JP2007094223A - 表示装置 - Google Patents

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Masayuki Oki
雅之 大木
Kazumi Matsumoto
和己 松本
Mikio Shiraishi
幹夫 白石
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Hitachi Ltd
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Abstract

【課題】表示筺体の正面に凹凸が無い薄型の表示装置を提供する。
【解決手段】表示筺体100は、フロントキャビネット10と、リアキャビネット20と、スピーカー部30とを備え、フロントキャビネット10は、板状部材12の一方の対向する端部に曲面部10aを形成し、スピーカー部30は、板状部材12の他方の対向する端部に形成される開口部を覆うように取り付けられている
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネルや液晶パネル等の薄型表示パネルを備えた表示装置に関する。
薄型表示パネルを備えた表示装置として、例えば、プラズマテレビや液晶テレビ等がある。このような薄型の表示装置として、例えば、薄型のディスプレイ本体と、このディスプレイ本体を支持するスタンド部とを備えたフラット型ディスプレイが知られている(特許文献1参照)。
特開2005−173421号公報
上記特許文献1で示されるように、現在のフラット型ディスプレイにおいては、薄型表示パネルとこの薄型表示パネルの前面に配置されるフィルターとからなる表示ユニットを、枠体構造のフロントキャビネットで覆う構造が一般的である。このため、フラット型ディスプレイとは言っても、ディスプレイの正面に凹凸が必然的に生じることになる。
一方、凹凸感のないフラットな正面形状とするためには、フロントキャビネットとこのフロントキャビネットから露出するフィルター(スクリーン部)とを一体成型することが考えられる。
しかしながら、フロントキャビネットとスクリーン部とを一体成型するための金型が大型化することとなり、製造コストが増大してしまうという問題がある。
そこで、本発明の目的とするところは、製造コストを増大させることなく、表示筺体の正面に凹凸が無い薄型の表示装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る表示装置は、内部に表示ユニットを備えた表示筺体と、この表示筺体に着脱可能に取り付けられるスタンド部とを備えた表示装置であって、前記表示筺体は、その前方を構成するフロントキャビネットと、後方を構成するリアキャビネットと、側面を構成するスピーカー部とを備え、前記フロントキャビネットは、板状部材の一方の対向する端部に曲面部を形成し、前記スピーカー部は、前記板状部材の他方の対向する端部に形成される開口部を覆うように取り付けられる構成とする。
本発明によれば、製造コストを増大させることなく、表示筺体の正面に凹凸が無い薄型の表示装置を提供することができる。
本発明に係る表示装置を、プラズマテレビを例として、図1から図4を参照して説明する。なお、同一の部位や方向などは同一符号をもって示し、重複した説明を省略する。
まず、図1および図2を参照して、本発明に係るプラズマテレビの外観構成について説明する。図1は本発明の実施形態に係るプラズマテレビの外観斜視図である。図2は本発明の実施形態に係るプラズマテレビの外観図であり、図2(a)が平面図、図2(b)が正面図、図2(c)が背面図、図2(d)が右側面図である。
図1および図2において、符号1で総括的に示すプラズマテレビは、前面を構成するフロントキャビネット10と、背面を構成するリアキャビネット20と、左右側面を構成するスピーカー部30とを備えた表示筺体100と、この表示筺体100に着脱可能に取り付けられるスタンド部40とから構成されている。
フロントキャビネット10は、透明素材からなる板状部材、例えば、アクリル板を曲げることにより形成されており、図2(b)で示すように、通電状態にすると表示筺体100に内蔵された表示ユニット(プラズマパネル)が明るくなり、表示枠部120により長方形を基調としたスクリーン部125が表示されるようになっている。
フロントキャビネット10は、さらに、曲面部10aと平面部10bとからなる半トラック形の側面形状を備えており、平面部10bにスクリーン部125が形成されるようになっている。
このような構成とすることにより、従来は別々に構成されていたフロントキャビネット10とスクリーン部125とを、1枚の板状部材12により一体成型できるので、凹凸の無いフラットな正面形状とすることができる。また、フロントキャビネット10とスクリーン部125とを、1枚の板状部材により一体成型しているので、金型を大型化させる必要がなく、製造コストを低減することができる。
即ち、この実施の形態では、板状部材12の平面部10bの対向する両端部に曲面部10aを形成し、平面部10bの対向する他方の両端部にスピーカ部30の別部材を配置するようにする。このように、この実施の形態では、板状部材12を一方向に曲げて形成し、他方向の開口した部分をスピーカ部30で形成するので、内側に実装空間を備えた立体的なフロントキャビネット10を形成することができる。したがって、大きな金型を使うことなく、成型時の歪みの少ない、曲面を基調とした凹凸の少ないフロントキャビネットを備えた表示筐体100を提供することができる。
なお、表示筐体100は、その後方に図示しない放熱穴が設けられており、プラズマテレビの使用中に発生した熱は、この放熱穴から放出されるようになっている。
スタンド部40は、表示筐体100と接続される接続部41と、この接続部41を介して表示筐体100を支持する土台42とから構成されている。接続部41は、表示筺体100の背面に着脱可能に取り付けられており、表示筺体100にスタンド部40を取り付けた状態では机上等に設置することができ、スタンド部40を取り外した状態では壁面等に設置することができるようになっている。
また、接続部41の上面にはサブスピーカー部31が設けられており、このサブスピーカー部31は、スタンド部40を表示筐体100に取り付けた状態で、プラズマテレビのリアスピーカーを構成するようになっている。
このような構成とすることにより、表示筺体100の左右側面に配置されたスピーカー部30だけでなく、サブスピーカー部31も使用することができるので、より迫力のある音響再生を行うことができる。
次に、図3および図4を参照して、本発明に係るプラズマテレビの組立工程について説明する。図3は本発明の実施形態に係るプラズマテレビのフロントキャビネットの製造工程を示す図である。また、図4は本発明の実施形態に係るプラズマテレビの部品構成図である。
まず、図3を参照して、フロントキャビネットの製造工程について説明する。
図3(a)において、押し出し成型機300より押し出されたアクリル板310に熱圧着機320を介して反射防止シート330が取り付けられる。そして、反射防止シート330が取り付けられたアクリル板310を切断機340により所定の長さに切断することで、フロントキャビネット10を構成する板状部材12が形成され、この板状部材12に裏面印刷を施すことで、図3(b)で示すように表示枠部120とスクリーン部125が形成される。
表示枠部120とスクリーン部125が形成された板状部材12を、図3(c)で示すように、熱曲げ加工機350により曲げることで、板状部材12が図3(d)で示すように平面部10bと、この平面部10bの両端部に形成される曲面部10aとが一方向に曲げられて形状され、この曲げられた板状部材12の他方向の両側を所望の形状、例えば、スピーカー部30の形状と合わせるように切削することで、図3(e)で示すようなフロントキャビネット10が形成されるようになっている。
これにより、スクリーン部125がフラットで、かつ、このフラットな面が大きな曲面で周囲に連続する一体感のある立体的な形状を備えたフロントキャビネット10を容易に製造することができる。
なお、この実施形態では、曲げられた板状部材12をスピーカー部30の形状に合わせて切削しているが、必ずしも、板状部材12を切削する必要は無い。例えば、図3(d)で示すように、長方形を基調とした1枚の板状部材12を曲げた形状でもフロントキャビネット10として使用することができる。これにより、様々な形状のスピーカーを表示筺体100の側面に取り付けることができる。
次に、図4を参照して、プラズマテレビの組立工程について説明する。
図4(a)および図4(b)において、まず、プラズマパネル140を図示しない取付金具を介して支持部150に取り付ける。
そして、プラズマパネル140が取り付けられた支持部150を、フロントキャビネット10に接着した取付ボス160にネジ等の止具を介して、フロントキャビネット10に取り付けられる。
支持部150の後方には、図示しないメイン基板やチューナー、制御機等の電子機器が配置され、これらの電子機器を覆うようにリアキャビネット20がネジ等の止具によりフロントキャビネット10に取り付けられるようになっている。なお、図示しないメイン基板やチューナー、制御機等の電子機器は、支持部150の後方とリアキャビネット20の内面との間に形成された収納空間21に収納されるようになっている。
そして、フロントキャビネット10およびリアキャビネット20の左右両側面にスピーカー部30を取り付けることにより、図4(c)で示すようなプラズマテレビ(表示筺体100)が構成される。
このように、この実施の形態によれば、反射防止シート330が貼り付けられる板状部材12を一方向(上下方向)に曲げ加工することにより、曲げ加工が施された部分、特に、平面部10bと曲面部10aとの接続部などの成型時の歪みを軽減することができる。
従来、正面部分と上下面あるいは側面を一体で形成しようとした場合、フロントパネル10の四隅が大きな変形を生じることになるため、この四隅に歪みやヒケが生じる課題がある。このため、仕上げ精度が要求される大型テレビでは、平面的なデザインと成りがちであった。
この点、この実施の形態によれば、フロントキャビネット10の板状部材12を一方向(上下方向)に曲げ加工することにより、前記従来例の課題を解決できる。しかし、板状部材12を一方向(上下方向)に曲げ加工すると、板状部材12の他方向(両側面)の部分をどのように形成するかが課題となる。この実施の形態では、この板状部材12の他方向にスピーカー部30の部材を配置する。スピーカー部30は、その前面に放音部が形成されることから、この放音部を立体的な形状を備えたフロントキャビネット10に形成するには、成型するための金型代が高くなる。しかし、この実施の形態のように、スピーカー部30を、別部材として、板状部材12の他方向の部分に取り付けることにより、前記課題を解決することができる。
本発明の実施形態に係るプラズマテレビの外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るプラズマテレビの外観図である。 本発明の実施形態に係るプラズマテレビのフロントキャビネットの製造工程を示す図である。 本発明の実施形態に係るプラズマテレビの部品構成図である。
符号の説明
1…プラズマテレビ、10…フロントキャビネット、10a…曲面部、10b…平面部、12…板状部材、20…リアキャビネット、21…収納空間、30…スピーカー部、31…サブスピーカー部、40…スタンド部、41…接続部、42…土台、100…表示筐体、120…表示枠部、125…スクリーン部、140…プラズマパネル、150…支持部、300…押し出し成型機、310…アクリル板、320…熱圧着機、330…反射防止シート、340…切断機、350…熱曲げ加工機。

Claims (3)

  1. 内部に表示ユニットを備えた表示筺体と、この表示筺体に着脱可能に取り付けられるスタンド部とを備えた表示装置であって、
    前記表示筺体は、その前方を構成するフロントキャビネットと、後方を構成するリアキャビネットと、側面を構成するスピーカー部とを備え、
    前記フロントキャビネットは、板状部材の一方の対向する端部に曲面部を形成し、
    前記スピーカー部は、前記板状部材の他方の対向する端部に形成される開口部を覆うように取り付けられている
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記スタンド部は、前記表示筺体と接続される接続部と、この接続部を介して前記表示筺体を支持する土台とを備え、
    前記接続部は、その上面に設けられたサブスピーカー部を備えている
    ことを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1から請求項2に記載の表示装置において、
    前記表示筺体は、前記表示ユニットを支持する支持部を内部に備えるとともに、前記支持部と前記リアキャビネットの裏面との間に形成される収納空間を内部に備えている
    ことを特徴とする表示装置。
JP2005285872A 2005-09-30 2005-09-30 表示装置 Pending JP2007094223A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009055450A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Sony Corp スピーカシステム

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