JPH05333038A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JPH05333038A
JPH05333038A JP4142764A JP14276492A JPH05333038A JP H05333038 A JPH05333038 A JP H05333038A JP 4142764 A JP4142764 A JP 4142764A JP 14276492 A JP14276492 A JP 14276492A JP H05333038 A JPH05333038 A JP H05333038A
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angular velocity
flat plate
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beam portion
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JP4142764A
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Masahiro Fushimi
正弘 伏見
Takayuki Yagi
隆行 八木
Masatake Akaike
正剛 赤池
Hirotsugu Takagi
博嗣 高木
Kazuo Isaka
和夫 井阪
Yutaka Hirai
裕 平井
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Original Assignee
Canon Inc
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    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5719Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using planar vibrating masses driven in a translation vibration along an axis
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
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    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/682Vibration or motion blur correction
    • H04N23/685Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation
    • H04N23/687Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation by shifting the lens or sensor position

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 小型かつ低コストの振動ジャイロ、即ち角速
度センサ、特に、同時に2軸以上の多軸方向の角速度の
検知可能な角速度センサを提供する。 【構成】 重り部103及び重り部103を保持する梁
部104が形成された平板部102を上下方向に振動さ
せる振動部、及び重り部103及び梁部104がコリオ
リ力を受けて梁部104が面内方向にたわみ変形すると
き、このたわみ変形の中立面の両側の平板上面に設けら
れた一対の歪量検出センサ106の出力差により角速度
を求める検出部117により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、角速度センサに関する
ものであり、特に多軸の角速度を同時に検知可能な多軸
検知型角速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、物体の角速度を検出するものとし
てジャイロが知られている。ジャイロはすでによく知ら
れているように、駒の原理を利用した機械式機構からな
るものである。この様な機械式機構からなるジャイロ
は、高精度に角速度検出を行うことができるが、その反
面、準機械的構造であるため極めて高精度に加工された
部品を要し、従って、非常に高価であり、しかも体積及
び重量が大きいという欠点を有していた。このため、近
年ではジャイロを用いて高精度の角速度検出を行いたい
という需要は以前に比べていっそう増加しているにも関
わらず、従来の機械式ジャイロを各種装置や機器に搭載
した場合は該装置や該機器が大型化かつ大重量化してし
まう問題が生ずるため、従来の機械式ジャイロの利用は
比較的限られた分野のみに留まっていた。
【0003】しかるに最近になって従来の機械式ジャイ
ロに設けられていた回転駒の代わりに音さなどの振動子
を用いる振動ジャイロが開発されたため、ジャイロの利
用分野の拡大が可能になり、各種の機器や装置にジャイ
ロ式検出器を登載できる可能性が大きくなった。
【0004】前述した振動ジャイロは、一定の振動数で
振動している音さ等の振動子に外力による角速度が加わ
った時に該振動子に生ずるコリオリ力を検出することに
よって該角速度を検出するものであり、回転駒がないた
め小型であるとともに低コストで作製することができ、
しかも高精度の検出が可能であるという長所を有してい
るため、各種機器において利用されることが期待されて
いる。
【0005】以下には、前記振動ジャイロからなる角速
度センサについて図11乃至図12を参照にして説明す
る。図11において、1101及び1102は固定され
た振動片で、1103および1104は振動片1101
及び1102にそれぞれに取り付けられ、1112及び
1113の固定部材を図中X方向に振動させる駆動用圧
電素子であり、1105及び1106は駆動用圧電素子
1103及び1104で振動する振動片1101及び1
102の実際の振動をモニターするモニター用圧電素子
であり、1109及び1110は固定部材1112及び
1113に取り付けられた検出用振動片であり、110
9及び1110は検出用振動片1109及び1110に
取り付けられた角速度を検出するための検出用圧電素子
である。この振動ジャイロにおいて、振動片1101及
び1102を共振周波数ω1 でX方向に互いに逆向きに
振動している状態にしておいて基部1111がたとえば
Z軸の回りに角速度Ωで回動されたと仮定すると、検出
用振動片1112及び1113には角速度Ωに比例した
コリオリの力FcがY軸方向に作用する。この時、X方
向に振動中の振動片1101及び1102のX方向速度
vは振幅をA、時間をtとすると次式で表される。
【0006】 v=A・ω1 ・cosω1 t (a) ここで、ω1 は振動片1101及び1102の共振周波
数である。
【0007】ここで検知用振動片1109及び1110
の質量をMとするとコリオリの力Fcは次式で表され
る。
【0008】 Fc=2・A・M・Ω・ω1・cosω1 t (b) (b)式で明らかなように、コリオリの力Fcが作用し
た時に検出用振動片1112及び1113はY軸方向に
振動片し、その振幅は角速度Ωに比例するので検出用振
動片1109及び1110の振幅を検出することにより
角速度Ωを求めることができる。
【0009】次に、図12において、図11の構成を用
いた角速度検出方法を説明する。同図において、110
3、1104、1105、1106、1107及び11
08は圧電素子を示し、図11中に示した駆動用圧電素
子1103及び1104、モニター用圧電素子1105
及び1106、検出用圧電素子1107及び1108は
同一番号で示してある。1201、1207、1209
は増幅器であり、それぞれ、増幅器1201はモニター
用圧電素子1105及び1106からの信号を増幅する
もの、増幅器1207は駆動用圧電素子1103及び1
104に駆動信号を供給するもの、増幅器1209は検
出用圧電素子1107及び1108からの角速度検出用
信号を増幅するものである。1202は増幅器1201
で増幅されたモニター出力を移相させる移相回路であ
る。1203は同様に増幅器1201からの信号を整流
して整流電圧を発生する整流回路である。1204は基
準電圧発生回路で増幅器1201からの増幅電圧を一定
にすべく駆動用圧電素子1103及び1104への入力
電圧を抑制するための基準電圧を発生する。差動増幅器
1205は整流回路1203の出力電圧と基準電圧発生
回路1204からの基準電圧との差を増幅した出力を発
生する。乗算回路1206は移相回路1202の出力電
圧と差動増幅器1205の出力電圧とを乗じ、この乗算
結果を増幅器1207を介して駆動用圧電素子1103
及び1104に印加する。
【0010】1210は増幅器1209で増幅された検
出用圧電素子1107及び1108の出力信号のうち振
動片1101及び1102の共振周波数ω1 の帯域成分
を通過させるバンドパスフィルターである。このバンド
パスフィルター1210の出力信号は同期検波回路12
11において移相回路1208の出力信号により同期検
波され、同期検波電圧となる。1212は同期検波回路
の1211の出力のうち、特定の低周波成分を通過させ
るローパスフィルターである。1213は、ローパスフ
ィルター1212の出力を増幅して角速度Ωを表す出力
を発生する出力増幅器である。
【0011】図12において振動片1101及び110
2は、それぞれに取り付けられた駆動用圧電素子110
3及び1104によって励振されるとX方向に振動し、
共振する。従って、検出用振動片1109及び1110
に取り付けられた検出用振動片1109及び1110も
同様に振動する。この時、モニター用圧電素子1105
及び1106は振動片1101及び1102と検出用振
動片1109および1110のそれぞれのX方向の振動
の振幅に比例したモニター電圧を増幅し、移相回路11
02は増幅器1201の出力電圧を90゜移相した出力
電圧を発生する。同時に整流回路1203は増幅器12
01の出力電圧を整流した正電圧を発生する。したがっ
て、差動増幅器1205は整流回路1203の出力電圧
と基準電圧発生回路1204の基準電圧との差を増幅し
た出力を発生し、該出力が乗算回路1206に入力され
る。乗算回路1206は移相回路1202の出力(すな
わち、モニター用圧電素子1105及び1106の出力
を90゜移相した信号)と、差動増幅器1205の出力
とを取り込んで両者の積に等しい出力を発生し、増幅器
1207は乗算回路1206の出力を増幅して駆動用圧
電素子1103及び1104には乗算回路1206を介
してモニター用圧電素子1105及び1106の出力が
帰還され、駆動用圧電素子1103及び1104は常に
一定電圧で駆動されるように乗算回路1206によって
制御される。
【0012】基部1111がZ軸を中心として角速度Ω
で回動されると検出用振動片1101及び1102はコ
リオリ力Fcにより角速度Ωに比例してY軸方向に変位
する。従って、検出用圧電素子1107及び1108は
振動片の振動速度vと角速度Ωとの積に比例した出力を
生じ、該出力が増幅器1209で増幅された後、バンド
パスフィルター1210に入力される。
【0013】検出用圧電素子1107及び1108の出
力は振動片1101及び1102の共振周波数ω1 を角
速度Ωによって振幅変調した振幅変調波となっており、
また、バンドパスフィルター1210の通過帯域は共振
周波数ω1 に設定されているためバンドパスフィルタ1
210の出力は検出用圧電素子1107及び1108の
出力から共振周波数ω1 の振動成分が通過されたものと
なる。
【0014】バンドパスフィルター1220の出力は同
期検波回路1211において移相回路1208の出力に
より同期検波される。移相回路1208の出力により同
期検波される。移相回路1208の出力はモニター用圧
電素子1105及び1106の出力を90゜移相したも
のであり、従って同期検波回路1211の出力はΩに比
例したものとなる。
【0015】ついで同期検波回路1211の出力はロー
パスフィルター1212に入力され、ローパスフィルタ
ー1213では高周波成分が除去された後、出力増幅器
1213に入力される。出力増幅器1213ではローパ
スフィルター1212の出力を適当な振幅に増幅して出
力し、該出力が表示器などに供給される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、振動ジ
ャイロは駒の原理を利用した機械的機構から成るジャイ
ロに比べ大きさが小さく、コストも小さいという特徴を
有している。しかしながら、小型機器においては大き
さ、コストの点においてもまだ十分なものではない。特
に、多軸検知を必要とするシステムにおいては一方向の
検知軸に対して一個の角速度センサが必要であり、角速
度センサおよび実装スペースが検知軸分だけ必要とな
る。このため、従来の角速度センサを多軸検知が必要な
システムで用いる場合にはシステムの小型化が難しいと
いう問題があった。
【0017】
【課題を解決するための手段(及び作用)】本発明は以
上の問題点を解決するものであり、小型かつ低コストの
振動ジャイロ、即ち角速度センサを提供することを目的
とし、特に、同時に2軸以上の多軸方向の角速度の検知
可能な角速度センサを提案するものである。
【0018】そして、本発明は、平板部をその面内方向
に対して略直交する上下方向に振動させる駆動機構及び
駆動源を設け、該平板部を形状加工しその面内に複数の
方向の角速度に対してコリオリ力を受ける重り部及びこ
の重り部を平板部に保持し重り部及び梁部がコリオリ力
を受けた時に平面内方向にたわみ変形する梁部を形成
し、この梁部がたわみ変形して歪む際の中立面に相対し
て平板上両側にそれぞれ設けられた歪量を検出する等価
な検出手段、そしてこの各々の検出手段の出力の差によ
り歪量を検出してコリオリ力を求めて角速度を得ること
により上記目的を達成した。
【0019】又、本発明は、平板を加工することにより
角速度センサを作製するために厚み方向の大きさが小さ
いセンサを実現している。本発明の平板材料としては、
シリコン単結晶、水晶、感光性ガラス等フォトリソグラ
フィー法を用いエッチング可能な材料を用いることがで
きる。フォトリソグラフィー法は、高い精度を有するエ
ッチングプロセスの適用が可能なため寸法精度の高い形
状加工が可能であり、この結果、高い感度を有する角速
度センサの提供が可能となった。
【0020】また、駆動源としては焼結PZT(チタン
酸ジルコン酸鉛)等の高い駆動力を持つもの使用が可能
であり駆動部を共通化することにより、センサの大きさ
に対して駆動部を大きくすることができ、大きさに対す
る加工誤差の低減及び大きな駆動力により小型センサに
おいても制御性の高い励振が可能となった。
【0021】
【実施例】以下図に示す実施例に基づいて本発明をより
詳細に説明するが本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0022】(実施例1)図1から図4は、本発明の角
速度センサの第一の実施例を示すものであり、図1は本
実施例の角速度センサの構造図、図2は図1の本実施例
の角速度センサにおける検出部の上面の拡大図、図3は
本実施例の角速度センサ作製のためのプロセスを示す
図、図4は本実施例の角速度センサをカメラの手ブレ抑
制システムに適用した場合のシステム図を示している。
【0023】図1および図2において、101はシリコ
ン単結晶基板であり、102は平板部、103は重り
部、104は検出用梁部、105はエッチング除去して
形成した空隙部、106はピエゾ抵抗素子部、107は
シリコンの厚みが平板部に比べ小さく上下方向の振動を
可能にする駆動構造部、108は駆動源である励振用P
ZT、109a,bは励振検知用PZT、110はリー
ド電極、111はリード電極引き出し部、112は一枚
のシリコン基板により構成される単体センサ部、11
3、114は角速度の検知軸、115、116はコリオ
リ力の発生方向、117は、梁部104に形成された一
対のピエゾ抵抗素子106の変形に伴う抵抗差を検出
し、電圧信号とする歪検出回路、118,121,12
6は増幅器であり、夫々、増幅器118は励振検知用P
ZT109a,109bからの信号を増幅するもの、増
幅器121は励振用PZTに駆動信号を供給するもの、
増幅器126は歪検出回路117からの信号を増幅する
ものである。119は増幅器118で増幅された出力を
移相させる移相回路、112は同様に増幅器118から
の信号を整流して整流電圧を発生する整流回路、124
は基準電圧発生回路で増幅器121からの増幅電圧を一
定にすべく励振用PZT108への入力電圧を抑制する
ための基準電圧を発生する。123は差動増幅器で、整
流回路122の出力電圧と基準電圧発生回路124から
の基準電圧との差を増幅した出力を発生する。120は
乗算回路で、移相回路119の出力電圧と差動増幅器1
23の出力電圧とを乗じ、この乗算結果を増幅器121
を介して励振用PZT108に印加する。
【0024】127は増幅器126で増幅された歪検出
回路117の出力信号のうち振動片108の共振周波数
ω1の帯域成分を通過させるバンドパスフィルターであ
る。このバンドパスフィルター127の出力信号は同期
検波回路128において移相回路125の出力信号によ
り同期検波され、同期検波電圧となる。129は同期検
波回路の128の出力のうち、特定の低周波成分を通過
させるローパスフィルターである。130は、ローパス
フィルター129の出力を増幅して角速度を表す出力を
発生する出力増幅器である。又、201はピエゾ抵抗素
子用引き出し電極、202は検出用梁部104のたわみ
の中立面である。
【0025】尚、上述の実施例では軸113に関する角
速度検出を行う信号処理回路は省略しているが、上述の
軸114に関する角速度検出信号処理回路と同様のもの
である。
【0026】又、本実施例においては同じ構成のセンサ
を2枚積層しており、各々の励振を逆位相としており、
各々の出力増幅器130からの出力の差動信号を角速度
信号としている。このため、角速度センサを使用する装
置において、発生する振動等の角速度センサが受ける外
乱の影響を抑制することができる。また、差動信号を得
るための差動増幅器(不図示)は歪検出回路117から
出力増幅器130までのどの回路間に設けてもほぼ同様
の効果が得られる。このとき回路規模、回路特性等を考
慮してより適切な配置を選択することが可能である。
【0027】次に、上記構成の動作について説明する。
本実施例においては励振用PZT108に一定電圧の交
流を印加することにより駆動構造部107を矢印Aの方
向に平板部102を振動させる。このとき、駆動検知用
PZT109a,bの出力を検知し、駆動周波数が所望
の値となるように励振用PZTに印加する交流電圧を増
幅器118、移相回路119、乗算回路120、増幅器
121、整流回路122、差動増幅器123、基準電圧
発生回路124からなる駆動回路で調整し、一定の上下
振動が得られる用にする。検知軸113、114の回り
の角速度がこの上下している平板に加わると検知部であ
る重り部103及び梁部104はそれぞれ115、11
6の方向にコリオリ力を受けそれぞれ梁部104は同方
向にたわみ変形する、この時、梁の中立面の両側に形成
された一対のピエゾ抵抗素子106の前記変形に伴う抵
抗差(歪量)を歪検出回路117で検出する。歪検出回
路117では、更に検出した抵抗差を電圧信号に変換し
て出力する。歪検出回路117の出力信号は、増幅器1
26、バンドパスフィルター127、同期検波回路12
8、ローパスフィルター129、出力増幅器130を介
して角速度を表す信号に変換され出力増幅器130より
出力される。
【0028】なお、本実施例において、駆動周波数は1
5kHzとし、入力電圧は±5Vとした。上記構成にお
いて、出力を検出したところ二つの軸方向に対して良好
に角速度を検出することができ、1°/secの角速度
において0.1mVの出力を得た。
【0029】また、本実施例においては、平板部10
2、重り部103、梁部104は1mm厚の<100>
方位のn型単結晶シリコン基板から異方性エッチングに
よって一体的に形成している。次に、この作製方法につ
いて、図3を用いて詳細に説明する。
【0030】図3において、301はシリコン基板、3
02は熱酸化膜、303はピエゾ抵抗素子部、304は
窒化シリコン膜、305は梁部104及、重り部103
及び平板部102を形成するためのエッチング部、30
6はシリコン(111)面、307は駆動部用エッチン
グ部、308は垂直エッチング面、309はピエゾ抵抗
用電極、310は駆動用電極、311は駆動用片持ち梁
部、312はガラス基板、313はガラス基板に形成し
た溝部、314はPZT焼結体、315はテフロンシー
トである。
【0031】図3(a)において、単結晶基板301に
所望の熱酸化膜302を形成した後、フォトリソグラフ
ィ法によりレジストをパターニングして一部をエッチン
グ除去しピエゾ抵抗素子パターンを形成し、イオン注入
法を用いてp型のピエゾ抵抗素子303を形成した。な
お、この時、平板部上面における梁部の幅は100μm
とし、この梁部104の中立面の両側に10μm幅の抵
抗線を有するピエゾ抵抗素子部を形成した。次に図3
(b)に示すように、ジクロロシランおよびアンモニア
ガスを原料としたLPCVD成膜法を用いて窒化シリコ
ン膜304を0.2μmの厚さに堆積させた。次に、両
面マスクアライナー装置を用いたフォトリソグラフィ法
により基板両面の検出部の重り部103、検出用梁部1
04、平板部102を形成するためのエッチング部30
5の窒化シリコン膜を除去する。なお、窒化シリコン膜
の除去は四フッ化炭素を用いた反応性イオンエッチング
法により行った。この、基板を約110゜に加熱した水
酸化カリウム水溶液で所望時間エッチングを行い、図3
(c)に示す状態を得た。ここで、シリコンの(11
1)結晶面306は結晶面によるエッチング速度の違い
により出現する。次に、図3(d)に示す用に検知部を
形成した平板部を上下方向に駆動する駆動機構である片
持ち梁部107の厚みを調整し所望の駆動周波数とする
ための梁部のエッチングを行うため、窒化シリコン膜3
07のエッチング部のパターニングを行い、再び加熱し
た水酸化カリウム水溶液によりエッチングを行った。図
3(e)における311はこのエッチングにより形成さ
れた梁部であり、エッチング時において、重り部10
3、梁部104及び平板部102のエッチングによりほ
ぼ垂直断面が得られる時間と所望の駆動用梁部の厚みが
得られる時間を一致させることにより所望のセンサ構造
体の形成が可能となる。また、本実施例では、エッチン
グ溶液として水酸化カリウム水溶液を用いたが、ヒドラ
ジン、アンモニア、テトラメチルアンモニウムオキサイ
ド等のシリコンの異方性エッチングを示すエッチング液
を用いることができる。次に、図3(e)に示す様に、
ピエゾ抵抗素子部303と電気的接続を行うためのコン
タクトホールをフォトリソグラフィ法および四フッ化炭
素を用いた反応成イオンエッチング法を用いて窒化シリ
コン膜304に形成し、電極用のレジストパターニング
を行った後、蒸着法およびリフトオフ法を用いてアルミ
電極を所望のパターンに形成する。このあと、所望の大
きさにセンサをシリコン基板より切りだし単体センサ部
112が形成される。次に、単体センサ部112裏面窒
化シリコン膜を反応性イオンエッチング法で除去した
後、予め枠部を約1mm幅で残し、中心部を50%フッ
化水素酸溶液中で約0.5mmの深さのエッチングをお
こない溝部313を形成した厚み1mmのパイレックス
ガラス板(コーニング社#7740)312と単体セン
サ部112を陽極接合して図3(f)の状態とした。な
お、陽極接合においては、380゜で単体センサ部11
2側を正電位、パイレックスガラス側を負電位として4
00Vを10分間印加して行った。この後、予め両面に
銀電極を銀ペーストをスクリーン印刷法で塗布して形成
し分極処理を行った励振用PZT314および励振検知
用PZT109はAg粉を分散させ導電特性を付与した
エポキシ系接着剤を塗布しシリコン単結晶基板上に形成
した引き出し電極(図示せず)上に圧着し固定して図3
(g)の状態とした。最後に、このセンサを形成した単
体センサ部112が図3(h)に示すように相対する面
で接着する。本実施例においては、幅2ミリ厚さ0.5
ミリのテフロン枠シート315を間に挟みエポキシ系接
着剤を用いて加圧接着しセンサ部を形成した。
【0032】なお、本実施例においては単体センサ部の
外寸は17×14mmとし、駆動用梁部311およびP
ZT焼結体312の厚みはいずれも300μm、長さは
5ミリとした。
【0033】図4は、本実施例の角速度センサをカメラ
の像ぶれ抑制システムに用いた図である。
【0034】図4において、40は補正光学系、41は
光軸中心、41P、41Yは各々カメラの縦ブレ、横ブ
レ方向、42はレンズ鏡筒、43は上述の実施例で説明
した角速度センサ、44P及び44Yは角速度検知方
向、45P及び45Yは積分回路、46は固定レンズの
一部、47P及び47Yは補正光学系駆動部、48Pお
よび48Yは補正光学系位置センサ、49は像面であ
る。
【0035】二つの角速度検出方向44P、44Yを角
速度センサ43で検出し、積分回路45Pおよび45Y
で上記角速度センサの信号を積分して手ブレ角変位に変
換する。次に、この変換された角変位信号は、補正光学
系40をX、Y方向に変位させる駆動部47P、47Y
に入力されてこの補正光学系40を駆動させ、像面49
での像安定を確保し、像ブレ抑制を行うようになってい
る。この時、補正光学系40の位置検出センサ48P、
48Yを用いて補正位置検出を行い、検出信号はフィー
ドバック制御に利用される。上記構成のカメラの像ブレ
抑制システムは良好に動作し像ブレを抑制した。
【0036】本実施例では、角速度センサはレンズ鏡筒
42先端部に配置したがカメラの形態により角速度検知
方向44P、44Yと手ブレ方向41P、41Yを一致
させれば設計上都合の良い場所に設置することが可能で
ある。例えば、本実施例の角速度センサは厚みが薄いた
め、像面49の背後に設置しても従来の角速度センサを
用いた場合の様に大きく膨らむことがないため装置のデ
ザイン的制約が少なくなる効果がある。
【0037】また、上述した本実施例の角速度センサに
おいてさらに特性向上を計ることもできる。図3(h)
において、二つのセンサを貼り合わせる際に減圧下で行
うと、センサ内部を減圧状態にすることができる。この
場合には、振動の電気機械変換特性が向上し、さらに1
0倍〜100倍程度の感度向上が可能となった。さら
に、この場合には空気を介在した温度変化の影響を受け
くくなるためセンサ出力の熱的安定化が計れた。
【0038】また、二つのセンサを貼り合わせる際にテ
フロンシートの替わりに所望の形状にエッチング加工し
たスガラス基板を用い、常温中で接着部のみに炭素レー
ザーを照射しながらシリコン基板側を正電位として約4
00Vの電圧をガラス基板との間に印加することによっ
ても接着が可能である。この場合には、基板端面側から
炭素レーザーを照射して接着を行った。この方法におい
てはシリコンとガラス部の緻密な接着が可能であり、特
に、センサ内部を減圧状態とする場合に生産上の歩留ま
り向上、センサの信頼性向上が計られた。
【0039】さらに、本実施例で説明した回路部の一部
をCMOS構成としセンサを形成するシリコン基板内に
回路を形成することも可能である。この場合には、回路
構成部における小型化によるシステムのさらなる小型化
が可能である。
【0040】(実施例2)図5から図9は、本発明第二
の実施例を説明するための図であり、図5はセンサ上面
図、図6は図5の角速度センサのA−A’断面における
作製行程図、図7及び図8は角速度センサの検出部の他
の形態を示す図、図9は他の形態をとった角速度センサ
の説明図である。
【0041】図5および図6において、501はガラス
基板、502は駆動用ヒンジ梁部、503は空隙部、5
04は重り部、505は検出用梁部、506は検出用圧
電素子、507は検出部が形成された平板部、601は
エッチングマスク材、602は紫外線露光用マスク、6
03駆動用圧電素子、604、606は封止用シリコン
基板、605はセンサ空隙部である。
【0042】図5の角速度センサにおいて、角速度の検
出は、重り部504および検出用梁部505がコリオリ
力を受けて面内方向に梁部505がたわみ変形するとき
の歪量を梁部505のたわみ変形の中立面の両側に形成
した一対の検出用圧電体素子506の出力差により検出
した。また、検出部が形成された平板部507は一対の
ヒンジ梁部502によって構成される駆動機構によって
平面とおよそ直行する上下方向に振動する。また、この
ときの駆動源としては圧電素子であるPZT焼結体を用
いた。
【0043】次に、図6を用いて図6に示した本実施例
の角速度センサの作製方法について詳細に説明する。
【0044】本実施例においては、ガラス基板501に
は、1mm厚のPEG3感光性ガラス(HOYA(株)
製)を用いた。図6(a)において、ホトレジス材をガ
ラス基板501表面にスピン塗布法により形成し、ヒン
ジ梁部502形成のためのパターンにパターンニングし
てエッチングマスク部601を形成する。この後、テフ
ロン製の専用治具(図示せず)を用いて片面のみ50%
フッ化水素酸溶液溶液に触れるようにしてヒンジ梁部5
02が所望の厚みになるようにエッチングを行った。本
実施例においては、エッチング時間の制御により約0.
4μmの厚みを残した。次に、エッチングを行った面と
相対する面に図5における空隙部503のパターンに形
成した紫外線マスク部602を形成する。次に、紫外線
照射を行い、マスク材を取り除いた後熱処理による現像
を行い、さらにその後紫外線を照射し未露光部を露光す
る。この後、10%フッ化水素酸溶液でエッチングを行
い空隙部503を形成する。次に、検出部用電極(図示
せず)としてクロムを下地電極とする金電極、検出用圧
電素子506として酸化亜鉛膜およびを酸化亜鉛膜上の
金電極(図示せず)、検出部用引出し電極(図示せず)
をスパッタ法およびリフトオフ法を用いて所望のパター
ンに形成する。さらに、駆動部引出し電極(図示せず)
および駆動用電極(図示せず)を同様な方法で形成した
後、駆動源602としてPZT焼結体を実施例1と同様
の方法でガラス基板に接着し図6(c)の状態とした。
なお、ヒンジ梁部の平板部側には駆動検知用のPZT焼
結体(図示せず)および電極(図示せず)も同様の方法
で形成した。つぎに、図6(d)に示す様に異方性エッ
チングにより空隙部605を形成したシリコン基板60
4をガラス基板に接着する。最後に、図6(e)に示す
ように、異方性エッチングにより形成した606を挟ん
で図5(d)の二つのセンサ単体を接着して、本発明の
角速度センサを形成する。
【0045】なお、図5(d)および図5(e)におい
て基板間の接着はエポキシ系接着剤を用いて行った。
【0046】上記構成において、二つの圧電素子506
のたわみ変形に伴う出力電圧の差信号を、図12で説明
した従来例と同様な電気回路を用いて出力を検出したと
ころ二つの軸方向に対して良好に角速度を検出すること
ができた。
【0047】また、実施例1同様角速度センサをカメラ
の像ブレ制御システムに用いたところ像ブレシステムは
良好に動作した。
【0048】次に、本実施例において角速度センサの形
状を変えた例について図7から図9を用いてさらに説明
する。
【0049】図7及び図8は、本実施例において異なる
センサ検出部構造の説明図であり、701及び801は
検出角速度方向、702及び802はコリオリ力の検出
方向、703及び803は重り部、704及び804は
検出用梁部、705及び805は空隙部である。
【0050】図7における検出部は、二つの梁部704
によって構成され。このため角速度方向701のねじれ
がおきにくい構造を示し、強い角速度を検出する場合に
この構造は有利となる。また、図8は四つの梁部804
によって構成され紙面に対して上下方向の振動がおきに
くい構造となっており、上下振動の激しいところでの用
途に適している。
【0051】図9は、駆動機構が四つの駆動用ヒンジ梁
部により構成される角速度の例を示しており、901は
ガラス基板、902はヒンジ梁部、903は空隙部、9
04は重り部、905aから905dは検知梁部、90
6は検出用圧電素子、907は検出部が形成された平板
部である。この例においては、駆動機構が四つのヒンジ
梁部902により構成されているため、検出部が形成さ
れた平板部907が四つのヒンジ梁部902により上下
振動する際に、平板面内方向の回転が起こりにくい効果
があり、平板部の面内方向の回転による誤差を小さくす
ることができる。なお、この例においては、振動する平
板部907が対称構造なしてることにより、平板部の重
心の中心からのずれをなくしより正確な上下振動を実現
している。このとき、検出出力はそれぞれの角速度方向
に対して、905aと905dの出力の和および905
bと905cとの和により求めることができる。
【0052】(実施例3)図10は、実施例2の角速度
センサをさらに発展させ4軸検知可能な角速度センサを
提供したものである。
【0053】図10において、1001はヒンジ梁部、
1002は検出梁部、1003は重り部、1004は検
出部が形成された平板部を示。第2の実施例と同様な方
法により本実施例の角速度センサを作製し、同様に駆動
させたところ四つ検出部により、それぞれ検出用梁部1
002の形成された30゜ごとの方向の軸まわりの角速
度の検出が可能であった。本実施例の角速度センサは、
ロッボットアーム等の複雑な動きを有する装置の制御用
センサとして用いることが可能であり、必要に応じて検
出部を任意の検知軸方向に形成することにより多軸検知
可能な角速度センサが容易に形成可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の角速度セ
ンサは多軸検知を必要とするシステムにおいてセンサ部
の小型化及びセンサ部の実装部の共通化によるシステム
の小型化が実現できる効果がある。この効果は、カメ
ラ、ビデオカメラをはじめとする小型機器において多大
であり、センサ部が大きい故のシステムのデザイン的お
よび機能的制約を飛躍的に小さくした。
【0055】さらに、本発明においては検出部の形成に
おいてを高い加工精度を有するフォトリソグラフィ法お
よびエッチング法を用いて行っており、加工誤差の低減
による検出感度の向上が計られた。また、少なくとも二
つ以上の振動部を共通化することにより、余裕をもった
駆動力による外乱の影響を受けにくい制御性の高い振動
ができる効果がある。また、駆動部を大きくすることに
より大きさあたりの加工及び組立誤差が小さくなり感度
が向上する効果が得らた。
【0056】また、駆動回路の共通化等の回路部品の共
通化、及び実装部材の共通化により大幅なコストの低減
が計れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の角速度センサの構造部
分を示した斜視図、
【図2】本発明の第1の実施例の角速度センサにおける
検出部の上面の拡大図、
【図3】本発明の第1の実施例の角速度センサ作製のた
めのプロセスを示す図、
【図4】本発明の第1の実施例の角速度センサを適用し
たカメラの手ブレ抑制システム概要図、
【図5】本発明の第2の実施例のセンサ上面図、
【図6】本発明の第2の実施例である第5図の角速度セ
ンサのA−A’断面における作製行程図、
【図7】本発明の第2の実施例において他の形態の検出
部構造を示す図、
【図8】本発明の第2の実施例において、更に他の形態
の検出部構造を示す図、
【図9】本発明第2の実施例の角速度センサにおいて他
の形態の構造を示す図、
【図10】本発明の第3の実施例の角速度センサを示す
図である。
【図11】従来の例を説明するための図である。
【図12】従来の例を説明するための図である。
【符号の説明】
101、301 センサ形成用シリコン基板 102、507、907、1004 平板部 103、504、703、803、904、1003
重り部 104、505、704、804、905a、905
b、905c、905d、1002 検知用梁部 105、503、605、705、805、903 空
隙部 106、303 ピエゾ抵抗素子部 107、311 駆動用片持ち梁構造部 108、314、603 励振用PZT焼結体 109 励振検知用PZT焼結体 110、309、310 電極部 111、210 引き出し電極部 112 単体センサ部 202 梁104のたわみの中立面 302 シリコンの熱酸化膜 304 窒化シリコン膜 305、307 エッチング部 306 シリコン(111)面 308 垂直エッチング面 312、501、901 ガラス基板 313 ガラス基板に形成した溝部 315 テフロンシート 40 補正光学系 41 光軸中心 41P カメラの撮影光軸の縦ブレ方向 41Y カメラの撮影光軸の横ブレ方向 42 レンズ鏡筒部 43 角速度センサ 44P、44Y 角速度検知方向 45P、45Y 積分回路 46 固定レンズの一部 47P、47Y 補正光学系駆動部 48P、48Y 補正光学系位置センサ 49 像面 502、902、1001 駆動用ヒンジ梁部 506、906 検出用圧電素子 601 エッチングマスク材 602 紫外線露光用マスク 604、606 封止用シリコン基板 701、801 検出角速度方向 702、802 コリオリ力の検出方向 1101、1102 固定された振動片 1103、1104 駆動用圧電素子 1105、1106 モニター用圧電素子 1107、1108 検出用振動片 1109、1110 検出用圧電素子 1112、1113 固定部材 1111 基部 1201、1207、1209 増幅器 1202、1208 移相回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 博嗣 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 井阪 和夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 平井 裕 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板の一部をエッチング除去してなる少
    なくとも二つ以上の重り部及びこの重り部と平板部を接
    続する検出用梁部とこの重り部及び検出用梁部が形成さ
    れた平板部を面内方向と略直交して振動させる振動機構
    及び振動源により構成され、該梁部の長手方向を軸とす
    る角速度が該検出用梁部に加わることにより該検出用梁
    部がコリオリ力を受けて面内方向に歪む際の中立面の両
    側の該平板部上面の該検出用梁部にそれぞれ少なくとも
    一つ以上の歪量を検出する手段を有し、この両側に設け
    られた歪量検出手段の出力値の差より角速度信号を生成
    することを特徴とする角速度センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 コリオリ力により歪を発生する二つ以上の検出用梁部の
    うち少なくとも二つが略90゜の方向をなして形成され
    ている。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 コリオリ力により歪を発生させる検出用梁部は、前記平
    板をエッチングすることにより形成されている。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記平板部が感光性ガラスで構成されている。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記平板部を駆動させる駆動機構は片持ちばり構造であ
    る。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記平板部を駆動させる駆動機構は少なくとも該平板部
    を保持する二つ以上の梁を有するヒンジばね構造であ
    る。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記歪量検出は前記検出用梁部上面部に形成された一対
    のピエゾ抵抗素子である。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 歪量検出は前記検出用梁部上面部に形成された一対の圧
    電素子である。
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