JP4300170B2 - 受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高精細テレビジョン信号と通常のテレビジョン信号とを受信することが可能な受信装置で、特に、高精細テレビジョン信号として6MHzの帯域に圧縮された信号と、通常のテレビジョン信号として6MHzの帯域を有するNTSC信号を共用受信する受信装置に関する。
近年、従来からのテレビジョン放送(NTSC,PAL等)に加えて、高精細テレビジョン放送方式の確立が各国で進められている。これに伴い、受信装置においても、高精細テレビジョン信号受信時の画質・音室劣化が少ない受信装置が必要となってきた。図13に従来のシングルスーパーヘテロダイン方式テレビジョン受信装置を示す。同図において、1は信号入力端子、2は選局信号入力端子、4は映像及び音声信号出力端子、17,21は可変同調回路、18,20は可変減衰器、19はRF増幅器、22は周波数変換器、23,25はIF増幅器、
24はIFフィルタ、26は局部発振器、29はローパスフィルタ、31はPLL(フェーズロックループ)回路、34はAM復調器である。また、これ以降は、例として標準TV信号にNTSC信号を用いて説明していく。
信号入力端子1から入力されるNTSC信号でAM変調されたRF信号のうち希望信号は、局部発振器26の発信周波数に追従してその通過帯域の中心周波数が可変する可変同調回路17,21で選択的に通過され、希望信号が所望の受信レベルとなるよう可変減衰器18,20及びRF増幅器19で適宜増幅あるいは減衰され、周波数変換器22に入力される。周波数変換器22では、選局信号入力端子2から入力される選局信号により希望チャンネルに対応して周波数で発振を行うPLL回路31、ローパスフィルタ29でフィードバックを形成してなる局部発振器26からの局部発振信号と混合し、45MHz帯のIF信号を出力する。IF信号は第1,第2のIF増幅器23,25で増幅されると共に、SAWフィルタなどで構成されるIFフィルタ24で所望の帯域のみが通過され、AM復調器34で復調され、ベースバンドの映像及び音声信号が出力される。AGCはAM復調器34の内部と可変減衰器18,20を用いて行う。また、AFCは局部発振器26の発振周波数を微調して行う。
しかしながら、上記の受信装置は、NTSC等通常のテレビジョン信号を受信するものであり、高精細テレビジョン信号の受信は考慮されていない。また、通常のテレビジョン信号と高精細テレビジョン信号を共に受信することも考慮されていない。
本発明の目的は、通常のテレビジョン信号と同等の帯域幅を有するデジタルテレビジョン信号を受信することが可能な受信装置を提供することにある。
上記した目的を達成するため、NTSC信号と該NTSC信号の帯域幅と実質的に同じ帯域幅であって映像と音声を含むデジタルテレビジョン信号とが混在して伝送される信号を受信する受信装置であって、該受信されたデジタルテレビジョン信号の周波数をNTSC信号用の中間周波数と同等の周波数帯に変換する周波数変換手段と、該周波数変換手段により変換された信号を復調するデジタル復調手段とを備えてなることを特徴とする構成にした。
かかる構成によると、NTSC信号と高精細テレビジョン信号を受信可能な受信装置を提供できる。また、選局回路,局部発振器,第1のミクサをNTSC信号と高精細テレビジョン信号の受信時に共用し、第2のIFフィルタあるいはIFフィルタと復調器をNTSC信号と高精細テレビジョン信号それぞれ用に個別に設けることで、回路規模の低減したNTSC信号,高精細テレビジョン信号を受信する受信装置を構成できる。
以上説明したように、本発明によれば、通常のテレビジョン信号と同等の帯域幅を有するデジタルテレビジョン信号を受信することが可能な受信装置を提供することができる。



以下、本発明の実施形態を図面により説明する。図1は本発明による受信装置の第1の実施形態を示すブロック図である。同図において、1は信号入力端子、2は選局信号入力端子、3は高精細テレビジョン信号入力端子、4はNTSC用映像及び音声信号出力端子、5は分配器、6は入力フィルタ、7,9,18,20は可変減衰器、8,19は第1,第2のRF増幅器、10は第1のミクサ、11は第1のIFフィルタ、12は第1のIF増幅器、13は第2のミクサ、14は第1のIF増幅器、15は高精細テレビジョン信号用IFフィルタ、16は第2のIF増幅器、17,21は可変同調回路、22は第3のミクサ、23は第3のIF増幅器、24はNTSC信号用IFフィルタ、25は第4のIF増幅器、26は第3の局部発振器、27は第1の局部発振器、28は第2の局部発振器、29、30はローパスフィルタ、31,32はPLL回路、33は高精細テレビジョン信号用復調器、34はNTSC信号用AM復調器、35は高精細テレビジョン信号用信号レベル検波器、36はローパスフィルタ、37はAGC電圧増幅器である。同図において、図13と同様の動作を行う部分には、図13と同一の番号を付し説明を略す。
NTSC信号が入力された場合には、従来例で述べた信号処理と同じなのでここでは説明を省略する。信号入力端子1から、NTSC信号でAM変調されたRF信号と、高精細テレビジョンの原信号をA/D変換後データ圧縮しQAM(直交軸振幅変調)等でデジタル変調された6MHzの帯域を有する高精細テレビジョンのRF信号を入力し、分配器5で分配し、該高精細テレビジョンのRF信号については入力フィルタ6でVHF帯、UHF帯(さらには、VHF帯を低域,中域,高域に分割する場合もある。)に分割し、希望チャネルを含む帯域を選択的に通過させる。その希望チャネルに対し、所望の信号レベルとなるよう可変減衰器7,9及びRF増幅器8で適宜増幅あるいは減衰し、第1のミクサ10へ入力する。第1のミクサ10では、選局信号入力端子2から入力させる選局信号により希望チャネルに対応した周波数で発振を行うよう基準発振器や分周器を内蔵したPLL回路32,ローパスフィルタ30でフィードバックを形成してなる局部発振器27からの局部発振信号と混合し、第1のIF信号を出力する。第1のIF信号周波数は受信信号の相互変調妨害などを低減するため、NTSCテレビジョン信号の地上伝送帯域やCATV伝送帯域の上限周波数以上に設定する。具体的には、第1の局部発振信号や第2の局部発振信号及びその高調波信号による相互干渉妨害も考慮して、1GHz以上で、1.2GHz帯,1.7GHz帯,2.6GHz帯,3GHz帯等に設定する。これらの周波数帯に設定された第1のIF信号を第1のIFフィルタ11で選択的に通過させる。高精細テレビジョン信号の復調はNTSC信号より精度の高い復調を必要とする。高精細テレビジョン信号の復調特性を劣化させないため、第1のIFフィルタには帯域内平坦度と低群遅延偏差を有するバンドパスフィルタを用いる。第1のIF信号は第1のIF増幅器12で増幅した後第2のミクサ13に入力する。第2のミクサでは第2の局部発振器28からの局部発振信号と混合し、第2のIF信号を出力する。
第2のIF信号周波数は現行NTSC信号受信時と同じ45MHz帯とする。第2のIF信号を第1のIF増幅器14で増幅した後、SAWフィルタ等で構成される高精細テレビジョン信号用IFフィルタ15に入力する。IFフィルタで希望受信チャネルの帯域のみを通過させる。高精細テレビジョン信号を受信する場合には、第2のIF増幅器16で希望受信チャネルを増幅し高精細テレビジョン信号用復調器33に入力し、変調方式に応じた復調を行い、データ圧縮された高精細テレビジョン信号を出力端子3から出力する。出力された信号はデータ伸長やD/A変換などを行うデジタル信号処理回路へ入力され、高精細テレビジョンに映像及び音声あるいはデータを出力する。一方、NTSC信号を受信する場合には、第4のIF増幅器25で希望受信チャネルを増幅しNTSC信号用AM復調器34に入力し、AM復調され、ベースバンドの映像及び音声信号が出力端子4から出力される。AGCは、高精細テレビジョン信号を受信する場合は第2のIF増幅器16の出力から分岐した信号を信号レベル検波器35で検波し、ローパスフィルタ36,AGC電圧増幅器37によってAGC電圧を生成し、可変減衰器7,9に印加して行う。またNTSC信号を受信する場合はAM復調器34の内部と内部で不足した分を可変減衰器18,20を用いて行う。また、AFCは高精細テレビジョン信号用復調器33,NTSC信号用AM復調器34からのそれぞれのAFC電圧を用い、第2の局部発振器28,第3の局部発振器26の発振周波数を微調して行う。なお、後述するが、高精細テレビジョン信号はNTSC信号と同一のチャネルで伝送される場合も考慮されており、NTSC信号からの干渉妨害を避けるため、NTSC信号中エネルギーの高い映像及び音声搬送波と色副搬送波の近傍には、予め高精細テレビジョン信号のスペクトルを配置しない図7に示した信号を用いることや高精細テレビジョン信号用復調器33に上記NTSC信号の搬送波,副搬送波を除去するノッチフィルタを設けることなどが必要である。
以上説明したように、本実施形態の受信装置は、NTSC信号と高精細テレビジョン信号の受信が可能であるだけでなく、高精細テレビジョン信号を高精度に復調することが可能である。
図2は本発明による受信装置の第2の実施形態を示すブロック図である。同図において、図1と同様の動作を行う部分には、図1と同一の番号を付し説明を略す。
この第2の実施形態は回路規模の低減を考慮したものである。即ち、上記第1の実施形態では高精細テレビジョン信号用に第1の局部発振器27とPLL回路32、NTSC信号用に第3の局部発振器26とPLL回路31を用いて、希望受信チャネルを第1のIF信号あるいはIF信号に変換する局部発振信号周波数の制御を行い、高精細テレビジョン信号受信時には、AFC電圧を用いた微調整を第2の局部発振器28で行っていたのに対し、本実施形態では、図2に示すように、局部発振器26とPLL回路31を共有し、AFC電圧を用いた微調整もPLL回路31内で高精細テレビジョン信号用復調器33,NTSC信号用AM復調器34からのAFC電圧を受信信号に応じて切換えて局部発振器26の発振周波数制御を行っている。
この第2の実施形態では、第1の実施形態で述べた効果に加え、高精細テレビジョン信号処理部とNTSC信号処理部で局部発振器とPLL回路を共用することにより、回路規模の低減が図れ、周波数制御を局部発振器26だけで行う簡便な選局手段が得られる。
図3は本発明による受信装置の第3の実施形態を示すブロック図である。同図において、図1,図2と同様の動作を行う部分には、図1,図2と同一の番号を付し説明を略す。
この第3の実施形態も回路規模の低減を考慮したものである。即ち、上記第1,第2の実施形態では高精細テレビジョン信号用に第1のミクサ10,NTSC信号用に第3ミクサ22を用いて、希望受信チャネルを第1のIF信号あるいはIF信号に変換する周波数変換を行っていたのに対し、第3の実施形態では、図3に示すように、ミクサ10を共用し周波数変換を行っている。
この第3の実施形態では、第1,第2の実施形態で述べた効果に加え、高精細テレビジョン信号処理部とNTSC信号処理部でミクサ10を共用することにより、回路規模の低減が図れる。
また、図示していないが、第1のIF増幅器14と第3のIF増幅器23のいずれかを高精細テレビジョン信号処理部とNTSC信号処理部で共用することにより、上記と同様な効果が得られる。
図4は本発明による受信装置の第4の実施形態を示すブロック図である。同図において、図2に示した実施形態と同様の動作を行う部分には、図2と同一の番号を付し説明を略す。同図において、39は第4ミクサ、40は第4の局部発振器、50はベースバンドでの高精細テレビジョン信号用復調器である。
この第4の実施形態は高精細テレビジョン信号に対し、第2のIF信号をさらにベースバンドへ周波数変換し復調を行うことを特徴とする。即ち、上記第2の実施形態では高精細テレビジョン信号に対し、第2のミクサ13から出力した45HMz帯の第2のIF信号を第1,第2のIF増幅器14,16で増幅し、高精細テレビジョン信号用IFフィルタ15で帯域選択した後、高精細テレビジョン信号用復調器33に入力し、変調方式に応じた復調を行っていたのに対し、この第4の実施形態では、図4に示すように、第4ミクサで第2のIF信号と第4の局部発振器40からの45HMz帯、58MHz帯などの標準周波数帯の局部発振信号と混合し、ベースバンドの高精細テレビジョン信号を出力する。この信号をローパスフィルタ41で選択通過させ、ベースバンドでの高精細テレビジョン信号用復調器50で復調を行う。
この第4の実施形態では、第1,第2の実施形態で述べた効果に加え、高精細テレビジョン信号の復調を低周波域のベースバンドで行えるため、高精細テレビジョン信号用復調器の構成が簡単になる。
図5は、本発明による受信装置の第5の実施形態を示すブロック図である。同図において、図4に示した実施形態と同様の動作を行う部分には、図4と同一の番号を付し説明を略す。同図において、31は基準発振器を含まないPLL回路、42は分周器である。
この第5の実施形態は、図5に示すように、第4の局部発振器40の発振信号を分周して、局部発振器26の発振周波数を制御するPLL回路31の基準発振信号として用いることを特徴とする。高精細テレビジョン信号のIF信号をベースバンドへ周波数変換する第4ミクサ39では、周波数精度の高い局部発振信号が必要になる。従って、第4の局部発振器40では水晶振動子やSAW共振子等を用いた周波数安定度の高い発振回路を構成している。このため、上記第2の実施形態でPLL回路31に含まれていた基準発振器に替えて、第4の局部発振器40の発振信号を分周器42で分周していた。
この第5の実施形態では、第4の実施形態で述べた効果に加え、第4の局部発振器40の発振信号を分周器42で分周してPLL回路31の基準発振信号として用いるので、受信装置の発振器部分の回路規模低減が図れると共に、高精細テレビジョン信号の高精度な復調が可能である。
以下、高精細テレビジョン信号の形式に基づいて、より具体的な実施形態を図面を用いて説明する。
図6は本発明による受信装置の第6の実施形態を示すブロック図、図7は第6の実施形態を補足する信号帯域図である。図6において、図5に示した実施形態と同様の動作を行う部分には、図5と同一の番号を付し説明を略す。同図において、60は高精細テレビジョン信号用の第1のIFフィルタ、61は高精細テレビジョン信号用の第2のIFフィルタ、62は第5のIF増幅器、63は第5ミクサ、64,65はローパスフィルタ、66,67ベースバンド信号用増幅器である。
この第6の実施形態は、図7に示すベースバンド信号帯域を有する高精細テレビジョン信号と、NTSC信号を受信することを特徴とする。図7には高精細テレビジョン信号の周波数スペクトルに、比較のためNTSC信号の映像及び音声搬送波(fv,fs)と色副搬送波(fc)を示した。6MHzの信号帯域に圧縮する高精細テレビジョン信号の形式については、米国等で検討されており、例えば福井氏「次世代テレビ方式の欧米における動向」pp.506−508、テレビジョン学会1992年年次大会等に詳細に述べられている。高精細テレビジョン信号はNTSC信号と同一のチャネルで伝送される場合も考慮されており、NTSC信号からの干渉妨害を避けるため、NTSC信号中エネルギーの高い映像及び音声搬送波の近傍には、予め高精細テレビジョン信号のスペクトルを配置しない図7に示した信号を用いることが提案されている。図7はQAMされた高精細テレビジョン信号に対し、NTSC信号の映像搬送波周波数以下を優先度の高い信号(HP部),映像搬送波周波数以上をそれ以外の信号(SP部)に分割して伝送する信号形式である。この第6の実施形態は、図6に示すように、二重周波数変換された高精細テレビジョン信号の第2のIF信号から、SAWフィルタで構成した高精細テレビジョン信号用の第1のIFフィルタ60及び第2のIFフィルタ61により、このHP部,SP部を分割し、第2のIF増幅器16及び第5のIF増幅器62で増幅した後、第4ミクサ39及び第5ミクサ63でそれぞれベースバンドへ周波数変換する。ベースバンドに変換したHP部,SP部はそれぞれローパスフィルタ64,65を通過後、ベースバンド信号用増幅器66,67で所望の信号レベルとして高精細テレビジョン信号用復調器50へ入力し、復調する。なお、高精細テレビジョン信号用の第1のIFフィルタ60及び第2のIFフィルタ61は、それぞれ分離されたSAWフィルタで構成したが、同一の基板上に構成されたフィルタでも帯域分離は可能である。
この第6の実施形態では、第5の実施形態で述べた効果を有すると共に、図7に示した信号帯域の高精細テレビジョン信号に対し、二重周波数変換後、帯域を分割して信号処理を行うため、両帯域間の干渉や同一チャネルで伝送されるNTSC信号からの妨害を十分に低減することが可能となる。
図8は本発明による受信装置の第7の実施形態を示すブロック図である。同図において、図6に示した実施形態と同様の動作を行う部分には、図6と同一の番号を付し説明を略す。同図において、70は第1のQAM検波器、71は第2のQAM検波器、72,73は90度移相器、74は第1のキャリア及びクロック再生回路、75は第2のキャリア及びクロック再生回路、76は第5の発振器、77は第6の発振器、78はAFC電圧発生回路、51はデータ復調器である。
この第7の実施形態は、図8に示すように、二重周波数変換された高精細テレビジョン信号の第2のIF信号から、SAWフィルタで構成した高精細テレビジョン信号用の第1のIFフィルタ60及び第2のIFフィルタ61により、上記高精細テレビジョン信号のHP部,SP部を分離し、第2のIF増幅器16及び第5のIF増幅器62で増幅した後、それぞれを第1及び第2のQAM検波器70,71で、第5及び第6の発振器76,77の発振信号を90度移相器72,73で移相して互いに90度の位相差を有する2信号を用いて検波する。この際、AFC電圧発生回路78で局部発振器26の発振周波数を制御し、第1及び第2のキャリア及びクロック再生回路74,75でのキャリア及びクロック信号再生を最良状態となるように周波数制御を行う。検波された信号はデータ復調器51へ入力し、復調する。なお、ここでは局部発振器26の発振周波数を制御したが、第2の局部発振器28の発振周波数を制御する構成や第5及び第6の発振器76,77の発振周波数を制御する構成でもよい。
この第7の実施形態では、第6の実施形態で述べた効果を有すると共に、図7に示した信号帯域の高精細テレビジョン信号のHP部,SP部に対し、それぞれQAM復調を行うため、両帯域間の干渉や同一チャネルで伝送されるNTSC信号からの妨害をさらに低減することが可能で、より高精度のデータ復調が可能となる。また、局部発振器26の発振周波数を制御してQAM復調を行うため、高精度な高精細テレビジョン信号の復調が可能となる。
図9は本発明による受信装置の第8の実施形態を示すブロック図、図10はこの第8の実施形態を補足する信号帯域図である。図9において、図2に示した実施形態と同様の動作を行う部分には、図2と同一の番号を付し説明を略す。同図において、52は高精細テレビジョン信号用復調器である。
この第8の実施形態は、図10に示すベースバンド信号帯域を有する高精細テレビジョン信号と、NTSC信号を受信することを特徴とする。図10には図7と同様高精細テレビジョン信号の周波数スペクトルに、比較のためNTSC信号の映像及び音声搬送波(fv,fs)と色副搬送波(fc)を示した。同図は6MHzの信号帯域に圧縮する高精細テレビジョン信号の他のデジタル変調形式として4値の残留側波帯振幅変調(VSB)を用いた信号帯域図である。この第8の実施形態は、図9に示すように、二重周波数変換された高精細テレビジョン信号の第2のIF信号をSAWフィルタで構成した高精細テレビジョン信号用のIFフィルタ15で選択通過させ、第2のIF増幅器16で増幅した後、NTSC信号のIF信号と同様に、AM復調器34に入力し、復調する。NTSC信号を復調した場合にはAM復調器34から復調信号を出力するが、高精細テレビジョン信号を復調した場合には、さらに高精細テレビジョン信号用復調器52に入力し、復調を行う。なお、同一チャネルで伝送されるNTSC信号からの妨害を低減するため、AM復調器34の中には高精細テレビジョン信号受信時に動作する上記NTSC信号の搬送波,副搬送波を除去するノッチフィルタを設けている。また、入力フィルタ6に、1チャネル分の帯域幅を有し、局部発振器26の発振周波数に追従してその通過帯域の中心周波数を可変するバンドパスフィルタを設け、希望受信信号に比べて強電界の妨害信号が入力した場合にも、妨害の発生を低減している。
この第8の実施形態では、第2の実施形態で述べた効果に加え、高精細テレビジョン信号もAM変調されているので、高精細信号の復調の一部をNTSC信号の復調器を用いて行うことができ、またAGC電圧やAFC電圧の制御も共通に行うことができ、受信装置の回路構成が簡略化され、回路規模を縮小することが可能となる。また、この第8の実施形態では高精細テレビジョン信号用IFフィルタ15とNTSC信号用IFフィルタ24を別個に設けたが、高精細テレビジョン信号とNTSC信号の残留側波帯幅やロールオフ特性が類似している場合には両者を共有することができ、さらに回路規模が縮小される。
図11は本発明による受信装置の第9の実施形態を示すブロック図、図12はこの第9の実施形態を補足する信号帯域図である。同図において、図2及び図8に示した実施形態と同様の動作を行う部分には、図2及び図8と同一の番号を付し説明を略す。同図において、53は高精細テレビジョン信号用データ復調器である。
この第9の実施形態は、図12に示すベースバンド信号帯域を有する高精細テレビジョン信号と、NTSC信号を受信することを特徴とする。図12には図7と同様高精細テレビジョン信号の周波数スペクトルに、比較のためNTSC信号の映像及び音声搬送波(fv,fs)と色副搬送波(fc)を示した。同図は6MHzの信号帯域に圧縮する高精細テレビジョン信号の他の形式として16値あるいは32値のQAM変調を用いた信号帯域図である。この第9の実施形態は、図11に示すように、二重周波数変換された高精細テレビジョン信号の第2のIF信号をSAWフィルタで構成した高精細テレビジョン信号用のIFフィルタ15で選択通過させ、第2のIF増幅器16で増幅した後、第1のQAM検波器70で、第5の発振器76の発振信号を90度移相器72で移相して互いに90度の位相差を有する2信号を用いて検波する。この際、AFC電圧発生回路78で局部発振器26の発振周波数を制御し、第1及び第2のキャリア及びクロック再生回路74,75でのキャリア及びクロック信号再生を最良状態となるように周波数制御を行う。検波された信号はデータ復調器53へ入力し、復調する。なお、ここでは局部発振器26の発振周波数を制御したが、第2の局部発振器28の発振周波数を制御する構成や第5の発振器76の発振周波数を制御する構成でもよい。また、同一チャネルで伝送されるNTSC信号からの妨害を低減するため、QAM検波器70には上記NTSC信号の搬送波,副搬送波を除去するためノッチフィルタを設けている。
この第9の実施形態では、第2の実施形態で述べた効果に加え、局部発振器26の発振周波数を制御してQAM復調を行うため、高精度な高精細テレビジョン信号の復調が可能となる。
なお、これまで述べた実施形態は、NTSC信号と高精細テレビジョン信号を信号入力端子1から入力し、分配器5で分配する構成としているが、入力端子を2個設けて、それぞれの信号処理部に入力する構成としても同様な効果が得られる。
また、これまでの実施形態は、NTSC信号と高精細テレビジョン信号を受信する受信装置として、主にTV,VTR機器での使用を述べたが、前記受信装置はディジタル通信等の通信分野へ応用しても同様な効果が得られる。
本発明による受信装置の第1の実施形態を示すブロック図である。 本発明による受信装置の第2の実施形態を示すブロック図である。 本発明による受信装置の第3の実施形態を示すブロック図である。 本発明による受信装置の第4の実施形態を示すブロック図である。 本発明による受信装置の第5の実施形態を示すブロック図である。 本発明による受信装置の第6の実施形態を示すブロック図である。 図6に示した第6の実施形態を補足する信号帯域図である。 本発明による受信装置の第7の実施形態を示すブロック図である。 本発明による受信装置の第8の実施形態を示すブロック図である。 図9に示した第8の実施形態を補足する信号帯域図である。 本発明による受信装置の第9の実施形態を示すブロック図である。 図11に示した第9の実施形態を補足する信号帯域図である。 従来の受信装置の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 信号入力端子
2 選局信号端子
3 高精細テレビジョン信号出力端子
4 NTSC信号出力端子
5 分配器
7,9,18,20 可変減衰器
8,19 第1,2のRF増幅器
10 第1のミクサ
11 第1のIFフィルタ
12 第1のIF増幅器
13 第2のミクサ
14 第1のIF増幅器
15,60,61 高精細テレビジョン信号用IFフィルタ
16 第2のIF増幅器
17,21 可変同調回路
22 第3のミクサ
23 第3のIF増幅器
24 NTSC信号用IFフィルタ
25 第4のIF増幅器
26 第3の局部発振器
27 高精細テレビジョン信号用の第1の局部発振器
28 第2の局部発振器
29,30,36,41,64,65 ローパスフィルタ
31,32 PLL回路
33,50,51,52,53 高精細テレビジョン信号用復調器
34 NTSC信号用復調器
35 高精細テレビジョン信号用レベル検出器
37 AGC電圧増幅器
39 第4のミクサ
40 第4の局部発振器
42 分周器
62 第5のIF増幅器
63 第5のミクサ
66,67 ベースバンド信号用増幅器
70,71 QAM検波器
72,73 90度移相器
74,75 キャリア及びクロック再生回路
76,77 基準発振器
78 AFC電圧発生器

Claims (4)

  1. NTSC信号と該NTSC信号の帯域幅と実質的に同じ帯域幅であって映像と音声を含むデジタルテレビジョン信号とが混在して伝送される信号を受信する受信装置であって、
    該受信されたデジタルテレビジョン信号の周波数をNTSC信号用の中間周波数と同等の周波数帯に変換する周波数変換手段と、
    該周波数変換手段により変換された信号を復調するデジタル復調手段とを備えてなることを特徴とする受信装置。
  2. 前記デジタルテレビジョン信号は6MHzの周波数帯域幅を有することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記デジタルテレビジョン信号はQAM変調されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
  4. 前記周波数変換手段内の局部発振器の発振周波数を制御するPLL手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3に記載の受信装置。
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