JP2003259332A - デジタルcatv用チューナ - Google Patents

デジタルcatv用チューナ

Info

Publication number
JP2003259332A
JP2003259332A JP2002059963A JP2002059963A JP2003259332A JP 2003259332 A JP2003259332 A JP 2003259332A JP 2002059963 A JP2002059963 A JP 2002059963A JP 2002059963 A JP2002059963 A JP 2002059963A JP 2003259332 A JP2003259332 A JP 2003259332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
local oscillation
band
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002059963A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Matsuura
修二 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2002059963A priority Critical patent/JP2003259332A/ja
Priority to US10/315,137 priority patent/US20030172379A1/en
Priority to CNB021597782A priority patent/CN1189034C/zh
Publication of JP2003259332A publication Critical patent/JP2003259332A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/10Adaptations for transmission by electrical cable
    • H04N7/102Circuits therefor, e.g. noise reducers, equalisers, amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J5/00Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner
    • H03J5/24Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection
    • H03J5/242Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection used exclusively for band selection
    • H03J5/244Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection used exclusively for band selection using electronic means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の特性を改善し得るデジタルCATVチ
ューナを提供する。 【解決手段】 PIN AGC回路47で複数の周波数
帯域の受信信号の利得を制御し、受信信号から選択され
た各周波数帯域ごとの受信信号を高周波増幅回路11〜
14によって高周波増幅し、局部発振回路28〜30か
らの複数の局部発振信号のうち受信すべき周波数帯域に
対応する局部発振信号と、高周波増幅された各周波数帯
域ごとの受信信号とをミキサ24で混合して中間周波信
号を出力し、その中間周波信号からデジタル信号成分を
抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデジタルCATV
用チューナに関し、特に、シングルコンバージョン方式
でフロントエンドに用いられるデジタルCATV用チュ
−ナに関する。
【0002】
【従来の技術】1998年〜2001年にかけて世界的
に3種類のデジタル・テレビ放送が出揃ってきた。この
ようなデジタル・テレビ放送を受信するためにデジタル
・セット・ボックス(以下、STBと称する)が用いら
れている。STBではデジタル放送の入力ストリームは
すべてMPEG2であり、出力はいずれもテレビ受像機
である。すなわち、地上放送用,衛星放送用,ケーブル
テレビ放送用を問わず、STBは大枠で捕らえれば同じ
構成を採る。ただし、フロントエンド回路やCA(Condi
tional access)方式,データ放送サービスの方式に依存
するソフトウェア,外部の機器と接続するためのデジタ
ルインターフェイスなどはサービスの種類や事業者によ
って異なる。
【0003】図2は従来のシングルコンバージョンチュ
ーナを示すブロック図である。図2において、シングル
コンバージョンチューナは、470〜860MHzを受
信するUHFバンド(B3バンド)、170〜470M
Hzを受信するVHF Highバンド(B2バン
ド)、54〜170MHzを受信するVHF Lowバ
ンド(B1バンド)に分割され、各バンドごとの受信回
路から構成されている。ただし、バンド分割は上記周波
数に限定されるものではない。
【0004】CATV信号は、IFフィルタであるHP
F2を通過した後、入力切換回路3,4,5に入力さ
れ、UHFバンド,VHF Highバンド,VHF
Lowバンドの対応する高周波増幅回路に切換られる。
HPFフィルタ2は5〜46MHzが減衰域、54MH
z以上が通過域とするフィルタであり、CATV信号の
うち、5〜46MHz以上の周波数成分が通過する。
【0005】各バンドはそれぞれ受信チャネルに応じて
動作状態となり、他のバンドは動作しないように構成さ
れている。
【0006】CATV信号は、入力切換回路3〜5で切
換えられた後、高周波増幅入力同調回路7,8,9で同
調が取られ、高周波増幅回路11,12,13で増幅さ
れ、高周波増幅出力同調回路19,20,21によって
受信信号が導出される。ミキサ23,24,25および
局部発振回路27,28,29からなる周波数変換回路
によって、高周波増幅回路から導出された信号が周波数
変換され、中間周波増幅回路31に入力され、IF増幅
されてIF出力端子32から出力される。AGC端子1
8にはAGC電圧が与えられ、このAGC電圧が抵抗1
5,16,17を介して高周波増幅回路11,12,1
3に与えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のデジタルCAT
V用チューナでは受信した信号を第1中間周波数に周波
数変換した後、再度第2中間周波信号に周波数変換して
取出されているダブルコンバージョン方式が一般的にな
っていたが、近年のチューナの経済性に対して対応が困
難視されている。
【0008】チューナの一部の回路をIC化することに
より経済性の問題を解決しようとする動きもあるが、ア
ナログ用途のチューナの性能を確保できていないのが実
情である。したがって、経済性の面から考慮すれば図2
に示すようなシングルコンバージョン方式のチューナの
方が有利であるが、以下に述べるような問題点がある。
【0009】図2に示した従来のチューナは、VHF
HighバンドとVHF Lowバンドはミキサ24,
25で中間周波信号に変換された後、UHF バンドの
中間周波信号とともに中間周波増幅回路31に入力する
ように構成されているが、各バンドの中間周波信号のレ
ベルが高いため隣接バンドに混入しやすくなる。たとえ
ば、VHF Highバンドの中間周波信号がVHF
Lowバンドに混入すると、歪みが発生する。
【0010】受信信号がデジタルチャネル信号の場合
は、歪み成分がノイズとして現われるが、受信信号がア
ナログチャネル信号の場合には歪み成分がビートとなり
テレビ画面上に縞模様となって現われてしまう。このた
め、テレビ画面上で縞模様が現われないようにするため
には、ビート成分と信号レベルの相対比が57dB以上
要求される。
【0011】従来方式のシングルコンバージョン方式の
チューナでは、図2に示す高周波増幅回路11,12,
13にRF AGC機能を持たせているため、特に、−
10〜−20dBの利得減衰量における非直線性歪みで
あるCSO(Composit system order beat),CTB
(Composit triple beat)の歪みIM(Inter modurati
on)およびX−mod(Cross moduration)が−50d
Bc程度であり改善する必要がある。
【0012】また、従来方式のシングルコンバージョン
方式のチューナでは、チャネル間の感度偏差が大きく5
dBから10dBあり改善の必要があり、さらにAGC
特性により選局チャネルの伝送特性が変動する問題があ
る。
【0013】図2に示す高周波増幅入力同調回路7,
8,9が入力回路になるため受信帯域全体にわたり入力
リターンロスを補償することが困難である。さらに、ロ
ーカルリーケージが−20〜−30dBmVであり、D
OCSIS要求基準(北米のケーブルモデムの規格)で
ある−40dBmVを満足しておらず改善の余地があ
る。さらに、高周波増幅入力同調回路7〜9と高周波増
幅出力同調回路19〜21とによる同調方式であり、影
像信号除去比が−50dBc以上であり、改善する必要
がある。
【0014】さらに、アイソレーションが40dBから
50dBであったのに対して、ダブルコンバージョン方
式のチューナでは70dB以上あり、改善する必要があ
った。
【0015】それゆえに、この発明の主たる目的は、上
記種々の特性を改善し得るデジタルCATVチューナを
提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の周波
数帯域のデジタル信号を含む受信信号を受信するデジタ
ルCATVチューナであって、複数の周波数帯域の受信
信号の利得を制御する利得制御回路と、利得制御回路か
ら出力された受信信号から各周波数帯域ごとの受信信号
を選択する入力同調回路と、入力同調回路で選択された
各周波数帯域ごとの受信信号を高周波増幅する高周波増
幅回路と、各周波数帯域に対応した局部発振信号を出力
する複数の局部発振回路と、複数の局部発振回路から受
信すべき周波数帯域に対応する局部発振回路を選択する
局部発振切換回路と、高周波増幅回路で高周波増幅され
た各周波数帯域ごとの受信信号と、局部発振切換回路で
選択された局部発振回路からの局部発振信号とを混合し
て中間周波信号を出力する混合回路と、混合回路から出
力された中間周波信号からデジタル信号成分を抽出する
デジタルフィルタを備えたことを特徴とする。
【0017】利得制御回路と入力同調回路との間に接続
される広帯域増幅回路を含むことを特徴とする。
【0018】混合回路から出力された中間周波信号から
アナログ信号成分を抽出するための隣接チャネルトラッ
プを有するバンドパスフィルタを含むことを特徴とす
る。
【0019】バンドパスフィルタの出力にはアイソレー
ションを改善するためのローパスフィルタが接続される
ことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態にお
けるデジタルCATVチューナのブロック図である。
【0021】図1において、この実施例におけるチュー
ナは、図2に示した従来のチューナと同様にして、47
0〜860MHzを受信するUHFバンド(B4バン
ド)を受信できるようにされているが、VHFバンドに
ついては従来は2つのバンドに分割されていたのに対し
て、この実施形態では3つのバンドに分割されている。
すなわち、240〜470MHzを受信するVHF H
ighバンド(B3バンド)と、120〜240MHz
を受信するVHF Midバンド(B2バンド)と、2
40〜470MHzバンド(B1バンド)とに分割され
ており、各バンドごとに受信回路が設けられている。
【0022】より具体的に説明すると、CATV信号は
上り信号が5〜42MHz(または5〜15MHz)で
あり、下り信号が54〜860MHzで運用されてい
る。端子1には下り信号のためのケーブル回線が接続さ
れ、上り信号はデータ端子41に接続されている。この
上り信号は、図示しないQPSK送信機からの直交位相
変調(QPSK)されたデータ信号である。このデータ
信号はLPF(Low passFilterまたはReturn path filt
er)からなるアップストリーム回路42を介して端子1
に接続される。
【0023】CATV局との通信用下り信号であるダウ
ンストリーム信号は、IFフィルタであるHPF(High
Pass Filter)2,分岐回路43,BPF(Band Pass
Filter)44から導出され、増幅回路45で分岐損失が
補正され、FM Tap端子46から図示しないFSK
復調回路またはQAM復調回路へ送出される。FMTa
p端子46は、CATV局とこのチューナを含むSTB
との間で通信を行うために設けられている。ダウンスト
リーム信号は別名OOB(Out of band)とも称されてお
り、70〜130MHzまたは50MHz〜130MH
zの帯域の信号である。
【0024】他方の下り信号(アナログおよびデジタル
影像信号)はHPF2を通過後、分岐回路43を介して
PIN AGC回路47,広帯域増幅回路49を介して
入力切換回路3〜6に与えられる。入力切換回路3はU
HFバンド,入力切換回路4はVHF Highバン
ド,入力切換回路5はVHF Midバンド,入力切換
回路6はVHF Lowバンドにそれぞれ対応してい
る。PIN AGC回路47はAGC端子48より供給
されるAGC制御信号により制御される。
【0025】HPF2は5〜46MHz成分を減衰させ
た後、54MHz成分以上を通過させる。入力切換回路
3,4,5,6の出力には、順次高周波増幅入力同調回
路7,8,9,10と、高周波増幅回路11,12,1
3,14と、高周波増幅出力同調回路19,20,2
1,22とが接続される。VHF High,VHFM
id,VHF Lowの各バンドに対応する高周波増幅
出力同調回路20,21,22の出力には、それらの出
力のうちの1つを選択して出力するための出力切換回路
50,51,52が接続されている。各バンドは各々受
信チャネルに応じて動作状態となり、他のバンドは動作
しないように構成されている。たとえば、UHFバンド
のチャネル受信時はHPF2,入力切換回路3,高周波
増幅入力同調回路7,高周波増幅回路11,高周波増幅
出力同調回路19,ミキサ23,局部発振回路27,B
PF53〜アナログSAWフィルタ56,中間周波増幅
回路58〜中間周波AGC増幅回路60が動作し、入力
切換回路4〜6,高周波増幅入力同調回路8〜10,高
周波増幅回路12〜14,高周波増幅出力同調回路20
〜22,出力切換回路50〜52,ミキサ24,局部発
振回路28〜30,局部発振切換回路57は動作を停止
する。
【0026】UHFバンドの高周波増幅出力同調回路1
9の出力はミキサ23に与えられ、局部発振回路27か
らの局部発振信号と混合されて中間周波信号に周波数変
換される。出力切換回路50,51,52で切換えられ
たVHFのいずれかのバンドの信号はミキサ24に与え
られる。VHFのHigh,Mid,Lowの各バンド
に対応して局部発振回路28,29,30が設けられて
いて、局部発振切換回路57によって受信中のVHFバ
ンドに対応する局部発振回路が選択され、選択された局
部発振信号がミキサ24に与えられる。
【0027】ミキサ24は出力切換回路50,51,5
2で選択されたVHFのHigh,Mid,Lowのい
ずれかのバンド信号と局部発振切換回路で選択された局
部発振信号とを混合して中間周波信号に周波数変換す
る。ミキサ23,24で周波数変換された中間周波信号
はBPF53と中間周波増幅回路58とに与えられる。
受信信号がアナログチャネル信号の場合は、BPF53
によって中間周波信号からアナログチャネル信号が抽出
される。抽出されたアナログチャネル信号は中間周波増
幅回路54に与えられて増幅され、LPF55およびア
ナログSAWフィルタ56を介してIF出力端子から導
出され、図示しないアナログ復調回路へ送出される。
【0028】一方、受信信号がデジタルチャネル信号の
場合は、中間周波増幅回路58が中間周波信号を増幅
し、デジタルSAWフィルタ59に与える。デジタルS
AWフィルタ59は中間周波信号からデジタルチャネル
信号を抽出し、中間周波AGC増幅回路60を介して図
示しないQAM復調回路に供給する。
【0029】図1に示す波線で囲まれたミキサ23,2
4と、局部発振回路27〜30と、局部発振切換回路5
7と、中間周波増幅回路58は1つの汎用IC内に内蔵
されている。このような汎用ICを使用することにより
コストの低減を図ることができる。
【0030】次に、この発明の実施形態の動作について
説明する。端子1から入力されたCATV信号はPIN
AGC回路47により利得が制御される。たとえば、
入力レベルが137CW,+3dBmVのTOP(Take
over point)のAGCにて+15dBmV時にCSO
は−60dBc以上、CTBは−64dBc以上の歪み
のIMおよびX−modは−60dBc以上改善するこ
とが可能になり、ダブルコンバージョン方式の歪みのレ
ベルと同等の性能を得ることができる。
【0031】このようにして利得の制御されたCATV
信号は、広帯域増幅回路49に与えられて受信帯域全帯
域に渡り入力リターンロスが補償される。この広帯域増
幅回路49は端子1と高周波増幅入力同調回路7〜10
とのバッファアンプとなるのでアイソレーションを改善
でき、ローカルリーケージを改善できる。
【0032】さらに、CATV信号は入力切換回路3〜
6を通った後、高周波増幅入力同調回路7〜10で入力
同調が取られ、高周波増幅回路11〜14で高周波増幅
される。PIN AGC回路47によって利得が制御さ
れているので、高周波増幅回路11〜14は最大利得で
動作するように設定されている。高周波増幅回路11〜
14の出力は高周波増幅出力同調回路19〜22で出力
同調が取られる。UHFバンド信号が選択されていると
きは、UHFバンド信号が高周波増幅出力同調回路19
からミキサ23に与えられて局部発振回路27からの局
部発振信号と混合され、中間周波信号に周波数変換され
る。
【0033】VHFバンド信号が選択されているとき
は、VHFのHigh,Mid,Lowのいずれかのバ
ンド信号が高周波出力同調回路20,21,22からミ
キサ24に与えられ、対応する局部発振回路からの局部
発振信号と混合されて中間周波信号に周波数変換され
る。
【0034】図2に示した従来のチューナは、54MH
z〜800MHzの受信帯域をUHF,VHF Hig
h,VHF Lowの3バンドに分割していたのに対し
て、この実施形態では、UHF,VHF High,V
HF Mid,VHF Lowの4バンドに分割するこ
とにより1バンド当たりの利得偏差を改善し、全帯域の
感度偏差を改善できる。また、1バンド当たりの帯域幅
が従来に比べて狭くなるので、1チャネル当たりのトラ
ッキング特性を改善でき、6MHzのバンド幅当たりの
伝送特性を改善できる。
【0035】中間周波信号はBPF53に与えられる
が、このBPF53は多波の信号によって歪みが生じな
いように両側隣々接チャネルトラップが付加されてい
る。これにより、後段の中間周波増幅回路54によって
中間周波信号を増幅しても従来より歪みを大幅に改善で
きる。LPF55は遮断周波数(fc)が54MHz以
上に選ばれており、中間周波信号の54MHz以下の成
分が除去され、これによりアイソレーションが改善され
ている。
【0036】中間周波信号はLPF55に与えられ、受
信信号がアナログチャネル信号の場合は、アナログSA
Wフィルタ56によって中間周波信号からアナログチャ
ネル信号が抽出される。受信信号がデジタル信号の場合
は、中間周波増幅回路58で中間周波信号が増幅され、
デジタルSAWフィルタ59によってデジタルチャネル
信号が抽出された後、中間周波AGC増幅回路で増幅さ
れて出力される。
【0037】上述のごとく、この実施形態によれば、受
信帯域をUHF,VHF High,VHF Mid,
VHF Lowの4バンドに分割することにより1バン
ド当たりの利得偏差を改善し、全帯域の感度偏差を改善
できる。また、1バンド当たりの帯域幅が従来に比べて
狭くなるので、1チャネル当たりのトラッキング特性を
改善できる。
【0038】さらに、VHFバンドは局部発振回路28
〜30を切換えて1つのミキサ24でVHFの各バンド
の周波数変換を行なっているので、VHFの各バンドの
中間周波信号が隣接チャネルに漏れることがなくなる。
これにより、信号成分と歪み成分の相対比を高くできる
ので、テレビ画面上でのビートによる縞模様が現われる
のを防止できる。
【0039】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の周波数帯域の受信信号の利得を制御し、受信信号から
選択された各周波数帯域ごとの受信信号を高周波増幅
し、複数の局部発振信号のうち受信すべき周波数帯域に
対応する局部発振信号と、高周波増幅された各周波数帯
域ごとの受信信号と混合して中間周波信号を出力し、そ
の中間周波信号からデジタル信号成分を抽出するように
したので、1周波数帯域当たりの利得偏差を改善し、全
帯域の感度偏差を改善できる。また、1周波数帯域当た
りの帯域幅が従来に比べて狭くなるので、1チャネル当
たりのトラッキング特性を改善できる。
【0041】さらに、1つの混合回路で各周波数帯域ご
との受信信号の周波数変換を行うようにしたので、従来
のように中間周波信号が隣接チャンネルに混入して歪み
を発生させるおそれを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態のデジタルCATVチ
ューナのブロック図である。
【図2】 従来のシングルコンバージョン方式のチュー
ナを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 端子、2 HPF、3〜6 入力切換回路、7〜1
0 高周波増幅入力同調回路、11〜14 高周波増幅
回路、19〜22 高周波増幅出力同調回路、23,2
4 ミキサ、27〜30 局部発振回路、41 リター
ンパス端子、42,55 LPF、43 分岐回路、4
4,53 BPF、45 増幅回路、46 FM Ta
p端子、47 PIN AGC回路、48 AGC端
子、49広帯域増幅回路、50〜52 出力切換回路、
54,58 中間周波増幅回路、56 アナログSAW
フィルタ、57 局部発振切換回路、59 デジタルS
AWフィルタ、60 中間周波AGC増幅回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の周波数帯域のデジタル信号を含む
    受信信号を受信するデジタルCATVチューナであっ
    て、 前記複数の周波数帯域の受信信号の利得を制御する利得
    制御回路、 前記利得制御回路から出力された受信信号から各周波数
    帯域ごとの受信信号を選択する入力同調回路、 前記入力同調回路で選択された各周波数帯域ごとの受信
    信号を高周波増幅する高周波増幅回路、 前記各周波数帯域に対応した局部発振信号を出力する複
    数の局部発振回路、 前記複数の局部発振回路から受信すべき周波数帯域に対
    応する局部発振回路を選択する局部発振切換回路、 前記高周波増幅回路で高周波増幅された各周波数帯域ご
    との受信信号と、前記局部発振切換回路で選択された局
    部発振回路からの局部発振信号とを混合して中間周波信
    号を出力する混合回路、および前記混合回路から出力さ
    れた中間周波信号からデジタル信号成分を抽出するデジ
    タルフィルタを備えたことを特徴とする、デジタルCA
    TV用チューナ。
  2. 【請求項2】 前記利得制御回路と前記入力同調回路と
    の間に接続される広帯域増幅回路を含むことを特徴とす
    る、請求項1に記載のデジタルCATV用チューナ。
  3. 【請求項3】 前記混合回路から出力された中間周波信
    号からアナログ信号成分を抽出するための隣接チャネル
    トラップを有するバンドパスフィルタを含むことを特徴
    とする、請求項1に記載のデジタルCATV用チュー
    ナ。
  4. 【請求項4】 前記バンドパスフィルタの出力にはアイ
    ソレーションを改善するためのローパスフィルタが接続
    されることを特徴とする、請求項3に記載のデジタルC
    ATV用チューナ。
JP2002059963A 2002-03-06 2002-03-06 デジタルcatv用チューナ Pending JP2003259332A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002059963A JP2003259332A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 デジタルcatv用チューナ
US10/315,137 US20030172379A1 (en) 2002-03-06 2002-12-10 Digital CATV tuner
CNB021597782A CN1189034C (zh) 2002-03-06 2002-12-25 数字catv调谐器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002059963A JP2003259332A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 デジタルcatv用チューナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003259332A true JP2003259332A (ja) 2003-09-12

Family

ID=27800160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002059963A Pending JP2003259332A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 デジタルcatv用チューナ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20030172379A1 (ja)
JP (1) JP2003259332A (ja)
CN (1) CN1189034C (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100736051B1 (ko) * 2005-10-17 2007-07-06 삼성전자주식회사 부가적인 디지털 멀티미디어 방송 기능을 제공하는 장치 및방법
US7746965B2 (en) * 2006-10-20 2010-06-29 Texas Instruments Incorporated Automatic gain control for a wideband signal

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6068370A (en) * 1996-08-30 2000-05-30 Hewlett-Packard Company Fluidic delivery system with tubing and manifolding for an off-axis printing system
JP2002118795A (ja) * 2000-10-05 2002-04-19 Alps Electric Co Ltd テレビジョン信号受信チューナー

Also Published As

Publication number Publication date
CN1443005A (zh) 2003-09-17
US20030172379A1 (en) 2003-09-11
CN1189034C (zh) 2005-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8457574B2 (en) Front-end integrated circuit for television receivers
JP3812599B2 (ja) 受信システムおよび受信方法、並びに信号処理装置および方法
US5933770A (en) Low distortion tuner-receiver with bridge-type diplexer
US6714261B1 (en) CATV tuner for high speed data communication utilizing a different frequency band
JP4467383B2 (ja) デジタル放送用チューナ
EP1171998B1 (en) If signal processing apparatus
JP3850225B2 (ja) ケーブルモデム用チューナ
JP2003259332A (ja) デジタルcatv用チューナ
JP3128371B2 (ja) 受信装置
JPH1198037A (ja) デジタルテレビジョン信号受信チュ−ナ
JP3296721B2 (ja) セットトップコンバータ
JPH07226888A (ja) 受信装置
US20030160904A1 (en) Tuner that can convert television signal to signal suitable for QAM demodulation
JP3668024B2 (ja) ネットワークインターフェイスモジュール
JP2003283352A (ja) 高周波受信装置
JP2002247461A (ja) デジタル放送受信用チューナ
JP2005203935A (ja) チューナ装置とこれに用いる集積回路
JP3495661B2 (ja) 受信装置
JP4300170B2 (ja) 受信装置
JP3617521B2 (ja) 受信装置
JP3036880B2 (ja) バンドパスフィルタの分割方法
JP2006520549A (ja) デジタルチューナー
JPH0965236A (ja) デジタル放送受信装置
JP3617513B2 (ja) 受信装置
KR101101627B1 (ko) 광대역 방송 수신 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060607

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060627