局側から対象領域に進入した車両、
即ち対向車が対象領域内に存在するか否かを検出し、こ
れを走行車両情報として、メモリに記憶されている走行
路情報と共に、車両制御開始コマンドに付加して、車載
装置10に提供するように構成されている。
【0074】次に、この車両制御開始コマンドを受信し
た車載装置10のDSRC無線ユニット11が、そのマ
イコン11bにて実行する車両制御コマンド処理を、図
12に示すフローチャートに沿って説明する。なお、本
処理は、受信した車両制御開始コマンドに従って、先に
説明したメイン処理のS150が実行されることにより
起動される。
【0075】図12に示すように、本処理が起動される
と、まずS410では、受信データの中に走行路情報が
あるか否かを判断し、無ければS240に進む。一方、
受信データの中に走行路情報がある場合には、S420
に移行して、その走行路情報に従った車両制御を起動す
る。ここでは、走行路情報(曲率,勾配等)に応じて車
線からはみ出すことなく安全に走行可能な上限速度を設
定し、この上限制限速度以下に車速が制限されるよう、
スキッドECU33に制動制御を行わせる。
【0076】続くS430では、車両制御開始コマンド
による車両制御が行われていることをディスプレイユニ
ット18に表示する等して運転者に報知した後、S44
0に進む。S440では、受信データの中に走行車両情
報があるか否かを判断し、無ければそのまま本処理を終
了し、走向車両情報があれば、例えば「対向車が接近し
ています」「注意して下さい」等の音声を音声ユニット
15に発生させて、運転者に報知した後、本処理を終了
する。
【0077】なお、S420にて起動された車両制御
は、対象領域からの退出時に、固定局50から車両制御
停止コマンドを受信すると停止されるようにされてい
る。また、本処理において、S420が制御手段、S4
30が制御報知手段、S450が情報報知手段に相当
し、メイン処理のS130が情報取得手段に相当する。
【0078】以上説明したように、危険回避等に役立つ
情報を提供するシステムに適用された本実施形態の無線
通信システムでは、運転者から見えない対向車両の接近
を運転者に報知したり、コーナーを安全に走行できるよ
う強制的に車両制御を行わせることができるため、ブラ
インドコーナーのような危険な箇所での事故の発生を防
止することができる。
【0079】また、本実施形態の無線通信システムで
は、小さな通信エリアを設定でき高速なデータ通信が可
能なDSRC無線を用いて車載装置10及び固定局50
a,50b間の通信を行っているので、上述の走行路情
報や走行車両情報のように、極めて限定された区間内、
特に走向車両情報は極めて限定された期間内でのみで役
立つ情報を、これを必要とする車両、即ち対象領域に進
入しようとしていう車両のみに、的確かつ確実に提供す
ることができ、関係のない車両が固定局50a,50b
からの情報を受信して、誤った車両制御を開始してしま
うことを確実に防止できる。
【0080】なお、ここでは、固定局50a,50b
は、対象領域から退出する車両に対して、車両制御停止
コマンドを送信して、対象領域の進入時に起動した車両
制御を停止させるようにしているが、この車両制御停止
コマンドを送信する代わりに、一定距離を走行するか、
或いは一定時間が経過した場合に、車両制御を停止させ
るように構成してもよい。
【0081】また、対象領域内の車両の有無は、DSR
C無線器51によらず、別途設けたセンサ等により検出
するように構成してもよい。更に、固定局50a,50
bは、走行路情報の代わりに、走行路情報に基づいて算
出された上限速度に関する速度情報を車載装置10に提
供したり、これら走行路情報や速度情報に加えて、別途
設けられたセンサ等により検出した路面状態(乾燥,
雨,凍結)に関する情報等を、車載装置10に提供する
ようにしてもよい。
【0082】以上説明したように、本実施形態の無線通
信システムによれば、車載装置10と固定局50(50
a,50b)との間の通信方式として、DSRC無線方
式を採用しているので、限定された通信エリアを必要と
したり、大容量或いは高速なデータ転送を必要とする用
途に極めて好適に用いることができる。
【0083】また、車載装置10は、車内LANを介し
て接続された複数のユニットからなり、任意にユニット
を分散または一体化する(組み合わせる)ことができる
ため、取付位置を自由に選ぶことができる。例えば、現
在、ダッシュボード上には、エアバックや各種センサが
取り付けられているため、新たに大型の装置を取り付け
ることが難しいが、車載装置10のうち、見通しのよい
場所に設置する必要のあるDSRC無線ユニット11の
みであれば、ダッシュボード上であっても問題なく取り
付けることができる。
【0084】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様に
て実施することが可能である。例えば、車載装置10の
構成は、必ずしも図2に示された全てのユニットを備え
ている必要はなく、必要なユニットを自由に組み合わせ
て構成することができる。
【0085】即ち、注文の受付,精算を行うシステムの
サービスを利用するには、DSRC無線ユニット11、
ICカードユニット12、コントロールパネル17、デ
ィスプレイユニット18を備えていればよく、また、車
両の履歴情報を収集するシステムのサービスを利用する
には、DSRC無線ユニット11、ICカードユニット
を備えていればよく、更に、車両制御用の情報を提供す
るシステムのサービスを利用するには、DSRC無線ユ
ニット11、音声ユニット15を備えていればよい。
【0086】また、上記実施形態では、個別に形成され
た各ユニットを車内LANを介して相互接続している
が、図13に示すように、各ユニットに設けられたマイ
コン及びLANユニットを共通化して一体化した構成の
車載装置10aを用いてもよい。なお、図中において、
共通化されたマイコン21b及びLANインタフェース
21c以外の各構成Na(但しN=11,12,13,
15,17,18)は、ユニットNからマイコン及びL
ANインタフェースを除いた部分の構成に相当する(以
下同様)。この車載装置10aでは、上述の車載装置1
0と比較してマイコン及びLANインタフェースを大幅
に削減でき、装置を低コストにて作製できる。
【0087】また、全てのユニットを一体化する必要は
なく、図14に示すように、例えばDSRC無線ユニッ
ト11以外のユニットが一体化されている複合ユニット
22がある場合、この複合ユニット22とDSRC無線
ユニット11とを車内LANを介して接続することによ
り車載装置10bを構成してもよい。
【0088】更に、図15に示すように、オーディオユ
ニット16がスイッチパネル16d,表示パネル16
e,スピーカ16f,CDドライブ16g等を備えてい
る場合には、このオーディオユニット16とDSRC無
線ユニット11とICカードユニット12とを車内LA
Nを介して接続することにより車載装置10cを構成し
てもよい。
【0089】なお、車載装置10b,10cでは、複合
ユニット22やオーディオユニット16に電源が投入さ
れていないと、画像や音声を用いた無線通信システムの
サービスが受けられないため、このような場合、DSR
C無線ユニット11が、サービスを受けるために必要な
ユニットを起動(電源投入)できるように構成すること
が望ましい。
【0090】また更に、図16に示すように、DSRC
無線ユニット11に、表示パネル11dやICカードイ
ンタフェース11eを一体化したものを用いて車載装置
10dを構成してもよい。この場合、他のユニット(こ
こではオーディオユニット16)が停止中であっても、
DSRC無線ユニット11さえ起動していれば、表示パ
ネル11dやICカードインタフェース11eのみを利
用するサービス(例えば、高速料金の精算等)であれ
ば、問題なく受けることができる。
【0091】また、上記実施形態では、DSRC無線ユ
ニット11を介して提供されるサービスに関する各種表
示を、ディスプレイユニット18に行わせているが、こ
れの代わりに、或いはこれと併用して、図17(a)に
示すように、オーディオユニット16に備え付けられた
表示パネルや、図17(b)に示すように、メータユニ
ット31が制御する表示パネルを用いて、オーディオユ
ニット16やメータユニット31に各種表示を行わせる
ように構成してもよい。
【0092】更に、上記実施形態では、アプリケーショ
ンプログラムを登録,更新を、ICカードユニット12
やDSRC無線ユニット11を介して行っているが、例
えば、LAN接続用インタフェース20に接続したデー
タ端末を介して行ったり、CD,MD,DVD,カセッ
トテープ等の外部記憶媒体にアプリケーションプログラ
ムを記憶させ、これら外部記憶媒体からデータを読み取
る装置を介して行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の無線通信システムの基本構成を表
す説明図である。
【図2】 車載装置の構成を表すブロック図である。
【図3】 車載装置の取付状態を表す説明図である。
【図4】 DSRC無線ユニットのマイコンが実行する
メイン処理の内容を表すフローチャートである。
【図5】 アプリケーションプログラムの登録,更新を
行うプログラム書換装置の使用方法を表す説明図であ
る。
【図6】 固定局の構成を表すブロック図である。
【図7】 サービス選択コマンド処理の内容を表すフロ
ーチャートである。
【図8】 ディスプレイユニットでの表示例を表す説明
図である。
【図9】 履歴問合コマンド処理の内容を表すフローチ
ャートである。
【図10】 危険回避等のための情報を提供するシステ
ムにおける固定局の設置場所を表す説明図である。
【図11】 固定局の構成を表すブロック図である。
【図12】 車両制御コマンド処理の内容を表すフロー
チャートである。
【図13】 車載装置の他の構成を表すブロック図であ
る。
【図14】 車載装置の他の構成を表すブロック図であ
る。
【図15】 車載装置の他の構成を表すブロック図であ
る。
【図16】 車載装置の他の構成を表すブロック図であ
る。
【図17】 他の表示例を表す説明図である。
【符号の説明】
10,10a〜10d…車載装置 11…DSRC無
線ユニット 11a…DSRC無線通信回路 11b…マイクロコ
ンピュータ 11c…LANインタフェース 11d,16e…表
示パネル 11e…ICカードインタフェース 12…ICカー
ドユニット 13…CDユニット 14…DVDユニット 15
…音声ユニット 16…オーディオユニット 16d…スイッチパネル
16f…スピーカ 17…コントロールパネル 18…ディスプレイユニ
ット 19…制御ユニット 20…LAN接続用インタフ
ェース 31…メータユニット 50,50a,50b…固定
局 51,61…DSRC無線器 52…表示装置 5
3…入力装置 54…データベース 55,65…制御装置 5
6,66…通信装置 32…エンジンECU 33…スキッドECU 3
4…エアバッグECU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 5/02 H04B 5/02 7/26 7/26 F H04Q 7/38 109M Fターム(参考) 3E027 EA01 EB02 EC08 EC10 5H180 AA01 BB04 BB12 BB13 BB15 EE10 EE13 FF13 FF25 FF27 FF32 FF33 FF35 LL04 LL07 LL09 LL15 5K012 AB05 AB12 AB18 AC08 AC10 BA02 5K067 AA34 AA35 BB21 BB27 BB28 BB36 BB37 DD13 DD23 DD24 DD27 DD51 EE02 EE10 FF02 GG01 GG11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DSRC無線器を用いて外部との通信を
    行う通信手段を備えた車載装置において、 前記通信手段を介して、サービスを受けるための情報を
    取得する情報取得手段と、 該情報取得手段にて取得された情報を表示する表示手段
    と、 該表示手段に表示された情報に従った操作を入力するた
    めの入力手段と、 該入力手段により入力された操作情報を、前記通信手段
    を介して送信する応答手段と、 を設けたことを特徴とする車載装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車載装置において、 ICカードへの情報の読み書きが可能なリーダライタ
    と、 該リーダライタに接続されたICカードの情報を前記通
    信手段を介して送受することにより、前記応答手段が送
    信した操作情報に従って提供されるサービスについての
    情報処理を実行する情報処理手段と、 を備えることを特徴とする車載装置。
  3. 【請求項3】 車両に搭載された請求項1又は請求項2
    記載の車載装置と、 限られた通信エリアを有し、該通信エリア内に存在する
    前記該車載装置との無線通信を行う固定局と、 からなる無線通信システムにおいて、 前記固定局は、サービスに対する注文を車両に搭乗した
    まま行うことが可能な店舗の注文受付場所の近傍に設置
    されていることを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 DSRC無線器を用いて外部との通信を
    行う通信手段を備えた車載装置において、 車両各部の動作履歴からなる履歴情報を収集する情報収
    集手段と、 前記通信手段を介して予め設定された問合情報を受信す
    ると、前記情報収集手段が収集した履歴情報を、前記通
    信手段を介して送信する情報提供手段と、 を設けたことを特徴とする車載装置。
  5. 【請求項5】 車両に搭載された請求項4記載の車載装
    置と、 限られた通信エリアを有し、該通信エリア内に存在する
    前記車載装置との無線通信を行う固定局と、 からなる無線通信システムにおいて、 前記固定局は、車両の整備依頼や修理依頼を受け付ける
    受付場所、或いは車両の整備や修理を行う工場への車両
    の進入経路の近傍に設置されていることを特徴とする無
    線通信システム。
  6. 【請求項6】 DSRC無線器を用いて外部との通信を
    行う通信手段を備えた車載装置において、 前記通信手段を介して、予め設定された対象領域内に存
    在する車両の挙動に関する走行車両情報を取得する情報
    取得手段と、 該走行車両情報取得手段が取得した走行車両情報を報知
    するための情報報知手段と、 を設けたことを特徴とする車載装置。
  7. 【請求項7】 車両に搭載された請求項6記載の車載装
    置と、 限られた通信エリアを有し、該通信エリア内に存在する
    前記車載装置との無線通信を行う固定局と、 からなる無線通信システムにおいて、 前記固定局は、見通しの悪い曲がり角の近傍に設置さ
    れ、該曲がり角に到る前後所定範囲内を前記対象領域と
    して、該対象領域内に進入する車両に対して前記走行車
    両情報を送信し、 前記車載装置の情報報知手段は、前記走行車両情報に基
    づいて対向車の存在を報知することを特徴とする無線通
    信システム。
  8. 【請求項8】 DSRC無線器を用いて外部との通信を
    行う通信手段を備えた車載装置において、 前記通信手段を介して、予め設定された対象領域内の道
    路形状に関する走行路情報、及び該対象領域内に存在す
    る車両の挙動に関する走行車両情報を取得する情報取得
    手段と、 該情報取得手段にて取得した走行路情報及び走行車両情
    報に応じて、車両の走行状態を制御する制御手段と、 を設けたことを特徴とする車載装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段による制御が行われたこと
    を報知する制御報知手段を備えることを特徴とする請求
    項8記載の車載装置。
  10. 【請求項10】 車両に搭載された請求項8又は請求項
    9記載の車載装置と、 限られた通信エリアを有し、該通信エリアに存在する前
    記車載装置との無線通信を行う固定局と、 からなる無線通信システムにおいて、 前記固定局は、見通しの悪い曲がり角の近傍に設置さ
    れ、該曲がり角に到る前後所定範囲内を前記対象領域と
    して、該対象領域内に進入する車両に対して前記走行路
    情報及び前記走行車両情報を送信し、 前記車載装置の制御手段は、前記走行路情報及び走行車
    両情報に基づいて、前記曲がり角にて起こり得る非常事
    態を回避可能な走行速度となるように、前記車両の制動
    装置を制御することを特徴とする無線通信システム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の無線通信システムに
    おいて、 前記車載装置の制御手段は、前記走行路情報に基づい
    て、前記曲がり角への進入速度が該曲がり角の曲率や勾
    配に応じて設定された制限速度以上である場合に、前記
    制動装置を作動させることを特徴とする無線通信システ
    ム。
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