JP2001054039A - 投射型テレビジョン受信機 - Google Patents

投射型テレビジョン受信機

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JP2001054039A
JP2001054039A JP11223382A JP22338299A JP2001054039A JP 2001054039 A JP2001054039 A JP 2001054039A JP 11223382 A JP11223382 A JP 11223382A JP 22338299 A JP22338299 A JP 22338299A JP 2001054039 A JP2001054039 A JP 2001054039A
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cabinet
back cover
projection
television receiver
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JP11223382A
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Akihiko Tejima
秋彦 手嶋
Tadashi Ohira
正 大平
Masaru Yoshida
勝 吉田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to EP00116141A priority patent/EP1075141A3/en
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    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00—Details of television systems
    • H04N5/64—Constructional details of receivers, e.g. cabinets or dust covers
    • H—ELECTRICITY
    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00—Details of colour television systems
    • H04N9/12—Picture reproducers
    • H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3141—Constructional details thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形軽量化と部品の共用化を図り、装置コス
トを低減する。 【解決手段】 下側キャビネットと４，前記下側キャビ
ネット４に取り付く下側バックカバー５と，スピーカ装
置と，光学ユニット１２と，制御回路部とを備えたシャ
ーシ部１０２と、上側キャビネット１と，前記上側キャ
ビネット１に取り付く上側バックカバー２と，透過型ス
クリーン３と，反射ミラーとを備えた投射部１０１との
上下二つのブロックからなり、前記シャーシ部１０２と
前記投射部１０１とを連繋した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は投射型テレビジョン
受信機の外装構造、詳しくはキャビネット構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、投射型テレビジョン受信機におい
ては一体構造の木製キャビネットが多用されている。そ
して、前記木製キャビネット内には陰極線管（ＣＲ
Ｔ）、光学ユニット、反射ミラー、制御回路用基板（シ
ャーシ、プリント配線基板等とも呼ぶ。）、スピーカ装
置等が配設される。また、前記木製キャビネットの外面
にはスクリーンフレームと透過型スクリーン、スピーカ
グリル、バックカバー等が取り付けられる。前記透過型
スクリーンはフレネルレンズシートとレンチキュラーレ
ンズシートとからなる。なお、従来の投射型テレビジョ
ン受信機においては投射画面のインチサイズや型式（タ
イプ）が異なる毎に、キャビネット本体及び周辺部品を
作り変える必要があった。図１８は従来の投射型テレビ
ジョン受信機の外観斜視図である、一体型の木製キャビ
ネット４８に透過型スクリーン５３、スクリーンフレー
ム４９、スピーカグリル５０、バックカバー５１等が取
り付いている。また、スピーカ５２も木製キャビネット
４８に直付けする構成としていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の一体型
木製キャビネットは小形、軽量化が困難である。機種変
更に際しキャビネット等各種構成部品の新作が必要で、
部品の共用化ができにくかった。また、スピーカユニッ
トを変更する場合もキャビネット本体の変更が必要であ
った。さらに、装置の組立作業工数が大きい等の課題を
有していた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の投射型テレビジョン受信機は、 （１）装置をシャーシ部と投射部とからなる上下二つの
ブロックに分割し、前記シャーシ部と投射部とをネジ締
結等の手段により連繋する構成とした。 （２）前記シャーシ部と投射部を構成する各キャビネッ
トを樹脂成形部材とした。 （３）前記シャーシ部を構成する下側キャビネットにお
いて、スピーカボックス部を一体成形し下側キャビネッ
トの強度向上を図った。 （４）下側キャビネットを中央室とその両側の小室との
３つの空間に隔壁で区分し、前記小室の少なくとも一方
に制御回路用基板を配設し、中央室に配設した制御回路
用基板の熱放射を受けにくい構成とした。 （５）シャーシ部と投射部とを仕切り板（プレート）等
で区分し、相互にほこりや熱が侵入するのを防止する構
成とした。 （６）仕切り板を傾斜させ空気の流れを仕切り板に沿っ
て形成し放熱を促進する構成とした。 （７）仕切り板を金属部材または金属板と同等以上の熱
伝達性の良い部材で構成することにより、前記仕切り板
に放熱板の機能を持たせた。 （８）スピーカボックスの天面に格子状のリブを設け、
前記スピーカボックスの天面に取り付く部材に前記スピ
ーカボックスの発する振動が伝わりにくくした。 （９）下側キャビネットの底部または前記上側バックカ
バーの後面の少なくとも一方に重錘を取り付け、装置の
転倒を防止する構成とした。さらに、前記下側キャビネ
ットの前面側下部にも転倒防止用脚を取り付けた。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明における第１の発明は、ス
ピーカ装置と光学ユニットと制御回路部とを配設してな
る下側キャビネットと，前記下側キャビネットに取り付
く下側バックカバーとでシャーシ部を構成し、透過型ス
クリーンと配設してなる上側キャビネットと，前記上側
キャビネットに取り付き反射ミラーを内面側に配設した
上側バックカバーとで投射部を構成し、前記シャーシ部
と前記投射部とを連繋することを特徴とする投射型テレ
ビジョン受信機としたもので、装置の組立を容易にす
る。また、シャーシ部を共通化し投射部の大きさ寸法等
の変更に対応可能とし、コスト低減を図れる。
【０００６】本発明における第２の発明は、下側キャビ
ネットを中央室とその両側の小室との３つの空間に隔壁
によって区分し、前記小室の少なくとも一方に制御回路
用基板を配設し、中央室に配設した制御回路用基板の熱
放射を受け難いようにしたことを特徴とする第１の発明
に記載の投射型テレビジョン受信機としたもので、両側
の小室にサブの制御用回路基板を配設できるうえ、下側
キャビネットの剛性を向上させる。
【０００７】本発明における第３の発明は、シャーシ部
と投射部とを仕切り板（プレート）等で区分し、相互に
ほこりまたは熱が侵入するのを防止するようにしたこと
を特徴とする第１の発明に記載の投射型テレビジョン受
信機としたもので、光学ユニット（拡大投射用レンズユ
ニット）の防曇と透過型スクリーンの熱膨張等を軽減す
る。
【０００８】本発明における第４の発明は、仕切り板を
傾斜させ空気の流れを前記仕切り板に沿って形成し、さ
らに、仕切り板を金属部材で構成する第１の発明に記載
の投射型テレビジョン受信機としたもので、シャーシ部
の放熱を促進する。
【０００９】本発明における第５の発明は、スピーカボ
ックスの天面に格子状のリブを設けたことを特徴とする
第１の発明に記載の投射型テレビジョン受信機としたも
ので、前記スピーカボックスの天面に取り付く部材に前
記スピーカボックスの発する振動を伝わりにくくする。
【００１０】本発明における第６の発明は、上側キャビ
ネットに取り付く上側バックカバーとで投射部を構成
し、前記下側キャビネットの天面側に前記上側バックカ
バーを搭載し固定するに際し、前記下側キャビネットの
ガイド部分に前記上側バックカバーを嵌合可能としたこ
とを特徴とする第１の発明に記載の投射型テレビジョン
受信機としたもので、上側バックカバーを自立、安定し
た状態で取付作業が出来る。
【００１１】本発明における第７の発明は、下側キャビ
ネットの両側部に補足の側壁を着脱可能に取り付けるこ
とを特徴とする第１の発明に記載の投射型テレビジョン
受信機としたもので、上側キャビネットの横幅寸法の変
更に対応可能とする。
【００１２】本発明における第８の発明は、下側キャビ
ネットの底部または前記上側バックカバーの後面の少な
くとも一方に重錘を取り付け、さらに、下側キャビネッ
トの前面側下部に転倒防止用脚を取り付けたことを特徴
とする第１の発明に記載の投射型テレビジョン受信機と
したもので、装置の転倒を防止する。
【００１３】以下、本発明の投射型テレビジョン受信機
を図面と共に説明する。
【００１４】（実施の形態１）本発明の実施の形態１に
おける投射型テレビジョン受信機について図１〜７を用
いて説明する。図１は本発明の実施の形態１における投
射型テレビジョン受信機の概念の外観斜視図、図２は図
１の組立前の分解斜視図、図３は図１を構成するシャー
シ部の要部正面図、図４は図３の平面図、図５は図３を
符号ＳーＳで切断した側面方向の要部断面図、図６は図
５に光学ユニットと仕切り板と棚板とを付加した状態の
要部断面図、図７はシャーシ部の下側バックカバーを取
り外し，後方から見た要部外観斜視図を示す。
【００１５】図１、図２、図６、図７に示すように、本
発明の実施の形態１における投射型テレビジョン受信機
１００は、陰極線管（ＣＲＴ）１５と光学ユニット１２
と複数の制御回路基板（プリント配線基板）からなる制
御回路部とスピーカ装置とを配設してなる下側キャビネ
ット４と，前記下側キャビネット４に取り付く下側バッ
クカバー５とでシャーシ部１０２（下側半体）を構成
し、透過型スクリーン３を配設してなる上側キャビネッ
ト１と，前記上側キャビネット１に取り付き反射ミラー
を内面側に配設した上側バックカバー２とで投射部１０
１（上側半体）を構成し、前記シャーシ部１０２と前記
投射部１０１とをねじ締結などの手段により連繋してな
る。また、前記下側キャビネット４の上側左右両隅の２
箇所にそれぞれにスピーカボックス部６を一体的に樹脂
部材で射出成形することにより前記下側キャビネット４
の剛性を向上させた構成とした。
【００１６】また、図３〜図５に示すように、本発明の
投射型テレビジョン受信機１００は、下側キャビネット
４を中央室２０１とその両側に配置した右側小室２０
３、左側小室２０２との３つの空間に区分してなる。区
分は前記左右のスピーカボックス６、６の下部に配設さ
れ、かつ、隔壁を兼用する支柱Ａ１０、支柱Ｂ１１によ
って行った。そして、前記右側小室２０３にはサブプリ
ント基板Ｂ９（電源回路用基板）を、前記左側小室２０
２にはサブプリント基板Ａ８（制御回路用基板）を配設
し、中央室２０１に配設したメインプリント基板（制御
回路用基板）の熱放射を受けにくい構成とした。
【００１７】上記構成により両側の左右小室にサブの制
御用回路基板を配設できるうえ、下側キャビネット４の
剛性を向上させる。また、投射型テレビジョン受信機の
組立を容易にする。さらに、シャーシ部を共通化し投射
部の大きさ寸法等の変更に対応可能とし、コストを低減
する。
【００１８】図６、図７に示すように、本発明の投射型
テレビジョン受信機１００は、シャーシ部１０２と投射
部１０１を仕切り板１３および棚板１４等からなるプレ
ートで区分し、相互にほこりまたは熱が侵入するのを防
止する構成とした。これにより光学ユニット１２（拡大
投射用レンズユニット）の防曇と透過型スクリーン３の
熱膨張等を軽減する。また、前記仕切り板１３をシャー
シ部１０２の後面側に向かって持ち上がるごとく傾斜さ
せ、空気の流れを前記仕切り板１３に沿って形成するよ
うにした。さらに、前記仕切り板１３を金属部材または
金属部材と同等以上の熱伝達率を有する部材で構成し、
シャーシ部の放熱を促進する構成とした。これにより、
最も発熱する光学ユニット部１２からの熱を外部に放出
する機能も有する。
【００１９】次に、シャーシ部１０２を構成するスピー
カ装置の詳細について説明する。図８は図１に示すスピ
ーカボックス６に光学ユニット用板金ケース１２Ａ，ス
ピーカバッフル板１８を取り付ける過程の要部分解斜視
図、図９は同じくスピーカボックス６にスピーカバッフ
ル板１８、２２を取り付ける過程の要部分解斜視図を示
す。
【００２０】図８、図９において、スピーカボックス６
は前述のごとく下側キャビネット４と一体的に樹脂射出
成形されている。スピーカボックス６を構成する各部板
厚寸法は２〜３ｍｍ程度とし、軽量化を図っている。し
かし、板厚寸法を薄く構成することは剛性が不足する。
その結果、スピーカ２０、２１、２３の振動が光学ユニ
ット部１２のＣＲＴ１５に伝わり、映像の揺れを生じる
という課題が発生した。
【００２１】これを解決するため、前記スピーカボック
ス６の天面に格子状のリブを複数箇所設け剛性を向上さ
せた。前記格子状のリブの一例を図８に示す。この場合
は、前記スピーカボックス６の天面に配設したボス６Ａ
の周囲に十字状のリブ、前記十字状リブを包囲する矩形
状のリブ、直線状リブ等を所定に配設した。前記ボス６
Ａには光学ユニット用板金ケース１２Ａが取り付き、ネ
ジ等で締結される。該構成により前記スピーカ２０、２
１、２３の発する振動をＣＲＴ１５に伝わりにくくし
た。
【００２２】なお、前記左右のスピーカボックス６の前
面にはそれぞれスピーカバッフル板１８、２２が取り付
いている。スピーカバッフル板１８（右）には一例とし
てスピーカ２０（ツイータ），スピーカ２１（ウーハ
ー）が取り付き、バスレフポート１８Ａが所定に配設さ
れている。スピーカバッフル板２２（左）には一例とし
てスピーカ２３（フルレンジタイプ）が取り付いてい
る。なお、スピーカバッフル板１８（右）、２２（左）
に配設するスピーカの種類や個数を任意に設定してよい
ことは言うまでもない。バッフル板の形状を変更する事
でスピーカ装置のバージョンアップ等への対応が容易に
行える。
【００２３】次に、下側キャビネット４に上側バックカ
バー２を自立させ、取り付ける構成を説明する。
【００２４】図１０は下側キャビネット４に上側バック
カバー２を取り付ける過程の要部分解斜視図、図１１は
図１０の要部拡大斜視図を示す。図１０、図１１におい
て、下側キャビネット４の天面側に前記上側バックカバ
ー２を搭載し固定するに際し、前記下側キャビネット４
のガイド部分に前記上側バックカバーを嵌合させ、自立
させる構成とした。これにより上側バックカバー２を安
定した状態で取り付け出来る。即ち、上側バックカバー
２のスカート部（嵌合部）２４が、下側キャビネット４
のスピーカボックス天面に配設したガイドリブ２５と側
壁４Ａとで形成する空間部分に挿嵌され自立する。その
後、前記スピーカボックス天面に配設した４箇所のボス
６Ｂにスカート部２４がネジ締結される。
【００２５】（実施の形態２）次に、上側キャビネット
の横幅寸法の変更に対応可能とした投射型テレビジョン
受信機構成について説明する。図１２は本発明の実施の
形態２において、１種類の下側キャビネットを共通部材
とし、３種類の上側キャビネットに対応した場合の投射
型テレビジョン受信機の正面図を示す。図１３は本発明
の実施の形態２における投射型テレビジョン受信機の下
側キャビネットに補足の側壁を取り付けた状態の要部斜
視図を示す。
【００２６】即ち、図１２に示す４３インチ、４６イン
チ、５１インチの３種類の投射型テレビジョン受信機
は、それぞれ下側キャビネットと，前記下側キャビネッ
トに取り付く下側バックカバーと，スピーカ装置と，Ｃ
ＲＴと，光学ユニットと，制御回路部とを備えたシャー
シ部を構成し、また、上側キャビネットと，前記上側キ
ャビネットに取り付く上側バックカバーと，透過型スク
リーンと，反射ミラーとを備えた投射部を構成し、前記
シャーシ部と前記投射部とをネジ等で締結するととも
に、前記下側キャビネットの両側部に補足の側壁を取り
付ける構成とした。これにより、前記上側キャビネット
の横幅寸法の変更に対応可能としたことを特徴とする。
図１３は、細長下駄箱状の左側インサート部３１と右側
インサート部３２とを補足の側壁としてネジ等により着
脱可能に取り付けた構成例を示す。
【００２７】この構成により、４３インチクラスの下側
キャビネット３０を共通部材とし、インサート３１，３
２を両側に補足することより上側キャビネットのサイズ
５１インチに対応できる。同様に、上側キャビネットが
１６対９サイズのワイド型テレビジョン受信機にも対応
できる。なお、シャーシ部を射出成形する樹脂金型に入
れ子型構造を採用し、前記入れ子型の有無により補足の
側壁を一体成形するか否か決定するようにしてもよい。
【００２８】（実施の形態３）図１４、図１５は本発明
の実施の形態３における投射型テレビジョン受信機３０
０を示す。図１４は上側キャビネットと上側バックカバ
ーの要部分解側面図、図１５は上側バックカバーを取り
付ける過程の側面図を示す。この場合の投射型テレビジ
ョン受信機は上側キャビネット１５１がスクリーンフレ
ームを兼ね、かつ、奥行き寸法を小さく構成した例を示
す。
【００２９】即ち、後面側が開口するとともに視聴者側
にもスクリーンサイズに対応した開口を有する略箱体か
らなる上側キャビネット１５１を用意し、前記開口（視
聴者側）に向かってレンチキュラーレンズシート３６と
フレネルレンズシート３７とを順次、積層し、スクリー
ン押さえ金具３８を用いてビス締結する構成とした。上
側キャビネット１５１はスクリーンフレームを兼用し、
その奥行き寸法を１００ｍｍ程度以下とした。光学ユニ
ット１２からの投射光を反射するフィルムミラーは上側
バックカバー１５２の内面側に配設してなる。（図示せ
ず。）また、図１５に示すように、上側キャビネット１
５１は下側キャビネット１５２の天面にネジ締結する構
成とした。勿論、前記上側キャビネット１５１を下側キ
ャビネット１５２上に一時的に自立させる構成としてよ
いことは言うまでもない。自立させる方法としては前記
上側バックカバーと同一の構成、または下側キャビネッ
ト１５２の天面に２本の軸を立設し，該軸に上側キャビ
ネットの孔を挿嵌させる構成等とすればよい。上記構成
により、上側キャビネットの奥行き寸法を小さくでき重
量も軽減できる。また、スクリーンフレームを省略でき
る。
【００３０】（実施の形態４）本発明の実施の形態４に
おける投射型テレビジョン受信機４００を図１６、図１
７を用いて説明する。図１６は実施の形態４における投
射型テレビジョン受信機の側面方向から見た要部断面
図、図１７は実施の形態４におけるもう一つの実施例に
おける投射型テレビジョン受信機の組立前の要部斜視図
と組立後の側面図を示す。
【００３１】この場合の投射型テレビジョン受信機は、
下側キャビネットと，前記下側キャビネットに取り付く
下側バックカバーと，スピーカ装置と，光学ユニット
と，制御回路部とを備えたシャーシ部を構成し、上側キ
ャビネットと，前記上側キャビネットに取り付く上側バ
ックカバーと，透過型スクリーンと，反射ミラーとを備
えた投射部を構成し、前記シャーシ部と前記投射部とを
連繋するとともに、前記下側キャビネットの底部または
前記上側バックカバーの後面の少なくとも一方に重錘を
取り付け、転倒を防止する構成とした。さらに、下側キ
ャビネットの前面側下部にも転倒防止用脚を取り付けた
構成とした。
【００３２】即ち、図１６に示すように、下側キャビネ
ット１６４の底面側に重錘４０を取り付けた。また、上
側バックカバー１６２の後面内側にも重錘４０を取り付
けた。なお、前記重錘４０の重量は機種毎に対応してよ
いことは言うまでもない。
【００３３】上記２箇所に配設した重錘だけでは転倒防
止力が不足する場合、図１７に示すように、下側キャビ
ネット１７４の前面側（視聴者側）にもＬ字形の転倒防
止用脚４４を地面に接するよう取り付ければよい。な
お、図１７において、符号４２はスピーカグリル、４３
はスピーカグリル固定用金具、４５は締結ネジ、４６は
スピーカグリル締結ネジ、４７はキャスターを示す。
【００３４】上記構成により投射型テレビジョン受信機
の奥行き寸法を４０ｃｍ〜４５ｃｍ程度に薄型化でき、
一般的な家具と同様の奥行き寸法に合わせられる。
【００３５】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、シャー
シー部と投射部との上下二つのブロックに分割構成する
ことにより、組立を容易にしシャーシ部を共用化でき
る。また、それぞれのブロックのキャビネットを樹脂部
材で射出成形することにより、軽量化と部品点数の削減
とコストダウンを図れる。さらに、重錘とＬ形脚を付属
することによりテレビジョン受信機の転倒防止と奥行き
の薄型化を図れる。さらに、シャーシ部を隔壁により複
数の空間に分割することにより剛性を高められる。ま
た、複数の空間に配置したそれぞれの制御用回路基板が
相互に熱的影響を及ぼすことを防止できる。さらに、シ
ャーシ部と投射部とを仕切ることにより熱と塵埃の行き
来を防止する。また、前記仕切り板に傾斜を持たせ，金
属部材で構成することにより放熱を促進する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１における投射型テレビジ
ョン受信機の概念の要部外観斜視図
【図２】図１の組立前の要部分解斜視図
【図３】図１を構成するシャーシ部の要部正面図
【図４】図３の平面図
【図５】図３を符号ＳーＳで切断した側面方向の要部断
面図
【図６】図５に光学ユニットと仕切り板と棚板とを付加
した状態の要部断面図
【図７】図７はシャーシ部の下側バックカバーを取り外
し，後方から見た要部外観斜視図
【図８】図１に示すスピーカボックスに光学ユニット用
板金ケース，スピーカバッフル板を取り付ける過程の要
部分解斜視図
【図９】スピーカボックス６にスピーカバッフル板１
８、２２を取り付ける過程の要部分解斜視図
【図１０】下側キャビネット４に上側バックカバー２を
取り付ける過程の要部分解斜視図
【図１１】図１０の要部拡大斜視図
【図１２】本発明の実施の形態２における投射型テレビ
ジョン受信機において、１種類の下側キャビネットを共
通部材とし、３種類の上側キャビネットに対応した場合
の投射型テレビジョン受信機の正面図
【図１３】本発明の実施の形態２において、下側キャビ
ネットに補足の側壁を取り付けた状態の要部斜視図
【図１４】本発明の実施の形態３における投射型テレビ
ジョン受信機の上側キャビネットと上側バックカバーの
要部分解側面図
【図１５】本発明の実施の形態３における投射型テレビ
ジョン受信機の上側バックカバーを取り付ける過程の側
面図
【図１６】本発明の実施の形態４における投射型テレビ
ジョン受信機を示す側面方向から見た要部断面図
【図１７】（Ａ） 実施の形態４におけるもう一つの実
施例における投射型テレビジョン受信機の組立前の要部
斜視図 （Ｂ） （Ａ）の組立て後の側面図
【図１８】従来の投射型テレビジョン受信機の外観斜視
図
【符号の説明】
１、１５１、１６１ 上側キャビネット ２、１５２、１６２ 上側バックカバー ３ 透過型スクリーン ４、１５４、１６４、１７４ 下側キャビネット ４Ａ 側壁 ５ 下側バックカバー ６、１７６ スピーカボックス部 ６Ａ，６Ｂ ボス ７ メインシャーシ部（制御回路用基板） ８ サブプリントA（制御回路用基板） ９ サブプリントB（電源回路用基板） １０ 支柱A（隔壁） １１ 支柱B（隔壁） １２光学ユニット １２Ａ 板金ケース １３ 仕切り板 １４ 下側キャビネット操作パネル部分の棚板 １５陰極線管（ＣＲＴ） １６ レンズ １７ ラジエータ １８ スピーカバッフル板（右） １８Ａ バスレフポート １９ 格子状リブ ２０ スピーカ（ツィータ） ２１ スピーカ（ウーハ） ２２ スピーカバッフル板（左） ２３ スピーカ（フルレンジタイプ） ２４ スカート部 ２５ ガイドリブ ２６ ５１インチ上側キャビネット ２７ ４３インチ上側キャビネット ２８ ４６インチワイド上側キャビネット ２９ ５１インチ下側キャビネット ３０ ４３インチ下側キャビネット ３１ 左側インサート部（補足の側壁） ３２ 右側インサート部（補足の側壁） ３３、４５ 締結ネジ ３６ レンチキュラーレンズシート ３７ フレネルレンズシート ３８ スクリーン押え金具 ３９ ビス ４０ 転倒防止用重錘 ４１ 反射ミラー（フィルムミラー） ４２ スピーカグリル ４３ スピーカグリル固定用金具 ４４ 転倒防止用脚 ４６ スピーカグリル締結ネジ ４７ キャスター １００ 投射型テレビジョン受信機 １０１ 投射部（上側半体） １０２ シャーシー部（下側半体） ２０１ 中央室 ２０２ 右側小室 ２０３ 左側小室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 勝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Ｆターム(参考） 5C058 AA01 AB06 BB25 EA01 EA13 EA32 EA36

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 下側キャビネットと，前記下側キャビネ
    ットに取り付く下側バックカバーと，スピーカ装置と，
    光学ユニットと，制御回路部とを備えたシャーシ部を構
    成し、上側キャビネットと，前記上側キャビネットに取
    り付く上側バックカバーと，透過型スクリーンと，反射
    ミラーとを備えた投射部を構成し、前記下側キャビネッ
    トにスピーカボックス部を一体的に形成することにより
    前記下側キャビネットの剛性を向上させたことを特徴と
    する投射型テレビジョン受信機。
  2. 【請求項２】 下側キャビネットを隔壁によって複数の
    空間に区分したことを特徴とする請求項１記載の投射型
    テレビジョン受信機。
  3. 【請求項３】 区分した空間の少なくとも２箇所に制御
    回路用基板をそれぞれ配設し、前記制御回路用基板が相
    互に熱的影響を受けにくくしたことを特徴とする請求項
    ２記載の投射型テレビジョン受信機。
  4. 【請求項４】 シャーシ部と投射部とをプレートで区分
    し、相互にほこりまたは熱が侵入するのを防止するよう
    にしたことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に
    記載の投射型テレビジョン受信機。
  5. 【請求項５】 プレートを傾斜させ空気の流れを前記仕
    切り板に沿って形成することにより放熱を促進するよう
    にしたことを特徴とする請求項４記載の投射型テレビジ
    ョン受信機。
  6. 【請求項６】 プレートを金属部材で構成し放熱板の機
    能を持たせたことを特徴とする請求項５記載の投射型テ
    レビジョン受信機。
  7. 【請求項７】 下側キャビネットと，前記下側キャビネ
    ットに取り付く下側バックカバーと，スピーカ装置と，
    光学ユニットと，制御回路部とを備えたシャーシ部を構
    成し、上側キャビネットと，前記上側キャビネットに取
    り付く上側バックカバーと，透過型スクリーンと，反射
    ミラーとを備えた投射部を構成し、前記下側キャビネッ
    トの天面側両隅部にそれぞれスピーカボックス部を一体
    的に形成し、さらに、前記スピーカボックスの天面に格
    子状のリブを設け、前記スピーカボックスの天面に取り
    付く部材に前記スピーカボックスの発する振動が伝わり
    にくくしたことを特徴とする投射型テレビジョン受信
    機。
  8. 【請求項８】 スピーカボックスの開口端面にバッフル
    板を着脱可能に取り付けるようにしたことを特徴とする
    請求項７記載の投射型テレビジョン受信機。
  9. 【請求項９】 下側キャビネットと，前記下側キャビネ
    ットに取り付く下側バックカバーと，スピーカ装置と，
    光学ユニットと，制御回路部とを備えたシャーシ部を構
    成し、上側キャビネットと，前記上側キャビネットに取
    り付く上側バックカバーと，透過型スクリーンと，反射
    ミラーとを備えた投射部を構成し、前記下側キャビネッ
    トの天面側に前記上側バックカバーを搭載し固定するに
    際し、前記下側キャビネットのガイド部分に前記上側バ
    ックカバーを嵌合可能とすることにより、前記上側バッ
    クカバーが自立した状態で取付作業が出来るようにした
    ことを特徴とする投射型テレビジョン受信機。
  10. 【請求項１０】 下側キャビネットと，前記下側キャビ
    ネットに取り付く下側バックカバーと，スピーカ装置
    と，光学ユニットと，制御回路部とを備えたシャーシ部
    を構成し、上側キャビネットと，前記上側キャビネット
    に取り付く上側バックカバーと，透過型スクリーンと，
    反射ミラーとを備えた投射部を構成し、前記下側キャビ
    ネットの両側部に補足の側壁を着脱可能に取り付けるこ
    とにより、前記上側キャビネットの横幅寸法の変更に対
    応可能としたことを特徴とする投射型テレビジョン受信
    機。
  11. 【請求項１１】 下側キャビネットと，前記下側キャビ
    ネットに取り付く下側バックカバーと，スピーカ装置
    と，光学ユニットと，制御回路部とを備えたシャーシ部
    を構成し、上側キャビネットと，前記上側キャビネット
    に取り付く上側バックカバーと，透過型スクリーンと，
    反射ミラーとを備えた投射部を構成し、前記シャーシ部
    と前記投射部とを連繋するとともに、前記下側キャビネ
    ットの底部または前記上側バックカバーの後面の少なく
    とも一方に重錘を取り付け、転倒を防止するようにした
    ことを特徴とする投射型テレビジョン受信機。
  12. 【請求項１２】 さらに、下側キャビネットの前面側下
    部に転倒防止用脚を取り付けたことを特徴とする請求項
    １１記載の投射型テレビジョン受信機。
  13. 【請求項１３】 下側キャビネットと，前記下側キャビ
    ネットに取り付く下側バックカバーと，スピーカ装置
    と，光学ユニットと，制御回路部とを備えたシャーシ部
    と、上側キャビネットと，前記上側キャビネットに取り
    付く上側バックカバーと，透過型スクリーンと，反射ミ
    ラーとを備えた投射部との上下二つのブロックからな
    り、前記シャーシ部と前記投射部とを連繋したことを特
    徴とする投射型テレビジョン受信機。
  14. 【請求項１４】 上側キャビネットがスクリーンフレー
    ムを兼ねた略箱体をなし、視聴者側に設けた開口に向か
    ってレンチキュラーレンズシートとフレネルレンズシー
    トとを順次、積層して取り付けたことを特徴とする請求
    項１３記載の投射型テレビジョン受信機。
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