JP2501138Y2 - 電子機器の筐体 - Google Patents

電子機器の筐体

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JP2501138Y2
JP2501138Y2 JP8195890U JP8195890U JP2501138Y2 JP 2501138 Y2 JP2501138 Y2 JP 2501138Y2 JP 8195890 U JP8195890 U JP 8195890U JP 8195890 U JP8195890 U JP 8195890U JP 2501138 Y2 JP2501138 Y2 JP 2501138Y2
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electronic device
front panel
housing
chassis
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子機器の筐体に関し、特に表示装置を備え
た電子機器の筐体に関する。
〔従来の技術〕
船舶等に搭載するレーダー装置や魚群探知機等の電子
機器はCRT等の表示装置を搭載して、該表示装置によっ
て所定の情報を運用者に提供している。
第3図はこのような従来の電子機器の分解斜視図を示
す。尚、本第3図には該電子機器を稼働させるために必
要な電子回路等の図示を省略している。
第3図において、表示窓57を形成したフロントパネル
52の裏面には該フロントパネル52に対して直角に固着さ
れる2枚の板状のシャーシ54、54が互いに平行に対向す
る。CRT等の表示装置51は、表示面61を上記表示窓57を
介して操作スイッチ等と共に運用者に対面させるべく、
該対向するシャーシ54、54間に位置決めされ、図示しな
い手段で固定される。シャーシ54背面側の一辺に形成し
た受けしろ54aに穿設した取付孔56aおよび放熱板55に穿
設した取付孔56bを介して、放熱板55がシャーシ54にビ
ス58によって螺着される。
上記各部材および図示しない電子回路板の組付けの完
了後、上記放熱板55が嵌合する位置に放熱孔59aを形成
した一開放面59を有する、略角筒状のカバー53がもう一
方の開放端53aを前面にして、表示装置51、シャーシ5
4、ならびにその他の図示しない電子回路を覆うように
して背面側から上記開放端53aにフロントパネル52が嵌
合するように装着される。
上記フロントパネル52、カバー53、シャーシ54、放熱
板55の筐体を構成する各部材は通常金型を使用する合成
樹脂製もしくは鋳鉄製であり、設計図面に基づいて製作
された金型を使用して成形されている。
〔考案が解決する課題〕
ところで、同じサイズのCRT等の表示装置を搭載する
ことのできる機種同士では、ほぼ矩形状の表示面61を横
長とした第3図に示す機種と同じく表示面61を縦長とし
た機種が存在する。こうした場合、表示面61が横長の機
種のカバー53の一側面をそのまま底面とし、表示面が縦
長の機種の筐体の各部材を横長の機種の筐体の各部材と
共通に使用することが考えられる。しかしながら、例え
ば表示面61を横長とした第3図に示す機種の高さが幅に
比べて小さいときには、上記表示面が縦長の機種の高さ
がフロントパネルの幅に対して大きくなり、該電子機器
を安定に設置することができなくなる。
それと同時に、通常放熱板55に備えるフィン55aおよ
びフリット55bは所定の放熱効果を得るために、そのフ
ィンおよびスリット長手方向を電子機器の上下方向に一
致させるのが望ましいが、表示面61を横長とした第3図
に示す機種の放熱板55をそのまま表示面が縦長の機種に
使用すると、該フィン55aおよびスリット55bの長手方向
が水平方向になるために、放熱効果が低下する恐れもあ
る。
従って、上記同じサイズのCRT等の表示装置を搭載す
ることのできる機種同士であっても別々に製作された金
型をもって筐体を構成する各部材を製造する必要があ
る。
また、異なるサイズのCRT等の表示装置を搭載する機
種間にあっては、たとえ筐体の外形寸法を互いに同一に
設計したとしても、表示窓の形状、面積を各々の表示面
の形状、面積に合わせて変更する必要があり、このため
フロントパネルの金型を別個に製造しなければならな
い。
このように、異なる機種の筐体を構成する各部材専用
の金型を製作、保管する必要があり、コストの低減、製
造工程の効率化を図る上でネックとなっている。
そこで、本考案では上記従来の事情に鑑み、電子機器
の異なる機種間でも、各部材を共用することが可能な電
子機器の筐体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は以下の手段を用
いる。
すなわち、第1図乃至第2図に示すように、表示装置
1を備えた電子機器の筐体において、略正方形をなした
フロントパネル2と、該フロントパネル2の背面両側に
該フロントパネル2に直角に固定された1対のシャーシ
4と、取付孔6a、6bによって上記シャーシ4の背面側に
固定される略正方形の放熱板5とで構成され、上記取付
孔6a、6bが放熱板5の中心点に関し、点対称に穿設され
た電子機器の筐体である。
また、上記フロントパネル2に備えた表示窓7の周縁
と表示装置1の表示面11とで生じる空隙を埋める補助パ
ネル8を装着する構成とした上記電子機器の筐体も望ま
しい。
〔作用〕
上記の構成によって、表示装置1のサイズや表示面11
の形状の異なる電子機器間で、筐体を構成する上記各部
材の互換性を確保するとともに、放熱板5の取付孔の位
置を変える必要がない。
〔実施例〕
以下本考案について、図面をもとにさらに詳細に説明
する。
第1図(a)は本考案の1実施例の分解斜視図であ
り、第1図(b)は一部分解斜視図、第1図(c)は第
1図(a)のA−A′断面図、第2図(a)乃至(c)
は同じく正面図である。尚、第1図(a)では、該電子
機器を稼働させるために必要な電子回路等の図示は省略
している。
第1図(a)において、操作パネル用孔12等とともに
表示窓7を形成した略正方形をなすフロントパネル2の
背面両側には、所定形状に成形された1対のシャーシ4
が対向して、該フロントパネル2に対し直角に固定され
る。表示装置1は、上記表示窓7より表示面11を操作者
に面するように位置決めされ、該対向する1対のシャー
シ4、4間に固定される。
上記シャーシ4の背面側の一辺に形成した受けしろ4a
には取付孔6aを複数個穿設するとともに、A−A′断面
として第1図(c)に示すように、フィン5aおよびスリ
ット5bを備えた略正方形をなす放熱板5にも上記取付孔
6aに対応する位置に取付孔6bを形成する。このとき、上
記取付孔6a、6bを、上記放熱板5の中心点に関してそれ
ぞれ点対称に設け、ビス9を介して、放熱板5がシャー
シ4、4に固定される。
さらに、フロントパネル2および放熱板5を両端とす
るとともに、断面がほぼ正方形の角筒をなすカバー3
が、表示装置1、シャーシ4ならびに図示しない電子回
路等を覆う構成としている。
また、上記実施例において、表示装置1を筐体内に固
定する前に、表示面11の周縁に補助パネル8をOリング
等のパッキンを介して装着し、フロントパネル2側から
筐体の内部の防水性、気密性を確保する。
上記のような構成の筐体では、フロントパネル2、放
熱板5を略正方形とすることにより、例えば第2図
(a)に示すような表示面11を横長とした機種の筐体を
構成する各部材と、第2図(b)に示すような表示面11
を縦長とした機種の筐体を構成する各部材とを共用して
も、高さ、幅の比率は変わらず、電子機器を安定に設置
できる。
また、上記の場合において、シャーシ4と放熱板5と
にそれぞれ複数個穿設した取付孔6a、6bを、正方形をな
す放熱板5の中心点に関してそれぞれ点対称となる位置
に穿設したために、第1図(b)に示すように、表示面
11を横長とした機種の放熱板5を、第2図(b)に示す
ような表示面11を縦長とした機種と共用する際に、他の
部材をカバー3の軸心の回りに90°回転させたとして
も、放熱板5は前記表示面11を横長とした機種の放熱板
5のフィン5aおよびスリット5bを長手方向が上下方向の
ままで装着し、使用することができ、放熱効果が低下す
る恐れはない。
さらに、第2図(a)に示す電子機器に比べて、表示
面11のサイズがやや大きい第2図(c)に示す電子機器
においても、上記補助パネル8を異なるサイズの補助パ
ネル8′に変えるだけで、上記フロントパネル2、カバ
ー3、シャーシ4、放熱板5の各部材の金型を何ら変更
する必要はなく、そのまま共用することができる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば表示装置を備える電子
機器において、表示面の形状やサイズが異なる電子機器
間においても筐体を構成する各部材を共通のものとする
ことができ、該各部材の金型を共用することができる。
従って、本考案による筐体を使用すれば、既成機種の
設計改変や新機種の設計の都度、金型を製作し直す必要
がなくなり、コストの大幅な低減、製造工程の一層の効
率化につながる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の1実施例の分解斜視図、第1図
(b)は第1図(a)の要部分解斜視図、第1図(c)
は第1図(a)のA−A′断面図、第2図(a)乃至
(c)は本考案の正面図、第3図は従来例の分解斜視図
である。 図中、 1……表示装置、2……フロントパネル、4……シャー
シ、5……放熱板、6a、6b……取付孔、8……補助パネ
ル、11……表示面。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示装置(1)を備えた電子機器の筐体に
    おいて、 略正方形をなしたフロントパネル(2)と、 該フロントパネル(2)の背面両側に該フロントパネル
    (2)に直角に固定された1対のシャーシ(4)と、 取付孔(6a)(6b)によって上記シャーシ(4)の背面
    側に固定される略正方形の放熱板(5)とで構成され、 上記取付孔(6a)(6b)が放熱板(5)の中心点に関し
    点対称に穿設されたことを特徴とする電子機器の筐体。
  2. 【請求項2】上記フロントパネル(2)に備えた表示窓
    (7)の周縁と表示装置(1)の表示面(11)との間に
    空隙を埋める補助パネル(8)を装着することを特徴と
    する請求項1に記載の電子機器の筐体。
JP8195890U 1990-07-31 1990-07-31 電子機器の筐体 Expired - Lifetime JP2501138Y2 (ja)

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