JP2001008179A - Catv用チューナ - Google Patents

Catv用チューナ

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JP2001008179A
JP2001008179A JP11358749A JP35874999A JP2001008179A JP 2001008179 A JP2001008179 A JP 2001008179A JP 11358749 A JP11358749 A JP 11358749A JP 35874999 A JP35874999 A JP 35874999A JP 2001008179 A JP2001008179 A JP 2001008179A
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circuit
frequency
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Shuji Matsuura
修二 松浦
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N5/4446IF amplifier circuits specially adapted for B&W TV
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G1/00Details of arrangements for controlling amplification
    • H03G1/0005Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal
    • H03G1/0035Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal using continuously variable impedance elements
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    • H03J5/242Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection used exclusively for band selection
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    • H04N21/41Structure of client; Structure of client peripherals
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    • H04N21/42607Internal components of the client ; Characteristics thereof for processing the incoming bitstream
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    • H04N7/16Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems
    • H04N7/173Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems with two-way working, e.g. subscriber sending a programme selection signal
    • H04N7/17309Transmission or handling of upstream communications

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力の低減と信号の歪み改善が図られる
CATV用チューナを提供する。 【解決手段】 チューナはCATV局からHPF1によ
り導入された信号を受信する受信部を有し、受信部では
信号がPINアッテネータ回路33でその信号レベルに
基づく利得で減衰された後にバッファ増幅器35で広い
周波数帯域にわたり増幅され、高周波増幅器32で高周
波成分が増幅されて発振回路7,8および13ならびに
混合回路6と28とからなる周波数変換回路で所望の中
間周波数に変換され、IF増幅器19でIF増幅され、
端子12から出力される。回路33より後段の増幅器3
2と35への入力信号が高レベルとなるのが防止される
ので、増幅時の信号歪みを改善でき、また増幅器への供
給電流も低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ケーブルテレビ
ジョン(以下、CATVと称する)の空きチャネルを利
用して家庭において高速データ通信を行なわせるために
用いられるケーブルモデムに搭載されるケーブルモデム
用チューナや別の周波数帯域を利用して家庭で高速デー
タ通信を行なうディジタルセットボックス(以下、ST
Bと称する)に用いられるようなCATV用チューナに
関する。
【0002】
【従来の技術】CATVでは家庭の引込み線を同軸ケー
ブルのままにしておき、幹線ネットワークを光ファイバ
化したHFC(Hybrid Fiber/Coaxの略)の導入が進め
られている。家庭に数Mビット/秒の広帯域データ通信
サービスを提供しようとしているためで、もはや先端技
術ではない64QAM(Quadrature Amplitude Modulat
ionの略)でも帯域幅6MHzで伝送速度30Mビット
/秒の高速データラインを作ることができる。これにケ
ーブルモデムが使用される。CATVの空きチャンネル
を利用して4Mビット/秒〜27Mビット/秒の高速デ
ータ通信が実現できる。
【0003】図11は従来のケーブルモデム用チューナ
のブロック図である。CATV信号においてケーブルモ
デム用チューナから図示されないCATV局側に向けて
送信される上り信号は5MHz〜42MHzにて運用さ
れ、CATV局側よりケーブルモデム用チューナに向け
て送信される下り信号は54MHz〜860MHzにて
運用されて、該チューナのCATV入力端子11を介し
てケーブルの回線に送出される。ケーブルモデムより送
信された上り信号はCATV局(システムオペレータ)
のデータレシーバにて受信され、センターのコンピュー
タに入る。また、ケーブルモデムの内部では上り信号は
データ端子10に図示されないQPSK送信機からの直
交位相変位変調(QPSK)されたデータ信号が導入さ
れる。このデータ信号は、アップストリーム回路9と入
力端子11を介してCATV局に送信される。
【0004】他方、下り信号は図11のチューナの5〜
42MHzを減衰域とし54MHz以上を通過域とする
IF(中間周波数の略)フィルタであるHPF(ハイパ
スフィルタの略)1からバッファ増幅器35に与えられ
て、以降の各回路に与えられる。
【0005】以降の各回路は、470〜860MHzを
有するUHFバンド(B3バンド)、170〜470M
Hzを有するVHF Highバンド(B2バンド)お
よび54〜170MHzを有するVHF Lowバンド
(B1バンド)のそれぞれについて受信回路を構成す
る。ただし、バンド分割はこれに特定されない。
【0006】またケーブルモデム用チューナは上述した
受信回路のほかに、IF増幅回路19および21、SA
Wフィルタ20、IF出力端子12およびPLL選局回
路27を含む。
【0007】前述したB1〜B3バンドのそれぞれにつ
いての受信回路は、スイッチングダイオードによる切替
方法または帯域分割によるフィルタを用いた方法が適用
される入力切替回路200、140および220のそれ
ぞれとUHF高周波増幅入力同調回路300、VHF
HIGH BAND高周波増幅入力同調回路150およ
びVHF LOW BAND高周波増幅入力同調回路2
30のそれぞれと、UHF高周波増幅器4、VHF H
IGH BAND高周波増幅器16およびVHF LO
W BAND高周波増幅器24のそれぞれと、UHF高
周波増幅出力同調回路50、VHF HIGH BAN
D高周波増幅出力同調回路170およびVHF LOW
BAND高周波増幅出力同調回路250のそれぞれ
と、UHF混合回路6、VHF HIGH BAND混
合回路18およびVHF LOWBAND混合回路26
のそれぞれと、前述の混合回路のそれぞれに対応したU
HF発振回路7、VHF HIGH BAND発振回路
13およびVHF LOWBAND発振回路8のそれぞ
れとを含む。
【0008】高周波増幅器4、16および24にはデュ
アルゲート型のMOSFETの素子が一般的に使用され
てAGC端子36からのAGC電圧はこの素子のゲート
電極に印加されるので、これら増幅器における利得はA
GC電圧により制御される。
【0009】入力切替回路200、140および220
は、B1〜B3バンドの受信信号を入力して所定周波数
帯域の受信信号のみ選択的に出力する。
【0010】高周波増幅入力同調回路300、150お
よび230は、入力切替回路200、140および22
0で選択出力された各受信信号を各バンドにおいて同調
コイルなどを用いてそれぞれ所望の周波数(希望チャン
ネルの周波数)に同調させ出力する。
【0011】高周波増幅器4、16および24のそれぞ
れは、高周波増幅入力同調回路300、150および2
30からの出力信号を各バンドにおいてAGC(自動利
得制御)電圧が供給されるAGC端子36の電圧レベル
に基づいて信号歪などのSN比の劣化を防止するように
増幅し出力する。AGC端子36に供給されるRF(高
周波)AGC電圧は、高周波増幅器4、16および24
のデュアルゲート型のMOSFETのゲート電極に供給
されて、高周波増幅器の電力利得を入力信号レベルが6
0dBμ以下においてはフルゲインにて動作し、また6
0dBμ以下の入力信号レベルにおいては該チューナの
出力レベルが常に一定レベルとなるように作用して、信
号に関して歪などのSN比の劣化が防止される。
【0012】高周波出力増幅出力同調回路50、170
および250のそれぞれは、高周波増幅器4、16およ
び24のそれぞれの出力信号を各バンドにおいて同調コ
イルなどを用いて所望の周波数に同調させて出力する。
【0013】局部発振回路7、13および8のそれぞれ
は、各バンドに対応の所定の中間周波数を作るために安
定発振し、混合回路6、16および26のそれぞれは高
周波増幅出力同調回路50、170および250のそれ
ぞれから出力された信号を対応の局部発振回路からの発
振信号により所望の中間周波数信号に変換するので、局
部発振回路7、13および18と混合回路6、18およ
び26とにより各バンドについての周波数変換回路が形
成される。
【0014】その後、各受信回路の出力信号はIF増幅
回路19にて所定レベルに増幅後、SAWフィルタ20
およびIF増幅回路21により所定レベルに周波数変換
され、IF出力端子12を介して出力される。
【0015】動作において、下り信号はHPF1を通過
して、入力切替回路200、140および220に与え
られるので、3つの受信回路のうち下り信号の周波数が
該回路の動作周波数に該当する受信回路のみが動作し、
他の受信回路は動作しない。なお、各受信回路の動作は
共通である。
【0016】次に、各バンドの受信回路について説明す
る。CATV信号は入力切替回路200、140および
220ならびに高周波増幅入力同調回路300、15
0、および230を介して高周波増幅器4、16および
24にて増幅された後、高周波増幅出力同調回路50、
170および250を介して受信信号として導出され
る。
【0017】その後、受信信号は混合回路6、18およ
び26ならびに局部発振回路7、13および8により所
望中間周波数信号に変換されて、IF増幅回路19と2
1およびSAWフィルタ20にてLOW IF変換され
て出力端子12に導出される。
【0018】なお、これら一連の動作は、図示されない
CPUよりPLL選局回路27に選局データが送出され
てこれに基づいてチャンネル選局が行なわれると同時に
バンド特性に応じバンド切替の入力切替回路が動作し
て、各バンドの電源供給の切替が行なわれることで実現
される。
【0019】また、特開平10−304261号公報に
も、同様な構成を有したケーブルモデム用チューナが示
されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のケーブ
ルモデム用チューナでは、常時待機受信を行なうように
動作するので、低消費電力が要求されるが、上述のダブ
ルコンバージョン方式のケーブルモデム用チューナでは
待機状態での消費電力が0.7〜1Wを要し、作動時の
消費電力に比べて大きな値になる。
【0021】つまり、従来のケーブルモデム用チューナ
においては高周波増幅回路4、16および24を備え
て、それぞれ独立して動作するので、各回路の動作切替
のための電流が必要とされ、またバッファ増幅器35に
おいてCATVの多波信号が受信された場合に受信信号
に歪が発生しやすくなるので、これを解消するためにバ
ッファ増幅器35のデバイスに多くの供給電流が必要と
されるからである。
【0022】また、上述したようにCATV用受信器で
あるケーブルモデム用チューナでは、多波信号を共同で
受信するため、受信帯域全域にわたり入力リターンロス
が6dB以上必要とされる。このため、従来のケーブル
モデム用チューナの入力回路にはバッファ増幅器35を
挿入し、入力リターンロスの改善が行なわれている。ま
た、前述した従来のケーブルモデム用チューナでは、高
周波増幅器4、16および24の段においてAGCをか
けていたが、このようなシステムでは相互変調歪および
混合変調歪が発生しやすい。
【0023】つまり図11の高周波増幅器4、16およ
び24にAGCをかけているが、これら高周波増幅器に
は一般的にデュアルゲート型MOSFETが採用されて
おり、AGC動作時のリニアリティは好ましくない。さ
らにバッファ増幅器35により信号レベルが増幅されて
いるので、後段の高周波増幅器4、16および24に印
加される信号レベルが高くなって高周波信号成分の増幅
時に相互変調歪および混合変調歪が発生しやすくなる。
【0024】また、上述した従来のケーブルモデム用チ
ューナでは、高周波増幅器4、16および24に用いら
れるデュアルゲート型MOSFETの素子の性質上、A
GC動作により入出力における高周波パラメータ成分が
変動し波形歪(波形変動)が生じ、いわゆる伝送歪が発
生しやすい。
【0025】また、高周波増幅器4、16および24の
デバイスの特性に上述したような不都合を有しているの
でAGCによる信号伝送歪(振幅歪)が発生しやすく改
善することが極めて困難であった。
【0026】また、上述した従来のケーブルモデム用チ
ューナの高周波増幅回路4、16および24は各バンド
ごとに設けられていたので、回路部品の点数が多くなり
経済性にすぐれない。
【0027】上述の図11は、ケーブルモデム用チュー
ナを示したが、最近ではディジタルセットトップボック
ス(STB)と呼ばれるCATV用チューナがある。ケ
ーブルモデムでは、CATV局側から送られてくる下り
のデータ信号をテレビジョンモニタに表示するものであ
るのに対して、STBではCATV局側から送られてく
るQPSK変調された下りのデータ信号をチューナ部か
ら分岐し、CPUで処理してパーソナルコンピュータに
出力できるようにしたものである。
【0028】このため、ケーブルモデムでは、前述の如
く54MHz〜860MHz帯のCATVの空きチャネ
ルを利用して下りのデータ信号を送出しているのに対し
て、STBでは別の帯域の70MHz〜130MHzの
周波数が用いられている。
【0029】図12はSTBの概略ブロック図であり、
HPF1とバッファ増幅器35との間には下りデータ信
号を分岐するための分岐回路37が設けられており、分
岐された下りデータ信号はOOB(Out Of Band)端子
38に出力される。それ以外の構成は図11と同じであ
る。
【0030】この図12に示したSTBにおいても、C
ATV信号が上り信号が5MHz〜42MHz,下り信
号が54MHz〜860MHzにて運用され、入力端子
11よりケーブルの回線に接続される。STBから送信
された上り信号はCATV局のデータレシーバにて受信
され、センターのコンピュータに入力される。
【0031】STBの内部では、上り信号がデータ端子
15にQPSK送信機(図示せず)からのQPSKされ
たデータ信号が導入される。このデータ信号はセンター
のコンピュータによりCATV回線を介してSTBに導
入されてSTB内部のCPU(図示せず)によって処理
された後、QPSK変調器に与えられる。それ以外の動
作は、図11で示したケーブルモデム用チューナと同じ
であり、STBにおいても前述のケーブルモデム用チュ
ーナと同じ課題を有している。
【0032】それゆえに、この発明の主たる目的は、消
費電力量を削減することのできるCATV用チューナを
提供することである。
【0033】この発明の他の目的は、信号信号歪みを軽
減することのできるCATV用チューナを提供すること
である。
【0034】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
CATV局へデータ信号を送出するためのアップストリ
ーム回路と、CATV局からの多波の下り信号をデータ
信号を除去しながら導入するためのハイパスフィルタ
と、ハイパスフィルタにより導入された下り信号を受信
するための受信部とを備えたCATV用チューナであっ
て、受信部は、下り信号を受けて所定の利得で減衰させ
た後に増幅して出力する利得制御手段と、利得制御手段
からの出力信号を受けて、異なる周波数帯域による各系
統ごとの周波数信号を抽出する高周波増幅部と、高周波
増幅部から出力された信号を各系統について所定の中間
周波数の信号に変換して出力する周波数変換回路と、周
波数変換回路からの出力信号を増幅して出力する中間周
波数増幅回路とを備えて構成される。
【0035】請求項1によれば、下り信号は受信部の入
力部にて所定の利得で減衰された後に増幅され、高周波
増幅部にて各系統ごとに所望の周波数信号が抽出されて
増幅された後に、各系統について周波数変換回路にて所
望の中間周波数信号に変換され、中間周波数増幅回路で
増幅されて出力される。
【0036】したがって、下り信号は入力部および高周
波増幅部における増幅に先立って所定の利得にて減衰さ
れるので、多波信号の下り信号が強信号の入力レベルで
受信されたとしても、増幅のための後段回路部に強信号
のレベルで下り信号が入力した信号歪みが発生するのが
抑制される。また、増幅のための後段回路部への入力信
号レベルを低くできて、高周波増幅回路における消費電
流を削減できる。
【0037】請求項2に係る発明では、請求項1のCA
TV局から多波の下り信号とは異なる帯域の下りデータ
信号がケーブルを介して受信部に入力されていて、受信
部は下りデータ信号を分岐して出力する分岐回路を含む
ことを特徴とする。
【0038】したがって、請求項2に係る発明では、分
岐された下りデータ信号によりチューナ部とは関係なく
CATV局との間でデータ通信を行なうことができる。
【0039】請求項3に係る発明では、請求項1または
2の高周波増幅部は、利得制御手段からの出力信号を受
けて、周波数帯域により複数系統に選択して出力する入
力選択回路と、複数系統のそれぞれについて設けられ、
入力選択回路で選択された各系統の信号を入力して所望
の周波数に同調して出力する高周波増幅入力同調回路
と、複数系統について共通して1系統のみ設けられ、高
周波増幅入力同調回路のそれぞれからの出力信号を増幅
して出力する高周波増幅回路と、高周波増幅回路からの
出力信号を受けて複数系統に選択的に出力する出力選択
回路と、複数系統のそれぞれについて設けられ、出力選
択回路から選択して出力された各系統の信号を入力して
所望の周波数に同調して出力する高周波増幅出力同調回
路と含むことを特徴とする。
【0040】請求項3によれば、従来のように複数系統
のそれぞれについて高周波増幅回路を設ける必要がな
く、この高周波増幅回路を設けるだけでよく、消費電流
の低減と、チューナを構成する回路部品点数の削減によ
るコスト削減が可能となる。
【0041】請求項4に係る発明では、請求項1または
2の高周波増幅部は、入力部からの出力信号を入力して
周波数帯域により複数系統に選択して出力する入力選択
回路と、複数系統のそれぞれについて少なくとも2系統
設けられ、入力選択回路で選択された少なくとも2系統
の信号が入力され、所望の周波数以外の周波数を遮断す
る高周波フィルタ回路と、複数系統について共通して1
系統のみ設けられ、フィルタ回路からの出力信号を増幅
して出力する高周波増幅回路と、高周波増幅回路からの
出力信号を受けて少なくとも2系統の信号に選択して出
力する出力選択回路と、複数系統のそれぞれについて設
けられ、出力選択回路から出力された少なくとも2系統
の信号を受け、複数系統のそれぞれの所望の周波数に同
調して出力する高周波増幅出力選択回路と含むことを特
徴とする。
【0042】したがって、従来では複数系統のそれぞれ
について高周波増幅入力同調回路と高周波増幅回路とを
設けていたのに対し、少なくとも2系統の高周波フィル
タ回路と、1系統の高周波増幅回路を設けるだけでよ
く、消費電流の低減と、回路部品点数の削減によるコス
ト削減が可能となる。
【0043】請求項5に係る発明では、請求項3または
4の利得制御手段は、下り信号を入力して所定の利得で
減衰させて出力する減衰回路と、減衰回路の出力信号を
入力して広帯域にわたり増幅して出力するバッファ増幅
回路とを含む。
【0044】したがって、請求項5では、バッファ増幅
回路において歪みを生じることなく、下り信号を広帯域
にわたり増幅することができて、チューナにおける信号
受信時の信号歪みが改善される。
【0045】請求項6に係る発明では、請求項1から4
のいづれかにおける所定利得は、高周波増幅部における
入力信号レベルに基づいて可変設定されることを特徴と
する。
【0046】したがって、利得制御手段における信号の
減衰量を後段の高周波増幅部における入力信号レベルに
基づいて決定できるので、高周波増幅部に印加される下
り信号のレベルを高周波増幅部が信号歪みを生じさせな
いように安定動作するレベルに設定できる。その結果、
高周波増幅部にて下り信号が強レベルで入力して、信号
伝送時の歪みが生じることが回避される。
【0047】請求項7に係る発明では、請求項4から6
のいずれかにおける入力選択回路および出力選択回路の
少なくともいずれか一方は、入力信号のレベルに基づい
て動作する複数のスイッチング素子と、複数のスイッチ
ング素子の動作に応じて切替制御される複数のインダク
タ素子とを含み、複数のスイッチング素子の動作に応じ
た複数のインダクタ素子の切替制御により入力信号が複
数系統に選択的に出力される。
【0048】したがって、請求項7に係る発明では、ス
イッチングダイオード素子の動作によるインダクタ素子
の切替により、系統の切替に要する回路構成を簡略化で
き、部品点数の削減によるコスト低下と消費電流の削減
が可能となる。
【0049】請求項8に係る発明では、請求項4の高周
波フィルタ回路は、それぞれの遮断周波数が可変のハイ
パスフィルタとローパスフィルタの組合せ回路を含む。
【0050】また、請求項9に係る発明では、請求項2
または4の高周波増幅器はバイポーラトランジスタまた
はデュアルゲートトランジスタを含む。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0052】図1は、この発明の実施の形態によるケー
ブルモデム用チューナのブロック図である。図1におい
てケーブルモデム用チューナはCATV入力端子11、
データ端子10、HPF1、PINアッテネータ回路3
3、回路33に関連のAGCドライバ34およびAGC
端子36、バッファ増幅器35、入力切替回路2、14
および22、UHF、VHF HIGH BANDおよ
びVHF LOW BAND高周波増幅器3、15およ
び23、高周波増幅器32、高周波増幅出力切替回路2
9〜31、UHF、VHF HIGH BANDおよび
VHF LOWBAND高周波増幅出力同調回路5、1
7および25、UHF混合回路6およびVHF混合回路
28、UHF、VHF HIGH BANDおよびVH
F LOW BAND発振回路7、13および8、PL
L選局回路27、IF増幅回路19および21、SAW
フィルタ20およびIF出力端子12を含む。
【0053】図1の構成において図11の従来の構成と
比較して異なる点は、HPF1とバッファ増幅器35と
の間にPINアッテネータ回路33が設けられた点と、
従来の3個の高周波増幅器4、16および24が1個の
高周波増幅器32で代替された点と、入力切替回路2、
14および22、ならびに高周波増幅入力同調回路30
0、150および230が、入力切替回路2、14およ
び22ならびに高周波増幅入力同調回路3、15および
23で代替された点と、および高周波増幅出力同調回路
50、170および250が高周波増幅出力同調回路
5、17および25で代替された点と混合回路6、18
および26が混合回路6と28に削減された点にある。
図1の他の構成は図11のそれと同じであり詳細説明は
省略する。
【0054】図1においてPINアッテネータ回路33
の減衰量はAGCドライバ34の制御により決定され
る。AGCドライバ34はAGC端子36から与えられ
るAGC電圧に応じた減衰量で動作するようにPINア
ッテネータ回路33を制御する。
【0055】図2は、図1のPINアッテネータ回路3
3、AGCドライバ34およびAGC端子36による具
体的な回路構成例を示す図である。
【0056】一般に、PINアッテネータ回路33の構
成としては種々提案されているがここでは簡単な回路例
としてPINダイオードDを含んだ図2のものが示され
る。すなわちAGC端子36に与えられたAGC電圧V
AGCはAGCドライバ34と抵抗R1とを介してPIN
ダイオードDへ印加されるので、PINダイオードDが
オン動作して抵抗R2を介して電流がHPF1からバッ
ファ増幅器35方向へ流れる。PINダイオードDは電
流の関数となる抵抗値を有する素子であるからAGC電
圧VAGCをレベル低下させることによりダイオードDは
抵抗性を有するようになり、結果としてHPF1側から
与えられる入力信号レベル(受信信号レベル)はPIN
アッテネータ回路33においてAGC電圧VAGCのレベ
ルに従う減衰量で減衰されて、バッファ増幅器35に与
えられる。なお、AGC電圧VAG Cは後段の高周波増幅
器32の入力信号であって、ここに用いられているデュ
アルゲート型MOSFETのゲートに印加される信号の
レベルに基づいて可変設定される。
【0057】CATV信号として多波信号が同一レベル
で同時に入力端子11に入力(受信)されると後段の高
周波増幅器32に用いられているデュアルゲート型MO
SFETのゲートに印加される信号レベルが60dBμ
以上の強信号レベルとなって、該ケーブルモデム用チュ
ーナにおける信号伝送時に相互変調歪または混合変調歪
が発生する。しかし、図1の構成ではAGC電圧VAGC
のレベルに従うPINアッテネータ回路33の減衰処理
により高周波増幅器32に対して強信号レベルで信号入
力がされないようにすることができるから、これらの伝
送歪も効果的に改善される。
【0058】またバッファ増幅器35における消費電流
を軽減するためAGC動作を従来の高周波増幅器ではな
くバッファ増幅器35の前段においてPINダイオード
Dを用いたAGC回路であるPINアッテネータ回路3
3、または同等の回路を用いてAGC動作を作用させ
る。これにより、高周波増幅器32を多波信号の入力レ
ベルが0dBmv以下で作動させることが可能となって
高周波増幅器32の素子に多くの電流を流さずとも十分
に良好な歪特性が得られる。
【0059】これにより、図1の構成ではケーブルモデ
ム用チューナにおける伝送歪に関し1〜3dBの改善効
果がある。特にVHF LOW BANDの比較的低い
受信周波数帯域において伝送歪の改善が顕著である。
【0060】図3は、図1において適用される高周波増
幅器32に関連したバンド切替のための回路構成を示す
図である。
【0061】図1では図11の3個の高周波増幅器4、
16および24から1個の高周波増幅器32に削減され
たのに伴い、各バンドの入力信号の切替はSW(スイッ
チング)ダイオードによるインダクタの切替に従う図3
の回路で実現される。これにより図11の場合に比較し
て図1の構成では高周波増幅器が1回路に低減され、ま
たバンド切替をSWダイオードによるインダクタの切替
による回路によるものとしたことで該ケーブルモデム用
チューナを構成する回路部品点数の削減が可能となる。
具体的には図11の構成に比較して回路部品点数を5〜
10%削減できる。
【0062】図3においては、入力切替回路2、14お
よび22はダイオードd1〜d4のON/OFF動作に
よりインダクタL1〜L6を切替える回路構成に相当す
る。
【0063】UHF高周波増幅入力同調回路3は可変容
量ダイオードDT1とインダクタL1およびL2とで構
成され、VHF HIGH BAND高周波増幅入力同
調回路15は可変容量ダイオードDT1とインダクタL
1、L3およびL5で構成され、VHF LOW BA
ND高周波増幅入力同調回路23は可変容量ダイオード
DT1とインダクタL1、L3およびL5、ならびにイ
ンダクタL2、L4およびL6で構成される。
【0064】同様にして、高周波増幅出力切替回路2
9、30および31はSWダイオードD1〜D3のON
/OFF動作によりインダクタl1〜l6を切替える回
路構成に相当する。
【0065】UHF高周波増幅出力同調回路5は可変容
量ダイオードDTとインダクタl1とl2で構成され
る。VHF HIGH BAND高周波増幅出力同調回
路17は可変容量ダイオードDTとインダクタL1、L
3およびL4で構成される。VHF LOW BAND
高周波増幅出力同調回路25は可変容量ダイオードD
Tとインダクタl1とl3とl5ならびにl4とl6に
て構成される。
【0066】ここでは、高周波増幅入力および出力切替
回路を複数のSWダイオードと複数のインダクタで構成
したが、一方の切替回路のみを複数のSWダイオードと
複数のインダクタで構成し、他方の切替回路は従来と同
様な構成であってもよい。この場合でも、回路構成部品
は削減され消費電流も削減される。
【0067】動作において上り信号であるQPSK変調
されたデータ信号はアップストリーム回路9を通じ、入
力端子11に接続される図示されないケーブルへ送出さ
れる。
【0068】他方、ケーブルからの下り信号はHPF1
を通過の後PINアッテネータ回路33で所定レベル減
衰されてバッファ増幅器35にて受信帯域(54〜86
0MHz)が増幅される。その後、入力切替回路2、1
4および22に入りB1〜B3バンドの各回路に切替え
られる。
【0069】入力切替回路2、14および22は図3に
示されたようにSWダイオードによる切替が採用されて
いる。
【0070】各バンドはそれぞれ受信チャンネルに応じ
て動作状態となり他のバンドは動作しないように構成さ
れる。
【0071】たとえばUHF BANDのチャンネル受
信時は回路1〜回路3、回路5〜回路7、回路9、回路
19〜21、回路27、回路29および回路32〜35
の機能が動作状態となり回路8、回路13〜15、回路
17、回路22および23、回路25、回路28、回路
30〜31の動作は停止する。同様にVHF HIGH
BANDの受信時は回路1、回路9、回路13〜1
5、回路17、回路19〜21、回路27および28、
回路30、および回路32〜35の機能が動作状態とな
り、回路2および3、回路5〜8、回路22および2
3、回路25、回路29および回路31は動作が停止す
る。VHF LOW BANDの受信時は回路1、回路
8および9、回路19〜23、回路25、回路27およ
び28、回路31および回路33〜35の機能が動作状
態となり、回路2および3、回路5〜7、回路13〜1
5、回路17および回路30は動作が停止する。これら
一連の動作は、図示されないCPUよりPLL選局回路
27に選局データが与えられて従来と同様にした機能の
切替動作制御により行なわれる。
【0072】次に、各バンドの動作状態を説明する。C
ATV信号はHPF1およびPINアッテネータ回路3
3およびバッファ増幅器35を通過の後、入力切替回路
2、14および22に入り、ここでバンド切替が行なわ
れて高周波増幅入力同調回路3、15および23のそれ
ぞれにおいてチャンネル選局が行なわれる。
【0073】次に、高周波増幅器32において増幅され
た後、高周波増幅出力切替回路29、30および31に
よりそれぞれバンド切替が行なわれて、高周波増幅出力
同調回路5、17および25のそれぞれにて受信信号が
導出される。
【0074】混合回路6および28、ならびに局部発振
回路7、8および13において高周波増幅回路より導出
された信号は周波数変換されて中間周波数増幅回路19
に与えられて増幅されてSAWフィルタ20を通過した
後、再度、IF増幅回路21にて増幅されてIF出力端
子12を介して外部に出力される。当該動作は各バンド
において共通である。
【0075】上述したように図1のケーブルモデム用チ
ューナでは高周波増幅器を構成する回路素子を従来の3
個から1個に削減し、さらにこれに関連の切替回路の構
成をSWダイオードによるインダクタの切替による極め
て簡略化されたものとしたことにより、高周波増幅器に
おける消費電力を削減でき、また切替回路における消費
電流を削減できる。
【0076】またPINダイオードDを用いたAGC回
路のPINアッテネータ回路33を信号入力側回路に配
置し、その後段にバッファ増幅器35および高周波増幅
器32が設けられる構成としたことにより、受信信号に
おける相互変調歪および混合変調歪を従来性能を低下さ
せずに改善することができた。
【0077】つまりバッファ増幅器35の前段にてPI
Nアッテネータ回路33が動作するので入力信号(受信
信号)に関して許容入力レベルが従来に比べて改善され
る。具体的には、CATV信号である多波信号(130
CW(Carrier Wave)信号)が受信されて+10〜+1
5dBmVのレベルにて入力された場合、バッファ増幅
器35の前段にてPINアッテネータ回路33がない構
成では相互変調歪および混合変調歪が−40〜−50d
Bc以上であるのに対して、PINアッテネータ回路3
3がある図1の構成では相互変調歪および混合変調歪が
−55dBc〜−60dBc以上となるから受信信号に
ついて十分に歪みの低減が図られて、入力信号の許容入
力レベルが改善される。
【0078】図4はこの発明をSTBに適用した例を示
す図である。図4において、図1に示したHPF1とP
INアッテネータ回路33との間には分岐回路37が設
けられる。この分岐回路37により下りデータ信号が分
岐されてOBB端子38に出力される。その他の構成は
図1と同じである。
【0079】したがって、図4に示したSTBにおいて
も、AGC電圧VAGCのレベルに従うPINアッテネー
タ回路33の減衰処理により、高周波増幅器32に対し
て強信号レベルで信号入力がされないようにすることが
できるので、これらの伝送歪みも効果的に改善できる。
また、PINアッテネータ回路33を動作させることに
より、高周波増幅器32の多波信号の入力レベルが0d
Bmv以下で作動させることが可能となって、高周波増
幅器32の素子に多くの電流が流されても十分に良好な
歪み特性を得ることができる。
【0080】図5はこの発明の他の実施形態のSTBの
概略ブロック図であり、図6は図5の要部の具体的な回
路図である。
【0081】前述の図1および図4に示した実施形態
は、UHFバンド,VHF Highバンド,VHF
Lowバンドのように各バンドごとに同調させて1つの
高周波増幅器32で増幅し、出力側にも各バンドごとに
同調回路を設けるようにした。これに対して、図5およ
び図6に示した実施形態は、帯域可変フィルタを用いて
UHFバンド,VHF Highバンド,VHF Lo
wバンドの信号を抽出して高周波増幅する。
【0082】すなわち、図5において、HPF1とアッ
プストリーム回路9と分岐回路37とPINアッテネー
タ回路33とAGCドライバ34とバッファ増幅器35
は図4の構成と同じであり、またUHF混合回路6やV
HF混合回路28以降の構成の図示を省略している。入
力切替回路2はUHF可変型イメージトラップ回路39
とVHF HIGH,LOW可変型イメージトラップ4
0の入力を切替える。UHF可変型イメージトラップ回
路39はUHFバンドの470MHz〜860MHz以
外の周波数をトラップする。VHF HIGH,LOW
可変型イメージトラップ40はVHF Highバンド
の170MHz〜470MHzとVHFLowバンドの
54MHz〜170MHz以外の周波数をトラップす
る。したがって、VHF HIGH,LOW可変型イメ
ージトラップ40は54MHz〜470MHzの帯域の
信号を抽出する。そのうち、VHF HIGH BAN
DHPF42は170MHz〜470MHzの帯域の信
号を抽出して高周波増幅器32に与える。VHF LO
W BAND入力回路41によってVHF Lowバン
ドが選択されたとき、VHF HIGH,LOW可変型
イメージトラップ40は54MHz〜170MHzの帯
域のVHF Lowバンドの受信信号を抽出する。
【0083】図6は図5の入力切替回路2と14以降の
具体的な回路図を示しており、スイッチングダイオード
d1〜d6は図5の入力切替回路2,14を構成してい
る。UHFバンドを選択するUHF可変型イメージトラ
ップ回路39は、イメージトラップ可変容量ダイオード
D1とコイルL1〜L3,L6とコンデンサC1〜C4
によって構成されている。コイルL1は整合用コイルで
あり、コイルL3はUHFイメージトラップ用コイルで
あり、コイルL2とコンデンサC3はUHFバンドのL
PFを構成し、コンデンサC2とC4とコイルL6はU
HFバンドのHPFを構成している。コンデンサC1,
C2は直流阻止用コンデンサであり、抵抗R3は可変容
量ダイオードD1のバイアス抵抗であり、抵抗R1とR
2はスイッチングダイオードd2とd1のバイアス抵抗
である。
【0084】VHF HighバンドおよびVHF L
owバンドを選択するVHF HIGH,LOW可変型
イメージトラップ回路40は、イメージトラップ可変容
量ダイオードD2とコイルL13,L17,L18とコ
ンデンサC7とスイッチングダイオードd3とd4とに
よって構成される。VHF Lowバンドは、イメージ
トラップ用可変容量ダイオードD2とコイルL12,L
16〜L18と、コンデンサC7,C8,C24とによ
って選択される。
【0085】ここで、L13はVHF Highバンド
のイメージトラップ用コイルであり、コイルL12はV
HF Lowバンドのイメージトラップ用コイルであ
り、コイルL17は整合用コイルであり、コイルL18
とコンデンサC7はVHF HighバンドのLPFを
構成し、コンデンサC24とC8とコイルL16はVH
F HIGH BAND HPF42を構成している。
コンデンサC6,C10,C25,C26は直流阻止用
コンデンサを示し、コンデンサC27はバイパスコンデ
ンサであり、抵抗R21は可変容量ダイオードD2のバ
イアス抵抗である。
【0086】図5に示した高周波増幅出力切替回路29
は図6に示すスイッチングダイオードd9からなり、高
周波増幅出力切替回路30はスイッチングダイオードd
10からなる。UHF高周波増幅出力同調回路5は可変
容量ダイオードD4,D5とコイルL4,L5とコンデ
ンサC12とC13からなる複同調回路によって構成さ
れる。
【0087】また、図5のVHF HIGH BAND
高周波増幅出力同調回路17は、図6に示す可変容量ダ
イオードD9,D11とコイルL9,L10とコンデン
サC17,C18からなるVHF Highバンドの複
同調回路によって構成されており、VHF LOW高周
波増幅出力同調回路25は、可変容量ダイオードD9,
D11とコイルL9,L10,L14,L15とコンデ
ンサC22,C23からなるVHF Lowバンドの複
同調回路によって構成される。
【0088】なお、コイルL7,L8は高周波チョーク
コイルであり、C15は結合用コンデンサであり、コン
デンサC14,C17,C19は直流阻止用コンデンサ
であり、コンデンサC11,C21,C22,C23は
バイパスコンデンサあり、抵抗R10,R13はダンピ
ング抵抗であり、抵抗R11,R12,R14,R1
5,R16,R17は可変容量ダイオードD3,D4,
D5,D6,D9,DD11,D12のバイアス抵抗で
ある。
【0089】なお、電源端子P1には同調電圧が与えら
れ、電源端子P2にはUHFバンドの選択電圧が与えら
れ、電源端子P3にはVHF Lowバンドの選択電圧
が与えられ、電源端子P4にはVHF Highバンド
の選択電圧が与えられる。これらは、図示しないCPU
より図1に示したPLL選局回路27に選局データが送
出され、これに基づいてチャネル選局が行なわれると同
時に、バンド特性に応じてバンド切替の入力切替回路が
動作し、各バンドの選択電圧の切替が行なわれることで
実現される。
【0090】次に、図5および図6の各バンドの動作状
態について説明する。CATV信号は図1および図4と
同様にして、HPF1,分岐回路37,PINアッテネ
ータ回路33を介してバッファ回路35に与えられる。
PINアッテネータ回路33では、AGC端子36に与
えられたAGC電圧VAGCに基づいて、AGCドライバ
34によってPINアッテネータ回路33の減衰量が制
御される。
【0091】バッファ増幅器35の出力は入力切替回路
2に含まれるスイッチング用ダイオードd1〜d6によ
ってバンド切替が行なわれる。電源端子P2にUHFバ
ンドの選択電圧が与えられたときには、スイッチングダ
イオードd1とd9が導通し、コイルL2とコンデンサ
C3からなるLPFとコンデンサC2とC4とコイルL
6とからなるHPFとによって470MHz〜860M
HzのUHFバンドが選択される。そして、この帯域の
信号が高周波増幅器32で高周波増幅され、高周波増幅
出力切替回路29に与えられる。高周波増幅出力切替回
路29のスイッチングダイオードd9はUHFバンドの
選択電圧によって導通しており、UHF高周波増幅出力
同調回路5の可変容量ダイオードD4,D5とコイルL
4,L5とコンデンサC12とC13とからなる複同調
回路によって同調され、受信信号がUHF混合回路6に
出力される。
【0092】電源端子P4にVHF Highバンドの
選択電圧が与えられると、スイッチングダイオードd
5,d3,d2,d4が導通し、VHF HIGH,L
OW可変型イメージトラップ40に含まれるコイルL1
8とコンデンサC7からなるLPFと、コンデンサC
8,C24とコイルL16からなるHFPとによって1
70MHz〜470MHzのバンドが選択され、高周波
増幅器32で増幅される。高周波増幅出力切替回路30
のスイッチングダイオードd8はVHF Highバン
ドの選択電圧によって導通しており、VHF HIGH
BAND高周波増幅出力同調回路17に含まれる可変
容量ダイオードD9,D11とコイルL9,L10とコ
ンデンサC17,C18から構成される複同調回路に同
調され、受信信号がVHF混合回路28に出力される。
このとき、スイッチングダイオードd10,d11が導
通しており、コイルL14,L15は短絡されている。
【0093】電源端子P3にVHF Lowバンドの選
択電圧が与えられると、VHF LOW BAND入力
回路41に含まれるスイッチングダイオードd4が導通
し、コンデンサC8,C24とコイルL16とからなる
HPFが短絡され、コイルL18とコンデンサC7とか
らなるLPFによってVHF Lowバンドの54MH
z〜170MHzが選択される。また、VHF Low
バンド選択電圧によってスイッチングダイオードd1
2,d6が導通し、VHF HIGH BAND高周波
増幅出力同調回路17に含まれる可変容量ダイオードD
9,D12とコイルL9,L10とVHF LOW B
AND高周波増幅出力同調回路25に含まれるコイルL
14,L15からなる複同調回路によって同調され、受
信信号がVHF混合回路28に出力される。
【0094】UHF混合回路6とVHF混合回路28以
降の動作は図1と同じであるので、その詳細な説明は省
略する。
【0095】上述のごとく図5および図6の実施形態で
は、帯域可変フィルタを用いて、UHFバンド,VHF
Highバンド,VHF Lowバンドの信号を抽出
し、高周波増幅器2で高周波増幅できるので回路構成を
簡略化でき、消費電力を低減できる。
【0096】図7はこの発明の他の実施形態の概略ブロ
ック図であり、図8は図7の要部の具体的な回路図であ
る。
【0097】この図7および図8に示した実施形態は、
図5および図6に示した入力切替回路14を削除し、U
HF可変型イメージトラップ39およびVHF HIG
H,LOW可変型イメージトラップ回路40に代えて、
UHF入力同調回路41とVHF HIGH BAND
入力同調回路46と、VHF LOW BAND入力同
調回路43を設けたものであり、その他の構成は図5お
よび図6と同じである。
【0098】入力切替回路2はスイッチングダイオード
d1〜d6を含み、電源端子P2〜P4に与えられるU
HFバンドの選択電圧,VHF Lowバンドの選択電
圧およびVHF Highバンドの選択電圧に応じて導
通し、UHFバンド,VHFHighバンド,VHF
Lowバンドが切替えられる。UHF入力同調回路41
は、可変容量ダイオードD3とコイルL2,L3とコン
デンサC6とスイッチングダイオードd4によって構成
されていて、UHFバンドに同調する。
【0099】VHF HIGH BAND入力同調回路
46は、可変容量ダイオードD3と、コイルL2,L
3,L7とコンデンサC7,C5とスイッチングダイオ
ードd5とによって構成されてVHF Highバンド
に同調し、VHF LOW BAND入力同調回路43
は可変容量ダイオードD3とコイルL2,L3,L7,
L12によって構成されてVHF Lowバンドに同調
する。
【0100】なお、図8において、D1はイメージトラ
ップ可変容量ダイオードであり、D2は整合用可変ダイ
オードであって、図7の可変型イメージトラップ回路4
5を構成している。コイルL1はUHF,VHF Hi
ghバンドの整合用コイルであり、コイルL6はVHF
Lowバンドの整合用コイルであり、L3はチョーク
コイルである。コンデンサC1,C2,C10は直流阻
止用コンデンサであり、コンデンサC3,C4,C5,
C6,C9はバイパスコンデンサであり、コンデンサC
8は結合用コンデンサである。抵抗R1,R5,R7は
スイッチングダイオードのバイアス抵抗であり、抵抗R
2,R3,R4は可変容量ダイオードのバイアス抵抗で
あり、抵抗R8,R9は高周波増幅器のゲートバイアス
抵抗である。
【0101】電源端子P2にUHF同調電圧が与えられ
ると、スイッチングダイオードd4が導通し、可変容量
ダイオードD3とコイルL2,L3とコンデンサC6と
からなる同調回路にUHFバンドが同調して受信信号が
高周波増幅器32に与えられて高周波増幅される。
【0102】電源端子P4にVHF Highバンド選
択電圧が与えられると、スイッチングダイオードd3,
d5が導通し、可変容量ダイオードD3とコイルL2,
L3,L7とコンデンサC5とからなる同調回路にVH
F Highバンドが同調し、受信信号が高周波増幅器
32に与えられて高周波増幅される。
【0103】電源端子P3にVHF Lowバンド選択
電圧が与えられると、スイッチングダイオードd6が導
通し、可変容量ダイオードD3とコイルL2,L3,L
7,L12からなる同調回路にVHF Lowバンドが
同調し、受信信号が高周波増幅器32に与えられて高周
波増幅される。それ以外の動作は図5および図6と同じ
である。したがって、この実施形態でも、回路構成を簡
略化でき、低消費電力を実現できる。
【0104】図9はこの発明のさらに他の実施形態を示
すブロック図であり、図10は図9の要部の具体的な回
路図である。この図9および図10に示した実施形態
は、新たにVHF電源供給回路44を設けたものであ
り、それ以外の構成は図7および図8と同じである。V
HF電源供給回路44としては、VHF Highバン
ド選択電圧がスイッチングダイオードd7とコイルL8
と抵抗R13を介してVHF High,Lowバンド
選択用のスイッチングダイオードd8に与える回路と、
VHF Lowバンド選択電圧がコイルL13,L8と
抵抗R13を介してスイッチングダイオードd8に与え
る回路で構成されている。また、VHF HIGH B
AND高周波増幅出力同調回路17に含まれる同調回路
は、可変容量ダイオードD9,D11とコイルL9,L
10とコンデンサC17,C18によって構成されてお
り、さらに整合用可変容量ダイオードD10,D12を
含んでいる。
【0105】この実施形態は、電源端子P4にVHF
Highバンド選択電圧が与えられたとき、スイッチン
グダイオードd7とコイルL8と抵抗R13を介してス
イッチングダイオードd8が導通する動作以外は前述の
図7および図8に示した実施形態と同じである。したが
って、この実施形態でも回路構成を簡略化して、消費電
力を少なくできる。
【0106】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0107】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、下り
信号受信部の利得制御手段によって所定の利得で減衰し
た後に増幅し、高周波増幅部にて各系統ごとに所望の周
波数に同調しながら増幅した後、各系統について周波数
変換回路で所望の中間周波数信号に変換するようにした
ので、下り信号は利得制御部および高周波増幅部におけ
る増幅に限らず所定の利得に減衰されるので、多波信号
の下り信号が強信号の入力レベルで受信されたとして
も、増幅のための後段回路部に強信号のレベルで下り信
号が入力して信号歪みが発生するのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態におけるケーブルモデ
ム用チューナのブロック図である。
【図2】 図1のPINアッテネータ回路とAGCドラ
イバとAGC端子による具体的な回路構成を示す図であ
る。
【図3】 図2に示した高周波増幅器に関連したバンド
切替のための回路構成を示す図である。
【図4】 この発明の他の実施形態のSTBのブロック
図である。
【図5】 この発明の他の実施形態のSTBのブロック
図である。
【図6】 図5に示したSTBの主要な構成部分の具体
的な回路図である。
【図7】 この発明のさらに他の実施形態のSTBのブ
ロック図である。
【図8】 図7に示した主要な構成部分の具体的な回路
図である。
【図9】 この発明のその他の実施形態のSTBのブロ
ック図である。
【図10】 図9に示した回路構成の要部の具体的な回
路図である。
【図11】 従来のケーブルモデム用チューナのブロッ
ク図である。
【図12】 従来のSTBのブロック図である。
【符号の説明】
1 HPF、2,14,22 入力切替回路、3 UH
F高周波増幅入力同調回路、5 UHF高周波増幅出力
同調回路、6 UHF混合回路、7,8,13局部発振
回路、9 アップストリーム回路、15 VHF HI
GH BAND高周波増幅入力同調回路、17 VHF
HIGH BAND高周波増幅出力同調回路、19,
21 IF増幅回路、20 SAWフィルタ、23 V
HFLOW BAND高周波増幅入力同調回路、25
VHF LOW BAND高周波増幅出力同調回路、2
8 VHF混合回路、29,30,31 高周波増幅出
力切替回路、32 高周波増幅器、33 PINアッテ
ネータ回路、34 AGCドライバ、35 バッファ増
幅器、36 AGC端子、37 分岐回路、38 OB
B端子、39 UHF可変型イメージトラップ回路、4
0 VHF HIGH,LOW可変型イメージトラップ
回路、41 VHF LOW BAND入力回路、42
VHF HIGH BAND HPF、43 VHF
LOWBAND入力同調回路、44 VHF電源供給
回路、45 可変型イメージトラップ回路、46 VH
F HIGH BAND入力同調回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/16 H04N 7/16 A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CATV(ケーブルテレビジョン)局へ
    データ信号を送出するためのアップストリーム回路と、
    前記CATV局からの多波の下り信号を前記データ信号
    を除去しながら導入するためのハイパスフィルタと、前
    記ハイパスフィルタにより導入された下り信号を受信す
    るための受信部とを備えたCATV用チューナであっ
    て、 前記受信部は、 前記下り信号を受けて所定の利得で減衰させた後に増幅
    して出力する利得制御手段、 前記利得制御手段からの出力信号を受けて、異なる周波
    数帯域による各系統ごとの周波数信号を抽出する高周波
    増幅部、 前記高周波増幅部から出力された信号を各系統について
    所定の中間周波数の信号に変換して出力する周波数変換
    回路、および前記周波数変換回路からの出力信号を増幅
    して出力する中間周波数増幅回路を備えた、CATV用
    チューナ。
  2. 【請求項2】 前記CATV局から前記多波の下り信号
    とは異なる帯域の下りデータ信号がケーブルを介して前
    記受信部に入力されていて、 前記受信部は、前記下りデータ信号を分岐して出力する
    分岐回路を含む、請求項1に記載のCATV用チュー
    ナ。
  3. 【請求項3】 前記高周波増幅部は、 前記利得制御手段からの出力信号を受けて、周波数帯域
    により複数系統に選択して出力する入力選択回路と、 前記複数系統のそれぞれについて設けられ、前記入力選
    択回路で選択された各系統の信号を入力して所望の周波
    数に同調させて出力する高周波増幅入力同調回路と、 前記複数系統について共通して1系統のみ設けられ、前
    記高周波増幅入力同調回路のそれぞれからの出力信号を
    増幅して出力する高周波増幅回路と、 前記高周波増幅回路からの出力信号を受けて前記複数系
    統に選択的に出力する出力選択回路と、 前記複数系統のそれぞれについて設けられ、前記出力選
    択回路から選択して出力された各系統の信号を受けて、
    所望の周波数に同調させて出力する高周波増幅出力同調
    回路と含む、請求項1または2に記載のCATV用チュ
    ーナ。
  4. 【請求項4】 前記高周波増幅部は、 前記入力部からの出力信号を受けて周波数帯域により複
    数系統に選択して出力する入力選択回路と、 前記複数系統のそれぞれについて少なくとも2系統設け
    られ、前記入力選択回路で選択された少なくとも2系統
    の信号が入力され、所望の周波数以外の周波数を遮断す
    る高周波フィルタ回路と、 前記複数系統について共通して1系統のみ設けられ、前
    記高周波フィルタ回路からの出力信号を増幅して出力す
    る高周波増幅回路と、 前記高周波増幅回路からの出力信号を受けて前記少なく
    とも2系統の信号に選択して出力する出力選択回路と、 前記複数系統のそれぞれについて設けられ、前記出力選
    択回路から出力された少なくとも2系統の信号を受け、
    前記複数系統のそれぞれの所望の周波数に同調して出力
    する高周波増幅出力選択回路と含む、請求項1または2
    に記載のCATV用チューナ。
  5. 【請求項5】 前記入力部は、 前記下り信号を入力して前記所定の利得で減衰させて出
    力する減衰回路と、 前記減衰回路の出力信号を受けて広帯域にわたり増幅し
    て出力するバッファ増幅回路とを含む、請求項3または
    4に記載のCATV用チューナ。
  6. 【請求項6】 前記所定利得は、前記高周波増幅部にお
    ける入力信号レベルに基づいて可変的に設定される、請
    求項1から4のいずれかに記載のCATV用チューナ。
  7. 【請求項7】 前記入力選択回路および前記出力選択回
    路の少なくともいずれか一方は、入力信号のレベルに基
    づいて動作する複数のスイッチング素子と、前記複数の
    スイッチング素子の動作において切替制御される複数の
    インダクタ素子とを含み、前記複数のスイッチング素子
    の動作に応じて前記複数のインダクタ素子の切替制御に
    より前記入力信号を前記複数系統に選択して出力する、
    請求項4から6のいずれかに記載のCATV用チュー
    ナ。
  8. 【請求項8】 前記高周波フィルタ回路は、それぞれの
    遮断周波数が可変のハイパスフィルタおよびローパスフ
    ィルタの組合せ回路を含む、請求項4に記載のCATV
    用チューナ。
  9. 【請求項9】 前記高周波増幅器はバイポーラトランジ
    スタまたはデュアルゲートトランジスタを含む、請求項
    2または4に記載のCATV用チューナ。
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