JP2009080750A - 通信システム、車載器、及び、路側器 - Google Patents

通信システム、車載器、及び、路側器 Download PDF

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Abstract

【課題】安価に、出庫時に車載器が路側器からのデータを受信でき、入庫時に路側器が車載器からの運行データを受信することができる通信システム、車載器、及び、路側器を提供する。
【解決手段】タクシ車両1に搭載された車載器2が路側アンテナAT2が形成する通信エリア7を通ると、路側器4に送信していない運行データのデータサイズを送信する。車載器2は、送信したデータサイズが0のとき路側器4からの路側データを受信して、送信したデータサイズが0より大きいとき路側器4に送信していない運行データを送信する。一方、路側器4は、車載器2から送信されたデータサイズが0のとき路側データを車載器2に送信し、データサイズが0より大きいとき車載器2からの運行データを受信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム、車載器、及び、路側器に係り、例えば、車両の運行データを収集する車載器と運行データの管理を行う事務所側に設置された路側器との間で行われる通信システム、当該通信システムに用いられる車載器、及び、路側器に関するものである。
貨物輸送トラックやタクシーなどの営業車両には、運行管理を行うための車載器が搭載されている。車載器は、事務所(敷地)から出かけるときに(出庫時)事務所内の管理装置で設定した業務指示情報などのデータを受け取る。その後、車載器は、車両の運行状況に応じて運行データ(収集データ)を収集してメモリカードなどの記録媒体に記録するデータ収集を行う。車載器はまた、事務所に戻ってきたときに(入庫時)、出庫から入庫までの一運行中に収集した運行データを管理装置に渡す。従来、上述した管理装置と車載器との間のデータの送受信はメモリカードなどの記録媒体を利用して行ってきた。
ところが、メモリカードなどの記録媒体を利用した方法では、毎日、出庫時には記録媒体と管理装置とを接続して記録媒体に業務指示情報などのデータを記録して、入庫時には記録媒体を事務所内に持ち帰り、記録媒体と管理装置とを接続して記録媒体に記録された運行データを管理装置に転送する必要があった。このため、業務効率が良くないうえに作業ミスが発生することもある。そこで、管理装置と車載器との間のデータの送受信を、無線回線を利用して行う方法が提案されている(特許文献1)。
上述した無線回線を利用した方法は、車載器が管理装置と接続されている路側器との通信エリアを通るだけで自動的に上記データの送受信を行うことができる。しかしながら、従来の無線回線を利用した方法では、事務所に出口と入口とを設けて、出口に設置した出口アンテナの通信エリアに車載器が進入したときに路側器が出口アンテナから車載器に対してデータを送信し、入口に設置した入口アンテナの通信エリアに車載器が進入したときに路側器が車載器からの運行データを受信できるようにしていた。または、出入口に車両の進行方向を検出するためのセンサを設けて、センサにより出庫方向が検出されたときに路側器から車載器に対してデータを送信して、センサにより入庫方向が検出されたときに路側器が車載器から送信される運行データを受信できるようにしている。
いずれにしても、出庫時に路側器から車載器に対してデータを送信し、入庫時に路側器が車載器からの運行データを受信するために、事務所に入口と出口とを設けて、それぞれにアンテナを設置したり、車両の進行方向を検出するセンサを設ける必要があり、装置規模が大きくなりコスト的に問題があった。
特開2006−92232号公報
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、安価に、出庫時に車載器が路側器からのデータを受信でき、入庫時に路側器が車載器からの収集データを受信することができる通信システム、車載器、及び、路側器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、敷地の出入口に通信エリアを形成する路側アンテナ、前記路側アンテナを用いてデータを受信する路側受信手段、及び、前記路側アンテナを用いてデータを送信する路側送信手段、を有する路側器と、車両に搭載された車載アンテナ、前記車載アンテナを用いてデータを受信する車載受信手段、前記車載アンテナを用いてデータを送信する車載送信手段、及び、前記路側器に送信する収集データを収集する収集手段、を有する車載器と、を備えた通信システムにおいて、前記車載器が、前記路側器の通信エリアに進入したか否かを判断する進入判断手段と、前記進入判断手段により進入したと判断されたときに前記路側器に送信していない前記収集データがあればその旨を示すデータ有情報を前記路側器に送信して、前記路側器に送信していない前記収集データがなければその旨を示すデータ無情報を前記路側器に送信するデータ有無送信手段と、前記データ有無送信手段により前記データ有情報が送信された後に、前記車載送信手段に前記路側器に送信していない前記収集データの送信を行わせる車載送信制御手段と、前記データ有無送信手段により前記データ無情報が送信された後に、前記車載受信手段に前記路側器から送信される路側データの受信を行わせる車載受信制御手段と、を有していて、そして、前記路側器が、前記車載器から前記データ有情報を受信すると前記路側受信手段に前記車載器からの収集データを受信させる路側受信制御手段と、前記車載器から前記データ無情報を受信すると前記路側送信手段に前記車載器に送信すべき路側データを送信させる路側送信制御手段と、を有していることを特徴とする通信システムに存する。
請求項2記載の発明は、前記データ有無送信手段が、前記路側器に送信していない前記収集データがあれば当該収集データのサイズを示す情報を前記データ有情報として送信して、前記路側器に送信していない前記収集データがなければデータサイズ0を示す情報を前記データ無情報として送信するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の通信システムに存する。
請求項3記載の発明は、前記収集データの送信途中で前記路側器の通信エリアを抜けたときにその旨を伝える報知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システムに存する。
請求項4記載の発明は、車両に搭載された車載アンテナと、前記車載アンテナを用いて敷地の出入口に通信エリアを形成する路側アンテナが配置された路側器からのデータを受信する車載受信手段と、前記車載アンテナを用いて前記路側器にデータを送信する車載送信手段と、前記路側器に送信する収集データを収集する収集手段、を有する車載器において、前記路側器の通信エリアに進入したか否かを判断する進入判断手段と、前記進入判断手段により進入したと判断されたときに前記路側器に送信していない前記収集データがあればその旨を示すデータ有情報を前記路側器に送信して、前記路側器に送信していない前記収集データがなければその旨を示すデータ無情報を前記路側器に送信するデータ有無送信手段と、前記データ有無送信手段により前記データ有情報が送信された後に、前記車載送信手段に前記路側器に送信していない前記収集データの送信を行わせる車載送信制御手段と、前記データ有無送信手段により前記データ無情報が送信された後に、前記車載受信手段に前記路側器から送信される路側データの受信を行わせる車載受信制御手段と、を有することを特徴とする車載器に存する。
請求項5記載の発明は、敷地の出入口に通信エリアを形成する路側アンテナと、前記路側アンテナを用いて車載器からのデータを受信する路側受信手段と、前記路側アンテナを用いて前記車載器に対してデータを送信する路側送信手段と、を有する路側器において、前記車載器から前記路側器に送信していない収集データがある旨のデータ有情報を受信すると前記路側受信手段に前記車載器からの収集データを受信させる路側受信制御手段と、前記車載器から前記路側器に送信していない収集データがない旨のデータ無情報を受信すると前記路側送信手段に前記車載器に送信すべき路側データを送信させる路側送信制御手段と、を有することを特徴とする路側器に存する。
以上説明したように請求項1、4及び5記載の発明によれば、入庫時には路側器に送信していない収集データがあるため車載器からデータ有情報が送信されて、路側器が車載器からの収集データを受け取ることができる。一方、出庫時には路側器に送信していない収集データがないため車載器からデータ無情報が送信されて、車載器が路側器からの路側データを受け取ることができる。従って、敷地の入口と出口を分けたり、車両の進行方向を検出するセンサを設けなくても、出庫時に車載器が路側器から路側データを受け取ることができ、入庫時に路側器が車載器から収集データを受け取ることができ、コストダウンを図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、データサイズを示す情報をデータ有情報及びデータ無情報として流用することにより、データサイズを示す情報と、データ有情報、データ無情報とを別々に送信する必要がなくなる。
請求項3記載の発明によれば、報知手段が、収集データの送信途中で路側器の通信エリアを抜けた旨を伝えることにより、収集手段により収集された収集データの送信が完了しない状態で入庫することを防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の通信システムの一実施の形態を示す構成図である。図2は、図1に示す車載器2の構成図である。図3は、図2に示す車載器2内のCPU22Aの機能ブロック図である。図4は、図1に示す路側器4の構成図である。図5は、図4に示す路側器4内のCPU42Aの機能ブロック図である。
通信システムは、図1に示すように、車両としてのタクシ車両1に搭載されている車載器2と、タクシ車両1の管理を行う敷地としての事務所3に設置されている路側器4と、を有している。まず、上記車載器2の構成について図2を参照して説明する。車載器2は、車載アンテナAT1と、無線器21と、マイクロコンピュータ(μCOM)22と、インタフェース(I/F)23と、を有している。
車載アンテナAT1は、タクシ車両1に搭載されたアンテナである。車載送信手段及び車載受信手段としての無線器21は、車載アンテナAT1を用いて後述する路側器4とDSRC(Dedicated Short Range Communication;専用狭域通信)を行い、データを受信したり、送信したりするための機器である。無線器21は、車載アンテナAT1が受信したデータを復調してμCOM22に出力したり、μCOM22から出力される送信データを変調して車載アンテナAT1に出力する変復調回路を有している。
μCOM22は、処理プログラムに従って各種の処理を行う中央演算処理ユニット(CPU)22Aと、CPU22Aが行う処理のプログラムなどを格納した読出専用のメモリであるROM22Bと、CPU22Aでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ記憶エリアなどを有する読出書込自在のメモリであるRAM22Cと、を有している。I/F23は、μCOM22内のCPU22Aがタクシメータ5との通信を行うためのインタフェース回路である。
次に、上述した車載器2のCPU22Aの機能構成について図3を参照して説明する。CPU22Aは、データ収集機能22A1と、ID・データサイズ送信機能22A2と、データ送信機能22A3と、データ受信機能22A4と、データ出力機能22A5と、アプリケーション判定機能22A6と、切替機能22A7と、を有している。
データ収集機能22A1は、タクシ車両1の賃走時間や料金などの運行状況に応じた運行データ(収集データ)をタクシメータ5から収集してRAM22C内に設けた収集データの未送信エリア22C1に逐次記録する機能である。ID・データサイズ送信機能22A2は、無線器21を制御して車載器2の車両ID、及び、未送信エリア22C1に記録されている運行データのデータサイズ、を送信する機能である。データ送信機能22A3は、無線器21を制御して未送信エリア22C1に記録されている運行データを送信すると共に送信した運行データを未送信エリア22C1から消去して図示しない送信済エリアに記録する機能である。
データ受信機能22A4は、無線器21を制御して路側器4からの業務指示情報などの路側データを受信して、RAM22C内に設けた路側データエリア22C2に記録する機能である。データ出力機能22A5は、路側データエリア22C2内に記録された路側データを図示しない表示器などに表示する機能である。
アプリケーション判定機能22A6は、タクシ車両1が路側器4の通信エリア7に進入したと判断するとID・データサイズ送信機能22A2を働かせることを決定する機能である。また、アプリケーション判定機能22A6は、ID・データサイズ送信機能22A2により車両IDとデータサイズとの送信が完了した後、未送信エリア22C1に記録されている運行データのデータサイズが0であった場合にデータ受信機能22A4を働かせることを決定し、データサイズが0より大きい場合にデータ送信機能22A3を働かせることを決定する機能である。切替機能22A7は、アプリケーション判定機能22A6によって決定された機能を選択する機能である。
次に、上記路側器4の構成について図1及び図4を参照して説明する。路側器4は、路側アンテナAT2と、無線器41と、μCOM42と、I/F43と、を有している。路側アンテナAT2は、図1に示すように、事務所3の出入口6に通信エリア7を形成するアンテナである。事務所3に出入りするタクシ車両1は、必ずこの通信エリア7を通過することとなる。路側送信手段及び路側受信手段としての無線器41は、路側アンテナAT2を用いて上記車載器2とDSRCを行い、データを受信したり、送信したりするための機器である。無線器41は、路側アンテナAT2が受信したデータを復調してμCOM42に出力したり、μCOM42から出力される送信データを変調して路側アンテナAT2に出力する変復調回路を有している。
μCOM42は、処理プログラムに従って各種の処理を行うCPU42Aと、CPU42Aが行う処理のプログラムなどを格納した読出専用のメモリであるROM42Bと、CPU42Aでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ記憶エリアなどを有する読出書込自在のメモリであるRAM42Cと、を有している。I/F43は、μCOM42内のCPU42Aが事務所3側のPC(パーソナルコンピュータ)などから構成された管理装置8との通信を行うためのインタフェース回路である。
次に、上述した路側器4のCPU42Aの機能構成について図5を参照して説明する。CPU42Aは、データ受信機能42A1と、データ送信機能42A2と、アプリケーション判定機能42A3と、切替機能42A4と、を有している。
データ受信機能42A1は、無線器41を制御して車載器2からの車両ID、データサイズ、運行データを受信して、受信したデータをRAM42Cの受信データエリア42C2内に記録する機能である。なお、上記受信データエリア42C2に記録された運行データは、I/F43を介して管理装置8に転送される。管理装置8は、転送された運行データを例えばプリンタなどの出力端末9から出力する。
データ送信機能42A2は、RAM42C内のデータベースエリア42C1に記録されている車両IDと路側データとのテーブルから受信したIDに対応する路側データを検索して、無線器41を制御して検索した路側データを送信する機能である。なお、上記車両IDと路側データとのテーブルは、I/F43を介して管理装置8によって入力される。
アプリケーション判定機能42A3は、車載器2から送信されたデータサイズが0であった場合、上記データ受信機能42A1を働かせることを決定し、データサイズが0でなかった場合、上記データ送信機能42A2を働かせることを決定する機能である。切替機能42A4は、アプリケーション判定機能42A3によって決定された機能を選択する機能である。
上述した構成の通信システムの動作について図6及び図7を参照して以下説明する。図6は、図1に示す車載器2のCPU22Aの処理手順を示すフローチャートである。図7は、図1に示す路側器4のCPU42Aの処理手順を示すフローチャートである。まず、事務所員が路側器4の電源をオンすると、路側器4内のCPU42Aが処理を開始して、無線器41を制御して路側アンテナAT2からの質問信号の送信を開始する(図7のステップS21)。一方、ドライバがタクシ車両1のイグニッションをオンすると、CPU22Aが処理を開始して、無線器21を制御して路側器4からの質問信号を受信できる状態にする(図6のステップS1)。
次に、ドライバがタクシ車両1を出庫させるために出入口6に形成された通信エリア7内を通過すると、車載器2が路側器4からの質問信号を受信できるようになる。これにより、CPU22Aは、進入判断手段として働き、通信エリア7内に進入したと判断して(ステップ2でY)、未送信エリア22C1に運行データが記録されているか否かを判断する。CPU22Aは、出庫時は未送信エリア22C1に記録されている運行データがないと判断して(ステップ3でN)、データ有無送信手段として働き、無線器21を制御して車両IDと、路側器4に送信していない運行データがない旨を示す情報としてデータサイズ0を示す情報と、を路側器4に対して送信する(ステップS4)。次に、CPU22Aは、車載受信制御手段として働き、無線器21を制御して路側器4から送信される業務指示情報などの路側データを受信できる状態にする(ステップS5)。
一方、路側器4側のCPU42Aは、車載器2から車両IDを受信すると通信エリア7にタクシ車両1が進入してきたと判断して(図7のステップS22でY)、次に車載器2から送信される未送信エリア22C1に記録された運行データのデータサイズを受信する(ステップS23)。そして、CPU42Aは、データサイズが0を示す情報であれば(ステップS24でN)、データベースエリア42C1を参照して車載器2から受信した車両IDに対応する路側データを取得する(ステップS31)。次に、CPU42Aは、路側送信制御手段として働き、取得した路側データを送信した後(ステップS32)、ステップS22に戻る。
一方、車載器2のCPU22Aは、路側器4からの路側データの受信が完了すると(図6のステップS6でY)、受信した路側データを路側データエリア22C2に記録して図示しない表示器に表示させた後に(ステップS7)、ステップS1に戻る。これにより、ドライバは、出庫時に業務指示情報などの路側データを確認することができる。
次に、タクシ車両1が出庫して営業を開始すると、ステップ2では常に通信エリア7に進入していない(ステップS2でN)と判断されて、ステップS8及びS9が繰返し行われて運行データが収集される。詳しくは、CPU22Aは、収集手段として働き、賃走時間や料金などの運行データがタクシメータ5で発生すると(ステップS8でY)、その運行データを未送信エリア22C1内に記録する(ステップS9)。その後、タクシ車両1が営業を終えて、タクシ車両1を入庫させるために出入口6に形成された通信エリア7内を通過すると、車載器2が路側器4からの質問信号を受信できるようになる。
これにより、CPU22Aは、通信エリア7内に進入したと判断して(ステップS2でY)、未送信エリア22C1に運行データが記録されているか否かを判断する。未送信エリア22C1内には営業中に収集された運行データが記録されているため、CPU22Aは、未送信エリア22C1に記録されている運行データがあると判断して(ステップS3でY)、データ有無送信手段として働き、無線器21を制御して車両IDと、未送信エリア22C1内に記録されている運行データのデータサイズを路側器4に送信していない運行データがある旨を示す情報として送信し(ステップS10)、未送信エリア22C1に記録されている運行データの送信準備を行う(ステップS11)。
一方、路側器4のCPU42Aは、車載器2から車両IDを受信すると通信エリア7にタクシ車両1が進入してきたと判断して(図7のステップS22でY)、次に車載器2から送信される未送信エリア22C1に記録された運行データのデータサイズを受信する(ステップS23)。そして、CPU42Aは、上述したようにデータサイズが0を示す情報でなければ(ステップS24でN)、タクシ車両1が入庫してきたと判断して車載器2に対してデータ送信命令を送信した後に(ステップS25)、路側受信制御手段として働き、車載器2からの運行データを受信可能な状態とする(ステップS26)。
一方、車載器2のCPU22Aは、路側器4からデータ送信命令を受け取ると(図6のステップS12でY)、車載送信制御手段として働き、路側器4の指示に従って未送信エリア22C1に記録されている運行データの送信を行う(ステップS13)。なお、CPU22Aは、全ての運行データの送信が完了すると送信完了信号を送信する。路側器4からの質問信号の受信ができなくなると、CPU22Aが、通信エリア7から抜けたと判断する(ステップ14でY)。
次に、CPU22Aは、上記運行データの送信が完了したか否かを判断する(ステップS15)。送信が完了していれば(ステップS15でY)、未送信エリア22C1内に記録されている運行データを消去して図示しない送信済エリアに記録すると共に、未送信エリア22C1内に記録されている運行データのデータサイズを0に設定した後に(ステップS16)、ステップS1に戻る。
これに対して、送信が完了していなければ(ステップS15でN)、CPU22Aは、報知手段として働き、図示しない表示器に送信完了していない旨の報知を行う(ステップS17)。この表示により、タクシ車両1を再び通信エリア7に戻して運行データの送信を完了させることをドライバに促すことができる。その後、CPU22Aは、未送信エリア22C1内に記録されている運行データのうち送信済みの運行データを消去して図示しない送信済エリアに記録するとともに、上記データサイズを送信済みの分を減算した値に設定して(ステップS18)、ステップS1に戻る。
一方、路側器4のCPU42Aは、車載器2からの送信完了信号を受信して運行データの送信が正常に完了すれば(ステップS27でY)、受信した運行データを受信データエリア42C2に保存した後(ステップS28)、ステップS22に戻る。これに対して、路側器4のCPU42Aは、所定時間経過しても車載器2から送信完了信号が受け取れずに運行データの送信が正常に完了しなければ(ステップS27でN)運行データの送信が終わらないうちにタクシ車両1が通信エリア7から抜けたと判断して、報知手段として働き、図示しない表示器にその旨を示す表示を行った後(ステップS29)、受信した分の運行データを受信データエリア42C2に保存して(ステップS30)、ステップS2に戻る。
上述した構成の通信システムによれば、入庫時には路側器4に送信していない運行データがあるため車載器2から0より大きいデータサイズを示す情報が送信されて、路側器4が車載器2からの運行データを受け取ることができる。一方、出庫時には路側器4に送信していない運行データがないため車載器2からデータサイズ0を示す情報が送信されて、車載器2が路側器4からの路側データを受け取ることができる。従って、事務所3の入口と出口を分けたり、タクシ車両1の進行方向を検出するセンサを設けなくても、出庫時に車載器2が路側器4から路側データを受け取ることができ、入庫時に路側器4が車載器2から運行データを受け取ることができ、コストダウンを図ることができる。
また、上述した構成の通信システムによれば、データサイズを示す情報をデータ有情報及びデータ無情報として流用することにより、データサイズを示す情報と、データ有情報、データ無情報とを別々に送信する必要がなくなる。
また、上述した構成の通信システムによれば、CPU22A、42Aが、運行データの送信途中で路側器4の通信エリア7を抜けた旨を表示器に表示することにより、収集された運行データの送信が完了しない状態で入庫することを防止することができる。
なお、上述した実施形態によれば、車載器2はタクシ車両1に搭載されていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、貨物輸送トラックなどその他、運行データが蓄積されるような営業車両に搭載するようにしてもよい。また、運行データとしてタクシ車両1の営業データを収集する例について説明していたが、例えば自重計やマルチレコーダなどの計測データを運行データとして収集することも考えられる。
また、上述した実施形態によれば、データサイズを示す情報をデータ有情報及びデータ無情報として流用していたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、単に路側器4に送信していない運行データがある旨を示すデータ有情報や、運行データがない旨を示すデータ無情報を送信するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、車載器2や路側器4に搭載された表示器に運行データの送信途中で路側器4の通信エリア7を抜けた旨を表示させていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、ブザーなど音で報知する方法も考えられる。また、運行データの送信と中で路側器4の通信エリア7からタクシ車両1が抜け出ることを防止するために、通信エリア7内に通信が完了するまでタクシ車両1を停車させるような信号機や遮断機などを設置することも考えられる。
また、上述した実施形態では、車載器2や路側器4に搭載された表示器に運行データの送信途中で路側器4の通信エリア7を抜けた旨を表示させて、再度、出入口6に設けた通信エリア7で通信を行わせるようにしていたが、通信エリア7が事務所3の出入口6付近であるため、長時間の停滞は後続のタクシ車両1に影響し、一般道に渋滞が発生する可能性がある。これを回避するために、出入口6に設けた通信エリア7以外の場所に再通信を行うための専用の通信エリア7を事務所3構内に設置するなどの方法も考えられる。
また、上述した実施形態では、路側器4に送信する収集データとして車両の運行データを用いた例について説明していたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、収集データとして例えばデジタルカメラの撮影データや、メールデータ、音楽データを収集するようにしてもよい。また、収集データとして撮影データや、メールデータ、音楽データなどを収集する場合は、路側アンテナAT2は例えば家庭内の車庫(敷地)の出入口に設置してもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の通信システムの一実施の形態を示す構成図である。 図1に示す車載システムの構成図である。 図2に示す車載CPUの機能ブロック図である。 図1に示す路側器の構成図である。 図4に示す路側CPUの機能ブロック図である。 図1に示す車載器のCPUの処理手順を示すフローチャートである。 図1に示す路側器のCPUの処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 タクシ車両(車両)
2 車載器
3 事務所(敷地)
4 路側器
7 通信エリア
21 無線器(車載受信手段、車載送信手段)
22A CPU(収集手段、進入判断手段、データ有無送信手段、車載送信制御手段、車載受信制御手段、報知手段)
41 無線器(路側受信手段、路側送信手段)
41A CPU(路側受信制御手段、路側送信制御手段、報知手段)
AT1 車載アンテナ
AT2 路側アンテナ

Claims (5)

  1. 敷地の出入口に通信エリアを形成する路側アンテナ、前記路側アンテナを用いてデータを受信する路側受信手段、及び、前記路側アンテナを用いてデータを送信する路側送信手段、を有する路側器と、車両に搭載された車載アンテナ、前記車載アンテナを用いてデータを受信する車載受信手段、前記車載アンテナを用いてデータを送信する車載送信手段、及び、前記路側器に送信する収集データを収集する収集手段、を有する車載器と、を備えた通信システムにおいて、
    前記車載器が、前記路側器の通信エリアに進入したか否かを判断する進入判断手段と、前記進入判断手段により進入したと判断されたときに前記路側器に送信していない前記収集データがあればその旨を示すデータ有情報を前記路側器に送信して、前記路側器に送信していない前記収集データがなければその旨を示すデータ無情報を前記路側器に送信するデータ有無送信手段と、前記データ有無送信手段により前記データ有情報が送信された後に、前記車載送信手段に前記路側器に送信していない前記収集データの送信を行わせる車載送信制御手段と、前記データ有無送信手段により前記データ無情報が送信された後に、前記車載受信手段に前記路側器から送信される路側データの受信を行わせる車載受信制御手段と、を有していて、そして、
    前記路側器が、前記車載器から前記データ有情報を受信すると前記路側受信手段に前記車載器からの収集データを受信させる路側受信制御手段と、前記車載器から前記データ無情報を受信すると前記路側送信手段に前記車載器に送信すべき路側データを送信させる路側送信制御手段と、を有している
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記データ有無送信手段が、前記路側器に送信していない前記収集データがあれば当該収集データのサイズを示す情報を前記データ有情報として送信して、前記路側器に送信していない前記収集データがなければデータサイズ0を示す情報を前記データ無情報として送信するように設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記収集データの送信途中で前記路側器の通信エリアを抜けたときにその旨を伝える報知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 車両に搭載された車載アンテナと、前記車載アンテナを用いて敷地の出入口に通信エリアを形成する路側アンテナが配置された路側器からのデータを受信する車載受信手段と、前記車載アンテナを用いて前記路側器にデータを送信する車載送信手段と、前記路側器に送信する収集データを収集する収集手段、を有する車載器において、
    前記路側器の通信エリアに進入したか否かを判断する進入判断手段と、
    前記進入判断手段により進入したと判断されたときに前記路側器に送信していない前記収集データがあればその旨を示すデータ有情報を前記路側器に送信して、前記路側器に送信していない前記収集データがなければその旨を示すデータ無情報を前記路側器に送信するデータ有無送信手段と、
    前記データ有無送信手段により前記データ有情報が送信された後に、前記車載送信手段に前記路側器に送信していない前記収集データの送信を行わせる車載送信制御手段と、
    前記データ有無送信手段により前記データ無情報が送信された後に、前記車載受信手段に前記路側器から送信される路側データの受信を行わせる車載受信制御手段と、を有することを特徴とする車載器。
  5. 敷地の出入口に通信エリアを形成する路側アンテナと、前記路側アンテナを用いて車載器からのデータを受信する路側受信手段と、前記路側アンテナを用いて前記車載器に対してデータを送信する路側送信手段と、を有する路側器において、
    前記車載器から前記路側器に送信していない収集データがある旨のデータ有情報を受信すると前記路側受信手段に前記車載器からの収集データを受信させる路側受信制御手段と、
    前記車載器から前記路側器に送信していない収集データがない旨のデータ無情報を受信すると前記路側送信手段に前記車載器に送信すべき路側データを送信させる路側送信制御手段と、を有することを特徴とする路側器。
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