JP3839328B2 - 車両用トノカバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用トノカバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ハッチバック型の自動車等において、リヤシートの後方に形成されている荷室は、該荷室の前側に設置されたケースから後側へ向けて引き出し自在なトノカバーが設けられている例がある。この場合、ケースの内部には、巻取方向に回転付勢された巻取軸があり、その巻取軸に巻取収納したトノカバーをケースの後面に形成された引出開口から後方へ引き出せるようになっている。引き出されたトノカバーには、ラゲッジルームを覆い隠す機能や、上部に小物を載せたりする機能がある(類似技術として、特開2000−289529号公報参照)。
【0003】
このトノカバーにて覆われる荷室は四角形状であるとは限らず、荷室の後壁を構成するバックドアが後側へ湾曲しているような場合には、荷室の後部も後側に湾曲した形状になる。すなわち、荷室には、トノカバーで覆える四角形なメイン室の後方に、トノカバーで覆えない円弧状のサブ室が形成されることになる。そのため、そのサブ室を覆うため、トノカバーの後端にサブ室に応じた形状のボード部が結合される。
【0004】
このボード部は、トノカバーの引出時には、両端部に形成された張出部を荷室側壁の凹部に係合させて水平に保持される。また、トノカバーの巻取時も、ケースから垂れ下がった状態だと、走行時に振動して異音を発するため、トノカバーの後端を、肉厚の係止具を介してボード部の前端部に結合し、この係止具を引出開口内に押し込んで係合させることにより、ボード部を水平保持している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ボード部の前端部にケースの引出開口内に押し込んで係合させる肉厚の係止具を形成する必要があり、この係止具が、ケースの引出開口内へ係合させた場合も、ケースから引き出した場合も、露出状態にあって目立つため、見映えの点で不利であった。
【0006】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、見映えを向上させた車両用トノカバー装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、前後方向で略同一の幅を有するメイン室と、該メイン室の後端から幅を減少させつつ後方へ突出したサブ室とから形成される荷室に用いられ、該荷室の前方に巻取方向へ回転付勢された巻取軸が内蔵されたケースを車幅方向に沿って配し、ケース内の巻取軸にメイン室を覆うトノカバーを巻取収納可能で且つケースに形成された後方に向けて開口する引出開口からトノカバーを後方へ引出可能で、該トノカバーの後端にサブ室を覆うボード部が結合されている車両用トノカバー装置であって、前記ボード部の下面に、引出開口内に挿入可能な差込部を有するフックが取付けられ、該差込部の下面に引出開口の下縁と係合する溝部を形成すると共に、該フックに下向きにストッパを形成し、該ストッパをケースの後面に当接させてボード部を水平に保持するようにし、前記ボード部が、フックを取付ける前側ボードと、該前側ボードに対してヒンジを介して上側へ折り畳み自在に連結された後側ボードとから構成され、前記ボード部の前側ボードと後側ボードの間に、上側に折り畳んだ後側ボードを前側ボードに係止する係止手段を設け、前記後側ボードの後端が、折り畳んだ状態では、前記ケースの上面上で、前記引出開口の下縁よりも車両前後方向前側に位置するようにしたことを特徴とする
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、フックの溝部の引出開口の下縁に対する係合と、ストッパのケースの後面に対する当接の2点支持より、フックに取付けられたボード部を水平に保持することができる。そして、このフックは、ボード部の下面に取付けられているため、フックをケースの引出開口に係合させてボード部を水平保持している場合も、トノカバーを引き出した場合も、フックがトノカバー及びボード部により隠されて見えず、見映えが良い。
また、折り畳んだボード部を持ち上げて、フックをケースから外す場合に、折り畳まれたボード部全体が、上側に折り畳まれてケースの上面に位置する後側ボードの後端を支点にした円弧軌跡で持ち上がるため、フックの上昇軌跡が常に一定になり、溝部と引出開口の下縁との係合が外れ易くなる。
さらに、上側に折り畳まれた後側ボードを、係止手段により前側ボードに係止することができるため、後側ボードのバタつきが防止されると共に、折り畳まれたボード部が一体となって、後側ボードの後端を支点にしたボード部の上昇軌跡が一定になり、誰が行っても溝部と下縁との係合解除を確実に行える。
【0009】
請求項2に記載の発明は、トノカバーよりも車幅方向両側に張り出したケースの両端部から後方へ突出した受部を形成すると共に、フックの両端部をボード部から車幅方向両側へ突出させ、差込部を引出開口内に挿入させてボード部を水平保持した際に、フックの両端部が受部上に載った状態で支持される。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、ケースの両端部から後方へ突出した受部上に、ボード部から車幅方向両側に突出させたフックの両端部を載せて支持しているため、ボード部の自重が受部にも分散され、引出開口の下縁に集中することを防止できる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、受部の後端に上向きの突起を形成した。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、受部の後端に突起部を形成したため、受部上にフックを載せたり外したりする動作を行う際に、無意識にフックの後端を持ち上げて斜めにする動作を行うようになり、溝部と引出開口の下縁との係脱を確実に行うことができる。すなわち、フックの両端部を受部上に載せる際に、後側を上げた斜め状態で載せることで、フックの下面の溝部を引出開口の下縁に係合させ易くなり、また、受部からフックの両端部を外す場合も、後側を上げた斜め状態にしてから外すことで、溝部と引出開口の下縁との係合が外れ易くなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施例を図1〜図10に基づいて説明する。
【0018】
自動車の後方の荷室Rは、前壁がリヤシート1の背面により形成され、側壁がサイドトリム2により形成され、後壁がバックドア3により形成されている。荷室Rは、前方のメイン室Aと、後方のサブ室Bとから形成されている。メイン室Aは前後方向で略同一幅の四角形をしており、サブ室Bはバックドア3の湾曲形状に応じて円弧縁を有する部分円形状をしている。尚、図1上では明らかでないが、湾曲したバックドア3の側方の下側にも、サイドトリム2が延びている。
【0019】
荷室Rの側壁を形成するサイドトリム2における前端位置と、サブ室Bの前端に相当する位置とには、それぞれ棚状の凹部4、5が形成されている。そして、前側の凹部4には、車幅方向に長いケース6の両端に被せるように挿入されて該ケース6の「両端部」を構成するエンドキャップ7が載せられている。
【0020】
ケース6の内部には、前後に2つの巻取軸8、9がそれぞれ設けられている。これらの巻取軸8、9は、図示せぬスプリングによりそれぞれ巻取方向に回転付勢され、前方及び後方へ引き出すトノカバー10、11が巻取収納されている。各トノカバー10、11は、巻取可能なように可撓性の布或いはフィルムで形成されている。前側のトノカバー10は、前倒ししたリヤシート1の背面に係止されてリヤシート1を隠したり、或いは天井に係止されて荷室Rと車室内を仕切るために使用される。後側のトノカバー11は、後方へ引き出されて、荷室Rのメイン室Aを覆い隠す。
【0021】
ケース6の前後面には、それぞれトノカバー10、11を引き出すための引出開口12、13が形成されている。前側の引出開口12は、トノカバー10の引き出し方向が上下で変化するため、上下寸法が大きい。後側の引出開口13は、トノカバー11の引出方向が水平に限定されるため、上下寸法が小さい。そして、ケース6に被せられるエンドキャップ7にも、それぞれ対応する上下寸法の切欠14、15が形成されている(図5、図参照)。
【0022】
各エンドキャップ7からは、後方へ向けて突出した状態の受部16がそれぞれ一体的に形成されている。この受部16は、上面が若干後側に向けて下がった傾斜状態になっており、その後端には、上向きの突起16aが形成されている。
【0023】
後側に引き出されるトノカバー11の後端には、サブ室Bを覆い隠すボード部17が結合されている。このボード部17は、サブ室Bに相応した部分円形状で、樹脂製の前側ボード17aと後側ボード17bとに分かれており、その間がトノカバー11と同じ材質のヒンジ18により結合されている。従って、このボード部17は、ヒンジ18を中心に後側ボード17bを上側に折り畳んで前側ボード17aの上に重ねることができる。
【0024】
前側ボード17aと後側ボード17bとの上面において、折り畳んだ状態で互いに向かい合う部分には、「係止手段」としての面ファスナー19、20がそれぞれ設けられている。また、後側ボード17bを前側ボード17aの上に折り畳んだ状態で、後側ボード17bの後端21は、ケース6の上面に位置する(図参照)。
【0025】
ボード部17における前側ボード17aの前端下面には、車幅方向に長いフック22が複数の図示せぬネジにより取付けられている。このフック22の両端部22aは、ボード部17よりも車幅方向外側へ突出しており、トノカバー11の後方への引き出し時には、サブ室Bの前端の凹部4に載せて、トノカバー11の引き出し状態を保持し、ケース6内への巻取収納時にはエンドキャップ7に形成された受部16上に載せることができる。
【0026】
フック22の中央側の前側ボード17aにて隠された部分には、前側ボード17aよりも前方へ突出する差込部24が形成されている。この差込部24は、引出開口13よりも厚さが小さく、引出開口13内に容易に挿入することができる。この差込部24の下面には、前端が引出開口13の下縁13aに係合する溝部25が形成されている。
【0027】
また、この溝部25の直後のフック22からは、下向きに突出するストッパ26が形成されている。ストッパ26の前面には、滑り止め用の弾性部材27が貼着されている。このストッパ26は、差込部24の溝部25を下縁13aに係合させた状態で、ボード部17の自重によるモーメントでケース6の後面に当接し、フック22及び前側ボード17aを水平に保持する。
【0028】
そして、ボード部17における前側ボード17aの後端下面中央には、前側ボード17aよりも後方へ突出するプルハンドル28が取付けられている。このプルハンドル28は、剛性のある樹脂製中空構造で、全体が角形リング状をしており、前端がネジ29により前側ボード17aの下面に取付けられ、後端のグリップ部28aが前側ボード17aより後方へ突出している。このプルハンドル28は、前側ボード17aの下面に取付けられているため、ネジ29により取付けられるプルハンドル28の前側が、前側ボード17aにより隠されて見えなくなり、見映えが良い。
【0029】
また、このプルハンドル28の後端のグリップ部28aは、荷室Rの後方から手を伸ばしてつかみ易くするため、所定角度θ(図参照)だけ下側に傾斜している。すなわち、荷室Rの後方から手を伸ばす作業者にとって、プルハンドル28を取付ける前側ボード17aの位置は比較的高いため、グリップ部28aの位置を下げることにより、グリップ部28aをつかんで、ボード部17及びトノカバー11の引き出し操作を容易にしている。
【0030】
このプルハンドル28は、ボード部17及びトノカバー11の引き出し操作のためだけでなく、後側ボード17bの垂れ下がりを防止して、後側ボード17bによりサブ室Bの後方を覆った状態を維持する働きもする。すなわち、ボード部17の後側ボード17bを折り畳み状態から展開状態に戻した際に、このプルハンドル28の上に載せ、後側ボード17bによりサブ室Bの後側を覆った状態を維持する。
【0031】
しかも、後側ボード17bのグリップ部28aに対応する位置には、グリップ部28aの前後を挟むように係合するコ字形のホルダ30がネジ31により取付けられている。従って、後側ボード17bを展開させた際に、このホルダ30をグリップ部28aに係合させることにより、後側ボード17bの上方へのバタつきを防止することができる。
【0032】
更に、ホルダ30の一方には、内向きの爪32(図参照)が形成され、この爪32がグリップ部28aの対応部に形成された段部33に係合することにより、両者の係合状態を確実にしている。このホルダ30は、後側ボード17bが上側に折り畳まれた状態では、後側ボード17bの上面で露出した状態になるため、見映えを考慮して、ホルダ30の底面に薄肉部34(図10参照)を中心に開閉自在なカバー35を設け、このカバー35で隠れる部位にネジ31を取付けている。従って、ネジ31を取付けた後はカバー35がホルダ30の底面と同一面となるように嵌め込まれ、ネジ31が外部から見えないようにされている。
【0033】
次に、この実施形態の作用を説明する。トノカバー11をケース6内に巻き取り収納した状態では、フック22に形成された差込部24が、ケース6の引出開口13内に挿入されて、その下面に形成された溝部25を引出開口13の下縁13aに係合させると共に、ストッパ26をケース6の後面に当接させているため、この溝部25とストッパ26との2点支持により、ボード部17の前側ボード17aが水平に保持される。
【0034】
また、ボード部17の後側ボード17bは上側に折り畳まれているため、二つ折りした状態のボード部17が、ケース6の後方で水平に保持されている。このように、ボード部17をケース6から垂れ下げた状態にするのではなく、ケース6の後方にしっかりと係合させた状態で水平に保持するため、車両走行中であっても、ボード部17が動いて異音を発生させるようなことはない。
【0035】
また、上側に折り畳まれた後側ボード17bと、前側ボード17aとは、それぞれに設けられた一対の面ファスナー19、20同士を結合させることにより、互いに係止された状態になっているため、後側ボード17bが前側ボード17aの上でバタついたりすることはない。
【0036】
更に、トノカバー11を巻取収納した状態では、ボード部17から車幅方向両側に突出したフック22の両端部22aが、ケース6のエンドキャップ7に形成された受部16上に載っているため、ボード部17の自重が受部16にも分散され、溝部25と係合した引出開口13の下縁13aだけに集中することがなく、経年変化による引出開口13の変形を防止することができる。
【0037】
このようにトノカバー11を収納した状態で、差込部24及びストッパ26を含むフック22は、受部16に載せた両端部22aを除き、ボード部17の下に隠れて見えず、見映えが良い。
【0038】
そして、ボード部17及びトノカバー11を引き出して荷室Rを覆う場合には、操作者は荷室Rの後方から手を伸ばして、二つ折りされたボード部17から後方へ突出しているプルハンドル28のグリップ部28aをつかむことになる。この際、グリップ部28aが下側へ傾斜しているため、つかみ易い。
【0039】
次に、フック22の両端部22aを受部16から外す操作になるが、受部16の後端には突起16aが形成されているため、そのまま後方へ引くことはできず、一旦フック22の両端部22aの後端を持ち上げて斜め方向に引くことになる。
【0041】
しかも、この実施形態では、二つ折りしたボード部17を一対の面ファスナー19、20で一体化し、その後側ボード17bの後端21をケース6の上面に位置させているため、プルハンドル28を手で持ってボード部17を斜めにする際に、ボード部17及びフック22の両端部22aは、後側ボード17bの後端21を支点にした一定の上昇軌跡を描くことになり、前述の係合解除機能が確実に得られるようになる。
【0042】
ケース6との係合が解除されたボード部17は、そのままプルハンドル28を持って後方へ引き出され、ボード部17から車幅方向両側へ突出しているフック22の両端部22aを、サイドトリム2の後方に形成された凹部5内に入れて保持する。これにより、トノカバー11は巻取方向への付勢力により所定のテンションが付与された状態で、荷室Rのメイン室Aを覆うことができる。また、ボード部17の前側ボード17aは、バックドア3の下方のサイドトリム2に形成された凸部36(図1参照)の上に載った状態で水平状態が維持される。尚、この凸部36は荷室Rの最後部でないため、荷物の出し入れの邪魔にならない。
【0043】
トノカバー11を張設した後に、一対の面ファスナー19、20同士の結合力より強い力で、後側ボード17bを引き起こしてサブ室B全体を覆う展開状態にする。後側へ引き起こされた後側ボード17bは、プルハンドル28のグリップ部28aの上に載った状態で、グリップ部28aと同様の角度で支持されると共に、後側ボード17bの上面に取付けられたホルダ30がグリップ部28aに係合するため、車両走行時の振動が加わっても、後側ボード17bがバタついたりすることはない。更に、後方が若干下がった状態で保持された後側ボード17bは、水平に保持される場合もよりも、後方のバックドア3の窓から車内を見た場合において、荷室Rを隠す機能が高い。
【0044】
このようにして、荷室Rの全体がトノカバー11とボード部17とにより覆い隠される。この状態においても、両端部22a以外のフック22は、トノカバー11やボード部17に覆い隠されて見えず、見映えが良い。また、プルハンドル28も前側ボード17a及び後側ボード17bに隠されて見えず、見映えが良い。
【0045】
そして、トノカバー11を再度ケース6内に巻取収納する場合は、先とは逆の手順で行うが、最後に、フック22の両端部22aを受部16上に載せる場合も、受部16の後端の突起16aとの干渉を回避するために、フック22の両端部22aは後ろを持ち上げた斜め状態にされるため、引出開口13内に挿入される差込部24の溝部25と下縁13aとの係合が行い易い。すなわち、差込部24を引出開口13内へ水平状態のまま挿入するよりも、後側を持ち上げた斜め状態にして挿入し、その後に水平に戻した方が、溝部25が下縁13aに対して係合し易い。
【0046】
尚、以上の説明において、差込部24の下面に形成される溝部25は、結果として溝部形状になれば良く、差込部24の前端に下向きの突起や爪を形成することにより、その後方に結果的に形成される「溝部」であって良い。また、溝部25の幅も、下縁13aを受け入れて、下縁13aの前面と係合できれば良く、下縁13aよりも大きな幅で形成されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るトノカバー及びボード部で覆われた荷室を示す平面図。
【図2】トノカバーの引き出し状態を示す斜視図。
【図3】トノカバーの巻取状態を示す斜視図。
【図4】図3中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図5】図3中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【図6】引出開口と差込部を示す拡大断面図。
【図7】 図2中矢示SC−SC線に沿う断面図。
【図8】 図3中矢示SD−SD線に沿う断面図。
【図9】 ケースの端部を示す拡大斜視図。
【図10】 ホルダを示す斜視図。
【符号の説明】
6 ケース
7 エンドキャップ(両端部)
8、9 巻取軸
10、11 トノカバー
12、13 引出開口
13a 下縁
16 受部
16a 突起
17 ボード部
17a 前側ボード
17b 後側ボード
18 ヒンジ
19、20 面ファスナー(係止手段)
21 後側ボードの後端
22 フック
22a 両端部
24 差込部
25 溝部
26 ストッパ
28 プルハンドル
28a グリップ部
30 ホルダ
R 荷室
A メイン室
B サブ室

Claims (3)

  1. 前後方向で略同一の幅を有するメイン室と、該メイン室の後端から幅を減少させつつ後方へ突出したサブ室とから形成される荷室に用いられ、
    該荷室の前方に巻取方向へ回転付勢された巻取軸が内蔵されたケースを車幅方向に沿って配し、ケース内の巻取軸にメイン室を覆うトノカバーを巻取収納可能で且つケースに形成された後方に向けて開口する引出開口からトノカバーを後方へ引出可能で、該トノカバーの後端にサブ室を覆うボード部が結合されている車両用トノカバー装置であって、
    前記ボード部の下面に、引出開口内に挿入可能な差込部を有するフックが取付けられ、該差込部の下面に引出開口の下縁と係合する溝部を形成すると共に、該フックに下向きにストッパを形成し、該ストッパをケースの後面に当接させてボード部を水平に保持するようにし、
    前記ボード部が、フックを取付ける前側ボードと、該前側ボードに対してヒンジを介して上側へ折り畳み自在に連結された後側ボードとから構成され、
    前記ボード部の前側ボードと後側ボードの間に、上側に折り畳んだ後側ボードを前側ボードに係止する係止手段を設け、
    前記後側ボードの後端が、折り畳んだ状態では、前記ケースの上面上で、前記引出開口の下縁よりも車両前後方向前側に位置するようにしたことを特徴とする車両用トノカバー装置。
  2. 請求項1に記載の車両用トノカバー装置であって、
    前記トノカバーよりも車幅方向両側に張り出したケースの両端部から後方へ突出した受部を形成すると共に、フックの両端部をボード部から車幅方向両側へ突出させ、差込部を引出開口内に挿入させてボード部を水平保持した際に、フックの両端部が受部上に載った状態で支持されることを特徴とする車両用トノカバー装置。
  3. 請求項2に記載の車両用トノカバー装置であって、
    前記受部の後端に、上向きの突起を形成したことを特徴とする車両用トノカバー装置。
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