JP2593262B2 - 電子通信機器のキャビネット構造 - Google Patents

電子通信機器のキャビネット構造

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JP2593262B2
JP2593262B2 JP29000791A JP29000791A JP2593262B2 JP 2593262 B2 JP2593262 B2 JP 2593262B2 JP 29000791 A JP29000791 A JP 29000791A JP 29000791 A JP29000791 A JP 29000791A JP 2593262 B2 JP2593262 B2 JP 2593262B2
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実 大山
潔 寺口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】電子通信機器を収容するキャビネ
ット構造に関し、特に高さに比して設置床面積が小さい
にも係わらず、剛性に優れた新規なキャビネット構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近の電子通信機器は、設置スペースを
節約するために底面積が比較的小さく、これに応じて高
さを高くして全体の容量を確保した背の高いキャビネッ
ト内に収容されることが多くなっている。このようなキ
ャビネットは、その構造強度を維持するために種々の工
夫が凝らされている。
【0003】図4は、こうしたキャビネット構造の一つ
を示す。これによれば、キャビネットの本体は、底板
1,天板2並びに左右一対の側板3から構成されてい
る。底板1と天板2とは、その前後の辺を折り曲げてそ
れぞれ四隅に舌片1a,2aを形成し、一方、側板3は
四辺を折り曲げてその四隅に前記舌片1a,2aと係合
可能なスリット3aを形成している。そして、この舌片
1a,2aとスリット3a同士の係合によって底板1,
天板2並びに両側板3とが互いに位置決めされ、該係合
領域に設けられた孔を通じてねじ止めによって、相互に
固定される。
【0004】前述のように、このキャビネットは底面積
が比較的小さいため、重量を支える底板1を補強する目
的で、別に架台20が準備され、底板1の下に設置され
てねじ止め・固定される。このようにして形成されたキ
ャビネット本体に対して、通常のように、扉21並びに
裏板(図示しない)が取付けられて、キャビネットが完
成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来型のキ
ャビネットにおいては、底板1と天板2の四隅を折り返
して舌片1a,2aを形成し、この部分を側板3との接
合領域としているので、構造部材としての強度を持たせ
るためには、舌片を形成している天板や底板を構成する
材料の厚さを増加しなければならず、しかも該舌片に対
応する側板の折り返し部の幅も充分に大きくする必要が
ある。しかし、このことは、キャビネット全体の重量を
増加させると共に、設置面積自体を大きくしてしまう欠
点がある。
【0006】更に、別の構造材としての架台を必要とす
るので、製作コストが多くなる問題点も包含している。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消して、比
較的薄手の材料を使用して軽量であるにもかかわらず、
充分な構造強度が有し、しかも設置床面積が小さくてす
むキャビネット構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的は、左右の両側
板とこれらを接続する裏板とを板金加工によってU字型
断面の架枠部材を一体成形し、その一対の折り曲げ線に
沿って上下方向に延在する補強部材を溶接し、四辺に袋
曲げ部を有する天板と底板をそれぞれ前記補強部材の上
下に配置し、前記袋曲げ部を前記補強部材の上下端に当
接させて溶接・固定することを特徴とする電子通信機器
のキャビネット構造によって達成される。
【0008】
【作用】本発明によれば、キャビネットを構成する天板
と底板に袋曲げ部を形成してその強度を増加させ、ま
た、裏板と両側板とを板金加工によって一体的に形成す
ると共に、補強板の溶接によって強化している。従って
これらの部材を従来よりも薄い材料で構成しても充分な
強度が保証され、軽量で設置床面積の少ないキャビネッ
トが提供される。
【0009】以下、図面に示す好適実施例に基づいて、
本発明を更に詳細に説明する。 〔実施例〕第1図は本発明の電子機器用キャビネットの
本体構造の一例を示す分解斜視図である。この本体構造
は、底板1,天板2並びに左右一対の側板3を一体的に
溶接・固定して構成されている。
【0010】底板1と天板2とは実質的に同じ構造を有
し、長方形状をなすその四辺は所定の幅で直角に2回折
り曲げられて袋曲げ部Aを形成している。左右の側板3
は裏板4と共に1枚物の金属シートから板金加工によっ
てU字型断面の架枠部材5として形成され、その前辺は
高さ方向に沿って所定の幅で折り返されてチャンネル部
Bを形成している。
【0011】このU字型断面の架枠部材5の内面には、
側板3と裏板4との折り曲げ線に沿ってその高さ方向に
L字型断面の補強部材6が両板3,4を跨ぐように溶接
・固定されている。この補強部材6の長さは架枠部材5
の上下に前記天板2と底板1の袋曲げ部の高さに相当す
る所定のスペースが空く程度に設定されている。更に、
この補強部材6には、所定のピッチで複数の取付け用孔
7が穿孔され、任意の高さのシェルフ22を任意の位置
に固定できるようになっている。
【0012】これらの各部材を組み立てるには、前記架
枠部材5の上下に前記天板2と底板2を配置し、前記補
強部材6の先端に当接させる。これにより、天板2,底
板1は架枠部材5の上下端部の中に入り込んで位置決め
される。この状態で架枠部材5と天板2,底板1とを溶
接・固定する。これによって、各部材は強固に接合され
て、充分な強度を持つことができる。
【0013】こうして構成された基本構造に対して、通
常通りに前扉、飾り板等が装着されてキャビネットが完
成する。このキャビネット構造の応用例として、図2に
示すように、前記補強部材6の取付け用孔7を利用し
て、ケーブルホルダ8を装着することも可能である。即
ち、ケーブルホルダ8の後端を任意の取付け用孔7にね
じ止めし、先端を金具9によって側板3のチャンネル部
Bの折り返し縁に固定すればよい。
【0014】補強部材6の別の形として、図3に示すよ
うに比較的粗いピッチの横方向の長孔10を具えた特殊
断面の補強板11とこれに付加される調節板12とを組
み合わせることも可能である。補強板11の方は、前述
の補強部材6と同じく側板3と裏板4とに跨がるように
溶接・固定され、強度を増強する機能を有する。一方、
調節板12の方は、多数の前記取付け用孔7を具えると
共に、その側方には前記長孔10に対応する位置に孔1
3を具えている。これによって、長孔10の範囲内で調
節板12を左右方向に移動させて位置決めし、搭載され
るシェルフの側の取付け孔の位置との微調整を図ること
が可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば四
辺を折り曲げて袋曲げ部を形成した天板と底板を、裏板
と一体的に板金加工によって形成された架枠部材を補強
部材で強化したものに対して溶接・固定してキャビネッ
ト本体を構成したので、板厚の薄い板金材料で構造強度
の大きい構造体を構成することが可能となり、重量の少
ない設置床面積の小さいキャビネット構造を得ることが
できる。また、補強部材にシェルフ取付け用孔を所定の
ピッチで設けたので、任意の位置に任意の高さのシェル
フを搭載することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャビネットの基本構造を示す分解斜
視図である。
【図2】図1のキャビネットに対してホルダを取付けた
状態を示す斜視図である。
【図3】本発明のキャビネットの別の実施例を示す分解
斜視図である。
【図4】従来のキャビネットの基本構造の分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…底板 2…天板 3…側板 4…裏板 5…架枠部材 6…補強部材 7…取付け用孔 8…ケーブルホルダ 9…金具 10…長孔 11…補強板 12…調節板 A…袋曲げ部 B…チャンネル部 1a,2a…舌片 3a…スリット 20…架台 21…扉 22…シェルフ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の両側板(3)とこれらを接続する
    裏板(4)とを板金加工によってU字型断面の架枠部材
    (5)として一体成形し、その一対の折り曲げ線に沿っ
    て上下方向に延在する補強部材(6)を溶接し、四辺に
    袋曲げ部(A)を有する天板(2)と底板(1)をそれ
    ぞれ前記補強部材(6)の上下に配置し、前記袋曲げ部
    (A)を前記補強部材(6)の上下端に当接させて溶接
    ・固定することを特徴とする電子通信機器のキャビネッ
    ト構造。
  2. 【請求項2】 前記補強部材(6)に所定のピッチで多
    数の取付け用孔(7)が設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のキャビネット構造。
  3. 【請求項3】 前記補強部材(6)が位置調節用の長孔
    (10)を具えた補強板(11)と前記取付け用孔
    (7)を具えた調節板(12)とからなり、該調節板
    (12)は前記長孔(10)に対してねじ止め・固定さ
    れることを特徴とする請求項2に記載のキャビネット構
    造。
JP29000791A 1991-11-06 1991-11-06 電子通信機器のキャビネット構造 Expired - Lifetime JP2593262B2 (ja)

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JP2012223032A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Yaskawa Electric Corp 電力変換装置
CN103648245B (zh) * 2013-12-19 2016-12-07 天津电气传动设计研究所有限公司 复合板式电气柜

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