JP2004140517A - 家電製品の設定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本設定装置は、設定項目のメニューを表示する機能と、設定項目の選択によって画面遷移し選択された設定項目の操作手順をツリー構造で表示する機能とを備える。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭電器製品(以下、家電製品)において、ユーザが種々の設定を容易に行う事ができる設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
家電製品等を購入した場合、家庭での使用に際し、機器の初期設定および/または周辺装置を接続するための設定、さらには、機器の使用中において、機器を有効に使用するための種々の設定が必要である。通常、このような設定のための手順は使用説明書に書かれており、ユーザはこれに書かれた手順を追って機器を設定していく。ところが、使用説明書を参照しての設定操作は煩雑であり、ユーザにとって非常に使い勝手の悪いものであった。
【0003】
そのため、機器の電源を初めてオンした場合に、ディスプレイ上に初期設定画面を自動的に表示し、この画面の案内に従ってユーザが機器の初期設定を行う方式が開発されている。(例えば特許文献1参照。)
【0004】
図1は、一般的なBSデジタル内蔵テレビの初期設定画面を示す。この画面は、ユーザが初めて電源をオンした場合に自動的にディスプレイ上に表示されるものである。一般的なBSデジタル内蔵テレビで最初に設定する項目は、接続テレビ設定、アンテナ設定、電話設定および地域設定の4項目である。
【0005】
接続テレビ設定は、画面比(アスペクト比)が4:3かあるいは16:9かを選択するもの、アンテナ設定は、アンテナに電源を供給するか否かを決定するものである。アンテナが個別受信(専用アンテナの使用)の場合はアンテナ電源をオンとし、共同アンテナ(共聴システム)の場合はこれをオフとする。電話設定は、ユーザの電話回線に接続するための設定を行い、地域設定は、ユーザの所在地を都道府県名または郵便番号で設定することによって、受信できるサービスが設定される。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−30045号公報。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記の方式は、画面上に表示されるメニューをユーザが次々と選択していくことによって最終的に所定の設定を行うものであり、ユーザは往々にして設定の全体情況を把握することが出来ず、その結果選択の判断に迷う場合がある。さらに、テレビの高機能化に伴って、上述した初期設定以外にも多数の設定項目が設けられるようになっている。例えば、現在のテレビでは、チャンネル設定、音声出力設定、字幕、文字設定、暗証番号登録、Irシステムの設定、ダウンロード設定、i−LINK設定、視聴年齢制限の設定、リモコン信号の設定、チャンネルプリセット選局設定、番組録画設定、有料番組設定などが採用されている。
【0008】
このように、設定項目の多さ、設定操作の複雑性のために、家電製品の各種設定はユーザにとって非常に煩雑なものである。また、そのために、種々の機能が存在してもその多くが使用されないこととなる。
【0009】
本発明は、従来の、家電製品の設定装置における上記問題点を解決する目的でなされたもので、ユーザが容易に各種の設定を行う事ができる、家電製品の設定装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、設定項目のメニューを表示する機能と、前記設定項目の選択によって画面遷移し選択された設定項目の操作手順をツリー構造で表示する機能とを備える、家電製品の設定装置を提供する。
【0011】
上記装置は、さらに、前記ツリー構造で表示された操作手順のいずれかを選択することによって画面遷移し、選択された操作手順の詳細内容を表示する機能を備えている。
【0012】
また、上記装置は、設定項目のキーワード検索を行う機能を備え、前記メニューの表示画面はキーワード検索画面に遷移するための選択キーを備えている。さらに、前記キーワード検索画面は、キーワードを“あいうえお”順で表示するウインドウを有している。
【0013】
上記本発明の装置によれば、設定項目のメニューから所望の設定項目を選択すると、その項目に関する操作手順がツリー構造で表示される。これによってユーザは、設定内容の全体像を容易に把握することが可能となる。また、ツリー状に表示された操作項目を選択することによって、その操作に必要な設定が表示されるので、その表示に従うことにより、家電機器の各種設定あるいは周辺機器の接続設定を容易に行う事ができる。また、検索機能を使用すると、各種設定項目の設定場所に容易にアクセスできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明の一実施形態であるBS内蔵テレビの、設定のための初期画面を示す。この画面は、例えば、ユーザがリモコンのメニューキーを押すことによってテレビ画面上に表示される。本実施形態では、設定する項目を、機能設定、映像設定、音声設定、番組サーチ設定および初期設定に一次分類している。これらの設定は、画面上に表示された機能設定キー1、映像設定キー2、音声設定キー3、番組サーチ設定キー4および初期設定キー5を、例えばリモコンを利用して選択することが出来る。さらに本実施形態では、設定する項目をキーワードによってサーチするためのキーワード検索キー6を設けている。
【0015】
本装置では、ユーザが例えば初期設定メニュー5を、リモコンを使用して選択すると、図3に示す初期設定画面がテレビ画面上に表示される。初期設定メニューは、例えば接続テレビ設定、アンテナ設定、電話設定および地域設定等のサブメニューを含んでいる。従って画面にはこれらの設定に対応する各キー5a、5b、5cおよび5dが表示される。さらに本装置では、初期設定のためのメニューとは別に、キーワード検索キー5eが画面上に表示され、ユーザがこのキーを例えばリモコンを用いてクリックすると、キーワード検索画面に遷移するようにされている。
【0016】
図3の画面で、ユーザが例えばアンテナ設定キー5bをリモコンによって選択すると、図4に示す、アンテナ設定のための操作手順がツリー構造として表示される画面に遷移する。これによってユーザは、アンテナ設定中に含まれる操作の全体構造を知ることができる。このツリー構造で、例えば、個別受信の設定のためにアンテナ電源のオンキー50をリモコンでクリックすると、さらに、図5に示すアンテナ電源供給画面が表示され、アンテナ電源オンキー51と共にその説明が表示される。ここで、アンテナ電源オンキー51をクリックすると、機器のオン時にアンテナに電源が供給されるように、機器設定が実行される。
【0017】
この後、図4のアンテナ設定ツリー構造画面に戻ると、ユーザは次に必要な設定を容易に知ることができる。例えば、図4のツリー構造からアンテナレベルの設定が必要であると判断すると、レベル表示キー52をクリックしてテレビ画面にアンテナの受信レベルを表示させ(図示せず)、必要なレベルをクリックすることにより設定を実行する。
【0018】
図3の初期設定画面で、接続テレビ設定キー5aをクリックすると、図6の接続テレビ設定のためのツリー構造がテレビ画面上に表示される。これによって、ユーザは、接続テレビ設定操作の全体構造を容易に把握することができ、ここから必要な操作項目を容易に選択することができる。操作項目キーの選択によってさらに次の画面に進むことができる。
【0019】
図3の初期設定画面で、電話設定キー5cをクリックすると、図7の電話設定のためのツリー構造が画面表示される。ユーザはこの画面を通じて、電話設定のための操作の概要を知り、必要な操作項目キーを選択する。例えば、回線がトーンと予め分かっていれば、トーンキーをクリックする。
【0020】
図3の地域設定キー5dをクリックすると、図8の地域設定のためのツリー構造が画面表示される。ユーザはこの画面から地域設定が郵便番号あるいは都道府県名で行われることを容易に知ることができる。従ってこの画面で、郵便番号キー53をクリックすると、次に郵便番号の入力画面が表示されるので、ユーザはその画面を通じて郵便番号を入力し、地域設定を行う事ができる。
【0021】
再び図2の画面に戻って、例えば機能設定キー1をクリックすると、図9に示す様に、機能設定が、種々のサブメニュー、例えば省エネ設定、ワイド切換設定、画面位置設定およびPIP(Picture in Picture、同時画面)設定に分類されて表示される。この画面でユーザが所望の設定キー1a、1b、1cまたは1dのいずれかをクリックすると、その設定操作の全体の構成を示すツリー構造画面が表示される。ツリー上の操作項目キーをクリックすると、その操作内容を表示する画面が表示され、さらにこの画面を介して設定が実行されることは、上述の例と同じである。なお、機能設定の詳細メニューを表示する画面(図9)においても、キーワード検索を選択するキー1eが設けられている。
【0022】
図2において、例えば番組サーチ設定キー4をクリックすると、図10に示すような詳細メニューが表示される。この詳細メニューは、たとえば、番組表示、裏番組、チャンネル一覧および番組予約を含んでいる。画面には、これらの詳細メニューに対応するキー4a、4b、4cおよび4dが表示されている。同時に、キーワード検索のためのキー4eも画面上に表示されている。これらの各キーをクリックすると、その項目の設定操作の全体を示すツリー構造が画面表示され、またそのツリー構造上の操作キーをクリックするとその設定が実行されることは、上述の例と同じである。
【0023】
例えば、番組予約キー4dをクリックすると、図11に示す番組予約のためのツリー構造が表示される。このツリー構造において、例えば、番組内容表示メニュー40を選択すると、番組表が画面表示される。
【0024】
次に、図2、3、9および10に示すキーワード検索キー6、5e、1eおよび4eについて説明する。本実施形態では、ツリー構造画面以外の設定メニュー表示、選択画面において、各設定のキーと共にキーワード検索キーを設けている。従って、これらの画面において、キーワード検索キーをクリックすると、図12のキーワード入力画面が表示される。この画面で、検索文字入力機能を使用して検索しようとする言葉をウインドウ100に入力すると、その言葉に対応した設定項目を有する画面が自動的に検索され、かつその画面が表示される。
【0025】
例えば、文字入力キー102をクリックした後文字選択ウインドウ104を介してウインドウ100に“ばんぐみよやく”を入力し、開始キー106をクリックすると、図11の番組予約設定画面が自動的に表示される。あるいは、図10の番組サーチ設定の詳細メニューを示す画面に遷移するようにしても良い。この場合は、番組予約キー4dをクリックすれば、図11の番組予約設定画面が表示される。
【0026】
なお、図12のキーワード検索画面において、キーワードキー108をクリックすると、図13のキーワード一覧画面に画面遷移するので、キーワードの一覧表から、所望の設定あるいは操作を選択することもできる。キーワード一覧は、ウインドウ110内に、予め選択された複数のキーワードが、“あいうえお”順に表示されている。
【0027】
図2に示した設定画面は、家電製品の対象をBS内蔵テレビとした場合の一実施形態であって、単に本発明の一例として示したものである。従って、同じテレビであっても図示したもの以外の設定項目が存在し、また家電製品の対象をテレビ以外とした場合には、さらに異なる設定項目が存在することは明らかである。本発明が、このような種々の設定項目を全て含んでいることはあきらかである。
【0028】
【発明の効果】
以上、種々の実施の形態を示して説明したように、本発明にかかる家電製品の設定装置では、各種の設定のための操作がツリー状に表示されるので、ユーザは設定操作の概要を容易に把握することができる。これによって、設定のための各種の選択作業にあたって、的確な判断を下すことができる。その結果、ユーザにとって、各種機能の設定、周辺機器の接続などが極めて容易に行えるようになる。さらに、設定項目のキーワード検索機能を追加することによって、設定しようとする項目が存在する場所に容易にたどり着くことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のテレビにおける初期設定画面を示す図。
【図2】本発明の一実施形態にかかる装置の、設定項目選択画面を示す図。
【図3】図2の画面中に表示される項目初期設定の詳細メニューを示す図。
【図4】アンテナ設定画面を示す図。
【図5】アンテナ電源供給画面を示す図。
【図6】接続テレビ設定画面を示す図。
【図7】電話設定画面を示す図。
【図8】地域設定画面を示す図。
【図9】機能設定画面を示す図。
【図10】番組サーチ設定画面を示す図。
【図11】番組予約設定画面を示す図。
【図12】キーワード検索画面を示す図。
【図13】キーワード検索画面の他の例を示す図。
【符号の説明】
1…機能設定キー
2…映像設定キー
3…音声設定キー
4…番組サーチ設定キー
5…初期設定キー
6…キーワード検索キー
Claims (4)
- 設定項目のメニューを表示する機能と、前記設定項目の選択によって画面遷移し選択された設定項目の操作手順をツリー構造で表示する機能とを備える、家電製品の設定装置。
- 請求項1に記載の家電製品の設定装置であって、さらに、前記ツリー構造で表示された操作手順のいずれかを選択することによって画面遷移し、選択された操作手順の詳細内容を表示する機能を備える、家電製品の設定装置。
- 請求項1に記載の家電製品の設定装置であって、さらに、設定項目のキーワード検索を行う機能を備え、前記メニューの表示画面はキーワード検索画面に遷移するための選択キーを備えている、家電製品の設定装置。
- 請求項3に記載の家電製品の設定装置であって、前記キーワード検索画面は、キーワードを“あいうえお”順で表示するウインドウを有している、家電製品の設定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002302015A JP2004140517A (ja) | 2002-10-16 | 2002-10-16 | 家電製品の設定装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006209749A (ja) * | 2005-01-27 | 2006-08-10 | Microsoft Corp | ユーザ・インタフェースに自動探索メニューを与えるシステムおよび方法 |
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-
2002
- 2002-10-16 JP JP2002302015A patent/JP2004140517A/ja active Pending
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