JPH09119339A - 自動車用ユニットの動作履歴の収集・管理システム - Google Patents
自動車用ユニットの動作履歴の収集・管理システムInfo
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- JPH09119339A JPH09119339A JP7302196A JP30219695A JPH09119339A JP H09119339 A JPH09119339 A JP H09119339A JP 7302196 A JP7302196 A JP 7302196A JP 30219695 A JP30219695 A JP 30219695A JP H09119339 A JPH09119339 A JP H09119339A
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- Japan
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- unit
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
の残存寿命を高い確度で評価するための動作履歴を収集
し・管理するシステムを提供する。 〔解決手段〕 複数の自動車用ユニットのそれぞれに対
する複数の制御手段(1〜10) が相互に接続されることに
よって構成される車内LANと、上記各自動車用ユニッ
トの動作履歴を上記車内LANを通して収集し、管理す
る動作履歴の収集・管理手段(1〜10) とを備えている。
Description
の残存寿命(余命)の推定などに利用される自動車用ユ
ニットの動作履歴の収集・管理システムに関するもので
ある。
ットの交換の時期や中古車としての価値を判断する際の
重要な参考データとなるため、厳密に管理されてきてい
る。最近、今後予想される廃棄物処理に関する規制の強
化に伴い、自動車の廃車時に生ずる各種の中古ユニット
のうちそれなりの残存寿命(余命)を有するものについ
ては、極力再活用を図ることが必要と考えられるように
なってきている。
ば、各種の自動車用ユニットは、交換の時期が異なるた
め、それぞれの残存寿命をオドメーターなどに記録され
ている自動車の走行距離や、あるいは、特開平6ー2554
28号公報等に開示されたようにエンジンの始動回数の積
算値だけから一律に評価することはできない。また、未
交換のユニットでも、その使用状況が過酷であったか否
かによっても残存寿命がかなり異なることは良く知られ
ている。従来は、自動車用ユニットの中古品、特にエン
ジンについての残存寿命の評価は、特開平6ー10748 号
公報に記載されているように、回転数や出力トルク等各
種の性能の測定値に動作時間を加味することによって行
っている。
ットの残存寿命の評価は、各種の性能の測定値に動作時
間を加味することによって行っている。しかしながら、
この評価方法は、ユニットごとにばらつきのある性能を
時間軸上のある一点で切り取って評価しているため、評
価の確度を高めることが困難になるという問題がある。
ユニットの動作履歴の収集・管理システムは、複数の自
動車用ユニットのそれぞれに対する複数の制御手段が相
互に接続されることによって構成される車内LANと、
各自動車用ユニットの動作履歴を車内LANを通して収
集し、管理する動作履歴の収集・管理手段とを備え、個
々のユニットの残存寿命の評価に必要な基礎データを車
内LANを通して収集し、管理するように構成されてい
る。車両の走行に必要な各種の制御のために構築された
既存の車内LANをそっくりそのまま利用して動作履歴
に関するデータを収集し、管理する構成であるから、極
めて低いコストのもとで個々のユニットごとにそれぞれ
の残存寿命を高確度で評価できる。
自動車用ユニットに対する制御手段は、動作履歴の収集
・管理手段を兼ねると共に、各制御手段は、制御対象の
ユニットの動作履歴に加えて自制御手段の動作履歴も収
集して管理する。また、代表的なユニットであるエンジ
ンについては、始動回数、走行距離、動作時間に加え
て、リミタ動作回数や高温動作の積算時間などの使用状
況がエンジン制御ユニット内で管理される。
動作履歴の収集・管理システムであり、1はエンジン用
制御ユニット、2はABS用制御ユニット、3はダンパ
ー用制御ユニット、4は電子操舵用制御ユニット、5は
エアコン用制御ユニット、6はコンビネーションメータ
用制御ユニット、7はエアバッグ用制御ユニット、8は
ディスプレイ用制御ユニット、9は各種センサ用伝送制
御ユニット、10は各種アクチュエータ用伝送制御ユニ
ット、11は車内LAN用伝送線路、12は保守用入出
力端子である。
て相互に接続される各種の制御ユニット1〜10と、保
守用入出力端子11とから車内LAN( Local Area Net
work)が形成されている。すなわち、各種の制御ユニッ
ト1〜10と、保守用入出力端子12とは、伝送線路1
1を介してかつ適宜な伝送制御手順に従って相互に必要
なデータを送受信するするための伝送制御部を内蔵して
いる。
サから出力される車速パルスは、各種センサ用伝送制御
ユニット9から伝送線路11上に送出され、エンジン用
制御ユニット1、電子操舵用制御ユニット4及びコンビ
ネーションメータ用制御ユニット6に受信される。コン
ビネーションメータ用制御ユニット6内のプロセッサ
は、伝送線路11から受信した車速パルスの時間間隔に
基づき車速を算定し、この算定値を図示しないコンビネ
ーションメータ内のスピードメータに転送して車速の表
示を行わせる。
ニット6内のプロセッサは、上記伝送線路11を介して
受信した車速パルスを積算して車両の走行距離を算定
し、この算定値をコンビネーションメータ内のオドメー
タ転送し、表示させる。このプロセッサは、各種センサ
用伝送制御ユニット9と伝送線路11とを介して受信し
たエンジン回転数など他のデータについても、コンビネ
ーションメータ内の対応のメータに転送することによっ
て表示を行わせる。
用伝送制御ユニット9と、伝送線路11とを介して受信
した車速、エンジン回転数、スロットル開度など車両や
エンジンの動作状態を示す各種のデータと所定の制御ア
ルゴリズムに基づき、エンジンの動作に関する各種の制
御データを作成し、伝送線路11と各種アクチュエータ
用伝送制御ユニット10とを介して、モータなどの各種
のアクチュエータに出力する。
用ユニットも、各種センサ用伝送制御ユニット9と伝送
線路11とを介して受信した制御対象のユニットの状態
に関する各種のセンスデータと所定の制御アルゴリズム
に基づき各種の制御用データを作成し、伝送線路11と
各種アクチュエータ用伝送制御ユニット10とを介して
対応のアクチュエータに出力する。
した対応のユニットの制御という本来の動作の合間に、
対応のユニットの動作履歴に関する各種のデータを管理
項目として収集し、これらを内蔵のメモリに記録すると
いう動作履歴の管理を実行する。各制御ユニットにおけ
る動作履歴の管理項目の一例を表1に示す。
する管理項目は、始動回数、走行距離、動作時間、リミ
タ作動回数や高温環境下での動作時間などの使用状況、
使用期間などである。これらの管理項目は、右側の対応
の欄に示す各種の手段によって収集される。例えば、始
動回数はスタータのオン回数をカウンタで積算すること
によって収集され、走行距離は車速パルスをカウンタで
積算することによって収集され、動作時間はタイマーに
よる積算によって収集される。
としては温度と使用時間の乗積が積算されて保存され、
使用期間としてはエンジンの製造年月がID管理され
る。更に、このエンジン用制御ユニット1によって代表
して例示するように、この制御ユニット1による制御対
象のエンジンに加えて、この制御ユニット1自身の使用
期間、使用状況、走行距離も動作履歴として収集され、
この制御ユニット1内の記憶回路に保存される。表示は
省略するが、ABS用制御ユニット2自身やダンパー用
制御ユニット3自身についてもそれぞれの動作履歴が制
御対象のユニットの動作履歴と共に収集され、保存され
る。
舵用制御ユニット4は、各種センサ用制御ユニット9か
ら伝送線路11上に出力される車速パルスを積算するこ
とによって走行距離を算定する代わりに、走行距離を管
理している他の制御ユニットから管理中の走行距離を適
宜なタイミングで伝送線路11を通して受け取り、制御
対象のユニットや、自制御ユニットの動作履歴あるいは
その一部として管理する。本実施例では、ダンパー用制
御ユニット3や電子操舵用制御ユニット4は、コンビネ
ーシンメータ用制御ユニット8内でオドメータ表示用と
して管理されている走行距離を、伝送線路11を介して
受け取り、制御対象のダンパーや電子操舵ユニットの動
作履歴として管理する。
れているメモリに管理中の対応の動作履歴は、保守用入
出力端子12に接続されるデータ読み取り装置を通して
随時読み取ることができる。制御ユニット1〜10のそ
れぞれで管理されている動作履歴は、各制御ユニットが
廃車後に車両から取り外されたのちも、各制御ユニット
に接続される読み取り装置を通して読取ることができ
る。作業者は、読み取った対応の動作履歴から適宜な手
法入力基づきこの制御ユニットによって制御されてきた
対応のユニットの残存寿命やこの制御ユニット自身の残
存寿命を的確に評価することができる。
わる自動車用ユニットの動作履歴の収集・管理システム
は、複数の自動車用ユニットを相互に接続する車内LA
Nと、この車内LANを通して収集した各自動車用ユニ
ットの動作履歴を管理する手段とを備える構成であるか
ら、高確度でしかもユニットごとに残存寿命の評価が可
能になるという効果が奏される。
必要な各種の制御のために構築された既存の車内LAN
をそっくりそのまま利用して動作履歴に関するデータを
収集し、管理する構成であるから、極めて廉価にシステ
ムを構築できるという効果も奏される。
動作履歴の収集・管理システムの構成を示すブロック図
である。
Claims (3)
- 【請求項1】複数の自動車用ユニットのそれぞれに対す
る複数の制御手段が相互に接続されることによって構成
される車内LANと、 前記各自動車用ユニットの動作履歴を前記車内LANを
通して収集し、管理する動作履歴の収集・管理手段とを
備えたことを特徴とする自動車用ユニットの動作履歴の
収集・管理システム。 - 【請求項2】請求項1において、 前記各自動車用ユニットに対する制御手段は、前記動作
履歴の収集・管理手段を兼ねていることを特徴とする自
動車用ユニットの動作履歴の収集・管理システム。 - 【請求項3】請求項1又は2のそれぞれにおいて、 前記複数の制御手段は、制御対象のユニットの動作履歴
に加えて自制御手段の動作履歴も収集して管理すること
を特徴とする自動車用ユニットの動作履歴の収集・管理
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7302196A JPH09119339A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 自動車用ユニットの動作履歴の収集・管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7302196A JPH09119339A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 自動車用ユニットの動作履歴の収集・管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09119339A true JPH09119339A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17906097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7302196A Pending JPH09119339A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 自動車用ユニットの動作履歴の収集・管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09119339A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-10-26 JP JP7302196A patent/JPH09119339A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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