JP3719926B2 - デジタル信号受信用チューナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はデジタル信号受信用チューナに関し、特に、デジタルテレビ放送信号を受信するデジタル信号受信用チューナに関する。
【0002】
【従来の技術】
ケーブルテレビの家庭への引込線を同軸ケーブルのままにしておき、幹線ネットワークを光ファイバ化したHFC(Hybrid Fiber Coax)導入計画が進められている。これは各家庭に数Mビット/秒の広帯域データ通信サービスを提供しようとしているためであり、64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)では、帯域幅6MHz,伝送速度30Mビット/秒の高速データラインを作ることができる。これにケーブルモデムが使用される。そして、ケーブルテレビの空きチャネルを利用して4Mビット/秒〜27Mビット/秒の高速データ通信を実現することができる。
【0003】
一方、デジタルセットトップボックス(STB)と呼ばれるCATV用チューナがある。ケーブルモデムでは、CATV局側から送られてくる下りのデータ信号をテレビジョンモニタに表示するものであるのに対して、STBではCATV局側から送られてくるQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調された下りのデータ信号をチューナから分岐し、CPUで処理してパーソナルコンピュータに出力できるようにしたものである。このため、ケーブルモデムでは、54MHz〜860MHz帯のCATVの空きチャネルを利用して下りのデータ信号を送出しているのに対して、STBでは別の帯域の70MHz〜130MHzの周波数が用いられる。
【0004】
現在のアナログ地上波テレビジョン放送は、VHF帯とUHF帯の両方を使って行なわれているが、1998〜2000年にかけて世界的に3種類のデジタルテレビ放送が開始されている。我が国では、2003年には地上波デジタル放送の本放送がUHF帯により開始される。STBに対するデジタル放送の入力ストリームはほぼすべてMPEG2が用いられる。地上放送用,衛星放送用,ケーブルテレビ放送用を問わず、デジタルSTBの出力には、テレビジョン受像機が用いられる。このため、デジタルSTBは大枠でとらえれば同じ構成がとられる。
【0005】
ただし、フロントエンド回路やCA(Conditional Access)方式,データ放送サービスの方式に依存するソフトウェア,外部の機器と接続するためのデジタルインタフェースなどがサービスの種類や事業者によって異なる。
【0006】
図4は従来のケーブルモデムの概略ブロック図である。図4において、受信信号はIFフィルタであるハイパスフィルタ(HPF)1に入力されて低域成分が除去され、入力切換回路2,14,22に与えられ、HIGH BAND,MID BAND,LOW BANDに切換えられる。HPF1は5〜42MHzでの減衰域,54MHz以上を通過域とする。HIGH BANDは470〜860MHz,MID BANDは170〜470MHz,LOW BANDは54〜170MHzの帯域であるが、これは一例であり、その範囲に限定されるものではない。
【0007】
入力切換回路2,14,22は一般にはスイッチングダイオードによる切換回路あるいは帯域分割フィルタによる切換などがある。各バンドは各々受信チャネルに応じて動作状態となり、他のバンドは動作しないように構成されている。すなわち、たとえばHIGH BANDのチャネルの受信機にはUHF帯域が選択され、HPF1,入力切換回路2,高周波増幅入力同調回路3,高周波増幅器4,高周波増幅出力同調回路5,混合回路6,局部発振回路7,IF増幅回路19,SAW(弾性表面波)フィルタ20,IF増幅回路21およびPLL選局回路27が動作し、それ以外のMID BAND (VHF HIGH BAND)である入力切換回路14〜混合回路18,局部発振回路13、LOW BAND(VHF LOW BAND)である入力切換回路22〜混合回路26,局部発振回路8は動作を停止する。
【0008】
同様にして、MID BANDの受信時は、HPF1,入力切換回路14,高周波増幅入力同調回路15,高周波増幅器16,高周波増幅出力同調回路17,混合回路18,局部発振回路13,IF増幅回路19,SAWフィルタ20,IF増幅回路21およびPLL選局回路27が動作状態となり、入力切換回路2〜混合回路6,局部発振回路7,入力切換回路22〜混合回路26,局部発振回路8が動作を停止する。
【0009】
LOW BAND受信時は、HPF1,入力切換回路22,高周波増幅入力同調回路23、高周波増幅器24,高周波増幅出力同調回路25,混合回路26,局部発振回路8,IF増幅回路19,SAWフィルタ20,IF増幅回路21およびPLL選局回路27が動作状態となり、入力切換回路2〜混合回路6,局部発振回路7,入力切換回路14〜混合回路18,局部発振回路13が動作を停止する。
【0010】
この一連の動作は、図示しないCPUからPLL選局回路27に選局データが送出され、チャネル選局と同時にバンド情報に応じてバンド切換回路が動作し、この回路によって各バンドの電源供給の切換が行なわれて各機能の動作制御が行なわれる。
【0011】
次に、動作について説明する。受信信号が入力端子11を介してHPF1を通過し、入力切換回路2,14,22によってバンドの切換が行なわれ、高周波増幅入力同調回路3,15,23によってチャネルの選局が行なわれる。次に、高周波増幅器4,16,24によって対応のチャネルの高周波信号が増幅され、高周波増幅出力同調回路5,17,25によって各高周波信号が同調し、受信信号が導出される。
【0012】
混合回路6,18,26と局部発振回路7,13,8とによって対応の高周波増幅出力同調回路5,17,25から導出された高周波信号が中間周波数信号に周波数変換されてIF増幅回路19に与えられる。中間周波数信号はさらにSAWフィルタ25を通過した後、再度IF増幅回路21によって増幅され、出力端子12から出力される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示した従来のケーブルモデムは、高周波増幅入力同調回路3,15,23と、高周波増幅出力同調回路5,17,25と、局部発振回路7,13,8とでトラッキング調整を行なう必要がある。この調整は、HIGH BAND,MID BAND,LOW BANDのそれぞれについて行なう必要がある。
【0014】
これらのトラッキング調整は、各高周波増幅入力同調回路5,15,23と、高周波増幅出力同調回路5,17,25と、局部発振回路7,13,8の共振インダクタに空コイルを用いて周波数を可変し、HIGH BAND,MID BAND,LOW BANDごとについて行なう必要があり、調整に要する時間が長くなり、作業コストが高くついてしまう。
【0015】
また、局部発振回路7,13,8に含まれている空コイルは接着剤によって基板などに固定されるが、固定されている状態を確認するために、ゴムハンマーにてチューナを軽くたたく打振が行なわれる。しかし、打振による空コイルの振動による周波数変化から発生するショックノイズや打振によるチップ型セラミックコンデンサから発生する圧電効果によるノイズが発生するという問題がある。
【0016】
それゆえに、この発明の主たる目的は、トラッキング調整を不要にできかつノイズの発生を極力減らすことのできるデジタル信号受信用チューナを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複数の周波数帯域のデジタルの受信信号を受信するチューナであって、複数の周波数帯域の受信信号が入力される入力部と、位相同期結合ループを有し、選局データに応じた帯域切換え用の電圧を出力するとともに、各周波数帯域ごとの局部発振信号を出力する発振回路と、入力部から出力される受信信号を受け、それぞれ複数の周波数帯域に対応した複数系統のうち帯域切換え用の電圧に応じた系統に受信信号を選択的に出力する入力選択回路と、それぞれ複数系統に対応し、各々が固定インダクタを用いて構成される複数のバンドパスフィルタを含み、複数のバンドパスフィルタのうち帯域切換え用の電圧に応じたバンドパスフィルタを選択的に動作させて、入力部から出力される受信信号から対応する周波数帯域の受信信号を抽出する高周波増幅入力フルタ回路と、高周波増幅入力フルタ回路から出力される受信信号を高周波増幅する高周波増幅回路と、それぞれ複数系統に対応し、各々が固定インダクタを用いて構成される複数のバンドパスフィルタを含み、複数のバンドパスフィルタのうち帯域切換え用の電圧に応じたバンドパスフィルタを選択的に動作させて、高周波増幅回路から出力される高周波信号のうち所定の帯域の高周波信号を選択的に出力する高周波増幅出力フルタ回路と、高周波増幅出力フルタ回路で選択された高周波信号と発振回路からの局部発振信号とを混合して中間周波信号を出力する混合回路とを備えたことを特徴とする。
【0018】
これにより、従来のチューナの回路構成を大幅に変更することなく、トラッキング調整を不要にできる。しかも、トラッキング調整を行なう必要がないため空芯コイルからなる可変インダクタを用いることなく、フィルタ回路を構成する固定したインダクタを用いることが可能となる。
【0020】
また、高周波増幅出力フィルタ回路は、複数のバンドパスフィルタに代わって複数のローパスフィルタを含むことを特徴とする。
【0021】
さらに、発振回路は、各周波数帯域に対応して設けられて対応する局部発振信号を出力する電圧制御発振器と、各電圧制御発振器とともに位相同期結合ループを構成する位相同期結合回路とを含むことを特徴とする。このように各電圧制御発振器とフイルタ回路を独立に構成することにより、トラッキング調整を不要にできる。
【0022】
さらに、位相同期結合回路は、ストロンチュームセラミックコンデンサからなるループフイルタを含むことを特徴とする。これにより、マイクロフォニックノイズを軽減できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
この図1に示した実施形態は、図4の高周波増幅入力同調回路3,15,23に代えて、高周波増幅入力BPF30,150,230を用い、図4の高周波増幅出力同調回路5,17,25に代えて、高周波増幅出力BPF50,170,250を用い、PLL選局回路27に代えてPLL選局回路270を用いるものであり、それ以外の構成は図4と同じである。
【0024】
図4に示した各高周波同調回路3,15,23,5,17,25はトラッキング調整のために空コイルを適用し、インダクタを可変し、局部発振回路7,13,8を構成するVCOのローカル周波数調整を行ないかつ高周波増幅回路の同調回路であるインダクタを可変してトラッキング調整を行なっていた。
【0025】
これに対して、図1に示した実施形態は、高周波増幅の同調回路をBPF30,150,230,50,170,250で構成することにより、局部発振回路7,13,8のVCOと各々独立しているためトラッキング調整を行なう必要がなく、可変インダクタを用いることなく、BPFのコイルを固定したインダクタとして用いることが可能となる。
【0026】
また、高周波増幅入力BPFと高周波増幅出力BPFを用いることにより、振動によるショックノイズ対策としてコイルレスの効果が得られる。空コイルから固定のインダクタに変更することにより、振動による局部発振回路におけるVCOの周波数変動の影響も軽減される。また、打振によるセラミックコンデンサの圧電歪み効果によるショックノイズ対策として、PLLループフィルタにストロンチウム系コンデンサを採用することにより、マイクロニックノイズの軽減が可能となる。
【0027】
さらに、トラッキング調整の無調整化およびコイルレス化は経済性の面で低減が可能であり、特にチューナの製造コストに占める割合が高く効果が極めて大きくなる。
【0028】
次に、動作について説明する。受信信号はHPF1を通過した後、入力切換回路2,14,22に入り、HIGH BAND,MID BAND,LOW BANDの各回路に切換えられる。HPF1は5〜46MHzの減衰域,54MHz以上が通過域とするハイパスフィルタであり、HIGH BANDは470〜860MHz,MID BANDは170〜470MHz,LOW BANDは54〜170MHzの周波数範囲が定められるが、その範囲は特に限定されるものではない。
【0029】
入力切換回路2,14,22は一般的なスイッチングダイオードによる切換方法あるいは帯域分割によるフィルタによる方法などが用いられる。この図1では、スイッチングダイオードによる方法が用いられる。各バンドが各々受信チャネルに応じて動作状態となり、他のバンドは動作しない機能となっている。
【0030】
たとえば、HIGH BANDのチャネル受信時は、HPF,入力切換回路2,高周波増幅入力BPF30,高周波増幅器4,高周波増幅出力BPF50,混合回路6,局部発振回路7,IF増幅回路19,SAWフィルタ20,IF増幅回路21およびPLL選局回路270の機能が動作状態となり、入力切換回路14〜混合回路18,入力切換回路22〜混合回路26,局部発振回路13,8が動作を停止する。
【0031】
同様にして、MID BANDの受信時は、HPF1,入力切換回路14, 高周波増幅入力BPF150,高周波増幅器16,高周波増幅出力BPF170,混合回路18,局部発振回路13,IF増幅回路19,SAWフィルタ20,IF増幅回路21およびPLL選局回路270が動作状態となり、その他の入力切換回路2〜混合回路6,入力切換回路22〜混合回路26,局部発振回路7,8が動作を停止する。LOW BANDの受信時は、HPF1,入力切換回路22〜混合回路26,局部発振回路8,IF増幅回路19,SAWフィルタ20,IF増幅回路21およびPLL選局回路270が動作状態となり、入力切換回路2〜混合回路6,局部発振回路7,入力切換回路22〜混合回路26,局部発振回路8が動作を停止する。
【0032】
この一連の動作は、図示しないCPUよりPLL選局回路270に選局データとして送出され、チャネル選局と同時にバンド情報に応じてバンド切換回路が動作し、この回路にて各バンドの電源供給の切換が行なわれて機能の動作制御が行なわれる。
【0033】
次に、各バンドの動作状態について説明する。受信信号は、HPF1を通過した後、入力切換回路2,14,22に入りバンド切換が行なわれ、高周波増幅入力BPF30,150,230にて帯域切換が行なわれる。次に、高周波増幅器4,16,24によって高周波信号が高周波増幅された後、高周波増幅出力BPF50,170,250にて受信信号が導出される。混合回路6,18,26および局部発振回路7,8,13によって高周波増幅出力BPF50,170,250から導出された信号が周波数変換され、IF増幅回路19に入り、SAWフィルタ20を通過した後、再度IF増幅回路21で増幅され、IF出力端子12が導出される。これらの一連の動作は各UHFバンド,VHF HIGH BAND,VHF LOW
BANDにおいて共通である。
【0034】
図1に示す高周波増幅入力BPF30,150,230および高周波増幅出力BPF50,170,250をBPFとLPFの合成、たとえば高周波増幅入力回路にBPFを用い、高周波増幅出力回路にLPFを用いるようにしてもよい。また、高周波増幅入力回路および出力回路に可変型イメージフィルタまたは可変型イメージトラップをLPFまたはBPFと合成した回路にて形成し、PLLループによって選局した回路構成も可能となる。
【0035】
図2は、図1に示した局部発振回路とPLL選局回路の具体的な例を示す図である。図2において、局部発振回路7はVCO71と差動回路72とを含み、局部発振回路13はVCO131と差動回路132とを含み、局部発振回路8はVCO81と差動回路82とを含む。各差動回路72,132,82は対応のVCO71,131,81の発振出力を取出して対応の混合回路6,18,26に局部発振信号を与える。
【0036】
VCO71,131,81には、それぞれインダクタL1,L2,L3と、帰還容量C1〜C4,C5〜C8,C9〜C12と、可変容量ダイオードD1,DD2,D3と、可変容量制御コンデンサC13,C14,C15と、バイアス抵抗R1およびR2,R3およびR4,R5およびR6とが接続されている。
【0037】
また、各VCO71,131,81の出力は共通的にカウンタ271に与えられてカウンタ271により局部発振信号が計数され、その計数出力がコンパレータ272に与えられる。さらに、基準発振器273の発振出力がカウンタ274に与えられて計数され、その計数出力がコンパレータ272に与えられる。コンパレータ272はカウンタ271と274との計数出力を比較し、その比較出力をバッファアンプ275,276に与え、バッファアンプ276の出力はコンデンサC16,C17,C18,C20と抵抗R7,R19からなるループフィルタによって直流電圧に変換されてVCO71,131,81にフィードバックされる。なお、ループフイルタを構成するコンデンサC16,C17,C18,C20には、マイクロフォニックノイズ対策としてストロンチュームセラミックコンデンサが用いられる。
【0038】
このような構成は従来より知られたPLL回路の代表例であり、その動作については説明を省略する。
【0039】
また、PLL選局回路27には、レジスタ281とデコーダ282と電圧発生回路283が設けられている。レジスタ281にはCPUから選局データが与えられ、その選局データがレジスタ281からデコーダ282に与えられてデコードされ、そのデコード出力に基づいて電圧発生回路283から各バンドに応じた電圧が出力される。この電圧により、VCO71への供給電圧V1,VCO131への供給電圧V2,VCO81への供給電圧V3がそれぞれ切換えられる。また、これらのバンド切換え電圧が高周波増幅入力BPF30,150,230と高周波増幅出力BPF50,170,250とに与えられ、対応するバンド切り替え電圧に応じて、対応する回路が動作する。
【0040】
図3は図1に示した高周波増幅入力BPFと高周波増幅器と高周波増幅出力BPFの具体例を示す回路図である。この図3においてはHIGH BANDの回路のみを示しているが、MID BANDおよびLOW BANDも同様にして構成される。
【0041】
図3において、高周波増幅入力BPF30は、コンデンサC21とインダクタL11とL12との直列回路と、インダクタL11とL12の直列接続に対してコンデンサC22が並列接続され、インダクタL11とL12の接続点と接地間にインダクタL13が接続され、インダクタL12とコンデンサC22の接続点と接地間にコンデンサC23が接続されて構成されている。
【0042】
高周波増幅出力BPF50は、インダクタL14とL15の一端同士が接続され、インダクタL14の他端と接地間にコンデンサC24が接続され、インダクタL15の他端と接地間にコンデンサC26が接続され、インダクタL14とL15の一端と接地間にはインダクタL16とコンデンサC25の直列回路が接続されて構成される。
【0043】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、高周波増幅回路の前段に高周波増幅入力フィルタ回路を備え、高周波増幅回路の出力側に高周波増幅出力フィルタ回路を設け、帯域切換用の電圧に応じてこれらの高周波増幅入力フィルタ回路と高周波増幅出力フィルタ回路とを動作させ、所望の帯域の高周波信号を選択的に出力するようにしたので、従来のようにトラッキング調整を不要にでき、トラッキング調整を行なう必要がないため可変インダクタを用いることなく、フィルタ回路を構成する固定したインダクタを用いることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態のデジタル信号受信用チューナのブロック図である。
【図2】 図1に示した局部発振回路とPLL選局回路の具体的な回路図である。
【図3】 図1に示した高周波増幅入力BPFと高周波増幅器と高周波増幅出力BPFの具体例を示す回路図である。
【図4】 従来のデジタル信号受信用チューナのブロック図である。
【符号の説明】
1 HPF、2,14,22 入力切換回路、30,150,230 高周波増幅入力BPF、4,16,24 高周波増幅器、50,170,250 高周波増幅出力BPF、6,18,26 混合回路、7,8,13 局部発振回路、19,21 IF増幅回路、20 SAWフィルタ、270 PLL選局回路、71,81,131 VCO、72,82,132 差動回路、271,274カウンタ、272 コンパレータ、273 基準発振回路、275,276 バッファ、281 レジスタ、282 デコーダ、283 電圧発生回路、C1〜C12 帰還容量、D1〜D3 可変容量ダイオード、C13〜C15 可変容量制御コンデンサ、R1〜R6 バイアス抵抗、C16〜C18,R7,R18,R19 ループフィルタ。

Claims (4)

  1. 複数の周波数帯域のデジタルの受信信号を受信するチューナであって、
    前記複数の周波数帯域の受信信号が入力される入力部と、
    位相同期結合ループを有し、選局データに応じた帯域切換え用の電圧を出力するとともに、各周波数帯域ごとの局部発振信号を出力する発振回路と、
    前記入力部から出力される受信信号を受け、それぞれ前記複数の周波数帯域に対応した複数系統のうち前記帯域切換え用の電圧に応じた系統に受信信号を選択的に出力する入力選択回路と、
    それぞれ前記複数系統に対応し、各々が固定インダクタを用いて構成される複数のバンドパスフィルタを含み、複数のバンドパスフィルタのうち前記帯域切換え用の電圧に応じたバンドパスフィルタを選択的に動作させて、前記入力部から出力される受信信号から対応する周波数帯域の受信信号を抽出する高周波増幅入力フルタ回路と、
    前記高周波増幅入力フルタ回路から出力される受信信号を高周波増幅する高周波増幅回路と、
    それぞれ前記複数系統に対応し、各々が固定インダクタを用いて構成される複数のバンドパスフィルタを含み、複数のバンドパスフィルタのうち前記帯域切換え用の電圧に応じたバンドパスフィルタを選択的に動作させて、前記高周波増幅回路から出力される高周波信号のうち所定の帯域の高周波信号を選択的に出力する高周波増幅出力フルタ回路と
    前記高周波増幅出力フルタ回路で選択された高周波信号と前記発振回路からの局部発振信号とを混合して中間周波信号を出力する混合回路とを備えたことを特徴とする、デジタル信号受信用チューナ。
  2. 前記高周波増幅出力フィルタ回路は、前記複数のバンドパスフィルタに代わって複数のローパスフィルタを含むことを特徴とする、請求項1に記載のデジタル信号受信用チューナ。
  3. 前記発振回路は、
    各周波数帯域に対応して設けられて対応する局部発振信号を出力する電圧制御発振器と、
    各電圧制御発振器とともに位相同期結合ループを構成する位相同期結合回路とを含むことを特徴とする、請求項1に記載のデジタル信号受信用チューナ。
  4. 前記位相同期結合回路は、ストロンチュームセラミックコンデンサからなるループフルタを含むことを特徴とする、請求項に記載のデジタル信号受信用チューナ。
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