JPH11355681A - テレビジョン放送の受信装置 - Google Patents

テレビジョン放送の受信装置

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JPH11355681A
JPH11355681A JP15630298A JP15630298A JPH11355681A JP H11355681 A JPH11355681 A JP H11355681A JP 15630298 A JP15630298 A JP 15630298A JP 15630298 A JP15630298 A JP 15630298A JP H11355681 A JPH11355681 A JP H11355681A
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frequency
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成人 升田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビジョン受信機31において、地上波放
送およびCATV放送の受信にあたって、操作性の向上
を図る。 【解決手段】 アンテナ入力端子32に接続された外部
アンテナ33からの受信高周波信号と、CATV入力端
子34に接続されたCATVケーブルからの入力高周波
信号とを、高周波リレーなどで実現される切換回路35
で選択的に切換えて、入力切換えを行うとともに、高周
波リレーなどで実現される切換回路50によって、NT
SC復調回路51と、16/8VSB復調回路52と、
QAM復調回路53との復調回路の切換えを行う。した
がって、入力切換えの度毎にケーブルの差替えを行う必
要がなくなり、操作性を向上することができる。また、
米国における地上波放送およびCATV放送の総ての放
送方式に、1台で対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上波放送および
CATV(Cable Television)放送に共用することがで
きるテレビジョン放送の受信装置に関し、特にアナログ
放送と、DTV(Digital Television)放送とを共に受
信することができるテレビジョン放送の受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前記アナログ放送とDTV放送とに共用
することができる典型的な従来技術は、特開平8−28
9212号のデジタルアナログ共用チューナおよび特開
平7−212800号の放送方式判別装置に記載されて
おり、それらの概略的構成を、それぞれ図4および図5
で示す。
【0003】図4で示すテレビジョン受信機1は、受信
高周波信号を、一旦、該受信高周波信号の帯域よりも充
分高域側にアップコンバートし、イメージ周波数を高周
波信号帯域から追出し、これを中間周波フィルタで除去
した後、ダウンコンバートするようにしたダブルコンバ
ージョン方式の受信装置である。
【0004】この受信装置1では、入力端子2に入力さ
れた受信高周波信号は、固定周波数のバンドパスフィル
タ(以下、BPFと略称する)3において、受信全周波
数帯域成分が抽出された後、図示しないフィードバック
回路によって自動的に利得が制御される増幅回路4によ
って所定レベル範囲に制限され、さらに高周波増幅回路
5で増幅されて、第1のミキサ6に入力される。ミキサ
6には、フェイズロックループ(以下、PLLと略称す
る)回路7によって、発振周波数が選局すべきチャネル
に対応した所望とする周波数に安定的に制御される第1
の局部発振回路8からの局部発振信号が入力されてい
る。前記局部発振信号の周波数fLO1 は、高周波信号の
周波数をfRFとし、作成すべき所定の周波数帯域の第1
の中間周波信号の周波数をfIF1 とするとき、 fLO1 =fRF+fIF1 となるように、前記PLL回路7によって制御される。
こうしてミキサ6からは、前記高周波信号がアップコン
バートされた周波数fIF1 の第1の中間周波信号が出力
される。
【0005】この第1の中間周波信号は、固定周波数の
BPF9において、選局チャネルの信号成分のみがフィ
ルタリング処理され、第1の中間周波増幅回路10で増
幅された後、再び固定周波数のBPF11で選局チャネ
ルの信号成分がフィルタリング処理されて、第2のミキ
サ12に入力される。
【0006】同様に、第2のミキサ12では、BPF1
1からの第1の中間周波信号に対して、第2の局部発振
回路13からの局部発振信号が混合され、第2の中間周
波信号が作成される。この第2の中間周波信号の周波数
IF2 は、局部発振回路13からの局部発振信号の周波
数をfLO2 とするとき、 fIF2 =fIF1 −fLO2 となる。すなわち、ミキサ12において、第1の中間周
波信号は、テレビジョン放送で規定されている周波数f
IF2 の第2の中間周波信号にダウンコンバートされる。
【0007】前記第2の中間周波信号は、BPF14お
よび第2の中間周波増幅回路15によって、前記選局チ
ャネルの信号成分がフィルタリングおよび増幅された
後、分配回路16において2分配され、アナログ復調回
路17およびデジタル復調回路18に共通に与えられ
る。前記各アナログ復調回路17およびデジタル復調回
路18において映像および音声信号に復調された復調出
力は、出力端子19,20からそれぞれ出力される。
【0008】また、図5で示すテレビジョン受信機21
では、前記テレビジョン受信機1における分配回路16
に代えて、高周波スイッチ回路22が用いられている。
なお、このテレビジョン受信機21における残余の部分
は、前記テレビジョン受信機1に類似しており、同一の
参照符号を付してその説明を省略する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
たテレビジョン受信機1,21では、地上波放送を外部
アンテナで受信する場合は、前記入力端子2に外部アン
テナを接続し、CATV放送を受信する場合は、前記入
力端子2にCATVケーブルを接続する必要があり、入
力切換えの度毎に、ケーブルの差替えが必要となり、操
作性に劣るという問題がある。
【0010】また、課金データ等の上りデータを送信す
るために、電話回線等の他のメディアが必要となり、回
路構成が複雑になり、装置の大型化およびコストアップ
を招くという問題がある。
【0011】本発明の目的は、操作性を向上することが
できるとともに、小型化および低コスト化を図ることが
できるテレビジョン放送の受信装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るテ
レビジョン放送の受信装置は、外部アンテナで受信され
た高周波信号の入力端子と、CATV放送の高周波信号
の入力端子と、前記入力端子に入力された高周波信号を
中間周波信号に変換する周波数変換手段と、前記中間周
波信号を復調するNTSC復調回路と、前記中間周波信
号を復調するVSB復調回路と、前記中間周波信号を復
調するQAM復調回路とを含むことを特徴とする。
【0013】上記の構成によれば、外部アンテナから入
力される地上波放送の受信と、CATVケーブルから入
力されるCATV放送の受信とに共用することができる
テレビジョン放送の受信装置を構成するにあたって、外
部アンテナとCATVケーブルとのそれぞれに対応した
入力端子を備えているので、入力切換えの度毎に、ケー
ブルを差替える必要はなく、操作性を向上することがで
きる。
【0014】また、米国における前記地上波およびCA
TVのアナログ放送に対応したNTSC(National Tel
evision System Committee)復調回路と、地上波のデジ
タル放送に対応したVSB(Vestigial Sideband)復調
回路と、前記CATVのデジタル放送に対応したQAM
(Quadrature Amplitude Modulation )復調回路とを備
えているので、米国における地上波放送およびCATV
放送の総ての放送方式に、1台で対応することもでき
る。
【0015】また、請求項2の発明に係るテレビジョン
放送の受信装置は、前記外部アンテナの入力端子と、前
記CATV放送の入力端子とを選択的に切換えて周波数
変換手段に接続する第1の切換手段と、前記中間周波信
号を、前記NTSC復調回路と、VSB復調回路と、Q
AM復調回路とのいずれかに選択的に与える第2の切換
手段とをさらに備えることを特徴とする。
【0016】上記の構成によれば、分配器などによるこ
となく、高周波リレーなどで実現される第1および第2
の切換手段によって、それぞれ入力端子と周波数変換手
段との間および周波数変換手段と復調回路との間を、低
損失で接続することができる。
【0017】さらにまた、請求項3の発明に係るテレビ
ジョン放送の受信装置は、前記第1および第2の切換手
段の切換えを連動して行い、選局すべき所望とするチャ
ネルに対応して、入力切換えおよび復調方式の切換えを
行う切換制御手段を有することを特徴とする。
【0018】上記の構成によれば、選局すべきチャネル
を指定するだけで、自動的に、入力切換えおよび復調方
式の切換えを行うことができる。
【0019】また、請求項4の発明に係るテレビジョン
放送の受信装置では、前記切換制御手段は、前記周波数
変換手段における局部発振回路の発振周波数を、前記選
局チャネルの高周波信号の周波数に対応するように制御
するフェイズロックループ回路であり、前記第1および
第2の切換手段を、該フェイズロックループ回路内のバ
ンドスイッチによって制御することを特徴とする。
【0020】上記の構成によれば、特別な構成を設ける
ことなく、既存のフェイズロックループ回路をそのまま
利用して、入力および復調方式の切換制御を行うことが
できる。
【0021】さらにまた、請求項5の発明に係るテレビ
ジョン放送の受信装置は、前記CATV放送の入力端子
へ、ローパスフィルタを介して、常時接続されるデータ
端子を有することを特徴とする。
【0022】上記の構成によれば、電話回線等の他のメ
ディアを用いることなく、課金データ等の上りデータを
送信することができ、回路構成を簡略化して、装置の小
型化および低コスト化を図ることができる。また、外部
アンテナから入力される地上波放送を受信していても、
CATV放送の下りデータ信号は常時受信できるので、
番組表等を、常に最新のデータに更新しておくことがで
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図3に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0024】図1は、本発明の実施の一形態のテレビジ
ョン受信機31の電気的構成を示すブロック図である。
このテレビジョン受信機31は、米国における地上波放
送およびCATV放送の総ての放送方式に、1台で対応
することができるダブルコンバージョン方式の受信機で
ある。
【0025】このテレビジョン受信機31では、アンテ
ナ入力端子32に接続された外部アンテナ33からの受
信高周波信号と、CATV入力端子34に接続されたC
ATVケーブルからの入力高周波信号とが、高周波リレ
ーなどで実現される切換回路35で選択的に切換えられ
て、入力切換えが行なわれる。
【0026】前記切換回路35からの高周波信号は、固
定周波数のバンドパスフィルタ(以下、BPFと略称す
る)36において、受信全周波数帯域成分が抽出された
後、図示しないフィードバック回路によって自動的に利
得が制御される増幅回路37によって所定レベル範囲に
制限され、さらに高周波増幅回路38で増幅された後、
第1のミキサ39に入力される。ミキサ39には、電圧
制御発振回路などで実現され、PLL回路40からのチ
ューニング電圧VT に応答して、発振周波数が所望とす
る周波数に安定的に制御される第1の局部発振回路41
からの局部発振信号が入力されている。前記局部発振信
号の周波数fLO1 は、高周波信号の周波数をfRFとし、
作成すべき所定の周波数帯域の第1の中間周波信号の周
波数をfIF1 とするとき、fLO1 =fRF+fIF1となる
ように、選局すべき放送局の周波数に対応して出力され
る選局データ信号発生回路42からの選局データ信号に
応答して、前記PLL回路40によって制御される。こ
うしてミキサ39からは、前記高周波信号がアップコン
バートされた周波数fIF1 の第1の中間周波信号が出力
される。
【0027】この第1の中間周波信号は、固定周波数の
BPF43において、選局チャネルの信号成分のみがフ
ィルタリング処理され、第1の中間周波増幅回路44で
増幅された後、再び固定周波数のBPF45で選局チャ
ネルの信号成分がフィルタリング処理されて、第2のミ
キサ46に入力される。中間周波フィルタを、前記BP
F43,45のように2段に分割することによって、少
ない挿入損失で、急峻なフィルタ特性を得ることができ
る。
【0028】同様に、第2のミキサ46では、BPF4
5からの第1の中間周波信号に対して、第2の局部発振
回路47からの局部発振信号が混合され、第2の中間周
波信号が作成される。この第2の中間周波信号の周波数
IF2 は、局部発振回路47からの局部発振信号の周波
数をfLO2 とするとき、 fIF2 =fIF1 −fLO2 となる。すなわち、ミキサ46において、第1の中間周
波信号は、テレビジョン放送で規定されている周波数f
IF2 の第2の中間周波信号にダウンコンバートされる。
前記第2の中間周波信号の中心周波数fIF2Cは、米国で
は44(MHz)である。
【0029】前記第2の中間周波信号は、BPF48お
よび第2の中間周波増幅回路49によって、前記選局チ
ャネルの信号成分がフィルタリングおよび増幅された
後、前記高周波リレーなどで実現される切換回路50を
介して、NTSC復調回路51と、16/8VSB復調
回路52と、QAM復調回路53とのいずれかに選択的
与えられる。前記NTSC復調回路51は、米国におけ
る地上波およびCATVのアナログ放送に対応してお
り、前記16/8VSB復調回路52は、DTV(同地
上波のデジタル)放送に対応しており、前記QAM復調
回路53は、CATVのデジタル放送に対応している。
前記各NTSC復調回路51、16/8VSB復調回路
52およびQAM復調回路53において映像および音声
信号に復調された復調出力は、出力端子54,55,5
6からそれぞれ出力される。
【0030】前記切換回路35,50は、後述する前記
PLL回路40からのバンドスイッチデータに応答し
て、デコーダ57によって、連動して制御される。
【0031】また、前記CATV入力端子34には、ロ
ーパスフィルタ(略称LPF)58を介して、データ端
子59が常時接続されている。このデータ端子59から
は、CATV放送を受信しているか否かに拘わらず、課
金データ等の上りデータが送信され、また番組表等の下
りデータが受信される。
【0032】図2は、前記PLL回路40の具体的構成
を示すブロック図である。前記選局データ信号発生回路
42からは、たとえば図3で示すような選局データ信号
が入力されており、この選局データ信号は、デコーダ6
1において、バンドスイッチデータB2 ,B1 ,B
0 と、周波数データDn ,Dn-1 ,…,D1 ,D0 とに
デコードされる。バンドスイッチ62は、前記バンドス
イッチデータB2 ,B1 ,B0 に対応したバンドスイッ
チ信号S2 ,S1 ,S0 を出力する。
【0033】表1は、前記バンドスイッチデータB2
1 ,B0 と、それによって表される受信すべき放送と
の対応関係の一例を表すものである。
【0034】
【表1】
【0035】ただし、他の対応関係であってもよいこと
は言うまでもない。
【0036】デコーダ57は、上記対応関係を満足する
ために、前記バンドスイッチ信号S2 ,S1 ,S0 をデ
コードし、切換回路35のための表2で示す切換制御信
号S11,S12および切換回路50のための表3で示す切
換制御信号S21,S22,S23を作成して出力する。切換
回路35は、前記切換制御信号S11,S12に対応した2
つの接点を有し、表2においてHで示すハイレベル側の
接点が導通し、Lで示すローレベル側の接点が遮断す
る。同様に、切換回路50は、前記切換制御信号S21
22,S23に対応した3つの接点を有する。
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】ただし、他の対応関係であってもよいこと
は言うまでもない。
【0040】前記デコーダ61はまた、前記選局データ
信号の周波数データDn 〜D0 をデコードし、選局すべ
きチャネルの周波数に対応した分周比をプログラマブル
分周器63に設定する。このプログラマブル分周器63
には、前記局部発振回路41からの第1の局部発振信号
が入力されており、このプログラマブル分周器63は、
前記第1の局部発振信号を設定された分周比で分周し
て、位相比較器64へ出力する。位相比較器64は、前
記プログラマブル分周器63からの出力と、水晶発振子
などで実現される基準信号発生器65からの基準信号と
を比較し、両者の位相差に対応した信号をループフィル
タ66へ出力する。ループフィルタ66は、LPFなど
で実現され、前記位相比較器64からの出力の高周波成
分を除去して、直流の前記チューニング電圧VT を作成
し、前記局部発振回路41へ出力する。
【0041】以上のように本発明に係るテレビジョン受
信機31は、外部アンテナ33から入力される地上波放
送の受信と、CATVケーブルから入力されるCATV
放送の受信とに共用することができるテレビジョン放送
の受信装置を構成するにあたって、外部アンテナ33と
CATVケーブルとのそれぞれに対応した入力端子3
2,34を備えているので、入力切換えの度毎に、ケー
ブルを差替える必要はなく、操作性を向上することがで
きる。
【0042】また、米国における地上波およびCATV
のアナログ放送に対応したNTSC復調回路51と、D
TV放送に対応したVSB復調回路52と、CATVの
デジタル放送に対応したQAM復調回路53とを備えて
いるので、米国における地上波放送およびCATV放送
の総ての放送方式に、1台で対応することもできる。
【0043】また、高周波リレーなどで実現される切換
回路35,50を用いるので、分配器などを用いる構成
に対して、低損失に構成することができる。さらにま
た、切換回路35,50のスイッチング状態の切換え
を、選局データ信号発生回路42からの選局データ信号
に応答して、連動して行うので、選局すべき所望とする
チャネルに対応して、入力切換えおよび復調方式の切換
えを自動的に行うことができる。さらにまた、前記切換
回路35,50のスイッチング状態の切換えに、PLL
回路40のバンドスイッチ62を用いるので、新たな構
成を追加することなく、既存のPLL回路40をそのま
ま利用して、前記スイッチング状態の制御を行うことが
できる。
【0044】さらにまた、CATV入力端子34へ、L
PF58を介して、常時接続されるデータ端子59を有
するので、電話回線等の他のメディアを用いることな
く、課金データ等の上りデータを送信することができ、
回路構成を簡略化して、装置の小型化および低コスト化
を図ることができる。また、外部アンテナ33から入力
される地上波放送を受信していても、CATV放送の下
りデータ信号は常時受信できるので、番組表等を、常に
最新のデータに更新しておくことができる。
【0045】なお、PLL回路40および選局データ信
号は、それぞれ前記図2および図3で示す構成に限ら
ず、他の構成であってもよいことは言うまでもない。ま
た、米国以外の場合には、復調回路は放送方式に対応し
て、4つ以上設けられていてもよい。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明に係るテレビジョン放送
の受信装置は、以上のように、外部アンテナから入力さ
れる地上波放送の受信と、CATVケーブルから入力さ
れるCATV放送の受信とに共用することができるテレ
ビジョン放送の受信装置を構成するにあたって、外部ア
ンテナとCATVケーブルとのそれぞれに対応した入力
端子を備えるとともに、米国における地上波およびCA
TVのアナログ放送に対応したNTSC復調回路と、地
上波のデジタル放送に対応したVSB復調回路と、CA
TVのデジタル放送に対応したQAM復調回路とを備え
ている。
【0047】それゆえ、入力切換えの度毎に、ケーブル
を差替える必要はなく、操作性を向上することができ
る。また、米国における地上波放送およびCATV放送
の総ての放送方式に、1台で対応することもできる。
【0048】また、請求項2の発明に係るテレビジョン
放送の受信装置は、以上のように、高周波リレーなどで
実現される第1および第2の切換手段によって、外部ア
ンテナの入力端子とCATV放送の入力端子との入力切
換およびNTSC復調回路とVSB復調回路とQAM復
調回路とのいずれかを選択する復調方式の切換えをそれ
ぞれ行う。
【0049】それゆえ、分配器などによることなく、入
力端子と周波数変換手段との間および周波数変換手段と
復調回路との間を、低損失で接続することができる。
【0050】さらにまた、請求項3の発明に係るテレビ
ジョン放送の受信装置は、以上のように、前記第1およ
び第2の切換手段の切換えを連動して行い、選局すべき
所望とするチャネルに対応して、入力切換えおよび復調
方式の切換えを行う切換制御手段を有する。
【0051】それゆえ、選局すべきチャネルを指定する
だけで、自動的に、入力切換えおよび復調方式の切換え
を行うことができる。
【0052】また、請求項4の発明に係るテレビジョン
放送の受信装置は、以上のように、入力切換えおよび復
調方式の切換えを、前記周波数変換手段におけるフェイ
ズロックループ回路内のバンドスイッチによって行う。
【0053】それゆえ、特別な構成を設けることなく、
既存のフェイズロックループ回路をそのまま利用して、
入力および復調方式の切換制御を行うことができる。
【0054】さらにまた、請求項5の発明に係るテレビ
ジョン放送の受信装置は、以上のように、CATV放送
の入力端子へ、ローパスフィルタを介して、常時接続さ
れるデータ端子を有する。
【0055】それゆえ、電話回線等の他のメディアを用
いることなく、課金データ等の上りデータを送信するこ
とができ、回路構成を簡略化して、装置の小型化および
低コスト化を図ることができる。また、外部アンテナか
ら入力される地上波放送を受信していても、CATV放
送の下りデータ信号は常時受信できるので、番組表等
を、常に最新のデータに更新しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のテレビジョン受信機の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1で示す受信装置に用いられるPLL回路の
具体的構成を示すブロック図である。
【図3】図1で示す受信装置において、選局チャネルを
制御するために用いられる選局データ信号の一構成例を
示す図である。
【図4】典型的な従来技術のテレビジョン受信機の電気
的構成を示すブロック図である。
【図5】他の従来技術のテレビジョン受信機の電気的構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
31 テレビジョン受信機(テレビジョン放送の受信
装置) 32 アンテナ入力端子 33 外部アンテナ 34 CATV入力端子 35 切換回路(第1の切換手段) 36 BPF 37 増幅回路 38 高周波増幅回路 39 ミキサ(周波数変換手段) 40 PLL回路 41 局部発振回路 42 選局データ信号発生回路 43 BPF 44 中間周波増幅回路 45 BPF 46 ミキサ 47 局部発振回路 48 BPF 49 中間周波増幅回路 50 切換回路(第2の切換手段) 51 NTSC復調回路 52 16/8VSB復調回路 53 QAM復調回路 57 デコーダ(切換制御手段) 58 LPF 59 データ端子 61 デコーダ 62 バンドスイッチ 63 プログラマブル分周器 64 位相比較器 65 基準信号発生器 66 ループフィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部アンテナで受信された高周波信号の入
    力端子と、 CATV放送の高周波信号の入力端子と、 前記入力端子に入力された高周波信号を中間周波信号に
    変換する周波数変換手段と、 前記中間周波信号を復調するNTSC復調回路と、 前記中間周波信号を復調するVSB復調回路と、 前記中間周波信号を復調するQAM復調回路とを含むこ
    とを特徴とするテレビジョン放送の受信装置。
  2. 【請求項2】前記外部アンテナの入力端子と、前記CA
    TV放送の入力端子とを選択的に切換えて周波数変換手
    段に接続する第1の切換手段と、 前記中間周波信号を、前記NTSC復調回路と、VSB
    復調回路と、QAM復調回路とのいずれかに選択的に与
    える第2の切換手段とをさらに備えることを特徴とする
    請求項1記載のテレビジョン放送の受信装置。
  3. 【請求項3】前記第1および第2の切換手段の切換えを
    連動して行い、選局すべき所望とするチャネルに対応し
    て、入力切換えおよび復調方式の切換えを行う切換制御
    手段を有することを特徴とする請求項1または2記載の
    テレビジョン放送の受信装置。
  4. 【請求項4】前記切換制御手段は、前記周波数変換手段
    における局部発振回路の発振周波数を、前記選局チャネ
    ルの高周波信号の周波数に対応するように制御するフェ
    イズロックループ回路であり、前記第1および第2の切
    換手段を、該フェイズロックループ回路内のバンドスイ
    ッチによって制御することを特徴とする請求項3記載の
    テレビジョン放送の受信装置。
  5. 【請求項5】前記CATV放送の入力端子へ、ローパス
    フィルタを介して、常時接続されるデータ端子を有する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のテレ
    ビジョン放送の受信装置。
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