JP2001097650A - 機械室レス・エレベータの据え付け工法 - Google Patents

機械室レス・エレベータの据え付け工法

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JP2001097650A
JP2001097650A JP28166899A JP28166899A JP2001097650A JP 2001097650 A JP2001097650 A JP 2001097650A JP 28166899 A JP28166899 A JP 28166899A JP 28166899 A JP28166899 A JP 28166899A JP 2001097650 A JP2001097650 A JP 2001097650A
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JP
Japan
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hoistway
elevator
opening
machine room
building
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JP28166899A
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Tetsuo Hirai
哲男 平井
Osamu Yokota
攻 横田
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Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降路頂部に機械室を形成していない建物に
おける、新規なエレベータの据え付け工法を提供する。 【解決手段】 昇降路頂部2の建物躯体に揚重機12を
吊支する仮設材11を立設する。揚重機12の下部付近
に開口部3を形成する。据え付け作業員は建物躯体の上
面外部において揚重機12を操作して開口部3から昇降
路内部に資材等を吊支し搬入するとともに、必要により
開口部12から昇降路内に出入りしてレール13の芯出
しやレール立てを行った後、レール13,13に仮設ウ
インチ16,16を有するカーフレーム15を設置して
昇降路内機器や昇降路頂部機器を取付け、その後カーフ
レーム15を取り除いてかごの組み立てを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は機械室レス・エレ
ベータの据え付け工法に関し、特に、据え付け作業の簡
便迅速かつ容易化を図り、しかも安全性が高くて作業効
率が向上する据え付け工法に関する。
【0002】
【従来の技術】機械室レス・エレベータは昇降路頂部に
機械室を築造していない建物に据え付けられるエレベー
タである。昇降路頂部に機械室を築造していない建物に
は、昇降路頂部がコンクリートスラブで覆われている場
合(鉄筋コンクリート造)と、コンクリートスラブで覆
われてなくて開口部が形成されている場合(鉄骨造)と
がある。
【0003】このような建物における機械室レス・エレ
ベータの据え付け工事に際しては、一般的には、足場工
法が採用される。すなわち、昇降路内底部に足場を組み
立て、かつ、順次積み上げながら必要な昇降路内部作業
を行い、段階的に昇降路頂部に到達する工法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の足場利用工法では、足場には規格の大きさがあり、
狭い昇降路内では所望に配置できないことや、そもそも
作業スペースに制約されてスムーズな作業ができない。
また、作業方法としても、昇降路頂部にレールやかごを
吊支するための揚重機を設置しなければならず、そのた
めの鉄骨梁を昇降路頂部の建物躯体に取り付けなければ
ならない。さらに、足場を用いた昇降路内据え付け作業
は、全て足場に登って上向きで行う不自然な姿勢での作
業となり、効率も低下し、危険性も高い。そのうえ、昇
降路頂部の寸法にも限界があり、揚重機等の設置により
昇降路頂部付近の作業に支障を来す場合もある。したが
って、昇降行程の短い場合はともかく、昇降行程の長い
場合には難点の多い工法である。
【0005】そこで、この発明の目的は上記従来工法の
欠点をクリアできる据え付け工法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題を達
成するため、請求項1記載のように、エレベータ昇降路
の頂部に機械室を築造していない建物におけるエレベー
タの据え付けに当たり、昇降路頂部の建物躯体に揚重機
を吊支するフレームを立設するとともに、該揚重機の下
部付近に開口部を設け、据え付け作業員は前記建物躯体
の上面外部において前記揚重機を操作し、前記開口部か
ら垂下させたワイヤロープにて昇降路内部の資材を吊支
し、必要により前記開口部から昇降路内部に出入りして
レールの芯出しやレール立て及びかごの組み立てを行う
ことを特徴とする機械室レス・エレベータの据え付け工
法を構成した。
【0007】また、請求項2記載のように、エレベータ
昇降路の頂部に開口部を形成して機械室を築造していな
い建物におけるエレベータの据え付けに当たり、前記開
口部に昇降路頂部機器を下面に取り付けたスラブ板を冠
して固定した後、該スラブ板が兼ねる吊りビームに揚重
機を付設し、該揚重機を介してレールや昇降路内機器を
昇降路内に取付けるとともに、レールの芯出しやレール
立て及びかごの組み立てを行うことを特徴とする機械室
レス・エレベータの据え付け工法を構成した。
【0008】したがって、昇降路内に足場を組むことな
くしてその有する前記欠点を全てクリアできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図を
参照して説明する。
【0010】まず初めに請求項1記載の発明に対応する
実施の第1形態を説明する。図1(A)に示すように、
建物躯体におけるエレベータ昇降路1には機械室が築造
されていなくて、昇降路頂部2がコンクリートスラブで
覆われている場合に、昇降路頂部2に開口部3を開設す
る。開口部3は角孔4と円孔5等からなり、この開口部
3は建物躯体工事に際して形成することが望ましいが、
エレベータ据え付け工事に際して穿設することとしても
よい。
【0011】角孔4は、レール立て、作業台としてのカ
ーフレームを吊支するワイヤの出入り口、及び、芯出し
などに用いるほか、昇降路頂部機器取付けに際しては必
要により据え付け作業員が昇降路内に出入りする開口部
3である。円孔5は芯出しのみを行うための開口部3で
ある。これら角孔4及び円孔5は昇降路頂部2に左右配
置等にて適宜開設される。
【0012】次に、図1(B)に示すように、昇降路頂
部2の上面に上部テンプレート6を載置するとともに、
昇降路底部7に下部テンプレート8を敷設する。上部テ
ンプレート6は角孔4,4間において円孔5,5が露出
するように配置する一方、下部テンプレート8はエレベ
ータ昇降路のベースフレームとなる。
【0013】ついで、図1(C)に示すように、昇降路
頂部2の上面に、ヒッチビーム9を脚部に連結した門形
のフレーム10からなる仮設材11を構築する。仮設材
11は巻上機等の揚重機12を吊支して資材等を昇降路
内に搬入するためのものであり、基本的には昇降路頂部
2のコンクリートスラブに載せ、建物躯体の受け梁等に
は連結しない。そして、下部テンプレート8上にレール
13,13をワイヤロープ14にて吊支しながら立設し
昇降路内壁に固定する。レール13は揚重機12を介し
昇降路底部7付近のエレベータ出入口(図示略)から搬
入するが、角孔4から吊支して昇降路頂部2側から搬入
することもできる。
【0014】そして、図1(D)に示すようにレール1
3,13が昇降路内壁に固定されると、レール13,1
3を介して昇降可能に作業台としてのカーフレーム15
を昇降路内に装入する。カーフレーム15は昇降路底部
7付近のエレベータ出入口から搬入してもよいし、揚重
機12を介し角孔4から部品を吊支し搬入して昇降路内
で組み立てることとしてもよい。カーフレーム15には
仮設ウインチ16,16を搭載し、昇降路頂部2に残し
たヒッチビーム9に支持を取ったワイヤロープ17,1
7を介してカーフレーム15を昇降運転可能に配設す
る。
【0015】かくして、昇降路内にカーフレーム15が
昇降運転可能に設置されると、そのカーフレーム15に
据え付け作業員が乗り、仮設巻上機16,16を操作し
て昇降路底部7から昇降路頂部2に向けて上昇しながら
昇降路内機器の取付け作業を行う。取付け作業は全てカ
ーフレーム15に作業員が乗って行えるので上向き作業
でなく対面又は下向き等の不自然でない姿勢での作業が
可能である。
【0016】なお、昇降路頂部2の上面周囲に手すりを
配設して作業員の安全を図るようにすることも可能であ
る。また、エレベータ据え付け完了後に、ヒッチビーム
9はメンテナンス用吊りフック(図示略)を付けたまま
で、防水のためのシンダーコンクリート18に埋め込ま
れる。
【0017】次に、請求項2記載の発明に対応する実施
の第2形態を説明する。図2から図3に示すように、昇
降路頂部2に機械室が形成されていなくて、開口部20
として開放されているエレベータ昇降路1の場合、この
開口部20を、下面に昇降路頂部機器21を取り付けた
スラブ板22で覆い固定する。スラブ板22は吊りビー
ムを兼用してクレーン等のワイヤロープ23で吊支して
昇降路頂部2に下降させ、昇降路頂部内壁に突設した支
持ビーム24,24に載置固定する。スラブ板22は巻
上機等の揚重機がセットされているから、その揚重機か
ら垂下させたワイヤロープ25,25を介しレールを吊
支して、前例同様に昇降路底部から順次昇降路内壁に固
定し、該レールを介し前例同様にカーフレームを用いて
昇降路内機器を取付ける作業を行う。
【0018】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、昇降路
頂部のスラブに開口部を設けてその開口部から、若しく
は、スラブのない昇降路頂部の開口部から資材等を揚重
機にて昇降路内に搬入し、昇降路内壁にレールを取り付
け、昇降路内機器を取り付ける作業等を上向き姿勢でな
く対面又は下向き姿勢で、しかも安全に行えるために、
足場を用いる不都合はすべて解消され、作業効率が向上
し、完成度の高い機械室レス・エレベータが構築され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態における施工行程図。
【図2】本発明の実施の第2形態を示す第1施工行程
図。
【図3】同上第2施工行程図。
【符号の説明】
1…エレベータ昇降路 2…昇降路頂部 3,20…開口部 4…角孔 5…円孔 6…上部テンプレート 7…昇降路底部 8…下部テンプレート 9…ヒッチビーム 10…フレーム 11…仮設材 12,23…揚重機 13…レール 15…カーフレーム 16…仮設ウインチ 18…シンダーコンクリート 21…昇降路頂部機器 22…スラブ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 攻 東京都新宿区西新宿二丁目4番1号 新宿 NSビル 日本オーチス・エレベータ株式 会社内 Fターム(参考) 3F305 BA02 DA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ昇降路の頂部に機械室を築造
    していない建物におけるエレベータの据え付けに当た
    り、昇降路頂部の建物躯体に揚重機を吊支するフレーム
    を立設するとともに、該揚重機の下部付近に開口部を設
    け、据え付け作業員は前記建物躯体の上面外部において
    前記揚重機を操作し、前記開口部から垂下させたワイヤ
    ロープにて昇降路内部の資材を吊支し、必要により前記
    開口部から昇降路内部に出入りしてレールの芯出しやレ
    ール立て及びかごの組み立てを行うことを特徴とする機
    械室レス・エレベータの据え付け工法。
  2. 【請求項2】 エレベータ昇降路の頂部に開口部を形成
    して機械室を築造していない建物におけるエレベータの
    据え付けに当たり、前記開口部に昇降路頂部機器を下面
    に取り付けたスラブ板を冠して固定した後、該スラブ板
    が兼ねる吊りビームに揚重機を付設し、該揚重機を介し
    てレールや昇降路内機器を昇降路内部に取付けるととも
    に、レールの芯出しやレール立て及びかごの組み立てを
    行うことを特徴とする機械室レス・エレベータの据え付
    け工法。
JP28166899A 1999-10-01 1999-10-01 機械室レス・エレベータの据え付け工法 Withdrawn JP2001097650A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107651530A (zh) * 2017-09-30 2018-02-02 东南电梯股份有限公司 升降机
CN115872255A (zh) * 2022-12-07 2023-03-31 施密特电梯有限公司 杂物货梯快装井道安装方法

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