JP4701972B2 - テレビ受信機 - Google Patents
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現存するディジタル放送対応のTV受信セット(テレビ受信機)では、アンテナ端子接続が衛星と地上の2本、場合によっては衛星/地上ディジタル/地上アナログ放送用の3本を有するものがあり、TV受信セット背面の配線を煩雑にしている。
また、最近の集合住宅の壁面端子には多くは衛星と地上の両信号を混合して1本のケーブルで送られてきており、従来のTVセットではその様な信号環境であるにも係わらずケーブルを2本接続している。
また、集合住宅の中では上述した、地上/衛星の両信号の混合された出力端子が壁面に一つしかない場合もあり、この場合、従来のTV受信セットでは別途地上/衛星放送信号を2本に分ける分波器が必要となり、費用負担が別に発生する場合があった。
さらに、JEITA(Japan Electronics and Information Technology Industries Association)に、望ましいホーム受信システムの例が開示されている。
特許文献1(特開平5−129977号公報)には、屋外にテレビ信号混合再送ユニットを設け、衛星放送(CS)と衛星放送(BS)は別々の入力端子を介してフィルタ(HPF,BPF)を介して双方向分配器に供給され、また地上放送のUHFとVHF信号は混合器で混合され1本のケーブルでV/U入力端子に供給され、フィルタ(LPF)を介して上述の双方向分配器に供給される。
そしてこの双方向分配器で分配された混合信号はBSチューナ(衛星放送対応型受信機)と受信機(衛星放送非対応型)の夫々に供給される。
分配器出力の2本あるいは3本の配線は同軸ケーブル、フィーダ線などを用いているため、TVセット背面の複数の入力端子と接続することが煩雑になり、また接続ミスが起こり確認作業なども必要となり配線作業に時間がかかったりする。
またこのように分配器を用いることにより、信号レベルが減衰するので、後段のTV受信機のチューナのNF(雑音指数)に悪影響を及ぼし、特に電界強度が低い場合、画質が劣化する問題を生じる。
また、高周波信号処理装置は地上放送用の入力端子と、地上放送と衛星放送を混合した信号(混合放送)が入力される入力端子の2つの入力端子を有し、地上放送(信号)と、混合放送(信号)とを分離して入力し、または混合放送のみを入力する2つのモードを備え、スイッチにて2つのモードから1つを選択し、高周波信号処理した後、分配器で等分配して後段の2つのチューナに供給できるようにした。
また、高周波信号処理装置にアッテネータスイッチ機能や利得制御機能を備えることにより、この様な複雑化したTV受信機内のRF(Radio Frequency)段の高周波信号処理において、弱電界性能、強電界性能をバランスよく従来どおりに保つことができる。
高周波信号処理装置(RF分配処理装置)10は、回路ブロックやスイッチなどの素子を含むRFユニット本体20と、このRFユニット本体20の入力と出力側に設けられた2個の(アンテナ)入力端子11,12と2個の出力端子13,14で構成されている。
入力、出力端子11,12,13,14は、例えばF型接栓コネクタなどで構成されていて、高周波特性を満足するようにされている。RFユニット本体20には衛星アンプ22や地上アンプ29を制御するための制御信号を供給し、また電源を供給するためのハーネスコネクタ15も備えてある。
RFユニット本体20は、地上/衛星(放送信号)分波器21、衛星アンプ(増幅器)22、地上/衛星(放送信号)混合器23、等分配器24、スイッチ25、地上アンプ(増幅器)29などで構成されている。
また、このハーネスコネクタ15を介して、RFユニット本体20に電源を供給する以外に、内蔵された衛星アンプ22や地上アンプ29のゲインを制御するための制御信号を供給し入力信号のレベルに応じて、衛星アンプ22、地上アンプ29を自動的に利得制御する。
たとえば、LPFで地上波のアナログVHF信号とアナログUHF信号(90MHz〜770MHz)と地上ディジタル信号(UHF信号)が抽出され、スイッチ25の端子26に出力される。LPFで衛星放送信号の中間周波数(1から2GHz)はカットオフ周波数以上であるので減衰し、LPF出力端子には出力されない。
一方、衛星放送信号の中間周波数(約1から2GHz)はHPFにより抽出され、後段の衛星アンプ22に出力される。HPFのカットオフ周波数はたとえば900MHzであるので、地上波のVHFアナログ信号、UHFアナログ、ディジタル信号は減衰され、地上/衛星分波器21の衛星アンプの出力端子には出力されない。
また、衛星アンプ22はAGC(Automatic Gain Control;自動利得制御)の増幅器で構成し、制御電圧でその利得を制御し所定の出力レベルの衛星信号を出力する。これ以外に、アンプと並列にスイッチでバイパス回路を設け、強電界のとき、入力信号が衛星アンプの増幅素子を介さないで、スルーで出力される構成にしている。
また、地上アンプはAGC(Automatic Gain Control;自動利得制御)増幅器で構成し、制御電圧でその利得を制御し所定の出力レベルの地上放送信号を出力する。これ以外に、アンプと並列にスイッチでバイパス回路を設け、強電界のとき、入力信号が衛星アンプの増幅素子を介さないで、スルーで出力される構成となっている。
この地上/衛星混合器23は、2入力端子と出力端子間で、インピーダンスマッチング(整合)がとられ、挿入損出が少ない構成とされている。この状態で、VHF帯,UHF帯の地上アナログ放送信号、地上ディジタル放送信号と衛星ディジタル放送信号が混合されて出力される。
そして、等分配器24で分配された2系統の混合信号は、出力端子13と出力端子14からそれぞれ出力される。等分配器24の場合、上述した2系統の混合信号の出力レベルは同じである。
図1は、地上波(放送信号)/衛星波(放送信号)を1本で入力するモード(混合モード)のときの高周波信号処理装置10の動作を説明する図である。入力端子11には地上波(放送信号)が入力されていない状態で、入力端子12には、屋外のVHF、UHFアンテナから入力された地上アナログ放送信号、地上ディジタル放送信号が混合器で混合され、またBS、CSの衛星放送信号が屋外ユニットで第1のIF信号に変換されて混合され、地上放送波とさらに混合された信号(混合モード)が入力される。
システムコントローラへの指示は、リモコンまたはキーボードなどの操作により、不図示のディスプレイ(表示装置)上に表示されたメニュー(混合モード、分離モード)を選択してコマンドを送ることによって行う。コマンドが入力されたシステムコントローラは、入力モードに対応してスイッチ25の切り替え制御信号を発生し、ハーネスコネクタ15に出力する。
この地上/衛星放送信号を1本で入力する混合モードの例では、衛星アンプ22では衛星放送信号のみが増幅され、また地上アンプ29では地上放送信号のみが増幅される。
またこのとき、地上アンプ29や衛星アンプ22に入力された信号レベルに応じて、ハーネスコネクタ15から供給された制御信号によりこれらのアンプの利得を制御する。
入力信号レベルが所定のレベルより小さい時は、フルゲイン動作をするように利得制御し、所定レベルより大きい時は制御信号によりアンプの利得を下げ、アンプの歪みを防いだり、後段へ供給する信号レベルを抑え後段での歪みを防いだりしている。
さらに、アンプを構成する増幅素子の入出力間に並列にスイッチと、このスイッチ間に側路用配線を接続しバイパス回路を構成し、入力信号のレベルが所定値よりさらに大きいとき、入力信号をスルーとし、増幅素子で歪みが発生しないようにしている。
ここで1本化されたRF信号(地上放送信号と衛星放送信号)は、等分配器24で等分配され、出力端子13と出力端子14から等レベルのRF(混合)信号が出力され、後段の複数のチューナ部で復調される。
入力端子11にはVHF帯やUHF帯の地上アナログ放送信号やUHF帯の地上ディジタル放送信号が入力される。一方入力端子12には、衛星放送のみを受信する場合、入力端子2には、CS、BSの衛星放送信号のみの混合信号が入力され、またこれ以外の場合、屋外のVHF、UHFアンテナから入力された地上アナログ放送信号、地上ディジタル放送信号が混合器で混合され、またBS、CSの衛星放送信号が屋外ユニットで第1のIF信号に変換されて混合され、両混合された放送信号がさらに混合されて1本のケーブルを介して入力される。
またこのとき、上述したように、システムコントローラへの指示は、リモコンなどの操作により行い、不図示のディスプレイ上に表示されたメニュー(モード)を選択してコマンドを送り、このコマンド命令に応じてシステムコントローラから入力モードに対するスイッチ25の切り替え制御信号を発生し、ハーネスコネクタ15に出力する。またコマンドにより地上アンプ29や衛星アンプ22のアンプの利得制御などができる。
この地上/衛星放送信号を2本で入力する分離モードの例では、衛星アンプ22では衛星放送信号のみが増幅され、また地上アンプ29では地上放送信号のみが増幅される。
またこのとき、地上アンプ29と衛星アンプ22の利得を制御する動作は“混合モード”のときと同じである。即ち、地上アンプ29や衛星アンプ22に入力された信号レベルに応じて、ハーネスコネクタ15から供給された制御信号によりこれらのアンプの利得を制御する。
入力信号レベルが所定のレベルより小さい時は、フルゲイン動作をするように利得制御し、所定レベルより大きい時は制御信号によりアンプの利得を下げ、アンプの歪みを防いだり、後段へ供給する信号レベルを抑え後段での歪みを防いだりしている。
さらに、アンプを構成する増幅素子の入出力間に並列にスイッチを設け、このスイッチ間にバイパス回路を備え、入力信号が所定レベルよりさらに大きいとき、このスイッチによりバイパス回路が導通し信号をスルーとし、増幅素子で歪みが発生しないようにしている。
ここで1本化されたRF信号(地上放送信号と衛星放送信号の混合信号)は、等分配器24で等分配され、出力端子13と出力端子14から等レベルのRF(混合)信号が出力され、後段の複数のチューナ部に出力される。
図3のテレビ受信機100は、RF分配処理装置(高周波信号処理装置;またはスプリッタとも称す)101、3放送チューナ(地上アナログ放送用チューナ、地上ディジタル放送用チューナ、衛星ディジタル放送用チューナで構成される)(メイン)102、3放送チュ−ナ(地上アナログ放送用チューナ、地上ディジタル放送用チューナ、衛星ディジタル放送用チューナで構成される)(サブ)103、フロントエンドデコーダ(復号回路)104、映像信号処理回路(メイン)105、映像信号処理回路(サブ)106、画像表示処理回路107、システムコントローラ(制御部)120、キーボード(装置)121、リモコン123などで構成されている。
また混合モードのとき、地上放送信号と衛星放送信号が混合された信号がRF分配処理装置101の入力端子12に入力される。
そして地上放送信号と衛星放送信号は夫々異なる増幅器で利得制御されさらに混合され、この混合された信号は分配器で例えば等分されて出力される。
フロントエンドデコーダ104は、ディジタル信号入力に対して送信側の多重装置(MUX)において映像や音声などの複数のST(ストリーム)が多重されたTS(トランスポートストリーム)から、必要なSTを取り出す処理を行う。
TSデコーダにより取り出された映像、音声、データ信号の復号処理を行う。映像・音声信号については、MPEG規格によりエンコードされた信号を、MPEG規格に従って復号化(デコード)する。これにより画像、音声信号が形成される。
一方アナログ信号入力に対して、地上アナログ(放送用)チューナでIF(中間周波数)信号が検波されたベースバンドから、映像信号、音声信号を分離し、また水平、垂直同期信号を抽出して同期信号を発生する。
また、図3においては、映像信号処理回路(メイン)105と映像信号処理回路(サブ)106から2系統の映像信号が入力されているので、1表示装置に2種類以上のチャンネルが異なるマルチピクチャーの画像表示ができるようにしている。
システムコントローラ120には、RF分配処理装置101を制御するため、例えば3放送チューナ(メイン,サブ)102,103から検出信号が供給される。この検出された結果を、システムコントローラ(120)内で処理してバスを介して表示装置に、分離モード、混合モードなどの受信状態をメニューとして表示する。この表示されたメニューを例えばキーボード121で選択して、RF分配処理装置101の切り替えスイッチを切り替える。
また、検出信号は、衛星ディジタル放送を検出できるものであれば、このフレーム同期信号に限定されない。
UHF帯またはVHF帯の地上アナログ放送信号と地上ディジタル放送信号がテレビ受信機の外部で混合され、この混合された信号と、衛星ディジタル放送(BS,CS)がさらに混合された3放送信号がRF分配処理装置101に入力される。
この地上アナログ放送信号、地上ディジタル放送信号と衛星ディジタル放送信号の3つが混合されて入力される1本のケーブルでテレビ受信機に入力される混合モードについて、図1と図3を用いて説明する。
図3のRF分配処理装置101は2個の入力端子と出力端子を有し、一方の入力端子は図1に示すように地上放送専用で、他方の入力端子は地上放送と衛星放送が混合された混合放送用に用いられる。
混合モードの場合、一方の入力端子(地上専用入力端子)には地上波(放送信号)が入力されない状態となっている。他方の入力端子(混合入力端子)には、屋外のVHF、UHFアンテナから入力された地上アナログ放送信号、地上ディジタル放送信号が混合器で混合され、この混合された信号がBS、CSの衛星ディジタル放送信号が屋外ユニットで第1のIF信号に変換された信号とさらに混合されて入力される。
テレビ受信機100で、3放送の地上アナログ放送信号、地上ディジタル放送信号、または衛星ディジタル放送信号が供給されていることが検出され、この結果がシステムコントローラ120で制御され表示装置に表示される。
テレビ受信機100の入力に供給されるケーブルが1本しか無いので、この混合モードに対応する制御信号をシステムコントローラ120から出力し、図1に示す高周波信号処理装置10のスイッチ25を制御する。
例えば、ハーネスコネクタ15を介してシステムコントローラ120から送出された制御信号がスイッチ25に供給され、スイッチ25が切り替えられて図1に示す高周波信号処理装置10の端子26と端子28が接続される。その結果、地上/衛星分波器21の出力端子(26)がスイッチ25を介して地上アンプ29の入力端子28に接続される。
衛星アンプ22では衛星放送信号のみが増幅され、また地上アンプ29では地上放送信号のみが増幅される。
またこのとき、地上アンプ29や衛星アンプ22に入力された信号レベルに応じて、制御信号によりこれらのアンプの利得が制御される。
これらのアンプは、入力信号レベルが所定のレベルより小さい時は、フルゲイン動作をするように利得制御され、所定レベルより大きい時は制御信号によりアンプの利得が下げられる。その結果、アンプの歪みを防いだり、後段へ供給する信号レベルを抑え後段での歪みを防いだりしている。
さらに、アンプを構成する増幅素子の入出力間にスイッチを介して並列にバイパス回路を設け、入力信号のレベルが所定値よりさらに大きいとき、入力信号をスルーとし、増幅素子で歪みが発生しないようにしている。
ここで1本化されたRF信号(地上放送信号と衛星放送信号)は、等分配器24で等分配され、各出力端子13,14から等レベルのRF信号が出力され、後段の2個の3放送チューナ(メイン、サブ)部102,103で復調される。
図3のRF分配処理装置(高周波信号処理装置)101の一方の入力端子(11)にはVHF帯やUHF帯の地上アナログ放送信号やUHF帯の地上ディジタル信号の地上波(放送信号)が入力される。他方の入力端子(12)には、CS、BSの衛星放送信号のみが入力され、あるいはこれ以外の場合、屋外のVHF、UHFアンテナから入力された地上アナログ放送信号、地上ディジタル放送信号が混合器で混合され、この混合された信号に、BS、CSの衛星放送信号が屋外ユニットで第1のIF信号に変換された信号と混合されて入力される。
システムコントローラ120から、ハーネスコネクタ15を介して送出された制御信号が図2に示す高周波信号処理装置(RF分配処理装置101)20のスイッチ25に供給され、スイッチ25が切り替えられて端子27と端子28が接続される。その結果、入力端子11から入力された地上放送信号のみが地上アンプ29の入力端子に供給される。
またこのとき、上述したように、システムコントローラへの指示は、リモコン123などの操作以外に、キーボード(装置)121により、表示装置に表示されたメニューを選択することもでき、表示されたモードを選択してシステムコントローラ120にコマンドを送り、このコマンド命令に応じて入力モードに対するスイッチ25の切り替え制御信号やアンプの利得制御を発生し、ハーネスコネクタ15に出力する。
分離モードの例では、衛星アンプ22で衛星放送信号のみが増幅され、また地上アンプ29では地上放送信号のみが増幅される。
地上アンプ29や衛星アンプ22に入力された信号レベルに応じて、ハーネスコネクタ15から供給された制御信号によりこれらのアンプの利得を自動的に制御する。
例えば、入力信号レベルが所定のレベルより小さい時は、地上アンプ29と衛星アンプ22をフルゲイン動作するように利得制御し、所定レベルより大きい時は制御信号によりアンプの利得を下げ、アンプの歪みを防いだり、後段へ供給する信号レベルを抑え後段での歪みを防いだりしている。
さらに、アンプを構成する増幅素子の入出力間に並列にスイッチを介してバイパス回路を設け、入力信号が所定レベルよりさらに大きいとき、バイパス回路で入力信号をスルーとし、増幅素子で歪みが発生しないようにしている。
ここで1本化されたRF信号(地上放送信号と衛星放送信号)は、分配器24で等分配され、出力端子13と出力端子14から等レベルのRF信号が出力され、後段の2個の3放送チューナ(メイン、サブ)102,103に供給される。明らかに、この分配数は2個に限定されるものでは無い。
3放送チューナ102,103の衛星ディジタル復調・復号部で衛星ディジタル信号を受信し、周波数変換してベースバンドに変換される。そして、64QAM,16QAMなどの復調、デインターリーブ、誤り訂正などの処理が行われ、TSが復号される。
フロントエンドデコーダ104において、ディジタル信号入力に対して送信側の多重装置(MUX)において映像や音声などの複数のST(ストリーム)が多重されたTS(トランスポートストリーム)から、必要なSTを取り出す処理を行う。
TSデコーダにより取り出された映像、音声、データ信号の復号処理を行う。映像・音声信号については、MPEG(Moving Picture Experts Group)規格によりエンコードされた信号を、MPEG規格に従って復号化(デコード)する。これにより画像、音声信号が形成される。
一方アナログ信号入力に対して、アナログ放送(用受信)チューナで検波されたベースバンドから、映像信号、音声信号の分離、信号処理や水平、垂直同期の同期分離を行う。
また、図3において、画像表示処理回路107に映像信号処理回路(メイン)105と映像信号処理回路(サブ)106から2系統の映像信号が入力されているので、夫々の画像処理を行い、マルチピクチャーの2種類以上のチャンネル画像を同一表示装置上に表示できる。
しかしながら、混合モードにおいてケーブルの接続を間違える場合が生じる。例えば、混合モードの信号がケーブル(1本)を介してテレビ受信機に内蔵されたRF分配処理装置101の地上放送専用の入力端子11に入力された場合、RF分配処理装置101のスイッチ25の端子26が地上/衛星分波器21の出力に接続されているので、地上専用の入力端子11から混合モードの信号はスイッチ25を介して地上アンプ29に入力されない。
配線接続時には入力信号は混合モードであることは既知であるので、表示装置に地上アナログ放送と地上ディジタル放送、衛星ディジタル放送全てが受信できないことを示すメニューを表示する。かつこのメニューを混合モードの場合あるいは分離モードの場合に分けて表示することにより、ケーブル接続の誤りを確認でき、接続を変更することにより正確な配線接続ができる。
地上専用の入力端子11から供給された混合モードの信号はスイッチ25を介して地上アンプ29に入力され、地上アナログ放送と地上ディジタル放送のみの信号が地上アンプ29に入力され、その後混合、分配されて3放送チューナ102,103に出力される。
しかし、混合モード用の入力端子12に入力された地上アナログ放送と地上ディジタル放送の両信号は、地上/衛星分波器21に入力されるが、この地上/衛星分波器21から衛星アンプ22に上記2放送信号は出力されない。また、スイッチ25の端子28は端子27に接続され、端子26に接続されていないので、地上/衛星分波器21で分離された地上アナログ放送と地上ディジタル放送の両信号は地上アンプ29に供給されない。
またこのとき、衛星アンプ22には信号が供給されないので、等分配器24から出力される信号は、地上アンプ29を経由して出力された地上アナログ放送と地上ディジタル放送の両信号のみとなる。
この結果、テレビ受信機の表示装置に地上アナログ放送と地上ディジタル放送のみが受信できたことを示すメニューを表示する。配線接続時には入力信号は分離モードであることは既知であるので、かつこのメニューを混合モードの場合あるいは分離モードの場合に分けて表示することにより、配線接続の誤りを訂正することができる。
リモコンやシステムコントローラの操作により表示装置に表示されたメニューを選択して、RF分配処理装置の入力端子の切替を行うことについて述べたが、これ以外に勿論スイッチ25をメカニカルスイッチとし、手動で切り替えてもよい。
また、高周波信号処理装置は地上放送用の入力端子と、地上放送と衛星放送を混合した入力端子の2つの入力端子を有し、地上放送と、地上放送と衛星放送の混合放送を分離して入力し、または混合放送を入力する2つのモードを備え、スイッチにて2つのモードから選択し、信号処理後に分配器で等分配して後段の2つのチューナに供給できるようにした。
また、高周波信号処理装置にアッテネータスイッチ機能や利得制御機能を備えることにより、この様な複雑化したTV受信機内のRF段の高周波信号処理において、弱電界性能、強電界性能をバランスよく従来どおりに保つことができる。
Claims (3)
- テレビ受信機に内蔵され、入力される地上放送信号を入力可能な地上放送信号の入力端子、および衛星放送信号を入力可能な衛星放送信号の入力端子を有し、前記地上放送信号および前記衛星放送信号を混合する高周波信号処理装置と、
前記高周波信号処理装置に接続され、前記高周波信号処理装置により混合された混合信号から、前記地上放送信号または前記衛星放送信号を受信するチューナと、
前記チューナにより受信された信号に基づく画像またはデータを表示する表示装置と、
前記表示装置にメニューを表示させ、当該メニューに対する選択に基づいて前記高周波信号処理装置を制御する制御装置と
を有し、
前記高周波信号処理装置は、
前記衛星放送信号の入力端子に接続され、前記衛星放送信号の入力端子に入力された信号に地上放送信号が混合されている場合には当該入力信号を地上放送信号と衛星放送信号とに分離する分波器と、
前記地上放送信号の入力端子および前記分波器に接続され、前記制御装置の制御信号に基づいて一方の地上放送信号を選択するスイッチと、
前記スイッチに接続され、前記スイッチにより選択された地上放送信号の利得を制御する地上放送信号の増幅器と、
前記分波器に接続され、前記分波器から出力される衛星放送信号の利得を制御する衛星放送信号の増幅器と、
前記地上放送信号の増幅器および前記衛星放送信号の増幅器に接続され、これらから入力される地上放送信号と衛星放送信号とを混合する混合器と
を有し、
前記チューナは、
前記高周波信号処理装置により混合された混合信号から、地上波アナログ放送信号、地上波デジタル放送信号および衛星デジタル放送信号を受信可能な3放送チューナであり、
前記制御装置は、
地上波アナログ放送信号、地上波デジタル放送信号および衛星デジタル放送信号についての、前記3放送チューナによる受信結果を、信号毎に分けて前記表示装置に表示させる
テレビ受信機。 - 前記制御装置は、
前記地上放送信号の入力端子と前記衛星放送信号の入力端子とにこれらの信号を分離して入力する分離モードが選択された場合には、前記地上放送信号の入力端子からの地上放送信号を選択させる制御信号を前記スイッチへ出力し、
前記衛星放送信号の入力端子に地上放送信号と衛星放送信号とを混合して入力する混合モードが選択された場合には、前記分波器からの地上放送信号を選択させる制御信号を前記スイッチへ出力し、
前記チューナによる信号毎の受信結果を、前記分離モードと前記混合モードとに分けて前記表示装置に表示させる
請求項1記載のテレビ受信機。 - 前記高周波信号処理装置は、
前記混合器に接続され、前記混合器により混合された信号を複数に分配する分配器を有し、
前記テレビ受信機は、
前記高周波信号処理装置に接続されて、前記高周波信号処理装置により分配された各混合信号が入力され、前記地上放送信号または前記衛星放送信号を受信する複数のチューナを有する
請求項1または2記載のテレビ受信機。
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