JP2001047943A - 車両用荷室構造 - Google Patents

車両用荷室構造

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JP2001047943A
JP2001047943A JP11219946A JP21994699A JP2001047943A JP 2001047943 A JP2001047943 A JP 2001047943A JP 11219946 A JP11219946 A JP 11219946A JP 21994699 A JP21994699 A JP 21994699A JP 2001047943 A JP2001047943 A JP 2001047943A
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tray
vehicle
guide groove
trunk room
holding member
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JP11219946A
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Hideya Nakano
英哉 中納
Toshimitsu Watanabe
俊充 渡辺
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Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R7/00Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps
    • B60R7/02Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps in separate luggage compartment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R5/00Compartments within vehicle body primarily intended or sufficiently spacious for trunks, suit-cases, or the like
    • B60R5/04Compartments within vehicle body primarily intended or sufficiently spacious for trunks, suit-cases, or the like arranged at rear of vehicle

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷室内に設けられたトレイへの小物の出し入
れを容易にできると共に、このトレイによって荷室内を
仕切ることができる車両用荷室構造を得る。 【解決手段】 トランクルーム10床面にボックス18
を固定し、ボックス18の第1案内溝24、第1係止孔
36にトレイ40の第1係合突起42、第2係合突起4
4をそれぞれ係合させてボックス18内にトレイ40を
保持する。第1案内溝24に沿って第1係合突起42を
車両後方側へスライドさせてトレイ40を引き出すこと
により、トレイ40上面開口の上方にトランクルーム1
0上壁がなくなり、トレイ40への小物の出し入れを容
易にできる。また、第2案内溝28に沿って第1係合突
起42を下方へ揺動させてトレイ40を略垂直に固定す
ることにより、トレイ40によってトランクルーム10
内を仕切ることができ、積載物がトランクルーム10内
を移動等することによる積載物の破損を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の荷室内に小
物を収納するトレイが設けられた車両用荷室構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両のトランクルームに入れて運ばれる
積載物は、大きさや形状が個々に異なるのみならず、品
数もトランクルーム使用の毎に異なる。特に日常的に
は、トランクルームに比較的小さな積載物(小物)がし
ばしば入れられる。このような小物はトランクルームの
ごく一部しか必要としないため、車両の発進時、ブレー
キ操作時及びカーブ走行時等にこの小物がトランクルー
ム内で滑ったり転倒したりし、これにより、小物のみな
らず他の積載物やトランクルーム内壁に損傷を与えるお
それがある。
【0003】このため、一般の車両では、例えば、トラ
ンクルーム内にトレイが設けられているものがある。こ
のトレイは上面が開口した箱状に形成されており、これ
により、トレイには上面から小物を収容できる。また、
このトレイはトランクルーム内に移動しないように固定
されており、これにより、車両走行時にトレイがガタつ
くことが防止されている。
【0004】しかしながら、このような車両では、トラ
ンクルーム奥の上壁(例えば、アッパーバックパネル)
とトレイ上面の開口との隙間が狭いため、トレイ内への
小物の出し入れが困難であるという問題がある。
【0005】また、トランクルーム内を仕切り板により
仕切ることができれば、トランクルームに入れて運ばれ
る積載物が小物より大きなサイズの積載物であっても、
この積載物がトランクルーム内で滑ったり転倒したりす
ることを防止して、この積載物やトランクルーム内壁に
損傷を与えることを防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、荷室内に設けられたトレイへの小物の出し入れ
を容易にできると共に、このトレイによって荷室内を仕
切ることができる車両用荷室構造を得ることが目的であ
る。
【0007】
【課題を解決するため手段】請求項1に記載の車両用荷
室構造は、車両の荷室内に前記荷室の床面から上方へ所
定間隔をおいて略水平に配置され保持部材によって保持
されたトレイを備えた車両用荷室構造において、前記ト
レイを車両前後方向へスライド可能にするスライド手段
と、前記トレイを略垂直に固定可能にする垂直固定手段
と、を設けたことを特徴としている。
【0008】請求項1に記載の車両用荷室構造によれ
ば、車両の荷室内にトレイが保持部材によって保持され
ており、トレイは荷室の床面から上方へ所定間隔をおい
て略水平に配置されている(以下、この状態を「通常収
納状態」という)。
【0009】ここで、この車両用荷室構造にはスライド
手段が設けられており、スライド手段によってトレイは
車両前後方向へスライド可能とされている。このため、
通常収納状態のトレイを引き出すことができ、これによ
り、トレイ上面の上方に荷室上壁がなくなり、トレイへ
の小物の出し入れを容易にできる。
【0010】また、この車両用荷室構造には垂直固定手
段が設けられており、垂直固定手段によってトレイは略
垂直に固定可能とされている。このため、トレイが荷室
仕切り板として機能し、トレイによって荷室内を仕切る
ことができる。これにより、荷室に入れて運ばれる積載
物が小物より大きなサイズの積載物であっても、この積
載物が荷室内で滑ったり転倒したりすることを防止で
き、このため、この積載物や荷室内壁に損傷を与えるこ
とを防止することができる。
【0011】請求項2に記載の車両用荷室構造は、請求
項1に記載の車両用荷室構造において、前記スライド手
段は、前記トレイの車両幅方向両端部の前後にそれぞれ
設けられた一対の係合突起と、前記保持部材に設けら
れ、前記係合突起を車両前後方向へ案内すると共に、前
記トレイの前後方向何れか一側が下方へ向くように揺動
可能とする案内溝と、前記保持部材に設けられ、前記ト
レイが前記案内溝に沿って車両前方側へ案内された際に
後方側の係合突起に係合して保持する第1係止孔と、を
備え、前記垂直固定手段は、前記保持部材に設けられ、
前記トレイが揺動した状態で何れか一方の係合突起に係
合して保持する第2係止孔と、を備えた、ことを特徴と
している。
【0012】請求項2に記載の車両用荷室構造によれ
ば、上記通常収納状態では、トレイの車両幅方向両端部
に設けられた係合突起が保持部材に設けられた案内溝に
係合されてトレイが車両前方側に位置すると共に、トレ
イ後方側の係合突起が保持部材に設けられた第1係止孔
に係合して保持されている。
【0013】ここで、トレイ後方側の係合突起を保持部
材の第1係止孔から抜き出すと共に、保持部材の案内溝
に沿ってトレイを車両後方側へスライドさせると、トレ
イを通常収納状態から引き出すことができる。
【0014】また、トレイを通常収納状態に復帰させる
際には、保持部材の案内溝に沿ってトレイを車両前方側
にスライドさせると共に、トレイ後方側の係合突起を保
持部材の第1係止孔に係合させて保持させる。
【0015】このように、保持部材に案内溝が設けら
れ、この案内溝がトレイのスライドを案内するため、ト
レイのスライドが容易になり、これにより、トレイの通
常収納状態からの引き出し作業及びこの引き出されたト
レイの通常収納状態への復帰作業を容易にすることがで
きる。
【0016】またここで、案内溝によってトレイをその
前後方向の何れか一側が下方へ向くように揺動させると
共に、保持部材に設けられた第2係止孔にトレイの何れ
か一方の係合突起を係合させて保持させると、トレイを
略垂直に固定することができる。
【0017】また、トレイを通常収納状態に復帰させる
際には、保持部材の第2係止孔からトレイの何れか一方
の係合突起を抜き出した後、案内溝によってトレイを略
水平方向へ向くように揺動させると共に、トレイ後方側
の係合突起を保持部材の第1係止孔に係合させて保持さ
せる。
【0018】このように、保持部材に案内溝が設けら
れ、この案内溝によってトレイを揺動させるため、トレ
イの揺動が容易になり、これにより、トレイを略垂直に
固定する作業及びこの略垂直に固定されたトレイの通常
収納状態への復帰作業を容易にすることができる。
【0019】請求項3に記載の車両用荷室構造は、請求
項1に記載の車両用荷室構造において、前記スライド手
段は、前記トレイの車両幅方向両端部の前後にそれぞれ
設けられた少なくとも一対の係合突起と、前記保持部材
に設けられ、前記係合突起を車両前後方向へ案内すると
共に、前記係合突起を取り外し可能とされた案内溝と、
前記保持部材に設けられ、前記トレイが前記案内溝に沿
って車両前方側へ案内された際に後方側の係合突起に係
合して保持すると共に、前記案内溝から前記係合突起が
取り外された状態で何れか一方の係合突起に係合して保
持する第1係止孔と、を備え、前記垂直固定手段は、前
記案内溝から前記係合突起が取り外された状態で何れか
他方の係合突起に係合して保持する第2係止孔が形成さ
れ、前記保持部材の下方に固定されたホルダ、を備え
た、ことを特徴としている。
【0020】請求項3に記載の車両用荷室構造によれ
ば、上記通常収納状態では、トレイの車両幅方向両端部
に設けられた係合突起が保持部材に設けられた案内溝の
車両前方側に係合されてトレイが案内溝の車両前方側に
位置すると共に、トレイ後方側の係合突起が保持部材に
設けられた第1係止孔に係合して保持されている。
【0021】ここで、トレイ後方側の係合突起を保持部
材の第1係止孔から抜き出すと共に、保持部材の案内溝
に沿ってトレイを車両後方側へスライドさせると、トレ
イを通常収納状態から引き出すことができる。
【0022】また、トレイを通常収納状態に復帰させる
際には、保持部材の案内溝に沿ってトレイを車両前方側
にスライドさせると共に、トレイ後方側の係合突起を保
持部材の第1係止孔に係合させて保持させる。
【0023】このように、保持部材に案内溝が設けら
れ、この案内溝がトレイのスライドを案内するため、ト
レイのスライドが容易になり、これにより、トレイの通
常収納状態からの引き出し作業及びこの引き出されたト
レイの通常収納状態への復帰作業を容易にすることがで
きる。
【0024】またここで、トレイ後方側の係合突起を保
持部材の第1係止孔から抜き出してトレイの係合突起を
保持部材の案内溝から取り外した後、例えば、トレイ前
方側の係合突起を保持部材下方のホルダに設けられた第
2係止孔に係合させて保持させると共に、トレイ後方側
の係合突起を保持部材の第1係止孔に係合させて保持さ
せると、トレイを略垂直に固定することができる。
【0025】また、トレイを通常収納状態に復帰させる
際には、トレイ前方側の係合突起をホルダの第2係止孔
から抜き出すと共に、トレイ後方側の係合突起を保持部
材の第1係止孔から抜き出した後、トレイの係合突起を
保持部材の案内溝に取付けてトレイ後方側の係合突起を
保持部材の第1係止孔に係合させて保持させる。
【0026】このように、保持部材に第1係止孔が設け
られると共に及びホルダに第2係止孔が設けられ、単に
この第1係止孔及び第2係止孔に対しトレイの一対の係
合突起をそれぞれ係合して保持するか抜き出せばよいた
め、トレイを略垂直に固定する作業及びこの略垂直に固
定されたトレイの通常収納状態への復帰作業を容易にす
ることができる。
【0027】なお、トレイを略垂直に固定する際にトレ
イ前方側の係合突起を保持部材の第1係止孔に係合させ
て保持させると共に、トレイ後方側の係合突起をホルダ
の第2係止孔に係合させて保持させる構成であっても、
上記と同様の効果を得ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1には、
本発明の第1の実施の形態に係る車両用荷室構造が適用
されて構成された車両のトランクルーム10の主要部が
斜視図にて示されており、図2乃至図4にはトランクル
ーム10が斜視図にて示されている。
【0029】本実施の形態に係る車両用荷室構造が適用
されて構成された車両のトランクルーム10は車両後方
側に設けられており、このトランクルーム10はトラン
クドア12によって開閉可能とされている。トランクド
ア12の車両前方側にはアッパーバックパネル14が設
けられており、アッパーバックパネル14はトランクル
ーム10の車両前方側の上面を被覆している。トランク
ルーム10の外周にはトランクトリム16が設けられて
おり、トランクトリム16はトランクルーム10の外周
を被覆している。
【0030】トランクルーム10床面の車両前方側には
保持部材としての略箱状のボックス18が固定されてお
り、ボックス18の上面及び車両後方側側壁は開口状態
とされている。ボックス18の車両幅方向において対向
する一対の側壁20、22にはそれぞれ案内溝としてス
ライド手段の一部を構成する第1案内溝24が形成され
ており、第1案内溝24は側壁20、22の上側に設け
られると共に車両前後方向に平行とされている。第1案
内溝24の車両後方側端部には第1係止部26が形成さ
れており、第1係止部26は第1案内溝24を下方へ拡
径している。
【0031】ボックス18の一対の側壁20、22には
それぞれ第2案内溝28が形成されており、第2案内溝
28は第1案内溝24の車両前方側端部に連続してい
る。第2案内溝28の一端部(第1案内溝24との結合
部分)には屈曲部30が形成されており、屈曲部30は
第1案内溝24に対し車両前方側斜め上方へ屈曲してい
る。第2案内溝28の略中央部分には屈曲部30に連続
して揺動部32が形成されており、揺動部32は略円弧
状とされている。第2案内溝28の他端部には揺動部3
2に連続して第2係止部34が形成されており、第2係
止部34は揺動部32に対し車両前方側斜め下方へ屈曲
している。
【0032】ボックス18の一対の側壁20、22には
それぞれスライド手段の一部を構成する第1係止孔36
が形成されており、第1係止孔36の上部は部分的に車
両後方側に開放されている。さらに、ボックス18の一
対の側壁20、22にはそれぞれ垂直固定手段を構成す
る第2係止孔38が形成されており、第2係止孔38は
第1係止孔36に連続している。第2係止孔38は第1
係止孔36上部から車両前方側斜め下方へ延伸してお
り、これにより、第2係止孔38は上述した第2案内溝
28の第2係止部34と略平行とされている。
【0033】ボックス18の内部には上面が開口した箱
状のトレイ40が設けられている。このトレイ40はト
ランクルーム10に積載される小物を収容するためのも
のである。
【0034】トレイ40の車両幅方向において対向する
側壁39、41の車両前方側にはそれぞれ係合突起とし
てスライド手段の一部を構成する第1係合突起42が設
けられている。第1係合突起42は側壁39、41から
外側に突出しており、第1係合突起42は、上述したボ
ックス18の第1案内溝24に係合(挿入)されると共
に、第2案内溝28の屈曲部30に当接している(図1
及び図5(A)参照)。また、トレイ40の側壁39、
41の車両後方側にはそれぞれ係合突起としてスライド
手段の一部を構成する第2係合突起44が設けられてい
る。第2係合突起44は側壁39、41から外側に突出
しており、第2係合突起44は、上述したボックス18
の第1係止孔36に係合して保持されることにより、第
1係止孔36下部の車両後方側に当接している(図1及
び図5(A)参照)。
【0035】これにより、トレイ40は、トランクルー
ム10内にトランクルーム10の床面から上方へ所定間
隔をおいて水平に配置されている(以下、この状態を
「通常収納状態」という)。
【0036】トレイ40の第1係合突起42はボックス
18の第1案内溝24に沿って車両前後方向へスライド
可能とされており、通常収納状態におけるトレイ40の
第2係合突起44をボックス18の第1係止孔36から
第1係止孔36開放部分を介して抜き出すと共に、ボッ
クス18の第1案内溝24に沿ってトレイ40の第1係
合突起42を車両後方側へスライドさせると、トレイ4
0の第1係合突起42を第1案内溝24の第1係止部2
6に到達させることができる。このため、トレイ40の
車両後方側を持ち上げると共に、トレイ40の車両後方
側を手で支えて水平に維持しつつトレイ40を車両後方
側へ引き出すことにより、トレイ40を通常収納状態か
ら引き出すことができる(図2及び図5(B)参照)。
【0037】また、トレイ40にはひも46を介してフ
ック48が連設されており、フック48を上記トランク
トリム16上部等に引っ掛けることにより、引き出した
状態のトレイ40の車両後方側が落下することが防止さ
れる(図2参照)。
【0038】トレイ40の第1係合突起42はボックス
18の第2案内溝28に沿ってスライド可能とされてお
り、通常収納状態におけるトレイ40の第2係合突起4
4をボックス18の第1係止孔36上部を介して第2係
止孔38内へ移動させる(図5(C)参照)と共に、ト
レイ40の第1係合突起42に第2案内溝28の屈曲部
30を越えさせて揺動部32で下方へ揺動させる(図5
の(C)及び(D)参照)と、トレイ40の第1係合突
起42を第2案内溝28の第2係止部34に到達させる
ことができると共にトレイ40の第2係合突起44をボ
ックス18の第2係止孔38下端に到達させることがで
きる(図5(E)参照)。このため、トレイ40の車両
後方側を持ち上げると共に、トレイ40を車両前方側へ
押圧してトレイ40の車両前方側を下方へ揺動させ、そ
の後にトレイ40を車両前方側斜め下方へ押圧すること
により、トレイ40の車両前方側端部をトランクルーム
10の床面に当接させた状態でトレイ40を略垂直に固
定することができる(図4参照)構成である。
【0039】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0040】以上の構成のトランクルーム10は、トレ
イ40の第1係合突起42がボックス18の第1案内溝
24に係合されてトレイ40が第1案内溝24の車両前
方側に位置すると共に、トレイ40の第2係合突起44
がボックス18の第1係止孔36に係合して保持されて
いる(図1及び図5(A)参照)。これにより、トレイ
40はボックス18に保持されており、トレイ40はト
ランクルーム10の床面から上方へ所定間隔をおいて略
水平に配置されている(通常収納状態)。
【0041】この通常収納状態では、トレイ40の第1
係合突起42がボックス18の第2案内溝28の屈曲部
30に当接すると共に、トレイ40の第2係合突起44
がボックス18の第1係止孔36下部の車両後方側に当
接しており、これにより、トレイ40のガタ付きが防止
されている。
【0042】また、この通常収納状態では、トレイ40
はトランクルーム10の床面から上方へ所定間隔をおい
て略水平に配置されているため、トレイ40の底面とト
ランクルーム10の床面との間の空間をも物入れとして
使用することができる。
【0043】ここで、通常収納状態におけるトレイ40
の第2係合突起44をボックス18の第1係止孔36か
ら第1係止孔36開放部分を介して抜き出すと共に、ボ
ックス18の第1案内溝24に沿ってトレイ40の第1
係合突起42を車両後方側へスライドさせると、トレイ
40の第1係合突起42を第1案内溝24の第1係止部
26に到達させることができる。このため、トレイ40
の車両後方側を持ち上げると共に、トレイ40の車両後
方側を手で支えて水平に維持しつつトレイ40を車両後
方側へ引き出すことにより、トレイ40を通常収納状態
から引き出すことができる(図2及び図5(B)参
照)。これにより、トレイ40上面の上方にトランクル
ーム10の上壁(アッパーバックパネル14)がなくな
り、トレイ40への小物の出し入れを容易にすることが
できる。
【0044】また、トレイ40に連設されたフック48
をトランクトリム16上部等に引っ掛けることにより、
引き出した状態のトレイ40の車両後方側が落下するこ
とを防止できる(図2参照)。これにより、両手でトレ
イ40に小物を出し入れでき、トレイ40への小物の出
し入れを一層容易にすることができる。
【0045】さらに、図3に示す如く、トレイ40の車
両後方側を車両後方側斜め下方へ傾斜させることによ
り、トレイ40上面とトランクルーム10の上壁(アッ
パーバックパネル14)の隙間を大きくすることができ
る。したがって、このようにすれば、トレイ40の車両
前後方向の寸法が小さくトレイ40を引き出してもトレ
イ40上面の上方にトランクルーム10の上壁(アッパ
ーバックパネル14)がなくならない場合でも、トレイ
40への小物の出し入れを容易にすることができる。
【0046】一方、引き出されたトレイ40を通常収納
状態に復帰させる際には、トレイ40の第1係合突起4
2を第1案内溝24の第1係止部26から抜き出してボ
ックス18の第1案内溝24に沿ってトレイ40の第1
係合突起42を車両前方側へスライドさせることによ
り、トレイ40の第1係合突起42を第2案内溝28の
屈曲部30に当接させると共に、トレイ40の第2係合
突起44をボックス18の第1係止孔36に第1係止孔
36開放部分から係合させて保持させる。
【0047】このように、ボックス18に第1案内溝2
4が設けられ、この第1案内溝24がトレイ40のスラ
イドを案内するため、トレイ40のスライドが容易にな
り、これにより、トレイ40の通常収納状態からの引き
出し作業及びこの引き出されたトレイ40の通常収納状
態への復帰作業を容易にすることができる。
【0048】またここで、通常収納状態におけるトレイ
40の第2係合突起44をボックス18の第1係止孔3
6上部を介して第2係止孔38内へ移動させる(図5
(C)参照)と共に、トレイ40の第1係合突起42に
第2案内溝28の屈曲部30を越えさせて揺動部32で
下方へ揺動させる(図5の(C)及び(D)参照)と、
トレイ40の第1係合突起42を第2案内溝28の第2
係止部34に到達させることができると共にトレイ40
の第2係合突起44をボックス18の第2係止孔38下
端に到達させることができる(図5(E)参照)。この
ため、トレイ40の車両後方側を持ち上げると共に、ト
レイ40を車両前方側へ押圧してトレイ40の車両前方
側を下方へ揺動させ、その後にトレイ40を車両前方側
斜め下方へ押圧することにより、トレイ40の車両前方
側端部をトランクルーム10の床面に当接させた状態で
トレイ40を略垂直に固定することができる(図4参
照)。
【0049】したがって、トレイ40がトランクルーム
10の仕切り板として機能し、トレイ40によってトラ
ンクルーム10内を仕切ることができる。これにより、
トランクルーム10に入れて運ばれる積載物が小物より
大きなサイズの積載物であっても、この積載物が荷室内
で滑ったり転倒したりすることを防止でき、このため、
この積載物やトランクルーム10内壁に損傷を与えるこ
とを防止することができる。
【0050】また、この状態では、トレイ40の第1係
合突起42がボックス18の第2係止部34に保持され
ると共に、トレイ40の第2係合突起44がボックス1
8の第2係止孔38下端に保持されており、これによ
り、トレイ40のガタ付きが防止されている。
【0051】一方、略垂直に固定されたトレイ40を通
常収納状態に復帰させる際には、トレイ40の第1係合
突起42を第2案内溝28の第2係止部34から抜き出
すと共にトレイ40の第2係合突起44をボックス18
の第2係止孔38中位に移動させた後、トレイ40の第
1係合突起42を第2案内溝28の揺動部32で上方へ
揺動させて屈曲部30を越えさせると共に、トレイ40
の第2係合突起44をボックス18の第2係止孔38か
ら第1係止孔36に移動させて第1係止孔36に係合さ
せて保持させる。
【0052】このように、ボックス18に第1案内溝2
4及び第2案内溝28が設けられ、この第1案内溝24
及び第2案内溝28によってトレイ40を揺動させるた
め、トレイ40の揺動が容易になり、これにより、トレ
イ40を略垂直に固定する作業及びこの略垂直に固定さ
れたトレイ40の通常収納状態への復帰作業を容易にす
ることができる。 (第1変形例)図6には、本実施の形態の第1変形例に
係る車両用荷室構造が適用されて構成された車両のトラ
ンクルーム50の主要部が斜視図にて示されている。
【0053】本変形例に係る車両用荷室構造が適用され
て構成された車両のトランクルーム50では、ボックス
52の側壁54、56の車両前方側にそれぞれ案内溝と
してスライド手段の一部を構成する第1案内溝58が形
成されており、第1案内溝58は側壁54、56の上側
に設けられると共に車両前後方向に平行とされている。
第1案内溝58の車両前方側端部には第1係止部60が
形成されており、第1係止部60は第1案内溝58を下
方へ拡径している。第1案内溝58の車両後方側端部に
は屈曲孔62が形成されており、屈曲孔62は第1案内
溝58の車両後方側端部を車両後方側斜め上方へ屈曲さ
せている。屈曲孔62の車両後方側には屈曲孔62に連
続して垂直固定手段を構成する第2係止孔64が形成さ
れており、第2係止孔64は屈曲孔62から車両後方側
斜め下方へ延伸している。
【0054】第1案内溝58の車両後方側にはそれぞれ
案内溝としてスライド手段の一部を構成する第3案内溝
66が形成されており、第3案内溝66は第1案内溝5
8と平行とされている。第3案内溝66の車両前方側端
部にはスライド手段の一部を構成する第1係止孔68が
形成されており、第1係止孔68は第3案内溝66を下
方へ拡径している。
【0055】第3案内溝66の車両後方側にはそれぞれ
第2案内溝70が形成されており、第2案内溝70は第
3案内溝66の車両後方側端部に連続している。第2案
内溝70の一端部(第3案内溝66との結合部分)には
屈曲部72が形成されており、屈曲部72は第3案内溝
66に対し車両後方側斜め上方へ屈曲している。第2案
内溝70の略中央部分には屈曲部72に連続して揺動部
74が形成されており、揺動部74は略円弧状とされて
いる。第2案内溝70の他端部には揺動部74に連続し
て第2係止部76が形成されており、第2係止部76は
揺動部74に対し車両後方側斜め下方へ屈曲している。
これにより、第2係止部76は上述した第1案内溝58
の第2係止孔64と略平行とされている。
【0056】トレイ40の第1係合突起42は、上述し
たボックス52の第1案内溝58の第1係止部60に係
合して保持されている。また、トレイ40の第2係合突
起44は、上述した第3案内溝66の第1係止孔68に
係合して保持されている。これにより、トレイ40は、
トランクルーム50内にトランクルーム50の床面から
上方へ所定間隔をおいて水平に配置されている(以下、
この状態を「通常収納状態」という)。
【0057】トレイ40の第1係合突起42はボックス
52の第1案内溝58に沿って車両前後方向へスライド
可能とされると共にトレイ40の第2係合突起44はボ
ックス52の第3案内溝66に沿って車両前後方向へス
ライド可能とされており、通常収納状態におけるトレイ
40の第1係合突起42を第1案内溝58の第1係止部
60から抜き出すと共にトレイ40の第2係合突起44
を第3案内溝66の第1係止孔68から抜き出した後、
ボックス52の第1案内溝58に沿ってトレイ40の第
1係合突起42を車両後方側へスライドさせると共に第
3案内溝66に沿ってトレイ40の第2係合突起44を
車両後方側へスライドさせると、トレイ40の第1係合
突起42を第1案内溝58の屈曲孔62周縁に到達させ
ることができると共にトレイ40の第2係合突起44を
第2案内溝70の屈曲部72に到達させることができ
る。このため、トレイ40を持ち上げると共に、トレイ
40を車両後方側へ引き出すことにより、トレイ40を
通常収納状態から引き出すことができる。
【0058】トレイ40の第2係合突起44はボックス
52の第2案内溝70に沿ってスライド可能とされてお
り、引き出された状態におけるトレイ40の第1係合突
起42に第1案内溝58の屈曲孔62を越えさせて第2
係止孔64上部に移動させると共に、トレイ40の第2
係合突起44に第2案内溝70の屈曲部72を越えさせ
て揺動部74で下方へ揺動させると、トレイ40の第1
係合突起42を第1案内溝58の第2係止孔64下端に
到達させることができると共にトレイ40の第2係合突
起44を第2案内溝70の第2係止部76下端に到達さ
せることができる。このため、トレイ40を持ち上げる
と共に、トレイ40を車両後方側へ引張ってトレイ40
の車両後方側を下方へ揺動させ、その後にトレイ40を
車両後方側斜め下方へ押圧することにより、トレイ40
の車両後方側端部をトランクルーム50の床面に当接さ
せた状態でトレイ40を略垂直に固定することができる
構成である。
【0059】本変形例によっても、上記第1の実施の形
態と同様の効果を得ることができる。
【0060】但し、トレイ40を引き出した状態では、
ボックス52の第1案内溝58にトレイ40の第1係合
突起42が保持されると共に、ボックス52の第3案内
溝66にトレイ40の第2係合突起44が保持されてい
るため、引き出した状態のトレイ40の車両後方側が落
下することがない。このため、上記実施の形態のよう
に、トレイ40にひも46を介してフック48を連設し
なくても、引き出した状態のトレイ40の車両後方側が
落下することはなく、これにより、両手でトレイ40に
小物を出し入れでき、トレイ40への小物の出し入れを
一層容易にすることができる。 (第2変形例)図7には、本実施の形態の第2変形例に
係る車両用荷室構造が適用されて構成された車両のトラ
ンクルーム80の主要部が斜視図にて示されている。
【0061】本変形例に係る車両用荷室構造が適用され
て構成された車両のトランクルーム80では、ボックス
82の側壁84、86の車両前方側にそれぞれ案内溝と
してスライド手段の一部を構成する第1案内溝58が形
成されており、第1案内溝58は側壁84、86の上側
に設けられると共に車両前後方向に平行とされている。
第1案内溝58の車両前方側端部には第1係止部60が
形成されており、第1係止部60は第1案内溝58を下
方へ拡径している。第1案内溝58の車両後方側端部に
は屈曲孔62が形成されており、屈曲孔62は第1案内
溝58の車両後方側端部を車両後方側斜め上方へ屈曲さ
せている。屈曲孔62の車両後方側には屈曲孔62に連
続して垂直固定手段を構成する第2係止孔64が形成さ
れており、第2係止孔64は屈曲孔62から車両後方側
斜め下方へ延伸している。
【0062】第1案内溝58の車両後方側にはそれぞれ
スライド手段の一部を構成する第1係止孔68が形成さ
れており、第1係止孔68の上部は部分的に車両後方側
に開放されている。
【0063】第1係止孔68の下方にはそれぞれ第2案
内溝70が形成されており、第2案内溝70の上部は車
両後方側へ開放されている。また、第2案内溝70の上
部及び中間部分には揺動部74が形成されており、揺動
部74は略円弧状とされている。第2案内溝70の下部
には揺動部74に連続して第2係止部76が形成されて
おり、第2係止部76は揺動部74に対し車両後方側斜
め下方へ屈曲している。これにより、第2係止部76は
上述した第1案内溝58の第2係止孔64と略平行とさ
れている。
【0064】トレイ40の第1係合突起42は、上述し
たボックス82の第1案内溝58の第1係止部60に係
合して保持されている。また、トレイ40の第2係合突
起44は、上述したボックス82の第1係止孔68に係
合して保持されている。これにより、トレイ40は、ト
ランクルーム80内にトランクルーム80の床面から上
方へ所定間隔をおいて水平に配置されている(以下、こ
の状態を「通常収納状態」という)。
【0065】トレイ40の第1係合突起42はボックス
82の第1案内溝58に沿って車両前後方向へスライド
可能とされており、通常収納状態におけるトレイ40の
第1係合突起42を第1案内溝58の第1係止部60か
ら抜き出すと共にトレイ40の第2係合突起44を第1
係止孔68から抜き出した後、ボックス82の第1案内
溝58に沿ってトレイ40の第1係合突起42を車両後
方側へスライドさせると、トレイ40の第1係合突起4
2を第1案内溝58の屈曲孔62周縁に到達させること
ができる。このため、トレイ40を持ち上げると共に、
トレイ40の車両後方側を手で支えて水平に維持しつつ
トレイ40を車両後方側へ引き出すことにより、トレイ
40を通常収納状態から引き出すことができる。
【0066】また、トレイ40にはひも46を介してフ
ック48が連設されており、フック48をトランクトリ
ム16(図2等参照)上部等に引っ掛けることにより、
引き出した状態のトレイ40の車両後方側が落下するこ
とが防止される。
【0067】トレイ40の第2係合突起44はボックス
82の第2案内溝70に沿ってスライド可能とされてお
り、引き出された状態におけるトレイ40の第1係合突
起42に第1案内溝58の屈曲孔62を越えさせて第2
係止孔64上部に移動させると共に、トレイ40の第2
係合突起44を第2案内溝70に第2案内溝70の揺動
部74まで下方へ揺動させると、トレイ40の第1係合
突起42を第1案内溝58の第2係止孔64下端に到達
させることができると共にトレイ40の第2係合突起4
4を第2案内溝70の第2係止部76下端に到達させる
ことができる。このため、トレイ40の車両前方側を持
ち上げると共に、トレイ40を車両後方側へ引張ってト
レイ40の車両後方側を下方へ揺動させ、その後にトレ
イ40を車両後方側斜め下方へ押圧することにより、ト
レイ40の車両後方側端部をトランクルーム80の床面
に当接させた状態でトレイ40を略垂直に固定すること
ができる構成である。
【0068】本変形例によっても、上記第1の実施の形
態と同様の効果を得ることができる。 [第2の実施の形態]図8乃至図10には、本発明の第
2の実施の形態に係る車両用荷室構造が適用されて構成
された車両のトランクルーム100の主要部が斜視図に
て示されている。
【0069】本実施の形態に係る車両用荷室構造が適用
されて構成された車両のトランクルーム100は車両後
方側に設けられており、このトランクルーム100はト
ランクドア(図示省略)によって開閉可能とされてい
る。このトランクドアの車両前方側にはアッパーバック
パネル(図示省略)が設けられており、このアッパーバ
ックパネルはトランクルーム100の車両前方側の上面
を被覆している。トランクルーム100の外周にはトラ
ンクトリム(図示省略)が設けられており、このトラン
クトリムはトランクルーム100の外周を被覆してい
る。
【0070】上記アッパーバックパネル下面の車両幅方
向両側には、保持部材としての一対のレール102がボ
ルト(図示省略)等により固定されている。このレール
102は、それぞれ車両前後方向を長手方向とされ、断
面が略L字状に形成されている。
【0071】一対のレール102上壁にはそれぞれスラ
イド手段の一部を構成する案内溝104が形成されてお
り、案内溝104は車両前後方向に平行とされている。
案内溝104の車両後方側端部には着脱孔106が形成
されており、着脱孔106は案内溝104の他の部位よ
り拡径されている。これにより、後述のトレイ120の
第1係合突起122をこの着脱孔106を介して案内溝
104に挿入または離脱可能とされている。案内溝10
4の両脇であって着脱孔106の車両前方側にはストッ
パ108が形成されており、ストッパ108はレール1
02上面より突出している。
【0072】一対のレール102側壁上側にはそれぞれ
第1係止孔としての屈曲孔110が形成されており、屈
曲孔110は車両後方側へ開放されている。屈曲孔11
0の略中間部分には傾斜部112が設けられており、こ
の傾斜部112によって屈曲孔110の車両前方側は屈
曲孔110の車両後方側に対し下方へ偏位している。屈
曲孔110の下方にはそれぞれ第1係止孔としての固定
孔114が形成されており、固定孔114の上部は部分
的に車両後方側へ開放されている。
【0073】一対のレール102の下方に配置されるト
ランクルーム100内のホイールハウス(図示省略)側
壁にはそれぞれホルダとして垂直固定手段を構成する一
対の固定ホルダ116が固定されている。固定ホルダ1
16には第2係止孔118が形成されており、第2係止
孔118は上方に開放されている。
【0074】一対のレール102の間には箱状のトレイ
120が設けられており、トレイ120は略長方体状の
箱体とされている。トレイ120は上面の大部分が開口
しており、上面の車両前方側角部分にのみ一対の上壁
(図示省略)が設けられている。このトレイ120はト
ランクルーム100に積載される小物を収容するための
ものである。
【0075】トレイ120の上記一対の上壁(図示省
略)にはそれぞれ係合突起としてスライド手段の一部を
構成する第1係合突起122が設けられている(図8参
照)。第1係合突起122はトレイ120上壁から上側
に突出すると共に頭部124が拡径されており、第1係
合突起122は、上述したレール102の案内溝104
に着脱孔106から挿入されて案内溝104の車両前方
側に当接すると共に、頭部124が案内溝104周縁に
係合されている。また、トレイ120の車両幅方向にお
いて対向する側壁126、128の車両後方側にはそれ
ぞれ係合突起としてスライド手段の一部を構成する第2
係合突起130が設けられている(図8参照)。第2係
合突起130は側壁126、128から外側に突出して
おり、第2係合突起130は、上述したレール102の
屈曲孔110の傾斜部112に当接することにより、屈
曲孔110に係合して保持されている。これにより、ト
レイ120は、トランクルーム100内にトランクルー
ム100の床面から上方へ所定間隔をおいて水平に配置
されている(以下、この状態を「通常収納状態」とい
う)。
【0076】トレイ120の第1係合突起122はレー
ル102の案内溝104に沿って車両前後方向へスライ
ド可能とされており、通常収納状態におけるトレイ12
0の第2係合突起130をレール102の屈曲孔110
から屈曲孔110開放部分を介して抜き出すと共に、レ
ール102の案内溝104に沿ってトレイ120の第1
係合突起122を車両後方側へスライドさせると、第1
係合突起122の頭部124を案内溝104車両後方側
のストッパ108に当接させることができる。このた
め、トレイ120の車両後方側を上方へ持ち上げると共
に、トレイ120の車両後方側を手で支えて水平に維持
しつつトレイ120を車両後方側へ引き出すことによ
り、トレイ120を通常収納状態から引き出すことがで
きる(図9参照)。
【0077】また、トレイ120を通常収納状態から引
き出す際には、トレイ120の第1係合突起122頭部
124がストッパ108に当接することにより、案内溝
104の着脱孔106からトレイ120の第1係合突起
122が脱落してトレイ120の車両前方側が落下する
ことが防止される。
【0078】さらに、トレイ120にはひも(図示省
略)を介してフック(図示省略)が連設されており、こ
のフックをトランクルーム100内の上記トランクトリ
ム上部等に引っ掛けることにより、引き出した状態のト
レイ120の車両後方側が落下することが防止される。
【0079】トレイ120の側壁126、128の車両
前方側にはそれぞれ係合突起としてスライド手段の一部
を構成する第3係合突起132が設けられている(図1
0参照)。この第3係合突起132は側壁126、12
8から外側に突出しており、第3係合突起132は上述
した固定ホルダ116の第2係止孔118に係合させて
保持させることができる。また、上述のように、トレイ
120の第1係合突起122は案内溝104から着脱孔
106を介して離脱可能とされており、引き出した状態
におけるトレイ120の第1係合突起122にストッパ
108を乗り越えさせて第1係合突起122を案内溝1
04から着脱孔106を介して離脱させることにより、
トレイ120の第3係合突起132を固定ホルダ116
の第2係止孔118に係合可能とされると共に、トレイ
120の第2係合突起130をレール102の固定孔1
14に係合可能とされる。このため、引き出した状態に
おけるトレイ120の車両前方側を持ち上げると共にト
レイ120を車両後方側へ引張ってトレイ120をレー
ル102の案内溝104から取り外し、その後にトレイ
120の車両前方側を下方へ回転させてトレイ120を
下方へ押圧し、トレイ120の第3係合突起132を固
定ホルダ116の第2係止孔118下部に係合させて保
持させると共に、トレイ120の第2係合突起130を
レール102の固定孔114下部に係合させて保持させ
ることにより、トレイ120の車両前方側端部をトラン
クルーム100の床面に当接させた状態でトレイ120
を略垂直に固定することができる(図10参照)構成で
ある。
【0080】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0081】以上の構成のトランクルーム100は、ト
レイ120の第1係合突起122がレール102の案内
溝104に着脱孔106を介して挿入されて案内溝10
4の車両前方側に当接すると共に、頭部124が案内溝
104周縁に係合されている(図8参照)。また、トレ
イ120の第2係合突起130がレール102の屈曲孔
110の傾斜部112に当接することにより、屈曲孔1
10に係合して保持されている(図8参照)。これによ
り、トレイ120は、トランクルーム100内にトラン
クルーム100の床面から上方へ所定間隔をおいて水平
に配置されている(通常収納状態)。
【0082】この通常収納状態では、トレイ120の第
1係合突起122がレール102の案内溝104の車両
前方側に当接すると共に、頭部124が案内溝104周
縁に係合し、かつ、トレイ120の第2係合突起130
がレール102の屈曲孔110に係合して保持されてお
り、これにより、トレイ120のガタ付きが防止されて
いる。
【0083】また、この通常収納状態では、トレイ12
0はトランクルーム100の床面から上方へ所定間隔を
おいて略水平に配置されているため、トレイ120の底
面とトランクルーム100の床面との間の空間をも物入
れとして使用することができる。
【0084】ここで、通常収納状態におけるトレイ12
0の第2係合突起130をレール102の屈曲孔110
から屈曲孔110開放部分を介して抜き出すと共に、レ
ール102の案内溝104に沿ってトレイ120の第1
係合突起122を車両後方側へスライドさせると、第1
係合突起122の頭部124を案内溝104車両後方側
のストッパ108に当接させることができる。このた
め、トレイ120の車両後方側を上方へ持ち上げると共
に、トレイ120の車両後方側を手で支えて水平に維持
しつつトレイ120を車両後方側へ引き出すことによ
り、トレイ120を通常収納状態から引き出すことがで
きる(図9参照)。これにより、トレイ120上面の上
方にトランクルーム100の上壁(アッパーバックパネ
ル(図示省略))がなくなり、トレイ120への小物の
出し入れを容易にすることができる。
【0085】また、トレイ120を通常収納状態から引
き出す際には、トレイ120の第1係合突起122頭部
124がストッパ108に当接することにより、案内溝
104の着脱孔106からトレイ120の第1係合突起
122が脱落してトレイ120の車両前方側が落下する
ことを防止できる。
【0086】さらに、トレイ120に連設されたフック
(図示省略)をトランクルーム100内のトランクトリ
ム(図示省略)上部等に引っ掛けることにより、引き出
した状態のトレイ120の車両後方側が落下することを
防止できる。これにより、両手でトレイ120に小物を
出し入れでき、トレイ120への小物の出し入れを一層
容易にすることができる。
【0087】さらに、トレイ120の車両後方側を車両
後方側斜め下方へ傾斜させることにより、トレイ120
上面とトランクルーム100の上壁(アッパーバックパ
ネル(図示省略))の隙間を大きくすることができる。
したがって、このようにすれば、トレイ120の車両前
後方向の寸法が小さくトレイ120を引き出してもトレ
イ120上面の上方にトランクルーム100の上壁(ア
ッパーバックパネル(図示省略))がなくならない場合
でも、トレイ120への小物の出し入れを容易にするこ
とができる。
【0088】一方、引き出されたトレイ120を通常収
納状態に復帰させる際には、レール102の案内溝10
4に沿ってトレイ120の第1係合突起122を車両前
方側へスライドさせて第1係合突起122をレール10
2の案内溝104の車両前方側に当接させると共に、ト
レイ120の第2係合突起130をレール102の屈曲
孔110に屈曲孔110開放部分から挿入して屈曲孔1
10の傾斜部112に保持させる。
【0089】このように、レール102に案内溝104
が設けられ、この案内溝104がトレイ120のスライ
ドを案内するため、トレイ120のスライドが容易にな
り、これにより、トレイ120の通常収納状態からの引
き出し作業及びこの引き出されたトレイ120の通常収
納状態への復帰作業を容易にすることができる。
【0090】またここで、引き出した状態におけるトレ
イ120の第1係合突起122にストッパ108を乗り
越えさせて第1係合突起122を案内溝104から着脱
孔106を介して離脱させることにより、トレイ120
の第3係合突起132を固定ホルダ116の第2係止孔
118に係合可能とされると共に、トレイ120の第2
係合突起130をレール102の固定孔114に係合可
能とされる。このため、引き出した状態におけるトレイ
120の車両前方側を持ち上げると共にトレイ120を
車両後方側へ引張ってトレイ120をレール102の案
内溝104から取り外し、その後にトレイ120の車両
前方側を下方へ回転させてトレイ120を下方へ押圧
し、トレイ120の第3係合突起132を固定ホルダ1
16の第2係止孔118下部に係合させて保持させると
共に、トレイ120の第2係合突起130をレール10
2の固定孔114下部に係合させて保持させることによ
り、トレイ120の車両前方側端部をトランクルーム1
00の床面に当接させた状態でトレイ120を略垂直に
固定することができる(図10参照)。
【0091】したがって、トレイ120がトランクルー
ム100の仕切り板として機能し、トレイ120によっ
てトランクルーム100内を仕切ることができる。これ
により、トランクルーム100に入れて運ばれる積載物
が小物より大きなサイズの積載物であっても、この積載
物が荷室内で滑ったり転倒したりすることを防止でき、
このため、この積載物やトランクルーム100内壁に損
傷を与えることを防止することができる。
【0092】また、この状態では、トレイ120の第3
係合突起132が固定ホルダ116の第2係止孔118
下部に保持されると共に、トレイ120の第2係合突起
130がレール102の固定孔114下部に保持されて
いるため、トレイ120のガタ付きが防止されている。
【0093】一方、この略垂直に固定されたトレイ12
0を通常収納状態に復帰させる際には、トレイ120の
第3係合突起132を固定ホルダ116の第2係止孔1
18から抜き出すと共に、トレイ120の第2係合突起
130をレール102の固定孔114から抜き出し、ト
レイ120の第1係合突起122を案内溝104に着脱
孔106を介して下から上に向って挿入してストッパ1
08を乗り越えさせ、その後に上述の引き出されたトレ
イ120を通常収納状態に復帰させる動作を行う。
【0094】このように、レール102に固定孔114
が設けられると共に及び固定ホルダ116に第2係止孔
118が設けられ、単にこの固定孔114及び第2係止
孔118に対しトレイ120の第2係合突起130及び
第3係合突起132をそれぞれ係合して保持するか抜き
出せばよいため、トレイ120を略垂直に固定する作業
及びこの略垂直に固定されたトレイ120の通常収納状
態への復帰作業を容易にすることができる。
【0095】また、レール102の案内溝104からト
レイ120を取り外すことができるため、トランクルー
ム100内に小物を積載せずトレイ120が不要な場合
には、トレイ120をレール102から取り外すことに
より、トランクルーム100の空間を広くしてトランク
ルーム100内により多くまたはより大きな積載物を積
載することができる。
【0096】なお、本実施の形態では、トレイ120を
略垂直に固定する際に、トレイ120の第3係合突起1
32を固定ホルダ116の第2係止孔118下部に係合
させて保持させると共に、トレイ120の第2係合突起
130をレール102の固定孔114下部に係合させて
保持させる構成としたが、これに限らず、トレイ120
の第2係合突起130を固定ホルダ116の第2係止孔
118下部に係合させて保持させると共に、トレイ12
0の第3係合突起132をレール102の固定孔114
下部に係合させて保持させる構成としてもよい。
【0097】また、本実施の形態では、案内溝104を
レール102の上壁に設けた構成としたが、これに限ら
ず、案内溝104をレール102の側壁に設けた構成と
してもよく、これにより、トレイ120の第1係合突起
122を第3係合突起132に併用させて第1係合突起
122を省略した構成とすることができる。
【0098】さらに、本実施の形態では、レール102
に第1係止孔として固定孔114及び屈曲孔110を形
成した構成としたが、これに限らず、レール102の固
定孔114及び屈曲孔110の何れか一方を他方に併用
させて固定孔114及び屈曲孔110の何れか一方を省
略した構成とすることができる。
【0099】またさらに、本実施の形態では、レール1
02をアッパーバックパネル(図示省略)に固定した構
成としたが、これに限らず、レール102をトランクル
ーム100内の他の部位に固定した構成としてもよい。
【0100】
【発明の効果】請求項1に記載の車両用荷室構造によれ
ば、通常収納状態のトレイを引き出すことができ、これ
により、トレイ上面の上方に荷室上壁がなくなり、トレ
イへの小物の出し入れを容易にできる。
【0101】また、トレイが荷室仕切り板として機能
し、トレイによって荷室内を仕切ることができる。これ
により、荷室に入れて運ばれる積載物が小物より大きな
サイズの積載物であっても、この積載物が荷室内で滑っ
たり転倒したりすることを防止でき、このため、この積
載物や荷室内壁に損傷を与えることを防止することがで
きる。
【0102】請求項2に記載の車両用荷室構造によれ
ば、保持部材に案内溝が設けられ、この案内溝がトレイ
のスライドを案内するため、トレイのスライドが容易に
なり、これにより、トレイの通常収納状態からの引き出
し作業及びこの引き出されたトレイの通常収納状態への
復帰作業を容易にすることができる。
【0103】また、保持部材に案内溝が設けられ、この
案内溝によってトレイを揺動させるため、トレイの揺動
が容易になり、これにより、トレイを略垂直に固定する
作業及びこの略垂直に固定されたトレイの通常収納状態
への復帰作業を容易にすることができる。
【0104】請求項3に記載の車両用荷室構造によれ
ば、保持部材に案内溝が設けられ、この案内溝がトレイ
のスライドを案内するため、トレイのスライドが容易に
なり、これにより、トレイの通常収納状態からの引き出
し作業及びこの引き出されたトレイの通常収納状態への
復帰作業を容易にすることができる。
【0105】また、保持部材に第1係止孔が設けられる
と共に及びホルダに第2係止孔が設けられ、単にこの第
1係止孔及び第2係止孔に対しトレイの一対の係合突起
をそれぞれ係合して保持するか抜き出せばよいため、ト
レイを略垂直に固定する作業及びこの略垂直に固定され
たトレイの通常収納状態への復帰作業を容易にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車両用荷室構
造が適用されて構成された車両のトランクルームの主要
部を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る車両用荷室構
造が適用されて構成された車両のトランクルームのトレ
イが引き出された状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る車両用荷室構
造が適用されて構成された車両のトランクルームのトレ
イの車両後方側が傾斜された状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る車両用荷室構
造が適用されて構成された車両のトランクルームのトレ
イが略垂直に固定された状態を示す斜視図である。
【図5】(A)は本発明の第1の実施の形態に係る車両
用荷室構造が適用されて構成された車両のトランクルー
ムのトレイの通常収納状態を示す側面図であり、(B)
はこのトレイの引き出された状態を示す側面図である。
また、(C)及び(D)はこのトレイを略垂直に固定す
る際を示す側面図であり、(E)はこのトレイが略垂直
に固定された状態を示す側面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の第1変形例に係る
車両用荷室構造が適用されて構成された車両のトランク
ルームの主要部を示す斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の第2変形例に係る
車両用荷室構造が適用されて構成された車両のトランク
ルームの主要部を示す斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る車両用荷室構
造が適用されて構成された車両のトランクルームの主要
部を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る車両用荷室構
造が適用されて構成された車両のトランクルームのトレ
イが引き出された状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る車両用荷室
構造が適用されて構成された車両のトランクルームのト
レイが略垂直に固定された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 トランクルーム(車両用荷室構造) 18 ボックス(保持部材) 24 第1案内溝(スライド手段、案内溝) 36 第1係止孔(スライド手段) 38 第2係止孔(垂直固定手段) 40 トレイ 42 第1係合突起(スライド手段、係合突起) 44 第2係合突起(スライド手段、係合突起) 50 トランクルーム(車両用荷室構造) 52 ボックス(保持部材) 58 第1案内溝(スライド手段、案内溝) 64 第2係止孔(垂直固定手段) 66 第3案内溝(スライド手段、案内溝) 68 第1係止孔(スライド手段) 80 トランクルーム(車両用荷室構造) 82 ボックス(保持部材) 100 トランクルーム(車両用荷室構造) 102 レール(保持部材) 104 案内溝(スライド手段、案内溝) 110 屈曲孔(スライド手段、第1係止孔) 114 固定孔(スライド手段、第1係止孔) 116 固定ホルダ(垂直固定手段、ホルダ) 118 第2係止孔 120 トレイ 122 第1係合突起(スライド手段、係合突
起) 130 第2係合突起(スライド手段、係合突
起) 132 第3係合突起(スライド手段、係合突
起)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の荷室内に前記荷室の床面から上方
    へ所定間隔をおいて略水平に配置され保持部材によって
    保持されたトレイを備えた車両用荷室構造において、 前記トレイを車両前後方向へスライド可能とするスライ
    ド手段と、 前記トレイを略垂直に固定可能とする垂直固定手段と、 を設けたことを特徴とする車両用荷室構造。
  2. 【請求項2】 前記スライド手段は、 前記トレイの車両幅方向両端部の前後にそれぞれ設けら
    れた一対の係合突起と、 前記保持部材に設けられ、前記係合突起を車両前後方向
    へ案内すると共に、前記トレイの前後方向何れか一側が
    下方へ向くように揺動可能とする案内溝と、 前記保持部材に設けられ、前記トレイが前記案内溝に沿
    って車両前方側へ案内された際に後方側の係合突起に係
    合して保持する第1係止孔と、を備え、 前記垂直固定手段は、 前記保持部材に設けられ、前記トレイが揺動した状態で
    何れか一方の係合突起に係合して保持する第2係止孔
    と、を備えた、 ことを特徴とする請求項1記載の車両用荷室構造。
  3. 【請求項3】 前記スライド手段は、 前記トレイの車両幅方向両端部の前後にそれぞれ設けら
    れた少なくとも一対の係合突起と、 前記保持部材に設けられ、前記係合突起を車両前後方向
    へ案内すると共に、前記係合突起を取り外し可能とされ
    た案内溝と、 前記保持部材に設けられ、前記トレイが前記案内溝に沿
    って車両前方側へ案内された際に後方側の係合突起に係
    合して保持すると共に、前記案内溝から前記係合突起が
    取り外された状態で何れか一方の係合突起に係合して保
    持する第1係止孔と、を備え、 前記垂直固定手段は、 前記案内溝から前記係合突起が取り外された状態で何れ
    か他方の係合突起に係合して保持する第2係止孔が形成
    され、前記保持部材の下方に固定されたホルダ、を備え
    た、 ことを特徴とする請求項1記載の車両用荷室構造。
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