JP6475782B2 - 表示装置およびテレビジョン受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を表示する表示装置およびテレビジョン受信機の筐体構造に 関し、詳しくは、筐体の膨張収縮に伴う嵌合の余裕度を向上させる技術に関する。
近年、テレビジョン等の表示装置の薄型化が進んでいる。薄型化の構造の1つとして、表示部と表示部を保持するシャーシ部分に筐体であるキャビネットを密着させ、無用な隙間を生じることなく、必要最低限の厚さを実現している製品も出されている。
また、デザイン性を向上させる等の目的で、筐体を複数に分ける場合もあり、その際、シャーシに対して、複数の筐体の一部を重ねつつ、固定する構造も多い。
しかしながら、シャーシに対して、複数の筐体の一部を重ねて固定する場合、熱等で筐体が膨張収縮し、筐体間の取付位置にずれが生じたり、うまく嵌合出来ないこともあった。
そのため、そのような場合であっても、複数の筐体がスムーズに嵌合、固定出来る構造が求められていた。
特開2013−243548号
このような問題に対して、従来からも様々な技術が提案されている。例えば、外観品位及び強度を保持しつつ熱膨張又は熱収縮によるリアキャビネットの変形を抑制することができる表示装置構造(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。より詳しくは、表示装置は、矩形状の表示部と、表示部の背面側に配置されたシャーシと、表示部の正面側及び背面側に配置された枠状のフロントキャビネット及びリアキャビネットとを備える。リアキャビネットは、シャーシに固定するためのビスが貫通する複数の固定用貫通孔を有しており、長辺方向に並び配された矩形状の複数の分体と、各分体の一辺に沿って設けられ、該分体を互いに連結する連結部とを備える。連結される二つの連結部の内、一方の連結部には、連結用貫通孔が、前記一辺に沿った方向に並設されており、他方の連結部には、前記連結用貫通孔を貫通したビスが挿入される複数の挿入口が形成されている。固定用貫通孔は前記ビスよりも前記長辺方向の寸法が大きく形成されている。また、複数の背面キャビ同士を固定する構造として、一方のリブを他方のリブ受け部で受ける構造が開示されている。
複数の筐体を固定する際、筐体の膨張収縮による位置ずれがあっても、筐体間を安定して固定する構造は記載されている。しかしながら、シャーシに対して複数の筐体を固定する場合の構造については記載されておらず、上記課題の解決には至っていない。
本発明は、シャーシに対して、複数の筐体の一部を重ねて固定する場合、筐体の膨張収縮によって、筐体間、及び筐体、シャーシ間の取付位置にずれが生じた場合であっても、安定して嵌合、固定できることを目的とする。
本発明に係る表示装置は、映像を表示する表示部と、表示部を保持するシャーシと、シャーシを覆う第1の筐体と、第2の筐体とから成り、第1の筐体は、シャーシと第2の筐
体に挟まれる板部を持ち、第2の筐体は、シャーシ方向に伸びる第2のボスを持ち、第1の筐体の板部に、第2のボスに対応するボス受け部と、シャーシ方向に伸びる第1のボスを持ち、ボス受け部の当接面は、第2のボスの先端の面積よりも広く、当接面の形状は、板部の長手方向に長いことを特徴とする。
また、本発明に係る表示装置は、第1のボス、第2のボスには貫通孔があり、ビスによって、シャーシに対して、第1の筐体と第2の筐体が共締めされることを特徴とする。
また、本発明に係る表示装置は、第1のボスの貫通孔は、ビスのねじ径よりも大きく、第2の筐体に対して、第1の筐体が板部の長手方向に摺動可能であることを特徴とする。
また、本発明に係る表示装置は、第1の筐体は、シャーシの側面を覆う構造であり、第2の筐体は、シャーシの背面を覆う構造であることを特徴とする。
また、本発明にかかるテレビジョン受信機は、表示装置と、テレビジョン放送を受信する受信部とを備え、受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、表示装置に映像を表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明によれば、表示装置およびテレビジョン受信機において、表示部を保持するシャーシに複数の筐体を一部重ねて固定する際、筐体の膨張収縮に関わらず、安定して、嵌合、固定することが出来るという優れた効果を発揮するものである。
本発明に係る表示装置およびテレビジョン受信機の実施例の全体斜視図である。 本発明に係る表示装置およびテレビジョン受信機の分解図である。 本発明に係る表示装置およびテレビジョン受信機の背面図である。 本発明に係る表示装置およびテレビジョン受信機の背面筐体の裏面図、斜視図である。 本発明に係る表示装置およびテレビジョン受信機の側面筐体の正面図、裏面図、斜視図である。 本発明に係る表示装置およびテレビジョン受信機のシャーシの裏面図、斜視図である。 本発明に係る表示装置およびテレビジョン受信機のボス受け部の説明図である。 本発明に係る表示装置およびテレビジョン受信機のIV−IVの断面図である。 本発明に係る表示装置およびテレビジョン受信機の他の実施例のボス付近の断面図である。
本発明である表示装置およびテレビジョン受信機は、表示部を保持するシャーシに複数の筐体を一部重ねて固定する際、筐体の膨張収縮に関わらず、安定して、嵌合、固定することが出来ることを最大の特徴とする。以下、実施例を図面に基づいて説明する。
なお、本実施例で示される表示装置およびテレビジョン受信機の全体形状及び各部の形状は、下記に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。また、説明上、正面とは、製品のパネル側から見える面を示し、裏面とは、製品の背面側から見える面を示す。
(実施例1)
図1から図8に従って、本発明を説明する。図1は、本発明の全体斜視図を示す。図2は同分解図を示す。図3(a)は、背面筐体40を裏面から見た図である。図3(b)は、表示装置10から背面筐体40をはずし、裏面から見た図である。図4(a)、(b)、(c)は、それぞれ、背面筐体40の正面図、背面筐体40の正面斜視図、背面筐体40の正面斜視の拡大図である。図5(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ、側面筐体30の正面図、側面筐体30の裏面図、側面筐体30の正面斜視の拡大図、側面筐体30の裏面斜視の拡大図である。図6(a)、(b)、(c)は、それぞれ、シャーシ20の裏面図、シャーシ20の裏面斜視図、シャーシ20の裏面斜視の拡大図である。図7(a)は、側面筐体30のボス受け部34と背面筐体40の第2のボス41の関係を示す図である。図7(b)は、側面筐体30の当接面35の大きさが背面筐体40の第2のボス41の先端の大きさと同じであった場合の関係を示す図である。図8(a)は、側面筐体30の側面部32付近の断面図である。図8(b)は、図8(a)において、側面筐体30がずれた場合の断面図である。
表示装置10は、外部からの映像信号を受け、表示パネル11を含む表示部12に映像を表示するものである。表示装置10の内部に設けられた入力基板により、外部からの映像信号を受け付け、所定の信号処理を行なって生成した駆動信号を出力する。表示パネル11は、例えば液晶パネルであり、入力基板から入力された駆動信号に基づいて映像を表示する。本実施の形態においては、上下方向よりも左右方向の方が長い矩形の表示パネル11を使用する。側面筐体30は、表示装置10の側面を覆う外装部材である。側面筐体30の形状は後述する。スタンド13は、表示装置10を床面または机の天面等の平面の上に立てる部材である。なお、表示装置10はスタンド13を備えず、壁等に直接固定されても良い。
表示装置10は、主に、表示部12とシャーシ20と側面筐体30と背面筐体40から成る。表示部12はシャーシ20により保持され、表示部12及びシャーシ20は、裏面側より、側面筐体30及び背面筐体40によって覆われる。シャーシ20と側面筐体30、背面筐体40はビス70によって固定される(図2)。製品によっては、シャーシ20の前に化粧板である前枠が装着される場合もある。
表示部12は、表示パネル11を含む映像表示部分である。表示パネル11以外に、光学シート、導光板、反射シート、LED基板、放熱板等で構成されている。光学シートは、光を拡散、収束等させる樹脂製シートであり、拡散シート、プリズムシート等の複数のシートが積層された構造である。導光板は、たとえば透明度の高い矩形のアクリル板である。導光板の後面には、反射シートが設けられている。導光板および反射シートは、表示パネル11と略同一形状である
LED基板は、導光板の長辺と略同一長さの長板形状の回路基板である。LED基板の一面には、複数の白色LEDが実装されている。放熱板は、アルミニウムまたは銅等の熱伝導性の高い金属製の板である。放熱板の左右方向は、導光板の長辺と略同一長さである。放熱板の上下方向は、導光板の上下方向の約四分の一の長さである。
表示部12は、シャーシ20によって保持されている。構成としては、表示パネル11、光学シート、導光板、反射シートの順で、反射シートがシャーシ20に接するように、配置、保持される。LED基板は、シャーシ20の端部に配置される。
シャーシ20は、表示部12を保持すると共に、表示装置10の機能部品を保持する役割を持つ。シャーシ20の裏面側には、回路基板80、スピーカ81等が保持されている。回路基板80には、制御基板、チューナー基板、電源基板、映像処理基板等がある。ス
ピーカ81は、1組のツイータ、1つのウーハで構成されている(図3(b))。
シャーシ20は、表示パネル11とほぼ同じ大きさの平面部とその周囲に正面側に起立した枠部21から構成されている。材質は、鉄、アルミ等の金属である。平面部の周囲には、側面筐体30、背面筐体40を固定するためのねじ穴23が設けられている。長辺に7個程度、短辺に4個程度である。平面部の中央付近には、回路基板80、スピーカ81をネジ止めするためのねじ穴が多数設けられている。また、全体の剛性を向上させるために、複数の絞りが設けられている(図6)。シャーシ20の周囲の側面筐体30の板部31が当接する部分には、側面筐体30を固定するためのねじ穴23が複数設けられている。ねじ穴23の周囲には凸部22がある。凸部22の突出量はわずかであり、板部31を適度に当接させる目的である(図6(c))。また、凸部22によって、当接する側面筐体30がシャーシ20に対して、摺動容易とすることが出来る。
側面筐体30は、シャーシ20を側面から覆うキャビネットである。材質は、ABS等の樹脂である。板部31と側面部32から構成され、全体としては、ロの字の形状である。板部31は、シャーシ20の裏面側の周辺部に当接し、側面部32は、シャーシ20の側面を覆うように板部31に対して正面側に突出している。板部31は、背面筐体40と重なり、表示装置10が完成後は、背面筐体40に覆われ、表面からは見えない。側面部32は、背面筐体40によって覆われない構造であり、表示装置10の外観の一部となり、表示装置10が完成後も表面から見える。
側面筐体30の板部31の正面側には、シャーシ20に当接するための第1のボス33が複数配置されている(図5(c))。板部31に対して、第1のボス33が設けられているのは、シャーシ20と板部31の間の隙間を埋めるためである。第1のボス33の中央には、ビス止めのための貫通孔36を設けている。第1のボス33は、側面筐体30の長辺側に7個、単辺側に4個配置されている。
第1のボス33を設ける際、キャビネットの厚さを均一にするためには、板部31の第1のボス33に対応する裏面側に凹みを設ける必要がある。そこで、この凹みを背面筐体40の第2のボス41を受ける構成として利用する。この凹みをボス受け部34として配置する。ボス受け部34は、当接面35と貫通孔36からなる。当接面35は、背面筐体40の第2のボス41の先端を当接させる部分である。当接面35の形状は、概ね、楕円又は小判型である。当接面35は、板部31の長手方向の長さが、板部31の幅方向の長さよりも長い。第2のボス41は、ほぼ円柱状であり、当接面35と第2のボス41の先端との関係は、板部31の幅方向には、ほぼ同じ寸法であり、板部31の長手方向には、当接面35の方が第2のボス41の先端よりも長くなっている。そのため、板部31の長手方向に側面筐体30と背面筐体40の寸法ずれが生じても、当接面35に対して、第2のボス41が問題無く当接出来る。
側面筐体30に配置されたボス受け部34すべての当接面35が楕円又は小判型でもいいし、板部31の端部のボス受け部34の当接面35のみ楕円、小判型で、他のボス受けは単純な円形でも構わない。キャビ間の寸法ずれの程度で決定される。
背面筐体40は、表示装置10の背面を覆う構造である。材質は、ABS等の樹脂である。背面筐体40の周囲の正面側には、第2のボス41が複数配置され、側面筐体30の板部31に当接する。第2のボス41は長辺側に7個、短辺側に4個配置されている。第2のボス41の中央には貫通孔42が設けられ、ビス70によって、背面筐体40、側面筐体30をシャーシ20に共締めする構造である。貫通孔42は、背面筐体40の膨張収縮に対応するため楕円の孔が設けられている(図4(c))。
シャーシ20と側面筐体30と背面筐体40の関係を図2、図8に沿って説明する。シャーシ20に対して、シャーシ20の周囲を覆うように側面筐体30が配置される。シャ
ーシ20の側面のほとんどは、側面筐体30の側面部32によって覆われる。この構造によって、シャーシ20の側面のビスを隠すことが出来、薄型で且つ品位の高い構造と出来る。側面筐体30の裏面側から背面筐体40を、シャーシ20及び側面筐体30に対してビス70で固定する。背面筐体40は背面のみを覆う構造である。シャーシ20の裏面側には、回路基板80、スピーカ81等が配置されているので、背面筐体40は、中央部が裏面側に膨らんだ皿型構造である(図2)。
シャーシ20、側面筐体30、背面筐体40の当接する構造を図8に示す。紙面下方向が、表示装置10の正面側であり、紙面上方が裏面側である。シャーシ20の凸部22に対して、側面筐体30の板部31の第1のボス33が当接する。側面筐体30の板部31の当接面35に対して、背面筐体40の第2のボス41が当接する。シャーシ20の凸部22の中央にはねじ穴23があり、側面筐体30の板部31の第1のボス33の中央には貫通孔36があり、背面筐体40の第2のボス41の中央には貫通孔42がある。貫通孔36、貫通孔42は、ビス70のねじ部の径よりも十分大きい。ビス70は、背面筐体40、側面筐体30をシャーシ20に対して、共締めする(図8(a))。
側面筐体30、背面筐体40の材質は樹脂であることから、温度による膨張伸縮が比較的大きい。また、金属であるシャーシ20と、樹脂である側面筐体30、背面筐体40では熱膨張率が異なる。また、樹脂であってもABSとポリカーボネートで膨張率は異なる。
シャーシ20、側面筐体30、背面筐体40の寸法設計は、概ね、常温時の寸法に沿って行われる。そのため、生産ライン上で、表示装置10を組み立てる際には、季節やキャビの保存場所によって、それぞれの部材の温度が異なり、また、熱膨張率の差から、シャーシ20、側面筐体30、背面筐体40の取付位置のずれが大きくなる場合もある。
図7に、側面筐体30のボス受け部34と背面筐体40の第2のボス41の先端の関係を示す。裏面側から側面筐体30を見た図であり、ボス受け部34付近を拡大している。側面筐体30の板部31には、窪みとなるボス受け部34が設けられ、背面筐体40の第2のボス41を受ける構造である。当接面35が背面筐体40の第2のボス41の先端が当接する面である。当接面35の形状は、板部31の幅方向、紙面での上下方向に比べ、板部31の長手方向、紙面での左右方向に大きい形状である。当接面35の形状は、概ね、楕円または小判型である。背面筐体40の第2のボス41の先端部の大きさは、点線Aで示している。背面筐体40の第2のボス41の先端部の大きさに比べて、当接面35は、板部31の幅方向に隙間が小さく、板部31の長手方向に隙間が大きいことが分かる。
図7(a)は、側面筐体30と背面筐体40の寸法のずれが小さい場合を示している。当接面35のほぼ中央に、第2のボス41の先端が配置されている。側面筐体30に比べて、背面筐体40が収縮している場合には、側面筐体30と背面筐体40の間に寸法ずれが生じ、当接面35に対して、背面筐体40の第2のボス41の先端部の大きさである点線Aが、紙面上左方向にずれる(図7(b))。もし、当接面35の大きさが、第2のボス41の先端部の大きさに比べ、左右方向に隙間が少ないと、ボス受け部34に対して、第2のボス41が入らない、又は、無理に入れようとすると背面筐体40全体が歪むこととなり、製品の外観の品位を低下させることとなる。当接面35が、熱膨張によるずれが大きくなる方向である、板部31の長手方向に対して大きいため、ボス受け部34に対して、第2のボス41は、スムーズに設置することが出来る。当接面35の形状を板部31の幅方向にも大きくすることも考えられるが、そうしてしまうと、ボス受け部34の位置決めの機能が低下し、側面筐体30に対して、背面筐体40の位置精度が低下し、製品の外観の品位の低下となってしまう。よって、当接面35の形状をやみくもに大きくすることは出来ない。
熱による膨張収縮は、製品完成後も生じる。製品が使用される際、周囲温度や内部温度
の変化によって、側面筐体30と背面筐体40の寸法に徐々にずれが生じる場合がある。ずれが生じる前は、図7(a)、図8(a)に示す位置に側面筐体30、背面筐体40があるが、膨張によって、側面筐体30が、シャーシ20、背面筐体40に比べて膨張すると、図7(b)、図8(b)のような位置に変化する。
これは、背面筐体40の第2のボス41に対して、ボス受け部34の当接面35が大きく、側面筐体30の貫通孔36がビス70のねじ径に比べ大きく、側面筐体30がシャーシ20、背面筐体40に対して、摺動可能に固定されているため、可能となっている。
図7(b)では、側面筐体30がずれた例を示したが、背面筐体40がすれた場合も同様である。
実施例として、当接面35の形状が楕円又は小判型(長円)として説明してきたが、同様の効果を発揮出来れば、矩形等でも構わない。また、当接面35の形状を楕円等とするボスを、側面筐体30のすべてのボス受け部34について行っても良いし、最も端のボス受け部34のみに行っても良い。側面筐体30のすべてのボス受け部34について行えば、より大きな膨張収縮に対応出来るし、最も端のボス受け部34のみに行った場合は、側面筐体30と背面筐体40の位置決めを高精度に行いつつ、膨張等に対応できることになる。
また、実施例として、側面筐体30と背面筐体40の関係について説明したが、シャーシ20と複数のキャビの構成で、複数のキャビ間に重なりがあり、シャーシ20と複数のキャビが共締めされる形状であれば、本発明と同じ構造とすることが出来る。
このように、本発明によれば、表示装置およびテレビジョン受信機において、表示部を保持するシャーシに複数の筐体を一部重ねて固定する際、筐体の膨張収縮に関わらず、安定して、嵌合、固定することが出来るという優れた効果を発揮するものである。
(実施例2)
他の実施例について図9を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。図9は、実施例2を説明する断面図である。
実施例1によって、表示部を保持するシャーシに複数の筐体を一部重ねて固定する際、筐体の膨張収縮に関わらず、安定して、嵌合、固定することが出来る構造とすることが出来る。
しかしながら、キャビ構造によっては、ビス70を用いない位置決め、嵌合構造も求められていた。
図9は、実施例1に対して、ビス70、ねじ穴23、貫通孔36、貫通孔42を除いた構造である。シャーシ20、側面筐体30、背面筐体40の固定は、ボス以外の場所で行われる。ビスでもいいし、ツメ等でも構わない。シャーシ20、側面筐体30、背面筐体40が凸部22、第1のボス33、ボス受け部34、第2のボス41等によって、当接し、図9の紙面上上下方向の位置決めが行われる。次に、側面筐体30のボス受け部34と背面筐体40の第2のボス41によって、側面筐体30と背面筐体40の間の位置決めが行われる。側面筐体30の当接面35は、実施例1と同様に、板部31の長手方向に大きいことから、側面筐体30、背面筐体40の間で熱膨張収縮等によって寸法ずれが生じたとしても、側面筐体30の当接面35に、背面筐体40の第2のボス41を、安定して固定することが出来る。
このように、本構造によれば、複数のキャビ間の位置決めを容易に行うことが出来る。
本発明に係る表示装置は、筐体の膨張収縮に伴う嵌合の余裕度を向上させる技術につい
ての産業上の利用可能性は大きいと解する。
10 表示装置
11 表示パネル
12 表示部
13 スタンド
20 シャーシ
21 枠部
22 凸部
23 ねじ穴
30 側面筐体(第1の筐体)
31 板部
32 側面部
33 第1のボス
34 ボス受け部
35 当接面
36 貫通孔
40 背面筐体(第2の筐体)
41 第2のボス
42 貫通孔
70 ビス
80 回路基板
81 スピーカ

Claims (5)

  1. 映像を表示する表示部と、該表示部を保持するシャーシと、
    該シャーシを覆う第1の筐体と、第2の筐体とから成り、
    第1の筐体は、該シャーシと該第2の筐体に挟まれる板部を持ち、
    該第2の筐体は、該シャーシ方向に伸びる第2のボスを持ち、
    該第1の筐体の板部に、該第2のボスに対応するボス受け部と、該シャーシ方向に伸びる第1のボスを持ち、
    該ボス受け部の当接面は、該第2のボスの先端の面積よりも広く、
    前記第2のボス及び前記ボス受け部は、前記板部の長手方向の端部に位置するとともに、該当接面の形状は、該板部の長手方向に長く、
    前記第2の筐体は、前記板部の長手方向の端部に位置する前記第2のボスを含む複数の第2のボスを持ち、
    前記板部は、前記板部の長手方向の端部に位置する前記ボス受け部を含む、前記複数の第2のボスに対応する複数のボス受け部を持ち、
    前記複数のボス受け部のうち、前記板部の長手方向の端部に位置する前記ボス受け部の該当接面の形状は、該板部の長手方向に長いことを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1のボス、前記第2のボスには貫通孔があり、ビスによって、前記シャーシに対して、前記第1の筐体と前記第2の筐体が共締めされることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  3. 前記第1のボスの貫通孔は前記ビスのねじ径よりも大きく、
    前記第2の筐体に対して、前記第1の筐体が前記板部の長手方向に摺動可能であることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  4. 前記第1の筐体は、前記シャーシの側面を覆う構造であり、
    前記第2の筐体は、前記シャーシの背面を覆う構造であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一つに記載の表示装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一つに記載の表示装置と、
    テレビジョン放送を受信する受信部とを備え、
    該受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、該表示装置に映像を表示することを特徴とするテレビジョン受信機。
JP2017122128A 2017-06-22 2017-06-22 表示装置およびテレビジョン受信機 Active JP6475782B2 (ja)

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