JP5300046B2 - 車両における物入れ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車室の内面に形成された物入れ開口の開口縁部に蓋体が枢支され、この蓋体の開口により、上記物入れ開口が開閉されるようにした車両における物入れ装置に関するものである。
上記車両における物入れ装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、車両における物入れ装置は、車室の内面を形成し、物入れ開口が形成された車室壁と、車体の前後方向に延び、上記物入れ開口を車室側から開閉可能に閉じる蓋体と、この蓋体の前部側が後上方に向かって往、復回動可能となるようこの蓋体の後部を上記車室壁に枢支させる枢支具と、上記蓋体から突出して上記物入れ開口の開口縁部に形成された貫通孔を貫通すると共に、上記枢支具の軸心の周方向に延びるよう形成されるアームと、このアームの突出端部に形成され、上記蓋体を所定角だけ往回動させたとき、上記アームを上記貫通孔の孔縁部に係止させてそれ以上の蓋体の往回動を阻止する係止部とを備えている。
そして、上記蓋体を往回動させて上記物入れ開口を開ければ、この物入れ開口を通し、物入れ部内の物入れ空間に対し収納物の出し入れが可能とされる。また、上記蓋体を所定角だけ往回動させたとき、この蓋体に突設したアームの係止部により、このアームが上記貫通孔の孔縁部に係止されるため、上記蓋体の往回動が無用に大きくなることが防止されて、物入れ装置に対する操作が合理的にできることとされる。
実開昭55−136648号公報
ところで、上記従来の技術では、蓋体とアームとは互いに別体に形成されており、このため、物入れ装置の部品点数が多くなって、その構成が複雑になっている。
また、上記従来の技術における係止部は、蓋体を往回動させたとき、貫通孔の孔縁部に対し単に係合するようなフック形状とされている。このため、蓋体の往回動により、アームの係止部が上記貫通孔の孔縁部に係止させられたとき、仮に、この蓋体を往回動させていた操作力が大きいとすると、上記係止部は容易に変形して、上記貫通孔の孔縁部に対する十分な係止ができなくなり、上記蓋体はそれ以上に無用に往回動させられるおそれがある。
よって、上記蓋体の往回動時に、確実な係止状態を得るためには、蓋体の往回動の操作力に十分に留意することが求められる。しかし、これは、上記物入れ装置に対し収納物を出し入れしようとする際に、物入れ装置への操作を煩雑にさせるものであって好ましくない。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、車両における物入れ装置の構成を簡単にできるようにし、かつ、上記物入れ装置に対する操作が容易にできるようにすることである。
請求項1の発明は、車室2の内面を形成し、物入れ開口15が形成された車室壁4と、上下方向に延びて上記物入れ開口15を車室2側から閉じ、上部側が上記物入れ開口15から離れる方向かつ下方に向かって往、復回動A,B可能となるよう下部が上記車室壁4に枢支される蓋体16と、この蓋体16から突出して上記物入れ開口15の開口縁部に形成された貫通孔20を貫通するアーム21と、このアーム21の突出端部に形成され、上記蓋体16を所定角だけ往回動Aさせたとき(図1、図4中一点鎖線)、上記アーム21を上記貫通孔20の孔縁部に係止させてそれ以上の蓋体16の往回動Aを阻止する係止部22とを備えた車両における物入れ装置において、
上記アーム21を上記蓋体16に一体的に形成し、上記車室壁4に対し上記蓋体16を枢支させる以前に、この蓋体16の上記往、復回動A,Bに伴う上記アーム21の回動方向とは異なる方向で、かつ、上記係止部22に係止させられた上記アーム21とは異なる姿勢で上記貫通孔20に対し上記アーム21の突出端部を車室2側から嵌入可能にし、この嵌入時、上記貫通孔20の孔縁部からの外力により、上記アーム21の突出端部の断面が弾性的に収縮させられるようこのアーム21の突出端部に脆弱部35を形成し、
上記係止部22が、上記貫通孔20の孔縁部から上記車室壁4の内方に向かって突出する係止突起37と、上記アーム21の突出端部に形成され、上記蓋体16を所定角だけ往回動Aさせたときに(図1、図4中一点鎖線)、上記係止突起37に嵌合する係止凹部38とを備え、上記蓋体16が所定角だけ往回動Aしたとき(図1、図4中一点鎖線)、上記アーム21の突出端部の上、下部が上記貫通孔20の孔縁部の上、下部に圧接するようにしたことを特徴とする車両における物入れ装置である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、車室の内面を形成し、物入れ開口が形成された車室壁と、上下方向に延びて上記物入れ開口を車室側から閉じ、上部側が上記物入れ開口から離れる方向かつ下方に向かって往、復回動可能となるよう下部が上記車室壁に枢支される蓋体と、この蓋体から突出して上記物入れ開口の開口縁部に形成された貫通孔を貫通するアームと、このアームの突出端部に形成され、上記蓋体を所定角だけ往回動させたとき、上記アームを上記貫通孔の孔縁部に係止させてそれ以上の蓋体の往回動を阻止する係止部とを備えた車両における物入れ装置において、
上記アームを蓋体に一体的に形成している。
このため、上記物入れ装置の部品点数を少なくできて、その構成を簡単にすることができる。
また、上記車室壁に対し上記蓋体を枢支させる以前に、この蓋体の上記往、復回動に伴う上記アームの回動方向とは異なる方向で、かつ、上記係止部に係止させられた上記アームとは異なる姿勢で上記貫通孔に対し上記アームの突出端部を車室側から嵌入可能にし、この嵌入時、上記貫通孔の孔縁部からの外力により、上記アームの突出端部の断面が弾性的に収縮させられるようこのアームの突出端部に脆弱部を形成している。
ここで、上記したように、アームを蓋体に一体的に形成した場合には、これら蓋体とアームとを上記車室壁へ組み付けるための組付作業をする場合には、まず、上記蓋体に突設した上記アームの突出端部を車室側から上記貫通孔に嵌入させることが要求される。そして、この嵌入時に、この貫通孔の孔縁部から上記アームの突出端部に外力が与えられるときには、このアームは上記脆弱部を形成したことにより弾性的に収縮させられる。このため、上記貫通孔へのアームの嵌入は円滑にでき、よって、上記組付作業が容易にできる。
また、ここで、上記したように、アームの突出端部には脆弱部が形成されていて、この突出端部の断面は外力により弾性的に収縮させられるようになっている。このため、上記蓋体が物入れ開口を閉じた状態から、上記蓋体を所定角だけ往回動させたとき、この蓋体を往回動させている操作が大きいとすると、上記貫通孔の孔縁部からの外力で、上記アームの突出端部が収縮し、上記貫通孔の孔縁部に係止されることなく、この貫通孔からアームの突出端部が抜け出てしまうおそれを生じる。そして、この場合には、上記のように往回動させた蓋体を車室壁側に対し係止させることはできなくなる。
そこで、本発明によれば、上記係止部が、上記貫通孔の孔縁部から上記車室壁の内方に向かって突出する係止突起と、上記アームの突出端部に形成され、上記蓋体を所定角だけ往回動させたときに、上記係止突起に嵌合する係止凹部とを備え、上記蓋体が所定角だけ往回動したとき、上記アームの突出端部の上、下部が上記貫通孔の孔縁部の上、下部に圧接するようにしている。
このため、上記蓋体を所定角だけ往回動させたときには、上記アームの突出端部に脆弱部を形成したことにかかわらず、上記車室壁に形成された係止突起に対し、上記アームに形成された係止凹部が係合することとなって、上記車室壁側に対し蓋体が強固かつ確実に係止される。よって、この蓋体の往回動時に、この蓋体を往回動させるための操作力に大きく留意することは不要であることから、その分、物入れ装置への操作が容易にできる。
本発明の車両における物入れ装置に関し、車両における物入れ装置の構成を簡単にできるようにし、かつ、上記物入れ装置に対する操作が容易にできるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、車両における物入れ装置は、車室の内面を形成し、物入れ開口が形成された車室壁と、上下方向に延びて上記物入れ開口を車室側から閉じ、上部側が上記物入れ開口から離れる方向かつ下方に向かって往、復回動可能となるよう下部が上記車室壁に枢支される蓋体と、この蓋体から突出して上記物入れ開口の開口縁部に形成された貫通孔を貫通するアームと、このアームの突出端部に形成され、上記蓋体を所定角だけ往回動させたとき、上記アームを上記貫通孔の孔縁部に係止させてそれ以上の蓋体の往回動を阻止する係止部とを備える。
上記アームを上記蓋体に一体的に形成し、上記車室壁に対し上記蓋体を枢支させる以前に、この蓋体の上記往、復回動に伴う上記アームの回動方向とは異なる方向で、かつ、上記係止部に係止させられた上記アームとは異なる姿勢で上記貫通孔に対し上記アームの突出端部を車室側から嵌入可能にし、この嵌入時、上記貫通孔の孔縁部からの外力により、上記アームの突出端部の断面が弾性的に収縮させられるようこのアームの突出端部に脆弱部を形成する。
上記係止部が、上記貫通孔の孔縁部から上記車室壁の内方に向かって突出する係止突起と、上記アームの突出端部に形成され、上記蓋体を所定角だけ往回動させたときに、上記係止突起に嵌合する係止凹部とを備える。また、上記蓋体が所定角だけ往回動したとき、上記アームの突出端部の上、下部が上記貫通孔の孔縁部の上、下部に圧接することとされる。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図において、符号1は自動車で例示される車両で、矢印Frは、この車両1の進行方向の前方を示している。また、下記する左右とは、上記前方に向かっての車両1の幅方向をいうものとする。
上記車両1の内部の車室2の前面部には、インスツルメントパネル3が設けられている。このインスツルメントパネル3は、車室2の内面のうち、この車室2の前面を形成して車両1の幅方向かつ上下方向に延びる樹脂製の基材である車室壁4と、上記インスツルメントパネル3の一側部(左側部)の上、下部を構成する上、下物入れ装置5,6と、これら上、下物入れ装置5,6の間における上記車室壁4の車室2側である表面を覆う中間部ガーニッシュ7と、上記上物入れ装置5の左右各側方における上記各車室壁4の表面を覆う他のガーニッシュ9,9と、上記中間部ガーニッシュ7と同じ高さに位置して、上記車室壁4の他側部(右側部)の表面を覆う他のガーニッシュ9とを備えている。
上記上物入れ装置5は、上記車室壁4の一側部の上部がこの車室壁4の内方(前方)に向けて膨出して、内部が収納物12用の物入れ空間13とされる物入れ部14と、上記車室壁4に形成され、上記物入れ空間13を車室2に連通させる物入れ開口15と、車両1の幅方向かつ上下方向に延び、上記物入れ開口15を車室2側から開閉可能に閉じる樹脂製の蓋体16(各図中実線)と、上記物入れ開口15を開閉させるよう上記蓋体16の上部側が後下方(物入れ開口15から離れる方向)に向かって往、復回動A,B可能となるようこの蓋体16の下部を上記物入れ開口15の下部開口縁部15aに枢支させる左右一対の枢支具17,17と、上記蓋体16の上部を上記物入れ開口15の上部開口縁部に解除可能にロックするロック具18とを備えている。
上記各側部ガーニッシュ8の上記物入れ開口15側の端縁部と上記物入れ開口15の各側部開口縁部15bとにそれぞれ貫通孔19,20が形成されている。上記上物入れ装置5は、上記蓋体16の左右各側部から前方に向かい突出して上記各貫通孔19,20を順次貫通すると共に、上記ロック具18の軸心の周方向に延びるよう形成される左右一対のアーム21,21と、これら各アーム21の突出端部に形成され、上記蓋体16を所定角だけ往回動Aさせたとき(図1、図4中一点鎖線)、上記アーム21を上記物入れ開口15の側部開口縁部15bの貫通孔20の孔縁部に係止させて、それ以上の蓋体16の往回動Aを阻止する係止部22とを備えている。
上記収納物12は小物であるティッシュペーパーを収納した直方体形状のケースやジュース缶などである。また、上記物入れ開口15と蓋体16とは、車両1の長手方向(前後方向)に沿った視線で見て、左右に長い長方形状とされている。
上記各枢支具17は樹脂製で、上記物入れ開口15の下部開口縁部15aの側部における車室2側の面に上下一対の係合部24,25で位置決めされ、かつ、単一の固着具26で固定される基部27と、軸心28が車両1の幅方向に延びて、上記各基部27の上端部に上記蓋体16の下部を枢支させる枢支軸29とを備えている。
また、上記各枢支具17は、上記物入れ開口15の各側部開口縁部15bに形成された係合孔30と嵌合するよう上記基部27の上面に一体的に突設される係合突起31と、上記物入れ空間13の各側部の下部内に向けて上記基部27の上部から一体的に突出するストッパ32とを備えている。これら各ストッパ32は、上記物入れ空間13に収納された上記収納物12が上記物入れ開口15側に向けて傾倒するなど自由に移動することを規制(図4中一点鎖線)する。
上記各アーム21は、それ自体が多少の弾性を有する樹脂製で、上記蓋体16に一体的に形成されている。また、上記各アーム21の長手方向の各部断面は上下方向に長い長方形状とされている。上記各貫通孔19,20のうち、物入れ開口15の側部開口縁部15bに形成された貫通孔20に対し上記アーム21の突出端部を車室2側から嵌入させるとき(図1中二点鎖線)、上記貫通孔20の孔縁部からの外力により、上記アーム21の突出端部の断面が上下方向で弾性的に収縮させられるようこのアーム21の突出端部には脆弱部35が形成されている。
具体的には、車両1の側面視(図1、図4)で、上記脆弱部35は、上記アーム21の突出端部から、上記枢支具17の枢支軸29の軸心28の周方向に向かって延びる切り欠きとされている。上記脆弱部35により、上記各アーム21の突出端部の上、下部が互いに分断されて、それぞれ弾性的に撓み易い構造とされている。
上記係止部22は、上記物入れ開口15の側部開口縁部15bに形成された貫通孔20の孔縁部の上部から上記車室壁4の内方(前方)に向かって一体的に突出する係止突起37と、上記アーム21の突出端部の上部に、上記蓋体16に向かって(後方に向かって)開口するよう形成され、上記蓋体16が所定角だけ往回動Aしたとき(図1、図4中一点鎖線)、上記係止突起37に嵌脱可能に嵌合する係止凹部38とを備えている。
具合的には、上記アーム21の突出端部には上方に向かって一体的に延出する延出部39が形成されている。この延出部39の上記蓋体16側の端縁部に上記係止凹部38が形成されている。上記車両1の側面視(図1、図4)で、上記係止凹部38の下部内面は、上記アーム21の基部側の上面に滑らかに連続するよう形成されている。
上記延出部39を除くアーム21の突出端部において、このアーム21の長手方向の各部断面における上下方向の幅寸法は、上記アーム21の基部側から突出端部に向かうに従い漸次増大することとされている。そして、上記蓋体16が所定角だけ往回動Aしたとき(図1、図4中一点鎖線)、上記各アーム21の突出端部の上、下部が、上記物入れ開口15の側部開口縁部15bに形成された貫通孔20の孔縁部の上、下部に軽く圧接することとされている。
そして、上記蓋体16を往回動Aさせて上記物入れ開口15を開ければ、この物入れ開口15を通し物入れ部14内の物入れ空間13に対し収納物12の出し入れが可能とされる。また、上記蓋体16を所定角だけ往回動Aさせたとき(図1、図4中一点鎖線)、この蓋体16に突設したアーム21の係止部22により、このアーム21が上記貫通孔20の孔縁部に係止されるため、上記蓋体16の往回動Aが無用に大きくなることが防止されて、物入れ装置5に対する操作が合理的にできることとされる。
上記構成によれば、アーム21を蓋体16に一体的に形成している。
このため、上記物入れ装置5の部品点数を少なくできて、その構成を簡単にすることができる。
また、上記貫通孔20に対し上記アーム21の突出端部を車室2側から嵌入させるとき、上記貫通孔20の孔縁部からの外力により、上記アーム21の突出端部の断面が弾性的に収縮させられるようこのアーム21の突出端部に脆弱部35を形成している。
ここで、上記したように、アーム21を蓋体16に一体的に形成した場合には、これら蓋体16とアーム21とを上記車室壁4へ組み付けるための組付作業は、次のようになされる。
即ち、図1中二点鎖線で示すように、上記車室壁4に対し上記蓋体16を枢支具17により枢支させる以前に、まず、上記蓋体16を自由な位置、姿勢にさせた状態で、この蓋体16に突設した上記アーム21の突出端部を車室2側から上記物入れ開口15の開口縁部に形成した貫通孔20に嵌入させる。この嵌入時、この貫通孔20の孔縁部から上記アーム21の突出端部に外力が与えられるとき、このアーム21は上記脆弱部35を形成したことにより弾性的に収縮させられる。このため、上記貫通孔20へのアーム21の嵌入は円滑にでき、よって、上記組付作業が容易にできる。
次に、上記貫通孔20にアーム21を嵌入させ、かつ、貫通状態とした後、上記蓋体16の位置、姿勢を変化させて、この蓋体16を上記枢支具17により車室壁4に枢支させれば、上記組付作業が終わる。
なお、上記のように、車室壁4に蓋体16を枢支させる場合、上記係止部22の係止突起37に係止凹部38を係止させた状態を維持させたまますることができる。このようにすれば、上記蓋体16を枢支すべき車室壁4の所定位置への位置決めが容易にでき、つまり、上記組付作業がより容易にできる。
また、上記のように、車室壁4に蓋体16を枢支させる場合、貫通孔20へのアーム21の嵌入以前に、上記蓋体16に枢支具17を組み付けておいてもよく、もしくは、車室壁4に枢支具17を組み付けておいてもよい。
また、ここで、上記したように、アーム21の突出端部には脆弱部35が形成されていて、この突出端部の断面は外力により弾性的に収縮させられるようになっている。このため、上記蓋体16が物入れ開口15を閉じた状態から、上記蓋体16を所定角だけ往回動Aさせたとき(図1、図4中一点鎖線)、この蓋体16を往回動Aさせている操作が大きいとすると、上記貫通孔20の孔縁部からの外力で、上記アーム21の突出端部が収縮し、上記貫通孔20の孔縁部に係止されることなく、この貫通孔20からアーム21の突出端部が抜け出てしまうおそれを生じる。そして、この場合には、上記のように往回動Aさせた蓋体16を車室壁4側に対し係止させることはできなくなる。
そこで、上記構成によれば、上記係止部22が、上記貫通孔20の孔縁部から上記車室壁4の内方に向かって突出する係止突起37と、上記アーム21の突出端部に形成され、上記蓋体16を所定角だけ往回動Aさせたときに(図1、図4中一点鎖線)、上記係止突起37に嵌合する係止凹部38とを備えている。
このため、上記蓋体16を所定角だけ往回動Aさせたときには、上記アーム21の突出端部に脆弱部35を形成したことにかかわらず、上記車室壁4に形成された係止突起37に対し、上記アーム21に形成された係止凹部38が係合することとなって、上記車室壁4側に対し蓋体16が強固かつ確実に係止される。よって、この蓋体16の往回動A時に、この蓋体16を往回動Aさせるための操作力に大きく留意することは不要であることから、その分、物入れ装置5への操作が容易にできる。
また、前記したように、蓋体16を所定角だけ往回動Aさせたとき、上記アーム21の突出端部を上記貫通孔20の孔縁部に軽く圧接させるようにしている。
このため、上記蓋体16を所定角だけ往回動Aさせたとき、上記係止部22の係止突起37に対する係止凹部38の嵌合は、上記圧接に基づく摩擦力により、打音の発生を抑制して円滑にさせることができる。
なお、図例では、左右アーム21,21は、湾曲の径寸法が互いに相違しているが、これら径寸法を互いに同じとし、左右アーム21,21を互いに同形状としてもよい。
図3のI−I線矢視断面図である。 車室におけるインスツルメントパネルの斜視図である。 物入れ装置の平面断面図である。 図3のIV−IV線矢視断面図である。 図1のV−V線矢視断面図である。 蓋体、枢支具、およびアームの斜視図である。
1 車両
2 車室
3 インスツルメントパネル
4 車室壁
5 物入れ装置
6 物入れ装置
12 収納物
13 物入れ空間
14 物入れ部
15 物入れ開口
15a 下部開口縁部
15b 側部開口縁部
16 蓋体
17 枢支具
20 貫通孔
21 アーム
22 係止部
28 軸心
29 枢支軸
35 脆弱部
37 係止突起
38 係止凹部
A 往回動
B 復回動

Claims (1)

  1. 車室の内面を形成し、物入れ開口が形成された車室壁と、上下方向に延びて上記物入れ開口を車室側から閉じ、上部側が上記物入れ開口から離れる方向かつ下方に向かって往、復回動可能となるよう下部が上記車室壁に枢支される蓋体と、この蓋体から突出して上記物入れ開口の開口縁部に形成された貫通孔を貫通するアームと、このアームの突出端部に形成され、上記蓋体を所定角だけ往回動させたとき、上記アームを上記貫通孔の孔縁部に係止させてそれ以上の蓋体の往回動を阻止する係止部とを備えた車両における物入れ装置において、
    上記アームを上記蓋体に一体的に形成し、上記車室壁に対し上記蓋体を枢支させる以前に、この蓋体の上記往、復回動に伴う上記アームの回動方向とは異なる方向で、かつ、上記係止部に係止させられた上記アームとは異なる姿勢で上記貫通孔に対し上記アームの突出端部を車室側から嵌入可能にし、この嵌入時、上記貫通孔の孔縁部からの外力により、上記アームの突出端部の断面が弾性的に収縮させられるようこのアームの突出端部に脆弱部を形成し、
    上記係止部が、上記貫通孔の孔縁部から上記車室壁の内方に向かって突出する係止突起と、上記アームの突出端部に形成され、上記蓋体を所定角だけ往回動させたときに、上記係止突起に嵌合する係止凹部とを備え、上記蓋体が所定角だけ往回動したとき、上記アームの突出端部の上、下部が上記貫通孔の孔縁部の上、下部に圧接するようにしたことを特徴とする車両における物入れ装置。
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