JP2000175164A - ネットワークインターフェイスモジュール - Google Patents

ネットワークインターフェイスモジュール

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JP2000175164A
JP2000175164A JP10341405A JP34140598A JP2000175164A JP 2000175164 A JP2000175164 A JP 2000175164A JP 10341405 A JP10341405 A JP 10341405A JP 34140598 A JP34140598 A JP 34140598A JP 2000175164 A JP2000175164 A JP 2000175164A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単化されるネットワークインターフ
ェイスモジュール(NIM)を提供する。 【解決手段】 NIMはCATV局と送受信するため
に、アナログ放送およびデジタル放送の受信に共用され
るアナログデジタル共用チューナ6A、チューナ6Aで
受信された所望チャンネルのIF信号を帯域制限しなが
ら隣接チャンネルからの妨害波を除去して出力するデジ
タルSAWフィルタ9A、増幅されたフィルタ9Aの出
力信号を入力しデジタル放送信号であればQAM復調器
14側のデジタル復調系へアナログ放送信号であればN
TSC復調器10側のアナログ復調系へ切換て出力する
SW回路31を含む。このように1つのチューナ6Aで
アナログおよびデジタル放送が受信され、かつアナログ
復調系で隣接チャンネル妨害波除去のための回路がフィ
ルタ9Aにより省略されてNIM構成は簡単となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はCATV(ケーブ
ルテレビジョンの略)向けのケーブルモデムまたはST
B(セットトップボックスの略)に好適に使用されるN
IM(ネットワークインターフェイスモジュールの略)
に関し、特に、回路構成が改善されるNIMに関する。
【0002】
【従来の技術】CATVの事業者は、多チャンネル化
や、空きチャンネルを利用した広帯域データ通信サービ
スなどの提供のために、家庭の引込み線が同軸ケーブル
であって、幹線ネットワークを光ファイバ化したHFC
(Hybrid Fiber Coax )の導入を進めている。これによ
って、たとえば64値のQAM(直交位相変調)を用い
ることによって、1チャンネルの帯域幅6MHzで、伝
送速度30Mビット/秒の高速データラインを作成でき
る。このようなCATV用のケーブルモデムまたはST
B内には、ケーブルネットワークと家庭側とを通信接続
するためにNIMが搭載される。
【0003】図8は、従来のSTB40Aのブロック構
成図である。図8ではSTB40Aは図示されないケー
ブル回線を介して図示されないCATV局と該STB4
0Aとを接続するために入力端子1を含む。
【0004】入力端子1からケーブル回線を介してCA
TV局に送信される信号は上り信号と呼び、CATV局
側からケーブル回線を介して入力端子1に送信される信
号は下り信号と呼ぶ。CATVでは、たとえば上り信号
は5〜42MHzにて運用され下り信号は54〜860
MHzにて運用される。
【0005】STB40AはNIM1、ビットストリー
ムから映像および音声の信号を取出すトランスポートデ
コーダ15、MPEG2デコーダ16、マルチプレクサ
17、RF(高周波の略)モジュレータ18、CPU1
9、QPSK(quadraturephase shift keying)変調器
20、パワーアンプ21および出力端子23を含む。
【0006】NIM1は、入力端子1、HPF(ハイパ
スフィルタの略)、LPF(ローパスフィルタの略)
4、方向性結合器5、デジタルチューナ6、アナログチ
ューナ7、QPSKチューナ8、デジタルSAWフィル
タ9、NTSC( nationaltelevision system commi
ttee )復調器10、QPSK復調器11、ダウンコン
バータ12、ADC(アナログ/デジタルコンバータの
略)13、QAM復調器14、2分配器22、データ端
子26、両側隣接トラップ回路32、アナログSAWフ
ィルタ33およびIF(中間周波の略)増幅器34を含
む。
【0007】上り信号はQPSK変調器20により直交
位相偏位変調(QPSK)されたデータ信号としてパワ
ーアンプ21により増幅された後にデータ端子26に与
えられる。データ端子26へ与えられたデータ信号はア
ップストリーム回路であるLPF4および入力端子1を
介してケーブル回線に送出される。
【0008】チューナ6〜8のぞれぞれは470〜86
0MHzを受信するUHFバンド(B3バンド)、17
0MHz〜470MHzを受信するVHF Highバ
ンド(B2バンド)、54〜170MHzを受信するV
HF Lowバンド(B1バンド)に分割され、各バン
ドごとの受信回路からなる。ただし、バンド分割はこれ
に特定されない。
【0009】下り信号は、入力端子1とIFフィルタで
あるHPF3を通過の後、方向性結合器5にてチューナ
6および2分配器22へ分配して供給される。2分配器
22へ与えられる下り信号は分配されてアナログ信号受
信用のアナログチューナ7およびQPSK信号受信用の
QPSKチューナ8に与えられる。
【0010】近年のCATV信号の種類はQPSK変調
された上り信号および下り信号、アナログのNTSC映
像信号およびデジタルのQAM映像信号に分かれる。図
8のCATV信号受信用STB40Aではこれらの各信
号の送受信を行ない双方向にて処理される。
【0011】アナログのNTSC映像信号はアナログ映
像信号受信回路(回路7〜10)にて、デジタルのQA
M映像信号はQAM信号受信回路(回路6、9、12、
13、14、15および16)にて処理される。次に、
下り信号であるQPSK変調されたデータ信号はQPS
K信号受信回路(回路8と11)にて処理され、また上
りのQPSK変調されたデータ信号はQPSK信号送信
回路(回路20と21)にて処理される。
【0012】まず、下りのアナログ信号であるNTSC
映像信号は入力端子1、HPF3および方向性結合器5
および2分配器22を通過の後、アナログチューナ7に
与えられて、ここで選局が所望されるアナログチャンネ
ル(アナログ放送受信用チャンネル)に対応のIF信号
に変換されて、両側隣接トラップ回路32、IF増幅器
34およびアナログSAWフィルタ33を介してNTS
C復調器10にて映像信号および音声信号であるコンポ
ジット信号CP1に変換されマルチプレクサ17に出力
される。
【0013】一方、QAM変調されたデジタル信号は方
向性結合器5を通過した後、デジタルチューナ6にて選
局が所望されるデジタルチャンネル(デジタル放送受信
用チャンネル)に対応のIF信号に変換されデジタルS
AWフィルタ9を通過しダウンコンバータ12にて低周
波のIF信号に変換された後、ADC13にて8ビット
または10ビットのデジタル信号に変換される。
【0014】このデジタル信号はQAM復調器14にて
I、Q復調され誤り訂正された後、直列ビットストリー
ムとしてトランスポートデコーダ15に出力される。
【0015】トランスポートデコーダ15は入力した直
列ビットストリームからなる映像および音声信号を取出
してMPEG2デコーダ16に出力する。MPEG2デ
コーダ16は入力された映像および音声信号を帯域伸長
してアナログのコンポジット信号CP2としてマルチプ
レクサ17に出力する。
【0016】マルチプレクサ17は与えられる2つのコ
ンポジット信号CP1およびCP2のいずれか一方をC
PU19の指示に従い選択してRFモジュレータ18に
出力する。RFモジュレータ18においては、与えられ
たコンポジット信号は所望されるチャンネルのTV信号
に変調されて出力端子23からTV受像機のアンテナ入
力端子(図示せず)へ出力される。
【0017】次に、CATV局であるセンター側と加入
者側のSTB40Aとの通信のため、上り信号および下
り信号にはQPSK変調信号が用いられる。まず、下り
のQPSK変調されせたデータ信号は入力端子1、HP
F3および方向性結合器5ならびに2信号分配器22を
通過した後にQPSKチューナ8にて選局されて、選局
されたデータ信号はQPSK復調器11によりQPSK
復調されCPU19に転送される。
【0018】課金情報などの上りデータ信号はCPU1
9からQPSK変調器20に与えられて、ここで変調さ
れた後、パワーアンプ21にて増幅された後、LPF4
を介して入力端子1からケーブル回線に送出される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】CATV向けのSTB
またはケーブルモデムは小型化が要求されるので、これ
に搭載されるNIMもRFモジュールとして小型化が要
求される。
【0020】しかしながら、図8に示された従来のNI
Mをそのままモジュール化したのでは大型となってしま
い、NIMが搭載されるSTBまたはケーブルモデムの
小型化も阻害される。
【0021】それゆえにこの発明の目的は、構成が簡単
化されて小型化が図られるネットワークインターフェイ
スモジュールを提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のネット
ワークインターフェイスモジュールは、CATV局とケ
ーブル回線を介して信号を送受信するためのものであっ
て、以下の特徴を有する。
【0023】つまり、ケーブル回線にCATV局への上
りデータ信号を送出するためのローパスフィルタと、上
りデータ信号を遮断しながらCATV局からのアナログ
放送用の信号およびデジタル放送用の信号を含む下り信
号をケーブル回線から導入するためのハイパスフィルタ
と、ハイパスフィルタにより導入された下り信号を受信
するための受信回路とを、少なくとも備える。
【0024】そして、受信回路は、以下の特徴を有す
る。つまり、下り信号を入力して所定利得で増幅した後
にアナログ放送用およびデジタル放送用いずれかの所望
チャンネルの中間周波信号に変換して出力するチューナ
と、このチューナから出力される所望チャンネルの中間
周波信号を入力して、帯域制限しながら所望チャンネル
における近接チャンネルによる妨害波を除去して出力す
るSAWフィルタと、SAWフィルタから出力された所
望チャンネルの中間周波信号を入力して増幅して出力す
る増幅部と、増幅部から出力された所望チャンネルの中
間周波信号を入力して復調する復調部とを備える。
【0025】請求項1によれば、アナログ放送用の信号
およびデジタル放送用の信号を含む下り信号を処理する
チューナは1つであり、かつSAWフィルタは所望チャ
ンネルにおける近接チャンネルによる妨害波を除去する
機能を有する。
【0026】したがって、従来のアナログ放送用の信号
およびデジタル放送用の信号について個別にチューナを
設け、さらに近接チャンネルによる妨害波を除去するた
めの回路を個別に設けて信号処理するような構成に比較
して、回路点数が少なくなり構成が簡単になる。また、
信号に関する遅延時間も改善されて受信品質は良好とな
る。
【0027】また、下り信号を1つのチューナで処理で
きて、従来の2つのチューナで処理していた場合に比較
して消費電力が削減される。
【0028】また、従来に比較して受信した下り信号を
2つのチューナに分配するための回路からなる経路が不
要となり、その分、信号分配ロスが改善されて受信品質
は向上する。
【0029】請求項2に記載のネットワークインターフ
ェイスモジュールは、請求項1に係るネットワークイン
ターフェイスモジュールのチューナが、入力する下り信
号を、与えられる選局信号のレベルに基づいて所望チャ
ンネルの中間周波信号に変換するための変換回路と、変
換回路に選局信号を出力する選局回路とを含み、選局回
路は、所望チャンネルの情報に基づいて選局信号のレベ
ルを決定する。
【0030】請求項2によれば所望チャンネルの情報に
基づいてアナログ放送用およびデジタル放送用の所望チ
ャンネルのそれぞれに対応の中間周波信号を得ることが
できる。
【0031】したがって、チューナにおいて選局回路と
変換回路とはアナログ放送用およびデジタル放送用に共
用されるから、チューナ自体の構成も簡単となる。
【0032】請求項3に記載のネットワークインターフ
ェイスモジュールは請求項1または2に係るネットワー
クインターフェイスモジュールのチューナにおける所定
利得は、復調部の復調結果に従い可変設定される。
【0033】請求項3によれば、チューナにおいて下り
信号は復調結果に従う利得にて増幅される。
【0034】したがって、チューナにおいて高周波であ
る下り信号の増幅のための回路部もアナログ放送用およ
びデジタル放送用で共用されて、チューナ自体の構成が
簡単となる。
【0035】請求項4に記載のネットワークインターフ
ェイスモジュールは、請求項1ないし3のいずれかに係
るネットワークインターフェイスモジュールの復調部が
以下のように構成される。つまり、復調部は、増幅部か
ら出力された所望チャンネルの中間周波信号を入力し
て、所望チャンネルがアナログ放送用のチャンネルであ
る場合に一方向に、デジタル放送用のチャンネルである
場合に他方向にそれぞれ出力する切換回路を有し、そし
て一方向において、切換回路から出力される所望チャン
ネルの中間周波信号を入力して復調するアナログ復調回
路と、他方向において、切換回路から出力される所望チ
ャンネルの中間周波信号を入力して復調するデジタル復
調回路とを分離して有する。
【0036】請求項4によれば、復調部において所望チ
ャンネルの中間周波信号は、アナログ放送用およびデジ
タル放送用のいずれの信号であるかに応じて、相互に分
離されたアナログ復調回路およびデジテル復調回路のい
ずれかにおいて選択的に復調処理される。
【0037】したがって、両復調回路間では信号につい
て相互干渉が回避されて受信品質は良好となる。
【0038】請求項5に記載のネットワークインターフ
ェイスモジュールは、請求項1ないし4のいずれかに係
るネットワークインターフェイスモジュールが、高周波
リレー回路をさらに備える。
【0039】この高周波リレー回路は、ハイパスフィル
タと受信回路との間に設けられて、ハイパスフィルタに
より導入された下り信号を入力して、受信回路および外
部のいずれか一方に選択的に出力する。
【0040】請求項5に従えば受信した下り信号を受信
回路をスルーさせて該ネットワークインターフェイスモ
ジュールの外部に出力させて該ネットワークインターフ
ェイスモジュールの汎用性を向上させるような場合に、
高周波リレー回路は電子スイッチ回路に比べて省スペー
スであり、他の回路とのモジュール化が容易であり、か
つ信号分配器に比べて信号分配時の損失は低い。
【0041】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の形態に
よるNIMを搭載するCATV向けSTB40のブロッ
ク構成図である。STB40では、図8のSTB40A
の構成が簡単化される。
【0042】STB40はNIMと、STB40Aと同
様のトランスポートデコーダ15、MPEG2デコーダ
16、マルチプレクサ17、CPU19、QPSK復調
器20およびパワーアンプ21とを含む。
【0043】NIMは入力端子1、HPF3、LPF
4、方向性結合器5、アナログデジタル共用チューナ6
A、QPSKチューナ8、デジタルSAWフィルタ9
A、NTSC復調器10、QPSK復調器11、ダウン
コンバータ12、ADC13、QAM復調器14、RF
モジュレータ18、出力端子23、RFリレー回路2
4、データ端子26、AGC切換回路29、IF増幅器
30、SW回路31およびアナログSAWフィルタ33
を含む。
【0044】STB40のNIMとSTB40AのNI
M1とを比較して異なる点は、NIMはNIM1のデジ
タルチューナ6、アナログチューナ7、デジタルSAW
フィルタ9、両側隣接トラップ回路32およびIF増幅
器34に代替して、アナログデジタル共用チューナ6
A、デジタルSAWフィルタ9AおよびAGC切換回路
29を設け、NIM1の2分配器22に代替してRFリ
レー回路24を設けた点にある。STB40のNIMの
他の構成はSTB40のNIM1のそれと同じであり説
明を省略する。
【0045】図示されるようにNIMではNIM1にお
けるアナログチューナ7、2分配器22、両側隣接トラ
ップ回路32およびIF増幅器34の削減によりシステ
ムの簡素化が図られて経済的である。
【0046】このシステムの簡素化のために、アナログ
デジタル共用チューナ6AとAGC切換回路29とによ
り図8のアナログチューナ7の機能とデジタルチューナ
6の機能とを兼ね備えることができる。
【0047】また、デジタルSAWフィルタ9Aは図8
のデジタルSAWフィルタ9と両側隣接トラップ回路3
2との機能を兼ね備える。
【0048】次に、図1に示されたSTB40における
動作について説明する。CPU19の出力するデータ信
号はQPSK変調器20でQPSK変調されてパワーア
ンプ21で増幅されて上り信号としてデータ端子26、
LPF4、入力端子1および図示されないケーブル回線
を介して、たとえば5〜42MHzの帯域を有してCA
TV局へ送信される。
【0049】CATV局からケーブル回線を介してST
B40へ送信される、たとえば54〜860MHzの帯
域を有する下り信号は入力端子1にて受信される。受信
された下り信号は5〜46MHzを減衰域とし54MH
z以上を通過域とするHPF3を通って方向性結合器5
に与えられる。
【0050】方向性結合器5に与えられた下り信号は、
QPSKチューナ8、QPSK復調器11およびCPU
19からなるQPSK信号受信回路とRFリレー回路2
4に与えられる。
【0051】RFリレー回路24は接点S1とS2を有
して、この2つの接点はCPU19の制御により相互に
連動して切換えられる。
【0052】具体的には、CPU19はNIMを含むS
TB40の動作時には、接点S1によって方向性結合器
5からの下り信号をアナログデジタル共用チューナ6A
へ出力するとともに接点S2によってRFモジュレータ
18からのTV信号を出力端子23へ出力するように、
接点S1とS2を切換制御する。逆に動作待機時は、信
号がNIMをスルー動作するように、接点S1とS2は
連通するように切換制御されて、方向性結合器5から出
力される下り信号は直接に出力端子23から外部へ出力
される。
【0053】方向性結合器5で分割された下り信号は、
QPSKチューナ8に入力されて選局され、QPSK復
調器11によってデータ信号に復調された後、CPU1
9に与えられて処理される。これに対して、課金情報な
どの上りデータ信号はCPU19からQPSK変調器2
0に入力されて変調され、パワーアンプ21で増幅され
た後、データ端子26に導入され、アップストリーム回
路であるLPF4を介して入力端子1からCATVケー
ブルへ送出される。
【0054】CPU19はあらかじめプログラムされた
手続に従いどうさするICであり以下のどうさをする。
つまり、上述したようにNIMを含むSTB40が受信
状態にあるのか待機状態にあるのかを判定して、RFリ
レー回路24の接点S1とS2を連動して切換制御する
とともに、所望の受信チャンネルに応じてアナログデジ
タル共用チューナ6Aの同調周波数の制御やマルチプレ
クサ17の切換制御をし、さらにQPSKチューナ8お
よびQPSK復調器11を用いる下りデータ受信処理お
よびQPSK変調器20およびパワーアンプ21を用い
る上りデータ送信処理を行なう。
【0055】RFリレー回路24を介してアナログデジ
タル共用チューナ6Aにて受信された下り信号は、前述
したようにアナログ信号であるNTSC映像信号および
デジタル信号であるQAM映像信号を含み、これらの信
号はアナログデジタル共用チューナ6AにおいてCPU
19の制御に従う同調周波数に基づいて選局処理され
て、所望チャンネルのIF信号として出力される。
【0056】このように、図1の構成ではアナログ放送
およびデジタル放送の受信に共用されるアナログデジタ
ル共用チューナ6Aを設けているので、図8の2分配器
22によるアナログチューナ7とデジタルチューナ6へ
の信号分配時に入力端子1からデジタルチューナ6まで
に生じていたロスが低減される。この結果、図1では、
受信チャンネルがアナログチャンネルの場合には映像信
号に関するSN比が3〜5dB改善され、デジタルチャ
ンネルの場合にはSNRの改善となり、低入力レベル時
のBERTの改善となる。
【0057】また、ナログデジタル共用チューナ6Aを
設けて一方のチューナ(図8のアナログチューナ7)お
よび2分配器22が削除されたので、NIMに関しては
NIM1に比べて消費電力が約20%削減される。
【0058】図2は、図1のアナログデジタル共用チュ
ーナ6Aのブロック図である。アナログデジタル共用チ
ューナ6Aはアナログ放送受信用のアナログチャンネル
とデジタル方送受信用のデジタルチャンネルの両方につ
いての選局機能を有する。
【0059】アナログデジタル共用チューナ6Aは前述
したB3〜B1バンドのそれぞれについて受信回路を含
む。受信回路のそれぞれは入力切換回路68〜70のそ
れぞれと、高周波増幅入力同調回路53〜55のそれぞ
れと、高周波増幅部56〜58のぞれぞれと、高周波増
幅出力同調回路71〜73のそれぞれと、混合回路59
〜61のそれぞれと、局部発振回路62〜64のそれぞ
れとを含むとともにB3〜B1バンドについて共用され
るPLL選局回路95を含む。
【0060】局部発振回路62〜64のそれぞれは、P
LL選局回路95から与えられる同調電圧TVに応じた
周波数で発振するとともに発振出力fvをPLL選局回
路95と対応の混合回路に与える。
【0061】上述した各バンドの受信回路ごとに設けら
れた混合回路と局部発振回路と各バンドに共通して設け
られたPLL選局回路95とにより各バンドごとの周波
数変換回路が形成される。
【0062】各バンドの周波数変換回路は同様の動作を
する。つまり、局部発振回路はPLL選局回路95によ
り印加される所望チャンネルに対応の同調電圧TVのレ
ベルに従う同調周波数で発振動作するので、混合回路で
は前段の高周波増幅出力同調回路から入力されるRF信
号は対応の局部発振回路から出力される発振出力fvと
混合されて、所望チャンネルに対応のIF信号に変換さ
れて出力される。
【0063】アナログデジタル共用チューナ6Aの動作
において、RFリレー回路24から出力されたCATV
局からの下り信号は各バンドの受信回路に与えられる。
【0064】各バンドの受信回路は所望される受信チャ
ンネルに応じて択一的に選択されて、選択された受信回
路のみが動作状態となり、選択されないものは非動作状
態となる。
【0065】具体的にはCPU19によりPLL選局回
路95に選局データSDとして与えられる所望される受
信チャンネル情報とバンド情報とに応じて入力切換回路
68〜70のいずれか1つが選択的に動作して、動作し
た入力切換回路により対応するバンドの受信回路への電
源供給切換が行なわれて、機能の動作制御が行なわれ
る。
【0066】たとえば、B3バンドのチャンネル受信時
には入力切換回路68、高周波増幅入力同調回路53、
高周波増幅部56、高周波増幅出力同調回路71、混合
回路59、局部発振回路62およびPLL選局回路95
は動作状態であり、B2およびB1バンドの受信回路、
すなわち入力切換回路69と70、高周波増幅入力同調
回路54と55、高周波増幅部57と58、高周波増幅
出力同調回路72と73、混合回路60と61および局
部発振回路63と64は非動作状態となる。
【0067】なお、PLL選局回路95は各バンドに共
通な回路なので、常時動作状態となる。
【0068】同様にして、B2バンドのチャンネル受信
時にはB2バンドの受信回路のみ動作状態となり、B1
およびB3の受信回路は非動作状態となる。同様にB3
バンドのチャンネル受信時にはB3バンドの受信回路の
み動作状態となり、B1およびB2の受信回路は非動作
状態となる。
【0069】次に、各バンドの受信回路での動作を説明
する。各バンドの受信回路での動作は同じなので、ここ
ではB3バンドの受信回路を例にして説明し、B2およ
びB1バンドの受信回路の動作は説明を省略する。
【0070】入力切換回路68を介してRFリレー回路
24から入力された下り信号(RF信号)は、高周波増
幅入力同調回路53にて所望受信チャンネルに対応の周
波数の信号が取り出されて、高周波増幅部56に与えら
れる。高周波増幅部56では、AGC切換回路29から
印加されるAGC電圧Vに従って入力信号を増幅して高
周波増幅出力同調回路71に出力する。
【0071】図1のAGC切換回路29はアナログデジ
タル共用チューナ6Aに関連して設けられる。アナログ
デジタル共用チューナ6Aの高周波増幅部56〜58に
印加される自動利得制御のためのAGC電圧Vは、アナ
ログ放送受信時とデジタル放送受信時とで、利得が減衰
し始める値および傾きが異なっているので、AGC切換
回路29はアナログ放送受信時とデジタル放送受信時と
でAGC電圧Vのレベルを切換えることによってアナロ
グ放送受信およびデジタル放送受信のためのチューナの
共用化を可能としている。
【0072】このAGC切換回路29の切換え動作は以
下のように行なわれる。つまり、AGC切換回路29は
デジタル放送受信時はQAM復調回路14からの復調結
果S1に基づいて、アナログ放送受信時はNTSC復調
回路10からの復調結果S2に基づいてAGC電圧Vの
レベルを切換える。
【0073】高周波増幅出力同調回路71は、与えられ
る信号を入力して再度、所望受信チャンネルに対応する
周波数の信号を取出して混合回路59、局部発振回路6
2およびPLL選局回路95からなる周波数変換回路に
与える。
【0074】周波数変換回路では、前述したように与え
られた所望チャンネルに対応のRF信号がIF信号に変
換される。
【0075】ここで、デジタル放送受信のためのチャン
ネルおよびアナログ放送受信のためのチャンネルのチュ
ーニングに共用されるPLL選局回路95について説明
する。
【0076】デジタル放送受信専用のチューナに適用さ
れるPLL選局方式およびアナログ放送受信専用のチュ
ーナに適用されるPLL選局方式の相違点は、PLLに
おける比較周波数およびチューニングステップにおいて
相違する。具体的には、アナログ系では変調信号は残留
側波帯(VSB)方式を採用しているためにIF周波数
精度を高くする必要があるので、比較周波数において1
0KHz以下の低い周波数が用いられるのに対し、デジ
タル系ではVCO(Voltage Control Oscillatorの略)
におけるフェーズノイズを低減させるために、比較周波
数において62.5KHz、125KHzおよび250
KHzなどの比較的高い周波数が用いられる。
【0077】そこで、本実施の形態では、アナログデジ
タル共用チューナ6Aにおいて1個のPLL ICにて
デジタルチューナおよびアナログチューナの両機能を満
たすようにするため、基準周波数を分周する機能を有し
て、特に所望受信チャンネルがアナログチャンネルであ
る場合およびデジタルチャンネルである場合に応じて基
準周波数の分周比を可変設定するよう構成される。
【0078】具体的には、PLLシステムにおける基準
発振信号を分周し位相検波器に印加される従来方式を、
分周回路をプログラム設定が可能なシステムに変更す
る。たとえば、デジタルチャンネル受信の場合、4MH
zの基準信号周波数を32分周することにより125K
Hzの比較周波数に、アナログチャンネルの受信の場
合、256分周または512分周により15.625K
Hzまたは7.8125KHzの比較周波数になるよう
分周比を各チャンネルごとにプログラム設定するシステ
ムとすることにより、チューナのアナログ放送およびデ
ジタル放送での共用化が可能となる。
【0079】図3は、図2のPLL選局回路のブロック
構成図である。PLL選局回路95は1チップICから
なり、前置分周器951、プログラマブル可変分周器9
52と954、周波数位相比較器953、LPF(ルー
プフィルタ)955および水晶発振器等からなる基準発
振器956を含む。
【0080】プログラマブル可変分周器954には、前
述したようにCPU19からの選局データSDに基づい
て受信チャンネルがアナログチャンネルであるかデジタ
ルチャンネルであるかに応じた分周比Mが予めプログラ
ム設定される。同様に、プログラマブル分周器952に
は、CPU19からの選局データSDに基づいて所望受
信チャンネルに応じた分周比Nが予めプログラム設定さ
れる。
【0081】動作において、基準発振器956の発振出
力はプログラマブル可変分周器954においてCPU1
9からの選局データSDに基づく分周比Mで分周されて
比較周波数信号として周波数位相比較器953に与えら
れる。また、局部発振回路(62,63、64)の発振
出力fvは、RF信号であるのでまず前置分周器951
により後段の回路で処理しやすい周波数にまで分周され
てプログラマブル分周器952に与えられる。プログラ
マブル分周器952では発振出力fvは選局データSD
に基づく分周比Nで分周された後、周波数位相比較器9
53に与えられて、ここで可変分周器954からの比較
周波数信号と比較されて、比較結果に基づきLPF(ル
ープフィルタ)955を介して両信号の位相差が一定と
なるような同調電圧TVが局部発振回路(62,63、
64)に印加される。
【0082】このようにして、アナログデジタル共用チ
ューナ6Aから出力された所望受信チャンネルに対応す
るIF信号はデジタルSAWフィルタ9Aに与えられ
る。
【0083】図4(A)と(B)は、図1のデジタルS
AWフィルタ9Aの両側隣接チャンネル妨害の除去比に
ついて説明する図である。ここで、デジタルSAWフィ
ルタ9Aについて説明する。
【0084】従来、デジタル放送用のSAWフィルタは
通信速度に応じて伝送帯域幅が決定されているので、復
調系ではアナログ放送およびデジタル放送についてそれ
ぞれ専用にSAWフィルタが設けられるのが通例であ
る。また、一方では、近年世界各国のデジタル放送の信
号波に関する規格(DVB−C、MCMSなど)が決定
されており通信速度が定まりつつある。このような背景
から、デジタル放送用のSAWフィルタの伝送帯域幅
は、たとえばアメリカ合衆国向けの仕様であれば6MH
zに、ヨーロッパ向けの仕様であれば8MHzにセット
される。
【0085】これに対して従来のアナログ放送用のSA
Wフィルタの伝送帯域幅は、アメリカ合衆国向け仕様で
NTSCの帯域幅、ヨーロッパの仕様でPALの帯域幅
に相当する。通過帯域幅はNTSCで4.5MHz、P
ALで5.5MHzがそれぞれ必要とされる。このこと
から、SAWフィルタに必要とされるアナログ放送向け
の通過帯域幅は、デジタル放送向けの通過帯域幅に含ま
れるので、アナログチャンネル受信時、アナログ放送の
IF信号をデジタル放送向けのSAWフィルタ9Aを用
いて処理することが可能となる。これにより、SAWフ
ィルタ9Aを用いて処理する方法によれば所望受信チャ
ンネルにおける信号が両側隣接チャンネルの信号により
変調されて混信状態が生じる現象(以下、両側隣接チャ
ンネル妨害という)において変調を引き起こす妨害波の
除去比が以下のように改善される。
【0086】つまり、アナログのIF信号に関して図4
(B)の従来の両側隣接トラップ回路32を用いた場合
の妨害波の除去比H2と、図4(A)の図1のデジタル
SAWフィルタ9Aを用いた場合の妨害波の除去比H1
とを比較すると、H1>H2となり除去比H1は除去比
H2に対して10dB以上改善される。また、NIMに
関して両側隣接チャンネル妨害を除去するためのトラッ
プ調整が必要ない構成となるので経済的である。
【0087】図5は、アナログIF信号における両側隣
接トラップ特性を示す図である。図示されるようにアナ
ログIF信号の両側隣接チャンネル妨害の除去比は10
数dBである。
【0088】図6は、アナログSAWフィルタ33の特
性を示す図である。ここに示されるようにアナログSA
Wフィルタ33では両側隣接チャンネル妨害の除去比は
40dB以上である。それゆえに、図5に示されるアナ
ログIF信号に関する両側隣接チャンネルのトラップ特
性を満足させるためには、図8に示されるアナログSA
Wフィルタ33の他に、両側隣接チャンネル妨害を十分
に減衰させるための両側隣接トラップ回路32が必要と
されるが、この場合でも計算上除去比として60dB以
上確保することは困難である。
【0089】図7は、デジタルSAWフィルタ9Aの特
性を示す図である。図示されるようにアナログIF信号
に関してデジタルSAWフィルタ9Aを従来の両側隣接
トラップ回路32の代わりに用いることにより、両側隣
接チャンネル妨害の除去比を60dB以上確保すること
が可能となる。
【0090】また、デジタルSAWフィルタ9Aを用い
た構成では、バンドエッジ(受信チャンネルの帯域の両
エッジ)において群遅延時間が良好である。すなわち、
従来の図8の構成では、信号は両側隣接トラップ回路3
2を通過するのでその分の群遅延時間が生じていたが、
図1のデジタルSAWフィルタ9Aを用いた構成では両
側隣接トラップ回路32が削除されるのでその分の群遅
延時間が除かれる。
【0091】このように、本来の帯域制限特性の他に両
側隣接チャンネル妨害に関するトラップ特性を有したデ
ジタルSAWフィルタ9Aから出力されたIF信号はI
F増幅器30にて増幅された後、SW回路31に与えら
れる。
【0092】SW回路31はQAM復調器14の出力す
る切換信号CHにより切換制御されて動作する電子スイ
ッチ回路である。すなわちQAM復調器14が直列ビッ
トストリームを出力しているデジタル放送受信時は、S
W回路31は切換信号CHに従い、与えられるデジタル
のIF信号を入力してデジタル復調系側のダウンコンバ
ータ12に出力する。逆に、QAM復調器14が直列ビ
ットストリームを出力していないアナログ放送受信時
は、SW回路31は切換信号CHに従って、与えられる
アナログのIF信号を入力してアナログ復調系側のアナ
ログSAWフィルタ33に与える。
【0093】このように、アナログチャンネルの信号お
よびデジタルチャンネルの信号は電子SW回路31によ
りアナログ復調系側の回路群およびデジタル復調系側の
回路群でそれぞれ個別に処理されるように分岐されるか
ら、互いの干渉は防止されて良好な受信状態が得られ
る。
【0094】アナログのIF信号がアナログSAWフィ
ルタ33を介してNTSC復調器10にて復調されてコ
ンポジット信号CP1としてマルチプレクサ17に与え
られる。
【0095】デジタルのIF信号はダウンコンバータ1
2にて低周波のIF信号に変換されて、ADC13に与
えられる。
【0096】ADC13ではデジタルのIF信号は、8
ビットまたは10ビットのデジタル信号に変換されてQ
AM復調器14に与えられる。
【0097】QAM復調器14は与えられるデジタル信
号をI、Q復調して、誤り訂正した後、直列のビットス
トリームとしてトランスポートデコーダ15に出力す
る。
【0098】トランスポートデコーダ15は、与えられ
る直列ビットストリームから映像および音声信号を取出
してMPEG2デコーダ16に出力する。
【0099】MPEG2デコーダ16は、入力する映像
および音声信号の帯域伸長を行ない、アナログのNTS
Cのコンポジット信号CP2としてマルチプレクサ17
に出力する。
【0100】マルチプレクサ17はCPU19の制御に
従い、コンポジット信号CP1およびCP2のうち所望
される受信チャンネルに該当するいずれか一方のコンポ
ジット信号をRFモジュレータ18に出力する。
【0101】つまり、CPU19は所望受信チャンネル
がデジタルチャンネルである場合にはコンポジット信号
CP2が、逆にアナログチャンネルである場合にはコン
ポジット信号CP1が選択されてRFモジュレータ18
に出力されるようにマルチプレクサ17を切換制御す
る。
【0102】RFモジュレータ18は、与えられるコン
ポジット信号を所望されるチャンネルのTV信号に変換
して出力する。このTV信号はRFリレー回路24の接
点S2を介して出力端子23から図示されないTV受像
機のアンテナ入力端子に出力される。
【0103】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるNIMを搭載する
CATV向けSTBのブロック構成図である。
【図2】図1のアナログデジタル共用チューナ6Aのブ
ロック図である。
【図3】図2のPLL選局回路のブロック構成図であ
る。
【図4】(A)と(B)は、図1のデジタルSAWフィ
ルタ9Aの両側隣接チャンネル妨害の除去比について説
明する図である。
【図5】アナログIF信号における両側隣接トラップ特
性を示す図である。
【図6】アナログSAWフィルタの特性を示す図であ
る。
【図7】デジタルSAWフィルタの特性を示す図であ
る。
【図8】従来のSTBのブロック構成図である。
【符号の説明】
6A アナログデジタル共用チューナ 9A デジタルSAWフィルタ 10 NTSC復調器 14 QAM復調器 19 CPU 24 RFリレー回路 29 AGC切換回路 30 IF増幅器 31 SW回路 40 STB

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CATV局とケーブル回線を介して信号
    を送受信するためのネットワークインターフェイスモジ
    ュールであって、 前記ケーブル回線に前記CATV局への上りデータ信号
    を送出するためのローパスフィルタと、 前記上りデータ信号を遮断しながら前記CATV局から
    のアナログ放送用の信号およびデジタル放送用の信号を
    含む下り信号を前記ケーブル回線から導入するためのハ
    イパスフィルタと、 前記ハイパスフィルタにより導入された前記下り信号を
    受信するための受信回路とを、少なくとも備え、 前記受信回路は、 前記下り信号を入力して所定利得で増幅した後に前記ア
    ナログ放送用および前記デジタル放送用のいずれかの所
    望チャンネルの中間周波信号に変換して出力するチュー
    ナと、 前記チューナから出力される前記所望チャンネルの中間
    周波信号を入力して、帯域制限しながら前記所望チャン
    ネルにおける近接チャンネルによる妨害波を除去して出
    力するSAWフィルタと、 前記SAWフィルタから出力された前記所望チャンネル
    の中間周波信号を入力して増幅して出力する増幅部と、 前記増幅部から出力された前記所望チャンネルの中間周
    波信号を入力して、復調する復調部とを備える、ネット
    ワークインターフェイスモジュール。
  2. 【請求項2】 前記チューナは、 入力する前記下り信号を、与えられる選局信号のレベル
    に基づいて前記所望チャンネルの中間周波信号に変換す
    るための変換回路と、 前記変換回路に前記選局信号を出力する選局回路とを含
    み、 前記選局回路は、前記所望チャンネルの情報に基づいて
    前記選局信号のレベルを決定することを特徴とする、請
    求項1に記載のネットワークインターフェイスモジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 前記所定利得は、前記復調部の復調結果
    に従い可変設定されることを特徴とする、請求項1また
    は2に記載のネットワークインターフェイスモジュー
    ル。
  4. 【請求項4】 前記復調部は、 前記増幅部から出力された前記所望チャンネルの中間周
    波信号を入力して、前記所望チャンネルが前記アナログ
    放送用のチャンネルである場合に一方向に、前記デジタ
    ル放送用のチャンネルである場合に他方向にそれぞれ出
    力する切換回路と、 前記一方向において、前記切換回路から出力される前記
    所望チャンネルの中間周波信号を入力して復調するアナ
    ログ復調回路と、前記他方向において、前記切換回路か
    ら出力される前記所望チャンネルの中間周波信号を入力
    して復調するデジタル復調回路とを分離して備える、請
    求項1ないし3のいずれかに記載のネットワークインタ
    ーフェイスモジュール。
  5. 【請求項5】 前記ハイパスフィルタと前記受信回路と
    の間に設けられて、前記ハイパスフィルタにより導入さ
    れた前記下り信号を入力して、前記受信回路および外部
    のいずれか一方に選択的に出力する高周波リレー回路を
    さらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載のネ
    ットワークインターフェイスモジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8600211B2 (en) 2007-12-10 2013-12-03 Sony Corporation Electronic apparatus, reproduction method, and program

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JP2007096536A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Maspro Denkoh Corp ケーブルモデム
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