JP2000509812A - 直交する1次振動および2次振動の相互干渉を防止した回転速度ジャイロスコープ - Google Patents

直交する1次振動および2次振動の相互干渉を防止した回転速度ジャイロスコープ

Info

Publication number
JP2000509812A
JP2000509812A JP10517158A JP51715898A JP2000509812A JP 2000509812 A JP2000509812 A JP 2000509812A JP 10517158 A JP10517158 A JP 10517158A JP 51715898 A JP51715898 A JP 51715898A JP 2000509812 A JP2000509812 A JP 2000509812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
vibrator
primary
rotational speed
gyroscope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10517158A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3342496B2 (ja
Inventor
ベルント フォルクマー
ヴォルフラム ガイガー
ヴァルター ラング
ウード ゾーベ
Original Assignee
ハーン―シッカート―ゲゼルシャフト フア アンゲワンテ フォルシュンク アインゲトラーゲナー フェライン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=7808061&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2000509812(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ハーン―シッカート―ゲゼルシャフト フア アンゲワンテ フォルシュンク アインゲトラーゲナー フェライン filed Critical ハーン―シッカート―ゲゼルシャフト フア アンゲワンテ フォルシュンク アインゲトラーゲナー フェライン
Publication of JP2000509812A publication Critical patent/JP2000509812A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3342496B2 publication Critical patent/JP3342496B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5705Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using masses driven in reciprocating rotary motion about an axis
    • G01C19/5712Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using masses driven in reciprocating rotary motion about an axis the devices involving a micromechanical structure

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 それ自身の回転を検出するための回転速度ジャイロスコープ(100)は、基体(102)と、基体(102)に対して1次振動子サスペンション(104)を介して変位可能に支持された1次振動子(106)と、1次振動子(106)に対して変位可能に設けられ、1次振動子サスペンション(104)から離れた位置に設けられる2次振動子サスペンション(112)によって支持された2次振動子(114)とを備える。2次振動子サスペンション(112)は、1次振動子(106)で発生した振動が2次振動子(114)に伝達されることができるように構成され、一方でコリオリ力によって発生した2次振動子(114)の振動が1次振動子(106)へ逆伝達されないように構成される。それに加え、1次振動子(106)と2次振動子(114)の主面は実質的に同一面上に伸び、1次振動子(106)および/または2次振動子(114)の振動が上記平面で起こるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 直交する1次振動および2次振動の相互干渉を防止した回転速度ジャイロスコ ープ 本発明は変位センサ、特にコリオリ力を利用した微小機械的(micromechani-c al)な回転速度ジャイロスコープ(rotational rate gyroscopes)に関するもので ある。 コリオリ力を利用した微小機械的な回転速度ジャイロスコープは、例えば自動 車や航空機の位置決定などのように、多くの分野で用いられている。このような 装置またはセンサは一般に周期的な振動を生成するために励振される可動機構を 有している。このような励振によって誘発される周期的な振動は1次振動と呼ば れる。このセンサが1次振動または1次動作と直交する軸の回りに回転した時、 1次振動の動作の結果として測定量、つまり角速度(angular velocity)に比例し たコリオリ力を生じる。コリオリ力は1次振動と直交する第2の振動を誘発する 。この1次振動に直交する第2の振動は2次振動と呼ばれる。また、検出振動と も呼ばれる2次振動は幾つかの測定方法によって検出され、その検出された量は 回転速度ジャイロスコープに作用する回転速度を測る物差しとして用いられてい る。 1次振動を発生させるために、当分野では公知である、とりわけ熱、圧電、静 電および誘導の方法が用いられる。2次振動を検出するため、圧電、ピエゾ抵抗 、および容量測定原理が用いられている。 公知の微小機械的な回転速度ジャイロスコープは、K.Funk,A.Shilp,M.0f fenberg,B.ElsnerおよびF.Larmer著「Surface Micromachining Resonant Sil icon Structures」,The 8th International Conference on Solid-State Sensor s and Actuators,Eurosensors IX,NEWS,第50〜52頁に開示されている。特 に、この文献で説明された公知の準回転ジャイロスコープ(quasi-ro- tating gyroscope)は、2方向に回転できるよう基体に支持された円形振動子(c ircular oscillator)を備えている。公知のジャイロスコープの振動子はx−y 平面に関してディスク形状を有し、このディスクの対向する2つの側にくし歯状 電極構造(comb electrode configurations)が取り付けられている。くし歯状電 極構造は振動子本体(oscillating body)を駆動するために使用され、振動子のく し歯状電極とそれにかみ合う固定くし歯状電極とで構成されている。同様に、1 次振動子に取り付けられたくし歯状電極と対応する固定くし歯状電極とがかみ合 うくし歯状電極検出構造(comb electro dedetection assembly)が設けられてい る。振動子を駆動するために用いられ、かつくし歯状駆動手段(comb drive)とも 呼ばれる入力側のくし歯状電極構造は、励振用電圧に対し適切に接続されている 。その結果、くし歯状駆動手段の第1くし歯状電極構造には交流電圧が印加され 、その一方で、第2くし歯状電極構造にはこの第1電圧に対して位相が180度 変化した第2電圧が印加される。印加された交流電圧により、振動子はx−y平 面に対して垂直なz軸まわりで回転振動を行うように励振される。x−y平面内 における振動子の振動は、前述の1次振動である。 公知のジャイロスコープがある所定の角速度でy軸を中心に回転した時、その y軸まわりの角速度に比例するコリオリ力が振動子に対して働く。このコリオリ 力は振動子のx軸まわりの回転振動を発生させる。この振動子のx軸まわりの回 転振動または周期的な「傾動」(tilting)は、ジャイロスコープまたはセンサの 下方に配置された2つの電極によって容量的に測定することができる。 上記公知のジャイロスコープの不利な点は、振動子の1次振動と、コリオリ力 が振動子本体に働いて発生した振動子の2次振動とが、単一の振動子によって行 われており、この単一の振動子は、2つの互いに直交する振動を実行できるよう に2軸ジョイントによって支持されているという点である。そのため、2つの振 動モード、すなわち1次振動および2次振動は互いに干渉を受け合うことになる 。その結果、回転速度ジャイロスコープの検出精度を最大限に高める目的で、1 次および2次振動の固有振動数(intrinsic frequencies)を互いに独立して正確 に 調整する(balance)ことが不可能である。さらに、公知のジャイロスコープの場 合には、振動子を駆動するためのくし歯状電極構造が2次振動によって傾動する ので、1次振動が2次振動による影響を受けることになる。この影響により、1 次振動は完全に調和的な方法で制御できなくなる。つまり、1次振動に対する2 次振動の反作用による影響、すなわち1次振動を発生させるくし歯状電極構造の 傾動が制御できなくなる。 前述の文献で開示された公知の他の回転速度ジャイロスコープは、2つの互い に離れた振動マス(oscillatory masses)を備え、それぞれの振動マスがスプリン グビームによってそれぞれのくし歯状駆動手段に連結されて逆位相の振動を起こ す。2つの振動マスはあるスプリングビーム構造によって連結され、かつ2つの マスのサスペンションおよびマス間の連結ウェブ(connecting webs)により、ジ ャイロスコープがz軸まわりに回転した時にはx−y平面内で回転振動を行う。 上記振動マスの回転に対する反作用として、2つの振動マスとそれらを互いに連 結するスプリングビームとがy軸方向に変位すると、4つのくし歯状電極構造に より容量的に検出される。 1番目の公知のジャイロスコープと同様に、2番目の公知のジャイロスコープ もまた1次振動と2次振動のための単一の振動子を備えている。そのため、2つ の直交する振動モードは互いに干渉し、コリオリ力によって発生した2次振動は 1次振動子に対して反作用的な効果を及ぼす。この構造においても、1次および 2次振動の固有振動数を必要に応じて正確に調整することはできない。 公知の振動ジャイロスコープのさらなる例は、P.Greiff et al.,entitled“ Silicon Monolithic Micromechanical Gyroscope”in the conference band of Transducers 1991,966〜968頁に記載されている。このジャイロスコープはx− y平面において二重ジンバル(double gimbal)構造であり、捩りばね(torsion sp rings)によって支持されている。枠状(flame-shaped)の第1振動子構造が板状 の第2振動子構造を取り囲み、第2振動子構造はその平面からz軸方向に突出 する慣性要素(inertia element)を備える。作動中には、第1振動子構造のy軸 まわりの回転振動は、第1振動の方向においては変形しにくい捩りばねを介して 第2振動子構造に伝達される。z軸まわりの角速度が存在する時は、コリオリ力 がy軸方向に発生し、これが突出した慣性要素またはジャイロ要素と連動して第 2振動子構造をx軸回りに変位させる。そのため、第2振動子構造はコリオリ力 による振動を、励振振動(excitation oscillation)に対して直交するx軸まわり で実行する。これは第2振動子構造を第1振動子構造に対して支持している捩り ばねより可能になったものである。このジャイロスコープにおいて、y軸方向に のみ発生するコリオリ力は、第2振動子構造以外の構造に対して運動を起こさせ ることはない。なぜなら、第2振動子構造以外の構造はy軸方向に対して固定的 に支持されているからである。y軸方向に突出しているジャイロ要素のみがコリ オリ力を受け取り、このコリオリ力が回転力に比例する測定可能な運動を発生さ せることができる。 上記構造の中では第1および第2振動の相互干渉が緩和されており、第1振動 の励振に対して第2振動の反作用が及ぶことはないが、突出するジャイロ要素の ために第2振動子構造を平面状に作成できないという不利な点が挙げられる。ジ ャイロスコープ構造を製造する際には、ジャイロ要素は第2振動子構造の上に金 電気めっき(gold electroplating)によって形成される。このような電気めっき は、ジャイロスコープの製造時間,製造工程および製造コストを増大させ、実質 的に平面状のモノリシック(monolithic)製造工程における集積化(integration) にとっては望ましくない。 ドイツ特許出願公開DE 44 28 405 A1は、くし歯状駆動手段と2つの振動マス( oscillatory masses)とを備えた励振作動機構(excitation actuation mechanism )を含む回転速度ジャイロスコープを開示し、上記2つの振動マスはスプリング 部材を介して互いに接続され、一つの振動システムを構成している。ジャイロス コープは、特にくし歯状駆動手段によって励振振動を行うように励起される第1 振動構造(first oscillation structure)を備える。励振振動は接続点 を介して第1振動構造から第2振動マスへと伝達される。種々のばねおよび支持 手段によって第2振動マスは中央振動マス(central oscillatory mass)と接続さ れ、ばねは励振振動を第2振動マスから中央振動マスへと伝達し、かつ励振振動 によって2つの振動マスに対して互いに逆位相(opposite phases)の振動を引き 起こす。ジャイロスコープが回転する時、コリオリ力がとりわけ中央振動マスに 働き、その結果、この中央振動マスが励振振動に垂直な方向に運動するようにな る。また、コリオリ力は第2振動マスにも働き、第2振動マスは中央振動マスに 対向するコリオリの振動(Coriolis oscillation)を行う。なぜなら、2つの振動 マスが逆位相の励振振動を行うからである。 ドイツ特許出願公開DE 195 00 800 A1は、2つの振動マスを備えたコリオリ力 回転速度ジャイロスコープを開示し、この2つの振動マスは互いに機械的に連結 されて一つの振動構造を構成する。上記2つの振動マスは、それらの対向する表 面にそれぞれ2つの対称的に配置された曲がりばねを備え、追加的なシリコンウ ェブを用いながら、上記曲がりばねによって上記振動マスが互いに機械的に連結 されている。コリオリ力ジャイロスコープの第1カテゴリーにおいては、2次振 動子は1次振動子を使用せずに直接的に励振される。コリオリ力ジャイロスコー プの第2カテゴリーにおいては、2つの振動マスは1次振動子によって逆位相で 振動するように励振され、ウェブが1次振動を2次振動子に対して伝達し、この 2次振動子の振動は基体に連結された支持点を通過し、かつ基体に取り付けられ たばねを通過する。 本発明の目的は、経済的な製造が可能で、1次振動と2次振動の相互干渉が大 幅に緩和された回転速度ジャイロスコープを提供することである。 この目的は、クレーム1に記載の回転速度ジャイロスコープにより達成される。 本発明は次の発見を基礎とする。すなわち、1次振動子サスペンションを用い て1次振動子を基体(base member)に対して変位可能に支持することにより、1 次振動と2次振動の相互干渉が緩和されるという発見である。1次振動子に加え られた1次振動は、2次振動子サスペンションを介して2次振動子に伝えられる 。その結果、2次振動子もまた1次振動を行う。回転速度ジャイロスコープの回 転によって生じるコリオリ力の結果として、2次振動子の1次振動に対して直交 する2次振動子の2次振動が生じ、この2次振動は、2次振動子サスペンション の適切な構造により、1次振動子に対して反作用効果(retroactive effect)を 与えないようになる。1次振動子サスペンションは、それぞれの実施例によるが 、適切な寸法を持つ複数のスプリングビーム、すなわち例えば捩りばね(torsio n spring)あるいは曲げばね(bending spring)等から構成されてもよく、この場 合、これらのばねは1次振動子サスペンションが方向に依存したばね硬さを持つ ように選ばれた断面と幾何学的構造(例えば斜めの支材であるとか適切な数が配 列されている等)とを持つ。このサスペンションの硬さの異方性(anisotropy)は 原則として、スプリングビームの配列だけで保証されることができる。このよう にして2次振動は1次振動子に対して反作用効果を持たない。その結果、測定さ れるべき量(quantity)によって励振(excitation)が影響を受けない。2次振動子 を1次振動子から距離をおいて配置し、1次振動子サスペンションおよび2次振 動子サスペンションに適切な構造を持たせることで、1次および2次振動の相互 干渉は最大限に緩和され、1次振動および2次振動は互いに独立して調整または バランス(balanced)させることができるようになる。この場合、2次振動子サ スペンションもまた1次振動子サスペンションから空間的に離れて配置され、望 ましくは異方性のばね硬さ(anisotropic rigidity)を備えている。 先行技術の中で示されている振動子のための二軸ジョイント、つまりいわゆる 一つの空間スポットに集中しておりかつ一つの振動子から互いに直交する1次お よび2次振動を発生させるような二軸ジョイントは、本発明にかかる回転速度ジ ャイロスコープの中では、互いに離れた2組のジョイントと振動子とに変形され る。この内の一組は1次振動子サスペンションおよび1次振動子をそれぞれ構成 し、他の一組は2次振動子サスペンションおよび2次振動子をそれぞれ構成して いる。上記2次振動子が2次振動子サスペンションを介して1次振動子に連結さ れることで、2つの振動の相互干渉が緩和される。1次振動子は駆動されて直動 式(translational)または回転式(rotational)振動を行い、この振動が2次振動 子サスペンションを介して2次振動子に伝えられる。しかしながら、回転速度ジ ャイロスコープの回転により作用するコリオリ力は、1次振動子サスペンション の適切な構造によって2次振動子に対してのみ作用し、1次振動子に対しては作 用しない。その結果、上記の励振は測定されるべき量(quantity)によって影響さ れない。さらに、コリオリ力によって起こる2次振動子の振動は、2次振動子サ スペンションを介することで、1次振動子に伝えられてもその動きに対しては無 視できる程度にしか伝わらない。このように本発明にかかる回転速度ジャイロス コープでは、1次振動子から1次振動を2次振動子に対して伝えることは可能で あるが、2次振動を1次振動子に対して逆に伝えることは可能でない。 本発明にかかる振動ジャイロスコープ(vibratory gyroscope)の構造において 、1次および2次振動子がほぼ同じ平面上に延びていることから、本発明の振動 ジャイロスコープは公知のプレーナー製造技術(planar manufacturing tech-niq ues)と完全に互換性を持つ(compatible)方法で製造することができる。そのため 、本発明にかかる振動ジャイロスコープの製造は簡素となる。その上、1次振動 および/または2次振動は、1次振動子および2次振動子が形成されている平面 の中で生じるので、コリオリ力は常に、ほぼ平面状の2次振動子に対して振動を 発生させるように働きかけることができる。 本発明の望ましい実施例を、添付した図を参照しながら以下にさらに詳細に説 明する。 図1Aは本発明の第1実施例にかかる回転速度ジャイロスコープの平面図を示 し、 図1Bは図1Aの回転速度ジャイロスコープの断面図を示し、 図2は本発明の第2実施例にかかる回転速度ジャイロスコープの平面図を示し 、 図3は本発明の第3実施例にかかる回転速度ジャイロスコープの平面図を示し 、 図4Aは本発明の第4実施例にかかる回転速度ジャイロスコープの平面図を示 し、 図4Bは図4Aの回転速度ジャイロスコープのA−B線に沿った断面図を示し 、 図5は本発明の第5実施例にかかる回転速度ジャイロスコープの平面図を示す 。 図1Aは本発明の第1実施例にかかる回転速度ジャイロスコープ100を示す 平面図であり、図1Bは図1AのA−A’線に沿った回転速度ジャイロスコープ 100の概要断面図を示す。回転速度ジャイロスコープ100は基体102を備 え、この基体102には1次振動子106が、アンカー手段104aと4つのス プリングビーム104bとを含む1次振動子サスペンション104によって取り 付けられている。1次振動子106は外側リング106aと内側リング106b とを備える。この1次振動子106の外側リング106aと内側リング106b との間には、くし歯状電極のグループ108が配置されている。この1次振動子 のくし歯状電極のグループ108は、固定された電極グループ110に対し、か み合う指のようにそれぞれ対向する。第1実施例にかかる1次振動子サスペンシ ョンとは異なり、4つのアンカー手段がx−y面上に配置され、2組の対向する アンカー手段を結ぶ接続線が互いに直角を構成するような形状にしてもよい。そ の場合、スプリングビームとして設計されたこれら接続線の交点において、すな わち1次振動子サスペンションの対称形の中心において、上記の4つのスプリン グビーム104bを連結してもよい。 1次振動子の一つの電極グループ108は、それに対向して配置された一つの 固定電極グループ110とともに、従来の方法で機能するいわゆるくし歯状駆動 手段(comb drive)を構成する。固定電極グループ110は、例えば基体102に 連結されていもよいし、あるいは別の方法で1次振動子に対向するように固定的 に配置されてもよい。しかし、固定電極グループ110は図を簡素化するため図 1Bには示していない。1次振動子106は、捩りばね112を介して2次振動 子114に連結されている。捩りばね112はこのようにして2次振動子サスペ ンションを構成し、この2次振動子サスペンションにより、2次振動子114は 1次振動子106に対して機械的に連結される。 本発明の第1実施例にかかる回転速度ジャイロスコープにおいて、2次振動子 114は図1Aに示すように長方形の形状を持ち、かつ1次振動子106を中に 配置するための開口部(recess)を持っていてもよい。図1Aの紙面で言えば2次 振動子の上側と下側とのそれぞれにおいて、2次振動子の下方であってかつ基体 102の上面に第1検出用電極(sensing electrodes)116a,116bが設け られ、また同様に任意の追加電極(optionally additional electrodes)118a ,118bが設けられている。これらの電極の機能については以下に説明する。 回転速度ジャイロスコープ100と本発明にかかる他の全ての回転速度ジャイ ロスコープの機能を詳しく説明するために、以下において、各図の左側に描かれ た互いに直交するx,yおよびz軸を持つ直角座標システム(cartesian coordi- nate system)を参照しながら説明する。 回転速度ジャイロスコープ100がy軸回りを角速度(angular velocity)Ωy で回転する場合、その回転を検出するために、1次振動子106は回転振動を行 うように励振されなければならない。この1次振動子106の回転振動は、当業 者の間では公知の方法、すなわち適切な交流電圧を1次振動子106の電極グル ープ108と固定電極グループ110とで構成されたそれぞれの対向するくし歯 状駆動手段に印加することで起こる。くし歯状駆動手段は、当業者には知られて いるように、容量性駆動原理(capacitive drive principle)を実行する。例えば 4つのくし歯状駆動手段を1次振動子106を励振してx−y面における回転振 動を行わせるために使用し、その一方で残りの4つのくし歯状駆動手段を上記x −y面における回転振動の容量的検出(capacitive detection)を行うために利 用することも可能である。1次振動子106がZ軸の回りを回転する場合には、 4つのスプリングビーム104bはトルクによってそれぞれz軸に対して撓め( deflected)られる。図1Bから分かるように、4つのスプリングビーム104 bは長方形を持ち、その断面の長辺はz軸方向に伸び、短辺はx−y面上に伸び ている。 このような1次振動子106のx−y面上の振動は捩りばね112を介して2 次振動子に伝えられる。これにより、2次振動子もまたx−y面上において、矢 印120で概略的に示されたように回転を行う。回転速度ジャイロスコープ10 0のy軸に平行な一つの軸を中心とする回転によって生じ、かつ2次振動子に対 して働くコリオリ力の結果として、2次振動子114のx軸を中心とする回転が 生じる。これは、公知の記号122により象徴的に示される通りである。コリオ リ力は勿論1次振動子106に対しても働くが、しかし前述のスプリングビーム 104bの幾何学的構造、つまり1次振動子サスペンション104により、1次 振動子106をx軸の回りに傾けさせることはない。さらに、コリオリ力により 発生した2次振動子114のx軸を中心とした回転運動は、1次振動子106に 対して伝えることができない。なぜなら、捩りばね112は、アンカー手段10 4aとスプリングビーム104bとからなる1次振動子サスペンション104よ りも、x軸を中心とした回転に関しては極めて低い捩れ硬さしか有しないからで ある。 電気的に導電性の材料、例えばポリシリコン等から構成される2次振動子11 4の変位は、その下方に配置された検出用電極116a,116bにより容量的 (capacitively)に検出される。これら2つの検出用電極116a,116bを設 けることによって、差動測定方法(differential measuring method)が使用可能 となるが、とりわけセンサの感度は、この差動測定方法を用いることにより、簡 素な測定方法と比較して、公知のように2倍となる。 上記2つの検出用電極116a,116bに対して適切な電圧をフィードバッ クすることにより、あるいは追加電極118a,118bに対して電圧を印加す ることにより、コリオリ力をある所定の範囲内に補正(compensated)することが でき、その結果、回転速度ジャイロスコープ100の検出帯域幅(bandwidth)を 増大させることができる。例えば、検出用電極116a,116bに対してある いは追加電極118a,118bに対して交流電圧を印加すると、2次振動子の 振動に対してある程度の反力を与えるので、2つの高い振幅(oscillation am-pl itudes)を受けるような機械的システムを設けることなく、2次振動子114に 対して働くより大きなコリオリ力を測定することができる。 固有振動数(intrinsic frequencies)の調整(balancing)は、2次振動の固有振 動数の電気的調整(electronic adjustment)により実施される。電極116a, 116bに対して、あるいは追加電極118a,118bに対して直流電圧を印 加することにより、2次振動の固有振動数は減少する。また、これらの電極に対 する交流電圧のフィーバックによって、2次振動の固有振動数は増大する。固有 振動数の調整により、回転速度ジャイロスコープはさらに小さな角速度Ωyに関 しても感度が高くなる。 以上のように、第1実施例においては、図1に示された1次および2次振動子 の主面はx−y平面に内に配置され、1次振動もまたこの面内において発生させ られている。そして、センサの回転はx−y平面に対して垂直(normal)なコリオ リ力を発生させ、その結果、先行技術の場合のように突出した部品(projecting parts)は必要でない。さらに、てこの原理(leverage principle)も有効に利用さ れている。そのため、微小機械の実現化(micromechanical realization)の場合 における特に困難な2つの問題を回避することができる。細長いスプリングビー ム104bの比較的小さな曲がり量が、大きな変形、すなわち(アンカー手段1 04aから遠く離れた)2次振動子106が1次振動の方向に大きい振幅および 速度で変形することを可能にする。従ってスプリングビーム104bを曲げ変形 の比例領域(linear bending range)で作動させることが可能になる。本発明の第 1実施例にかかる回転速度ジャイロスコープ100の他の有利な特徴は、2次振 動子114がx軸の回りに働いているトルクによってのみ検出方向に変位するこ とができるので、例えば2次振動子に作用している直進加速度(translational a ccelerations)から生まれる力のような干渉力(interference forces)を機械的 に緩和するという点にある。 当業者には明らかであるが、x−y−z座標システム(coordinate system)を 参照する目的は、単に本発明の説明を簡素化しかつ明瞭化する上で役立たせるた めである。なぜなら、以下に説明される本発明の他の実施例にかかる他の全ての 回転速度ジャイロスコープと同様に、この回転速度ジャイロスコープ100もま た、所望のいずれの位置にでも配置できるからである。x−y−z座標システム を用いて説明する目的は、相互に関係し合う動きの中における個々の動きを説明 するためである。さらに明らかなことであるが、ジャイロスコープまたはセンサ は、任意の軸を中心として回転した時に、その感度の高い一つまたは複数の軸の 方向における成分の検出を行う。 さらに、当業者には明らかであるが、スプリングビーム104bの個数とその x−y軸の角度の中線(angle median line)に沿った配列とは、単に一つの典型 例でしかない。x軸を中心とする回転に関するサスペンション104の硬さは充 分に大きいので、1次振動子106の固定電極110に対する傾きを防止し、2 次振動が1次振動すなわち1次振動のための励振構造(excitation assembly)に 向かって反作用効果を及ぼさないようにする。最も簡素な場合には、y軸と平行 に配置され、かつアンカー手段104aと1次振動子の内側リング106bとを 連結する2つのスプリングビームがあれば充分であろう。スプリングビーム10 4bをx軸に沿って配置するよりも、それらをx軸に対してある角度を持って配 置する方が有利である。サスペンションに関するこれらの注意点は、以下に繰り 返し明記はしないが、全ての実施例について、そして特に2次振動子サスペンシ ョンについて適用できる。 図2は本発明の第2実施例にかかる回転速度ジャイロスコープ200を示す平 面図である。回転速度ジャイロスコープ200は、ジャイロスコープ100の1 次振動子106とほぼ同様な1次振動子206を備える。1次振動子206は、 1つのアンカー手段204aと4つのスプリングビーム204bとを備えた1次 振動子サスペンション204を介して、本発明の第1実施例と同様に基体(図示 せす)に連結されている。 回転速度ジャイロスコープ100と比較した時に回転速度ジャイロスコープ2 00が異なる点は、回転速度ジャイロスコープ200の場合には、y軸と平行な ある軸を中心とする回転と、x軸と平行なある軸を中心とする回転との両方を検 出できることである。これは、2つの2次振動子230,232の存在により可 能になった。1番目の2次振動子230は第1部分230aと第2部分230b とから成る。2番目の2次振動子232も同様に、第1部分232aと第2部分 232bとからなる。第1部分230aと第2部分230bとは1番目の2次振 動子サスペンション234を介して1次振動子206に連結されている。これと 同様に、2番目の2次振動子232の第1部分232aと第2部分232bとは 、2番目の2次振動子サスペンション236を介して1次振動子206に連結さ れている。 1番目の2次振動子230は、1次振動子206に対して次のように配置され る。すなわち、2次振動子230の対称軸(axis of symmetry)はy軸に対しては 平行であり、かつ1次振動子206がその回りに回転振動を行うz軸に対しては 交差するように配置される。一方、2番目の2次振動子232の対称軸は1番目 の2次振動子230の対称軸に対して垂直(normal)に延びる。このように、1番 目の2次振動子はy軸に対して平行に配置され、他方2番目の2次振動子232 はx軸に対して平行に配置される。 2つの2次振動子サスペンション234,236は、スプリングビームの形状 を持ち、1番目の2次振動子サスペンション234のスプリングビームおよび2 番目の2次振動子サスペンション236のスプリングビームは、z軸方向に働く 力によって撓められ、一方、xあるいはy軸方向の力に対しては実質的に撓まな いようになっている。また、スプリングビームの断面形状は長方形で、長辺はx −y平面内に配置され、短辺はz軸方向に延びる。ここで指摘しておくが、本発 明で使用されるスプリングビームの断面形状は長方形に限るものではなく、スプ リングビームが一方向において他の方向よりも高いばね硬さを持つことができれ ば、例えは楕円形あるいは他の断面形状であっても使用できる。しかし既に指摘 したように、ばね硬さの異方性(anisotropy of the rigidity)はスプリングビー ムの適切な配置によっても得られる。 1次振動子206のそれぞれの電極グループ208とそれに対応する固定電極 グループ210とに適切な交流電圧が印加されて1次振動子206が励振される と、1次振動子206はx−y平面内で回転振動を行う。この回転振動は、矢印 220で概略的に示された通り、1番目の2次振動子サスペンションと2番目の 2次振動子サスペンションとを介して、2次振動子230,232に対して伝え られる。回転速度ジャイロスコープ200がy軸に平行な一つの軸を中心として 角速度Ωyで回転すると、1番目の2次振動子230がx軸を中心に回転振動を 起こす。この回転振動は、第1実施例に関して説明したように、1番目の2次振 動子の検出用電極216a,216bを介して検出される。一方、回転速度ジャ イロスコープ200がx軸を中心として角速度Ωxで回転すると、2番目の2次 振動子232がy軸を中心に回転振動を起こす。1番目の2次振動子の下方にも あるように、2番目の2次振動子の下方にも、対応する検出用電極216a,2 16bと追加電極218a,218bとが配置されている。 回転速度ジャイロスコープ200のx軸またはy軸を中心とした回転の検出と 、2次振動の固有振動数を静電整合(electrostatic matching)することによる固 有振動数の調整とは、第1実施例に関する説明と全く同じ方法で実行される。そ のため、回転速度ジャイロスコープ100と同様に回転速度ジャイロスコープ2 00もまた、静電駆動(electrostatic drive)と容量的測定原理(capacitive mea -suring principle)とを持つセンサを構成する。しかしながら、当業者には明ら かであるが、静電駆動と容量的測定原理とは単に典型例として述べられただけで あって、当業者には公知の他のいずれの駆動手段や測定原理でも、既に説明され た本発明の実施例およびこれから説明する本発明の実施例の中で使用することが できる。 回転速度ジャイロスコープ100と比較した時に回転速度ジャイロスコープ2 00が有利な点は、一つの回転を2軸測定(two-axis measurement)できることで ある。一方、回転速度ジャイロスコープ100と比較した時に回転速度ジャイロ スコープ200が不利な点は、ジャイロスコープ200は直進的な干渉力 (translational interference forces)を機械的に補正しないという事実である 。なぜなら、1番目の2次振動子230および2番目の2次振動子232の両方 がそれぞれトルクによって変位するだけではなく、z軸方向の直進力 (translational forces)によっても変位する可能性があるからである。しかし、 直進的な干渉力は電気的差動測定(electrical differential measurement)によ って補正することができる。なぜなら、回転によって引き起こされる2次振動子 の変位は反対方向に起こり、その一方で、直進的な干渉(translational inter-f erences)は2次振動子を同位相で変位させるからである。 ここで注意すべきは、電極116,118,216,218の最も望ましい形 状は、図中では長方形で示されてはいるが、実際は長方形ではない点である。特 に、可動電極である2次振動子114,230a,230b,232a,232 bの下方からはみ出る上記の電極116,118,216,218の縁部は、z 軸回りの回転方向に沿って延びる形状とするのがよい。このような形状とするの は、2次振動子の回転運動に基づく2次振動の容量検出を行なう際に、測定すべ き量に付加されて測定誤差を起こさせるおそれのある静電容量の変化 (capacitance changes)を全く生じさせないようにするためである。2次振動子 もまた、それらが1次振動子の主面と平行な主面を持つ限り、長方形とは異なる 形状を持ってもよい。 本発明の第1実施例の場合と同様に、図2に示された1次振動子および2次振 動子の主面はx−y平面内に配置され、1次振動もまたこの面内で発生する。そ のため、センサが回転した時にx−y平面に対して垂直なコリオリ力が発生し、 その結果、突出要素(projecting elements)がここでも不必要となる。 図3は本発明の第3実施例にかかる回転速度ジャイロスコープ300の平面図 を示す。回転速度ジャイロスコープ300は、音さの原理(tuning fork princi- ple)で作動する。これは、当業者には公知であり、またJ.Bernstein,S.Cho, A.I.King,A.Kourepins,P.MaclelおよびM.Weinbergが「A Microma-chined Comb-Drive Tuning Fork Rate Gyroscope」(Proc.IEEE Micro Elec-tromechani cal Systems Conference,Florida,USA)1993年2月号,143〜148頁 において記載された通りである。図3に示されたとおり、回転速度ジャイロスコ ープ300は、1番目の1次振動子306aおよび2番目の1次振動子306b を備える。これら1番目の1次振動子306aおよび2番目の1次振動子306 bは、それぞれ同一構造の1次振動子サスペンション304によって一つの基体 (図示せず)に対して連結されている。それぞれの1次振動子サスペンションは 、アンカー手段304aとスプリングビーム304bとを備える。それぞれの1 次振動子サスペンションはさらに、固定電極グループ310とかみ合う電極グル ープ308を備え、1番目の1次振動子306aおよび2番目の1次振動子30 6bがy軸に対して平行な直動式振動を行うようにする。それぞれの1次振動子 は、2次振動子サスペンション312によって、1番目の2次振動子314aと 2番目の2次振動子314bとから成る2次振動子と連結されている。それぞれ の2次振動子サスペンション312は、2つの捩りばね312aおよび4つのス プリングビーム312bから構成される。 それぞれの電極グループ308および310から構成されたくし歯状駆動手段 に対して交流電圧が印加され、1次振動子の上に矢印340で示すように、1番 目の1次振動子306aが2番目の1次振動子306bに逆位相で(in opposite phase)振動する時、y軸に平行な1次振動子306a,306bの直動式運動 は、2次振動子サスペンション312を介して、2次振動子の上に矢印342で 象徴的に示すように、1番目および2番目の2次振動子314aおよび314b のx軸に平行な直動式運動に変換される。当業者には図3から明らかなように、 両方の1次振動子の対向する位相での運動もまた、両方の2次振動子の対向する 位相での運動に変換される。 回転速度ジャイロスコープ300が、y軸に平行な軸344を中心とする回転 を受けている時、公知の記号346で象徴的に示されるように1番目および2番 目の2次振動子314a,314bに対してコリオリ力が働く。1番目および2 番目の2次振動子314a,314bの変位は、それらの下にある検出用電極3 16および追加電極318によりそれぞれ検出される。この時、1番目および2 番目の2次振動子314a,314bは、それぞれの下にある検出用電極ととも に差動容量性検出器(differential capacitive detector)を構成している。本発 明の第1実施例に関連して説明したように、振動数調整(frequency balancing) およびフィードバックは、必要に応じ、この実施例の中でも追加電極318によ って同様に可能である。 1次振動子サスペンション304のスプリングビーム304bおよびアンカー 手段304aの断面形状が、第2実施例の対応する部分に関する説明の中で記載 した断面形状と同様に設計されている時、これらスプリングビーム304bとア ンカー手段304aとにより、それぞれの1次振動子のy方向への変位が可能に なるが、他方ではそれらによって、コリオリ力が働く方向すなわちz方向への変 位は妨げられる。2次振動子サスペンション312のスプリングビーム312b は、横方向すなわちx方向においては望ましいばね特性を発揮し、他方z軸方向 においては非常に固くなるように設計されている。捩りばね312aは、1次振 動子の電極グループ308が固定電極グループ310に対して傾くことを防止し 、これによって付勢手段つまりくし歯状駆動手段に対する測定量による反作用効 果を防止する。このようにして、捩りはね312aは2次振動子314a,31 4bの回転振動を可能にし、かつ2次振動が1次振動子306a,306bに対 して逆に伝達されることを防止する。 本発明の前述の2つの実施例と同様に、図3に示された1次振動子および2次 振動子の主面はx−y平面内に配置され、1次振動もまたこの面内で発生する。 そのため、ジャイロスコープあるいはセンサが回転した時にx−y平面に対して 垂直なコリオリ力が発生し、その結果、突出要素(protruding elements)がここ でも不必要となる。 図4Aは本発明の第4実施例にかかる回転速度ジャイロスコープ400の平面 図を示し、図4BはそのA−B線に沿った断面図を示す。回転速度ジャイロスコ ープ400は、4つのユニットからなる1次振動子サスペンション404によっ て基体402に連結された1次振動子406を備える。1次振動子サスペンショ ン404の一つのユニットは、一つのアンカー手段404aおよび一つのスプリ ングビーム404bを含む。このアンカー手段は基体402およびスプリングビ ーム404bに対して連結されており、一方スプリングビームはアンカー手段と 1次振動子406とを連結する。さらに1次振動子406は、固定電極グループ すなわち基体402に連結された電極グループ410とかみ合う4つの電極グル ープ408を備え、それぞれが一つのくし歯状駆動手段を形成している。 くし歯状駆動手段の断面は、図4Bに示される。この図に示されたくし歯状駆 動手段の特徴は、縦型(vertical)のくし歯状駆動手段であって、適切な交流電圧 が印加された時、1次振動子にはz方向に直動式振動(translational oscilla-t ion)が引き起こされる。 1次振動子サスペンション404のスプリングビーム404bは、z方向に撓 むことができるが、x−y平面内の力に対しては実質的に変形しないような幾何 学的構造となっている。 1番目の2次振動子430は第1部分430aと第2部分430bとからなり 、1番目の2次振動子サスペンション434によって1次振動子406に連結さ れている。これと同様に、2番目の2次振動子432は第1部分432aと第2 部分432bとからなり、2番目の2次振動子サスペンション436によって1 次振動子406に連結されている。1番目の2次振動子サスペンション434お よ び2番目の2次振動子サスペンション436はいずれも、z方向に対しては実質 的に変形せず、他方xおよびy方向には撓むことができるような幾何学的構造を 持つスプリングビームである。さらに、1番目および2番目の2次振動子の第1 部分と第2部分とは、それらの内の2次振動子サスペンションと反対側にそれぞ れ2次振動子電極グループ450を備え、それぞれの2次振動子電極グループ4 50に対向する位置に、くし歯状駆動手段と類似した構造の固定検出用電極グル ープ452が配置されている。2次振動子電極グループ450と固定検出用電極 グループ452とが互いにくし歯状にかみ合う構造は、このくし歯状の電極の静 電容量(capacitance)の変化によって、2次振動子電極グループ450のx軸に 平行な動きが検出できるように設計されたものである。 図4Aから分かるように、1番目の2次振動子430の対称軸はy軸に平行で あり、2番目の2次振動子432の対称軸はx軸に平行である。さらに、2番目 の2次振動子432は、1番目の2次振動子430と同様に、2次振動子電極グ ループと、それに対してくし歯状にかみ合う検出用電極グループとを備える。こ の検出用電極グループは、y軸に平行な2次振動子432の変位、すなわち2次 振動子432の第1および第2部分432aおよび432bの変位を検出するこ とができる検出用電極グループである。1次振動子はその下方に配置される1次 振動子検出用電極454を任意に備え、その目的は前述の場合と同様に1次振動 を容量的(capacitively)に検出しかつそれを調整するためである。z軸方向への 1次振動子の変位は、最初の2つの実施例と同様に、検出のためのさらに追加的 な直立型のくし歯状駆動手段により測定することができる。これは駆動のための くし歯状駆動手段と類似している。この目的のためには、一つまたは2つの直立 型くし歯状駆動手段によって容量的検出(capacitive detection)が可能になるで あろう。必要であれば、2次振動子の変位もまた直立型くし歯状駆動手段によっ て検出することができる。 回転速度ジャイロスコープ400が、1番目の2次振動子430の対称軸に平 行つまりy軸に平行な軸を中心にして角速度Ωyで回転する時、1次振動子40 6から2次振動子サスペンション434を介して伝えられた、1番目の2次振動 子430のz方向への直動型1次運動(translational primary movement)は、コ リオリ力を生じさせて2次振動子430をx方向へ動かせる。この変位は、固定 された検出用電極グループ452と2次振動子検出用電極グループ450とによ って容量的に検出することができる。これと同様に、回転速度ジャイロスコープ 400が、2番目の2次振動子432の対称軸に平行つまりx軸に平行な軸を中 心にして回転する時、2次振動子432に対してコリオリ力が働き、その結果2 次振動子432をy方向へ動かせる。この変位もまた、容量的に検出することが できる。ここで注記するが、1番目の2次振動子の第1部分430aと、1番目 の2次振動子の第2部分430bとは、同位相(equiphase)の直動型運動を行い 、同様に、2番目の2次振動子432の第1および第2部分432aおよび43 2bもまた、同位相の直動型運動を行う。本発明の第1実施例に関して説明した ように、振動数調整およびフィードバックは、図に示されたくし歯状電極に平行 して、2次振動子に対して追加的なくし歯状電極を設け、さらにそれに対応する 固定された対向電極(図4Aには図示せず)を設けることで、必要に応じて実現 することができる。 1次振動子電極グループ408とこれに対応する固定電極グループ410によ って構成された直立型くし歯状駆動手段に代えて、1次振動子406は1次振動 子検出用電極454によっても容量的に駆動されることができる。 これまでに幾度か記載したように、図4Aに示された1次振動子および2次振 動子の主面は第4実施例においてもx−y平面内に配置され、1次振動はこの面 に垂直に発生し、2次振動はこの面内で発生する。そのため、センサが回転した 時に1次振動子および2次振動子の主面であるx−y平面に対して垂直に働くコ リオリ力あるいはx−y平面内に働くコリオリ力が発生し、その結果、2次振動 子を変位させるための突出要素(projecting elements)がここでも不必要となる 。 図5は本発明の第5実施例にかかる回転速度ジャイロスコープ500を示す。 前述の他の回転速度ジャイロスコープと同様に、このジャイロスコープ500は 1次振動子506を備える。この1次振動子506は、4つのアンカー手段50 4aと4っのスプリングビーム504bとからなる1次振動子サスペンション5 04を介して、基体(図示せず)に連結されている。1次振動子を励振するため に、1次振動子は2つの対向する側部にそれぞれ一つの電極グループ508を備 える。この電極グループ508は、基体に連結された固定電極グループ510と 対向するように配置され、1次振動子506を容量的に励振させるためのくし歯 状駆動手段を形成している。1次振動子サスペンション504は、1次振動子5 06のx軸方向への振動を許すが、他方では1次振動子506の他の2方向への 振動を効果的に防止する。ゆえにスプリングビーム504bは長方形の断面を持 つ必要があり、その短辺はx軸方向に述び、その長辺はz軸方向に述びる。ここ でも注記しておくが、スプリングビームの断面の幾何学的構造に加えて、1次お よび2次振動子サスペンションの硬さの異方性は、同様の断面形状を持つ複数の スプリングビームの配列によっても達成できる。 図5に示すように、一つの2次振動子514が2次振動子サスペンション51 2を介して1次振動子506に連結されている。2次振動子514はx軸に平行 に配置された2次振動子電極グループ550を備える。2次振動子電極グループ 550は、固定された2次振動子検出用電極グループ552とくし歯状にかみ合 い、2次振動子514のx軸方向の変位を容量的に検出できるようになっている 。 回転速度ジャイロスコープ500が、2次振動子514の対称軸(y軸に平行 )の回りを角速度Ωyで回転する時、コリオリ力は2次振動子514に働き、そ の結果、2次振動子はz方向へほぼ直進運動を行う。2次振動子514のz方向 への直進運動は、前述の実施例と同様に、2次振動子514の下方に配置された 検出用電極516によって容量的に検出することができる。 回転速度ジャイロスコープ500が、2次振動子514の中心を垂直に貫く軸 でかつz軸に平行な軸の回りを角速度Ωyで回転する時、コリオリ力は2次振動 子に働いてy方向に変位させる。この2次振動子のy方向への変位は、直動型振 動となる。なぜなら、1次振動子もまた直動型振動を行うからである。2次振動 子514のy方向への変位は、2次振動子電極グループ550と固定検出用電極 グループ552とにより容量的に検出される。当業者にとっては明らかであるが 、スプリングビーム512はほぼ正方形の断面を持つ必要がある。なぜなら、ス プリングビーム512はz方向およびy方向の両方向へ撓むことができなければ ならないからである。2次振動子514と1次振動子506との間の相対運動( relative movement)は、スプリングビーム512(全てx軸に平行に延びてい る)の配列によって防止される。しかし、この実施例は、2次振動をy方向で行 う1軸ジャイロスコープまたはセンサの形式をとっても実施可能である。その場 合、スプリングビームは長方形断面を持つ。 前述のように、1次振動子506がコリオリ力を受けてy方向またはz方向に 変位することは、1次振動子サスペンションの働きによって不可能となる。なぜ なら、1次振動子のz方向への変位はスプリングビーム504bの断面形状から 不可能であるし、さらに1次振動子のy方向への変位はスプリングビーム504 bのy軸に平行な配置によって防止されるからである。ここで注記するが、アン カー手段504aもまたy方向への撓みを許さなし剛性を持つ必要がある。 2次振動子のz方向の変位を差動測定することは、2次振動子514の上方に 配置された2番目の検出用電極すなわちカバー電極(図5には示されていない) によって可能になる。このカバー電極は検出用電極516に対してほぼ平行に配 置され、2次振動子514がその間に配置される。 最後に、第5実施例に場合においても、図5に示された1次振動子および2次 振動子の主面はx−y平面の中またはこれに平行して配置され、1次振動はこの 面内で発生し、2次振動はこの面内で発生するかあるいはこの面に垂直に発生す る。そのため、センサが回転すると、振動子の主面であるx−y平面に対して垂 直方向、またはx−y平面内でコリオリ力が発生するので、2次振動の検出のた めの突出要素(projecting elements)がここでも不必要となる。 前述の実施例とは異なり、特に第2および第4実施例は、互いに独立して選択 的かつデジタル方式で検出することができる多数の2次振動子を持ってもよい。 その場合には、ジャイロスコープの回転の大きさと方向は検出された2次振動子 の個数と位置とを基にしてデジタル方式で決定できる。 本発明にかかる回転速度ジャイロスコープを製造するために、主に微小機械的 な技術が利用される。前述の実施例を実現させるに当たり、例えば平面コンデン サ(lateral capacitors)を製造する必要がある。これは、種々の表面微小機械的 (surface micromechanical)工程あるいは接合(bonding)工程を通じて製造する ことができる。さらに、個々の回転速度ジャイロスコープの可動構成要素(movab le components)は、例えば穴あけ(punching),切断(cutting)あるいはのこ引き( sawlng)等の他の微小機械的方法を用いたり、または望ましくは例えばポリシリ コン等のような導電性材料をレーザー分離技術(laser separating tech-niques )を用いても組み立てることができる。可動構成要素の基体への連結は、可動構 成要素を組み立てる以前に実行されることが望ましい。 さらに、例えば射出成形(injection molding),電気めっき(electroplating)ま たはスパークエロージョン(spark erosion)等の多数の追加的製造工程を、本発 明にかかる回転速度ジャイロスコープの作成に有効利用することができる。 最後に注記するが、2つの振動モードのために2つの空間的に離れたジョイン トおよび構成要素集合体(component assemblies)を設けることにより、1次振動 に対する2次振動の反作用効果を大幅に抑制することができる。そのため、他の 公知の静電駆動型のコリオリジャイロスコープ(electrostatically driven Cor iolis gyroscopes)とは異なり、くし歯状駆動手段の傾動または望ましくない重 なり動作(superimposed movement)が防止される。これにより、1次振動に対す る2次振動からの反作用によって起こる測定誤差は最小限に抑えられる。加え て、前述のように固有振動数の調整も可能である。この目的のためにも、2つの 振動モードの干渉を緩和することが非常に重要であり、効果的な干渉緩和を可能 にするために、くし歯状駆動手段の傾きが防止されなければならない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年9月14日(1998.9.14) 【補正内容】 ドイツ特許出願公開DE 195 00 800 A1は、2つの振動マスを備えたコリオリ力 回転速度ジャイロスコープを開示し、この2つの振動マスは互いに機械的に連結 されて一つの振動構造を構成する。上記2つの振動マスは、それらの対向する表 面にそれぞれ2つの対称的に配置された曲がりばねを備え、追加的なシリコンウ ェブを用いながら、上記曲がりばねによって上記振動マスが互いに機械的に連結 されている。コリオリ力ジャイロスコープの第1カテゴリーにおいては、2次振 動子は1次振動子を使用せずに直接的に励振される。コリオリ力ジャイロスコー プの第2カテゴリーにおいては、2つの振動マスは1次振動子によって逆位相で 振動子するように励振され、ウェブが1次振動を2次振動子に対して伝達し、こ の2次振動子の振動は基体に連結された支持点を通過し、かつ基体に取り付けら れたばねを通過する。 欧州特許出願公開EP 0 634 629 Aは、第1支持ビームによって支持された第1 振動体と、第2支持ビームによって第1振動体に連結された第2振動体とを備え た角速度センサを開示している。第1振動体を基板に連結している第1支持ビー ムは、さらに第1振動体を第1方向に振動させるくし歯状駆動手段を備える。第 1振動体と第2振動体とを連結する第2支持ビームもまた第1方向に振動を許容 する。そのため、励振振動は一方では第2振動体に伝達され、他方では増幅され る。角速度センサが第1方向に垂直な軸を中心として回転すると、コリオリ力が 上記構造に働き、その結果、第2振動体をz方向に変位させる。そのため、第2 振動体はコリオリ力の方向に変位可能に支持されている。 本発明の目的は、経済的な製造が可能で、1次,2次の振動の相互干渉が大幅 に緩和された回転速度ジャイロスコープを提供することである。 この目的は、クレーム1に記載の回転速度ジャイロスコープにより達成される 。 本発明は次の発見を基礎とする。すなわち、1次振動子サスペンションを用い て1次振動子を基体(base member)に対して変位可能に保持することにより、1 次振動と2次振動の相互干渉が緩和されるという発見である。1次振動子に加え られた1次振動は、2次振動子サスペンションを介して2次振動子に伝えられる 。その結果、2次振動子もまた1次振動を行う。回転速度ジャイロスコープの回 転によって生じるコリオリ力の結果として、2次振動子の1次振動に対して直交 する2次振動子の2次振動が生じ、この2次振動は、2次振動子サスペンション の適切な構造により、1次振動子に対して反作用効果(retroactive effect)を 与えないようになる。 【手続補正書】 【提出日】平成11年6月1日(1999.6.1) 【補正内容】 特許請求の範囲 「1.回転軸回りの回転を検出するための回転速度ジャイロスコープ(100; 200;300;400;500)であって、 基体(102;402)と、 上記回転軸に対して垂直方向または上記回転軸に対して垂直な軸を中心とする 回転方向の1次振動を発生するように励振される1次振動子(106;206; 306a;306b;406;506)と、 コリオリ力によって上記回転軸に対して垂直方向または上記回転軸に対して垂 直な軸を中心とする回転方向の2次振動が引き起こされる2次振動子(114; 230;232;314a;314b;430;432;514)であって、上 記1次振動子および上記2次振動子の主面が実質的に同一平面内に伸び、上記1 次振動子の振動および/または上記2次振動子の振動が上記平面内で起こるよう に構成された2次振動子と、 1次振動子サスペンションを構成し、上記1次振動子を上記基体(102;4 02)に対して変位可能に支持する第1スプリング手段(104;204;30 4;404;504)と、 2次振動子サスペンションを構成し、第1スプリング手段(104;204; 304;404;504)から離れて配置され、1次振動子(106;206; 306a;306b;406;506)を2次振動子(114;230;232 ;314a;314b;430;432;514)に対して連結する第2スプリ ング手段(112;234;236;312a;312b;434;436;5 12)とを備え、 上記1次振動子サスペンションは1次振動子(106;206;306a;3 06b;406;506)が1次振動の方向に変位しうるように構成され、 上記2次振動子サスペンションは、 上記1次振動を2次振動子(114;230;232;314a;314b; 430;432;514)に対してほぼ一体的に伝達し、 2次振動子(114;230;232;314a;314b;430;432 ;514)を2次振動の方向に変位可能とし、 かつ上記2次振動が1次振動子(106;206;306a;306b;40 6;506)に逆伝達されるのを実質的に防止するよう構成されていることを特 徴とする回転速度ジャイロスコープ。 2.請求項1に記載の回転速度ジャイロスコープ(100;200)であって、 第1軸(y)回りの回転を検出可能なジャイロスコープにおいて、 上記1次振動子サスペンション(104a,104b;204a,204b) は上記1次振動子(106;206)を上記基体(102)に対して第1軸に実 質的に垂直な第2軸(z)回りに回転可能に支持し、 第2振動子サスペンション(112;234;236)は2次振動子(114 ;230)を上記1次振動子に対して第1,第2軸に実質的に垂直な第3軸(x )回りに回転可能に支持し、 上記1次振動子サスペンションの第3軸(x)回りの捩れに関する捩れ強度は 、2次振動子サスペンションの第2軸(z)回りの捩れに関する捩れ強度より高 いことを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 3.請求項1または2に記載の回転速度ジャイロスコープ(100;200)に おいて、 上記1次振動子(106;206)は、第2軸(z)に対して平行に配置され かつ複数の固定電極グループ(110;210)とかみ合う複数の電極グループ (108;208)を備え、 上記1次振動子の電極グループと固定電極グループとの間に電圧を印加するこ とにより、1次振動子(106;206)に対して駆動力を発生させることかで きることを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 4.請求項1ないし3のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(100; 200)において、 1次振動子サスペンション(104a,104b;204a,204b)は第 2軸(z)回りの捩れによって撓められる少なくとも1本のスプリングビーム (104b;204b)を備えていることを特徴とする回転速度ジャイロスコー プ。 5.請求項1ないし4のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(100) において、 少なくとも1個の検出用電極(116)が上記基体(102)の2次振動子( 106)に対面する側に設けられ、上記検出用電極は2次振動子の第3軸(x) 回りの回転を容量的に検出可能とすることを特徴とする回転速度ジャイロスコー プ。 6.請求項5に記載の回転速度ジャイロスコープ(100)において、 上記少なくとも1個の検出用電極(116a,116b)によって検出された 電圧信号は、2次振動子(114)に作用するコリオリ力の一部を補正するため に検出用電極に対してフィードバックされることを特徴とする回転速度ジャイロ スコープ。 7.請求項6に記載の回転速度ジャイロスコープ(100)において、 2次振動子(114)の固有振動数は基体上に設けられた上記少なくとも1個 の検出用電極(116)に対して電圧を印加することにより調整可能としたこと を特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 8.請求項1に記載の回転速度ジャイロスコープ(300)であって、第1軸( y)回りの回転を検出可能なジャイロスコープにおいて、 1次振動子サスペンション(304a,304b)は1次振動子(306a, 306b)を基体(102)に対して第1軸(y)に沿ってほぼ直線的に変位可 能となるように支持し、 2次振動子サスペンション(312a,312b)は2次振動子(314a, 314b)を1次振動子に対し、第1軸にほぼ垂直な第2軸(x)の方向にほぼ 直線的に変位可能で、かつ第1軸(y)の回りに回転可能となるように支持し、 上記1次振動子サスペンション(304a,304b)の第1軸(y)回りの 捩れに関する捩れ強度は、2次振動子サスペンション(312a,312b)の 第1軸(y)回りの捩れに関する捩れ強度より高いことを特徴とする回転速度ジ ャイロスコープ。 9.請求項1に記載の回転速度ジャイロスコープ(400;500)であって、 第1軸(y;z)回りの回転を検出可能なジャイロスコープにおいて、 1次振動子サスペンション(404;504)は1次振動子(406;506 )を基体(402)に対して第1軸にほぼ垂直な第2軸(z;x)の方向にほぼ 直線的に変位可能となるように支持し、 2次振動子サスペンション(434;512)は2次振動子(430;514 )を1次振動子に対して第1軸および第2軸にほぼ垂直な第3軸(x;y)の方 向にほぼ直線的に変位可能となるように支持し、 上記1次振動子サスペンションの第3軸(x:y)方向の力に対する直線変位 は、2次振動子サスペンションの第2軸(z;x)方向の力に対する直線変位よ り少ないことを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 10.請求項9に記載の回転速度ジャイロスコープ(400)において、 上記1次振動子(406)は多角形の円盤形状をなし、その第1軸(y)また は第3軸(x)に対して平行でない側面に設けられた複数の電極グループ(40 8)と、1次振動子(406)の個々の電極グループ(408)とかみ合うよう に基体(402)上に配置された複数の固定電極グループ(410)とを持ち、 上記1次振動子(406)は上記固定電極グループ(410)と1次振動子( 406)の電極グループ(408)との間に電圧を印加することにより、第2軸 (z)に平行な方向に変位可能とされていることを特徴とする回転速度ジャイロ スコープ。 11.請求項9に記載の回転速度ジャイロスコープ(500)において、 1次振動子サスペンション(504a,504b)は、第2軸(x)方向に変 位可能でかつアンカー手段(504a)を介して基体に連結された複数のスプリ ングビームを備えたことを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 12.請求項1に記載の回転速度ジャイロスコープ(100;200;500) において、 それ自身の回転速度の量と方向を検出するため、選択的に検出可能な複数の2 次振動子が設けられていることを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 」 【図1】【図2】【図3】【図4】【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ガイガー ヴォルフラム ドイツ国,D―78078 ニーデレシャッハ, ペーター―ガルテン 3番 (72)発明者 ラング ヴァルター ドイツ国,D―78050 ヴェーエス―フィ ーリンゲン,ルーヘシュタインヴェーク 23番 (72)発明者 ゾーベ ウード ドイツ国,D―09627 オーバーボブリッ ツ,ボブリッツシュタール ストラーセ 26番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.回転を検出するための回転速度ジャイロスコープ(100;200;300 ;400;500)であって、 基体(102;402)と、 1次振動を発生するように励振される1次振動子(106;206;306a ;306b;406;506)と、 コリオリ力によって2次振動か引き起こされる2次振動子(114;230; 232;314a;314b;430;432;514)であって、上記1次振 動子および上記2次振動子の主面が実質的に同一平面内に伸び、上記1次振動子 の振動および/または上記2次振動子の振動が上記平面内で起こるように構成さ れた2次振動子と、 1次振動子サスペンションを構成し、かつ1次振動子(106;206;30 6a;306b;406;506)が1次振動の方向に振動するように上記1次 振動子を上記基体(102;402)に対して変位可能に支持する第1スプリン グ手段(105;204;304;404;504)と、 2次振動子サスペンションを構成し、第1スプリング手段(104;204; 304;404;504)から離れて配置され、1次振動子(106;206; 306a;306b;406;506)を2次振動子(114;230;232 ;314a;314b;430;432;514)に対して連結する第2スプリ ング手段(112;234;236;312a;312b;434;436;5 12)とを備え、 上記2次振動子サスペンションは、 上記1次振動を2次振動子(114;230;232;314a;314b; 430;432;514)に対して伝達し、 2次振動子(114;230;232;314a;314b;430;432 ;514)を2次振動の方向に変位可能とし、 かつ上記2次振動が1次振動子(106;206;306a;306b;40 6;506)に逆伝達されるのを実質的に防止するよう構成されていることを特 徴とする回転速度ジャイロスコープ。 2.請求項1に記載の回転速度ジャイロスコープ(100;200)であって、 第1軸(y)回りの回転を検出可能なジャイロスコープにおいて、 上記1次振動子サスペンション(104a,104b;204a,204b) は上記1次振動子(106;206)を上記基体(102)に対して第1軸に実 質的に垂直な第2軸(z)回りに回転可能に支持し、 第2振動子サスペンション(112;234;236)は2次振動子(114 ;230)を上記1次振動子に対して第1,第2軸に実質的に垂直な第3軸(x )回りに回転可能に支持し、 上記1次振動子サスペンションの第3軸(x)回りの捩れに関する捩れ強度は 、2次振動子サスペンションの第2軸(z)回りの捩れに関する捩れ強度より高 いことを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 3.請求項1または2に記載の回転速度ジャイロスコープ(100;200)に おいて、 上記1次振動子(106;206)は、第2軸(z)に対して平行に配置され かつ複数の固定電極グループ(110;210)とかみ合う複数の電極グループ (108,208)を備え、 上記1次振動子の電極グループと固定電極グループとの間に電圧を印加するこ とにより、1次振動子(106:206)に対して駆動力を発生させることがで きることを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 4.請求項1ないし3のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(100; 200)において、 1次振動子サスペンション(104a,104b;204a,204b)は第 2軸(z)回りの捩れによって撓められる少なくとも1本のスプリングビーム( 104b;204b)を備えていることを特徴とする回転速度ジャイロスコープ 。 5.請求項4に記載の回転速度ジャイロスコープ(100;200)において、 上記1次振動子サスペンション(104a,104b;204a,204b) は基体(102)に連結されたアンカー手段(104a;204a)と、アンカ ー手段に取り付けられた複数のスプリングビーム(104b;204b)とを備 え、上記サスペンション(104a,104b;204a,204b)の中心軸 が第2軸(z)方向にあることを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 6.請求項1ないし5のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(100) において、 2次振動子サスペンション(112)は第3軸(x)回りの捩れに関して弾性 を持つ捩じりばねであることを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 7.請求項6に記載の回転速度ジャイロスコープ(100)において、 上記2次振動子(114)は実質的に長方形形状を持ち、リング状の1次振動 子(106)をその中に配置するための開口穴を有することを特徴とする回転速 度ジャイロスコープ。 8.請求項6または7に記載の回転速度ジャイロスコープ(100)において、 上記捩じりばね(112)は実質的に第3軸(x)に対して平行に配置され、 一方上記スプリングビーム(104b)は第3軸(x)に関して角度を持って配 置されていることを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 9.請求項1ないし8のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(100) において、 少なくとも1個の検出用電極(116)が上記基体(102)の2次振動子( 106)に対面する側に設けられ、上記検出用電極は2次振動子の第3軸( x)回りの回転を容量的に検出可能とすることを特徴とする回転速度ジャイロス コープ。 10.請求項9に記載の回転速度ジャイロスコープ(100)において、 上記少なくとも1個の検出用電極(116a,116b)によって検出された 電圧信号は、2次振動子(114)に作用するコリオリ力の一部を補正するため に検出用電極に対してフィードバックされることを特徴とする回転速度ジャイロ スコープ。 11.請求項10に記載の回転速度ジャイロスコープ(100)において、 2次振動子(114)の固有振動数は基体上に設けられた上記少なくとも1個 の検出用電極(116)に対して電圧を印加することにより調整可能としたこと を特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 12.請求項10または11に記載の回転速度ジャイロスコープ(100)にお いて、 2次振動子(114)の固有振動数は基体上に設けられた少なくとも1個の追 加電極(118)に対して電圧を印加することにより調整可能としたことを特徴 とする回転速度ジャイロスコープ。 13.請求項3ないし12のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(10 0;200)において、 1次振動子(106;206)のいくつかの電極グループ(108;208)と これにかみ合う固定電極グループ(110;210)とが1次振動子(106; 206)を駆動するために使用され、 他の電極グループ(108;208)とこれにかみ合う他の固定電極グループ (110;210)とが1次振動子(106;206)の第2軸(z)回りの回 転を検出するために使用されることを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 14.請求項1ないし5のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(200 )において、 2次振動子(230)は2つの部分(230a,230b)とからなり、 各2次振動子の部分(230a,230b)は少なくとも1個のスプリングビ ーム(234)を介して1次振動子(206)に連結され、 上記スプリングビーム(234)は第2軸(z)回りのトルクによって変形可 能であることを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 15.請求項14に記載の回転速度ジャイロスコープ(200)において、 2つの部分(232a,232b)からなる少なくとも1個の追加的2次振動 子(232)をさらに備え、 上記2次振動子(232)の各部分は少なくとも1個のスプリングビーム(2 36)によって1次振動子(206)と連結され、 上記スプリングビーム(236)は回転速度ジャイロスコープ(200)の第 3軸(x)回りの回転を検出するために、第2軸(z)回りのトルクによって撓 み可能であることを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 16.請求項1に記載の回転速度ジャイロスコープ(300)であって、第1軸 (y)回りの回転を検出可能なジャイロスコープにおいて、 1次振動子サスペンション(304a,304b)は1次振動子(306a, 306b)を基体(102)に対して第1軸(y)に沿ってほぼ直線的に変位可 能となるように支持し、 2次振動子サスペンション(312a,312b)は2次振動子(314a, 314b)を1次振動子に対し、第1軸にほぼ垂直な第2軸(x)の方向にほぼ 直線的に変位可能で、かつ第1軸(y)の回りに回転可能となるように支持し、 上記1次振動子サスペンション(304a,304b)の第1軸(y)回りの 捩れに関する捩れ強度は、2次振動子サスペンション(312a,312b)の 第1軸(y)回りの捩れに関する捩れ強度より高いことを特徴とする回転速度ジ ャイロスコープ。 17.請求項16に記載の回転速度ジャイロスコープ(300)において、 2次振動子(314a,314b)は1次振動子(306a,306b)によ って、位相が逆でかつほぼ直線的に変位しうる2つの部分を備えることを特徴と する回転速度ジャイロスコープ。 18.請求項16または17に記載の回転速度ジャイロスコープ(300)にお いて、 1次振動子(306a,306b)は2つの部分を備え、各部分は第1軸(y )と平行に配列され、かつ複数の固定電極グループ(310)とかみ合うように 配列された複数の電極グループ(308)を持ち、 上記1次振動子の電極グループと対応する固定電極グループとの間に電圧を印 加することにより、上記1次振動子(306a,306b)の部分に逆位相の駆 動力を発生させることができることを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 19.請求項16ないし18のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(3 00)において、 1次振動子サスペンション(304a,304b)は、第1軸(y)方向の力 によって変位可能で、かつ基体に対して棒状のアンカー手段(304a)によっ て取り付けられた複数のスプリングビーム(304b)を備えることを特徴とす る回転速度ジャイロスコープ。 20.請求項16ないし19のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(3 00)において、 2次振動子サスペンション(312a,312b)は、 第1軸(y)の回りをトルクによって回転可能な2つの捩じりばね(312a )と、 第1軸(y)および第2軸(x)に対してほぼ垂直な第3軸(z)の回りをト ルクによって撓み可能であって、かつ各2次振動子部分(314a,314b) のためにそれぞれ設けられた2つのスプリングビーム(312b)と、1個の捩 じりばね(312a)によって両方の2次振動子部分(314a,314b)に 連結された2個のスプリングビーム(312b)とを有する複数のスプリングビ ーム(312b)と、を備えたことを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 21.請求項1に記載の回転速度ジャイロスコープ(400:500)であって 、第1軸(y;z)回りの回転を検出可能なジャイロスコープにおいて、 1次振動子サスペンション(404;504)は1次振動子(406;506 )を基体(402)に対して第1軸にほぼ垂直な第2軸(z;x)の方向にほぼ 直線的に変位可能となるように支持し、 2次振動子サスペンション(434:512)は2次振動子(430;514 )を1次振動子に対して第1軸および第2軸にほぼ垂直な第3軸(x;y)の方 向にほぼ直線的に変位可能となるように支持し、 上記1次振動子サスペンションの第3軸(x;y)方向の力に対する直線変位 は、2次振動子サスペンションの第2軸(z;x)方向の力に対する直線変位よ り少ないことを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 22.請求項21に記載の回転速度ジャイロスコープ(400)において、 上記1次振動子(406)は多角形の円盤形状をなし、その第1軸(y)また は第3軸(x)に対して平行でない側面に設けられた複数の電極グループ(40 8)と、1次振動子(406)の個々の電極グループ(408)とかみ合うよう に基体(402)上に配置された複数の固定電極グループ(410)とを持ち、 上記1次振動子(406)は上記固定電極グループ(410)と1次振動子( 406)の電極グループ(408)との間に電圧を印加することにより、第2軸 (z)に平行な方向に変位可能とされていることを特徴とする回転速度ジャイロ スコープ。 23.請求項21または22に記載の回転速度ジャイロスコープ(400)にお いて、 2次振動子(430)は2つの部分を含み、各部分(430a,430b)は 少なくとも1つの2次振動子電極グループ(450)を備え、これら電極グルー プは第3軸(x)に平行な各2次振動子部分(430a,430b)の変位を検 出するために少なくとも1つの固定された検出用電極グループ(452)とかみ 合うことを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 24.請求項21ないし23のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(4 00)において、 1次振動子サスペンション(404)は、アンカー手段(404a)を介して 基体(403)に連結され、かつ第2軸(z)と平行な力によって撓み可能な複 数のスプリングビーム(404b)を備えていることを特徴とする回転速度ジャ イロスコープ。 25.請求項21ないし24のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(4 00)において、 2次振動子サスペンション(434)は1個の2次振動子部分(430a,4 30b)当たり少なくとも1個のスプリングビームを備え、上記スプリングビー ムは第3軸(x)に平行な力によって撓み可能であるが、第2軸(z)と平行な 力に対しては実質的に変形しないことを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 26.請求項21ないし25のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(4 00)において、 第1軸(y)に対して対称な一対の追加的な2次振動子部分(432a,43 2b)を備え、 この2次振動子部分は第1軸(y)方向に変位できるように追加的な2次振動 子サスペンション(436)によって1次振動子(406)に取り付けられ、 回転速度ジャイロスコープ(400)の第3軸(x)回りの回転を検出可能で あることを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 27.請求項21に記載の回転速度ジャイロスコープ(500)において、 1次振動子サスペンション(504a,504b)は、第2軸(x)方向に変 位可能でかつアンカー手段(504a)を介して基体に連結された複数のスプリ ングビームを備えたことを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 28.請求項27に記載の回転速度ジャイロスコープ(500)において、 1次振動子(506)は、第2軸(x)と平行に1次振動子(506)を容量 的に動作させるため、固定電極グループ(510)とかみ合う少なくとも1つの 電極グループ(508)を備えたことを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 29.請求項27または28に記載の回転速度ジャイロスコープ(500)にお いて、 1次振動子(506)は、2次振動子サスペンション(512)を介して2次 振動子(514)が配置された開口部を備えたことを特徴とする回転速度ジャイ ロスコープ。 30.請求項27ないし29のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(5 00)において、 2次振動子サスペンション(512)は、第2軸(x)と平行に配置されかつ 1次振動子(506)と2次振動子(514)とを連結する複数のスプリングビ ームを備え、 上記スプリングビームは第1軸(z)および第3軸(y)回りの回転に起因す るコリオリ力の反応として、それぞれ第1軸(z)方向および第3軸(y)方向 に撓み可能となるようにほぼ正方形断面を有することを特徴とする回転速度ジャ イロスコープ。 31.請求項27ないし30のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(5 00)において、 2次振動子(514)は、第3軸(y)に平行な2次振動子(514)の変位 を検出するために、少なくとも1つの固定電極グループ(552)とかみ合う少 なくとも1つの電極グループ(550)を備えたことを特徴とする回転速度ジャ イロスコープ。 32.請求項27ないし31のいずれかに記載の回転速度ジャイロスコープ(5 00)において、 上記基体は、第3軸(y)回りの回転速度ジャイロスコープ(500)の回転 に起因するコリオリ力によって引き起こされる第1軸(z)に平行な2次振動子 の変位を検出するため、2次振動子(514)と平行に配置されたシート状の検 出用電極(516)を備えたことを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。 33.請求項1に記載の回転速度ジャイロスコープ(100:200;500) において、 それ自身の回転速度の量と方向を検出するため、選択的に検出可能な複数の2 次振動子が設けられていることを特徴とする回転速度ジャイロスコープ。
JP51715898A 1996-10-07 1997-10-02 回転速度ジャイロスコープ Expired - Lifetime JP3342496B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19641284A DE19641284C1 (de) 1996-10-07 1996-10-07 Drehratensensor mit entkoppelten orthogonalen Primär- und Sekundärschwingungen
DE19641284.6 1996-10-07
PCT/EP1997/005445 WO1998015799A1 (de) 1996-10-07 1997-10-02 Drehratensensor mit entkoppelten orthogonalen primär- und sekundärschwingungen

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000509812A true JP2000509812A (ja) 2000-08-02
JP3342496B2 JP3342496B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=7808061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51715898A Expired - Lifetime JP3342496B2 (ja) 1996-10-07 1997-10-02 回転速度ジャイロスコープ

Country Status (5)

Country Link
US (2) US6349597B1 (ja)
EP (1) EP0906557B2 (ja)
JP (1) JP3342496B2 (ja)
DE (2) DE19641284C1 (ja)
WO (1) WO1998015799A1 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000180177A (ja) * 1998-12-15 2000-06-30 Mitsumi Electric Co Ltd 回転振動型ジャイロ
JP2004537733A (ja) * 2001-08-10 2004-12-16 ザ・ボーイング・カンパニー 隔離された共振器ジャイロスコープ
JP2007052013A (ja) * 2005-08-08 2007-03-01 Litton Syst Inc 円筒状リングサスペンションを有するリング共振器ジャイロスコープ
JP2007271611A (ja) * 2006-03-10 2007-10-18 Stmicroelectronics Srl 回転駆動運動を用いる微小電気機械集積センサ構造
JP2008514968A (ja) * 2004-09-27 2008-05-08 コンティ テミック マイクロエレクトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 回転速度センサ
JP2008275459A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Canon Inc センサ
WO2009078284A1 (ja) * 2007-12-19 2009-06-25 Murata Manufacturing Co., Ltd. 角速度センサ
JP2010523954A (ja) * 2007-04-05 2010-07-15 フラウンホーファー・ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デア・アンゲヴァンテン・フォルシュング・エー・ファウ 回転速度を測定するためのマイクロメカニクス上の慣性センサー
JP2011517781A (ja) * 2008-04-16 2011-06-16 ヴィーティーアイ テクノロジーズ オーワイ 振動型マイクロメカニカル角速度センサ
JP2012521548A (ja) * 2009-03-26 2012-09-13 センサーダイナミクス アクチエンゲゼルシャフト 互いに直交する三つの空間軸に関する回転運動を決定するためのマイクロジャイロスコープ
JP2012522228A (ja) * 2009-03-31 2012-09-20 センサーダイナミクス アクチエンゲゼルシャフト 加速度と回転速度の検出方法およびmemsセンサー
JP5052674B2 (ja) * 2008-08-06 2012-10-17 パイオニア株式会社 回転振動型ジャイロ
JP2012526974A (ja) * 2009-05-15 2012-11-01 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 共振ジャイロスコープの連結構造
WO2013051060A1 (ja) * 2011-10-05 2013-04-11 パイオニア株式会社 回転振動ジャイロ
WO2014083843A1 (ja) * 2012-11-29 2014-06-05 株式会社デンソー ジャイロセンサおよびジャイロセンサを有する複合センサ
WO2015190363A1 (ja) * 2014-06-09 2015-12-17 株式会社村田製作所 Mems構造体
JP7421508B2 (ja) 2021-02-17 2024-01-24 株式会社東芝 センサ及び電子装置

Families Citing this family (135)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19811025B4 (de) * 1998-03-13 2004-04-15 Hahn-Schickard-Gesellschaft für angewandte Forschung e.V. Mechanischer Oszillator und Verfahren zum Erzeugen einer mechanischen Schwingung
DE19844686A1 (de) 1998-09-29 2000-04-06 Fraunhofer Ges Forschung Mikromechanischer Drehratensensor und Verfahren zur Herstellung
JP3428458B2 (ja) * 1998-10-01 2003-07-22 株式会社村田製作所 角速度センサ
AU2183700A (en) * 1998-12-15 2000-07-03 Seagate Technology Llc Optical microswitch with rotary electrostatic microactuator
JP4126833B2 (ja) * 1999-03-12 2008-07-30 株式会社デンソー 角速度センサ装置
JP2000337884A (ja) 1999-03-25 2000-12-08 Murata Mfg Co Ltd 角速度センサ
DE19938206A1 (de) * 1999-08-12 2001-02-15 Bosch Gmbh Robert Mikromechanischer Drehbeschleunigungssensor
DE69938658D1 (de) * 1999-09-10 2008-06-19 St Microelectronics Srl Gegen mechanische Spannungen unempfindliche mikroelektromechanische Struktur
US6272925B1 (en) 1999-09-16 2001-08-14 William S. Watson High Q angular rate sensing gyroscope
US6845667B1 (en) * 1999-09-16 2005-01-25 Watson Industries, Inc. High Q angular rate sensing gyroscope
DE10040418A1 (de) * 2000-08-18 2002-03-07 Hahn Schickard Ges Drehratensensor und Drehratensensorsystem
DE10040537B4 (de) * 2000-08-18 2004-05-13 Eads Deutschland Gmbh Mikromechanischer Drehratensensor und Verfahren zu seiner Herstellung
US6742389B2 (en) * 2001-01-24 2004-06-01 The Regents Of The University Of Michigan Filter-based method and system for measuring angular speed of an object
DE10108198A1 (de) 2001-02-21 2002-09-12 Bosch Gmbh Robert Drehratensensor
DE10108197A1 (de) 2001-02-21 2002-09-12 Bosch Gmbh Robert Drehratensensor
DE10108196A1 (de) 2001-02-21 2002-10-24 Bosch Gmbh Robert Drehratensensor
US6928872B2 (en) * 2001-04-27 2005-08-16 Stmicroelectronics S.R.L. Integrated gyroscope of semiconductor material with at least one sensitive axis in the sensor plane
DE60120921T2 (de) 2001-04-27 2007-02-01 Stmicroelectronics S.R.L., Agrate Brianza Aus Halbleitermaterial hergestellter integrierter Kreisel
WO2002088631A2 (en) * 2001-05-02 2002-11-07 The Regents Of The University Of California Non-resonant four degrees-of-freedom micromachined gyroscope
US6715352B2 (en) * 2001-06-26 2004-04-06 Microsensors, Inc. Method of designing a flexure system for tuning the modal response of a decoupled micromachined gyroscope and a gyroscoped designed according to the method
US6955084B2 (en) 2001-08-10 2005-10-18 The Boeing Company Isolated resonator gyroscope with compact flexures
US6698287B2 (en) 2001-08-10 2004-03-02 The Boeing Company Microgyro tuning using focused ion beams
US6990863B2 (en) 2001-08-10 2006-01-31 The Boeing Company Isolated resonator gyroscope with isolation trimming using a secondary element
US7017410B2 (en) 2001-08-10 2006-03-28 The Boeing Company Isolated resonator gyroscope with a drive and sense plate
US7872394B1 (en) 2001-12-13 2011-01-18 Joseph E Ford MEMS device with two axes comb drive actuators
KR100436367B1 (ko) 2001-12-14 2004-06-19 삼성전자주식회사 수직 진동 질량체를 갖는 멤스 자이로스코프
DE10203515A1 (de) * 2002-01-30 2003-08-07 Bosch Gmbh Robert Mikromechanischer Drehratensensor
WO2003067190A1 (en) * 2002-02-06 2003-08-14 Analog Devices, Inc. Micromachined gyroscope
US7089792B2 (en) * 2002-02-06 2006-08-15 Analod Devices, Inc. Micromachined apparatus utilizing box suspensions
KR100431004B1 (ko) * 2002-02-08 2004-05-12 삼성전자주식회사 회전형 비연성 멤스 자이로스코프
US6718826B2 (en) * 2002-02-28 2004-04-13 Delphi Technologies, Inc. Balanced angular accelerometer
US6823734B1 (en) 2002-04-26 2004-11-30 California Institute Of Technology Electrostatic spring softening in redundant degree of freedom resonators
DE60221103T2 (de) * 2002-05-21 2008-04-03 Stmicroelectronics S.R.L., Agrate Brianza Aus Halbleitermaterial hergestellter integrierter Kreisel mit wenigstens einer empfindlichen Achse in der Sensorebene
DE10225714A1 (de) * 2002-06-11 2004-01-08 Eads Deutschland Gmbh Mehrachsiger monolithischer Beschleunigungssensor
US6915215B2 (en) 2002-06-25 2005-07-05 The Boeing Company Integrated low power digital gyro control electronics
US6944931B2 (en) 2002-08-12 2005-09-20 The Boeing Company Method of producing an integral resonator sensor and case
US7040163B2 (en) 2002-08-12 2006-05-09 The Boeing Company Isolated planar gyroscope with internal radial sensing and actuation
US7168318B2 (en) 2002-08-12 2007-01-30 California Institute Of Technology Isolated planar mesogyroscope
DE10248734B4 (de) * 2002-10-18 2004-10-28 Litef Gmbh Verfahren zur elektronischen Abstimmung der Ausleseschwingungsfrequenz eines Corioliskreisels
US6922118B2 (en) 2002-11-01 2005-07-26 Hrl Laboratories, Llc Micro electrical mechanical system (MEMS) tuning using focused ion beams
US6823733B2 (en) 2002-11-04 2004-11-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Z-axis vibration gyroscope
FR2849183B1 (fr) 2002-12-20 2005-03-11 Thales Sa Gyrometre vibrant avec asservissement de la frequence de detection sur la frequence d'excitation
KR100476562B1 (ko) * 2002-12-24 2005-03-17 삼성전기주식회사 수평형 및 튜닝 포크형 진동식 마이크로 자이로스코프
US7994877B1 (en) 2008-11-10 2011-08-09 Hrl Laboratories, Llc MEMS-based quartz hybrid filters and a method of making the same
US8766745B1 (en) 2007-07-25 2014-07-01 Hrl Laboratories, Llc Quartz-based disk resonator gyro with ultra-thin conductive outer electrodes and method of making same
US7581443B2 (en) * 2005-07-20 2009-09-01 The Boeing Company Disc resonator gyroscopes
DE10321962B4 (de) * 2003-05-15 2005-08-18 Hahn-Schickard-Gesellschaft für angewandte Forschung e.V. Verfahren und Vorrichtung zum Simulieren einer Drehrate und Verwendung von simulierten Drehraten zur initialen Kalibrierung von Drehratensensoren oder zur In-Betrieb-Nachkalibrierung von Drehratensensoren
US7285844B2 (en) 2003-06-10 2007-10-23 California Institute Of Technology Multiple internal seal right micro-electro-mechanical system vacuum package
US20050062362A1 (en) * 2003-08-28 2005-03-24 Hongyuan Yang Oscillatory gyroscope
US7464590B1 (en) * 2004-03-12 2008-12-16 Thomson Licensing Digitally programmable bandwidth for vibratory rate gyroscope
DE102004017480B4 (de) 2004-04-08 2009-04-16 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Rotations-Drehratensensor mit mechanisch entkoppelten Schwingungsmoden
EP1735591B1 (en) * 2004-04-14 2014-01-22 Analog Devices, Inc. Inertial sensor with a linear array of sensor elements
DE102004030038A1 (de) 2004-06-22 2006-01-12 Hahn-Schickard-Gesellschaft für angewandte Forschung e.V. Beschleunigungssensor und Verfahren zum Erfassen einer Beschleunigung
US7100446B1 (en) * 2004-07-20 2006-09-05 The Regents Of The University Of California Distributed-mass micromachined gyroscopes operated with drive-mode bandwidth enhancement
US7437253B2 (en) 2004-07-29 2008-10-14 The Boeing Company Parametrically disciplined operation of a vibratory gyroscope
US7478557B2 (en) * 2004-10-01 2009-01-20 Analog Devices, Inc. Common centroid micromachine driver
JP4353087B2 (ja) * 2004-12-01 2009-10-28 株式会社デンソー 回転振動型角速度センサ
FI116543B (fi) 2004-12-31 2005-12-15 Vti Technologies Oy Värähtelevä mikromekaaninen kulmanopeusanturi
US7240552B2 (en) * 2005-06-06 2007-07-10 Bei Technologies, Inc. Torsional rate sensor with momentum balance and mode decoupling
JP2007033330A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Fujitsu Media Device Kk 角速度センサ
US8342022B2 (en) 2006-03-10 2013-01-01 Conti Temic Microelectronic Gmbh Micromechanical rotational speed sensor
JP5300494B2 (ja) * 2006-03-10 2013-09-25 コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト 連結棒を有する回転速度センサ
JP4687577B2 (ja) * 2006-06-16 2011-05-25 ソニー株式会社 慣性センサ
DE102006047135A1 (de) 2006-07-31 2008-02-07 Robert Bosch Gmbh Drehratensensor
US7555824B2 (en) 2006-08-09 2009-07-07 Hrl Laboratories, Llc Method for large scale integration of quartz-based devices
DE102006046772A1 (de) * 2006-09-29 2008-04-03 Siemens Ag Anordnung zur Messung einer Drehrate mit einem Vibrationssensor
US7703324B2 (en) * 2007-05-11 2010-04-27 Honeywell International Inc. MEMS tuning fork gyro sensitive to rate of rotation about two axes
DE102007030119A1 (de) 2007-06-29 2009-01-02 Litef Gmbh Corioliskreisel
DE102007030120B4 (de) 2007-06-29 2010-04-08 Litef Gmbh Drehratensensor
US10266398B1 (en) 2007-07-25 2019-04-23 Hrl Laboratories, Llc ALD metal coatings for high Q MEMS structures
US7836765B2 (en) 2007-07-31 2010-11-23 The Boeing Company Disc resonator integral inertial measurement unit
DE102007035806B4 (de) 2007-07-31 2011-03-17 Sensordynamics Ag Mikromechanischer Drehratensensor
US8042394B2 (en) 2007-09-11 2011-10-25 Stmicroelectronics S.R.L. High sensitivity microelectromechanical sensor with rotary driving motion
JP2011503557A (ja) * 2007-11-08 2011-01-27 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 2つの受感軸を備えるヨーレートセンサ
DE102007054505B4 (de) 2007-11-15 2016-12-22 Robert Bosch Gmbh Drehratensensor
US8136402B2 (en) * 2007-11-28 2012-03-20 International Business Machines Corporation Accelerometer module for use with a touch sensitive device
US8151640B1 (en) 2008-02-05 2012-04-10 Hrl Laboratories, Llc MEMS on-chip inertial navigation system with error correction
US7802356B1 (en) 2008-02-21 2010-09-28 Hrl Laboratories, Llc Method of fabricating an ultra thin quartz resonator component
US7971483B2 (en) * 2008-03-28 2011-07-05 Honeywell International Inc. Systems and methods for acceleration and rotational determination from an out-of-plane MEMS device
US7984648B2 (en) * 2008-04-10 2011-07-26 Honeywell International Inc. Systems and methods for acceleration and rotational determination from an in-plane and out-of-plane MEMS device
US8076893B2 (en) * 2008-09-04 2011-12-13 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois Displacement actuation and sensing for an electrostatic drive
DE102008043256A1 (de) * 2008-10-29 2010-05-06 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Betrieb einer Sensoranordnung und Sensoranordnung
DE102008043742A1 (de) * 2008-11-14 2010-05-20 Robert Bosch Gmbh Auswertelektronik für einen Drehratensensor
DE102008043796B4 (de) * 2008-11-17 2023-12-21 Robert Bosch Gmbh Drehratensensor
ITTO20090489A1 (it) * 2008-11-26 2010-12-27 St Microelectronics Srl Circuito di lettura per un giroscopio mems multi-asse avente direzioni di rilevamento inclinate rispetto agli assi di riferimento, e corrispondente giroscopio mems multi-asse
IT1391973B1 (it) * 2008-11-26 2012-02-02 St Microelectronics Rousset Giroscopio microelettromeccanico mono o biassiale con aumentata sensibilita' al rilevamento di velocita' angolari
IT1391972B1 (it) * 2008-11-26 2012-02-02 St Microelectronics Rousset Giroscopio microelettromeccanico con movimento di azionamento rotatorio e migliorate caratteristiche elettriche
IT1392741B1 (it) 2008-12-23 2012-03-16 St Microelectronics Rousset Giroscopio microelettromeccanico con migliorata reiezione di disturbi di accelerazione
DE102009000345A1 (de) 2009-01-21 2010-07-22 Robert Bosch Gmbh Drehratensensor
DE102009061797B3 (de) * 2009-02-27 2020-12-10 Hanking Electronics, Ltd. MEMS-Gyroskop zur Ermittlung von Rotationsbewegungen um eine x-, y-, oder z-Achse
US8322028B2 (en) 2009-04-01 2012-12-04 The Boeing Company Method of producing an isolator for a microelectromechanical system (MEMS) die
US8393212B2 (en) 2009-04-01 2013-03-12 The Boeing Company Environmentally robust disc resonator gyroscope
IT1394007B1 (it) 2009-05-11 2012-05-17 St Microelectronics Rousset Struttura microelettromeccanica con reiezione migliorata di disturbi di accelerazione
WO2010138717A1 (en) * 2009-05-27 2010-12-02 King Abdullah University Of Science And Technology Mems mass spring damper systems using an out-of-plane suspension scheme
US8327526B2 (en) 2009-05-27 2012-12-11 The Boeing Company Isolated active temperature regulator for vacuum packaging of a disc resonator gyroscope
CN101957201B (zh) * 2009-07-13 2012-10-03 上海丽恒光微电子科技有限公司 电容型mems陀螺仪及其制造方法
DE102009027897B4 (de) * 2009-07-21 2023-07-20 Robert Bosch Gmbh Mikromechanischer Drehratensensor
US9074890B2 (en) 2009-09-09 2015-07-07 Continental Teves Ag & Co Ohg Double-axle, shock-resistant rotation rate sensor with linear and rotary seismic elements
US9097524B2 (en) 2009-09-11 2015-08-04 Invensense, Inc. MEMS device with improved spring system
US8534127B2 (en) 2009-09-11 2013-09-17 Invensense, Inc. Extension-mode angular velocity sensor
FI20095988A0 (fi) * 2009-09-28 2009-09-28 Valtion Teknillinen Mikromekaaninen resonaattori ja menetelmä sen valmistamiseksi
US8176607B1 (en) 2009-10-08 2012-05-15 Hrl Laboratories, Llc Method of fabricating quartz resonators
ITTO20091042A1 (it) 2009-12-24 2011-06-25 St Microelectronics Srl Giroscopio integrato microelettromeccanico con migliorata struttura di azionamento
EP2392897B1 (en) * 2010-01-12 2014-06-11 Sony Corporation Angular velocity sensor, electronic device, and method for detecting angular velocity
US8912711B1 (en) 2010-06-22 2014-12-16 Hrl Laboratories, Llc Thermal stress resistant resonator, and a method for fabricating same
FR2962532B1 (fr) * 2010-07-07 2013-11-29 Commissariat Energie Atomique Capteur inertiel de rotations a disque oscillant
DE102010038461B4 (de) * 2010-07-27 2018-05-30 Robert Bosch Gmbh Drehratensensor und Verfahren zur Herstellung eines Masseelements
US9354061B2 (en) * 2011-03-31 2016-05-31 Ramot At Tel Aviv University Ltd. Compliant structures with time-varying moment of inertia
FR2974896B1 (fr) * 2011-05-02 2013-11-22 Commissariat Energie Atomique Centrale inertielle a plusieurs axes de detection
JP5287939B2 (ja) * 2011-06-28 2013-09-11 株式会社デンソー 角速度センサ
EP2544370B1 (en) * 2011-07-06 2020-01-01 Nxp B.V. MEMS resonator
ITTO20110806A1 (it) 2011-09-12 2013-03-13 St Microelectronics Srl Dispositivo microelettromeccanico integrante un giroscopio e un accelerometro
FR2983575B1 (fr) * 2011-12-02 2015-03-06 Commissariat Energie Atomique Micro-capteur inertiel de mouvements de rotation
TWI453371B (zh) * 2011-12-30 2014-09-21 Ind Tech Res Inst 一種具振盪模組的微機電系統裝置
US9038456B2 (en) * 2012-07-02 2015-05-26 Src, Inc. Gravity gradiometer
US9250074B1 (en) 2013-04-12 2016-02-02 Hrl Laboratories, Llc Resonator assembly comprising a silicon resonator and a quartz resonator
US9599470B1 (en) 2013-09-11 2017-03-21 Hrl Laboratories, Llc Dielectric high Q MEMS shell gyroscope structure
US9404747B2 (en) 2013-10-30 2016-08-02 Stmicroelectroncs S.R.L. Microelectromechanical gyroscope with compensation of quadrature error drift
FI126071B (en) 2014-01-28 2016-06-15 Murata Manufacturing Co Improved gyroscope structure and gyroscope
US9977097B1 (en) 2014-02-21 2018-05-22 Hrl Laboratories, Llc Micro-scale piezoelectric resonating magnetometer
US9991863B1 (en) 2014-04-08 2018-06-05 Hrl Laboratories, Llc Rounded and curved integrated tethers for quartz resonators
DE102014211027A1 (de) * 2014-06-10 2015-12-17 Robert Bosch Gmbh Mikromechanisches Bauteil und Herstellungsverfahren für ein mikromechanisches Bauteil
US10308505B1 (en) 2014-08-11 2019-06-04 Hrl Laboratories, Llc Method and apparatus for the monolithic encapsulation of a micro-scale inertial navigation sensor suite
US10099134B1 (en) 2014-12-16 2018-10-16 Kabam, Inc. System and method to better engage passive users of a virtual space by providing panoramic point of views in real time
US10031191B1 (en) 2015-01-16 2018-07-24 Hrl Laboratories, Llc Piezoelectric magnetometer capable of sensing a magnetic field in multiple vectors
US9609856B1 (en) 2015-07-01 2017-04-04 Bite Buddy, LLC Multi-level programmable alerting system
DE102015216459A1 (de) * 2015-08-28 2017-03-02 Robert Bosch Gmbh Kombi-Elektrode für Antrieb, Antriebsdetektion, Coriolisdetektion und Quadraturkompensation
DE102015117094B4 (de) 2015-10-07 2020-04-23 Tdk Electronics Ag MEMS-Drehratensensor
US10110198B1 (en) 2015-12-17 2018-10-23 Hrl Laboratories, Llc Integrated quartz MEMS tuning fork resonator/oscillator
US10175307B1 (en) 2016-01-15 2019-01-08 Hrl Laboratories, Llc FM demodulation system for quartz MEMS magnetometer
DE102016211984A1 (de) * 2016-06-30 2018-01-04 Robert Bosch Gmbh Inertialsensor zur Messung einer Drehrate und/oder Beschleunigung
DE102017213644A1 (de) * 2017-08-07 2019-02-07 Robert Bosch Gmbh Drehratensensor, Verfahren zur Herstellung eines Drehratensensors
US11237000B1 (en) 2018-05-09 2022-02-01 Hrl Laboratories, Llc Disk resonator gyroscope with out-of-plane electrodes
CN216791219U (zh) * 2021-10-08 2022-06-21 瑞声开泰科技(武汉)有限公司 微机械陀螺仪
JP2023122722A (ja) * 2022-02-24 2023-09-05 株式会社東芝 センサ

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4699006A (en) * 1984-03-19 1987-10-13 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Vibratory digital integrating accelerometer
JP2888029B2 (ja) 1992-05-08 1999-05-10 株式会社村田製作所 角速度センサ
JPH05333038A (ja) 1992-06-03 1993-12-17 Canon Inc 角速度センサ
US5734105A (en) * 1992-10-13 1998-03-31 Nippondenso Co., Ltd. Dynamic quantity sensor
JP3669713B2 (ja) 1992-10-13 2005-07-13 株式会社デンソー 角速度センサ
EP0634629B1 (en) 1993-01-29 1999-09-08 Murata Manufacturing Co., Ltd. Angular velocity sensor
JPH06249667A (ja) 1993-03-01 1994-09-09 Canon Inc 角速度センサ
JP2886431B2 (ja) 1993-10-27 1999-04-26 住友精密工業株式会社 振動ジャイロセンサー
JP3385688B2 (ja) 1993-12-13 2003-03-10 株式会社デンソー 半導体ヨーレートセンサおよびその製造方法
DE19500800A1 (de) * 1994-06-16 1995-12-21 Bosch Gmbh Robert Beschleunigungssensor
DE4428405A1 (de) * 1994-08-11 1996-02-15 Karlsruhe Forschzent Drehratensensor
JPH08159776A (ja) 1994-12-08 1996-06-21 Nissan Motor Co Ltd 角速度センサ
US5955668A (en) * 1997-01-28 1999-09-21 Irvine Sensors Corporation Multi-element micro gyro
WO2003056763A1 (en) * 2001-12-21 2003-07-10 Chip Engines Reconfigurable data packet header processor
CN100388700C (zh) * 2002-10-18 2008-05-14 华为技术有限公司 一种在同步数字网上传送数据业务的方法
US20040205230A1 (en) * 2003-03-28 2004-10-14 Alcatel Method for mapping layer-3 packets over SDH/SONET or OTN via GFP layer
US7385998B2 (en) * 2003-09-08 2008-06-10 Nortel Networks Limited Method and apparatus for encapsulating services for transportation over metallic physical mediums
CN1311673C (zh) * 2003-12-03 2007-04-18 华为技术有限公司 传送多协议标签交换协议数据单元的方法

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000180177A (ja) * 1998-12-15 2000-06-30 Mitsumi Electric Co Ltd 回転振動型ジャイロ
JP2004537733A (ja) * 2001-08-10 2004-12-16 ザ・ボーイング・カンパニー 隔離された共振器ジャイロスコープ
JP2008514968A (ja) * 2004-09-27 2008-05-08 コンティ テミック マイクロエレクトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 回転速度センサ
JP2007052013A (ja) * 2005-08-08 2007-03-01 Litton Syst Inc 円筒状リングサスペンションを有するリング共振器ジャイロスコープ
JP2007271611A (ja) * 2006-03-10 2007-10-18 Stmicroelectronics Srl 回転駆動運動を用いる微小電気機械集積センサ構造
JP2010523954A (ja) * 2007-04-05 2010-07-15 フラウンホーファー・ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デア・アンゲヴァンテン・フォルシュング・エー・ファウ 回転速度を測定するためのマイクロメカニクス上の慣性センサー
JP2008275459A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Canon Inc センサ
US8393211B2 (en) 2007-04-27 2013-03-12 Canon Kabushiki Kaisha Sensor
WO2009078284A1 (ja) * 2007-12-19 2009-06-25 Murata Manufacturing Co., Ltd. 角速度センサ
JP2011517781A (ja) * 2008-04-16 2011-06-16 ヴィーティーアイ テクノロジーズ オーワイ 振動型マイクロメカニカル角速度センサ
JP5052674B2 (ja) * 2008-08-06 2012-10-17 パイオニア株式会社 回転振動型ジャイロ
JP2012521548A (ja) * 2009-03-26 2012-09-13 センサーダイナミクス アクチエンゲゼルシャフト 互いに直交する三つの空間軸に関する回転運動を決定するためのマイクロジャイロスコープ
US8776599B2 (en) 2009-03-26 2014-07-15 Maxim Integrated Products, Inc. Micro gyroscope for determining rotational movements about three spatial axes which are perpendicular to one another
JP2012522228A (ja) * 2009-03-31 2012-09-20 センサーダイナミクス アクチエンゲゼルシャフト 加速度と回転速度の検出方法およびmemsセンサー
US9134128B2 (en) 2009-03-31 2015-09-15 Maxim Integrated Products, Inc. Method for detecting accelerations and rotation rates, and MEMS sensor
US9664515B2 (en) 2009-03-31 2017-05-30 Hanking Electronics, Ltd. MEMS sensors and methods for detecting rotation rates
JP2012526974A (ja) * 2009-05-15 2012-11-01 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 共振ジャイロスコープの連結構造
WO2013051060A1 (ja) * 2011-10-05 2013-04-11 パイオニア株式会社 回転振動ジャイロ
WO2014083843A1 (ja) * 2012-11-29 2014-06-05 株式会社デンソー ジャイロセンサおよびジャイロセンサを有する複合センサ
JP2014130129A (ja) * 2012-11-29 2014-07-10 Denso Corp ジャイロセンサ
CN104823020A (zh) * 2012-11-29 2015-08-05 株式会社电装 陀螺仪传感器及具有陀螺仪传感器的复合传感器
WO2015190363A1 (ja) * 2014-06-09 2015-12-17 株式会社村田製作所 Mems構造体
JP7421508B2 (ja) 2021-02-17 2024-01-24 株式会社東芝 センサ及び電子装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO1998015799A1 (de) 1998-04-16
JP3342496B2 (ja) 2002-11-11
US6349597B1 (en) 2002-02-26
EP0906557B1 (de) 1999-12-01
DE19641284C1 (de) 1998-05-20
US20020088279A1 (en) 2002-07-11
EP0906557B2 (de) 2004-05-19
EP0906557A1 (de) 1999-04-07
DE59700804D1 (de) 2000-01-05
US6561029B2 (en) 2003-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000509812A (ja) 直交する1次振動および2次振動の相互干渉を防止した回転速度ジャイロスコープ
US6860151B2 (en) Methods and systems for controlling movement within MEMS structures
KR101178692B1 (ko) 코리올리 자이로스코프
EP2527789B1 (en) Oscillating micro-mechanical sensor of angular velocity
KR101823325B1 (ko) 개선된 자이로스코프 구조체 및 자이로스코프
JP5620903B2 (ja) 振動型マイクロメカニカル角速度センサ
KR101110462B1 (ko) 회전 속도 센서
JP4719751B2 (ja) 角速度のための振動マイクロ−メカニカルセンサー
JP3805837B2 (ja) 角速度検出装置
JPH0783671A (ja) 振動型ジャイロスコープ
JP2020112545A (ja) 同期多軸ジャイロスコープ
JP4291158B2 (ja) マイクロメカニカル回転速度センサ
JP3998049B2 (ja) 運動センサ振動体および振動ジャイロスコープ
US20040123661A1 (en) Dynamically amplified micromachined vibratory angle measuring gyroscopes, micromachined inertial sensors and method of operation for the same
JP2003028644A (ja) 角速度センサ装置
JPH1164002A (ja) 角速度センサ
JP3332460B2 (ja) 角速度検出方法および振動ジャイロ
JP2000074673A (ja) 複合運動センサ
JP4210694B2 (ja) マイクロメカニカルモーションセンサ
JP4635345B2 (ja) 角速度センサ
JP2001133268A (ja) 角速度センサ
JPH08184448A (ja) 角速度センサ
US20230038004A1 (en) Micromechanical rate-of-rotation sensor set-up, rate-of-rotation sensor array and corresponding manufacturing method
JP3336730B2 (ja) 角速度センサ
JP3307101B2 (ja) 角速度センサ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070823

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090823

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100823

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110823

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120823

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130823

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term