JP2023122722A - センサ - Google Patents

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Shiori Kaji
竜之介 丸藤
Ryunosuke Gando
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Abstract

【課題】特性を向上できるセンサを提供する。【解決手段】実施形態によれば、センサは、基体、第1固定部、可動部、接続部及び第1固定電極を含む。第1固定部は、基体に固定される。可動部は、第1固定部の周りに設けられる。可動部は、第1固定部を中心とする環状の第1~第3部分領域を含む。第2部分領域は、第1部分領域と第1固定部との間に設けられる。第3部分領域は、第1部分領域と第2部分領域との間に設けられる。第3部分領域は、第1可動部電極を含む、接続部は、第2部分領域を第1固定部と接続する。基体と可動部との間、及び、基体と接続部との間に第1間隙が設けられる。第1固定電極は、基体に固定され、第1可動部電極と対向する。第2部分領域の第2面積は、第1部分領域の第1面積以上である。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、センサに関する。
ジャイロセンサなどのセンサがある。センサにおいて、特性の向上が望まれる。
特開2020-144065号公報
本発明の実施形態は、特性を向上できるセンサを提供する。
本発明の実施形態によれば、センサは、基体、第1固定部、可動部、接続部及び第1固定電極を含む。前記第1固定部は、前記基体に固定される。前記可動部は、前記基体から前記第1固定部への第1方向と交差する第1平面内で前記第1固定部の周りに設けられる。前記可動部は、第1部分領域、第2部分領域及び第3部分領域を含む。前記第1部分領域は、前記第1固定部を中心とする環状である。前記第2部分領域は、前記第1部分領域と前記第1固定部との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状である。前記第3部分領域は、前記第1部分領域と前記第2部分領域との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状である。前記第3部分領域は、第1可動部電極を含む、前記接続部は、前記第1固定部と前記第2部分領域との間に設けられ、前記第2部分領域を前記第1固定部と接続する。前記基体と前記可動部との間、及び、前記基体と前記接続部との間に第1間隙が設けられる。前記第1固定電極は、前記基体に固定され、前記第1可動部電極と対向する。前記第1平面における前記第2部分領域の第2面積は、前記第1平面における前記第1部分領域の第1面積以上である。
図1は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。 図2は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。 図3は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。 図4(a)~図4(d)は、センサの特性を例示するグラフである。 図5(a)~図5(d)は、センサの特性を例示するグラフである。 図6(a)~図6(d)は、センサの特性を例示するグラフである。 図7(a)~図7(d)は、センサの特性を例示するグラフである。 図8(a)及び図8(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。 図9は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。 図10は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。 図11は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。 図12は、第2実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。 図13は、第2実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1及び図2は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図3は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図3は、図1のA1-A2線断面図である。
図1~図3に示すように、実施形態に係るセンサ110は、基体20、第1固定部21、可動部10、接続部31及び第1固定電極41を含む。
基体20は、例えば、シリコン基板などを含んで良い。第1固定部21は、基体20に固定される。第1固定部21の少なくとも一部は、導電性である。
基体20から第1固定部21への方向を第1方向D1とする。第1方向D1をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。
可動部10は、第1方向D1と交差する第1平面内で第1固定部21の周りに設けられる。第1平面は、例えばX-Y平面である。可動部10は、第1固定部21を中心とする環状である。可動部10は、外縁部10o及び内縁部10iを含む。内縁部10iは、第1固定部21と外縁部10oとの間にある。例えば、外縁部10oは、第1固定部21を中心とする円状である。例えば、内縁部10iは、第1固定部21を中心とする円状である。可動部10は、導電性である。外縁部10o及び内縁部10iの少なくともいずれかは、多角形でも良い。
可動部10は、第1部分領域11、第2部分領域12及び第3部分領域13を含む。図2は、第1部分領域11、第2部分領域12及び第3部分領域13を例示している。第1部分領域11は、第1固定部21を中心とする環状である。第1部分領域11は、外縁部10oを含む。第2部分領域12は、第1部分領域11と第1固定部21との間に設けられる。第2部分領域12は、第1固定部21を中心とする環状である。第2部分領域12は、内縁部10iを含む。
第3部分領域13は、第1部分領域11と第2部分領域12との間に設けられる。第3部分領域13は、第1固定部21を中心とする環状である。第3部分領域13は、第1可動部電極13Eを含む。第3部分領域13は、電極が設けられる領域である。第1部分領域11は、外側領域である。第2部分領域12は、内側領域である。
接続部31は、第1固定部21と第2部分領域12との間に設けられる。接続部31は、第2部分領域12を第1固定部21と接続する。接続部31は、導電性である。
図3に示すように、基体20と可動部10との間、及び、基体20と接続部31との間に第1間隙g1が設けられる。接続部31は、例えば、ばね部である。接続部31は、ミアンダ構造を有して良い。
第1固定電極41は、基体20に固定される。第1固定電極41は、第1可動部電極13Eと対向する。例えば、第1固定電極41は、第1平面内(例えばX-Y平面内)で、第1可動部電極13Eと対向する。
例えば、第1可動部電極13Eは、第1部分領域11の内側端に接する。例えば、第1可動部電極13Eは、第3部分領域13の外側の端に接する。後述するように、第2固定電極42がさらに設けられても良い。図1に示すように、第2固定電極42は、第2可動部電極13Fと対向する。例えば、第2可動部電極13Fは、第2部分領域12の外側の端に接する。例えば、第2可動部電極13Fは、第3部分領域13の内側の端に接する。
後述するように、第3部分領域13は、第1固定電極用孔13EH(図8(a)参照)を含む。第1固定電極41は、第1固定電極用孔13EHを通過する。例えば、第1固定電極用孔13EHは、第1部分領域11の内側端に接する。後述するように、第3部分領域13は、第2固定電極用孔13FH(図9参照)を含む。第2固定電極42は、第2固定電極用孔13FHを通過する。例えば、第2固定電極用孔13FH第2部分領域12の外側の端に接する。
実施形態において、第1固定部21を中心とし、第1固定電極41の外側の端を通る円が定義できる。便宜的に、この円が第1部分領域11の内側端に対応すると見なしても良い。第1固定部21を中心とし、第2固定電極42の内側の端を通る円が定義できる。便宜的に、この円が第2部分領域12の外側の端に対応すると見なしても良い。
例えば、センサ110は、制御部70を含んでも良い。制御部70は、センサ110とは別に設けられて良い。制御部70は、可動部10と第1固定電極41との間に電圧を印加可能である。例えば、第1固定部21の上に電極21Eが設けられる。制御部70は、電極21E、第1固定部21及び接続部31を介して、可動部10と電気的に接続される。制御部70は、可動部10と第1固定電極41との間に交流電圧を印加して、可動部10を振動させることが可能である。これにより、可動部10は、例えば、X-Y平面に沿って振動可能である。振動は、例えば、面内並進振動である。1つの例において、X軸方向に沿う並進振動が生じる。
実施形態において、例えば、初期状態においてX軸方向に振動する可動部に、力(角速度)が加わると、可動部10の振動状態が変化する。例えば、可動部10において、Y軸方向の成分を含む振動が生じる。例えば、可動部10は、加わった角速度に応じて、初期状態とは異なる方向に振動する。振動状態の変化は、例えば、コリオリ力に基づく。振動状態の変化を検出することで、力(角速度)が検出できる。
可動部10は、面内並進とは異なる共振モードを有する。例えば、可動部10において、面内回転の共振、面外捻りの共振、及び、面外並進の共振が存在する。面内回転の共振は、例えば、第1固定部21を中心する、X-Y平面内の回転の共振である。面外捻りの共振は、例えば、X軸方向などを中心としたX-Y平面外への回転の成分を含む共振である。面外並進の共振は、例えば、Z軸方向に沿う共振である。これらの共振は、面内並進よりも低次の共振である。
センサ110が検出する検出結果は、これらの低次の共振の影響を受ける。例えば、目的とする面内並進の共振周波数を維持しつつ、低次の共振の周波数を高く維持することで、低次の共振の影響を抑制できる。これにより目的とする力(加速度)を高い精度で検出できる。
実施形態においては、例えば、内側の第2部分領域12の面積は、外側の第1部分領域11の面積以上である。例えば、第2部分領域12の体積は、第1部分領域11の体積以上である。例えば、第2部分領域12の質量は、第1部分領域11の質量以上である。これにより、低次の共振の周波数を高く維持できる。低次の共振の影響を抑制できる。実施形態によれば、特性を向上できるセンサを提供できる。共振の特性の例については、後述する。
図2に示すように、第1固定部21を通り第1平面(X-Y平面)に沿う1つの方向を放射方向Drとする。放射方向Drに沿う第1部分領域11の長さを第1長さL1とする。放射方向Drに沿う第2部分領域12の長さを第2長さL2とする。第2長さL2は、第1長さL1以上である。このような構成により、低次の共振の周波数を高く維持できる。低次の共振の影響を抑制できる。
実施形態においては、可動部10の内側部分に、可動部10の質量を集中させる。これにより、低次の共振の周波数を高く維持できる。低次の共振の影響を抑制できる。
以下、第1部分領域11及び第2部分領域12の質量を変化させたときの共振周波数の変化に関するシミュレーション結果の例について説明する。
図4(a)~図4(d)は、センサの特性を例示するグラフである。
これらの図の横軸は、質量比R1である。第1部分領域11の質量を第1質量M1とする。第2部分領域12の質量を第2質量M2とする。質量比R1は、第1質量M1に対する第2質量M2の比(M2/M1)である。図4(a)の縦軸は、面内回転の共振周波数f1である。図4(b)の縦軸は、面外捻りの共振周波数f2である。面外捻りの共振において、異なる2種類の共振が存在する。この2種類の共振の共振周波数は互いに近い。共振周波数f2は、これらの2種類の共振の1つ(相対的に低周波数の共振)に関する共振周波数である。面外捻りに関する2種類の共振の別の1つ(相対的に高周波数の共振)に関する共振周波数の特性は、共振周波数f2の特性と実質的に同じであるので、図示が省略される。図4(c)の縦軸は、面外並進の共振周波数f3である。図4(d)の縦軸は、面内並進の共振周波数f4である。面内並進の共振において、異なる2種類の共振が存在する。この2種類の共振の周波数は互いに近い。共振周波数f4は、これらの2種類の共振の1つ(相対的に低周波数の共振)に関する共振周波数である。面内並進に関する2種類の共振の別の1つ(相対的に高周波数の共振)に関する共振周波数の特性は、共振周波数f4の特性と実質的に同じであるので、図示が省略される。このシミュレーションでは、面内並進の周波数f4を一定としつつ、質量比R1が変更される。図4(a)~図4(d)において、可動部10の質量は、約2mgである。この例において、可動部10のX軸方向に沿う幅(例えば径)は、2500μmである。
図4(a)~図4(c)に示すように、質量比R1が低くなると、面内回転の共振周波数f1、面外捻りの共振周波数f2、及び、面外並進の共振周波数f3が低下する。質量比R1が1以上において、これらの共振周波数が、高く維持される。質量比R1は、1.2以上でも良い。共振周波数が、より安定して高く維持される。
図5(a)~図5(d)は、センサの特性を例示するグラフである。
これらの図の横軸は、質量比R1である。図5(a)の縦軸は、面内回転の共振周波数f1である。図5(b)の縦軸は、面外捻りの共振周波数f2である。図5(c)の縦軸は、面外並進の共振周波数f3である。図5(d)の縦軸は、面内並進の共振周波数f4である。このシミュレーションでは、面内並進の周波数を一定としつつ、質量比R1が変更される。図5(a)~図5(d)の例において、可動部10の質量は、約1mgである。この例では、可動部10のX軸方向に沿う幅(例えば径)は、2000μmである。図5(b)においても、面外捻りに関する種類の共振の別の1つに関する共振周波数の特性については、図示が省略される。図5(d)においても、面内並進に関する2種類の別の1つに関する共振周波数の特性については、図示が省略される。
図5(a)~図5(c)に示すように、質量比R1が低くなると、面内回転の共振周波数f1、面外捻りの共振周波数f2、及び、面外並進の共振周波数f3が低下する。質量比R1が1以上において、これらの共振周波数が、高く維持される。質量比R1が1.2以上において、これらの共振周波数は、より安定して高く維持される。
実施形態においては、質量比R1は、1以上である。これにより、面内回転の共振周波数f1、面外捻りの共振周波数f2、及び、面外並進の共振周波数f3は、高く維持される。質量比R1は、例えば1.2以上でも良い。質量比R1は、例えば2以上でも良い。質量比R1は、例えば3以上でも良い。
例えば、第1部分領域11の比重は、第2部分領域12の比重と実質的に同じで良い。この場合、質量比R1は、体積比に対応する。体積比は、第1部分領域11の体積に対する第2部分領域12の体積の比である。実施形態において、体積比は、1以上である。体積比は、例えば1.2以上でも良い。体積比は、例えば2以上でも良い。体積比は、例えば3以上でも良い。
例えば、第1部分領域11の厚さは、第2部分領域12の厚さと実質的に同じで良い。厚さは、Z軸方向に沿う長さである。この場合、質量比R1は、面積比に対応する。面積比は、第1部分領域11の面積に対する第2部分領域12の面積の比である。実施形態において、面積比は、1以上である。面積比は、例えば1.2以上でも良い。面積比は、例えば2以上でも良い。面積比は、例えば3以上でも良い。
図6(a)~図6(d)は、センサの特性を例示するグラフである。
これらの図の横軸は、長さ比R2である。長さ比R2は、第2長さL2の第1長さL1に対する比(L2/L1)である。図6(a)の縦軸は、面内回転の共振周波数f1である。図6(b)の縦軸は、面外捻りの共振周波数f2である。図6(c)の縦軸は、面外並進の共振周波数f3である。図4(d)の縦軸は、面内並進の共振周波数f4である。
図6(b)においても、面外捻りに関する種類の共振の別の1つに関する共振周波数の特性については、図示が省略される。図6(d)においても、面内並進に関する2種類の別の1つに関する共振周波数の特性については、図示が省略される。図6(a)~図6(d)の例において、可動部10の質量は約2mgである。この例において、可動部10のX軸方向に沿う幅(例えば径)は、2500μmである。
図6(a)~図6(c)に示すように、長さ比R2が低くなると、面内回転の共振周波数f1、面外捻りの共振周波数f2、及び、面外並進の共振周波数f3が低下する。長さ比R2が2以上において、これらの共振周波数は、高く維持される。長さ比R2が2.5以上において、これらの共振周波数が、より安定して高く維持される。
図7(a)~図7(d)は、センサの特性を例示するグラフである。
これらの図の横軸は、長さ比R2である。図7(a)の縦軸は、面内回転の共振周波数f1である。図7(b)の縦軸は、面外捻りの共振周波数f2である。図7(c)の縦軸は、面外並進の共振周波数f3である。図7(d)の縦軸は、面内並進の共振周波数f4である。このシミュレーションでは、面内並進の周波数を一定としつつ、質量比R1が変更される。図7(a)~図7(d)の例において、可動部10の質量は約1mgである。この例では、可動部10のX軸方向に沿う幅(例えば径)は、2000μmである。図7(b)においても、面外捻りに関する種類の共振の別の1つに関する共振周波数の特性については、図示が省略される。図7(d)においても、面内並進に関する2種類の別の1つに関する共振周波数の特性については、図示が省略される。
図7(a)~図7(c)に示すように、長さ比R2が低くなると、面内回転の共振周波数f1、面外捻りの共振周波数f2、及び、面外並進の共振周波数f3が低下する。長さR2が2.5以上において、これらの共振周波数が、高く維持される。長さR2が3.5以上において、これらの共振周波数が、より安定して高く維持される。
実施形態においては、長さ比R2は、2以上である。長さ比R2は、2.5以上でも良い。長さ比R2は、3.5以上でも良い。これにより、面内回転の共振周波数f1、面外捻りの共振周波数f2、及び、面外並進の共振周波数f3は、高く維持される。
実施形態において、第2長さL2は、第1長さL1以上である。実施形態において、第2長さL2は第1長さL1の2倍以上であることが好ましい。第2長さL2は第1長さL1の2.5倍以上でも良い。低次の共振の周波数を効果的に高く維持できる。低次の共振の影響を効果的に抑制できる。
図8(a)及び図8(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
これらの図は、第1固定電極41及び第1可動部電極13Eを拡大して例示している。図8(a)に示すように、第3部分領域13は、第1固定電極用孔13EHを含む。第1固定電極用孔13EHは、第1方向D1に沿って延びる。第1固定電極用孔13EHに第1可動部電極13Eが設けられる。第1固定電極41は、第1固定電極用孔13EHを通る。
この例では、第1可動部電極13E及び第1固定電極41は、櫛歯状である。図8(b)に示すように、第1可動部電極13Eは、第1櫛歯電極対20Tの一方である。第1固定電極41は、第1櫛歯電極対20Tの他方である。第1可動部電極13Eは、基部10bと、複数の突出部10pと、を含む。複数の突出部10pは、基部10bと接続される。第1固定電極41は、基部41bと、複数の突出部41pと、を含む。複数の突出部41pは、基部41bと接続される。複数の突出部10pの1つと、複数の突出部10pの別の1つと、の間に、複数の突出部41pの1つの少なくとも一部がある。複数の突出部41pの1つと、複数の突出部41pの別の1つと、の間に、複数の突出部10pの1つの少なくとも一部がある。
図1に示すように、この例では、センサ110は、第2固定電極42をさらに含む。第2固定電極42は、基体20に固定される。第3部分領域13は、第2可動部電極13Fを含む。この例では、第2固定電極42は、第2部分領域12と第1固定電極41との間にある。
図9は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図9は、第2固定電極42及び第2可動部電極13Fを例示している。第2固定電極42は、第2可動部電極13Fと対向する。第3部分領域13は、第2固定電極用孔13FHを含む。第2固定電極用孔13FHに、第2可動部電極13Fが設けられる。第2固定電極用孔13FHは、第1方向D1に延びる。第2固定電極42は、第2固定電極用孔13FHを通る。第2固定電極42は、第1平面内(X-Y平面内)で第2可動部電極13Fと対向する。第2固定電極42と第2可動部電極13Fとの間に電圧が印加されても良い。後述するように、第2固定電極42及び第2可動部電極13Fは、櫛歯電極対でも良い。
図1に示すように、複数の第1可動部電極13E、及び、複数の第1固定電極41が設けられて良い。複数の第1可動部電極13Eは、第1固定部21を中心とした円状に並ぶ。複数の第1固定電極41は、第1固定部21を中心とした円状に並ぶ。
図1に示すように、センサ110は、第3固定電極43をさらに含んで良い。この例では、複数の第3固定電極43が設けられる。複数の第3固定電極3は、基体20に固定される。第3部分領域13は、複数の第3可動部電極13Gを含む。例えば、複数の第3固定電極43及び複数の第1固定電極41は、第1固定部21を中心とした円に沿って交互に並ぶ。
図10は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図10は、複数の第3固定電極43の1つ、及び、複数の第3可動部電極13Gの1つを例示している。複数の第3固定電極43の1つは、複数の第3可動部電極13Gの1つと対向する。第3部分領域13は、第3固定電極用孔13GHを含む。第3固定電極用孔13GHに、第3可動部電極13Gが設けられる。第3固定電極用孔13GHは、第1方向D1に延びる。第3固定電極43は、第3固定電極用孔13GHを通る。第3固定電極43は、第1平面内(X-Y平面内)で第3可動部電極13Gと対向する。第3固定電極43と第3可動部電極13Gとの間に電圧が印加されても良い。
図1に示すように、センサ110は、第2固定部22をさらに含んでも良い。第2固定部22は、基体20に固定される。
図11は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図11は、第2固定部22を例示している。第3部分領域13は、第2固定部用孔13Hを含む。第2固定部22は、第2固定部用孔13Hを通る。第2固定部22は、例えば、ストッパとして機能する。
この例では、第2固定部22は、突出部22pを含む。突出部22pが設けられることで、可動部10が大きく変位したときに第2固定部22が可動部10と接する面積が小さくなる。可動部10の損傷などが抑制される。このような突出部は、可動部10に設けられても良い。
(第2実施形態)
図12は、第2実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図12に示すように、実施形態に係るセンサ111において、可動部10は複数の孔を含む。これを除くセンサ111の構成は、センサ110と同様で良い。すなわち、センサ111も、基体20、第1固定部21、可動部10、接続部31及び第1固定電極41を含む。可動部10は、第1部分領域11、第2部分領域12、及び、第3部分領域13を含む。
第1部分領域11は、複数の第1孔11Hを含む。複数の第1孔11Hは、第1幅W1、及び、第1密度を有する。第1幅W1は、複数の第1孔11Hの1つの、第1放射方向に沿う長さである。第1放射方向は、第1固定部21を通り、第1平面(X-Y平面)に沿う。例えば、第1放射方向は、X軸方向で良い。第1密度は、複数の第1孔11Hの第1平面(X-Y平面)における密度である。
第2部分領域12は、複数の第2孔12Hを含む。複数の第2孔12Hは、第1幅W1よりも小さい第2幅W2、及び、第1密度よりも低い第2密度の少なくともいずれかを有する。第2幅W2は、複数の第2孔12Hの1つの、第2放射方向に沿う長さである。第2放射方向は、第1固定部21を通り第1平面(X-Y平面)に沿う。例えば、第2放射方向は、X軸方向で良い。第2密度は、複数の第2孔12Hの第1平面(X-Y平面)における密度である。
このような複数の第1孔11Hが設けられることで、第1部分領域11の質量が第2部分領域12の質量よりも小さくなり易い。低次の共振の周波数を効果的に高く維持できる。低次の共振の影響を効果的に抑制できる。
例えば、可動部10及び接続部31の形成の際に、エッチャントが複数の第1孔11H及び複数の第2孔12Hを通過する。これにより、第1間隙g1(図3参照)が形成できる。
複数の第1孔11H及び複数の第2孔12Hは、センサ110における可動部10に設けられても良い。これらの孔が、センサ110における可動部10に設けられる場合、これらの孔の幅または密度が同じでも良い。
図13は、実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図13は、可動部10を拡大して例示している。図13に示すように、複数の第1孔11Hは、弧状でよい。例えば、複数の第1孔11Hは、第1固定部21を中心とする弧状である。複数の第2孔12Hは、弧状で良い。例えば、複数の第2孔12Hは、第1固定部21を中心とする弧状である。
複数の孔は、第3部分領域13に設けられても良い。図13に示す例では、第2固定電極42及び第2可動部電極13Fは、櫛歯電極対である。
実施形態において、X-Y平面において、可動部10の周りに別の固定電極が設けられても良い。別の固定電極は、可動部10(例えば第1部分領域11)に対向する。別の固定電極及び第1部分領域11は、平行板電極対となる。複数の別の固定電極が、可動部10の周りに、周方向に沿って並んで良い。
実施形態は、以下の構成(例えば技術案)を含んでも良い。
(構成1)
基体と、
前記基体に固定された第1固定部と、
前記基体から前記第1固定部への第1方向と交差する第1平面内で前記第1固定部の周りに設けられた可動部であって、前記可動部は、
前記第1固定部を中心とする環状の第1部分領域と、
前記第1部分領域と前記第1固定部との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第2部分領域と、
前記第1部分領域と前記第2部分領域との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第3部分領域であって、前記第3部分領域は、第1可動部電極を含む、前記第3部分領域と、
を含む可動部と、
前記第1固定部と前記第2部分領域との間に設けられ、前記第2部分領域を前記第1固定部と接続する接続部であって、前記基体と前記可動部との間、及び、前記基体と前記接続部との間に第1間隙が設けられた、前記接続部と、
前記基体に固定され、前記第1可動部電極と対向する第1固定電極と、
を備え、
前記第1平面における前記第2部分領域の第2面積は、前記第1平面における前記第1部分領域の第1面積以上である、センサ。
(構成2)
前記第2面積は、前記第1面積の1.2倍以上である、構成1記載のセンサ。
(構成3)
基体と、
前記基体に固定された第1固定部と、
前記基体から前記第1固定部への第1方向と交差する第1平面内で前記第1固定部の周りに設けられた可動部であって、前記可動部は、
前記第1固定部を中心とする環状の第1部分領域と、
前記第1部分領域と前記第1固定部との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第2部分領域と、
前記第1部分領域と前記第2部分領域との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第3部分領域であって、前記第3部分領域は、第1可動部電極を含む、前記第3部分領域と、
を含む可動部と、
前記第1固定部と前記第2部分領域との間に設けられ、前記第2部分領域を前記第1固定部と接続する接続部であって、前記基体と前記可動部との間、及び、前記基体と前記接続部との間に第1間隙が設けられた、前記接続部と、
前記基体に固定され、前記第1可動部電極と対向する第1固定電極と、
を備え、
前記第1固定部を通り前記第1平面に沿う放射方向に沿う前記第2部分領域の第2長さは、前記放射方向に沿う前記第1部分領域の第1長さの2倍以上である、センサ。
(構成4)
前記第2長さは、前記第1長さの2.5倍以上である、構成3に記載のセンサ。
(構成5)
基体と、
前記基体に固定された第1固定部と、
前記基体から前記第1固定部への第1方向と交差する第1平面内で前記第1固定部の周りに設けられた可動部であって、前記可動部は、
前記第1固定部を中心とする環状の第1部分領域と、
前記第1部分領域と前記第1固定部との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第2部分領域と、
前記第1部分領域と前記第2部分領域との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第3部分領域であって、前記第3部分領域は、第1可動部電極を含む、前記第3部分領域と、
を含む可動部と、
前記第1固定部と前記第2部分領域との間に設けられ、前記第2部分領域を前記第1固定部と接続する接続部であって、前記基体と前記可動部との間、及び、前記基体と前記接続部との間に第1間隙が設けられた、前記接続部と、
前記基体に固定され、前記第1可動部電極と対向する第1固定電極と、
を備え、
前記第2部分領域の第2質量は、前記第1部分領域の第1質量以上である、センサ。
(構成6)
前記第2質量は、前記第1質量の1.2倍以上である、構成5記載のセンサ。
(構成7)
基体と、
前記基体に固定された第1固定部と、
前記基体から前記第1固定部への第1方向と交差する第1平面内で前記第1固定部の周りに設けられた可動部であって、前記可動部は、
前記第1固定部を中心とする環状の第1部分領域と、
前記第1部分領域と前記第1固定部との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第2部分領域と、
前記第1部分領域と前記第2部分領域との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第3部分領域であって、前記第3部分領域は、第1可動部電極を含む、前記第3部分領域と、
を含む可動部と、
前記第1固定部と前記第2部分領域との間に設けられ、前記第2部分領域を前記第1固定部と接続する接続部であって、前記基体と前記可動部との間、及び、前記基体と前記接続部との間に第1間隙が設けられた、前記接続部と、
前記基体に固定され、前記第1可動部電極と対向する第1固定電極と、
を備え、
前記第1部分領域は、複数の第1孔を含み、前記複数の第1孔は、前記第1固定部を通り前記第1平面に沿う第1放射方向に沿う第1幅、及び、前記第1平面における第1密度を有し、
前記第2部分領域は、複数の第2孔を含み、前記複数の第2孔は、前記第1幅よりも小さい第2幅、及び、前記第1密度よりも低い第2密度の少なくともいずれかを有し、前記第2幅は、前記第1固定部を通り前記第1平面に沿う第2放射方向に沿う前記複数の第2孔の幅であり、前記第2密度は、前記複数の第2孔の前記第1平面における密度である、センサ。
(構成8)
前記複数の第1孔は、前記第1固定部を中心とする弧状であり、
前記複数の第2孔は、前記第1固定部を中心とする弧状である、構成7に記載のセンサ。
(構成9)
前記第3部分領域は、前記第1可動部電極が設けられた前記第1固定電極用孔を含み、
前記第1固定電極は、前記第1固定電極用孔を通る、構成1~8のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成10)
前記第1固定電極は、前記第1平面内で前記第1可動部電極と対向する、構成1~9のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成11)
前記第1可動部電極は、第1櫛歯電極対の一方であり、
前記第1固定電極は、前記第1櫛歯電極対の他方である、構成1~10のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成12)
前記基体に固定された第2固定電極をさらに備え、
前記第3部分領域は、第2可動部電極を含み、
前記第2固定電極は、前記第2可動部電極と対向し、
前記第2固定電極は、前記第2部分領域と前記第1固定電極との間にある、構成1~11のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成13)
前記第3部分領域は、前記第2可動部電極が設けられた前記第2固定電極用孔を含み、
前記第2固定電極は、前記第2固定電極用孔を通る、構成12に記載のセンサ。
(構成14)
前記第2固定電極は、前記第1平面内で前記第2可動部電極と対向する、構成12または13に記載のセンサ。
(構成15)
前記基体に固定された第2固定部をさらに備え、
前記第3部分領域は、第2固定部用孔を含み、
前記第2固定部は、前記第2固定部用孔を通る、構成1~14のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成16)
複数の前記第1可動部電極、及び、複数の前記第1固定電極が設けられ、
前記複数の第1可動部電極は、前記第1固定部を中心とした円状に並び、
前記複数の第1固定電極は、前記第1固定部を中心として円状に並ぶ、構成1~15のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成17)
前記基体に固定された複数の第3固定電極をさらに備え、
前記第3部分領域は、複数の第3可動部電極を含み、
前記複数の第3固定電極の1つは、前記複数の第3可動部電極の1つと対向する、構成16に記載のセンサ。
(構成18)
前記複数の第3固定電極及び前記複数の第1固定電極は、前記第1固定部を中心とした円に沿って交互に並ぶ、構成17に記載のセンサ。
(構成19)
制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記可動部と前記第1固定電極との間に電圧を印加可能である、構成1~18のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成20)
前記制御部は、前記可動部と前記第1固定電極との間に交流電圧を印加して、前記可動部を振動させることが可能である、構成19に記載のセンサ。
実施形態によれば、特性を向上できるセンサが提供できる。
本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、センサに含まれる基体、固定部、可動部、接続部及び制御部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述したセンサを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全てのセンサも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…可動部、 10b…基部、 10i…内縁部、 10o…外縁部、 10p…突出部、 11~13…第1~第3部分領域、 11H、12H…第1、第2孔、 13E…第1可動部電極、 13EH…第1固定電極用孔、 13F…第2可動部電極、 13FH…第2固定電極用孔、 13G…第3可動部電極、 13GH…第3固定電極用孔、 13H…第2固定部用孔、 20…基体、 20T…第1櫛歯電極対、 21、22…第1、第2固定部、 21E…電極、 22p…突出部、 31…接続部、 41~43…第1~第3固定電極、 41b…基部、 41p…突出部、 70…制御部、 110、111…センサ、 D1…第1方向、 Dr…放射方向、 L1、L2…第1、第2長さ、 R1…質量比、 R2…長さ比、 W1、W2…第1、第2幅、 f1~f4…共振周波数、 g1…第1間隙

Claims (10)

  1. 基体と、
    前記基体に固定された第1固定部と、
    前記基体から前記第1固定部への第1方向と交差する第1平面内で前記第1固定部の周りに設けられた可動部であって、前記可動部は、
    前記第1固定部を中心とする環状の第1部分領域と、
    前記第1部分領域と前記第1固定部との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第2部分領域と、
    前記第1部分領域と前記第2部分領域との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第3部分領域であって、前記第3部分領域は、第1可動部電極を含む、前記第3部分領域と、
    を含む可動部と、
    前記第1固定部と前記第2部分領域との間に設けられ、前記第2部分領域を前記第1固定部と接続する接続部であって、前記基体と前記可動部との間、及び、前記基体と前記接続部との間に第1間隙が設けられた、前記接続部と、
    前記基体に固定され、前記第1可動部電極と対向する第1固定電極と、
    を備え、
    前記第1平面における前記第2部分領域の第2面積は、前記第1平面における前記第1部分領域の第1面積以上である、センサ。
  2. 前記第2面積は、前記第1面積の1.2倍以上である、請求項1に記載のセンサ。
  3. 基体と、
    前記基体に固定された第1固定部と、
    前記基体から前記第1固定部への第1方向と交差する第1平面内で前記第1固定部の周りに設けられた可動部であって、前記可動部は、
    前記第1固定部を中心とする環状の第1部分領域と、
    前記第1部分領域と前記第1固定部との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第2部分領域と、
    前記第1部分領域と前記第2部分領域との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第3部分領域であって、前記第3部分領域は、第1可動部電極を含む、前記第3部分領域と、
    を含む可動部と、
    前記第1固定部と前記第2部分領域との間に設けられ、前記第2部分領域を前記第1固定部と接続する接続部であって、前記基体と前記可動部との間、及び、前記基体と前記接続部との間に第1間隙が設けられた、前記接続部と、
    前記基体に固定され、前記第1可動部電極と対向する第1固定電極と、
    を備え、
    前記第1固定部を通り前記第1平面に沿う放射方向に沿う前記第2部分領域の第2長さは、前記放射方向に沿う前記第1部分領域の第1長さの2倍以上である、センサ。
  4. 前記第2長さは、前記第1長さの2.5倍以上である、請求項3に記載のセンサ。
  5. 基体と、
    前記基体に固定された第1固定部と、
    前記基体から前記第1固定部への第1方向と交差する第1平面内で前記第1固定部の周りに設けられた可動部であって、前記可動部は、
    前記第1固定部を中心とする環状の第1部分領域と、
    前記第1部分領域と前記第1固定部との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第2部分領域と、
    前記第1部分領域と前記第2部分領域との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第3部分領域であって、前記第3部分領域は、第1可動部電極を含む、前記第3部分領域と、
    を含む可動部と、
    前記第1固定部と前記第2部分領域との間に設けられ、前記第2部分領域を前記第1固定部と接続する接続部であって、前記基体と前記可動部との間、及び、前記基体と前記接続部との間に第1間隙が設けられた、前記接続部と、
    前記基体に固定され、前記第1可動部電極と対向する第1固定電極と、
    を備え、
    前記第2部分領域の第2質量は、前記第1部分領域の第1質量以上である、センサ。
  6. 前記第2質量は、前記第1質量の1.2倍以上である、請求項5に記載のセンサ。
  7. 基体と、
    前記基体に固定された第1固定部と、
    前記基体から前記第1固定部への第1方向と交差する第1平面内で前記第1固定部の周りに設けられた可動部であって、前記可動部は、
    前記第1固定部を中心とする環状の第1部分領域と、
    前記第1部分領域と前記第1固定部との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第2部分領域と、
    前記第1部分領域と前記第2部分領域との間に設けられ前記第1固定部を中心とする環状の第3部分領域であって、前記第3部分領域は、第1可動部電極を含む、前記第3部分領域と、
    を含む可動部と、
    前記第1固定部と前記第2部分領域との間に設けられ、前記第2部分領域を前記第1固定部と接続する接続部であって、前記基体と前記可動部との間、及び、前記基体と前記接続部との間に第1間隙が設けられた、前記接続部と、
    前記基体に固定され、前記第1可動部電極と対向する第1固定電極と、
    を備え、
    前記第1部分領域は、複数の第1孔を含み、前記複数の第1孔は、前記第1固定部を通り前記第1平面に沿う第1放射方向に沿う第1幅、及び、前記第1平面における第1密度を有し、
    前記第2部分領域は、複数の第2孔を含み、前記複数の第2孔は、前記第1幅よりも小さい第2幅、及び、前記第1密度よりも低い第2密度の少なくともいずれかを有し、前記第2幅は、前記第1固定部を通り前記第1平面に沿う第2放射方向に沿う前記複数の第2孔の幅であり、前記第2密度は、前記複数の第2孔の前記第1平面における密度である、センサ。
  8. 前記複数の第1孔は、前記第1固定部を中心とする弧状であり、
    前記複数の第2孔は、前記第1固定部を中心とする弧状である、請求項7に記載のセンサ。
  9. 制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記可動部と前記第1固定電極との間に電圧を印加可能である、請求項1~8のいずれか1つに記載のセンサ。
  10. 前記制御部は、前記可動部と前記第1固定電極との間に交流電圧を印加して、前記可動部を振動させることが可能である、請求項9に記載のセンサ。
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