JPH06205325A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JPH06205325A
JPH06205325A JP25293A JP25293A JPH06205325A JP H06205325 A JPH06205325 A JP H06205325A JP 25293 A JP25293 A JP 25293A JP 25293 A JP25293 A JP 25293A JP H06205325 A JPH06205325 A JP H06205325A
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博之 水上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同じ帯域幅の高精細テレビジョン信号と標準
テレビジョン信号を共に受信することの可能な受信装置
を提供する。 【構成】 第1,第2のミクサを有するダブルスーパー
へテロダイン方式の受信装置において、第1IFフィル
タ11に高精細信号の復調を劣化させない帯域内平坦度
と低群遅延偏差特性を有するバンドパスフィルタを用
い、第2IFフィルタとして標準信号用SAWフィルタ
17と高精細信号用SAWフィルタ16を設け、復調部
として標準信号用AM復調器34と高精細信号用復調器
33を設けた。2重周波数変換部を両信号用に共用でき
るので、回路規模の低減が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高精細テレビジョン信
号と通常のテレビジョン信号を受信することの可能な受
信装置に関するもので、特に、高精細テレビジョン信号
として6MHzの帯域に圧縮した信号を伝送しようとす
る動きが米国において見られるので、このような6MH
zに帯域圧縮された高精細テレビジョン信号と、通常の
テレビジョン信号として6MHzの帯域を有する標準的
なテレビジョン信号(NTSC方式に限らず、AM変調
された他の方式による標準テレビジョン信号も含めて)
と、を共用受信することのできる受信装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン放送やCATV放送
等の拡充により、放送の多チャネル化が進められてい
る。これに伴い、受信装置においても、多チャネル受信
時にも相互変調妨害等の低減が図れるダブルスーパーヘ
テロダイン方式の周波数変換部を有する受信装置が用い
られるようになってきた。
【0003】図13は、かかる従来のダブルスーパーヘ
テロダイン方式テレビジョン受信装置を示すブロック図
である。同図において、1は信号入力端子、2は選局信
号入力端子、4は映像及び音声信号出力端子、5は入力
フィルタ(BPF)、6、8はそれぞれ可変減衰器(A
GC)、7はRF増幅器、9は第1ミクサ、10は第1
局部発振器、12は第1IF増幅器、である。
【0004】更に、13は第2ミクサ、14は第2局部
発振器、15は第1のIF増幅器、17はIFフィルタ
(BPF)、20は第2のIF増幅器、22はローパス
フィルタ(LPF)、23はPLL(フェーズロックド
ループ)回路、34はAM復調器(NTSC demo
d.IC)、71は第1IFフィルタである。
【0005】信号入力端子1から入力されるNTSC方
式によるテレビジョン信号(以下、単にNTSC信号と
云うことがある)で、AM変調されたRF信号は、入力
フィルタ5で帯域を分割され、希望チャネルを含む帯域
が選択的に該フィルタ5を通過される。その希望チャネ
ルに対し、所望の受信レベルとなるよう可変減衰器6、
8及びRF増幅器7で適宜増幅あるいは減衰され、第1
ミクサ9へ入力される。
【0006】第1ミクサ9では、選局信号入力端子2か
ら入力される選局信号により、希望チャネルに対応した
周波数で発振を行うようPLL回路23、ローパスフィ
ルタ22でフィードバックを形成してなる局部発振器1
0からの局部発振信号と、前記可変減衰器6、8及びR
F増幅器7で適宜増幅あるいは減衰されたNTSC信号
とを混合し、第1IF信号を出力する。
【0007】PLL回路23では、詳しく述べると、中
に基準信号を持ち、この基準信号と局部発振器10から
の局部発振信号とを比較し、その誤差信号をローパスフ
ィルタ22を経て局部発振器10に出力することによ
り、前記誤差信号が零となるように局部発振器10の発
振周波数を制御しているわけで、選局信号は、比較に用
いられる前記基準信号を分周するなどの作用を行って選
局を行う。
【0008】第1IF信号は第1IFフィルタ71で選
択的に通過され、第1IF増幅器12で増幅された後、
第2ミクサ13に入力される。第2ミクサ13では、第
2局部発振器14からの局部発振信号と混合され、第2
IF信号を出力する。第2IF信号は第1、2のIF増
幅器15、20で増幅されると共に、SAWフィルタ等
で構成されるIFフィルタ17で所望の帯域のみが通過
され、AM復調器34で復調され、ベースバンドの映像
及び音声信号が出力される。AGCは、AM復調器34
の内部と可変減衰器6、8を用いて行う。また、AFC
は、AM復調器34から出力されるAFC信号で第2局
部発振器14の発振周波数を微調して行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
受信装置は、NTSC方式テレビジョン信号の如き標準
テレビジョン信号を受信するためのものであり、高精細
テレビジョン信号の受信は考慮されていない。まして、
標準テレビジョン信号と高精細テレビジョン信号のどち
らも選択的に受信可能にすることなどは、考慮されてい
なかった。
【0010】本発明の目的は、標準テレビジョン信号
と、標準テレビジョン信号のそれと同じ帯域幅に圧縮さ
れて放送される高精細テレビジョン信号の、どちらも選
択的に受信可能である受信装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、第1、第2のミクサを有するダブルス
ーパーへテロダイン方式の受信装置において、第1IF
フィルタとして、高精細テレビジョン信号の復調を劣化
させない程度の帯域内平坦度特性と低群遅延偏差特性を
有するバンドパスフィルタを用い、第2IFフィルタと
して、NTSC方式テレビジョン信号の如き、標準テレ
ビジョン信号用のSAWフィルタと、高精細テレビジョ
ン信号用のSAWフィルタを用い、復調部としては、標
準テレビジョン信号用AM復調器のほかに、高精細信号
用復調器を設けたものである。
【0012】
【作用】上記構成により、標準テレビジョン信号と高精
細テレビジョン信号のどちらも受信可能になる。また、
第1IFフィルタを標準テレビジョン信号用と高精細テ
レビジョン信号用に共用し、第2IFフィルタと復調器
は、標準テレビジョン信号用と高精細テレビジョン信号
用に、別個に設けることで、ダブルスーパーヘテロダイ
ン方式の2重周波数変換部を両信号用に共用できるの
で、回路規模の低減が図れる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。なお、実施例の説明では、標準テレビジョン信号と
して、NTSC方式、PAL方式、SECAM方式など
色々の方式があるなかで、NTSC方式によるテレビジ
ョン信号を例に説明することとする。また以下の説明で
は、NTSC方式によるテレビジョン信号を単にNTS
C信号ということがある。
【0014】図1は、本発明の第1の実施例としての受
信装置を示すブロック図である。同図において、1はテ
レビジョン信号の信号入力端子、2は選局信号入力端
子、3は高精細テレビジョン信号出力端子、4はNTS
C方式用映像及び音声信号出力端子、5は入力フィルタ
(BPF)、6、8は可変減衰器(AGC)、7はRF
増幅器、9は第1ミクサ、10は第1局部発振器、11
は第1IFフィルタ(BPF)、12は第1IF増幅
器、である。
【0015】13は第2ミクサ、14は第2局部発振
器、15は第1のIF増幅器、16は高精細テレビジョ
ン信号用IFフィルタ(BPF)、17はNTSC信号
用IFフィルタ(BPF)、19は第2のIF増幅器、
20は第3のIF増幅器、27はNTSC信号用AFC
電圧と高精細テレビジョン信号用AFC電圧を希望受信
信号に応じて切り換えて出力するAFC電圧切換回路
(AFC SW)、である。
【0016】33は高精細テレビジョン信号用復調器
(Digital demod.IC)、34はNTS
C信号用AM復調器(NTSC demod.IC)、
40は高精細テレビジョン信号用信号レベル検波器(D
ET)、41はローパスフィルタ(LPF)、42はA
GC電圧増幅器、43はNTSC信号用AGC電圧と高
精細テレビジョン信号用AGC電圧を希望受信信号に応
じて切り換えて出力するAGC電圧切換回路(AGC
SW)である。
【0017】次に回路動作を説明する。信号入力端子1
から、NTSC信号でAM変調されたRF信号と、高精
細テレビジョンの原信号をA/D変換後、データ圧縮し
QAM(直交軸振幅変調)等で変調された6MHzの帯
域を有する高精細テレビジョンのRF信号を入力し、入
力フィルタ5でVHF帯、UHF帯(さらには、VHF
帯を低域、中域、高域に分割する場合もある。)に分割
し、希望チャネルを含む帯域を選択的に通過させる。
【0018】その希望チャネルに対し、所望の信号レベ
ルとなるよう可変減衰器6、8及びRF増幅器7で適宜
増幅あるいは減衰し、第1ミクサ9へ入力する。第1ミ
クサ9では、選局信号入力端子2から入力される選局信
号により希望チャネルに対応した周波数で発振を行うよ
う基準発振器や分周器を内蔵したPLL回路23、ロー
パスフィルタ22でフィードバックを形成してなる局部
発振器10からの局部発振信号と混合し、第1IF信号
を出力する。
【0019】第1IF信号周波数は受信信号の相互変調
妨害などを低減するため、NTSCテレビジョン信号の
地上伝送帯域やCATV伝送帯域の上限周波数以上に設
定する。具体的には、第1局部発振信号や第2局部発振
信号及びその高調波信号による相互干渉妨害も考慮し
て、1GHz以上で、1.2GHz帯、1.7GHz
帯、2.6GHz帯、3GHz帯等に設定する。これら
の周波数帯に設定された第1IF信号を第1IFフィル
タ11で選択的に通過させる。
【0020】第1IFフィルタは高精細テレビジョン信
号及びNTSC信号の第1IF信号に共用するため、N
TSC信号より精度の高い復調を必要とする高精細テレ
ビジョン信号の復調特性を劣化させない程度の帯域内平
坦度特性と低群遅延偏差特性を有するバンドパスフィル
タを用いる。第1IF信号は第1IF増幅器12で増幅
した後、第2ミクサ13に入力する。第2ミクサ13で
は、第2局部発振器14からの局部発振信号と混合し、
第2IF信号を出力する。
【0021】第2IF信号周波数は現行NTSC信号受
信時と同じ45MHz帯とする。第2IF信号を第1の
IF増幅器15で増幅した後分岐し、SAWフィルタ等
で構成される高精細テレビジョン信号用IFフィルタ1
6及びNTSC信号用IFフィルタ17に入力する。そ
れぞれのIFフィルタで希望受信チャネルの帯域のみを
通過させる。
【0022】高精細テレビジョン信号を受信する場合に
は、第2のIF増幅器19で希望受信チャネルを増幅し
高精細テレビジョン信号用復調器33に入力し、変調方
式に応じた復調を行い、データ圧縮された高精細テレビ
ジョン信号を出力端子3から出力する。出力された信号
はデータ伸長やD/A変換などを行うデジタル信号処理
回路へ入力され、高精細テレビジョンに映像及び音声あ
るいはデータを出力する。
【0023】一方、NTSC信号を受信する場合には、
第3のIF増幅器20で希望受信チャネルを増幅しNT
SC信号用AM復調器34に入力し、AM復調され、ベ
ースバンドの映像及び音声信号が出力端子4から出力さ
れる。
【0024】AGCは、高精細テレビジョン信号を受信
する場合は第2のIF増幅器19の出力から分岐した信
号を信号レベル検波器40で検波し、ローパスフィルタ
41、AGC電圧増幅器42によってAGC電圧を生成
し、AGC電圧切換回路43を通して可変減衰器6、8
に印加して行う。またNTSC信号を受信する場合はA
M復調器34の内部と内部で不足した分を可変減衰器
6、8を用いて行う。
【0025】また、AFCはそれぞれ高精細テレビジョ
ン信号用復調器33,NTSC信号用AM復調器34か
らのAFC電圧を、受信信号に応じて切換出力するAF
C電圧切換回路を用いて第2局部発振器14の発振周波
数を微調して行う。
【0026】なお、後述するが、高精細テレビジョン信
号はNTSC信号と同一のチャネルで伝送される場合も
考慮されており、その場合、NTSC信号からの干渉妨
害を避けるため、NTSC信号中エネルギーの高い映像
搬送波(周波数fv)及び音声搬送波(周波数fs)と
色副搬送波(周波数fc)の近傍には、予め高精細テレ
ビジョン信号のスペクトル(プライオリテイの高い情報
のスペクトルHPと、スタンダードな情報のスペクトル
SPと、から成っている)を配置しない図7に示した信
号スペクトル配置を用いることや、高精細テレビジョン
信号用復調器33に上記NTSC信号の搬送波、副搬送
波を除去するノッチフィルタを設けることなど、が必要
である。
【0027】また、AGC(自動利得制御)は可変減衰
器6、8で行っているが、利得制御時に高精細テレビジ
ョン信号が受ける妨害が十分に小さい場合にはRF増幅
器7にデュアルゲートFET等を用いてその増幅度を制
御する構成も可能である。
【0028】以上説明したように、図1に示す本実施例
の受信装置は、NTSC信号と高精細テレビジョン信号
の受信が可能であるだけでなく、第1IFフィルタをN
TSC信号と高精細テレビジョン信号で共用し、第2I
Fフィルタと復調器をNTSC信号と高精細テレビジョ
ン信号用に個別に設けることで、ダブルスーパーヘテロ
ダイン方式の2重周波数変換部を両信号用に共用できる
ので、回路規模の低減が図れ、操作性に優れた受信装置
が得られる。
【0029】図2は、本発明の第2の実施例としての受
信装置を示すブロック図である。同図において、図1に
おけるのと同様の動作を行う部分には、図1のそれと同
一の番号を付し説明を略す。そのほか、図2において、
21は第3ミクサである。
【0030】本実施例は選局方法にその特長がある。即
ち、上記第1の実施例では、第1局部発振器10におい
てPLL回路23を用いて、希望受信チャネルを第1I
F信号に変換する局部発振信号周波数の制御を行い、A
FC電圧を用いた微調整は第2局部発振器14で行って
いたのに対し、本実施例では、第1局部発振信号と第2
局部発振信号を第3ミクサ21で混合し、その差周波数
の信号をPLL回路23で比較し、第1局部発振器10
の発振周波数を制御し、AFC電圧を用いた微調整もP
LL回路23内で高精細テレビジョン信号用復調器3
3,NTSC信号用AM復調器34からのAFC電圧を
受信信号に応じて切換えて第1局部発振器10の発振周
波数制御を行っている。
【0031】本実施例では、第1の実施例で述べた効果
に加え、第1局部発振信号周波数と第2局部発振信号周
波数の差が一定に保たれることを利用し、周波数制御を
第1局部発振器10だけで行う簡便な選局手段が得られ
る。
【0032】図3は、本発明の第3の実施例としての受
信装置を示すブロック図である。同図において、図1、
図2に示した実施例のそれと同様の動作を行う部分に
は、図1、図2のそれと同一の番号を付し説明を略す。
図3において、30は第4ミクサ、31は第3局部発振
器、60はベースバンドでの高精細テレビジョン信号用
復調器である。
【0033】本実施例は高精細テレビジョン信号に対
し、第2IF信号をさらにベースバンドへ周波数変換し
復調を行うことを特長とする。
【0034】即ち、上記第2の実施例(図2)では高精
細テレビジョン信号に対し、第2ミクサ13から出力し
た45MHz帯の第2IF信号を第1、第2のIF増幅
器15、19で増幅し、高精細テレビジョン信号用IF
フィルタ16で帯域選択した後、高精細テレビジョン信
号用復調器33に入力し、変調方式に応じた復調を行っ
ていたのに対し、本実施例では、第4ミクサ30で第2
IF信号と第3局部発振器31からの45MHz帯の局
部発振信号と混合し、ベースバンドの高精細テレビジョ
ン信号を出力する。この信号をローパスフィルタ32で
選択通過させ、ベースバンドでの高精細テレビジョン信
号用復調器60で復調を行う。
【0035】本実施例では、第1、第2の実施例で述べ
た効果に加え、高精細テレビジョン信号の復調を低周波
域のベースバンドで行えるため、高精細テレビジョン信
号用復調器の構成が簡単になる。
【0036】図4は、本発明の第4の実施例としての受
信装置を示すブロック図である。同図において、図3に
示した実施例のそれと同様の動作を行う部分には、図3
のそれと同一の番号を付し説明を略す。図4において、
24は基準発振器を含まないPLL回路、28は分周器
である。
【0037】本実施例は、第3局部発振器31の発振信
号を分周して、第1局部発振器10の発振周波数を制御
するPLL回路24の基準発振信号として用いることを
特長とする。高精細テレビジョン信号のIF信号をベー
スバンドへ周波数変換する第4ミクサ30では、周波数
精度の高い局部発振信号が必要になる。従って、第3の
局部発振器31では水晶振動子やSAW共振子等を用い
た周波数安定度の高い発振回路を構成している。このた
め、上記第3の実施例(図3)でPLL回路23に含ま
れていた基準発振器に代えて、第3局部発振器31の発
振信号を分周器28で分周して用いた。
【0038】本実施例では、第3の実施例で述べた効果
に加え、第3局部発振器31の発振信号を分周器28で
分周してPLL回路24の基準発振信号として用いるの
で、受信装置の発振器部分の回路規模低減が図れると共
に、高精細テレビジョン信号の高精度な復調が可能であ
る。
【0039】図5は、本発明の第5の実施例としての受
信装置を示すブロック図である。同図において、図4に
示した実施例のそれと同様の動作を行う部分には、図4
のそれと同一の番号を付し説明を略す。図5において、
25はローパスフィルタ、26は基準発振器を含まない
PLL回路である。
【0040】本実施例は、第2局部発振器14の発振周
波数をPLL回路26、ローパスフィルタ25により制
御し、PLL回路26の基準発振信号として、第4の実
施例と同様に、第3局部発振器31の発振信号を分周器
28で分周して用いることを特長とする。
【0041】本実施例では、第4の実施例(図4)で述
べた効果に加え、第2局部発振器14の発振周波数をP
LL回路26、ローパスフィルタ25により高精度に制
御が可能となり、高精細テレビジョン信号の高精度な復
調が可能である。また、第3局部発振器31の発振信号
を分周器28で分周して、第1局部発振器10の発振周
波数を制御するPLL回路24及び第2局部発振器14
の発振周波数を制御するPLL回路26の基準発振信号
として用いるので、受信装置の発振器部分の回路規模低
減が図れる。
【0042】以上、標準テレビジョン信号としてNTS
C信号を用いるものとして説明したが、他の標準テレビ
ジョン信号としてPAL信号、SECAM信号などを用
い、それらの信号帯域に等しい帯域幅に圧縮された高精
細テレビジョン信号と共用受信する場合にも、上記した
効果が得られることは勿論である。
【0043】以下、高精細テレビジョン信号の形式に基
づいて、より具体的な実施例を図面を用いて説明する。
【0044】図6は、本発明の第6の実施例としての受
信装置を示すブロック図である。図6において、図5に
示した実施例のそれと同様の動作を行う部分には、図5
のそれと同一の番号を付し説明を略す。図6において、
70は高精細テレビジョン信号用の第1のIFフィル
タ、18は高精細テレビジョン信号用の第2のIFフィ
ルタ、35は第4のIF増幅器、36は第5ミクサ、3
7、71はローパスフィルタ、38、39はベースバン
ド信号用増幅器である。
【0045】図7は、図6の実施例における高精細テレ
ビジョン信号の信号帯域と標準テレビジョン信号のそれ
との関係を示す信号帯域図である。即ち、図7には高精
細テレビジョン信号を構成する周波数スペクトルHPと
SPに、比較のためNTSC信号の映像搬送波の周波数
fv、音声搬送波の周波数fs、及び色副搬送波の周波
数fcを示した。
【0046】6MHzの信号帯域に圧縮する高精細テレ
ビジョン信号の形式については、米国等で検討されてお
り、例えば福井氏「次世代テレビ方式の欧米における動
向」pp.506ー508、テレビジョン学会1992
年年次大会、等に詳細に述べられている。高精細テレビ
ジョン信号は、NTSC信号と同一のチャネルで伝送さ
れる場合も考慮されており、その場合、NTSC信号か
らの干渉妨害を避けるため、NTSC信号中エネルギー
の高い映像搬送波fv及び音声搬送波fsの近傍には、
予め高精細テレビジョン信号のスペクトル(HP,S
P)を配置しない図7に示した信号配置を用いることが
提案されている。
【0047】図7において、NTSC信号の映像搬送波
fvは、高精細テレビジョン信号のスペクトルHPとS
Pの境の谷間に、またNTSC信号の音声搬送波fsは
高精細テレビジョン信号のスペクトルSPの右端の谷間
に、それぞれ位置していることが認められるであろう。
【0048】図7に示す信号配置は、QAMされた高精
細テレビジョン信号のスペクトル配置として、NTSC
信号の映像搬送波周波数fv以下に、優先度の高い信号
帯域、例えば誤り訂正符号などを含む信号帯域(HP
部)を割り当て、映像搬送波周波数fv以上に、それ以
外のスタンダードな信号帯域(SP部)を割り当てて、
結局、高精細テレビジョン信号をHP部とSP部に分割
して伝送する信号形式を示している。
【0049】図6に示す本実施例は、図7に示す、ベー
スバンド信号帯域を有する高精細テレビジョン信号と、
NTSC信号を受信することを特長とするものである。
本実施例(図6)は、二重周波数変換された高精細テレ
ビジョン信号の第2IF信号(15の出力)から、SA
Wフィルタで構成した高精細テレビジョン信号用の第1
のIFフィルタ70及び第2のIFフィルタ18によ
り、上述の信号スペクトルHP部、SP部を分離し、第
2のIF増幅器19及び第4のIF増幅器35で増幅し
た後、第4ミクサ30及び第5ミクサ36でそれぞれベ
ースバンドへ周波数変換する。
【0050】ベースバンドに変換したHP部、SP部は
それぞれローパスフィルタ71、37を通過後、ベース
バンド信号用増幅器38、39で所望の信号レベルとし
て高精細テレビジョン信号用復調器60へ入力し、復調
する。なお、高精細テレビジョン信号用の第1のIFフ
ィルタ70及び第2のIFフィルタ18は、それぞれ分
離されたSAWフィルタで構成したが、同一の基板上に
構成されたフィルタでも帯域分離は可能である。
【0051】本実施例(図6)では、第4の実施例(図
4)で述べた効果を有すると共に、図7に示した信号帯
域の高精細テレビジョン信号に対し、二重周波数変換
後、帯域を分割して信号処理を行うため、両帯域間の干
渉や同一チャネルで伝送されるNTSC信号からの妨害
を十分に低減することが可能となる。
【0052】図8は、本発明の第7の実施例としての受
信装置を示すブロック図である。同図において、図6に
示した実施例のそれと同様の動作を行う部分には、図6
のそれと同一の番号を付し説明を略す。図8において、
50は第1のQAM検波器、51は第2のQAM検波
器、52、53は90度移相器、54は第1のキャリア
及びクロック再生回路、55は第2のキャリア及びクロ
ック再生回路、56は第4の発振器、57は第5の発振
器、58はAFC電圧発生回路、61はデータ復調器で
ある。
【0053】本実施例は、二重周波数変換された高精細
テレビジョン信号の第2IF信号(15の出力)から、
SAWフィルタで構成した高精細テレビジョン信号用の
第1のIFフィルタ70及び第2のIFフィルタ18に
より、上記高精細テレビジョン信号のHP部、SP部を
分離し、第2のIF増幅器19及び第4のIF増幅器3
5で増幅した後、それぞれを第1及び第2のQAM検波
器50、51で、第4及び第5の発振器56、57の発
振信号を90度移相器52、53で移相して互いに90
度の位相差を有する2信号を用いて検波する。
【0054】この際、AFC電圧発生回路58で第1局
部発振器10の発振周波数を制御し、第1及び第2のキ
ャリア及びクロック再生回路54、55でのキャリア及
びクロック信号再生を最良状態となるように周波数制御
を行う。検波された信号はデータ復調器61へ入力し、
復調する。なお、ここでは第1局部発振器10の発振周
波数を制御したが、第2局部発振器14の発振周波数を
制御する構成や第4及び第5の発振器56、57の発振
周波数を制御する構成でもよい。
【0055】本実施例では、第6の実施例(図6)で述
べた効果を有すると共に、図7に示した信号帯域の高精
細テレビジョン信号のHP部、SP部に対し、それぞれ
QAM復調を行うため、両帯域間の干渉や同一チャネル
で伝送されるNTSC信号からの妨害をさらに低減する
ことが可能で、より高精度のデータ復調が可能となる。
また、第1局部発振信号の発振周波数を制御してQAM
復調を行うため、高精度な高精細テレビジョン信号の復
調が可能となる。
【0056】図9は、本発明の第8の実施例としての受
信装置を示すブロック図である。図9において、図1に
示した実施例のそれと同様の動作を行う部分には、図1
のそれと同一の番号を付し説明を略す。図9において、
62は高精細テレビジョン信号用復調器(Digita
l Signal Process)である。
【0057】図10は、図9の実施例における高精細テ
レビジョン信号の信号帯域と標準テレビジョン信号のそ
れとの関係を示す信号帯域図である。即ち、図9に示す
本実施例は、図10に示すベースバンド信号帯域を有す
る高精細テレビジョン信号と、NTSC信号を受信する
ことを特長とする実施例である。
【0058】図10には、図7と同様、高精細テレビジ
ョン信号の周波数スペクトルに、比較のためNTSC信
号の映像及び音声搬送波(fv、fs)と色副搬送波
(fc)を示した。図10は、6MHzの信号帯域に圧
縮する高精細テレビジョン信号の他の形式として、4値
の残留側波帯振幅変調(VSB)を用いた信号帯域図で
ある。
【0059】本実施例(図9)は、二重周波数変換され
た高精細テレビジョン信号の第2IF信号(15の出
力)をSAWフィルタで構成した高精細テレビジョン信
号用のIFフィルタ16で選択通過させ、第2のIF増
幅器19で増幅した後、NTSC信号の第2IF信号と
同様に、AM復調器34に入力し、復調する。
【0060】NTSC信号を復調した場合には、AM復
調器34から復調信号を出力するが、高精細テレビジョ
ン信号を復調した場合には、さらに高精細テレビジョン
信号用復調器62に入力し、復調を行う。
【0061】なお、同一チャネルで伝送されるNTSC
信号からの妨害を低減するため、高精細テレビジョン信
号受信時には、AM復調器34にノッチフィルタを設
け、上記NTSC信号の搬送波、副搬送波を除去してい
る。また、入力フィルタ5に、1チャネル分の帯域幅を
有し、第1局部発振器10の発振周波数に追従してその
通過帯域の中心周波数を可変するバンドパスフィルタを
設け、希望受信信号に比べて強電界の妨害信号が入力し
た場合にも、妨害の発生を低減している。
【0062】本実施例では、第1の実施例(図1)で述
べた効果に加え、高精細テレビジョン信号もAM変調さ
れているので、高精細信号の復調の一部をNTSC信号
の復調器を用いて行うことができ、またAGC電圧やA
FC電圧の制御も共通に行うことができ、受信装置の回
路構成が簡略化され、回路規模を縮小することが可能と
なる。
【0063】また、本実施例では高精細テレビジョン信
号用IFフィルタ16とNTSC信号用IFフィルタ1
7を別個に設けたが、高精細テレビジョン信号とNTS
C信号の残留側波帯幅やロールオフ特性が類似している
場合には両者を共有することができ、さらに回路規模が
縮小される。
【0064】図11は、本発明の第9の実施例としての
受信装置を示すブロック図である。同図において、図1
及び図8に示した実施例のそれと同様の動作を行う部分
には、図1及び図8のそれと同一の番号を付し説明を略
す。図11において、63はデータ復調器(Digit
al demod.IC)である。
【0065】図12は、図11の実施例における高精細
テレビジョン信号の信号帯域と標準テレビジョン信号の
それとの関係を示す信号帯域図である。図11に示す本
実施例は、図12に示すベースバンド信号帯域を有する
高精細テレビジョン信号と、NTSC信号を受信するこ
とを特長とする実施例である。
【0066】図12には、図7と同様、高精細テレビジ
ョン信号の周波数スペクトルに、比較のためNTSC信
号の映像及び音声搬送波(fv、fs)と色副搬送波
(fc)を示した。図12は、6MHzの信号帯域に圧
縮する高精細テレビジョン信号の他の形式として16値
あるいは32値のQAM変調を用いた信号帯域図であ
る。
【0067】本実施例(図11)は、二重周波数変換さ
れた高精細テレビジョン信号の第2IF信号をSAWフ
ィルタで構成した高精細テレビジョン信号用のIFフィ
ルタ16で選択通過させ、第2のIF増幅器19で増幅
した後、第1のQAM検波器50で、第4の発振器56
の発振信号を90度移相器52で移相して互いに90度
の位相差を有する2信号を用いて検波する。
【0068】この際、AFC電圧発生回路58で第1局
部発振器10の発振周波数を制御し、第1及び第2のキ
ャリア及びクロック再生回路54、55でのキャリア及
びクロック信号再生を最良状態となるように周波数制御
を行う。検波された信号は復調器63へ入力し、復調す
る。
【0069】なお、ここでは第1局部発振器10の発振
周波数を制御したが、第2局部発振器14の発振周波数
を制御する構成や第4の発振器56の発振周波数を制御
する構成でもよい。また、同一チャネルで伝送されるN
TSC信号からの妨害を低減するため、第1のQAM検
波器50には上記NTSC信号の搬送波、副搬送波を除
去するためノッチフィルタを設けている。
【0070】本実施例では、第1の実施例(図1)で述
べた効果に加え、第1局部発振信号の発振周波数を制御
してQAM復調を行うため、高精度な高精細テレビジョ
ン信号の復調が可能となる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、ダブルスーパーへテロ
ダイン方式の受信装置において、NTSC信号等の標準
テレビジョン信号と、標準テレビジョン信号のそれと等
しい帯域幅に圧縮されて伝送する高精細テレビジョン信
号と、を受信可能な受信装置を提供できる。
【0072】また、第1IFフィルタをNTSC信号等
の標準テレビジョン信号用と、高精細テレビジョン信号
用とで共用し、第2IFフィルタと復調器をNTSC信
号等の標準テレビジョン信号用と、高精細テレビジョン
信号用に個別に設けることで、ダブルスーパーヘテロダ
イン方式の2重周波数変換部を両信号用に共用できるの
で、回路規模の低減が図れる。
【0073】また、高精細テレビジョン信号帯域の構成
により、例えば4値のVSB変調された高精細テレビジ
ョン信号では、第2IFフィルタと復調器の一部をNT
SC信号等の標準テレビジョン信号と共用できるため、
さらに受信装置の回路構成が簡略化され、回路規模を縮
小することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第5の実施例を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第6の実施例を示すブロック図であ
る。
【図7】図6の実施例における高精細テレビジョン信号
の信号帯域と標準テレビジョン信号のそれとの関係を示
す信号帯域図である。
【図8】本発明の第7の実施例を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の第8の実施例を示すブロック図であ
る。
【図10】図9の実施例における高精細テレビジョン信
号の信号帯域と標準テレビジョン信号のそれとの関係を
示す信号帯域図である。
【図11】本発明の第9の実施例を示すブロック図であ
る。
【図12】図11の実施例における高精細テレビジョン
信号の信号帯域と標準テレビジョン信号のそれとの関係
を示す信号帯域図である。
【図13】従来のダブルスーパーヘテロダイン方式テレ
ビジョン信号受信装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…信号入力端子、2…選局信号入力端子、3…高精細
テレビジョン信号出力端子、4…NTSC信号出力端
子、6,8…可変減衰器、7…RF増幅器、9…第1ミ
クサ、10…第1局部発振器、11…第1IFフィル
タ、12…第1IF増幅器、13…第2ミクサ、14…
第2局部発振器、15…第1のIF増幅器、16,18
…高精細テレビジョン信号用IFフィルタ、17…NT
SC信号用IFフィルタ、19…第2のIF増幅器、2
0…第3のIF増幅器、21…第3ミクサ、22,2
5,32,37,41,71…ローパスフィルタ、2
3,24、26…PLL回路、28…分周器、30…第
4ミクサ、31…第3局部発振器、33,60,61,
62,63…高精細テレビジョン信号用復調器、34…
NTSC信号用復調器、36…第5ミクサ、40…高精
細テレビジョン信号用レベル検出器、42…AGC電圧
増幅器、43…AGC電圧切換回路、50,51…QA
M検波器、52,53…90度移相器、54,55…キ
ャリア及びクロック再生回路、56,57…基準発振
器、58…AFC電圧発生器、71…NTSC信号用第
1IFフィルタ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RF信号入力端子(1)と、該端子を介
    して入力した入力信号を帯域分割し所定の帯域を選択的
    に通過させる入力フィルタ(5)と、該入力フィルタを
    通過した、受信希望信号を含む前記所定帯域の信号を所
    望の信号レベルに増幅あるいは減衰させるRF増幅部
    (6,7,8)と、 選局のため選局信号入力端子(2)を介して入力される
    選局情報に依存して、PLL回路(23)によりその発
    振周波数の制御を受ける第1の局部発振器(10)と、
    該第1の局部発振器からの局部発振信号と前記RF増幅
    部からの、受信希望信号を含む前記所定帯域の信号とを
    入力し、受信希望信号を第1IF信号に変換して出力す
    る第1の周波数変換器(9)と、 該第1IF信号を選択的に通過させる第1IFフィルタ
    (11)と、該フィルタを通過した第1IF信号を増幅
    する第1IF増幅器(12)と、第2局部発振器(1
    4)と、該第2局部発振器からの局部発振信号と前記第
    1IF増幅器からの第1IF信号とを入力し、前記第1
    IF信号を第2IF信号に変換して出力する第2の周波
    数変換器(13)と、 該第2の周波数変換器からの第2IF信号を増幅する第
    2IF増幅器(15)と、増幅された該第2IF信号を
    選択的に通過させる第2IFフィルタ(17)と、該第
    2IFフィルタを通過した第2IF信号を入力し復調す
    るとともに、前記第2局部発振器(14)の発振周波数
    を微調するためのAFC電圧と前記RF増幅部(6,
    7,8)の増幅度を制御するためのAGC電圧とを出力
    する標準用復調器(34)と、から構成されるダブルス
    ーパーへテロダイン方式の受信装置において、 前記RF信号入力端子にNTSC方式テレビジョン信号
    の如きAM変調された標準テレビジョン信号(以下、単
    に標準信号という)と高精細テレビジョン信号が入力し
    たとき、両信号を選択的に受信するための構成要素とし
    て、 前記両信号に対して共用される前記RF信号入力端子
    (1)から前記第2IF増幅器(15)に至る前記諸回
    路と、前記第2IF増幅器(15)の出力に対し高精細
    テレビジョン信号用として接続された高精細用第2IF
    フィルタ(16)と、該高精細用第2IFフィルタを通
    過した第2IF信号を入力し復調する高精細用復調器
    (33)と、 前記高精細用第2IFフィルタ(16)を通過した高精
    細用第2IF信号を取り込み検波する検波器(40)
    と、該検波器の出力を通過させるローパスフィルタ(4
    1)と、該ローパスフィルタの出力を所望の電圧値に増
    幅する高精細用増幅器(42)と、 高精細テレビジョン信号を受信しているときは前記高精
    細用増幅器(42)の出力をAGC電圧として、標準信
    号を受信しているときは前記標準用復調器(34)から
    の前記AGC電圧を、それぞれ切り換えて前記RF増幅
    部に供給するAGC電圧切換回路(43)と、 高精細テレビジョン信号を受信しているときは前記高精
    細用復調器(33)から出力されるAFC電圧を、標準
    信号を受信しているときは前記標準用復調器(34)か
    ら出力されるAFC電圧を、それぞれ切り換えて前記第
    2局部発振器(14)に発振周波数微調のために出力す
    るAFC電圧切換回路(27)と、を具備したことを特
    徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 RF信号入力端子(1)と、該端子を介
    して入力した入力信号を帯域分割し所定の帯域を選択的
    に通過させる入力フィルタ(5)と、該入力フィルタを
    通過した、受信希望信号を含む前記所定帯域の信号を所
    望の信号レベルに増幅あるいは減衰させるRF増幅部
    (6,7,8)と、 選局のため選局信号入力端子(2)を介して入力される
    選局情報に依存して、PLL回路(23)によりその発
    振周波数の制御を受ける第1の局部発振器(10)と、
    該第1の局部発振器からの局部発振信号と前記RF増幅
    部からの、受信希望信号を含む前記所定帯域の信号とを
    入力し、受信希望信号を第1IF信号に変換して出力す
    る第1の周波数変換器(9)と、 該第1IF信号を選択的に通過させる第1IFフィルタ
    (11)と、該フィルタを通過した第1IF信号を増幅
    する第1IF増幅器(12)と、第2局部発振器(1
    4)と、該第2局部発振器からの局部発振信号と前記第
    1IF増幅器からの第1IF信号とを入力し、前記第1
    IF信号を第2IF信号に変換して出力する第2の周波
    数変換器(13)と、 該第2の周波数変換器からの第2IF信号を増幅する第
    2IF増幅器(15)と、増幅された該第2IF信号を
    選択的に通過させる第2IFフィルタ(17)と、該第
    2IFフィルタを通過した第2IF信号を入力し復調す
    るとともに、前記PLL回路(23)に向けたAFC電
    圧と前記RF増幅部(6,7,8)の増幅度を制御する
    ためのAGC電圧とを出力する標準用復調器(34)
    と、から構成されるダブルスーパーへテロダイン方式の
    受信装置において、 前記RF信号入力端子にNTSC方式テレビジョン信号
    の如きAM変調された標準テレビジョン信号(以下、単
    に標準信号という)と高精細テレビジョン信号が入力し
    たとき、両信号を選択的に受信するための構成要素とし
    て、 前記両信号に対して共用される前記RF信号入力端子
    (1)から前記第2IF増幅器(15)に至る前記諸回
    路と、前記第2IF増幅器(15)の出力に対し高精細
    テレビジョン信号用として接続された高精細用第2IF
    フィルタ(16)と、該高精細用第2IFフィルタを通
    過した第2IF信号を入力し復調する高精細用復調器
    (33)と、 前記高精細用第2IFフィルタ(16)を通過した高精
    細用第2IF信号を取り込み検波する検波器(40)
    と、該検波器の出力を通過させるローパスフィルタ(4
    1)と、該ローパスフィルタの出力を所望の電圧値に増
    幅する高精細用増幅器(42)と、 高精細テレビジョン信号を受信しているときは前記高精
    細用増幅器(42)の出力をAGC電圧として、標準信
    号を受信しているときは前記標準用復調器(34)から
    の前記AGC電圧を、それぞれ切り換えて前記RF増幅
    部に供給するAGC電圧切換回路(43)と、 前記第1局部発振信号(10)と前記第2局部発振信号
    (14)を入力しその差の周波数の信号を出力する第3
    の周波数変換回路(21)と、 前記第3の周波数変換回路の出力である前記差周波数を
    一定に保つよう前記第1局部発振器(10)の発振周波
    数制御を行う前記PLL回路であって、前記高精細テレ
    ビジョン用復調器(33)から出力される高精細テレビ
    ジョン信号用AFC電圧と前記標準用復調器から出力さ
    れるAFC電圧を取り込み、高精細テレビジョン信号を
    受信しているときは前者を、標準信号を受信していると
    きは後者を、それぞれ切り換え用いて、前記第1局部発
    振器(10)の発振周波数の微調を行う前記PLL回路
    と、を具備したことを特徴とする受信装置。
  3. 【請求項3】 RF信号入力端子(1)と、該端子を介
    して入力した入力信号を帯域分割し所定の帯域を選択的
    に通過させる入力フィルタ(5)と、該入力フィルタを
    通過した、受信希望信号を含む前記所定帯域の信号を所
    望の信号レベルに増幅あるいは減衰させるRF増幅部
    (6,7,8)と、 選局のため選局信号入力端子(2)を介して入力される
    選局情報に依存して、PLL回路(23)によりその発
    振周波数の制御を受ける第1の局部発振器(10)と、
    該第1の局部発振器からの局部発振信号と前記RF増幅
    部からの、受信希望信号を含む前記所定帯域の信号とを
    入力し、受信希望信号を第1IF信号に変換して出力す
    る第1の周波数変換器(9)と、 該第1IF信号を選択的に通過させる第1IFフィルタ
    (11)と、該フィルタを通過した第1IF信号を増幅
    する第1IF増幅器(12)と、第2局部発振器(1
    4)と、該第2局部発振器からの局部発振信号と前記第
    1IF増幅器からの第1IF信号とを入力し、前記第1
    IF信号を第2IF信号に変換して出力する第2の周波
    数変換器(13)と、 該第2の周波数変換器からの第2IF信号を増幅する第
    2IF増幅器(15)と、増幅された該第2IF信号を
    選択的に通過させる第2IFフィルタ(17)と、該第
    2IFフィルタを通過した第2IF信号を入力し復調す
    るとともに、前記PLL回路(23)に向けたAFC電
    圧と前記RF増幅部(6,7,8)の増幅度を制御する
    ためのAGC電圧とを出力する標準用復調器(34)
    と、から構成されるダブルスーパーへテロダイン方式の
    受信装置において、 前記RF信号入力端子にNTSC方式テレビジョン信号
    の如きAM変調された標準テレビジョン信号(以下、単
    に標準信号という)と高精細テレビジョン信号が入力し
    たとき、両信号を選択的に受信するための構成要素とし
    て、 前記両信号に対して共用される前記RF信号入力端子
    (1)から前記第2IF増幅器(15)に至る前記諸回
    路と、前記第2IF増幅器(15)の出力に対し高精細
    テレビジョン信号用として接続された高精細用第2IF
    フィルタ(16)と、 第3局部発振器(31)と、該第3局部発振器から出力
    される局部発振信号と前記高精細用第2IFフィルタか
    らの第2IF信号を入力し、該第2IF信号をべースバ
    ンド信号に変換する第4の周波数変換器(30)と、該
    第4の周波数変換器からのべースバンドの高精細テレビ
    ジョン信号を入力し復調する高精細用復調器(60)
    と、 前記高精細用第2IFフィルタ(16)を通過した高精
    細用第2IF信号を取り込み検波する検波器(40)
    と、該検波器の出力を通過させるローパスフィルタ(4
    1)と、該ローパスフィルタの出力を所望の電圧値に増
    幅する高精細用増幅器(42)と、 高精細テレビジョン信号を受信しているときは前記高精
    細用増幅器(42)の出力をAGC電圧として、標準信
    号を受信しているときは前記標準用復調器(34)から
    の前記AGC電圧を、それぞれ切り換えて前記RF増幅
    部に供給するAGC電圧切換回路(43)と、 前記第1局部発振信号(10)と前記第2局部発振信号
    (14)を入力しその差の周波数の信号を出力する第3
    の周波数変換回路(21)と、 前記第3の周波数変換回路の出力である前記差周波数を
    一定に保つよう前記第1局部発振器(10)の発振周波
    数制御を行う前記PLL回路であって、前記高精細テレ
    ビジョン用復調器(60)から出力される高精細テレビ
    ジョン信号用AFC電圧と前記標準用復調器から出力さ
    れるAFC電圧を取り込み、高精細テレビジョン信号を
    受信しているときは前者を、標準信号を受信していると
    きは後者を、それぞれ切り換え用いて、前記第1局部発
    振器(10)の発振周波数の微調を行う前記PLL回路
    と、を具備したことを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の受信装置に
    おいて、前記第1IFフィルタ(11)が誘電体フィル
    タから成ることを特徴とする受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2又は3に記載の受信装置に
    おいて、前記第1IFフィルタがSAWフィルタから成
    ることを特徴とする受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2又は3に記載の受信装置に
    おいて、前記高精細用第2IFフィルタ(16)がSA
    Wフィルタから成ることを特徴とする受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の受信装置において、前
    記第3局部発振器(31)が水晶振動子を用いた発振回
    路から成り、該第3局部発振器から出力される局部発振
    信号を分周器(28)を介して前記PLL回路(24)
    に取り込み、該PLL回路内に存在する基準信号発生源
    に代えて、該局部発振信号を用いることを特徴とする受
    信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1,2又は3に記載の受信装置に
    おいて、高精細テレビジョン信号とNTSC方式テレビ
    ジョン信号の如きAM変調された標準テレビジョン信号
    とが、共通の入力端子(1)から入力することを特徴と
    する受信装置。
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