JP2000512642A - テトラアザマクロ環の製造方法 - Google Patents

テトラアザマクロ環の製造方法

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JP2000512642A JP10502194A JP50219498A JP2000512642A JP 2000512642 A JP2000512642 A JP 2000512642A JP 10502194 A JP10502194 A JP 10502194A JP 50219498 A JP50219498 A JP 50219498A JP 2000512642 A JP2000512642 A JP 2000512642A
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Abstract

(57)【要約】 一般式(I):

Description

【発明の詳細な説明】 テトラアザマクロ環の製造方法 本発明は、一般式(I): (式中、n、p及びqは、独立して0又は1である) で示されるテトラアザマクロ環の製造方法であって、スキーム1の下記の工程を 含む: スキーム1 ここで、 工程a):水、水溶性の溶媒、又はそれらの混合物中に、化学量論量の又は少し 過剰な水酸化カルシウムの存在下、0〜50℃で、式(III)のポリアミン類と 、式(IV)のグリオキサール誘導体、〔式中、Yは−OH(グリオキサール水和 物)又は(−SO3 -Na+)(Bertagnini塩)である〕とを縮合反応させて、式( V)の化合物を得て; 工程b):アルカリ又はアルカリ土類金属炭酸塩から選ばれる塩基を、化合物( V)1molあたり少なくとも2molの存在下、式(V)の化合物と、アルキル化剤 :X−CH2−(CH2q−CH2−X(式中、qは前記と同義であり、Xはハロ ゲン又はスルホン酸反応性誘導体)とを、少なくとも化学量論量で25〜150 ℃で縮合させて、式(II)の化合物を得て; 工程c):水、又は水と酸化に耐性な有機溶媒から構成される2相系中に、式( II)の化合物と酸化剤を、0〜100℃で酸化反応させて、酸化生成物の混合物 を得て、それを 工程d):2よりも低いpHの酸性水溶液、又は12より高いpHの塩基性水溶液中 で、110〜200℃で加水分解して、式(I)の化合物を得る、特に、スキー ム2による式(VIII)の1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン(シクレ ン(Cyclen)として既知である)の製造方法であって、n、p及びqが0である 式(I)の化合物の製造方法に関する。 スキーム2 これらのキレート化剤は、そのようなイオンと安定な錯体を形成するため、1 ,4,7,10−テトラアザシクロドデカンは、金属イオン用キレート化剤のマ クロ環合成のための前駆体である。 特別には、そのようなキレートの常磁性金属イオン、特にガドリニウムイオン との錯体は、磁気共鳴画像法(MRI)を通して医薬診断分野において有用であ るが、その反面で遊離イオンの高い毒性のために面倒である。現在、2種類の対 象媒体、Dotarem(商標)及びProhance(商標)が市場で入手可能であり、その 2種のガドリニウム錯体の化学構造はシクレンを基とするが、他のものはいまだ 調査中である。 したがって、工業的な視点からでさえも、価格効果的な(cost-effective)こ の「建築材」に頼って、合成方法を見つけ出すことは重要である。 本発明の方法は、原料として、直鎖状のポリアミン類、グリオキサール、一般 に経済的なアルキルニハロゲン化物、及び適切な酸化剤を用いる。 したがって、この合成方法は、経済面及び環境面から好都合であると同時に、 慣用のRichman-Atkins合成(J.Am.Chem.Soc.,96,2268,1974参照)で通常用 いられている、アミントシル誘導体類の製造を必要としない。 新規な方法のカギとなる中間体は、式(II): (式中、n、p及びqは前記と同義であり; 橋かけ炭素原子に結合した水素原子2個は、テトラ環式誘導体の大きさにより 、シス又はトランス配置を形成することができる) で示されるテトラ環式誘導体である。 1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンの製造のための式(VII)の中 間体が特に有用である。 そのような生成物は文献に既に記載されている。例えば、G.R.Weisman,S.C.H .Ho,V.Johnson,Tetrahedron Lett.,1980,21,335には、下記のテトラ環の 合成が(表1参照)、それらの用途に触れてはいないが、中心結合の立体化学を 研究する目的で記載されている。 更に、書誌文献は、ポリアザマクロ環類及びグリオキサールから出発する、水 溶液、又はアセトニトリルのような2極性で非プロトン性の溶媒中でのほかの合 成に言及しており、下記の刊行物を参照されたい。 -W.Choinski,R.A.Kolinski,Polysh.Pat.101075,Chemical Abstracts.19 80,92,94444x; -R.A.Kolinski,F.G.Riddel,Tetrahedron Lett.1981,22,2217 上記の研究にも言及されている式(II)の化合物の基本的な特性は、その塩基性 加水分解又は酸加水分解条件下での標準を越えた安定性であり、還元剤に関して は、非環式アミナール類により異なっている。この安定性が、今までは、ポリア ザマクロ環類の直接的な前駆体として、上記のテトラ環を用いる可能を排除して おり、文献のいくつかでは、原料としての式(I)と同じテトラアザマクロ環を 用いることが必要とされている(G.R.Weisman,S.C.H.Ho,V.Johnson,Te trahedron Lett.,1980,21,335)。 もっと最近では、国際出願第96/28432号には、下記の反応スキームに よる化合物(VII)の合成方法が記載されている: 式(IX)の中間体の構造は、式(VI)の中間体、その合成は先に詳細に説明され ており、本発明の一部である(例1B実験セクション)ものとは異なっている。 実際に、それは環5,6,5(その番号は、トリ環系の環を構成する原子の数で ある)により構成される構造を有する。 現実には、国際出願第96/28432号に記載されている式(IX)の化合物の 合成条件は、水酸化カルシウムの使用を必要とする、この発明の中間体(VI)の それに対応していない。 国際出願第96/28432号は、また、例えば臭化水素酸での酸加水分解を 通して、又はエタノール中でヒドロキシアミンで加熱することで、中間体(VII )を1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン(VIII)に転換することがで きると述べている。 国際出願第96/28432号の実験セクションに開示されている臭化水素酸 での加水分解処理は、酸性水溶液中での(II)の予期しない安定性を示唆する文 献の教示と矛盾するようである(cfr.Weisman,Tetr.Lett.,1980,21,335) 。 国際出願第96/28432号によるエタノール中のヒドロキシルアミンとの 反応は、遊離塩基として大きく過剰なヒドロキシルアミンの使用を必要とする。 これらの実験室規模で実施可能な条件は、非常に注意深く取り扱うこと、使用及 び廃棄を必要とするヒドロキシアミンの危険性のために、工業的プロセスには適 切ではない。 現在驚くべきことに、適切な酸化剤と酸化した式(II)の化合物は、出発物質 に係わらず、式(I)のテトラアザマクロ環に簡単な加水分解により転換し得る 生成物を与えることが見い出されている。 エコロジー的で、経済的な、かつ低リスクの方法を利用できるため、これらの 条件は工業的な規模でさえも非常に好都合である。 したがって、本発明は、一般式(I): (式中、n、p及びqは、独立して0又は1である) で示されるテトラアザマクロ環類の新規な製造方法であって、スキーム1の下記 の工程: スキーム1 ここで、 工程a):水、水溶性の溶媒、又はそれらの混合物中に、化学量論量の又は少し 過剰な水酸化カルシウムの存在下、0〜50℃で、式(III)のポリアミン類と 、式(IV)のグリオキサール誘導体〔式中、Yは−OH(グリオキサール水和物 )又は(−SO3 -Na+)(Bertagnini塩)である〕とを縮合反応させて、式(V )の化合物を得て; 工程b):アルカリ又はアルカリ土類金属炭酸塩から選ばれる塩基を、化合物( V)1molあたり少なくとも2molの存在下、式(V)の化合物と、アルキル化剤 :X−CH2−(CH2q−CH2−X(式中、qは前記と同義であり、Xはハロ ゲン又はスルホン酸反応性誘導体)とを、少なくとも化学量論量で25〜150 ℃で縮合させて、式(II)の化合物を得て; 工程c):水、又は水と酸化に耐性な有機溶媒から構成される2相系中で、式( II)の化合物と酸化剤を、0〜100℃で酸化反応させて、酸化生成物の混合物 を得て、それを 工程d):2よりも低いpHの酸性水溶液、又は12より高いpHの塩基性水溶液中 で、110〜200℃で加水分解して、式(I)の化合物を得る、ことを含む製 造方法に関する。 本発明の製造方法で好ましいのは、下記のものである: 式(I)の化合物においてnが1であり、p及びqの両方が0である1,4, 7,10−テトラアザシクロドデカン; 式(I)の化合物においてnが0であり、pが1であり、qが0である1,4 ,8,11−テトラアザシクロドデカン; 式(I)の化合物においてnが1であり、pが1であり、qが0である1,4 ,8,12−テトラアザシクロドデカン。 本発明の式(III)の1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン(シクレ ンとして既知である)の製造方法で特に好ましいのは、式(I)中でn、p及び qが0で同じであり、トリエチレンテトラアミン(TETA;n=p=0である 式(III)の化合物に対応する)から出発する、式(VI)の中間体3H,6H− 2a,5,6,8a−オクタヒドロテトラアザセナフチレンの製造、及び次の式 (VII)の中間体2a,4a,6a,8a−ドカヒドロテトラアザシクロペンタ 〔fg〕アセナフチレンの製造を通過する、下記のスキームにしたがっている。 スキーム2 本発明は、また、下記のスキーム3により、スキーム1の工程a)及びb)の みを含む、式(II)のテトラ環化合物の製造に有用な合成方法に言及している。 スキーム3 下記から構成される群から選ばれる化合物の製造方法が好ましい: 式(II)においてn、p及びqが0である2a,4a,6a,8a−デカヒド ロテトラアザシクロペンタ〔fg〕アセナフチレン; 式(II)においてnが1であり、p及びqの両方が0である7H−2a,4a ,6a,9a−デカヒドロ−テトラアザシクロヘプタ〔jkl〕アシダセン; 式(II)においてnが0であり、pが1であり、qが0である1H,6H−3 a,5a,8a,10a−デカヒドロ−テトラアザピレン; 式(II)においてnが1であり、pが1であり、qが0である1H,6H,9 H−3a,5a,8a,11a−デカヒドロ−テトラアザシクロヘプタ〔def フェナントレン。 特に好ましいのは、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンの合成に有 用な、2a,4a,6a,8a−デカヒドロテトラアザシクロペンタ〔fg〕ア セナフチレンである。 この発明の一つの特徴は、式(II)の化合物合成の別法であり、nがqと同じ である場合、スキーム4: スキーム4 で示されるようにnが存在せず、スキーム1からのような工程a及びb)を含み 、スキーム4に示唆されるとおりか、ほんの少し過剰に添加した反応物の量は異 なるが、直鎖状の式(XI)のジアミン類から出発して、式(X)の化合物を与え る。 工程b)に関する限り、スキーム1及び4の方法にしたがって、そしてqが0 である場合は、溶媒は1,2−ジクロロエタンであってもよい(反応物としても 作用する)。 工程b)中のアルキル化剤は、前述したように、ヒドロキシ基がスルホン酸の 反応性エステル(例えば、トシレート類、メシレート類、ノシレート類)として 誘導されている、2ハロゲン化物又はジオールである。 そのアルキル化剤を、式(V)の中間体1molあたり少なくとも1mol、又は式 (XII)の中間体1molあたり少なくとも2molの量で投与する。 反応を、無機の塩基、好ましくはアルカリ金属炭酸塩の存在下で、アルキル化 剤1molあたり少なくとも2molの量で投与する。 溶媒及びアルキル化剤によって、温度は25〜150℃、好ましくは50〜8 0℃の範囲である。反応時間は1〜48時間である。 環化反応が終了したならば、懸濁液を冷却し、そして不溶性の塩をろ過する。 ろ液を残渣まで濃縮し、式(II)の化合物又は式(X)の類似の化合物を、無極 性溶媒(ヘキサン又はトルエンのような)を用いることにより抽出する。生成物 を固体残渣まで濃縮して、スキーム1のための式(II)、又はスキーム4のため の式(X)の化合物を与える。 式(II)及び(X)の化合物の酸化のために、スキーム1の工程c)にしたが って、酸性溶液中、特に濃硫酸性溶液中の −過マンガン酸カリウムのような高レベル酸化での遷移金属誘導体類; −次亜塩素酸ナトリウムのような陽性の酸化状態でのハロゲン類の誘導体類; −臭素及び塩素のようなハロゲン類; −過酸化水素のような過酸化物類; −過硫酸ナトリウムのような過酸化酸塩; −酸素 のような文献に記述の通常の酸化剤を脂肪族アミン類の酸化のために用いること ができる(J.March,Advanced Organic Chemistry,Wiley-Interscience)。 他の可能性は、酸素と結びついた鉄トリクロリドのような金属塩の使用である 。 通常の酸化剤にくわえて、還元剤として既知の物質を用いることができる。化 合物(II)及び(X)を考慮すると、驚くべきことに、これらの物質は酸化剤と して作用する。代表的な例は、弱酸性溶液又は中性溶液中の二硫化ナトリウムの 使用である。 通常、酸化反応は水中で行われるが、ある特定の酸化剤では、文献に記載の条 件下に(例えば、Deno et al.,J.Am.Chem.Soc.,1968,3502)有機溶媒を添 加することができる(例えば、臭素と酢酸)。pHは酸化剤に依存する:例えば過 マンガン酸塩は、一般に中性溶液又は弱塩基性溶液中で反応するが、鉄トリクロ ライド及び酸素は、酸性溶液又は高度な酸性溶液中で反応する。 温度及び反応時間も酸化剤に依存する。最も緩やかな条件は、水中での過マン ガン酸塩の使用を伴うが(1〜2時間、0〜10℃)、過酸化水素又は次亜塩素 酸塩の使用は、激烈な条件を要する(約48時間、100℃)。 化合物(II)及び(X)の酸化反応は、通常、非常に不安定なジヒドロキシル 誘導体を生成し、再配置反応により他の生成物に転換し、そして他の可能な酸化 反応は、2a,4a,6a,8a−デカヒドロテトラアザシクロペンタ〔fg〕 アセナフチレン(VII)の場合、下記のスキーム5に詳細に説明されている: スキーム5 特別には、弱酸性溶液中の化合物(VII)と臭素の酸化反応中に、そのジヒド ロキシレート誘導体を、式(XIII)の二カチオン性(dicationic)構造を有する 生成物に転換し、それを式(XIV)の過塩素酸塩として単離し、酸化溶液に過塩 素酸イオンの添加により、ほぼ水に不溶性である(実験セクション参照): 他の塩類は、イオン交換手法により式(XIV)の化合物から製造することがで きる:例えば陰イオン交換樹脂(Cl-形)、例えばAmberlite 4200のカラムで の化合物(XIV)水溶液の溶離により、イソプロパノールから単離することがで る化合物(XV)を含有する溶液が得られる。 酸化反応の第1段階では、電子4個が決定的な役割をし、その間に数多くの電 子は、未知のほかの酸化反応プロセスに酸化する。 テトラ環中間体の完全な酸化反応のためには、酸化剤の量は、実験的に測定す ることができる、少なくとも4個、それに可能ならば過剰な電子の抽出を保証し なければならならない。その反応の目的がテトラ環の酸化反応の完了ではなく、 効果的なテトラアザマクロ環前駆体の最も高い生成であるため、いくつかの場合 には、全部のテトラ環が消失する前に酸化反応を停止させることが必要なことが ある。 表2は、2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペンタ〔f g〕アセナフチレンを酸化して、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン を与えるいくつかの例を詳細に説明している。 表2−水溶液中の2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペン タ〔fg〕アセナフチレンを酸化して1,4,7,10−テトラアザシクロドデ カンの製造 *:トルエンからの再結晶後(第1回収集) 表右の最後の二列は、テトラ環の酸化率、及び最終酸化から得られる混合物を 加水分解の後単離した(二酸化マンガンのような不溶性の無機化合物をろ過除去 した)1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンの最終収率を示している。 中性条件又は弱塩基条件下に酸化反応を行う場合、加水分解は高塩基性の水溶 液(pH>12)中、110〜200℃の温度で、3〜24時間かけて行う。 1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンの単離を、適切に濃縮されたそ の同じ加水分解溶液から結晶化をよって行う。 酸性溶液中で酸化反応を行う場合、塩基性加水分解の条件の別法では、酸加水 分解は、例えば硫酸−酸性水中で、100〜150℃で、5〜48時間操作して 行うことができる。 酸加水分解が完了したら、その溶液をアルカリ性にし、濃縮の後、1,4,7 ,10−テトラアザシクロドデカンを結晶化させて単離する。生成物を水、トル エン及び酢酸エチルから再結晶することができる。 先に引用したスキーム2にしたがって、pH4〜6、好ましくは4.5の水溶液 中に、化合物(VII)1molあたり2.0〜3.0mol、好ましくは2.5molの比 率において、温度17〜30℃で、工程c)の酸化剤として臭素を用い、1,4 ,7,10−テトラアザシクロドデカンを製造することが特に好ましい。 本発明の範囲から外れずに、上記の組成及び方法に種々の変化をくわえてもよ く、上記の例に含まれるすべての事項は、詳細な説明として理解され、制限する ものではない。 下記のガスクロマトグラフィー法は、反応をモニターするために用いられてい る(式(XIII)の化合物を除く) 装置:自己サンプリングユニットシリーズ7673及びユニットHP−3365 を備えた、ヒューレットーパッカードシリーズ5890 IIプラス ガスクロマ トグラフユニット カラム:シリカキャピラリー25m、初期直径0.32mm、定常相CP Sil 19CB、 フィルム厚0.2mm1(Chrompack art.7742) オーブン温度:第1等温は120℃で5分間;ramp15℃/min;最終等温は26 0℃で2分間 注入体積:1ml 検出器:FID;温度275℃ 例1 スキーム1による2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペン タ〔fg〕アセナフチレン(CAS RN 74199-09-0)の調製 A)トリエチレンテトラアミン水和物 トリエチレンテトラアミン520g〔GC62%(面積%)〕をトルエン80 0mlに溶解する。水80mlを撹拌しながら添加し、その後、TEH溶液を25℃ まで冷却し、次いで精製したトリエチレンテトラアミンで開始する。懸濁液を2 0℃で45分間撹拌しつづけ、その後5〜10℃まで1時間冷却する。結晶化し た固体をろ過し、少量のトルエンで洗浄し、次いで30℃で8時間真空乾燥して 、所望の生成物365gを得る。 収率:91% 含水量:17% GC:97%(面積率) B)3H,6H−2a,5,6,8a−オクタヒドロ−テトラアザアセナフチレ ン(CAS RN 78695-52-0) 水(1L)中のトリエチレンテトラアミン水和物(100g、0.54mol)の 溶液に水酸化カルシウム80g(1.08mol)を添加する。懸濁液を5℃まで 冷却し、その後、5%グリオキサール水溶液(626g、0.54mol)を撹拌 しながら添加する。2時間後、反応は完了する(GC分析でトリエチレンテトラ アミンなし)。その溶液を20℃にし、不溶性の無機固体をろ過し、水洗する。 ろ液をロータリーエバポレーターで真空下に濃縮して、所望の中間体100gを 無色の油状液体として得る(GC純度:>75%)。 注:式(VI)の中間体は塩の調製により精製することができる。例えば、化合物 (VI)15g(0.09mol)をトルエン100gに溶解する。96%酢酸5. 5gを添加する。10分間の撹拌の後、その沈澱物をろ過紙、次いで少量のトル エンで洗浄し、30℃で真空乾燥して、(V)のモノアセテート14.1gを得 る。 収率: 70% GC: 〉98%1 H−NMR、13C−NMR、IR、MSスペクトルは構造と一致する。 c)2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペンタ〔fg〕ア セナフチレン(CAS RN 79236-92-3) 粗中間体(VI)を再度DMACの1Lに溶解する。1,2−ジブロモエタン10 1.4g(0.54mo1)を添加する。得られる溶液を、無水炭酸ナトリウム( 600g)及びDMAC(1L)から構成される懸濁液に滴下し、その後、100 ℃まで加熱する。20分で添加が終了した時、懸濁液をさらに30分間反応させ る。無機塩をろ過し、次いでろ液をロータリーエバポレーターで真空下に残渣ま で濃縮し、それをヘキサン0.5Lに溶解する。不溶性の副生成物をろ過し、次 いでろ液を蒸発乾固して、所望の生成物48g(0.24mol)を得る。 収率:45% GC:98.5%(面積率)1 H−NMR、13C−NMR、IR、MSスペクトルは構造と一致する。 例2 1,2−ジクロロエタンを用いる、スキーム1による2a,4a,6a,8a− デカヒドロ−テトラアザシクロペンタ〔fg〕アセナフチレンの調製 粗3H,6H−2a,4a,6a,8a−テトラアザナフチレン八水和物(例 1により調製)80g(0.48mol)を、1,2−ジクロロエタン0.4Lに溶 解する。無水炭酸ナトリウム100gを添加し、その懸濁液を50℃まで48時 間加熱し、冷却する。その不溶性の生成物をろ過し、ろ液を蒸発乾固する。式(V II)の化合物をヘキサン0.4Lで抽出する。その不溶性の生成物をろ過し、ろ液 を濃縮して、所望の生成物31.2g(0.16mol)を得る。 収率:33% GC:97.5%(面積率)1 H−NMR、13C−NMR、IR、MSスペクトルは構造と一致する。 前記例の手法にしたがって、下記のテトラアザ環を調製する。 N,N’−ビス(2−アミノエチル)−1,3−プロパンジアミン(商業製品 、CAS RN 4605-14-5)から出発する7H−2a,4a,6a,9a−デカヒドロ −テトラアザシクロヘプタ〔jklアサインダセン(tetraazacyclohepta(jkl )asaindacene)(CAS RN 74199-11-4) N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン(商業製品、CAS RN 10563-26-5)から出発する1H,6H−3a,5a,8a,10a−デカヒドロ −テトラアザピレン(CAS RN 72738-47-7) N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,3−プロパンジアミン(商業製 品、CAS RN 4741-99-5)から出発する1H,6H,9H−3a,5a,8a,1 1a− デカヒドローテトラアザシクロヘプタ〔def〕フェナントレン 例3 スキーム4による2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペン タ〔fg〕アセナフチレンの調製 水(300ml)中のエチレンジアミン(60.1g、1molに対応)の水溶 液に40%グリオキサール水溶液72.6g(0.5mol)を添加し、次いで室 温(25℃)で丸一晩放置する。その溶液をロータリーエバポレーターで真空下 に残渣まで濃縮する。固体の残渣をDMAC900mlに懸濁し、無水炭酸ナトリ ウム500gを添加し、DMAC(500ml)中の1,2−ジブロモエタン18 7.87g(1mol)の溶液を滴下する。その懸濁液を40℃まで加熱し、48 時間反応下に放置する。その不溶性塩をろ過し、次いでろ液をロータリーエバポ レーターで真空下に残渣まで濃縮し、それをヘキサン0.5Lに添加する。不溶 性の生成物をろ過し、蒸発乾固して、所望の生成物38g(0.19mol)を得 る。 収率:38% GC:98.0%(面積率)1 H−NMR、13C−NMR、IR、MSスペクトルは構造と一致する。 例4 過酸化物の酸化による1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンの調製 2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペンタ〔fg〕アセ ナフチレン30g(0.15mo1)(例1、2又は3により調製した)を、水2 00ml に溶解する。その溶液を0℃まで冷却し、次いで5%過酸化マンガン酸カリウム 水溶液(溶液750g、0.30mol)を滴下する。その後、二酸化マンガンを 真空下にシーライト床でろ過する。ろ液をオートクレーブに移動させ、水酸化ナ トリウム48gを滴下し、次いでその溶液を180℃まで24時間加熱し、その 後、冷却する。オートクレーブの成分は通常の反応器に移動させる。懸濁液を沸 点まで加熱し、次いで真空下にシーライト床で熱溶液をろ過することにより活性 炭で処理する。ろ液を50℃で真空濃縮して、撹拌しながら25℃まで冷却して 濁った溶液を得る。一晩後、結晶化した固体をろ過し、次いで恒量までオーブン 内で真空乾燥して、高度に純粋な1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン 10.9g(第1回収集)(GCで99.6%)を、白色の針状結晶の生成物と して得る。 母液を、50℃まで真空濃縮して、第1回収集と同じ条件下に結晶化して濁っ た溶液を得、こうして更なる1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン2. 8gを得る(第2回収集)(GC98.5%)。 全収率:52%1 H−NMR、13C−NMR、IR、MSスペクトルは構造と一致する。 例に記載の手法にしたがって、次の例1、2又は3により調製されたテトラ環 類から出発して次のテトラアザマクロ環を調製する: −1,4,7,10−テトラアザシクロトリドデカン −1,4,8,11−テトラアザシクロテトラドデカン −1,4,8,12−テトラアザシクロペンタドデカン例5 2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペンタ〔fg〕アセナ フチレンと次亜塩素酸塩との酸化による、1,4,7,10−テトラアザシクロ ドデカンの調製 水300gに溶解した2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシク ロペンタ〔fg〕アセナフチレン30g(0.15mol)を、次亜塩素酸ナトリ ウム550g(0.89mol)(約12%水溶液)と80℃で24時間処理する 。最終溶液を冷却し、例4に記載のものと同様の条件下に加水分解する。 1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン9.8g(第1回目及び第2回目 の収集)を得る。収率:38% 例6 2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペンタ〔fg〕アセナ フチレンと過硫酸塩との酸化反応による、1,4,7,10−テトラアザシクロ ドデカンの調製 水700gに溶解した2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシク ロペンタ〔fg〕アセナフチレン30g(0.15mol)を、2NのNaOH6 20mlで処理する。0℃まで冷却して得られる溶液に、水700mlに溶解した過 硫酸 ナトリウム71.4g(0.3mol)を添加する。1時間後に、例4の手法によ り溶液を加水分解して、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン8.7g (0.5mo1)を得る。収率:33% 例7 2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペンタ〔fg〕アセナ フチレンと酢酸緩衝液中の臭素との酸化反応による、1,4,7,10−テトラ アザシクロドデカンの調製 2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペンタ〔fg〕アセ ナフチレン26g(0.13mol)を、2Nの水酸化ナトリウム1.3Lに溶解す る。酢酸300gの添加により、その溶液をpH5まで緩衝させ、その後、臭素4 3.8g(0.27mol)を滴下し、次いで25℃で2時間放置する。水酸化ナ トリウム200gを添加し、その溶液をオートクレーブ中に150℃で24時間 加熱し、その後、その溶液を冷却し、次いで400mlまで濃縮する。生成物を室 温で(25℃)一晩結晶化させて、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ ン8.7gを得る。 収率:38% 例8 2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペンタ〔fg〕アセナ フチレンと空気との酸化反応による、1,4,7,10−テトラアザシクロドデ カンの調製 2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペンタ〔fg〕アセ ナフチレン20g(0.10mol)を硫酸(水分含量=50%)100gに溶解 する。空気をその溶液中に泡で通し、それを沸点まで(T=112℃)24時間 加熱し、その後、冷却する。30%水−水酸化ナトリウム170gを徐々に添加 し、次いで懸濁液を温度17℃で丸一晩放置する。 粗1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンをろ過し、オーブン内で真空 乾燥する。得られる粗生成物5.6gを、温トルエン50mlに再度溶解する。不 溶性の塩をろ過し、ろ液を10mlまで濃縮し、次いで17℃で2時間放置して、 精製1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン3.8gを得る。 収率:22% 例9 2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペンタ〔fg〕アセナ フチレンと臭素との酸化反応による、1,4,7,10−テトラアザシクロドデ カンの調製 2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペンタ〔fg〕アセ ナフチレン1.66kg(8.55mol)(例1及び2にしたがって調製した)を 、脱イオン水15kgに溶解する。1NのHClの18.5kgをpH4.5まで添加し 、その後、その溶液を20℃まで冷却し、次いでpH4.5を保つために、臭素3 .42kg(21.48mol)及び1NのNaOHの46.7kgを滴下する。 室温で一晩放置した後、NaOH8.4kgをpH14まで添加する。その溶液を オートクレーブに移動させ、180〜185℃で5.5時間加水分解し、その後 、室温まで冷却する。その溶液を真空濃縮する。得られる懸濁液を撹拌しながら 室温で24時間置き、その後、沈澱物をろ過する。ぬれた固体をオーブン内で真 空乾燥して、無機塩により汚染された1,4,7,10−テトラアザシクロドデ カンを得る。その固体をトルエン16kg中に懸濁し、還流下に加熱し、水分を共 沸蒸留で除去し、その後、懸濁液体積を新鮮なトルエンで再度増やす。無機塩は 熱溶液をろ過することにより除去し、60℃まで予熱したトルエンで洗浄する。 ろ液を残渣重量3kgまで濃縮し、その後、17℃まで2時間、そして0℃まで1 時間冷却する。結晶化固体をろ過し、少量の冷トルエンで洗浄し、次いで生成物 を50℃で真空下に乾燥して、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン0 .9kg(5.22mol)(GC:99.23%)を得る。250mlまで濃縮した トルエン母液から、108g(0.63mo1)が第2回収集として得られる。 全収率:68% 例10 式(XIV):で示される化合物の製造及び単離 2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペンタ〔fg]アセ ナフチレン50.4g(0.259mol)を、脱イオン水955gに溶解する。1 NのHClの311gをpH4.5まで添加し、その後、溶液を20℃まで冷却し 、次いでpH4.5を保つために、臭素91.44g(0.66mol)及び1NのN aOHの1.026kgを同時に添加する。室温で一晩後、その溶液を真空下に、 50℃で1.38kgまで濃縮する。その後、25℃まで冷却し、50%のw/wの 過塩素酸ナトリウム1水和物を含有する水溶液144gを撹拌しながら添加する 。15時間後、沈澱物をろ過し、水洗する。50℃のオーブン内で真空乾燥した 後、生成物50.5gを得る。 収率:50% 電気泳動法 キャピラリー: 煙霧質シリカ 0.56m×75m 電圧: 12kV 緩衝液: 0.05Mリン酸 pH4.5 温度: 40℃ 停止時間: 20分 検出: (UV) 200〜220nm 注入: 静水(50mbar、3秒) サンプル濃度: 1mg/ml 装置: ヒューレットパッカード 3D HPCE 予め条件づけの時刻表: t(分) 動作 0 H2O噴霧 2 0.1MのNaOH噴霧 4 H2O噴霧 5 緩衝液噴霧 9 分析開始 元素分析 C% H% Cl% N% O% 計算値 30.70 4.12 18.13 14.32 32.72 測定値 30.74 4.14 18.03 14.20 32.66 例11 例10の生成物の加水分解による1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン の製造 化合物(XIV)45g(0.115mol)(例10にしたがって調製した)を、 水1.1Lに懸濁する。NaOHをpH14まで添加し、その懸濁液をオートクレ ーブに移動し、185℃まで5.5時間けん化する。その溶液を50℃まで冷却 し、次いで真空下に0.75Lまで濃縮し、室温で24時間放置し、ろ過する。 沈殿した固体をろ過し、乾燥して、無機塩により汚染された1,4,7,10− テトラアザシクロドデカンを得て、その後、例9に記載のようにトルエンからの 再結晶により、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン16.8g(0. 098mol、第1回収集)(GC:99.5%)を得る。 例12 二硫化ナトリウムとの2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロ ペンタ〔fg〕アセナフチレンの酸化 2a,4a,6a,8a−デカヒドロ−テトラアザシクロペンタ〔fg〕アセ ナフチレン40g(0.206mol)を水500gに溶解する。二硫化ナトリウ ム86g(0.824mol)を添加し、その溶液を95℃まで17時間加熱し、 その後、室温まで冷却する。NaOHをpH14まで添加し、その後、例9にした がった手法を行って、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン15.9g (0.093mol)(GC:98.5%)を得る。収率:45% 例13 化合物(XV)の製造 式(XIV)の4.12g(例10を参照)を、脱イオン水410mlに溶解する 。その溶液を、Amberlite 4200樹脂(Cl-の状態)136mlを含有するカラム でのパーコレーターに付し、その後、水洗する。生成物を含有する有用な留分を 回収し〔TLC分析(シリカゲル);溶離剤:クロロホルム:酢酸:水=4:5 :1(v/v/v)〕、次いで50℃で小さな体積になるまで真空濃縮し、その 後、イソプロパノールを添加する。4時間後、沈澱物をろ過し、次いでろ紙上で 少量のイソプロパノールで洗浄する。生成物を50℃のオーブン内で真空乾燥し た後、所望の生成物2.14gを得る。 分析特性: 水分含量(Karl Fischer):11.8% AgNO3(Cl-):99%(無水物から計算した)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU (72)発明者 ヴァルレ,ヴィットリオ イタリア国、イ―20134 ミラノ、ヴィ ア・エ・フォッリ、50

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一般式(I): (式中、n、p及びqは、独立してO又は1である) で示されるテトラアザマクロ環の製造方法であって、下記スキームの工程を含む 方法。 スキーム ここで、 工程a):水、水溶性の溶媒、又はそれらの混合物中で、化学量論量(2mol)の又 は少し過剰な水酸化カルシウムの存在下、0〜50℃で、式(III)のポリアミ ン類と、式(IV)のグリオキサール誘導体、〔式中、Yは−OH(グリオキサー ル水和物)又は(−SO3 -Na+)(Bertagnini塩)である〕とを縮合反応させて 、式(V)の化合物を得て; 工程b):アルカリ又はアルカリ土類金属炭酸塩から選ばれる塩基を、化合物( V)1molあたり少なくとも2molの存在下、式(V)の化合物と、アルキル化剤 :X−CH2−(CH2q−CH2−X(式中、qは前記と同義であり、Xはハロ ゲン又はスルホン酸反応性誘導体)とを、少なくとも化学量論量で25〜150 ℃で縮合させて、式(II)の化合物を得て; 工程c):水、又は水と酸化に耐性な有機溶媒から構成される2相系中で、式( II)の化合物と酸化剤を、0〜100℃で酸化反応させて、酸化生成物の混合物 を得て、それを 工程d):2よりも低いpHの酸性水溶液、又は12より高いpHの塩基性水溶液中 で、110〜200℃で加水分解する。 2.工程c)で用いる酸化剤が、酸性溶液中の、高レベル酸化での遷移金属誘導 体類;陽性の酸化状態でのハロゲン誘導体類;ハロゲン類;過酸化物類;過酸化 酸塩;酸素からなる群から選ばれる、請求項1記載の方法。 3.工程c)で用いる酸化剤が、濃硫酸性溶液や二硫化ナトリウム中の、過マン ガン酸カリウム;次亜塩素酸ナトリウム;臭素及び塩素;過酸化水素;過硫酸ナ トリウム;酸素からなる群から選ばれる、請求項1記載の方法。 4.前記の酸化剤が、弱酸性溶液中の臭素である、請求項1記載の方法。 5.工程b)で用いるアルキル化剤が、1,2−ジブロモエタン及び1,2−ジ クロロエタンから選ばれる、請求項1記載の方法。 6.下記のスキームにしたがって: スキーム請求項1に記載の工程a)及びb)を含む、式(II)のテトラ環化合物を製造す る、請求項1記載の方法。 7.下記の化合物を製造する、請求項6記載の方法: 式(II)においてn、p及びqが0である2a,4a,6a,8a−デカヒド ロテトラアザシクロペンタ〔fg〕アセナフチレン; 式(II)においてnが1であり、p及びqの両方が0である7H−2a,4a ,6a,9a−デカヒドロ−テトラアザシクロヘプタ〔jklアシダセン; 式(II)においてnが0であり、pが1であり、qが0である1H,6H−3 a,5a,8a,10a−デカヒドロ−テトラアザピレン; 式(II)においてnが1であり、pが1であり、qが0である1H,6H,9 H−3a,5a,8a,11a−デカヒドロ−テトラアザシクロヘプタ〔def フェナントレン。 8.下記の化合物を製造する、請求項1〜7のいずれか1項記載の方法: 式(I)の化合物においてnが1であり、p及びqの両方が0である1,4, 7,10−テトラアザシクロドデカン; 式(I)の化合物においてnが0であり、pが1であり、qが0である1,4 ,8,11−テトラアザシクロドデカン; 式(I)の化合物においてnが1であり、pが1であり、qが0である1,4 ,8,12−テトラアザシクロドデカン。 9.下記のスキームにしたがって: スキーム 請求項1〜5に記載の工程a)、b)、c)及びd)により、式(VIII)の1, 4,7,10−テトラアザシクロドデカンを製造する、請求項1〜7のいずれか 1項記載の方法。 10.工程c)で用いる酸化剤が、pH4〜5の水溶液中、化合物(VII)1molあ たり臭素2〜3molの比率で、温度17〜30℃で用いる臭素である、請求項9 記載の方法。 11.臭素水溶液のpHが、4.5であり、化合物(VII)1molあたり臭素2.5m olの比率で添加する、請求項10記載の方法。 12.請求項1記載の式(II)の中間体に対応する、式(X)の化合物の製造方 法であって、nがqと同じである場合、下記のスキーム: スキーム工程a):請求項1記載の反応条件下に、式(VI)のポリアミン類と、式(IV) のグリオキサール誘導体、〔式中、Yは−OH(グリオキサール水和物)又は( −SO3 -Na+)(Bertagnini塩)である〕とを、2:1のモル比で縮合反応さ せて、式(XII)の化合物を得て; 工程b):請求項1記載の反応条件下に、アルキル化剤:X−CH2−(CH2q −CH2-Xの少なくとも2molを、式(XII)の化合物と縮合させて、式(X) の化合物を得る方法。 13.式(X)の化合物において、n、p及びqが0である、2a,4a,6a ,8a−デカヒドロテトラアザシクロペンタ〔fg〕アセナフチレンを製造する 、請求項11記載の方法。 14.下記のスキームにしたがって、 スキーム 式(XIII)の中間体を形成する酸化工程を含む、請求項10記載の方法。 15.請求項14記載の方法での、式(XIII)の中間体。 16.酸化反応の末期の後に、過塩素酸塩を溶液に添加して、式(XIV):の化合物を得る、請求項14記載の化合物(XIV)の製造方法。 17.請求項14記載の方法により得ることができる、式(XIV)の化合物。 18.化合物(XV): で示される化合物の製造方法であって、陰イオン交換樹脂(Cl-形)カラム上 で、請求項15により調製した化合物(XIV)水溶液の溶離により、イソプロパ ノールから単離することができる、化合物(XV)を含有する溶液を得る方法。 19.請求項18記載の方法により得ることができる、式(XV)の化合物。
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