JP4467383B2 - デジタル放送用チューナ - Google Patents

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Description

この発明は、デジタル放送用チューナに関し、特に、地上波デジタル放送およびデジタルケーブルテレビ放送を受信するデジタル放送用チューナに関する。
北米での地上波デジタル放送で使用される地上波デジタル信号は、8VSB(Vestigial Side Band modulation:残留側波帯変調)方式で変調された周波数帯域54MHz〜806MHzの信号である。テレビ局から送信された地上波デジタル信号は、各家庭のアンテナで受信され、地上波デジタル放送用チューナを搭載したテレビやVTRなどのAV機器に供給される。
図10は、北米向けの従来の地上波デジタル放送用チューナの構成を示すブロック図である。図10において、この地上波デジタル放送用チューナは、筐体91、入力端子92、地上波用チューナ回路93、8VSB復調回路94および出力端子95を備える。
入力端子92は、アンテナで受信された地上波デジタル信号を同軸ケーブルを介して受け、地上波用チューナ回路93に与える。地上波用チューナ回路93は、周波数帯域54MHz〜806MHzの地上波デジタル信号から希望するチャンネルの信号だけを選局してIF(Intermediate Frequency:中間周波数)信号に変換する。8VSB復調回路94は、地上波用チューナ回路93からのIF信号を8VSB方式で復調してトランスポートストリーム(MPEG2によって定義された多重化されたデータ信号)を生成し、出力端子95に与える。さらに、8VSB復調回路94は、地上波用チューナ回路93の出力信号が一定レベルになるように、地上波用チューナ回路93のゲインを自動的に制御する。出力端子95に与えられたトランスポートストリームは、外部の信号処理回路によって映像信号、音声信号およびデータ信号に変換される。
北米でのデジタルケーブルテレビ(以下、CATVと称する)放送で使用されるデジタルCATV信号は、QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)方式によって変調された周波数帯域54MHz〜864MHzのフォワード・アプリケーション・チャンネル(FAT−CH:Forward Application Transport−Channel)の信号と、QPSK(Quadrature Phase-Shift Keying)方式で変調された周波数帯域70MHz〜130MHzのフォワード・データ・チャンネル(FDC:Forward Data Channel)の信号とを含む。一般的に、CATV局から送信されたデジタルCATV信号は、同軸ケーブルを介して各家庭に配信され、CATV局からレンタルされたデジタルCATV用のセットトップボックスに供給される。さらに、双方向対応のCATVシステムを有するCATV局においては、QAM方式またはQPSK方式で変調された周波数帯域5MHz〜54MHzのリバース・データ・チャンネル(RDC:Reverse Data Channel)の上り信号も使用される。この上り信号は、デジタルCATV放送用チューナを搭載した各家庭のセットトップボックスからCATV局へのデータ送信用の信号である。
図11は、北米向けの従来のデジタルCATV放送用チューナの構成を示すブロック図である。図11において、このデジタルCATV放送用チューナは、筐体101、入出力端子102、結合回路103、分配回路104、FAT−CH用チューナ回路105、FDC用チューナ回路106、QAM復調回路107、QPSK復調回路108、RDC用変調回路109、可変アンプ110、出力端子111,112および入力端子113を備える。このデジタルCATV放送用チューナは、双方向通信に対応している。
入出力端子102は、CATV局から配信されたデジタルCATV信号を同軸ケーブルを介して受ける。結合回路103は、入出力端子102からのデジタルCATV信号を分配回路104に伝達する。分配回路104は、結合回路103からのデジタルCATV信号をFAT−CH用チューナ回路105およびFDC用チューナ回路106に分配する。この分配回路104は、デジタルCATV信号の信号電力を等分に分配する。
FAT−CH用チューナ回路105は、周波数帯域54MHz〜864MHz(フォワード・アプリケーション・チャンネル)のデジタルCATV信号から希望するチャンネルの信号だけを選局してIF信号に変換する。QAM復調回路107は、FAT−CH用チューナ回路105からのIF信号をQAM方式で復調してトランスポートストリームを生成し、出力端子111に与える。さらに、QAM復調回路107は、FAT−CH用チューナ回路105の出力信号が一定レベルになるように、FAT−CH用チューナ回路105のゲインを自動的に制御する。出力端子111に与えられたトランスポートストリームは、外部の信号処理回路によって映像信号、音声信号およびデータ信号に変換される。
FDC用チューナ回路106は、70MHz〜130MHzの周波数帯域に配置されるフォワード・データ・チャンネルの信号だけを選択してIF信号に変換する。QPSK復調回路108は、FDC用チューナ回路106からのIF信号をQPSK方式で復調してトランスポートストリームを生成し、出力端子112に与える。さらに、QPSK復調回路108は、FDC用チューナ回路106の出力信号が一定レベルになるように、FDC用チューナ回路106のゲインを自動的に制御する。出力端子112に与えられたトランスポートストリームは、外部の信号処理回路によって、セットトップボックスの制御(有料チャンネルの受信可否の設定など)を行なうためのSTB制御信号に変換される。
入力端子113は、外部からの送信データ信号を受けてRDC用変調回路109に与える。RDC用変調回路109は、入力端子113からの送信データ信号をQAM方式(またはQPSK方式)で周波数帯域5MHz〜54MHz(リバース・データ・チャンネル)の信号に変調する。可変アンプ110は、RDC用変調回路109によって変調された信号を適切なレベルに増幅する。結合回路103は、可変アンプ110によって増幅された信号を上り信号として入出力端子102に伝達する。入出力端子102に伝達された上り信号は、同軸ケーブルを介してCATV局に送信される。
ここで、FCC(Federal Communications Commission:連邦通信委員会)は、北米において地上波デジタル放送の普及を促進するため、テレビ受信機メーカーに対して2004年7月より段階的に放送受信装置に地上波デジタル放送用チューナを搭載することを義務化した。さらに、FCCはデジタル放送受信装置にデジタルCATV放送用チューナを搭載することも義務化した。このため、地上波デジタル放送用チューナとデジタルCATV放送用チューナの両方を放送受信装置に搭載する必要があり、装置の大型化、消費電力の増大、価格の上昇を招いていた。
下記の特許文献1には、ユーザーにとって使い勝手のよい多方式対応受信装置が開示されている。これによると、選局した変調波に対応した復調回路に自動的に切換えたり、デジタル、アナログ放送をシームレスにチャンネル変更したり、アナログ放送番組からデジタル放送番組に切換える際に、画面チェンジがスムーズに出来る。
特開2001−285752号公報
以上のように、地上波デジタル放送用チューナとデジタルCATV放送用チューナの両方を搭載した従来の放送受信装置は、装置の大型化、消費電力の増大、価格の上昇を招くという問題があった。
また、地上波デジタル放送用チューナとデジタルCATV放送用チューナとを1つの共用チューナユニットとして実現する場合、使用する周波数帯域がほぼ同一であることから、地上波デジタル信号の入力端子とデジタルCATV信号の入力端子とのアイソレーション(信号の漏れの程度)を十分に考慮する必要がある。さらに、デジタルCATV放送用チューナの場合は、隣接チャンネルも含めて非常に多くのチャンネルを使用するためマルチチャンネルによる歪が起こらないように設計する必要があるのに対し、地上波デジタル放送用チューナの場合は、広い範囲の信号レベルを有する地上波デジタル信号に対応するため雑音指数(Noise Figure:NF)を重視して設計する必要がある。このため、地上波デジタル放送およびデジタルCATV放送を受信する共用チューナユニットの設計は困難であった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、地上波デジタル放送およびデジタルCATV放送を受信する小型で低消費電力、かつ安価なデジタル放送用チューナを提供することである。
この発明のある局面に係るデジタル放送用チューナは、地上波デジタル放送およびデジタルケーブルテレビ放送を受信するデジタル放送用チューナであって、アンテナで受信された地上波デジタル信号を受ける第1の入力端子と、ケーブルで配信されたデジタルケーブルテレビ信号を受ける第2の入力端子と、番組選局情報に基づいて、第1および第2の入力端子からの地上波デジタル信号およびデジタルケーブルテレビ信号のいずれか一方の信号を選択して出力する信号選択手段と、信号選択手段の出力信号から希望するチャンネルの信号を選局する選局手段とを備えたものである。信号選択手段は、その一方入力端子が第1の入力端子からの地上波デジタル信号を受け、その他方入力端子が第2の入力端子からのデジタルケーブルテレビ信号を受け、その出力端子が選局手段の入力端子に接続される第1のスイッチ回路と、第1の入力端子と第1のスイッチ回路の一方入力端子との間、および第2の入力端子と第1のスイッチ回路の他方入力端子との間のうちの少なくとも一方に設けられ、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択された場合はその信号を通過させ、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択されなかった場合はその信号を遮断するとともにその信号を終端させてインピーダンスの整合をとる、第2のスイッチ回路とを含む。
好ましくは、信号選択手段は、さらに、第1の入力端子と第1のスイッチ回路の一方入力端子との間、および第2の入力端子と第1のスイッチ回路の他方入力端子との間のうちの少なくとも一方に設けられ、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択された場合はその信号を増幅し、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択されなかった場合は非活性化される増幅回路を含む。
この発明に係るデジタル放送用チューナでは、アンテナで受信された地上波デジタル信号を受ける第1の入力端子と、ケーブルで配信されたデジタルケーブルテレビ信号を受ける第2の入力端子と、番組選局情報に基づいて、第1および第2の入力端子からの地上波デジタル信号およびデジタルケーブルテレビ信号のいずれか一方の信号を選択して出力する信号選択手段と、信号選択手段の出力信号から希望するチャンネルの信号を選局する選局手段とが設けられる。したがって、地上波デジタル放送用チューナとデジタルCATV放送用チューナとを、1つの筐体に囲まれた共用チューナユニットとして実現することができる。このため、地上波デジタル放送およびデジタルCATV放送を受信する小型で低消費電力、かつ安価なデジタル放送用チューナが実現できる。
好ましくは、信号選択手段は、その一方入力端子が第1の入力端子からの地上波デジタル信号を受け、その他方入力端子が第2の入力端子からのデジタルケーブルテレビ信号を受け、その出力端子が選局手段の入力端子に接続される第1のスイッチ回路を含む。この場合は、番組選局情報に基づいて、第1のスイッチ回路によって、地上波デジタル信号およびデジタルケーブルテレビ信号のいずれか一方の信号が選択される。
好ましくは、信号選択手段は、さらに、第1の入力端子と第1のスイッチ回路の一方入力端子との間、および第2の入力端子と第1のスイッチ回路の他方入力端子との間のうちの少なくとも一方に設けられ、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択された場合はその信号を通過させ、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択されなかった場合はその信号を遮断する第2のスイッチ回路を含む。この場合は、地上波デジタル信号およびデジタルケーブルテレビ信号のうち、番組選局情報に基づいて選択された信号のみが第1のスイッチ回路まで伝達される。
好ましくは、第2のスイッチ回路は、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択されなかった場合はその信号を終端させてインピーダンスの整合をとる。この場合は、地上波デジタル信号およびデジタルケーブルテレビ信号のうち、番組選局情報に基づいて選択されなかった信号が終端され、リップルや流合雑音の影響が低減される。
好ましくは、信号選択手段は、さらに、第1の入力端子と第1のスイッチ回路の一方入力端子との間、および第2の入力端子と第1のスイッチ回路の他方入力端子との間のうちの少なくとも一方に設けられ、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択された場合はその信号を増幅し、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択されなかった場合は非活性化される増幅回路を含む。この場合は、広い周波数帯域を有する地上波デジタル信号およびデジタルケーブルテレビ信号のうち、番組選局情報に基づいて選択された信号が増幅される。また、この増幅回路に雑音指数の小さなハイゲインタイプの素子を用いることによって、特性の異なる地上波デジタル信号とデジタルCATV信号に対して、各々に適切な信号増幅処理を行なうことができる。
好ましくは、信号選択手段は、さらに、第1の入力端子と第1のスイッチ回路の一方入力端子との間、および第2の入力端子と第1のスイッチ回路の他方入力端子との間のうちの少なくとも一方に設けられ、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択された場合は信号レベルに応じた増幅率でその信号を増幅し、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択されなかった場合は増幅率が最小値に固定される可変増幅回路を含む。この場合は、広い周波数帯域を有する地上波デジタル信号およびデジタルケーブルテレビ信号のうち、番組選局情報に基づいて選択された信号が増幅されて一定レベルにされる。また、番組選局情報に基づいて選択されなかった信号は最大減衰され、インピーダンスの整合がとられる。このため、リップルや流合雑音の影響が低減される。
好ましくは、信号選択手段は、さらに、第1の入力端子と第1のスイッチ回路の一方入力端子との間、および第2の入力端子と第1のスイッチ回路の他方入力端子との間のうちの少なくとも一方に設けられ、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択された場合は信号レベルに応じた減衰量でその信号を減衰させ、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択されなかった場合は減衰量が最大値に固定される可変アッテネータを含む。この場合は、地上波デジタル信号およびデジタルケーブルテレビ信号のうち、番組選局情報に基づいて選択された信号が減衰されて一定レベルにされる。また、番組選局情報に基づいて選択されなかった信号は最大減衰され、インピーダンスの整合がとられる。このため、リップルや流合雑音の影響が低減される。
好ましくは、信号選択手段は、さらに、可変アッテネータの後段に設けられ、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択された場合は可変アッテネータの出力信号を増幅し、番組選局情報に基づいて対応する信号が選択されなかった場合は非活性化される増幅回路を含む。この場合は、広い周波数帯域を有する地上波デジタル信号およびデジタルケーブルテレビ信号のうち、番組選局情報に基づいて選択された信号が増幅される。
好ましくは、さらに、デジタルケーブルテレビ信号を受け、デジタル放送用チューナを内蔵する装置を制御するための制御信号を抽出する制御信号抽出手段が設けられる。信号選択手段は、さらに、第2の入力端子と第1のスイッチ回路の他方入力端子との間に設けられ、第2の入力端子からのデジタルケーブルテレビ信号を第1のスイッチ回路の他方入力端子に与えるとともに、制御信号抽出手段に与える分配手段を含む。この場合は、制御信号抽出手段からの制御信号によって、デジタル放送用チューナを内蔵したセットトップボックスが制御される。
好ましくは、信号選択手段は、さらに、第2の入力端子と第1のスイッチ回路の他方入力端子との間に設けられ、第2の入力端子からのデジタルケーブルテレビ信号を第1のスイッチ回路の他方入力端子に与えるとともに、外部からの送信データ信号を第2の入力端子に与える結合回路を含む。この場合は、双方向通信に対応したデジタル放送用チューナが実現できる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるデジタル放送用チューナの概略構成を示すブロック図である。図1において、このデジタル放送用チューナは、筐体1、入力端子2,13、入出力端子3、信号選択部4、共用チューナ回路5、FDC用チューナ回路6、8VSB・QAM復調回路7、QPSK復調回路8、RDC用変調回路9、可変アンプ10および出力端子11,12を備える。このデジタル放送用チューナは、双方向通信に対応している。
信号選択部4は、選択回路21,25,28、75Ω終端器22,29、広帯域アンプ23,30、スイッチ回路24、結合回路26および分岐回路27を含む。選択回路21,25,28は、GaAs(ガリウムヒ素)−MMIC(Mono-lithic Microwave IC)によって構成されたSPDT(Single Pole Double Throw)スイッチである。スイッチ回路24は、高速のスイッチングダイオードで構成される。
アンテナで受信された地上波デジタル信号は、同軸ケーブルを介して入力端子2に与えられる。入力端子2は、選択回路21の入力端子に接続される。選択回路21の一方出力端子は広帯域アンプ23の入力端子に接続され、他方出力端子は75Ω終端器22に接続される。広帯域アンプ23の出力端子は、スイッチ回路24を介して選択回路25の一方入力端子に接続される。
CATV局から配信されたデジタルCATV信号は、同軸ケーブルを介して入出力端子3に与えられる。結合回路26は、入出力端子3に与えられたデジタルCATV信号を分岐回路27に伝達するとともに、可変アンプ10からの上り信号を入出力端子3に伝達する。分岐回路27は、結合回路26からのデジタルCATV信号を選択回路28の入力端子に伝達するとともに、FDC用チューナ回路6に伝達する。選択回路28の一方出力端子は広帯域アンプ30の入力端子に接続され、他方出力端子は75Ω終端器29に接続される。広帯域アンプ30の出力端子は、選択回路25の他方入力端子に接続される。選択回路25の出力端子は、共用チューナ回路5の入力端子に接続される。
地上波デジタル放送視聴時において、選択回路21はスルー状態にされ、入力端子2からの地上波デジタル信号が広帯域アンプ23に伝達される。広帯域アンプ23は、広い周波数帯域(54MHz〜806MHz)を有する地上波デジタル信号を増幅する。スイッチ回路24はオン状態にされ、広帯域アンプ23によって増幅された地上波デジタル信号が選択回路25に伝達される。選択回路25は、入力端子2から選択回路21、広帯域アンプ23およびスイッチ回路24を介して受けた地上波デジタル信号を共用チューナ回路5に伝達する。選択回路28は、入出力端子3からのデジタルCATV信号を結合回路26および分岐回路27を介して受け、75Ω終端器29に与えてインピーダンスの整合をとる。また、広帯域アンプ30は非活性化されて増幅動作を停止する。このため、CATV局から配信されたデジタルCATV信号は、共用チューナ回路5に伝達されない。
一方、デジタルCATV放送視聴時において、選択回路28は、入出力端子3からのデジタルCATV信号を結合回路26および分岐回路27を介して受け、広帯域アンプ30に伝達する。広帯域アンプ30は、広い周波数帯域(54MHz〜864MHz)を有するデジタルCATV信号を増幅する。選択回路25は、広帯域アンプ30によって増幅されたデジタルCATV信号を共用チューナ回路5に伝達する。選択回路21は、入力端子2からの地上波デジタル信号を75Ω終端器22に与えてインピーダンスの整合をとる。また、広帯域アンプ23は非活性化されて増幅動作を停止する。さらに、スイッチ回路24はオフ状態にされる。このため、アンテナで受信された地上波デジタル信号は、共用チューナ回路5に伝達されない。
共用チューナ回路5は、地上波デジタル放送視聴時において、信号選択部4から与えられた周波数帯域54MHz〜806MHzの地上波デジタル信号から希望するチャンネルの信号だけを選局してIF信号に変換する。一方、デジタルCATV放送視聴時において、信号選択部4から与えられた周波数帯域54MHz〜864MHzのデジタルCATV信号から希望するチャンネルの信号だけを選局してIF信号に変換する。
8VSB・QAM復調回路7は、地上波デジタル放送視聴時において、共用チューナ回路5からのIF信号を8VSB方式で復調してトランスポートストリームを生成し、出力端子11に与える。一方、デジタルCATV放送視聴時において、共用チューナ回路5からのIF信号をQAM方式で復調してトランスポートストリームを生成し、出力端子11に与える。さらに、8VSB・QAM復調回路7は、共用チューナ回路5の出力信号が一定レベルになるように、共用チューナ回路5のゲインを自動的に制御する。出力端子11に与えられたトランスポートストリームは、外部の信号処理回路によって映像信号、音声信号およびデータ信号に変換される。
FDC用チューナ回路6は、入出力端子3から結合回路26および分岐回路27を介して与えられたデジタルCATV信号の70MHz〜130MHzの周波数帯域に配置されるフォワード・データ・チャンネルの信号だけを選択してIF信号に変換する。QPSK復調回路8は、FDC用チューナ回路6からのIF信号をQPSK方式で復調してトランスポートストリームを生成し、出力端子12に与える。さらに、QAM復調回路8は、FDC用チューナ回路6の出力信号が一定レベルになるように、FDC用チューナ回路6のゲインを自動的に制御する。出力端子12に与えられたトランスポートストリームは、外部の信号処理回路によって、セットトップボックスの制御(プレミアチャンネルの受信可否の設定など)を行なうためのSTB制御信号に変換される。
このように、共用チューナ回路5は、地上波デジタル信号およびデジタルCATV信号から希望するチャンネルの信号を選局するのに対し、FDC用チューナ回路6は、デジタルCATV信号からSTB制御信号を抽出する。なお、FDC用チューナ回路6およびQPSK復調回路8は、地上波デジタル放送視聴時およびデジタルCATV放送視聴時において常に動作している。
入力端子13は、外部からの送信データ信号を受けRDC用変調回路9に与える。RDC用変調回路9は、入力端子13からの送信データ信号をQAM方式(またはQPSK方式)で周波数帯域5MHz〜54MHz(リバース・データ・チャンネル)の信号に変調する。可変アンプ10は、RDC用変調回路9によって変調された信号を適切なレベルに増幅する。結合回路26は、可変アンプ10によって増幅された信号を上り信号として入出力端子3に伝達する。入出力端子3に伝達された上り信号は、同軸ケーブルを介してCATV局に送信される。
次に、図1に示したデジタル放送用チューナの動作について説明する。図2は、図1に示したデジタル放送用チューナの動作状態およびアイソレーションを示す図である。図2を参照して、このデジタル放送用チューナの動作状態は、番組選局情報に基づいて設定される。
地上波デジタル放送視聴時において、選択回路21はスルー状態にされ、広帯域アンプ23は15dBの増幅動作を行ない、スイッチ回路24はオン状態にされ、選択回路25は地上波デジタル信号を選択する。これにより、入力端子2からの地上波デジタル信号は、選択回路21、広帯域アンプ23、スイッチ回路24および選択回路25を介して共用チューナ回路5に伝達される。選択回路28は、入出力端子3からのデジタルCATV信号を75Ω終端器29に与えてインピーダンスの整合をとる。また、広帯域アンプ30は、非活性化されて増幅動作を停止する。このため、CATV局から配信されたデジタルCATV信号は、共用チューナ回路5に伝達されない。共用チューナ回路5は、選択回路25から与えられた地上波デジタル信号から希望するチャンネルの信号だけを選局してIF信号に変換する。8VSB・QAM復調回路7は、共用チューナ回路5からのIF信号を8VSB方式で復調する。
このときの信号選択部4のアイソレーションの合計(ワースト値)は、広帯域アンプ23の−15dB(15dB増幅動作を行なうため)と、選択回路28の30dB(75Ω終端状態)と、広帯域アンプ30の25dB(非活性化状態)と、選択回路25の30dB(地上波デジタル信号選択状態)とを合計して70dBとなる。
一方、デジタルCATV放送視聴時において、選択回路28はスルー状態にされ、広帯域アンプ30は10dBの増幅動作を行ない、選択回路25はデジタルCATV信号を選択する。これにより、入出力端子3からのデジタルCATV信号は、結合回路26、分岐回路27、選択回路28、広帯域アンプ30および選択回路25を介して共用チューナ回路5に伝達される。選択回路21は、入力端子2からの地上波デジタル信号を75Ω終端器22に与えてインピーダンスの整合をとる。また、広帯域アンプ23は、非活性化されて増幅動作を停止する。さらに、スイッチ回路24はオフ状態にされる。このため、アンテナで受信された地上波デジタル信号は、共用チューナ回路5に伝達されない。共用チューナ回路5は、選択回路25から与えられたデジタルCATV信号から希望するチャンネルの信号だけを選局してIF信号に変換する。8VSB・QAM復調回路7は、共用チューナ回路5からのIF信号をQAM方式で復調する。
このときの信号選択部4のアイソレーションの合計(ワースト値)は、選択回路21の30dB(75Ω終端状態)と、広帯域アンプ23の25dB(非活性化状態)と、スイッチ回路24の10dB(オフ状態)と、広帯域アンプ30の−10dB(10dB増幅動作を行なうため)と、選択回路25の30dB(デジタルCATV信号選択状態)とを合計して85dBとなる。
ただし、上述した地上波デジタル放送視聴時およびデジタルCATV放送視聴時におけるアイソレーションの合計70dBおよび85dBは、受信周波数帯域54MHz〜864MHzにおけるワースト値であり、54MHz〜216MHzの低周波数帯域におけるアイソレーションの合計はさらに25dB以上改善され、それぞれ95dBおよび110dBとなる。
このように、地上波デジタル放送視聴時およびデジタルCATV放送視聴時において、アイソレーションが十分に大きくされるため、信号の漏れは少ない。したがって、地上波デジタル信号とデジタルCATV信号の混信による不具合の発生が防止される。
なお、FDC用チューナ回路6、QPSK復調回路8およびRDC変調回路9は、地上波デジタル放送視聴時およびデジタルCATV放送視聴時において常に動作している。
図3は、地上波デジタル信号およびデジタルCATV信号の信号レベルおよびワーストD/U(希望信号/妨害信号)比を示す図である。図3を参照して、地上波デジタル信号の最小レベルは−84dBm、最大レベルは−8dBmである。また、デジタルCATV信号の最小レベルは−64dBm、最大レベルは−34dBmである。このように、地上波デジタル信号の最大レベル(−8dBm)がデジタルCATV信号の最大レベル(−34dBm)よりも大きいことと、地上波デジタル放送の変調方式(8VSB方式)とデジタルCATV放送の変調方式(QAM方式)とが異なることを考慮して、デジタルCATV放送視聴時におけるアイソレーションを地上波デジタル放送視聴時におけるアイソレーションよりも大きくする。また、地上波デジタル信号およびデジタルCATV信号のワーストD/U比よりも大きな60dB以上のアイソレーションを確保できるため、ゴースト障害が発生する可能性は低い。
再び、図1および図2を参照して、地上波デジタル信号を受ける入力端子2は、地上波デジタル放送視聴時およびデジタルCATV放送視聴時においてインピーダンスの整合がとられる。したがって、地上波デジタル信号の受信アンテナに接続される機器がデジタル放送用チューナ以外に複数ある場合でも、地上波デジタル信号を受ける入力端子2はリップルや流合雑音(各端末のケーブルから拾った雑音が流合して大きな雑音となること)の影響が低減される。
また、デジタルCATV信号を受ける入出力端子3は、地上波デジタル放送視聴時およびデジタルCATV放送視聴時においてインピーダンスの整合がとられる。したがって、入出力端子3は同軸ケーブルを介して外部の複数の機器に接続されているが、リップルや流合雑音の影響が低減される。
広帯域アンプ23には雑音指数の小さなハイゲインタイプ(ゲイン=15dB)の素子を用い、広帯域アンプ30には低歪タイプ(ゲイン=10dB)の素子を用いる。このため、広帯域アンプ23は広い範囲の信号レベルを有する地上波デジタル信号に対して雑音を低減し、広帯域アンプ30は多くのチャンネルを使用するデジタルCATV信号に対して歪を低減する。このように、特性の異なる地上波デジタル信号とデジタルCATV信号に対して、各々に適した性能の広帯域アンプを個別に設けることによって、各々に適切な信号増幅処理が行なわれる。さらに、このように広帯域アンプ23,30を信号選択部4に設けることによって、共用チューナ回路5の初段に広帯域アンプを設けなくてすむ。
したがって、この実施の形態1では、地上波デジタル放送用チューナとデジタルCATV放送用チューナとを、1つの筐体に囲まれた共用チューナユニットとして実現することができる。このため、地上波デジタル放送およびデジタルCATV放送を受信する小型で低消費電力、かつ安価なデジタル放送用チューナが実現できる。
なお、図示しないが、広帯域アンプ23とスイッチ回路24は配置を入替えてもよい。この場合も、デジタル放送用チューナは同様に動作し、同様の効果が得られる。
[実施の形態2]
図4は、この発明の実施の形態2によるデジタル放送用チューナの概略構成を示すブロック図であって、図1と対比される図である。図4において、このデジタル放送用チューナは、筐体31、入力端子32,33、信号選択部34、共用チューナ回路5、FDC用チューナ回路6、8VSB・QAM復調回路7、QPSK復調回路8および出力端子35,36を備える。図4のデジタル放送用チューナを参照して、図1のデジタル放送用チューナと異なる主な点は、信号選択部4が信号選択部34で置換されている点と、RDC用変調回路9および可変アンプ10が削除されている点であり、このデジタル放送用チューナは双方向通信に対応していない。なお、図4において、図1と対応する部分においては同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
信号選択部34は、広帯域アンプ41、スイッチ回路42,43、選択回路44,46、分岐回路45および75Ω終端器47を含む。選択回路44,46は、GaAs−MMICによって構成されたSPDTスイッチである。スイッチ回路42,43は、P型半導体とN型半導体の間にI層(真性半導体層)を有するPINダイオードで構成される。
アンテナで受信された地上波デジタル信号は、同軸ケーブルを介して入力端子32に与えられる。入力端子32は広帯域アンプ41の入力端子に接続され、広帯域アンプ41の出力端子はスイッチ回路42を介して選択回路44の一方入力端子に接続される。
CATV局から配信されたデジタルCATV信号は、同軸ケーブルを介して入力端子33に与えられる。分岐回路45は、入力端子33からのデジタルCATV信号を選択回路46の入力端子に伝達するとともに、FDC用チューナ回路6に伝達する。この分岐回路45は、デジタルCATV信号の信号電力を非対称な割合で分配する。選択回路46の一方出力端子はスイッチ回路43を介して選択回路44の他方入力端子に接続され、選択回路46の他方出力端子は75Ω終端器47に接続される。選択回路44の出力端子は、共用チューナ回路5の入力端子に接続される。
地上波デジタル放送視聴時において、スイッチ回路42はオン状態にされ、広帯域アンプ41によって15dB増幅された地上波デジタル信号は選択回路44に伝達される。選択回路44は、入力端子32から広帯域アンプ41およびスイッチ回路42を介して受けた地上波デジタル信号を共用チューナ回路5に伝達する。選択回路46は、入力端子33からのデジタルCATV信号を分岐回路45を介して受け、75Ω終端器47に与えてインピーダンスの整合をとる。また、スイッチ回路43はオフ状態にされる。このため、CATV局から配信されたデジタルCATV信号は、共用チューナ回路5に伝達されない。
一方、デジタルCATV放送視聴時において、スイッチ回路43はオン状態にされ、選択回路46は、入力端子33からのデジタルCATV信号を分岐回路45を介して受け、スイッチ回路43を介して選択回路44に伝達する。広帯域アンプ41は、非活性化されて増幅動作を停止する。また、スイッチ回路42はオフ状態にされる。このため、アンテナで受信された地上波デジタル信号は共用チューナ回路5に伝達されない。
共用チューナ回路5は、信号選択部34から与えられた地上波デジタル信号またはデジタルCATV信号から希望するチャンネルの信号だけを選局してIF信号に変換する。8VSB・QAM復調回路7は、共用チューナ回路5からのIF信号を8VSB方式またはQAM方式で復調してトランスポートストリームを生成し、出力端子35に与える。さらに、8VSB・QAM復調回路7は、共用チューナ回路5の出力信号が一定レベルになるように共用チューナ回路5のゲインを自動的に制御する。出力端子35に与えられたトランスポートストリームは、外部の信号処理回路によって映像信号、音声信号およびデータ信号に変換される。
FDC用チューナ回路6は、入力端子33から分岐回路45を介して与えられたデジタルCATV信号の70MHz〜130MHzの周波数帯域に配置されるフォワード・データ・チャンネルの信号だけを選択してIF信号に変換する。QPSK復調回路8は、FDC用チューナ回路6からのIF信号をQPSK方式で復調してトランスポートストリームを生成し、出力端子36に与える。さらに、QAM復調回路8は、FDC用チューナ回路6の出力信号が一定レベルになるように、FDC用チューナ回路6のゲインを自動的に制御する。出力端子36に与えられたトランスポートストリームは、外部の信号処理回路によってSTB制御信号に変換される。
次に、図4に示したデジタル放送用チューナの動作について説明する。図5は、図4に示したデジタル放送用チューナの動作状態およびアイソレーションを示す図である。図5を参照して、このデジタル放送用チューナの動作状態は、番組選局情報に基づいて設定される。
地上波デジタル放送視聴時において、広帯域アンプ41は15dBの増幅動作を行ない、スイッチ回路42はオン状態にされ、選択回路44は地上波デジタル信号を選択する。これにより、入力端子32からの地上波デジタル信号は、広帯域アンプ41、スイッチ回路42および選択回路44を介して共用チューナ回路5に伝達される。選択回路46は、入力端子33からのデジタルCATV信号を75Ω終端器47に与えてインピーダンスの整合をとる。また、スイッチ回路43はオフ状態にされる。このため、CATV局から配信されたデジタルCATV信号は、共用チューナ回路5に伝達されない。共用チューナ回路5は、選択回路44から与えられた地上波デジタル信号から希望するチャンネルの信号だけを選局してIF信号に変換する。8VSB・QAM復調回路7は、共用チューナ回路5からのIF信号を8VSB方式で復調する。
このときの信号選択部34のアイソレーションの合計(ワースト値)は、広帯域アンプ41の−15dB(15dB増幅動作を行なうため)と、スイッチ回路43の15dB(オフ状態)と、選択回路46の30dB(75Ω終端状態)と、選択回路44の30dB(地上波デジタル信号選択状態)とを合計して60dBとなる。
一方、デジタルCATV放送視聴時において、選択回路46およびスイッチ回路43はスルー状態にされ、選択回路44はデジタルCATV信号を選択する。これにより、入力端子33からのデジタルCATV信号は、分岐回路45、選択回路46、スイッチ回路43、選択回路44を介して共用チューナ回路5に伝達される。広帯域アンプ41は、非活性化されて増幅動作を停止する。また、スイッチ回路42はオフ状態にされる。このため、アンテナで受信された地上波デジタル信号は、共用チューナ回路5に伝達されない。共用チューナ回路5は、選択回路44から与えられたデジタルCATV信号から希望するチャンネルの信号だけを選局してIF信号に変換する。8VSB・QAM復調回路7は、共用チューナ回路5からのIF信号をQAM方式で復調する。
このときの信号選択部4のアイソレーションの合計(ワースト値)は、広帯域アンプ41の25dB(非活性化状態)と、スイッチ回路42の15dB(オフ状態)と、選択回路44の30dB(デジタルCATV信号選択状態)とを合計して70dBとなる。
ただし、上述した地上波デジタル放送視聴時およびデジタルCATV放送視聴時におけるアイソレーションの合計60dBおよび70dBは、受信周波数帯域54MHz〜864MHzにおけるワースト値であり、54MHz〜216MHzの低周波数帯域におけるアイソレーションの合計はさらに25dB以上改善され、それぞれ85dBおよび95dBとなる。
このように、地上波デジタル放送視聴時およびデジタルCATV放送視聴時において、アイソレーションが十分に大きくされるため、信号の漏れは少ない。したがって、地上波デジタル信号とデジタルCATV信号の混信による不具合の発生が防止される。また、実施の形態1と同様に、地上波デジタル信号の最大レベル(−8dBm)がデジタルCATV信号の最大レベル(−34dBm)よりも大きいことと、地上波デジタル放送の変調方式(8VSB方式)とデジタルCATV放送の変調方式(QAM方式)とが異なることを考慮して、デジタルCATV放送視聴時におけるアイソレーションを地上波デジタル放送視聴時におけるアイソレーションよりも大きくする。
また、デジタルCATV信号を受ける入力端子33は、地上波デジタル放送視聴時およびデジタルCATV放送視聴時において、インピーダンスの整合がとられる。したがって、入力端子33は同軸ケーブルを介して外部の複数の機器に接続されているが、リップルや流合雑音の影響が低減される。
一方、地上波デジタル信号を受ける入力端子32は、デジタルCATV放送視聴時において75Ω終端されない。このため、地上波デジタル放送視聴時およびデジタルCATV放送視聴時において、入力端子32はインピーダンスの整合がとられない。しかし、通常、地上波デジタル信号の受信アンテナに接続される機器は少ないため、地上波デジタル信号を受ける入力端子32は、インピーダンスの整合がとられなくても流合雑音などの影響はあまり受けなくてすむ。
広帯域アンプ41には雑音指数の小さなハイゲインタイプ(ゲイン=15dB)の素子を用い、共用チューナ回路5は歪性能を重視した構成にする。このため、広帯域アンプ41は広い範囲の信号レベルを有する地上波デジタル信号に対して雑音を低減し、共用チューナ回路5は多くのチャンネルを使用するデジタルCATV信号に対して歪を低減する。このように、特性の異なる地上波デジタル信号とデジタルCATV信号に対して、各々に適切な信号増幅処理が行なわれる。
したがって、この実施の形態2では、実施の形態1と同様に、地上波デジタル放送用チューナとデジタルCATV放送用チューナとを、1つの筐体に囲まれた共用チューナユニットとして実現することができる。このため、地上波デジタル放送およびデジタルCATV放送を受信する小型で低消費電力、かつ安価なデジタル放送用チューナが実現できる。
なお、図示しないが、広帯域アンプ41とスイッチ回路42,43は、それぞれ配置を入替えてもよい。この場合も、デジタル放送用チューナは同様に動作し、同様の効果が得られる。
また、入力端子32と選択回路44との間、および入力端子33と選択回路44との間にスイッチ回路を追加してもよい。この場合、アイソレーションがさらに大きくなるため、信号の漏れがさらに低減される。
また、雑音指数を重視した構成にする必要がない場合には、広帯域アンプ41を削除してもよい。
また、分岐回路45、選択回路46および75Ω終端器47を1つの分配回路で置換してもよい。分岐回路45では、FDCチューナ回路6に接続される分岐端子側の信号損失が大きいが、分配回路では分配に伴う信号損失が少ない。このため、分配回路を用いた場合、常に動作しているFDC用チューナ回路6によって入力端子33のインピーダンスの整合がとられる。
[実施の形態3]
図6は、この発明の実施の形態3によるデジタル放送用チューナの概略構成を示すブロック図であって、図4と対比される図である。図6のデジタル放送用チューナを参照して、図4のデジタル放送用チューナと異なる点は、信号選択部34が信号選択部51で置換されている点と、8VSB・QAM復調回路7が8VSB・QAM復調回路52で置換されている点と、AGC制御回路53が追加されている点である。なお、図6において、図4と対応する部分においては同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
信号選択部51は、可変アンプ61、スイッチ回路62、選択回路63、分岐回路64、可変アッテネータ65および広帯域アンプ66を含む。選択回路63は、GaAs−MMICによって構成されたSPDTスイッチである。スイッチ回路62は、P型半導体とN型半導体の間にI層を有するPINダイオードで構成される。可変アッテネータ65は、順方向の抵抗成分がDCバイアス電流で制御されるPINダイオードを用いたπ型回路構成であり、その減衰量が可変である。
アンテナで受信された地上波デジタル信号は、同軸ケーブルを介して入力端子32に与えられる。入力端子32は広帯域の可変アンプ61の入力端子に接続され、可変アンプ61の出力端子はスイッチ回路62を介して選択回路63の一方入力端子に接続される。
CATV局から配信されたデジタルCATV信号は、同軸ケーブルを介して入力端子33に与えられる。分岐回路64は、入力端子33からのデジタルCATV信号を可変アッテネータ65の入力端子に伝達するとともに、FDC用チューナ回路6に伝達する。可変アッテネータ65の出力端子は広帯域アンプ66を介して選択回路63の他方入力端子に接続される。選択回路63の出力端子は、共用チューナ回路5の入力端子に接続される。
地上波デジタル放送視聴時において、スイッチ回路62はオン状態にされ、可変アンプ61によって適切なレベルに増幅された地上波デジタル信号は選択回路63に伝達される。可変アンプ61のゲインはAGC制御回路53によって自動的に制御され、可変アンプ61の出力信号は一定レベルにされる。選択回路63は、入力端子32から可変アンプ61およびスイッチ回路62を介して受けた地上波デジタル信号を共用チューナ回路5に伝達する。可変アッテネータ65の減衰量は、AGC制御回路53によって最大値に固定される。このため、CATV局から配信されたデジタルCATV信号は、共用チューナ回路5に伝達されない。
一方、デジタルCATV放送視聴時において、可変アッテネータ65の減衰量はAGC制御回路53によって自動的に制御され、可変アッテネータ65の出力信号は一定レベルにされる。選択回路63は、入力端子33からのデジタルCATV信号を分岐回路64、可変アッテネータ65および広帯域アンプ66を介して受け、共用チューナ回路5に伝達する。可変アンプ61のゲインは、AGC制御回路53によって最小値に固定される(最大減衰動作状態)。また、スイッチ回路62はオフ状態にされる。このため、アンテナで受信された地上波デジタル信号は共用チューナ回路5に伝達されない。
共用チューナ回路5は、信号選択部51から与えられた地上波デジタル信号またはデジタルCATV信号から、希望するチャンネルの信号だけを選局してIF信号に変換する。8VSB・QAM復調回路52は、共用チューナ回路5からのIF信号を8VSB方式またはQAM方式で復調してトランスポートストリームを生成し、出力端子35に与える。さらに、8VSB・QAM復調回路52は、共用チューナ回路5の出力信号が一定レベルになるように共用チューナ回路5のゲインを自動的に制御するとともに、AGC制御回路53を制御する。
AGC制御回路53は、地上波デジタル放送視聴時において、可変アンプ61の出力信号が一定レベルになるように可変アンプ61のゲインを自動的に制御するとともに、可変アッテネータ65の減衰量を最大値に固定する。一方、デジタルCATV放送視聴時において、可変アッテネータ65の出力信号が一定レベルになるように可変アッテネータ65の減衰量を自動的に制御するとともに、可変アンプ61のゲインを最小値に固定する。端子35に与えられたトランスポートストリームは、外部の信号処理回路によって映像信号、音声信号およびデータ信号に変換される。
FDC用チューナ回路6は、入力端子33から分岐回路64を介して与えられたデジタルCATV信号の70MHz〜130MHzの周波数帯域に配置されるフォワード・データ・チャンネルの信号だけを選択してIF信号に変換する。QPSK復調回路8は、FDC用チューナ回路6からのIF信号をQPSK方式で復調してトランスポートストリームを生成し、出力端子36に与える。さらに、QAM復調回路8は、FDC用チューナ回路6の出力信号が一定レベルになるようにFDC用チューナ回路6のゲインを自動的に制御する。出力端子36に与えられたトランスポートストリームは、外部の信号処理回路によってSTB制御信号に変換される。
次に、図6に示したデジタル放送用チューナの動作について説明する。図7は、図6に示したデジタル放送用チューナの動作状態およびアイソレーションを示す図である。図7を参照して、このデジタル放送用チューナの動作状態は、番組選局情報に基づいて設定される。
地上波デジタル放送視聴時において、可変アンプ61の出力信号はAGC制御回路53によって一定レベルにされ、スイッチ回路62はオン状態にされ、選択回路63は地上波デジタル信号を選択する。これにより、入力端子32からの地上波デジタル信号は、広帯域アンプ61、スイッチ回路62および選択回路63を介して共用チューナ回路5に伝達される。可変アッテネータ65の減衰量は、AGC制御回路53によって最大値に固定される。また、広帯域アンプ66は、非活性化されて増幅動作を停止する。このため、CATV局から配信されたデジタルCATV信号は、共用チューナ回路5に伝達されない。共用チューナ回路5は、選択回路63から与えられた地上波デジタル信号から希望するチャンネルの信号だけを選局してIF信号に変換する。8VSB・QAM復調回路52は、共用チューナ回路5からのIF信号を8VSB方式で復調する。
このときの信号選択部51のアイソレーションの合計(ワースト値)は、可変アッテネータ65の25dB(最大減衰動作状態)と、広帯域アンプ66の25dB(非活性化状態)と、選択回路63の30dB(地上波デジタル信号選択状態)とを合計して80dBとなる。ただし、可変アンプ61のゲインは可変であるため可変アンプ61のアイソレーションが−20dB〜25dBの範囲になることを考慮すると、アイソレーションの合計(ワースト値)は60dBになる。
一方、デジタルCATV放送視聴時において、可変アッテネータ65の出力信号はAGC制御回路53によって一定レベルにされ、広帯域アンプ66は10dBの増幅動作を行ない、選択回路63はデジタルCATV信号を選択する。これにより、入力端子33からのデジタルCATV信号は、分岐回路64、可変アッテネータ65、広帯域アンプ66および選択回路63を介して共用チューナ回路5に伝達される。可変アンプ61のゲインは、AGC制御回路53によって最小値に固定される(最大減衰動作状態)。また、スイッチ回路62はオフ状態にされる。このため、アンテナで受信された地上波デジタル信号は、共用チューナ回路5に伝達されない。共用チューナ回路5は、選択回路63から与えられたデジタルCATV信号から希望するチャンネルの信号だけを選局してIF信号に変換する。8VSB・QAM復調回路52は、共用チューナ回路5からのIF信号をQAM方式で復調する。
このときの信号選択部51のアイソレーションの合計(ワースト値)は、可変アンプ61の25dB(最大減衰動作状態)と、スイッチ回路62の15dB(オフ状態)と、広帯域アンプ66の−10dB(10dB増幅動作を行なうため)と、選択回路63の30dB(デジタルCATV信号選択状態)とを合計して60dBとなる。ここで、可変アッテネータ65の減衰量は可変であるため可変アッテネータ65のアイソレーションが0dB〜25dBの範囲になることを考慮しても、アイソレーションの合計(ワースト値)は60dBである。
ただし、上述した地上波デジタル放送視聴時およびデジタルCATV放送視聴時におけるアイソレーションの合計60dBは、受信周波数帯域54MHz〜864MHzにおけるワースト値であり、54MHz〜216MHzの低周波数帯域におけるアイソレーションの合計はさらに25dB以上改善され、85dBとなる。
このように、地上波デジタル放送視聴時およびデジタルCATV放送視聴時において、アイソレーションが十分に大きくされるため、信号の漏れは少ない。したがって、地上波デジタル信号とデジタルCATV信号の混信による不具合の発生が防止される。
また、地上波デジタル放送視聴時において広帯域アンプ66の非活性化されるが、可変アッテネータ65の減衰量は最大値に固定される。このため、地上波デジタル放送視聴時およびデジタルCATV放送視聴時において、入力端子33はインピーダンスの整合がとられる。したがって、入力端子33は同軸ケーブルを介して外部の複数の機器に接続されているが、リップルや流合雑音の影響が低減される。
可変アンプ61には雑音指数の小さなハイゲインタイプの素子を用いる。このため、可変アンプ61は広い範囲の信号レベルを有する地上波デジタル信号に対して雑音を低減する。さらに、デジタルCATV放送視聴時において、可変アンプ61のアイソレーションは大きいため、信号の漏れが低減される。
また、広帯域アンプ66の前段に可変アッテネータ65を設けることにより、広帯域アンプ66の入力信号の最大レベルを抑えることができる。このため、広帯域アンプ66にハイゲインタイプの素子を用いてもデジタルCATV信号の歪率は悪化しない。このように、特性の異なる地上波デジタル信号とデジタルCATV信号に対して、各々に適切な信号増幅処理が行なわれる。
したがって、この実施の形態3では、実施の形態1,2と同様に、地上波デジタル放送用チューナとデジタルCATV放送用チューナとを、1つの筐体に囲まれた共用チューナユニットとして実現することができる。このため、地上波デジタル放送およびデジタルCATV放送を受信する小型で低消費電力、かつ安価なデジタル放送用チューナが実現できる。
[実施の形態3の変更例]
図8は、この発明の実施の形態3の変更例によるデジタル放送用チューナの概略構成を示すブロック図であって、図6と対比される図である。図8のデジタル放送用チューナを参照して、図6のデジタル放送用チューナと異なる点は、可変アンプ61が削除され、可変アッテネータ72および広帯域アンプ73が追加されている点である。なお、図8において、図6と対応する部分においては同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
信号選択部71において、可変アッテネータ72は、可変アッテネータ65と同様に、順方向の抵抗成分がDCバイアス電流で制御されるPINダイオードを用いたπ型回路構成であり、その減衰量が可変である。
地上波デジタル放送視聴時において、可変アッテネータ72の減衰量はAGC制御回路53によって自動的に制御され、可変アッテネータ72の出力信号は一定レベルにされる。スイッチ回路62はオン状態にされ、広帯域アンプ73によって増幅された地上波デジタル信号は選択回路63に伝達される。選択回路63は地上波デジタル信号を共用チューナ回路5に伝達する。
一方、デジタルCATV放送視聴時において、可変アッテネータ72の減衰量は、AGC制御回路53によって最大値に固定される。また、スイッチ回路62はオフ状態にされる。このため、アンテナで受信された地上波デジタル信号は共用チューナ回路5に伝達されない。
広帯域アンプ73には雑音指数の小さなハイゲインタイプの素子を用いる。このため、広帯域アンプ73は、広い範囲の信号レベルを有する地上波デジタル信号に対して雑音を低減する。
したがって、この実施の形態3の変更例では、実施の形態3と同様に、地上波デジタル放送用チューナとデジタルCATV放送用チューナとを、1つの筐体に囲まれた共用チューナユニットとして実現することができる。このため、地上波デジタル放送およびデジタルCATV放送を受信する小型で低消費電力、かつ安価なデジタル放送用チューナが実現できる。
[実施の形態3の他の変更例]
図9は、この発明の実施の形態3の他の変更例によるデジタル放送用チューナの概略構成を示すブロック図であって、図6と対比される図である。図9のデジタル放送用チューナを参照して、図6のデジタル放送用チューナと異なる点は、可変アッテネータ65および広帯域アンプ66が削除され、可変アンプ82が追加されている点である。なお、図9において、図6と対応する部分においては同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
信号選択部81において、広帯域の可変アンプ82は、AGC制御回路53によってそのゲインが制御される。デジタルCATV放送視聴時において、可変アンプ82のゲインはAGC制御回路53によって自動的に制御され、可変アンプ82の出力信号は一定レベルにされる。選択回路63は可変アンプ82によって増幅されたデジタルCATV信号を共用チューナ回路5に伝達する。
一方、地上波デジタル放送視聴時において、可変アンプ82のゲインは、AGC制御回路53によって最小値に固定される(最大減衰動作状態)。このため、CATV局から配信されたデジタルCATV信号は、共用チューナ回路5に伝達されない。
可変アンプ82には低歪タイプの素子を用いる。このため、可変アンプ82は多くのチャンネルを使用するデジタルCATV信号に対して歪を低減する。
したがって、この実施の形態3の他の変更例では、実施の形態3と同様に、地上波デジタル放送用チューナとデジタルCATV放送用チューナとを、1つの筐体に囲まれた共用チューナユニットとして実現することができる。このため、地上波デジタル放送およびデジタルCATV放送を受信する小型で低消費電力、かつ安価なデジタル放送用チューナが実現できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1によるデジタル放送用チューナの概略構成を示すブロック図である。 図1に示したデジタル放送用チューナの動作状態およびアイソレーションを示す図である。 地上波デジタル信号およびデジタルCATV信号の信号レベルおよびワーストD/U比を示す図である。 この発明の実施の形態2によるデジタル放送用チューナの概略構成を示すブロック図である。 図4に示したデジタル放送用チューナの動作状態およびアイソレーションを示す図である。 この発明の実施の形態3によるデジタル放送用チューナの概略構成を示すブロック図である。 図6に示したデジタル放送用チューナの動作状態およびアイソレーションを示す図である。 この発明の実施の形態3の変更例によるデジタル放送用チューナの概略構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3の他の変更例によるデジタル放送用チューナの概略構成を示すブロック図である。 北米向けの従来の地上波デジタル放送用チューナの構成を示すブロック図である。 北米向けの従来のデジタルCATV放送用チューナの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,31,91,101 筐体、2,13,32,33,92,113 入力端子、3,102 入出力端子、4,34,51,71,81 信号選択部、5 共用チューナ回路、6 FDC用チューナ回路、7,52 8VSB・QAM復調回路、8,108 QPSK復調回路、9,109 RDC用変調回路、10,61,82,110 可変アンプ、11,12,35,36,95,111,112 出力端子、21,25,28,44,46,63 選択回路、22,29,47 75Ω終端器、23,30,41,66,73 広帯域アンプ、24,42,43,62 スイッチ回路、26,103 結合回路、27,45,64 分岐回路、53 AGC制御回路、65,72 可変アッテネータ、93 地上波用チューナ回路、94 8VSB復調回路、104 分配回路、105 FAT−CH用チューナ回路、106 FDC用チューナ回路、107 QAM復調回路。

Claims (2)

  1. 地上波デジタル放送およびデジタルケーブルテレビ放送を受信するデジタル放送用チューナであって、
    アンテナで受信された地上波デジタル信号を受ける第1の入力端子、
    ケーブルで配信されたデジタルケーブルテレビ信号を受ける第2の入力端子、
    番組選局情報に基づいて、前記第1および第2の入力端子からの前記地上波デジタル信号および前記デジタルケーブルテレビ信号のいずれか一方の信号を選択して出力する信号選択手段、および
    前記信号選択手段の出力信号から希望するチャンネルの信号を選局する選局手段を備え、
    前記信号選択手段は、
    その一方入力端子が前記第1の入力端子からの前記地上波デジタル信号を受け、その他方入力端子が前記第2の入力端子からの前記デジタルケーブルテレビ信号を受け、その出力端子が前記選局手段の入力端子に接続される第1のスイッチ回路と、
    前記第1の入力端子と前記第1のスイッチ回路の前記一方入力端子との間、および前記第2の入力端子と前記第1のスイッチ回路の前記他方入力端子との間のうちの少なくとも一方に設けられ、前記番組選局情報に基づいて対応する信号が選択された場合はその信号を通過させ、前記番組選局情報に基づいて対応する信号が選択されなかった場合はその信号を遮断するとともにその信号を終端させてインピーダンスの整合をとる、第2のスイッチ回路とを含む、デジタル放送用チューナ。
  2. 前記信号選択手段は、さらに、前記第1の入力端子と前記第1のスイッチ回路の前記一方入力端子との間、および前記第2の入力端子と前記第1のスイッチ回路の前記他方入力端子との間のうちの少なくとも一方に設けられ、前記番組選局情報に基づいて対応する信号が選択された場合はその信号を増幅し、前記番組選局情報に基づいて対応する信号が選択されなかった場合は非活性化される増幅回路を含む、請求項1に記載のデジタル放送用チューナ。
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