JPH08173283A - 陳列棚装置 - Google Patents
陳列棚装置Info
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- JPH08173283A JPH08173283A JP31811294A JP31811294A JPH08173283A JP H08173283 A JPH08173283 A JP H08173283A JP 31811294 A JP31811294 A JP 31811294A JP 31811294 A JP31811294 A JP 31811294A JP H08173283 A JPH08173283 A JP H08173283A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビデオテープやコンパクトディスク(CD)
等の物品を陳列するための幅広の棚体を有する陳列棚装
置であって、棚体の本体部の構造は変更せず、本体部の
幅方向の中間部に取付ける仕切部材を工夫することで、
底板の撓みを防止してなる陳列棚装置を提供する。 【構成】 支持フレーム1に幅広の棚体2の両端を支持
してなる陳列棚装置であって、前記棚体はスチール製の
板材で底板11と背板12とを側面視略L字形に折曲し
て本体部8を形成し且つ本体部の両端に側板9を取付け
るとともに、前記本体部の幅方向の中間部に単又は複数
の仕切部材20を底板の前部と背板の上部とに係合して
取付けたものであり、底板の撓み変形を仕切部材を介し
て背板に伝達して底板の撓みを規制してなる。
等の物品を陳列するための幅広の棚体を有する陳列棚装
置であって、棚体の本体部の構造は変更せず、本体部の
幅方向の中間部に取付ける仕切部材を工夫することで、
底板の撓みを防止してなる陳列棚装置を提供する。 【構成】 支持フレーム1に幅広の棚体2の両端を支持
してなる陳列棚装置であって、前記棚体はスチール製の
板材で底板11と背板12とを側面視略L字形に折曲し
て本体部8を形成し且つ本体部の両端に側板9を取付け
るとともに、前記本体部の幅方向の中間部に単又は複数
の仕切部材20を底板の前部と背板の上部とに係合して
取付けたものであり、底板の撓み変形を仕切部材を介し
て背板に伝達して底板の撓みを規制してなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープやコンパ
クトディスク(CD)等の物品を陳列するための陳列棚
装置に係わり、更に詳しくは支持フレームに両端を支持
した幅広の棚体の撓みを防止してなる陳列棚装置に関す
る。
クトディスク(CD)等の物品を陳列するための陳列棚
装置に係わり、更に詳しくは支持フレームに両端を支持
した幅広の棚体の撓みを防止してなる陳列棚装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオテープやCD等の物品を陳
列するための陳列棚装置の棚体として、スチール製の板
材で底板と背板とを側面視略L字形に折曲して本体部を
形成し且つ本体部の両端に側板を固着するとともに、前
記本体部の幅方向の中間部に単又は複数の仕切部材を底
板と背板とに係合して取付けた構造のものは公知であ
る。
列するための陳列棚装置の棚体として、スチール製の板
材で底板と背板とを側面視略L字形に折曲して本体部を
形成し且つ本体部の両端に側板を固着するとともに、前
記本体部の幅方向の中間部に単又は複数の仕切部材を底
板と背板とに係合して取付けた構造のものは公知であ
る。
【0003】通常、この種の陳列棚装置の棚体は、奥行
幅よりも横幅が極端に広く、また上下に多段に接近して
設けられ、しかも収納効率を高めるため、あるいは物品
を取り出し易くするために、棚体の底板の前縁に十分な
強度を保つための框部を設けない構造になっている。そ
のため、その棚体にビデオテープやCD等の物品を満載
した場合には、物品の重量によって棚体の底板が撓むと
いった問題を有している。
幅よりも横幅が極端に広く、また上下に多段に接近して
設けられ、しかも収納効率を高めるため、あるいは物品
を取り出し易くするために、棚体の底板の前縁に十分な
強度を保つための框部を設けない構造になっている。そ
のため、その棚体にビデオテープやCD等の物品を満載
した場合には、物品の重量によって棚体の底板が撓むと
いった問題を有している。
【0004】そこで、従来は、棚体を構成する底板と背
板の板厚を厚くして曲げ強度を高めたり、あるいは底板
と背板のコーナー部に補強部材を固着して底板の撓みを
防止していた。しかし、板厚を厚くすると加工が難しく
なるとともに、重量が増大し、一方、コーナー部に補強
部材を固着すると、製造工程が多くなってコスト高とな
るばかりでなく、底板の下方に補強部材が突出するの
で、物品の収納効率が悪くなるといった欠点を有する。
板の板厚を厚くして曲げ強度を高めたり、あるいは底板
と背板のコーナー部に補強部材を固着して底板の撓みを
防止していた。しかし、板厚を厚くすると加工が難しく
なるとともに、重量が増大し、一方、コーナー部に補強
部材を固着すると、製造工程が多くなってコスト高とな
るばかりでなく、底板の下方に補強部材が突出するの
で、物品の収納効率が悪くなるといった欠点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、棚体の本体部の構造
は変更せず、本体部の幅方向の中間部に取付ける仕切部
材を工夫することで、底板の撓みを防止してなる陳列棚
装置を提供する点にある。
鑑み、解決しようとするところは、棚体の本体部の構造
は変更せず、本体部の幅方向の中間部に取付ける仕切部
材を工夫することで、底板の撓みを防止してなる陳列棚
装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、支持フレームに幅広の棚体の両端を支持し
てなる陳列棚装置であって、前記棚体はスチール製の板
材で底板と背板とを側面視略L字形に折曲して本体部を
形成し且つ本体部の両端に側板を取付けるとともに、前
記本体部の幅方向の中間部に単又は複数の仕切部材を底
板の前部と背板の上部とに係合して取付けたものであ
り、底板の撓み変形を仕切部材を介して背板に伝達して
底板の撓みを規制してなる陳列棚装置を構成した。
決のために、支持フレームに幅広の棚体の両端を支持し
てなる陳列棚装置であって、前記棚体はスチール製の板
材で底板と背板とを側面視略L字形に折曲して本体部を
形成し且つ本体部の両端に側板を取付けるとともに、前
記本体部の幅方向の中間部に単又は複数の仕切部材を底
板の前部と背板の上部とに係合して取付けたものであ
り、底板の撓み変形を仕切部材を介して背板に伝達して
底板の撓みを規制してなる陳列棚装置を構成した。
【0007】具体的には、前記棚体の底板の前部に奥行
方向のスリット孔を形成するとともに、背板の上部に上
下方向のスリット孔を形成し、板状の仕切部材の下端前
縁部に前向き係合片を形成するとともに、後端上部に下
向き係合片を形成し、両係合片をそれぞれ両スリット孔
に係合したもの、あるいは前記棚体の底板の前部に奥行
方向のスリット孔を形成するとともに、背板の上部に上
下方向のスリット孔を形成し、板状の仕切部材の下端前
部に後向き係合片を形成するとともに、後端上部に下向
き係合片を形成し且つ両係合片の対向する係合縁を略平
行となし、両係合片をそれぞれ両スリット孔に係合した
もの、あるいは前記棚体の底板の前縁下面と背板の上縁
背面とに、棒状の仕切部材の両端部に互いに直交する方
向の折曲部を形成し且つ該折曲部に滑り止め用のキャッ
プを被着して形成した係合部をそれぞれ係合したもので
ある。
方向のスリット孔を形成するとともに、背板の上部に上
下方向のスリット孔を形成し、板状の仕切部材の下端前
縁部に前向き係合片を形成するとともに、後端上部に下
向き係合片を形成し、両係合片をそれぞれ両スリット孔
に係合したもの、あるいは前記棚体の底板の前部に奥行
方向のスリット孔を形成するとともに、背板の上部に上
下方向のスリット孔を形成し、板状の仕切部材の下端前
部に後向き係合片を形成するとともに、後端上部に下向
き係合片を形成し且つ両係合片の対向する係合縁を略平
行となし、両係合片をそれぞれ両スリット孔に係合した
もの、あるいは前記棚体の底板の前縁下面と背板の上縁
背面とに、棒状の仕切部材の両端部に互いに直交する方
向の折曲部を形成し且つ該折曲部に滑り止め用のキャッ
プを被着して形成した係合部をそれぞれ係合したもので
ある。
【0008】
【作用】以上の如き内容からなる本発明の陳列棚装置
は、スチール製の板材で側面視略L字形に折曲形成した
底板と背板とからなる本体部の幅方向の中間部に単又は
複数の仕切部材を、底板の前部と背板の上部とに係合し
て取付けることによって、底板の撓み変形を仕切部材を
介して背板に伝達し、棚体にビデオテープやCD等の物
品を満載した場合でもその重量を仕切部材を介して背板
でも分散して支持し、もって底板の撓みを規制するので
ある。
は、スチール製の板材で側面視略L字形に折曲形成した
底板と背板とからなる本体部の幅方向の中間部に単又は
複数の仕切部材を、底板の前部と背板の上部とに係合し
て取付けることによって、底板の撓み変形を仕切部材を
介して背板に伝達し、棚体にビデオテープやCD等の物
品を満載した場合でもその重量を仕切部材を介して背板
でも分散して支持し、もって底板の撓みを規制するので
ある。
【0009】前記棚体の底板と背板とに仕切部材を係合
し、底板の撓みを規制できるような係合構造は種々存在
するが、本発明では先ず前記棚体の底板の前部に形成し
た奥行方向のスリット孔に、板状の仕切部材の下端前縁
部に形成した前向き係合片を係合した後、該係合片を支
点として仕切部材の後部を下方へ回転させて背板の上部
に形成した上下方向のスリット孔に、板状の仕切部材の
後端上部に形成した下向き係合片を係合し、底板の撓み
変形に伴って両スリット孔の間隔が広がることを仕切部
材の後端上部の下向き係合片が背板のスリット孔に係止
していることによって規制し、もって底板の撓みを防止
するのである。
し、底板の撓みを規制できるような係合構造は種々存在
するが、本発明では先ず前記棚体の底板の前部に形成し
た奥行方向のスリット孔に、板状の仕切部材の下端前縁
部に形成した前向き係合片を係合した後、該係合片を支
点として仕切部材の後部を下方へ回転させて背板の上部
に形成した上下方向のスリット孔に、板状の仕切部材の
後端上部に形成した下向き係合片を係合し、底板の撓み
変形に伴って両スリット孔の間隔が広がることを仕切部
材の後端上部の下向き係合片が背板のスリット孔に係止
していることによって規制し、もって底板の撓みを防止
するのである。
【0010】また、棚体の底板と背板とに前記同様に形
成した両スリット孔に、板状の仕切部材の下端前部に形
成した後向き係合片と、後端上部に形成した下向き係合
片を同時に係合し、底板の撓み変形に伴って両スリット
孔の間隔が広がることを両係合片の対向する略平行な係
合縁で係止して規制し、もって底板の撓みを防止するの
である。
成した両スリット孔に、板状の仕切部材の下端前部に形
成した後向き係合片と、後端上部に形成した下向き係合
片を同時に係合し、底板の撓み変形に伴って両スリット
孔の間隔が広がることを両係合片の対向する略平行な係
合縁で係止して規制し、もって底板の撓みを防止するの
である。
【0011】そして、前記棚体の底板の前縁下面と背板
の上縁背面とに、棒状の仕切部材の両端部に互いに直交
する方向の折曲部を形成し且つ該折曲部に滑り止め用の
キャップを被着して形成した係合部をそれぞれ係合する
ことによって、底板と背板の角度を維持し、もって底板
の撓みを防止するのである。
の上縁背面とに、棒状の仕切部材の両端部に互いに直交
する方向の折曲部を形成し且つ該折曲部に滑り止め用の
キャップを被着して形成した係合部をそれぞれ係合する
ことによって、底板と背板の角度を維持し、もって底板
の撓みを防止するのである。
【0012】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
発明の詳細を説明する。図1は本発明の陳列棚装置の全
体斜視図、図2は要部の分解斜視図を示し、図中1は支
持フレーム、2は棚体をそれぞれ示している。
発明の詳細を説明する。図1は本発明の陳列棚装置の全
体斜視図、図2は要部の分解斜視図を示し、図中1は支
持フレーム、2は棚体をそれぞれ示している。
【0013】前記支持フレーム1は、左右一対の脚体
3,3間の上下を連結杆4,4で一体連結したものであ
り、前記脚体3は接地杆5の中央部に支柱6を立設した
構造を有する。前記支柱6の前後面には、上下方向に一
定間隔毎に係止孔7,…を設けている。
3,3間の上下を連結杆4,4で一体連結したものであ
り、前記脚体3は接地杆5の中央部に支柱6を立設した
構造を有する。前記支柱6の前後面には、上下方向に一
定間隔毎に係止孔7,…を設けている。
【0014】前記棚体2は、ビデオテープやCD等の物
品を載置する本体部8と、該本体部8の両端に取付ける
側板9,9と、前記支柱6の係止孔7,…に嵌合係止す
る装着部10,10とからなる。前記本体部8は、スチ
ール製の板材で底板11と背板12とを側面視略L字形
に折曲して形成し、該本体部8の両端に側面視直角三角
形状の側板9の下縁に内向きに折曲形成した支持片13
で底板11の下面を載置するとともに、側板9の後縁に
内向きに折曲形成した平面視L字形の保持片14を背板
12の背面に当接するとともに、背板12の上縁に後向
きに折曲形成した側面視L字形の補強片15の下方開放
した凹溝を保持片14の上端部に外嵌して取付ける。こ
の場合、前記底板11の側縁部に下方へ切起した突起1
6を前記側板9の支持片13に形成した開口17内に嵌
合して、本体部8に対して側板9の横移動を規制する。
また、前記側板9の保持片14の背面には、前記装着部
10を固着し、該装着部10に設けたフック18,…を
前記支柱6の形成した係止孔7,…に嵌合係止するので
ある。従って、前記側板9は、本体部8を支持するブラ
ケットの役目をするのである。
品を載置する本体部8と、該本体部8の両端に取付ける
側板9,9と、前記支柱6の係止孔7,…に嵌合係止す
る装着部10,10とからなる。前記本体部8は、スチ
ール製の板材で底板11と背板12とを側面視略L字形
に折曲して形成し、該本体部8の両端に側面視直角三角
形状の側板9の下縁に内向きに折曲形成した支持片13
で底板11の下面を載置するとともに、側板9の後縁に
内向きに折曲形成した平面視L字形の保持片14を背板
12の背面に当接するとともに、背板12の上縁に後向
きに折曲形成した側面視L字形の補強片15の下方開放
した凹溝を保持片14の上端部に外嵌して取付ける。こ
の場合、前記底板11の側縁部に下方へ切起した突起1
6を前記側板9の支持片13に形成した開口17内に嵌
合して、本体部8に対して側板9の横移動を規制する。
また、前記側板9の保持片14の背面には、前記装着部
10を固着し、該装着部10に設けたフック18,…を
前記支柱6の形成した係止孔7,…に嵌合係止するので
ある。従って、前記側板9は、本体部8を支持するブラ
ケットの役目をするのである。
【0015】つまり、前記棚体2を支持フレーム1に取
付けるには、先ず両側板9,9をその背面に固着した装
着部10のフック18,…を支柱6の係止孔7,…に嵌
合係止した後、本体部8を上方から落とし込んで、底板
11を側板9の支持片13に載置し且つ底板11の突起
16を支持片13の開口17に嵌入するとともに、背板
12の補強片15を側板9の保持片14の上端部に外嵌
し且つ載置して取付けるのである。この取付状態におい
て、背板12の背面は側板9の保持片14の前縁に当接
している。また、前記底板11の前縁は、下方へ折り返
してグロメット部19を形成し、底板11の曲げ強度を
高めている。尚、背板12の上縁に設けた補強片15に
よって、該背板12の剛性は高められている。
付けるには、先ず両側板9,9をその背面に固着した装
着部10のフック18,…を支柱6の係止孔7,…に嵌
合係止した後、本体部8を上方から落とし込んで、底板
11を側板9の支持片13に載置し且つ底板11の突起
16を支持片13の開口17に嵌入するとともに、背板
12の補強片15を側板9の保持片14の上端部に外嵌
し且つ載置して取付けるのである。この取付状態におい
て、背板12の背面は側板9の保持片14の前縁に当接
している。また、前記底板11の前縁は、下方へ折り返
してグロメット部19を形成し、底板11の曲げ強度を
高めている。尚、背板12の上縁に設けた補強片15に
よって、該背板12の剛性は高められている。
【0016】そして、前記本体部8の幅方向の中間部に
は、単又は複数の仕切部材20を底板11の前部と背板
12の上部とに着脱自在に係合して取付け、棚体2に載
置した物品の重量による底板11の撓み変形を、前記仕
切部材20を介して背板12に伝達して底板11の撓み
を規制するのである。
は、単又は複数の仕切部材20を底板11の前部と背板
12の上部とに着脱自在に係合して取付け、棚体2に載
置した物品の重量による底板11の撓み変形を、前記仕
切部材20を介して背板12に伝達して底板11の撓み
を規制するのである。
【0017】前記本体部8に仕切部材20を取付ける具
体的構造の第1実施例は、図2及び図3に示している。
即ち、前記棚体2の底板11の前部に奥行方向のスリッ
ト孔21を形成するとともに、背板12の上部に上下方
向のスリット孔22を形成し、正方形状の板状の仕切部
材20aの下端前縁部に前向き係合片23を形成すると
ともに、後端上部に下向き係合片24を形成し、両係合
片23,24をそれぞれ両スリット孔21,22に係合
するのである。前記スリット孔21,22の対は、本体
部8の幅方向に多数一定間隔毎に形成し、適宜な一対の
スリット孔21,22を選択して仕切部材20aを取付
けるのである。前記前向き係合片23は、前記スリット
孔21に密嵌する前後幅を有する基部25と該基部25
から前方へ延びた爪部26とで形成されている。また、
前記下向き係合片24は、前記スリット孔22に密嵌す
る上下幅を有し、下縁に前記前向き係合片23の爪部2
6を中心とした円周からなる円弧縁27を形成してい
る。
体的構造の第1実施例は、図2及び図3に示している。
即ち、前記棚体2の底板11の前部に奥行方向のスリッ
ト孔21を形成するとともに、背板12の上部に上下方
向のスリット孔22を形成し、正方形状の板状の仕切部
材20aの下端前縁部に前向き係合片23を形成すると
ともに、後端上部に下向き係合片24を形成し、両係合
片23,24をそれぞれ両スリット孔21,22に係合
するのである。前記スリット孔21,22の対は、本体
部8の幅方向に多数一定間隔毎に形成し、適宜な一対の
スリット孔21,22を選択して仕切部材20aを取付
けるのである。前記前向き係合片23は、前記スリット
孔21に密嵌する前後幅を有する基部25と該基部25
から前方へ延びた爪部26とで形成されている。また、
前記下向き係合片24は、前記スリット孔22に密嵌す
る上下幅を有し、下縁に前記前向き係合片23の爪部2
6を中心とした円周からなる円弧縁27を形成してい
る。
【0018】そして、前記仕切部材20aを本体部8に
取付けるには、図3に示すように、先ず仕切部材20a
の前向き係合片23の爪部26を底板11のスリット孔
21に斜め後方から挿入し、該爪部26を中心として仕
切部材20aの後部を下方へ回転させて、前向き係合片
23の基部25をスリット孔21に嵌入するとともに、
下向き係合片24を背板12のスリット孔22に嵌入す
るのである。この取付状態においては、前向き係合片2
3の基部25がスリット孔21に密嵌し、下向き係合片
24がスリット孔22に密嵌するとともに、円弧縁27
がスリット孔22の下縁に係合している。また、仕切部
材20aの下縁と後縁とはそれぞれ底板11と背板12
に接合している。そして、底板11に物品が載置されて
重量が加わって該底板11に撓み変形力が作用した場
合、前向き係合片23の爪部26が底板11の下面に係
合していることによって、仕切部材20aの前部に下方
への応力が作用し、その応力は下向き係合片24に前方
斜め下方への引張力となって伝達されるが、下向き係合
片24の円弧縁27がスリット孔22の下縁に係止して
いることで、背板12の剛性によって底板11の撓み変
形を規制するのである。
取付けるには、図3に示すように、先ず仕切部材20a
の前向き係合片23の爪部26を底板11のスリット孔
21に斜め後方から挿入し、該爪部26を中心として仕
切部材20aの後部を下方へ回転させて、前向き係合片
23の基部25をスリット孔21に嵌入するとともに、
下向き係合片24を背板12のスリット孔22に嵌入す
るのである。この取付状態においては、前向き係合片2
3の基部25がスリット孔21に密嵌し、下向き係合片
24がスリット孔22に密嵌するとともに、円弧縁27
がスリット孔22の下縁に係合している。また、仕切部
材20aの下縁と後縁とはそれぞれ底板11と背板12
に接合している。そして、底板11に物品が載置されて
重量が加わって該底板11に撓み変形力が作用した場
合、前向き係合片23の爪部26が底板11の下面に係
合していることによって、仕切部材20aの前部に下方
への応力が作用し、その応力は下向き係合片24に前方
斜め下方への引張力となって伝達されるが、下向き係合
片24の円弧縁27がスリット孔22の下縁に係止して
いることで、背板12の剛性によって底板11の撓み変
形を規制するのである。
【0019】また、第2実施例として図4に示したもの
は、前記同様に棚体2の底板11の前部に奥行方向のス
リット孔21を形成するとともに、背板12の上部に上
下方向のスリット孔22を形成し、側面視正方形状の板
状の仕切部材20bの下端前部に後向き係合片28を形
成するとともに、後端上部に下向き係合片29を形成し
且つ両係合片28,29の対向する係合縁30,31を
略平行となし、両係合片28,29をそれぞれ両スリッ
ト孔21,22に係合するのである。ここで、前記後向
き係合片28と下向き係合片29とは、斜め下方45度
に向けて突設したものであり、後向き係合片28の水平
幅は前記スリット孔21に密嵌し得る幅に設定するとと
もに、下向き係合片29の垂直幅は前記スリット孔22
に密嵌し得る幅に設定している。
は、前記同様に棚体2の底板11の前部に奥行方向のス
リット孔21を形成するとともに、背板12の上部に上
下方向のスリット孔22を形成し、側面視正方形状の板
状の仕切部材20bの下端前部に後向き係合片28を形
成するとともに、後端上部に下向き係合片29を形成し
且つ両係合片28,29の対向する係合縁30,31を
略平行となし、両係合片28,29をそれぞれ両スリッ
ト孔21,22に係合するのである。ここで、前記後向
き係合片28と下向き係合片29とは、斜め下方45度
に向けて突設したものであり、後向き係合片28の水平
幅は前記スリット孔21に密嵌し得る幅に設定するとと
もに、下向き係合片29の垂直幅は前記スリット孔22
に密嵌し得る幅に設定している。
【0020】そして、前記仕切部材20bを棚体2に取
付けるには、仕切部材20bの下縁と後縁をそれぞれ底
板11と背板12とに平行にした状態で、仕切部材20
bを斜め下方へ移動させて、後向き係合片28と下向き
係合片29をそれぞれスリット孔21,22に嵌入する
のである。この取付状態では、仕切部材20bの下縁と
後縁はそれぞれ底板11と背板12に接合している。こ
の場合も、底板11の撓み変形を仕切部材20bを介し
て背板12に伝達して該底板11の撓みを規制するので
ある。
付けるには、仕切部材20bの下縁と後縁をそれぞれ底
板11と背板12とに平行にした状態で、仕切部材20
bを斜め下方へ移動させて、後向き係合片28と下向き
係合片29をそれぞれスリット孔21,22に嵌入する
のである。この取付状態では、仕切部材20bの下縁と
後縁はそれぞれ底板11と背板12に接合している。こ
の場合も、底板11の撓み変形を仕切部材20bを介し
て背板12に伝達して該底板11の撓みを規制するので
ある。
【0021】また、第3実施例として図5に示したもの
は、前記棚体2の底板11の前縁下面と背板12の上縁
背面とに、棒状の仕切部材20cの両端部に互いに直交
する方向の折曲部32,33を形成し且つ該折曲部3
2,33に滑り止め用のキャップ34を被着して形成し
た係合部35,36をそれぞれ係合したものである。具
体的には、前記係合部35は底板11のグロメット部1
9の下面に接合し、係合部36は背板12の補強片15
の背面に接合している。この場合も、底板11の撓み変
形を仕切部材20cを介して背板12に伝達して該底板
11の撓みを規制するのである。
は、前記棚体2の底板11の前縁下面と背板12の上縁
背面とに、棒状の仕切部材20cの両端部に互いに直交
する方向の折曲部32,33を形成し且つ該折曲部3
2,33に滑り止め用のキャップ34を被着して形成し
た係合部35,36をそれぞれ係合したものである。具
体的には、前記係合部35は底板11のグロメット部1
9の下面に接合し、係合部36は背板12の補強片15
の背面に接合している。この場合も、底板11の撓み変
形を仕切部材20cを介して背板12に伝達して該底板
11の撓みを規制するのである。
【0022】前記仕切部材20は、本体部8の横方向の
適所に着脱自在に取付けることができるので、載置する
物品の量や仕分けに応じてその取付位置が設定され、従
来と同様な使い方ができるとともに、物品の重量によっ
て底板11が撓むことを防止するのである。また、前述
の第1実施例から第3実施例に示した各仕切部材20
a,20b,20cは併用することも可能である。
適所に着脱自在に取付けることができるので、載置する
物品の量や仕分けに応じてその取付位置が設定され、従
来と同様な使い方ができるとともに、物品の重量によっ
て底板11が撓むことを防止するのである。また、前述
の第1実施例から第3実施例に示した各仕切部材20
a,20b,20cは併用することも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の陳列棚装置は、
スチール製の板材で側面視略L字形に折曲形成した底板
と背板とからなる本体部の幅方向の中間部に単又は複数
の仕切部材を、底板の前部と背板の上部とに係合して取
付けることによって、底板の撓み変形を仕切部材を介し
て背板に伝達し、棚体にビデオテープやCD等の物品を
満載した場合でもその重量を仕切部材を介して背板でも
分散して支持し、もって底板の撓みを規制することがで
き、しかも従来の棚体の本体部の構造を変更しなくても
仕切部材を変更するのみで目的が達成でき、コスト低減
化に寄与するのである。
スチール製の板材で側面視略L字形に折曲形成した底板
と背板とからなる本体部の幅方向の中間部に単又は複数
の仕切部材を、底板の前部と背板の上部とに係合して取
付けることによって、底板の撓み変形を仕切部材を介し
て背板に伝達し、棚体にビデオテープやCD等の物品を
満載した場合でもその重量を仕切部材を介して背板でも
分散して支持し、もって底板の撓みを規制することがで
き、しかも従来の棚体の本体部の構造を変更しなくても
仕切部材を変更するのみで目的が達成でき、コスト低減
化に寄与するのである。
【図1】本発明の陳列棚装置の全体斜視図である。
【図2】本発明の要部を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す部分縦断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2実施例を示す部分縦断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の第3実施例を示す部分縦断面図であ
る。
る。
1 支持フレーム 2 棚体 3 脚体 4 連結杆 5 接地杆 6 支柱 7 係止孔 8 本体部 9 側板 10 装着部 11 底板 12 背板 13 支持片 14 保持片 15 補強片 16 突起 17 開口 18 フック 19 グロメット部 20 仕切部材 20a,20b,20c 仕切部材 21 スリット孔 22 スリット孔 23 前向き係合片 24 下向き係合片 25 基部 26 爪部 27 円弧縁 28 後向き係合片 29 下向き係合片 30 係合縁 31 係合縁 32 折曲部 33 折曲部 34 キャップ 35 係合部 36 係合部
Claims (4)
- 【請求項1】 支持フレームに幅広の棚体の両端を支持
してなる陳列棚装置であって、前記棚体はスチール製の
板材で底板と背板とを側面視略L字形に折曲して本体部
を形成し且つ本体部の両端に側板を取付けるとともに、
前記本体部の幅方向の中間部に単又は複数の仕切部材を
底板の前部と背板の上部とに係合して取付けたものであ
り、底板の撓み変形を仕切部材を介して背板に伝達して
底板の撓みを規制してなることを特徴とする陳列棚装
置。 - 【請求項2】 前記棚体の底板の前部に奥行方向のスリ
ット孔を形成するとともに、背板の上部に上下方向のス
リット孔を形成し、板状の仕切部材の下端前縁部に前向
き係合片を形成するとともに、後端上部に下向き係合片
を形成し、両係合片をそれぞれ両スリット孔に係合して
なる請求項1記載の陳列棚装置。 - 【請求項3】 前記棚体の底板の前部に奥行方向のスリ
ット孔を形成するとともに、背板の上部に上下方向のス
リット孔を形成し、板状の仕切部材の下端前部に後向き
係合片を形成するとともに、後端上部に下向き係合片を
形成し且つ両係合片の対向する係合縁を略平行となし、
両係合片をそれぞれ両スリット孔に係合してなる請求項
1記載の陳列棚装置。 - 【請求項4】 前記棚体の底板の前縁下面と背板の上縁
背面とに、棒状の仕切部材の両端部に互いに直交する方
向の折曲部を形成し且つ該折曲部に滑り止め用のキャッ
プを被着して形成した係合部をそれぞれ係合してなる請
求項1記載の陳列棚装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31811294A JPH08173283A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 陳列棚装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31811294A JPH08173283A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 陳列棚装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08173283A true JPH08173283A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18095631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31811294A Pending JPH08173283A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 陳列棚装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08173283A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001299526A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-30 | Soft Service:Kk | 組立分解可能な陳列棚 |
WO2004084676A1 (en) * | 2003-03-27 | 2004-10-07 | Water Valves Australia Pty Ltd | Shelving apparatus |
JP2005245672A (ja) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Okamura Corp | 商品陳列装置 |
JP2021050885A (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | シャープ株式会社 | 冷蔵庫 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP31811294A patent/JPH08173283A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001299526A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-30 | Soft Service:Kk | 組立分解可能な陳列棚 |
JP4537530B2 (ja) * | 2000-04-20 | 2010-09-01 | 株式会社ソフトサービス | 組立分解可能な陳列棚 |
WO2004084676A1 (en) * | 2003-03-27 | 2004-10-07 | Water Valves Australia Pty Ltd | Shelving apparatus |
JP2005245672A (ja) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Okamura Corp | 商品陳列装置 |
JP2021050885A (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | シャープ株式会社 | 冷蔵庫 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001121 |