JP3495258B2 - 交通情報提供装置 - Google Patents
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- G08G1/096708—Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits where the received information might be used to generate an automatic action on the vehicle control
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- G08G1/096766—Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits where the system is characterised by the origin of the information transmission
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- G08G1/096766—Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits where the system is characterised by the origin of the information transmission
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Atmospheric Sciences (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- Emergency Management (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、交通情報の表示
提供を行う交通情報提供装置に関し、特に車載無線送受
信装置を搭載する車両が１台でも通過すれば、路上無線
送受信装置により他の車両に詳細な交通情報を提供でき
る交通情報提供装置に関するものである。
提供を行う交通情報提供装置に関し、特に車載無線送受
信装置を搭載する車両が１台でも通過すれば、路上無線
送受信装置により他の車両に詳細な交通情報を提供でき
る交通情報提供装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図６は例えば特開平６−１８０７９５号
公報に示された従来の交通情報提供装置を示す図であ
る。図６において、自動車１には蛇角センサ、方位セン
サ、車速センサ等の各種センサ及び送受信回路が設けら
れ、蛇角センサにより検出されたステアリング角デー
タ、方位センサにより検出された進行方位データ、車速
センサにより検出された車速データが送受信回路により
送信アンテナ２を介して送信されると共に、自車の送受
信回路により他車からのこれらのデータが受信されて同
様にこれも送信される。
公報に示された従来の交通情報提供装置を示す図であ
る。図６において、自動車１には蛇角センサ、方位セン
サ、車速センサ等の各種センサ及び送受信回路が設けら
れ、蛇角センサにより検出されたステアリング角デー
タ、方位センサにより検出された進行方位データ、車速
センサにより検出された車速データが送受信回路により
送信アンテナ２を介して送信されると共に、自車の送受
信回路により他車からのこれらのデータが受信されて同
様にこれも送信される。
【０００３】そして、カーブなどの見通しのあまり良く
ない路側に設置された交通情報表示装置３には受信回路
及び制御部が設けられ、受信アンテナ４を介してこの受
信回路により受信されたデータに基づき渋滞，事故等の
発生の有無が判断され、予め設定された複数種類の表示
内容のなかから該当する表示内容が選択されて表示部５
に表示される。
ない路側に設置された交通情報表示装置３には受信回路
及び制御部が設けられ、受信アンテナ４を介してこの受
信回路により受信されたデータに基づき渋滞，事故等の
発生の有無が判断され、予め設定された複数種類の表示
内容のなかから該当する表示内容が選択されて表示部５
に表示される。
【０００４】従って、一方の車線を走行中の自動車が他
方の車線において渋滞中の自動車から送信されたデータ
を受信すると、自車のデータと共に受信した他車からの
データを表示装置３に送信し、表示装置３において受信
したこれらのデータに基づき他方の車線側で渋滞が発生
していると判断され、表示部４に渋滞発生を知らせる旨
が表示されて他方の車線を走行中の自動車に対して渋滞
情報が提供される。
方の車線において渋滞中の自動車から送信されたデータ
を受信すると、自車のデータと共に受信した他車からの
データを表示装置３に送信し、表示装置３において受信
したこれらのデータに基づき他方の車線側で渋滞が発生
していると判断され、表示部４に渋滞発生を知らせる旨
が表示されて他方の車線を走行中の自動車に対して渋滞
情報が提供される。
【０００５】このような構成の交通情報提供装置におい
ては、前方の交通状況を後方の車両が認識することがで
きる。
ては、前方の交通状況を後方の車両が認識することがで
きる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成の従来の交通情報提供装置においては、下記のような
問題点があった。 （１）対向車がない場合、表示装置３よりも前方の情報
を得ることができない。 （２）車両間の通信では相対速度が大きいため、高速な
データ通信手段が必要である。 （３）表示装置３間の距離が長い場合、その間の詳細な
情報を得るには各車両毎の多くのデータを送受信する必
要がある。
成の従来の交通情報提供装置においては、下記のような
問題点があった。 （１）対向車がない場合、表示装置３よりも前方の情報
を得ることができない。 （２）車両間の通信では相対速度が大きいため、高速な
データ通信手段が必要である。 （３）表示装置３間の距離が長い場合、その間の詳細な
情報を得るには各車両毎の多くのデータを送受信する必
要がある。
【０００７】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、対向車がない場合でも、路上無
線送受信装置よりも前方の情報を表示することができ、
また、自動料金収受装置等に用いられる狭域通信方式を
利用することができ、さらに、路上無線送受信装置間の
距離が長い場合でも、その間の詳細な情報を提供できる
交通情報提供装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、対向車がない場合でも、路上無
線送受信装置よりも前方の情報を表示することができ、
また、自動料金収受装置等に用いられる狭域通信方式を
利用することができ、さらに、路上無線送受信装置間の
距離が長い場合でも、その間の詳細な情報を提供できる
交通情報提供装置を得ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明に係る交通情報
提供装置は、車両に搭載される車載無線送受信装置と路
上に設置される複数の路上無線送受信装置とからなり、
車載無線送受信装置は、任意に分割された走行区間毎の
移動時間を算出する移動時間算出手段と、移動時間算出
手段によって算出された移動時間を記憶する移動時間記
憶手段と、移動時間を送信する送信手段とを備え、一
方、路上無線送受信装置は、車載無線送受信装置から移
動時間を受信する受信手段と、移動時間と予め設定され
た基準時間とを比較して交通状況データを作成する交通
状況認識手段と、複数の路上無線送受信装置間で交通状
況データを送受信するデータ通信手段と、データ通信手
段によって得た交通状況データを表示する表示手段とを
備えている。
提供装置は、車両に搭載される車載無線送受信装置と路
上に設置される複数の路上無線送受信装置とからなり、
車載無線送受信装置は、任意に分割された走行区間毎の
移動時間を算出する移動時間算出手段と、移動時間算出
手段によって算出された移動時間を記憶する移動時間記
憶手段と、移動時間を送信する送信手段とを備え、一
方、路上無線送受信装置は、車載無線送受信装置から移
動時間を受信する受信手段と、移動時間と予め設定され
た基準時間とを比較して交通状況データを作成する交通
状況認識手段と、複数の路上無線送受信装置間で交通状
況データを送受信するデータ通信手段と、データ通信手
段によって得た交通状況データを表示する表示手段とを
備えている。
【０００９】また、移動時間算出手段は、走行距離を出
力する走行距離検出装置および時刻を出力する計時装置
を有し、走行距離検出装置および計時装置とから各走行
区間毎の移動時間を算出する。
力する走行距離検出装置および時刻を出力する計時装置
を有し、走行距離検出装置および計時装置とから各走行
区間毎の移動時間を算出する。
【００１０】また、路上無線送受信装置は、複数の走行
区間の情報である走行区間情報を予め記憶する走行区間
情報記憶手段および走行区間情報を車載無線送受信装置
に送信する走行区間情報送信手段を有し、移動時間算出
手段は、走行距離を出力する走行距離検出装置および時
刻を出力する計時装置を有し、走行区間情報に基づい
て、走行距離検出装置および計時装置とから各走行区間
毎の移動時間を算出する。
区間の情報である走行区間情報を予め記憶する走行区間
情報記憶手段および走行区間情報を車載無線送受信装置
に送信する走行区間情報送信手段を有し、移動時間算出
手段は、走行距離を出力する走行距離検出装置および時
刻を出力する計時装置を有し、走行区間情報に基づい
て、走行距離検出装置および計時装置とから各走行区間
毎の移動時間を算出する。
【００１１】また、路上無線送受信装置は、表示手段に
よって表示される表示情報を、車載無線送受信装置に送
信する表示情報送信手段を有し、車載無線送受信装置
は、表示情報を運転者に提供する車両側表示手段を有す
る。
よって表示される表示情報を、車載無線送受信装置に送
信する表示情報送信手段を有し、車載無線送受信装置
は、表示情報を運転者に提供する車両側表示手段を有す
る。
【００１２】さらに、車載無線送受信装置と路上無線送
受信装置とは、高度道路交通システムの狭域通信方式を
用いて送受信する。
受信装置とは、高度道路交通システムの狭域通信方式を
用いて送受信する。
【００１３】
【発明の実施の形態】実施の形態１．図１はこの発明の
交通情報提供装置を示す概念図である。交通情報提供装
置は、車両に搭載された車載無線送受信装置１００と路
上に複数設置された複数の路上無線送受信装置２００と
から構成されている。路上無線送受信装置２００は、例
えば道路の路側帯に、道路に沿って所定の間隔を有する
様に複数設置されている。
交通情報提供装置を示す概念図である。交通情報提供装
置は、車両に搭載された車載無線送受信装置１００と路
上に複数設置された複数の路上無線送受信装置２００と
から構成されている。路上無線送受信装置２００は、例
えば道路の路側帯に、道路に沿って所定の間隔を有する
様に複数設置されている。
【００１４】車両に搭載された車載無線送受信装置１０
０には、走行距離検出装置１０ａ、計時装置１０ｂおよ
び演算部１０ｃからなる移動時間算出手段である移動時
間算出装置１０と、移動時間記憶手段であるメモリ１１
と、送信手段である送受信装置１２が設けられている。
移動時間算出装置１０は、予め記憶された区分距離に基
づいて任意に分割された走行区間毎の所要時間（移動時
間）を算出する。すなわち、移動時間算出装置１０の演
算部１０ｃは、走行距離検出装置１０ａから得る走行距
離と計時装置１０ｂから得る時刻とから走行区間毎の所
要時間を算出する。
０には、走行距離検出装置１０ａ、計時装置１０ｂおよ
び演算部１０ｃからなる移動時間算出手段である移動時
間算出装置１０と、移動時間記憶手段であるメモリ１１
と、送信手段である送受信装置１２が設けられている。
移動時間算出装置１０は、予め記憶された区分距離に基
づいて任意に分割された走行区間毎の所要時間（移動時
間）を算出する。すなわち、移動時間算出装置１０の演
算部１０ｃは、走行距離検出装置１０ａから得る走行距
離と計時装置１０ｂから得る時刻とから走行区間毎の所
要時間を算出する。
【００１５】走行区間の計測開始地点は任意であるが、
例えば或る路上無線送受信装置２００を通過したとき計
測が開始されることとされても良い。算出された所要時
間は、走行区間毎にメモリ１１に格納されて行く。そし
て、路上無線送受信装置２００が設置された場所を通過
する際に、メモリ１１に格納されたデータが送受信装置
１２を介して路上無線送受信装置２００に送信される。
路上無線送受信装置２００に送信された後は、メモリ１
１はリセットされ、この地点が新たな計測開始地点とし
て計測が開始される。
例えば或る路上無線送受信装置２００を通過したとき計
測が開始されることとされても良い。算出された所要時
間は、走行区間毎にメモリ１１に格納されて行く。そし
て、路上無線送受信装置２００が設置された場所を通過
する際に、メモリ１１に格納されたデータが送受信装置
１２を介して路上無線送受信装置２００に送信される。
路上無線送受信装置２００に送信された後は、メモリ１
１はリセットされ、この地点が新たな計測開始地点とし
て計測が開始される。
【００１６】一方、路上に設置される路上無線送受信装
置２００には、受信手段である送受信装置１５と、交通
情報を認識する認識手段である演算部１６と、データ通
信手段であるデータ通信装置１７と、表示手段である表
示装置１８が設けられている。路上無線送受信装置２０
０は、送受信装置１５を介して受信された車載無線送受
信装置１００からのデータを演算部１６で処理し、交通
状況データである所望区間の所要時間および走行速度等
を算出し、後方の路上無線送受信装置２００にデータ通
信装置１７を介して送信する。そして、路上無線送受信
装置２００は、後方の路上無線送受信装置２００にデー
タ通信装置１７を介して送信すると共に、前方の路上無
線送受信装置２００から受信した情報を表示装置１８に
表示する。
置２００には、受信手段である送受信装置１５と、交通
情報を認識する認識手段である演算部１６と、データ通
信手段であるデータ通信装置１７と、表示手段である表
示装置１８が設けられている。路上無線送受信装置２０
０は、送受信装置１５を介して受信された車載無線送受
信装置１００からのデータを演算部１６で処理し、交通
状況データである所望区間の所要時間および走行速度等
を算出し、後方の路上無線送受信装置２００にデータ通
信装置１７を介して送信する。そして、路上無線送受信
装置２００は、後方の路上無線送受信装置２００にデー
タ通信装置１７を介して送信すると共に、前方の路上無
線送受信装置２００から受信した情報を表示装置１８に
表示する。
【００１７】車載無線送受信装置１００の送受信装置１
２と、路上無線送受信装置２００の送受信装置１５との
間のデータの送受信は、例えば自動料金収受装置等に用
いられる高度道路交通システムの狭域通信方式を使用し
ている。一方、路上に設置される複数の路上無線送受信
装置２００の間のデータの送受信は、地中に埋設された
ケーブルあるいは電話回線を使った有線による通信を使
用するが、無線であっても良い。
２と、路上無線送受信装置２００の送受信装置１５との
間のデータの送受信は、例えば自動料金収受装置等に用
いられる高度道路交通システムの狭域通信方式を使用し
ている。一方、路上に設置される複数の路上無線送受信
装置２００の間のデータの送受信は、地中に埋設された
ケーブルあるいは電話回線を使った有線による通信を使
用するが、無線であっても良い。
【００１８】図２は車載無線送受信装置１００の動作を
示すフローチャートである。車載無線送受信装置１００
は、まずカウンタに０をセットし（ステップＳ５１）、
計測開始のタイミングを待つ（ステップＳ５２）。その
後、路上無線送受信装置２００の近傍を通過すると（ス
テップＳ５３）、メモリ１１内のデータを路上無線送受
信装置２００に送信する（ステップＳ５４）。
示すフローチャートである。車載無線送受信装置１００
は、まずカウンタに０をセットし（ステップＳ５１）、
計測開始のタイミングを待つ（ステップＳ５２）。その
後、路上無線送受信装置２００の近傍を通過すると（ス
テップＳ５３）、メモリ１１内のデータを路上無線送受
信装置２００に送信する（ステップＳ５４）。
【００１９】一方、路上無線送受信装置２００に達しな
いうちに、所定の走行距離を走ると、すなわち所定の走
行区間が終了する（ステップＳ５５）と、所要時間、走
行速度等を算出しメモリ１１のＮ番目に記憶する（ステ
ップＳ５６）。その後、カウンタを１インクリメントし
て（ステップＳ５７）、再び計測を開始する。
いうちに、所定の走行距離を走ると、すなわち所定の走
行区間が終了する（ステップＳ５５）と、所要時間、走
行速度等を算出しメモリ１１のＮ番目に記憶する（ステ
ップＳ５６）。その後、カウンタを１インクリメントし
て（ステップＳ５７）、再び計測を開始する。
【００２０】図３は路上無線送受信装置２００のの動作
を示すフローチャートである。路上無線送受信装置２０
０は、車両が近傍を通過してデータの受信が行われると
（ステップＳ６１）、このデータを渋滞情報あるいは所
要時間情報に変換して表示装置１８に表示する（ステッ
プＳ６２）。そしてさらに、このデータを後方の路上無
線送受信装置２００に送信する。一方、車両からのデー
タの受信が行われていないとき、前方の路上無線送受信
装置２００からデータが送信されて来ると（ステップＳ
６４）、このデータを渋滞情報あるいは所要時間情報に
変換して表示装置１８に表示する（ステップＳ６５）。
を示すフローチャートである。路上無線送受信装置２０
０は、車両が近傍を通過してデータの受信が行われると
（ステップＳ６１）、このデータを渋滞情報あるいは所
要時間情報に変換して表示装置１８に表示する（ステッ
プＳ６２）。そしてさらに、このデータを後方の路上無
線送受信装置２００に送信する。一方、車両からのデー
タの受信が行われていないとき、前方の路上無線送受信
装置２００からデータが送信されて来ると（ステップＳ
６４）、このデータを渋滞情報あるいは所要時間情報に
変換して表示装置１８に表示する（ステップＳ６５）。
【００２１】このように構成された交通情報提供装置に
おいては、対向車がまったくない場合でも、路上無線送
受信装置２００に前方の情報を表示することができる。
そして、車両は直接路上無線送受信装置２００と送受信
するので、車両が得た情報の位置関係が明確になり、交
通状況データの信頼性が向上する。また、車両と路上無
線送受信装置２００との間の通信を自動料金収受装置等
に用いられる狭域通信方式を利用することができ、さら
に、路上無線送受信装置２００間の距離が長い場合で
も、その間の詳細な情報を確実に提供できる。
おいては、対向車がまったくない場合でも、路上無線送
受信装置２００に前方の情報を表示することができる。
そして、車両は直接路上無線送受信装置２００と送受信
するので、車両が得た情報の位置関係が明確になり、交
通状況データの信頼性が向上する。また、車両と路上無
線送受信装置２００との間の通信を自動料金収受装置等
に用いられる狭域通信方式を利用することができ、さら
に、路上無線送受信装置２００間の距離が長い場合で
も、その間の詳細な情報を確実に提供できる。
【００２２】実施の形態２．図４はこの発明の他の交通
情報提供装置を示す概念図である。本実施の形態の路上
無線送受信装置２１０は、走行区間情報記憶手段である
走行区間情報メモリ２０を有している。走行区間情報メ
モリ２０には、次の路上無線送受信装置２１０までの距
離および過去の渋滞状況等に応じて分割された走行区間
情報が格納されている。
情報提供装置を示す概念図である。本実施の形態の路上
無線送受信装置２１０は、走行区間情報記憶手段である
走行区間情報メモリ２０を有している。走行区間情報メ
モリ２０には、次の路上無線送受信装置２１０までの距
離および過去の渋滞状況等に応じて分割された走行区間
情報が格納されている。
【００２３】走行区間情報とは、例えば測定する区間の
長さおよび数である。例えば、カーブや起伏が多い場所
や交差点が多い場所は、渋滞が発生しやすいので、短く
たくさんの区間に分割したい。一方、単純に直線が長く
続いている場所は、渋滞が発生しにくいので、大きな区
間に区切っても支障がない。本実施の形態においては、
路上無線送受信装置２１０が自らの位置を基準にして、
このような区間を分割するための走行区間情報を有して
いる。
長さおよび数である。例えば、カーブや起伏が多い場所
や交差点が多い場所は、渋滞が発生しやすいので、短く
たくさんの区間に分割したい。一方、単純に直線が長く
続いている場所は、渋滞が発生しにくいので、大きな区
間に区切っても支障がない。本実施の形態においては、
路上無線送受信装置２１０が自らの位置を基準にして、
このような区間を分割するための走行区間情報を有して
いる。
【００２４】そして、路上無線送受信装置２１０は、車
両が近傍を通過する際、この走行区間情報を、走行区間
情報送信手段である送受信装置１５を介して車両に送信
する。一方、走行区間情報を送信された車載無線送受信
装置１１０は、この走行区間情報に基づいて、区間毎の
所要時間を算出し、算出結果をメモリ１１に記憶すると
ともに路上無線送受信装置２１０に送信する。路上無線
送受信装置２１０は、送信されたデータを基に、交通状
況データである渋滞情報あるいは所要時間情報を作成
し、表示装置１８に表示する。その他の構成は実施の形
態１と同様である。
両が近傍を通過する際、この走行区間情報を、走行区間
情報送信手段である送受信装置１５を介して車両に送信
する。一方、走行区間情報を送信された車載無線送受信
装置１１０は、この走行区間情報に基づいて、区間毎の
所要時間を算出し、算出結果をメモリ１１に記憶すると
ともに路上無線送受信装置２１０に送信する。路上無線
送受信装置２１０は、送信されたデータを基に、交通状
況データである渋滞情報あるいは所要時間情報を作成
し、表示装置１８に表示する。その他の構成は実施の形
態１と同様である。
【００２５】このように構成された交通情報提供装置に
おいては、必要な区間の交通情報を詳細にすることが可
能になる。また、走行区間の分割数を制限することによ
り、車載無線送受信装置１１０のメモリ１１を有効に活
用することができる。
おいては、必要な区間の交通情報を詳細にすることが可
能になる。また、走行区間の分割数を制限することによ
り、車載無線送受信装置１１０のメモリ１１を有効に活
用することができる。
【００２６】実施の形態３．図５はこの発明の他の交通
情報提供装置を示す概念図である。本実施の形態の車載
無線送受信装置１２０は、車両側表示手段である車両側
表示装置２２を有している。車両側表示装置２２には、
スイッチ等が設けられ、必要に応じて電源が投入され
る。
情報提供装置を示す概念図である。本実施の形態の車載
無線送受信装置１２０は、車両側表示手段である車両側
表示装置２２を有している。車両側表示装置２２には、
スイッチ等が設けられ、必要に応じて電源が投入され
る。
【００２７】そして、路上無線送受信装置２２０は、車
載無線送受信装置１２０と送受信する際に、表示装置１
８に表示される情報を、表示情報送信手段である送受信
装置１５を介して送信する。車載無線送受信装置１２０
は、この情報を受信して、メモリ１１に格納する。この
情報は、車両側表示装置２２によって運転者が確認した
いときに必要に応じて表示される。その他の構成は実施
の形態１と同様である。
載無線送受信装置１２０と送受信する際に、表示装置１
８に表示される情報を、表示情報送信手段である送受信
装置１５を介して送信する。車載無線送受信装置１２０
は、この情報を受信して、メモリ１１に格納する。この
情報は、車両側表示装置２２によって運転者が確認した
いときに必要に応じて表示される。その他の構成は実施
の形態１と同様である。
【００２８】このように構成された交通情報提供装置に
おいては、路上無線送受信装置２２０の表示装置１８に
表示されるデータを、車載無線送受信装置１２０で受信
し、受信された情報をメモリ１１に格納し、メモリ１１
の内容を随時車内の車両側表示装置２２に表示すること
ができる。これにより、路上無線送受信装置２２０の表
示装置１８の内容を見逃した場合等、いつでも情報を再
確認する事ができる。
おいては、路上無線送受信装置２２０の表示装置１８に
表示されるデータを、車載無線送受信装置１２０で受信
し、受信された情報をメモリ１１に格納し、メモリ１１
の内容を随時車内の車両側表示装置２２に表示すること
ができる。これにより、路上無線送受信装置２２０の表
示装置１８の内容を見逃した場合等、いつでも情報を再
確認する事ができる。
【００２９】
【発明の効果】この発明に係る交通情報提供装置は、車
両に搭載される車載無線送受信装置と路上に設置される
複数の路上無線送受信装置とからなり、車載無線送受信
装置は、任意に分割された走行区間毎の移動時間を算出
する移動時間算出手段と、移動時間算出手段によって算
出された移動時間を記憶する移動時間記憶手段と、移動
時間を送信する送信手段とを備え、一方、路上無線送受
信装置は、車載無線送受信装置から移動時間を受信する
受信手段と、移動時間と予め設定された基準時間とを比
較して交通状況データを作成する交通状況認識手段と、
複数の路上無線送受信装置間で交通状況データを送受信
するデータ通信手段と、データ通信手段によって得た交
通状況データを表示する表示手段とを備えている。その
ため、対向車がない場合でも、路上無線送受信装置より
も前方の情報を表示し、運転者に提供することができ
る。また、自動料金収受装置等に用いられる狭域通信方
式を利用することができ、さらに、車両が得た情報の位
置関係が明確になり、交通状況データの信頼性が向上す
る。
両に搭載される車載無線送受信装置と路上に設置される
複数の路上無線送受信装置とからなり、車載無線送受信
装置は、任意に分割された走行区間毎の移動時間を算出
する移動時間算出手段と、移動時間算出手段によって算
出された移動時間を記憶する移動時間記憶手段と、移動
時間を送信する送信手段とを備え、一方、路上無線送受
信装置は、車載無線送受信装置から移動時間を受信する
受信手段と、移動時間と予め設定された基準時間とを比
較して交通状況データを作成する交通状況認識手段と、
複数の路上無線送受信装置間で交通状況データを送受信
するデータ通信手段と、データ通信手段によって得た交
通状況データを表示する表示手段とを備えている。その
ため、対向車がない場合でも、路上無線送受信装置より
も前方の情報を表示し、運転者に提供することができ
る。また、自動料金収受装置等に用いられる狭域通信方
式を利用することができ、さらに、車両が得た情報の位
置関係が明確になり、交通状況データの信頼性が向上す
る。
【００３０】また、移動時間算出手段は、走行距離を出
力する走行距離検出装置および時刻を出力する計時装置
を有し、走行距離検出装置および計時装置とから各走行
区間毎の移動時間を算出する。そのため、走行区間の区
分が容易である。
力する走行距離検出装置および時刻を出力する計時装置
を有し、走行距離検出装置および計時装置とから各走行
区間毎の移動時間を算出する。そのため、走行区間の区
分が容易である。
【００３１】また、路上無線送受信装置は、複数の走行
区間の情報である走行区間情報を予め記憶する走行区間
情報記憶手段および走行区間情報を車載無線送受信装置
に送信する走行区間情報送信手段を有し、移動時間算出
手段は、走行距離を出力する走行距離検出装置および時
刻を出力する計時装置を有し、走行区間情報に基づい
て、走行距離検出装置および計時装置とから各走行区間
毎の移動時間を算出する。そのため、必要な区間の交通
情報をより詳細にすることが可能になる。また、走行区
間の分割数を制限することにより、車載無線送受信装置
の移動時間算出手段を有効に活用することができる。
区間の情報である走行区間情報を予め記憶する走行区間
情報記憶手段および走行区間情報を車載無線送受信装置
に送信する走行区間情報送信手段を有し、移動時間算出
手段は、走行距離を出力する走行距離検出装置および時
刻を出力する計時装置を有し、走行区間情報に基づい
て、走行距離検出装置および計時装置とから各走行区間
毎の移動時間を算出する。そのため、必要な区間の交通
情報をより詳細にすることが可能になる。また、走行区
間の分割数を制限することにより、車載無線送受信装置
の移動時間算出手段を有効に活用することができる。
【００３２】また、路上無線送受信装置は、表示手段に
よって表示される表示情報を、車載無線送受信装置に送
信する表示情報送信手段を有し、車載無線送受信装置
は、表示情報を運転者に提供する車両側表示手段を有す
る。そのため、路上無線送受信装置の表示手段の内容を
見逃した場合等、いつでも情報を再確認することができ
る。
よって表示される表示情報を、車載無線送受信装置に送
信する表示情報送信手段を有し、車載無線送受信装置
は、表示情報を運転者に提供する車両側表示手段を有す
る。そのため、路上無線送受信装置の表示手段の内容を
見逃した場合等、いつでも情報を再確認することができ
る。
【００３３】さらに、車載無線送受信装置と路上無線送
受信装置とは、高度道路交通システムの狭域通信方式を
用いて送受信する。そのため、通信方法が容易でコスト
ダウンをすることができる。
受信装置とは、高度道路交通システムの狭域通信方式を
用いて送受信する。そのため、通信方法が容易でコスト
ダウンをすることができる。
【図１】 この発明の交通情報提供装置を示す概念図で
ある。
ある。
【図２】 車載無線送受信装置動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図３】 路上無線送受信装置の動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図４】 この発明の他の交通情報提供装置を示す概念
図である。
図である。
【図５】 この発明の他の交通情報提供装置を示す概念
図である。
図である。
【図６】 従来の交通情報提供装置を示す図である。
１０ 移動時間算出装置（移動時間算出手段）、１１
メモリ（移動時間記憶手段）、１２ 送受信装置（送信
手段）、１５ 送受信装置（受信手段、走行区間情報送
信手段、表示情報送信手段）、１６ 演算部（交通状況
認識手段）、１７ データ通信装置（データ通信手
段）、１８ 表示装置（表示手段）、２０走行区間情報
メモリ（走行区間情報記憶手段）、２２ 車両側表示装
置（車両側表示手段）、１００ 車載無線送受信装置、
２００ 路上無線送受信装置。
メモリ（移動時間記憶手段）、１２ 送受信装置（送信
手段）、１５ 送受信装置（受信手段、走行区間情報送
信手段、表示情報送信手段）、１６ 演算部（交通状況
認識手段）、１７ データ通信装置（データ通信手
段）、１８ 表示装置（表示手段）、２０走行区間情報
メモリ（走行区間情報記憶手段）、２２ 車両側表示装
置（車両側表示手段）、１００ 車載無線送受信装置、
２００ 路上無線送受信装置。
Claims (4)
- 【請求項１】 車両に搭載される車載無線送受信装置と
路上に設置される複数の路上無線送受信装置とからな
り、 上記車載無線送受信装置は、 任意に分割された走行区間毎の移動時間を算出する移動
時間算出手段と、 上記移動時間算出手段によって算出された移動時間を記
憶する移動時間記憶手段と、 上記移動時間を送信する送信手段とを備え、 一方、上記路上無線送受信装置は、 上記車載無線送受信装置から上記移動時間を受信する受
信手段と、 上記移動時間と予め設定された基準時間とを比較して交
通状況データを作成する交通状況認識手段と、 複数の上記路上無線送受信装置間で上記交通状況データ
を送受信するデータ通信手段と、 上記データ通信手段によって得た上記交通状況データを
表示する表示手段と、 複数の走行区間の情報である走行区間情報を予め記憶す
る走行区間情報記憶手段および上記走行区間情報を車載
無線送受信装置に送信する走行区間情報送信手段を有
し、 上記車載無線送受信装置の上記移動時間算出手段は、走
行距離を出力する走行距離検出装置および時刻を出力す
る計時装置を有し、上記走行区間情報に基づいて、該走
行距離検出装置および該計時装置とから各走行区間毎の
移動時間を算出する ことを特徴とする交通情報提供装
置。 - 【請求項２】 上記移動時間算出手段は、走行距離を出
力する走行距離検出装置および時刻を出力する計時装置
を有し、該走行距離検出装置および該計時装置とから各
走行区間毎の移動時間を算出することを特徴とする請求
項１記載の交通情報提供装置。 - 【請求項３】 上記路上無線送受信装置は、上記表示手
段によって表示される表示情報を、上記車載無線送受信
装置に送信する表示情報送信手段を有し、 上記車載無線送受信装置は、上記表示情報を運転者に提
供する車両側表示手段を有することを特徴とする請求項
１または２記載の交通情報提供装置。 - 【請求項４】 上記車載無線送受信装置と上記路上無線
送受信装置とは、高度道路交通システムの狭域通信方式
を用いて送受信することを特徴とする請求項１乃至３の
いずれか記載の交通情報提供装置。
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|---|---|---|---|
| JP19434198A JP3495258B2 (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 交通情報提供装置 |
| US09/235,405 US6151550A (en) | 1998-07-09 | 1999-01-22 | Traffic information providing system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19434198A JP3495258B2 (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 交通情報提供装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000030186A JP2000030186A (ja) | 2000-01-28 |
| JP3495258B2 true JP3495258B2 (ja) | 2004-02-09 |
Family
ID=16322985
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19434198A Expired - Lifetime JP3495258B2 (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 交通情報提供装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP3495258B2 (ja) |
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-
1998
- 1998-07-09 JP JP19434198A patent/JP3495258B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1999
- 1999-01-22 US US09/235,405 patent/US6151550A/en not_active Expired - Fee Related
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