JP5358044B2 - トノカバー装置の固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、トノカバー装置の固定構造に関するものである。
従来、車両後部に形成された荷室に配設され、前記荷室に積載された荷物などを覆うトノカバー装置が知られている(特許文献1参照)。前記特許文献1に記載のトノカバー装置は、ケース部材と、前記ケース部材に対して巻き取り及び引き出し可能に収容されるカバー部材とを有し、荷室に面する車両の内側面や床部材などには、ケース部材及びカバー部材を係止可能な係止部が設けられている。そして、トノカバー装置は、ケース部材及びカバー部材の係止位置を適宜変更することにより、荷物を隠すために利用されたり、荷室内を仕切るために利用されたりしている。
ところが、前記特許文献1に記載の発明では、カバー部材の引き出し方向への回転を抑制する手段が何ら講じられていないため、走行中の遠心力などによって、荷物の荷重がカバー部材に加わったときに、カバー部材がケース部材から大きく引き出されてしまい、その結果、荷物が移動したり、荷物の荷崩れが生じたりする虞があった。
そこで、このような問題を解決するものとして、特許文献2には、カバー部材の引き出し方向への回転を抑制可能なロック機構を備えた発明が開示されている。前記特許文献2に記載のロック機構は、カバー部材の一端が連結される巻取軸に対して一体的に回転するラチェットホイールと、前記ラチェットホイールに対して係合又は非係合可能でカバー部材の引き出し方向への回転を抑制又は許容するパウルと、前記パウルが前記ラチェットホイールに対して係合する位置に向けて前記パウルを付勢する弾性部材と、前記パウルを前記ラチェットホイールに対して非係合状態に保持するためのクラッチなどを備えて構成されている。そして、クラッチによるパウルの非係合状態を解除し、弾性部材の付勢力によりパウルがラチェットホイールに係合することによって、巻取軸のカバー部材の引き出し方向への回転が抑制されている。
特開2000−38089号公報 特許第3667467号公報
しかし、前記特許文献2に記載のロック機構は、ラチェットホイール、パウル、弾性部材及びクラッチなどで構成されるため、複雑な構造となり、部品点数の増加や製造コストが嵩むという問題点があった。
そこで、本発明では、簡易な構造でカバー部材が引き出されるのを抑制可能なトノカバー装置の固定構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、車体に形成された荷室内に配設され、内空部が形成されたケース部材と、前記ケース部材の内空部に巻き取り及び引き出し自在に収容されるカバー部材とを有するトノカバー装置と、前記荷室の底面よりも上方に位置するように設けられ、前記ケース部材を係止可能な第1のケース係止部と、前記第1係止部よりも下方に位置するように設けられ、前記ケース部材を係止可能な第2のケース係止部と、前記カバー部材の先端部を係止可能なカバー係止部と、を備えたトノカバー装置の固定構造であって、前記ケース部材は、前記内空部に回転可能に設けられ、前記カバー部材のシート部が連結される軸部と、前記ケース部材の内空部と外部とを連通するケース開口部と、を有し、前記カバー係止部は、前記ケース部材が前記第1のケース係止部に係止された状態で、前記軸部と前記ケース開口部と直線状となる位置に設けられ、前記カバー部材のシート部は、前記ケース部材が前記第2のケース係止部に係止され且つ前記先端部が前記カバー係止部に係止された状態で、前記ケース開口部の縁部に当接し、前記荷室の底面は、前記荷室とこの荷室より下方に形成された収納室とを区画する床部材から成り、前記床部材には、前記荷室と前記収納室とを連通する床部材開口部と、前記床部材開口部を開閉可能に覆う蓋部と、が設けられ、前記第2のケース係止部は、前記床部材の上面より上方且つ前記床部材開口部の側方近傍に設けられ、前記蓋部は、前記床部材の面上に位置する回動軸を中心に回動可能であり、前記第2のケース係止部は、前記第2のケース係止部に前記ケース部材が係止された状態で、前記床部材と前記ケース部材との間に前記蓋部を挟持可能な位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ケース部材が第2のケース係止部に係止され且つカバー部材の先端部がカバー係止部に係止された状態で、カバー部材がケース開口部の縁部に当接することによって、カバー部材とケース開口部の縁部との間に摩擦力(摩擦抵抗)が発生するため、例えば、走行中に荷物の荷重がカバー部材に加わったときなどに、カバー部材がケース部材から引き出されることを抑制することができる。したがって、カバー部材が引き出されるのを抑制するために複雑なロック機構を採用した従来構造に比べ、簡易な構造にすることが可能となり、部品点数の削減及び製造コストの低減を図ることができる。
また、ケース部材が第1のケース係止部に係止され且つカバー部材の先端部がカバー係止部に係止された状態で、ケース部材の軸部及びケース開口部と直線状となる位置に、カバー係止部が設けられることによって、第1のケース係止部に係止されたケース部材からカバー係止部に向かってカバー部材を引き出すときには、カバー部材がケース開口部の縁部に当接しないため、カバー部材とケース開口部の縁部との間に摩擦力が発生せず、比較的軽い力でカバー部材を引き出すことが可能になる。
さらに、荷室を仕切るときには、カバー係止部を利用できるため、荷室の構造の簡略化が可能になる。
本発明では、荷室の底面は、荷室とこの荷室より下方に形成された収納室とを区画する床部材から成り、床部材には、荷室と収納室とを連通する床部材開口部と、床部材開口部を開閉可能に覆う蓋部とが設けられ、第2のケース係止部は、床部材の上面より上方且つ床部材開口部の側方近傍に設けられる。このようにすると、蓋部を閉じて、床部材の上面に荷物を載置する場合には、第2の係止部に係止されたケース部材により、荷物の床部材に沿う移動を抑制し、蓋部を開けて、収納室に荷物を収納する場合には、床部材開口部により、荷物の床部材に沿う移動を抑制することができる。
また、本発明では、蓋部は、床部材の面上に位置する回動軸を中心に回動可能であり、第2のケース係止部は、第2のケース係止部にケース部材が係止された状態で、床部材とケース部材との間に蓋部を挟持可能な位置に設けられる。蓋部を、床部材の面上に位置する回動軸を中心に回動可能である構造にした場合には、車両の挙動に起因する蓋部のばたつきを阻止して、打音などの発生を抑制するために、開いた状態の蓋部を保持する機構が必要となる。しかし、床部材とケース部材との間に蓋部を挟持可能な位置に、第2のケース係止部を設けることにより、蓋部を保持する機構を別途用意する必要がなくなるため、部品点数を削減することができる。
また、ケース開口部の縁部には、上下方向に対して略直交する方向に突出する拡大部が形成されていることが望ましい。このようにすると、カバー部材とケース開口部の縁部との接触面積を増やすことができるため、カバー部材とケース開口部の縁部との間に発生する摩擦力が増加して、カバー部材が引き出されるのを一層抑制することができる。また、拡大部が上下方向には突出していないため、第1のケース係止部に係止されたケース部材からカバー係止部に向かってカバー部材を引き出すときの引き出し性(操作性)には、影響を与えず、スムーズに引き出すことができる。
また、ケース開口部の縁部は、縦断面視略円弧状に形成されていることが望ましい。ケース開口部の縁部が屈曲点を有する断面形状である場合には、カバー部材が当該屈曲点に局部的に当接し、カバー部材のうち当該屈曲点との当接部位に摩擦力が集中するため、カバー部材が当接部位を中心に損傷する虞がある。しかし、ケース開口部の縁部を縦断面視円弧状に形成すると、屈曲点がなくなるため、カバー部材がケース開口部の縁部に万遍なく当接し、カバー部材に加わる摩擦力が分散することになる。
また、ケース開口部の縁部には、高摩擦部が形成されていることが望ましい。このようにすると、カバー部材とケース開口部の縁部との間に発生する摩擦力が増加して、カバー部材が引き出されるのを一層抑制することができる。
カバー部材の先端部は、カバー部材のシート部より硬質な部材で形成され、先端部は、カバー係止部に係止された状態で、床部材開口部の上方に位置することが望ましい。このようにすると、収納室に収納された荷物が、上方に向かって飛び出すことを抑制することができる。また、収納室の高さ寸法よりも高い荷物を収納室に収納した場合でも、カバー部材で当該荷物を上方から覆うことが可能になる。
カバー係止部は、車体の側面に凹設された凹部から成り、凹部は、上下に間隔を空けて形成された一対の側壁と、一対の側壁の第1のケース係止部及び第2のケース係止部側の端部同士を繋ぐ底壁とを有し、先端部は、一対の側壁及び底壁に当接することが望ましい。このようにすると、一対の側壁により、先端部の上下方向の移動(がたつき)を抑制することができる。また、カバー部材の先端部には、ケース部材内に収納しようとする引っ張り力(ケース部材側への引っ張り力)が作用しているが、一対の側壁の第1のケース係止部側及び第2のケース係止部側の端部同士を繋ぐ底壁により、先端部の引っ張り力方向への移動を阻止し、ひいては、先端部がカバー係止部から脱落するのを阻止することができる。
荷室は、車体内の後方側に形成され、車体の後端には、荷室と車体の外部とを連通する荷室用開口部と、荷室用開口部を開閉可能に覆う開閉部材とが設けられ、開閉部材は、窓部を有し、カバー係止部は、荷室用開口部の下縁より上方且つ窓部の下縁より下方に設けられていることが望ましい。このようにすると、開閉部材を閉じて荷室用開口部を閉塞した状態では、開閉部材の窓部を介して、車両の外部からカバー部材に覆われた荷物を視認することができなくなる。また、開閉部材を開けて荷室用開口部を開放した状態では、カバー部材を外さなくても、カバー部材の先端部と荷室用開口部の下縁との間の隙間(空間)からカバー部材に覆われた荷物を視認することができるとともに、当該隙間から収納室内に荷物を入れることができる。
収納室は、車幅方向中央に形成され、荷室用開口部の下縁の車幅方向中央に位置する中央部は、下縁の車幅方向両側に位置する両端部より下方に位置することが望ましい。このようにすると、カバーの先端部と荷室用開口部の下縁との距離が、車幅方向中央で最も長くなるため、開閉部材を開けた際に、車幅方向中央に位置する収納室に収納された荷物を視認しやすくなる。
本発明によれば、簡易な構造でカバー部材が引き出されるのを抑制可能である。
本発明の実施形態に係るトノカバー固定構造を備えた車両の構成を示す縦断面図である。 トノカバー装置の部分拡大図である。 ケース部材と第2のケース係止部の構成を示す部分拡大斜視図である。 (a)は、カバー部材とカバー係止部の構成を示す部分拡大斜視図であり、(b)は、カバー部材がカバー係止部に係止された状態を示す縦断面図である。 蓋部を開けて、収納室の高さ寸法よりも高い荷物を積載した状態を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係るトノカバー固定構造を備えた車両を後方から見た図である。 本発明の実施形態に係るトノカバー固定構造を備えた車両を斜め後方から見た斜視図である。 (a)は、変形例に係るケース開口部の縁部の構成を示す縦断面図であり、(b)は、他の変形例に係るケース開口部の縁部の構成を示す縦断面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、本実施形態では、前後上下左右は、車両Vを基準とし、また、車幅方向と左右方向とは同義である。
図1は、本発明の実施形態に係るトノカバー固定構造を備えた車両の構成を示す縦断面図である。
図1に示すように、トノカバー装置1は、車両Vの車体後部に形成された荷室2内に配設され、荷室2に積載された荷物Lを覆い隠して、車両Vの外部から視認できないようにする役割を果たす。また、車両Vの車体後部には、荷室2よりも下方に位置する収納室3が形成され、荷室2と収納室3とを区画する床部材4が配置されている。さらに、車両Vの車体後端には、荷室用開口部5が形成され、当該荷室用開口部5を開閉可能に覆うテールゲート6が設けられている。
トノカバー装置1は、図1に示すように、ケース部材11と、当該ケース部材11に巻き取り及び引き出し自在に収容されるカバー部材12と、を有する。
図2は、トノカバー装置の部分拡大図である。
ケース部材11は、図1及び図2に示すように、四角筒状の略長方体に形成され、車幅方向に延在する。ケース部材11の内空部中心には、車幅方向に延在し且つ車幅方向両側の側面11d間(図2では一方の側面のみ図示)に回動可能に支持された軸部11aが設けられている。軸部11aは、図示しない巻き取り装置によって、カバー部材12を巻き取る方向に回転するように付勢されている。また、ケース部材11の後面には、後方に向けて開口し、ケース部材11の内空部と外部とを連通するケース開口部11bが形成されている。ケース開口部11bは、細長い矩形状に形成され、カバー部材12のシート部12aが内空部に出入り可能な幅寸法に形成されている。
ケース開口部11bの縁部には、図2に示すように、上下方向に対して直交する方向(前後方向)に突出する拡大部11cが設けられている。換言すると、拡大部11cは、車幅方向の全長に亘って、他の部分よりも前後方向に肉厚となるように形成されている。拡大部11cの外面(カバー部材12との当接面)は、縦断面視略円弧状に形成されている。
カバー部材12は、図1に示すように、比較的軟質な部材から成り柔軟性を有するシート部12aと、当該シート部12aよりも硬質な部材から成る先端部12bと、を有する。
シート部12aは、略矩形状に形成され、一端がケース部材11の軸部11aに連結され、他端が先端部12bに連結されている。シート部12aは、ケース部材11の軸部11aを巻き取り方向(時計方向)に回転させると、ケース開口部11bを介して、ケース部材11の内空部に収容され、ケース部材11の軸部11aを引き出し方向(反時計方向)に回転させると、ケース開口部11bを介して、ケース部材11の外部に引き出されるように構成されている。また、シート部12aは、図1及び図2に示すように、ケース部材11が第2のケース係止部22に係止され且つ先端部12bがカバー係止部23に係止された状態で、ケース開口部11bの拡大部11cの外面に当接している。
先端部12bは、図4(a)に示すように、アルミニウムで形成された薄板状の板部121と、当該板部121の外縁に取り付けられた補強部122と、板部121の外縁で且つ板部121の根元部分(板部121とシート部12aとの境界部分近傍)に取り付けられた取付部123と、から構成されている。
当該取付部123は、後記するカバー係止部23に係止される部位であり、板部121に取り付けられた本体部123aと、当該本体部123aの車外側端部から外側に向かって突出形成された突出部123bと、から構成されている。
次に、車両Vの後部の構造について詳細に説明する。
なお、図3は、ケース部材と第2のケース係止部の構成を示す部分拡大斜視図であり、図4(a)は、カバー部材とカバー係止部の構成を示す部分拡大斜視図であり、(b)は、カバー部材がカバー係止部に係止された状態を示す縦断面図である。
荷室2は、図1に示すように、荷物Lを積載(収容)するための空間である。車両Vの荷室2に面した車幅方向両側の内側面V1(図1では一方の内側面のみを図示)には、床部材4の上面41aよりも上方に位置するように設けられ且つケース部材11を係止可能な第1のケース係止部21と、当該第1のケース係止部21よりも下方に位置するように設けられ且つケース部材11を係止可能な第2のケース係止部22と、カバー部材12の先端部12bを係止可能なカバー係止部23と、が形成されている。なお、本実施形態では、ケース部材11が、第1のケース係止部21又は第2のケース係止部22に選択的に係止可能となっている。
第1のケース係止部21は、図1に示すように、荷室2内の前方寄り(後部座席Sのヘッドレスト近傍)に形成されている。なお、第1のケース係止部21の構成は、後記する第2のケース係止部22と同様の構成のため、詳細な説明は後記する第2のケース係止部22の説明で行う。
本実施形態の第2のケース係止部22は、図1及び図3に示すように、前後方向に間隔を空けて、二つ形成されている。これにより、床部材4に沿って車両Vの前後方向に、ケース部材11の取り付け位置を変更可能となっている。
後方側に位置する第2のケース係止部22は、図1に示すように、床部材4の上面41aより上方且つ後記する床部材開口部42の側方(前方)近傍に形成されている。第2のケース係止部22は、図3に示すように、車両Vの車幅方向両側の内側面V1に凹設された凹部であり(図3では左側の内側面のみを図示)、ケース部材11の車幅方向外側の端部を係止可能な形状に形成されている。つまり、ケース部材11は、その車幅方向両端部が第2のケース係止部22に差し込まれて係止されることで、車両Vの内側面V1間に架け渡されるように固定されている。
カバー係止部23は、図1に示すように、第1のケース係止部21及び第2のケース係止部22よりも荷室2内の後方寄り(荷室用開口部5近傍)に形成されている。カバー係止部23は、ケース部材11が第1のケース係止部21に係止された状態で、ケース部材11の軸部11aとケース開口部11bと一直線状になる位置に設けられている。換言すると、ケース部材11が第1のケース係止部21に係止され且つカバー部材12の先端部12bがカバー係止部23に係止された状態において、カバー部材12のシート部12aと先端部12bとが同一の高さ位置(水平状、一直線状)となり、カバー部材12のシート部12aがケース開口部11bの縁部に対して非当接状態となっている。
カバー係止部23は、図4(a)に示すように、車両Vの内側面V1に凹設された凹部であり(図4(a)では左側の内側面のみを図示)、カバー部材12の取付部123を係止可能な形状に形成されている。カバー係止部23は、上下に離間し且つ対向するように配置された一対の側壁23a,23aと、一対の側壁23a,23aの前方側の(第1のケース係止部21及び第2のケース係止部22寄りの)端部同士を繋ぐ底壁23bと、を有する。
ここで、カバー部材12がカバー係止部23に係止された状態について、図4(a)及び(b)を参照して説明する。
図4(a)に示すように、カバー部材12は、その取付部123がカバー係止部23に引っ掛けられることで車両Vの内側面V1に対して固定される。また、図4(b)に示すように、取付部123がカバー係止部23に引っ掛けられた状態で、取付部123の突出部123bは、カバー係止部23の一対の側壁23a,23aに当接し、一対の側壁23a,23a間に挟持されている。さらに、取付部123の突出部123bは、図示しない巻き取り装置の付勢力により、底壁23b側に引っ張られて、底壁23bに当接固定されている。
図5は、蓋部を開けて、収納室の高さ寸法よりも高い荷物を積載した状態を示す縦断面図である。
収納室3は、図1に示すように、車両Vの後部下側に所定の深さで形成された空間であり、車幅方向中央に位置する。収納室3は、内部に荷物などが収納されるとともに、図5に示すような比較的高さ寸法の高い荷物Laを車両Vに積載する際に利用される。
荷室2の底面たる床部材4は、図1に示すように、平面視矩形状を呈する薄板状の部材であり、基部41と、荷室2と収納室3とを連通する床部材開口部42と、当該床部材開口部42を開閉可能に覆う蓋部43と、を有する。
床部材開口部42は、図5に示すように、基部41に貫通形成され、収納室3の上方に位置する。また、床部材開口部42の上方には、カバー部材12の先端部12bが位置している。
蓋部43は、床部材4の面上に位置する回動軸を中心に回動可能である。すなわち、蓋部43は、図示しないヒンジを介して、床部材開口部42の前側の開口縁部に回動可能に取り付けられている。蓋部43は、床部材開口部42を開放した状態で、基部41の上面41aに当接するように重ねられ、ケース部材11と基部41との間に狭持される。つまり、本実施形態では、蓋部43の厚さ分だけケース部材11の下面が基部41の上面41aから離間する位置に、第2のケース係止部22が設けられている。なお、本実施形態の蓋部43は、ヒンジを介して、回動可能に取り付けられているが、これに限定されるものではなく、蓋部43がヒンジ以外の方法で回動可能に取り付けられているものも含む。
図6は、本発明の実施形態に係るトノカバー固定構造を備えた車両を後方から見た図である。なお、図6では、テールゲートのアウタパネル等を省略して描いている。
荷室用開口部5は、図1及び図6に示すように、荷室2と車両Vの外部とを連通し、荷室2及び収納室3よりも後方に形成される。荷室用開口部5は、図6に示すように、正面視略矩形状に形成されており、車幅方向に対して略平行に延在する上縁51と、当該上縁51に対して下方に離間する下縁52と、当該上縁51と下縁52の両端同士を繋ぎ且つ車幅方向と略直交する一対の側縁53,53と、を有する。
荷室用開口部5の下縁52は、カバー係止部23よりも下方に位置する。下縁52は、車幅方向に対して平行に延在し且つ車幅方向の中央に位置する中央部たる下辺部52aと、当該下辺部52aと側縁53との境界部位に形成される両端部たる傾斜辺部52bと、を含む。傾斜辺部52bは、下辺部52a側から側縁53側に向かうにつれて上方に傾斜する湾曲形状に形成されている。つまり、本実施形態の下縁52は、カバー部材12がカバー係止部23に係止された状態において、下辺部52aからカバー部材12の先端部12bまでの距離が、傾斜辺部52bからカバー部材12の先端部12bまでの距離より大きくなるように形成されている。
図7は、本発明の実施形態に係るトノカバー固定構造を備えた車両を斜め後方から見た状態を示す斜視図である。
開閉部材たるテールゲート6は、図7に示すように、車両Vの後端に対して、上下方向に回転可能に取り付けられており、車両Vの後方に向かって開口する略矩形状の窓開口部61と、当該窓開口部61に取り付けられる窓部62と、を有する。
窓開口部61は、図7に示すように、テールゲート6の上側に形成されており、車幅方向に対して略平行に延在する上縁61aと、当該上縁61aに対して下方に離間する下縁61bと、当該上縁61aと下縁61bの両端同士を繋ぎ且つ車幅方向と略直交する一対の側縁61c,61cと、を有する。
窓開口部61の下縁61bは、テールゲート6を閉じた状態において、カバー係止部23より上方に設けられ、先端部12bの上面が、窓開口部61の下縁61bよりも低い位置になっている。なお、カバー部材12の先端部12bの上面と面一になってもよい。
窓部62は、窓開口部61に対応する正面視略矩形状を呈し、車両Vの外部から荷室2内を視認可能なガラス板などで形成されている。
次に、トノカバー装置1を荷室2内に固定する工程の一例について、図1、図3及び図4を参照して説明する。
まず、トノカバー装置1のケース部材11の両端部を、第1のケース係止部21又は第2のケース係止部22に差し込んで係止する(図3参照)。
続いて、カバー部材12の先端部12bを掴み、カバー部材12をカバー係止部23側に向けて引っ張り、カバー部材12のシート部12aをケース部材11から引き出す(図1参照)。
そして、先端部12bの取付部123を、カバー係止部23に引っ掛けて係止する(図4参照)。
以上の工程を経て、トノカバー装置1が荷室2内に固定される。
次に、トノカバー装置1を第2のケース係止部22に係止して、比較的高さ寸法の高い荷物Laを車両Vに積載する工程の一例について、図1、図3、図4及び図5を参照して説明する。
まず、蓋部43を開けて、床部材4の上面41aに当接するように重ねる(図5参照)。
続いて、トノカバー装置1のケース部材11の両端部を、第2のケース係止部22に差し込んで係止する(図3参照)。
続いて、荷物Laの下端側を収納室3に挿入して、荷物Laを荷室2及び収納室3に積載する(図5参照)。
続いて、カバー部材12の先端部12bを掴み、カバー部材12をカバー係止部23側に向けて引っ張り、カバー部材12のシート部12aをケース部材11から引き出す(図1参照)。
そして、先端部12bの取付部123を、カバー係止部23に引っ掛けて係止する(図4参照)。
以上の工程を経て、トノカバー装置1が荷室2内に固定されるとともに、トノカバー装置1に覆われた状態で荷物Laが車両Vに積載される。
以上説明した本実施形態に係るトノカバー装置の固定構造によれば、ケース部材11が第2のケース係止部22に係止され且つカバー部材12の先端部12bがカバー係止部23に係止された状態で、カバー部材12のシート部12aがケース開口部11bの縁部に当接することによって、カバー部材12とケース開口部11bの縁部との間に摩擦力(摩擦抵抗)が発生するため、例えば、走行中に荷物Lの荷重がカバー部材12に加わったときなどに、カバー部材12がケース部材11から引き出されることを抑制することができる。したがって、カバー部材12が引き出されるのを抑制するために複雑なロック機構を採用した従来構造に比べ、簡易な構造にすることが可能となり、部品点数の削減及び製造コストの低減を図ることができる。
また、ケース部材11が第1のケース係止部21に係止され且つカバー部材12の先端部12bがカバー係止部23に係止された状態で、ケース部材11の軸部11a及びケース開口部11bと直線状となる位置に、カバー係止部23が設けられることによって、第1のケース係止部21に係止されたケース部材11からカバー係止部23に向かってカバー部材12を引き出すときには、カバー部材12がケース開口部11bの縁部に当接しないため、カバー部材12とケース開口部11bの縁部との間に摩擦力が発生せず、比較的軽い力でカバー部材12を引き出すことが可能になる。
また、荷室2を仕切るときには、カバー係止部23を利用できるため、荷室2の構造の簡略化が可能になる。
また、ケース開口部11bの縁部には、上下方向に対して略直交する方向に突出する拡大部11cが形成されていることによって、カバー部材12のシート部12aとケース開口部11bの縁部との接触面積を増やすことができるため、カバー部材12とケース開口部11bの縁部との間に発生する摩擦力が増加して、カバー部材12が引き出されるのを一層抑制することができる。
また、拡大部11cが上下方向には突出していないため、第1のケース係止部21に係止されたケース部材11からカバー係止部23に向かってカバー部材12を引き出すときの引き出し性(操作性)には、影響を与えず、スムーズに引き出すことができる。
ケース開口部11bの縁部が屈曲点を有する断面形状である場合には、カバー部材12が当該屈曲点に局部的に当接し、カバー部材12のうち当該屈曲点との当接部位に摩擦力が集中するため、カバー部材12が当接部位を中心に損傷する虞があるが、本実施形態では、ケース開口部11bの拡大部11cの外面が、縦断面視略円弧状に形成されていることによって、屈曲点がなくなるため、カバー部材12のシート部12aがケース開口部11bの縁部に万遍なく当接し、カバー部材12に加わる摩擦力が分散することになる。
また、第2のケース係止部22が、床部材4の上面41aより上方且つ床部材開口部42の側方近傍に設けられていることによって、蓋部43を閉じて、床部材4の上面41aに荷物Lを載置する場合には、第2のケース係止部22に係止されたケース部材11により、荷物Lの床部材4に沿う移動を抑制し、蓋部43を開けて、収納室3に荷物Lを積載する場合には、床部材開口部42により、荷物Lの床部材4に沿う移動を抑制することができる。
また、カバー部材12の先端部12bは、カバー部材12のシート部12aより硬質な部材で形成され、カバー係止部23に係止された状態で、床部材開口部42の上方に位置することによって、収納室3に収納された荷物Laが、上方に向かって飛び出すことを抑制することができる。また、収納室3の高さ寸法よりも高い荷物Laを収納室3に積載した場合でも、カバー部材12で当該荷物Laを上方から覆うことが可能になる。
また、カバー係止部23が、上下に間隔を空けて形成された一対の側壁23a,23aと、一対の側壁23a,23aの前方側の端部同士を繋ぐ底壁23bとを有する凹部であり、カバー部材12の先端部12bがカバー係止部23に係止された状態で、先端部12bの取付部123が一対の側壁23a,23a及び底壁23bに当接することによって、一対の側壁23a,23aで、先端部12bの上下方向の移動(がたつき)を抑制することができる。また、先端部12bには、ケース部材11の内空部に収納しようとする引っ張り力(ケース部材11側への引っ張り力)が作用しているが、一対の側壁23a,23aの前方側の端部同士を繋ぐ底壁23bで、先端部12bの引っ張り力方向への移動を阻止し、ひいては、先端部12bがカバー係止部23から脱落するのを阻止することができる。
床部材4の面上に位置する回動軸を中心に蓋部43を回動可能である構造にした場合には、車両Vの挙動に起因する蓋部43のばたつきを阻止して、打音などの発生を抑制するために、開いた状態の蓋部43を保持する機構が必要となるが、本実施形態では、第2のケース係止部22にケース部材11が係止された状態で、床部材4とケース部材11との間に蓋部43を狭持可能な位置に、第2のケース係止部22が設けられていることによって、蓋部43を保持する機構を別途用意する必要がなくなるため、部品点数を削減することができる。
また、カバー係止部23が、荷室用開口部5の下縁52より上方且つテールゲート6の窓開口部61の下縁61bより下方に設けられていることによって、テールゲート6を閉じて荷室用開口部5を閉塞した状態では、テールゲート6の窓部62を介して、車両Vの外部からカバー部材12に上方から覆われた荷物Lを視認することができなくなる。また、テールゲート6を開けて荷室用開口部5を開放した状態では、カバー部材12を外さなくても、カバー部材12の先端部12bと荷室用開口部5の下縁52との間の隙間(空間)からカバー部材12に上方から覆われた荷物Lを視認することができるとともに、当該隙間から収納室3内に荷物を入れることができる。
また、収納室3が車幅方向中央に形成され、荷室用開口部5の下縁52の車幅方向中央に位置する下辺部52aが、下縁52の車幅方向両側に位置する傾斜辺部52bより下方に位置することによって、カバー部材12の先端部12bと荷室用開口部5の下縁52との距離が、車幅方向中央で最も長くなるため、テールゲート6を開けた際に、収納室3に収納された荷物Laを視認しやすくなる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。本実施形態では、ケース開口部11bの縁部を前後方向に他の部分よりも肉厚となるように形成して拡大部11cを設けたが、これに限定されることなく、図8(a)に示すように、ケース開口部11bの縁部をケース部材11内側に折り曲げて、略円弧面を有する鉤状の拡大部11cを設けてもよいし、図8(b)に示すように、ケース開口部11bの縁部を前方向のみに突出させ、他の部分よりも肉厚となるように形成して拡大部11cを設けてもよい。
また、本実施形態では、ケース開口部11bの縁部に拡大部11cを形成することによって、カバー部材12とケース開口部11bの縁部との摩擦力を増加させたが、これに限定されることなく、例えば、比較的摩擦力の高いゴムなどの部材をケース開口部11bの縁部に取り付けて高摩擦部を形成してもよいし、ケース開口部11bの縁部に細かい溝を形成することで表面粗さを上げて高摩擦部を形成してもよい。このようにしても、カバー部材12とケース開口部11bの縁部との間に発生する摩擦力が増加して、カバー部材12が引き出されるのを一層抑制することができる。
また、本実施形態では、第1のケース係止部21を1つ、第2のケース係止部22を2つ形成したが、これに限定されるものではなく、第1のケース係止部21及び第2のケース係止部22は少なくとも1つ以上あればよい。
さらに、本実施形態では、トノカバー装置1を車幅方向に延在するように設けたが、これに限定されるものではなく、トノカバー装置1を前後方向に延在するように設けてもよい。この場合には、ケース開口部11bの縁部に形成された拡大部11cは、車幅方向に他の部分よりも肉厚となるように形成されるとともに、第1のケース係止部21、第2のケース係止部22及びカバー係止部23が前後方向の適所に形成されることになる。
1 トノカバー装置
11 ケース部材
11a 軸部
11b ケース開口部
11c 拡大部
12 カバー部材
12a シート部
12b 先端部
2 荷室
21 第1のケース係止部
22 第2のケース係止部
23 カバー係止部
23a 側壁
23b 底壁
3 収納室
4 床部材(底面)
41a 上面
42 床部材開口部
43 蓋部
5 荷室用開口部
51 上縁
52 下縁
52a 下辺部(中央部)
52b 傾斜辺部(両端部)
53 側縁
6 テールゲート(開閉部材)
61 窓開口部
61a 上縁
61b 下縁
61c 側縁
62 窓部
L 荷物
La 荷物
V 車両
V1 内側面

Claims (9)

  1. 車体に形成された荷室内に配設され、内空部が形成されたケース部材と、前記ケース部材の内空部に巻き取り及び引き出し自在に収容されるカバー部材とを有するトノカバー装置と、
    前記荷室の底面よりも上方に位置するように設けられ、前記ケース部材を係止可能な第1のケース係止部と、
    前記第1係止部よりも下方に位置するように設けられ、前記ケース部材を係止可能な第2のケース係止部と、
    前記カバー部材の先端部を係止可能なカバー係止部と、
    を備えたトノカバー装置の固定構造であって、
    前記ケース部材は、
    前記内空部に回転可能に設けられ、前記カバー部材のシート部が連結される軸部と、
    前記ケース部材の内空部と外部とを連通するケース開口部と、を有し、
    前記カバー係止部は、前記ケース部材が前記第1のケース係止部に係止された状態で、前記軸部と前記ケース開口部と直線状となる位置に設けられ、
    前記カバー部材のシート部は、前記ケース部材が前記第2のケース係止部に係止され且つ前記先端部が前記カバー係止部に係止された状態で、前記ケース開口部の縁部に当接し、
    前記荷室の底面は、前記荷室とこの荷室より下方に形成された収納室とを区画する床部材から成り、
    前記床部材には、前記荷室と前記収納室とを連通する床部材開口部と、前記床部材開口部を開閉可能に覆う蓋部と、が設けられ、
    前記第2のケース係止部は、前記床部材の上面より上方且つ前記床部材開口部の側方近傍に設けられ、
    前記蓋部は、前記床部材の面上に位置する回動軸を中心に回動可能であり、
    前記第2のケース係止部は、前記第2のケース係止部に前記ケース部材が係止された状態で、前記床部材と前記ケース部材との間に前記蓋部を挟持可能な位置に設けられていることを特徴とするトノカバー装置の固定構造。
  2. 前記ケース開口部の縁部には、上下方向に対して略直交する方向に突出する拡大部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトノカバー装置の固定構造。
  3. 前記ケース開口部の縁部は、縦断面視略円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトノカバー装置の固定構造。
  4. 前記ケース開口部の縁部には、高摩擦部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトノカバー装置の固定構造。
  5. 前記カバー部材の先端部は、前記カバー部材のシート部より硬質な部材で形成され、
    前記先端部は、前記カバー係止部に係止された状態で、前記床部材開口部の上方に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のトノカバー装置の固定構造。
  6. 前記カバー係止部は、前記車体の内側面に凹設された凹部から成り、
    前記凹部は、上下に間隔を空けて形成された一対の側壁と、一対の前記側壁の前記第1のケース係止部及び第2のケース係止部側の端部同士を繋ぐ底壁と、を有し
    前記先端部は、一対の前記側壁及び前記底壁に当接することを特徴とする請求項に記載のトノカバー装置の固定構造。
  7. 前記荷室は、前記車体の後方側に形成され、
    前記車体の後端には、前記荷室と前記車体の外部とを連通する荷室用開口部と、前記荷室用開口部を開閉可能に覆う開閉部材と、が設けられ、
    前記開閉部材は、窓部を有し、
    前記カバー係止部は、前記荷室用開口部の下縁より上方且つ前記窓部の下縁より下方に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のトノカバー装置の固定構造。
  8. 前記収納室は、車幅方向中央に形成され、
    前記荷室用開口部の下縁の車幅方向中央に位置する中央部は、前記下縁の車幅方向両側に位置する両端部より下方に位置することを特徴とする請求項に記載のトノカバー装置の固定構造。
  9. 車体に形成された荷室内に配設され、内空部が形成されたケース部材と、前記ケース部材の内空部に巻き取り及び引き出し自在に収容されるカバー部材とを有するトノカバー装置と、
    前記荷室の底面よりも上方に位置するように設けられ、前記ケース部材を係止可能な第1のケース係止部と、
    前記第1係止部よりも下方に位置するように設けられ、前記ケース部材を係止可能な第2のケース係止部と、
    前記カバー部材の先端部を係止可能なカバー係止部と、
    を備えたトノカバー装置の固定構造であって、
    前記ケース部材は、
    前記内空部に回転可能に設けられ、前記カバー部材のシート部が連結される軸部と、
    前記ケース部材の内空部と外部とを連通するケース開口部と、を有し、
    前記カバー係止部は、前記ケース部材が前記第1のケース係止部に係止された状態で、前記軸部と前記ケース開口部と直線状となる位置に設けられ、
    前記カバー部材のシート部は、前記ケース部材が前記第2のケース係止部に係止され且つ前記先端部が前記カバー係止部に係止された状態で、前記ケース開口部の縁部に当接し、
    前記ケース開口部の縁部には、高摩擦部が形成されていることを特徴とするトノカバー装置の固定構造。
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