JP2556543Y2 - 貨物自動車の歩み板係止部材 - Google Patents

貨物自動車の歩み板係止部材

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JP2556543Y2
JP2556543Y2 JP8670692U JP8670692U JP2556543Y2 JP 2556543 Y2 JP2556543 Y2 JP 2556543Y2 JP 8670692 U JP8670692 U JP 8670692U JP 8670692 U JP8670692 U JP 8670692U JP 2556543 Y2 JP2556543 Y2 JP 2556543Y2
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packing box
hinge
step board
locking
lorry
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JP8670692U
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JPH0649437U (ja
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富男 後藤
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shinmaywa Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、荷箱が傾動自在且つ前
後に摺動自在に設けられた貨物自動車において、荷箱と
地上間に架設され、車輌などの積卸しを行う際に用いら
れる歩み板の係止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷箱が傾動自在且つ前後に摺動自
在に設けられた貨物自動車において、荷箱を適宜角度傾
斜させた状態で、荷箱の後端部が地上に近接する位置ま
で後方に摺動配置した後、この荷箱と地上間に歩み板を
架設し、この歩み板を介して荷箱への車輌などの積卸が
行われている。
【0003】そして、上記歩み板の一端を荷箱に係止す
る従来の係止構造としては、図5に示すように、平面視
コ字状のホルダa,bが荷箱cの底板c1の後端面左右
及び中間に設けられており、積み卸す物に応じて歩み板
をこれら左右及び中間のホルダa,bに適宜に選択して
係止することで、歩み板を荷箱と地上間に架設してい
た。詳しくは、左右のホルダbに歩み板を係止して荷箱
cの両側に歩み板を配置するか、又は中間のホルダaと
左右どちらかのホルダbとに歩み板を係止して荷箱cの
中央と左右どちらかとに歩み板を配置することで、荷箱
と地上間に架設する左右一対の歩み板間の間隔及び配置
位置を変えて使用していた。
【0004】また、図5における符号dは、荷箱cの後
端部設けられた後方煽戸で、後方煽戸dは下部ヒンジe
もしくは上部ヒンジfを中心として下開きもしくは上開
き自在に枢支されている。
【0005】上記下部ヒンジeは、荷箱cの後端下部の
左右両側に所定の距離を隔てて設けられており、後方煽
戸dの下端縁に固設されピン挿通孔が形成された第1ブ
ラケットe1と、荷箱cの底板c1の後端面に固設され
上記ピン挿通孔と合致する位置にピン挿通孔が形成され
た第2ブラケットe2と、上記ピン挿通孔とピン挿通孔
とに抜き差し自在に設けられたヒンジピンe3とから構
成されており、ヒンジピンe3を第1ブラケットe1及
び第2ブラケットe2から引き抜くことで、後方煽戸d
は上部ヒンジfを中心に下開き自在になされていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、下部ヒンジeのピンの抜き代e4分のス
ペースを確保する必要から中央のホルダaの歩み板掛け
幅a1を狭くしなければならず、このように歩み板掛け
幅a1が狭い中央のホルダaに比較的重い歩み板を係止
する際、位置合わせが大変で使用しずらいという問題が
あった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の貨物自動車の歩
み板係止部材は、車枠上に荷箱が傾動自在に且つ前後に
摺動自在に設けられるとともに、荷箱の後部には左右一
対の上部ヒンジと左右一対の下部ヒンジとを介して後部
煽戸が下開きもしくは上開き自在に設けられた貨物自動
車において、前記左右の下部ヒンジ間に歩み板を係止す
る板状の係止片が架設され、該係止片の内側から前記下
部ヒンジのヒンジピンが着脱自在に設けられたものであ
る。
【0008】
【作用】左右の下部ヒンジ間に歩み板を係止する板状の
係止片を架設することで、歩み板の係止可能な中央のホ
ルダの歩み板掛け幅が左右の下部ヒンジ間の幅と略同様
となり、この歩み板掛け幅を最大限に大きくすることが
可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0010】図4は、本考案の歩み板が設けられた貨物
自動車を示している。
【0011】図4において、2は車枠1上に枢軸3を以
て傾動自在に設けられた支持枠2で、この支持枠2上に
は荷箱5が前後に摺動自在に搭載されている。車枠1と
支持枠2間には支持枠2を傾動させる図示しないダンプ
シリンダが、また、支持枠2と荷箱5間には荷箱2を前
後に摺動させるスライドシリンダ6がそれぞれ設けられ
ている。そして、これらダンプシリンダ及びスライドシ
リンダ6を伸長作動させることで、荷箱5を図4に示す
ような適宜角度傾斜した状態で、その後端部が地上に近
接する位置まで支持枠2上を後方に摺動配置させること
ができる。このように荷箱5を配置した状態でこの荷箱
5の後端部と地上間に一対の歩み板9,9を架設するこ
とによって車輌などが積卸し可能になる。
【0012】また、この貨物自動車は、前記スライドシ
リンダ6を伸長させずにダンプシリンダのみを伸長させ
ることによって、荷箱5を摺動させることなく最大傾斜
角度まで傾動させることができ、砂や砂利などの積載用
としても用いることができる。
【0013】荷箱5の後端部には、図1及び図2に示す
ように、後方煽戸8が上部ヒンジ10と下部ヒンジ20
を介して設けられており、後方煽戸8は上部ヒンジ10
を中心として下開き自在に構成されるとともに、下部ヒ
ンジ20を中心として上開き自在に構成されている。
【0014】前記上部ヒンジ10は、後方煽戸8の両側
部と荷箱5の側板5bの後端上部との間に設けられ、レ
バー11の回動操作によりこの上部ヒンジ10を中心に
後方煽戸8が開閉可能な固縛位置と、上部ヒンジ10が
後方煽戸8側と側板5b側とに分離され前記下部ヒンジ
20を中心に後方煽戸8が開閉可能な分離位置とをとる
ことができる。
【0015】前記下部ヒンジ20は、荷箱5の後端下部
の左右両側に所定の距離を隔てて設けられており、図2
に示すように、後方煽戸8の下端縁に固設されピン挿通
孔21が形成された一対の第1ブラケット22と、荷箱
5の底板5aの後端面に固設され上記ピン挿通孔21と
合致する位置にピン挿通孔23が形成された一対の第2
ブラケット24と、第1ブラケット22のピン挿通孔2
1と第2ブラケット24のピン挿通孔23に抜き差し自
在に設けられたヒンジピン25とから構成されている。
【0016】よって、ヒンジピン25を第1ブラケット
22及び第2ブラケット24から引き抜くことで、後方
煽戸8は上部ヒンジ10を中心に下開き自在になる。
【0017】また、左右に配設された下部ヒンジ20,
20の近接する外側には、煽戸自動開閉装置30(図1
参照)が配設されている。煽戸自動開閉装置30は、後
方煽戸8側に固設された係止ピン31と、荷箱5の底板
5a側に設けられ上記係止ピン31と係脱自在なフック
32とを備えており、荷箱5の上方への傾動動作に伴っ
てフック32が係止ピン31から離脱することで該荷箱
5を上部ヒンジ10を中心に下開き可能な状態にし、こ
れにより荷箱5に積載された積載物を排出する従来周知
なものである。
【0018】なお、下部ヒンジ20は通常、上述した煽
戸自動開閉装置30による下開きが可能なようにヒンジ
ピン25が第1ブラケット22及び第2ブラケット24
から引き抜かれた状態になされており、この引き抜かれ
たヒンジピン25は、荷箱5の底板5aの後面に設けら
れたホルダ26(図3参照)に挿入保持されている。
【0019】前記左右の下部ヒンジ20,20間、詳し
くは下部ヒンジ20を構成する第2ブラケット24の内
側部材には、歩み板9を保持するホルダ(係止片)40
が架設されている。このホルダ40は、歩み板9の一端
部を係止するよう荷箱5の底板後端面から所定の間隔を
隔てて固設された板状体であり、このホルダ40に歩み
板9の一端部を上方から挿入係止させることによって、
歩み板9を荷箱5と地上間に架設する。
【0020】また、荷箱5の底板5aの後端面両側にも
歩み板9の一端部が係止可能なホルダ50が上記ホルダ
40を挟んで配置されている。
【0021】よって、このように構成された荷箱5は、
上述したようにその後端部が地上に近接する位置まで支
持枠2上を後方に摺動配置させた後、ヒンジピン25を
ホルダ40の内側から第1ブラケット22及び第2ブラ
ケット24に挿入して下部ヒンジ20を構成するととも
に、上部ヒンジ10を分離状態にすることで、後方煽戸
8を図4に示すように上開きさせ、この後、ホルダ4
0,50に歩み板9,9を係止することで、荷箱5の後
端部と地上間に一対の歩み板9,9を架設する。例え
ば、左右のホルダ50に歩み板9を係止して荷箱5の後
端両側に歩み板9,9を配置するか、又は中間のホルダ
40と左右どちらかのホルダ50とに歩み板9を係止し
て荷箱5の中央と左右どちらかとに歩み板9を配置する
ことで、積み卸す物に応じて荷箱5と地上間に架設する
左右一対の歩み板9,9間の間隔及び配置位置を変えて
使用することができる。
【0022】ここで、上述したように、左右の下部ヒン
ジ20,20間にホルダ40を架設したことにより、こ
のホルダ40による歩み板9の係止可能な歩み板掛け幅
Xは左右の下部ヒンジ20,20間の内々の幅と略同様
となり、従来のようにヒンジピン25の抜き代を考慮す
る必要がなく最大限に大きくでき、このホルダ40への
歩み板9の係止を容易に行うことができる。
【0023】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、左
右の下部ヒンジ間に係止片を架設し、該係止片の内側か
ら前記下部ヒンジのヒンジピンを着脱可能に設けたこと
により、このホルダによる歩み板の係止可能な歩み板掛
け幅は左右の下部ヒンジ間の幅と略同様となり、従来の
ようにヒンジピンの抜き代を考慮する必要がなく最大限
に大きくでき、このホルダへの歩み板の係止を容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】貨物自動車の荷箱の後部の構成を示す正面図で
ある。
【図2】本考案に係る貨物自動車の歩み板係止部材を示
す正面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】貨物自動車の全体の概略構成を示す側面図であ
る。
【図5】従来の貨物自動車の荷箱の後部の構成を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 車枠 5 荷箱 8 後部煽戸 9 歩み板 10 上部ヒンジ 20 下部ヒンジ 25 ヒンジピン 40 係止片(ホルダ)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車枠上に荷箱が傾動自在に且つ前後に摺
    動自在に設けられるとともに、荷箱の後部には左右一対
    の上部ヒンジと左右一対の下部ヒンジとを介して後部煽
    戸が下開きもしくは上開き自在に設けられた貨物自動車
    において、 前記左右の下部ヒンジ間に歩み板を係止する板状の係止
    片が架設され、該係止片の内側から前記下部ヒンジのヒ
    ンジピンが着脱自在に設けられたことを特徴とする貨物
    自動車の歩み板係止部材。
JP8670692U 1992-12-17 1992-12-17 貨物自動車の歩み板係止部材 Expired - Lifetime JP2556543Y2 (ja)

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