JPH1164002A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JPH1164002A
JPH1164002A JP9230860A JP23086097A JPH1164002A JP H1164002 A JPH1164002 A JP H1164002A JP 9230860 A JP9230860 A JP 9230860A JP 23086097 A JP23086097 A JP 23086097A JP H1164002 A JPH1164002 A JP H1164002A
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axis
diaphragm
electrode
vibration
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Manabu Kato
藤 学 加
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小型の、直交3軸の検出軸を持つ角速度セン
サの提供。検出精度の向上。励振回路数の低減。 【解決手段】 3以上の同一形状の振動板を多角形の各
辺位置に配置し、分岐梁8および連結梁7で、多角形状
に連結した、3軸の角速度センサ。連結梁7にリング状
の梁16が連続し、この梁16からその円中心に延びる
支持梁9がアンカー10に連続する。各振動板の直下に
は、x又はy軸廻りの角速度による振動板のz方向変位
を検出する電極18がある。リング状の梁16からその
円中心に向かうように電極14が突出し、この電極14
を挟む固定電極13A,13Bがあり、これらが、z軸
廻りの角速度による振動板の、アンカー10廻りの変位
を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、x,y,z各軸廻
りの角速度のそれぞれを検出する3軸の角速度センサに
関し、特に、これに限定する意図ではないが、半導体薄
膜を用いたマイクロマシン振動型角速度センサであっ
て、振動板を基板に対して平行な面内で振動させ、角速
度が該振動に加わることにより発生するコリオリの力に
より誘起される、振動板の振動と直交する方向の振動を
検出することにより角速度を検出する、3軸の角速度セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体薄膜を用いたマイクロマシ
ン角速度センサで、振動板(質量体)を基板に平行な方
向(x方向)に振動させ、駆動方向に対して垂直方向を
軸とする角速度の検出を、コリオリ力により誘起され
る、角速度の検出軸に垂直でかつ前記振動の方向に対し
て直交な方向の振動を検出する型の角速度センサは、検
出軸が単軸が主であり、複数軸の検出軸を持つために単
軸の角速度センサを複数個併設することが行なわれてい
る。
【0003】図7に、従来の2軸の角速度センサの一例
を示す。シリコン基板1上に、x軸廻りの角速度を検出
するためのセンサエレメント群ACSと、これを90度
回転させた形の、y軸廻りの角速度を検出するためのセ
ンサエメント群BDSが配列されている。この例では、
センサエレメント群ACSとBDSは、実質上同一のエ
レメント構成および形状である。
【0004】y軸廻りの角速度を検出するためのセンサ
エメント群BDSに関して説明すると、基板1のx,y
平面よりz方向に微小距離離れた振動板2Bには、y方
向に延びる4本の分岐梁8が連続しており、それらの分
岐梁8は、x方向に延びる連結梁7に連続している。連
結梁7にはy方向に延びる支持梁9が連続しており、こ
の支持梁9が、基板1に固定したアンカー10に連続し
ている。すなわち、振動板2Bは、4本の分岐梁8,2
本の連結梁7および2本の支持梁9を介して2個のアン
カー10で、基板に固着されている。分岐梁8および支
持梁9は、y方向に延びるので、x方向およびz方向に
は撓み易く、y方向には変位しにくい。これにより、振
動板2Bは、xおよびz方向には振動可であるが、y方
向には実質上振動不可である。
【0005】振動板2Bには、x方向に突出しy方向に
所定ピッチで分布する各複数個の可動櫛歯3A,3B
が、相対向する一対のy平行辺にある。一方の可動櫛歯
3A(y方向に一列で分布する複数の櫛歯)の歯間に突
出しy方向に前記ピッチで分布する複数個の固定櫛歯4
Aが固定電極5Aより突出している。同様に、他方の可
動櫛歯3Bの歯間に突出しy方向に前記ピッチで分布す
る複数個の固定櫛歯4Bが固定電極5Bより突出してい
る。
【0006】基板1の、振動板2Bに対向する面上に、
振動板2Bとの間に静電容量を形成する電極18があ
る。
【0007】振動板2B,分岐梁8,連結梁7,支持梁
9およびアンカー10は、p型又はn型にドーピングさ
れた半導体薄膜(この例ではポリシリコン)よりなり、
導電性を持つ。固定電極5Aは電極パッド11Aに、固
定電極5Bは電極パッド11Cに、電極18は電極パッ
ド11Bに接続されている。
【0008】アンカー10(振動板2B)を共通電位
(機器ア−ス:GND)に接続し、電極パッド11A
(固定電極5A,4A)と11C(固定電極5B,4
B)に交互に高電圧パルスを印加すると、振動板2Bが
x方向に振動する。振動板2Bが振動しているときにy
軸廻りの角速度が振動板2Bに加わると、コリオリ力に
より振動板2Bはz方向にも振動する。すなわち振動板
2Bのx方向の往復振動が、x,z面上で楕円を描く楕
円振動となり、そのz方向振動成分により、振動板2B
/電極18間の静電容量が振動する。
【0009】図示しない測定用電気回路が、この静電容
量の振動の、振幅と位相を検出して、y軸廻りの角速度
の大きさと方向を表わす信号を発生する。
【0010】図7に示す従来例では、この角速度検出の
精度を高くするために、第2の振動板2Dを中心とする
もう1組の角速度検出エレメントがあり、この振動板2
Dが、振動板2Bの振動と180度の位相ずれをもって
x方向に励振される。これにより、上述のy軸廻りの角
速度による振動板2Bのz方向の振動に対して180度
の位相ずれをもって振動板2Dが振動する。振動板2B
と電極18との間の静電容量検出信号と、振動板2Dと
その直下の電極との間の静電容量検出信号の差が増幅さ
れ、両信号が共に振動するが位相差が180度であるの
で、差信号(差動増幅で得られる信号)のレベルは、2
つの静電容量検出信号(のレベルの絶対値)の和とな
り、各検出信号中のノイズが相殺されるので、S/Nが
高い。
【0011】x軸廻りの角速度を検出するためのセンサ
エメント群ACSは、上述の、y軸廻りの角速度を検出
するためのセンサエメント群BDSを、x,y平面上で
該平面に沿って90度回転させた形のものであり、上述
と同様な原理によって、x軸廻りの角速度を検知する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】x,yの各軸廻りの角
速度を検出するセンサは、上述のように2組のセンサ
(BDS,ACS)を用意する必要があった。x,y,
zの各軸廻りの角速度を検出するセンサは、例えば、図
7に示す2軸のセンサに、センサBDSを図7に示す状
態から垂直に90度起して分岐梁8をz軸に平行にした
形のもう1組のセンサを併設したものとなる。
【0013】このため3軸以上の検出軸を持つ角速度セ
ンサは小型化が困難であり、また、センサの共振周波数
が各センサで別であるため、励振回路が各センサに必要
であり、コストアップにつながっていた。
【0014】特開平9−127148号公報には、1個
の振動板を、x方向に延びそしてy方向に延びるジグザ
グ形状の4本の梁で、x,y,z3軸方向に平位可に支
持し、この振動板をx方向に励振して、x軸廻りに加わ
る角速度による振動板のz振動と、z軸廻りに加わる角
速度による振動板のy振動を検出する2軸の角速度セン
サが開示されている。しかし、上述の差動増幅はできな
いので検出精度を低いと推察する。検出精度を高くする
ために上述の差動増幅を行なうためには、同等な構造の
もう1組のセンサが必要と思われる。加えて、もう1つ
のy軸廻りの角速度をも検出するためには、別途のもう
1組のセンサの併設を要する。したがって、3軸以上の
検出軸を持つ角速度センサは小型化が困難であり、ま
た、センサの共振周波数が各センサで別となるため、励
振回路が各センサに必要であり、コストアップにつなが
る。
【0015】本発明は、小型の、直交3軸の検出軸を持
つ角速度センサを提供することを第1の目的とし、加え
て検出精度が高い角速度センサを提供することを第2の
目的とし、更に加えて励振回路数が少くて済む角速度セ
ンサを提供することを第3の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の角速度センサは、x,y平面を有する基
板(1);該基板の該平面に平行な面上の多角形の各辺位
置に分布する、複数の振動体(2A〜2D)、および、それら
を該平面と平行にかつ各辺と直交する方向に振動駆動す
るための手段(3A,3B,4A,4B);前記振動体(2A〜2D)のそ
れぞれに連続し前記多角形の辺の延びる方向に延びた複
数の分岐梁(8)、および、前記多角形の頂点部に位置し
前記分岐梁が連続する複数の連結梁(7);これらの連結梁
(7)を、前記多角形内の点を中心に回転変位可能に支持
する手段(16,9,10);振動方向が異なる少くとも2つの
振動体(2A〜2D)の、前記基板(1)に対するz方向の振動
を検出するための手段(18);前記振動体(2A〜2D),分岐
梁(8)および連結梁(7)でなる組体の、前記基板(1)に対
する、z軸廻りの回転を検出するための手段(13A,13B,1
4);を備える。なお、理解を容易にするためにカッコ内
には、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号を、
参考までに付記した。
【0017】これによれば、振動体(2A〜2D),分岐梁
(8)および連結梁(7)が連続で一体であるので、それらで
なる組体の共振周波数にて、各振動体(2A〜2D)を励振す
るのが、励振効率が高く、1つの励振回路にて該共振周
波数の励振信号を生成し、これを増幅して各振動体(2A
〜2D)の励振に使用することができる。
【0018】複数個の振動体(2A〜2D)がx,y面上の多
角形の各辺の位置に分布するので、それらを、x,y面
に平行であって各辺と直交する方向に、共に多角形の中
心に向いそして中心から離れるように前記励振信号に基
づいて励振しているとき、x軸廻りの角速度が加わる
と、コリオリの力により、z軸方向に励振周波数と一致
した周波数で、y方向に位置差がある振動体(2A,2C)に
相対的に逆相の、z方向の振動が誘起される。これらの
振動を、各振動体(2A,2C)の振動検出手段(18)で検出し
て電気信号(静電容量検出信号)とし、それらの電気信号
を差動増幅して角速度信号に変換することにより、x軸
廻りの角速度を高精度に検出することができる。
【0019】y軸廻りの角速度の検出は、x方向に位置
差がある振動体(2B,2D)のz振動を各振動体(2B,2D)の振
動検出手段(18)で検出して電気信号(静電容量検出信号)
とし、それらの電気信号を差動増幅して角速度信号に変
換することにより、高精度のy軸廻りの角速度検出が可
能である。
【0020】一方、z軸を回転軸とする角速度が加わっ
たとき、コリオリの力により、y方向に位置差がある振
動体(2A,2C)にはx方向の前記励振振動の逆相の振動が
誘起され、x方向に位置差がある振動体(2B,2D)にはy
方向の前記励振振動の逆相の振動が誘起され、前記振動
体(2A〜2D),分岐梁(8)および連結梁(7)でなる組体に、
前記多角形内の点を中心とするz軸廻りの回転振動が誘
起される。この回転振動をz軸廻りの回転検出手段(13
A,13B,14)が電気信号(静電容量検出信号)に変換する。
この電気信号を角速度信号に変換することにより、z軸
廻りの角速度を検出することができる。
【0021】本発明の後述の実施例では、回転検出手段
(13A,13B,14)は、前記振動体(2A〜2D),分岐梁(8)およ
び連結梁(7)でなる組体と一体の電極14と、この電極
14を間に置いて、z軸廻りの回転方向で相対向する対
の検出電極13A,13Bを含み、該組体(電極14)
がz軸廻りに回転振動すると、検出電極13A,13B
の一方と電極14との静電容量は増大し他方と電極14
との静電容量は減少する。これらの静電容量を電気信号
に変換して差動増幅して角速度信号に変換することによ
り、高精度のz軸廻りの角速度検出が可能である。
【0022】本発明の角速度センサは、上述のように、
1つの励振回路が発生する信号に基づいて全振動体(2A
〜2D)を同期励振して、x,y,z3軸の各軸廻りの角
速度を検出することができる。振動体(2A〜2D),分岐梁
(8)および連結梁(7)を一体連続の組体として多角形を構
成しているので、小型の角速度センサを得ることができ
る。また、差動増幅により検出精度が高い角速度信号を
得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(2)各振動体の質量とそれに連続する分岐梁のバネ定
数との比,前記複数の振動体(2A〜2D)の質量,前記複数
の振動体(2A〜2D)とそれぞれに連続した分岐梁(8)の形
状および材質,前記複数の連結梁(7)の形状、ならび
に、前記多角形の重心に対する前記振動体(2A〜2D),分
岐梁(8)および連結梁(7)でなる組体の回転中心、のいず
れか、が実質上同一である。
【0024】各振動体の質量とそれに連続する分岐梁の
バネ定数との比が実質上同一であることにより、各振動
体の励振による振動および角速度が加わることによる振
動の強度および方向が均一化して安定となり、不要な振
動モ−ドもしくは成分が少く、角速度検出精度が高い。
【0025】前記複数の振動体(2A〜2D)の質量が実質上
同一であることにより、各振動体の励振による振動およ
び角速度が加わることによる振動の強度および方向が均
一化して安定となり、不要な振動モ−ドもしくは成分が
少く、角速度検出精度が高い。
【0026】前記複数の振動体(2A〜2D)とそれぞれに連
続した分岐梁(8)の形状および材質が実質上同一である
ことにより、分岐梁(8)の2軸方向(x,z/y,z)
のたわみ特性が実質上同一となるので、各振動体の励振
による振動および角速度が加わることによる振動の強度
および方向が均一化して安定となり、不要な振動モ−ド
もしくは成分が少く、角速度検出精度が高い。
【0027】前記複数の連結梁(7)の形状が実質上同一
であることにより、各振動体に連続した分岐梁とそれに
連続した連結梁の2者の組合せが、前記多角形の各辺に
関して実質上同一となるので、各振動体の励振のバラン
スをとり易く、各振動体による振動および角速度が加わ
ることによる振動の強度および方向の均一化および安定
化が可能となる。
【0028】前記振動体(2A〜2D),分岐梁(8)および連
結梁(7)でなる組体の回転中心が、前記多角形の重心と
実質上同一であることにより、z軸廻りの角速度が加わ
ったときの前記組体のz軸廻りの振動において前記組体
の重心の変動がなく、不要な振動モ−ドもしくは成分が
少く、z軸廻りの角速度検出精度が高い。
【0029】(3)連結梁(7)を回転変位可能に支持す
る手段(16,9,10)は、前記複数の連結梁(7)が連続した1
個のリング状の梁(16),該リング状の梁(16)に連続し前
記リングの径方向に延びる梁(9)、および、該径方向の
梁(9)の端部が連続した、前記基板(1)に固定されたアン
カー(10)、を含む。
【0030】(4)前記連結梁(7)は前記リング状の梁
(16)からその外方に放射状に延び、前記径方向に延びる
梁(9)は前記リング状の梁(16)からその内方に放射状に
延び、前記アンカー(10)は、前記リング状の梁(16)の円
中心にある。
【0031】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0032】
【実施例】
−第1実施例− 図1に本発明の第1実施例を示す。図1において、それ
ぞれに同一形状の4個の分岐梁8が連続した同一形状の
4個の振動板2A〜2Dが、x平行辺およびy平行辺を
有する正方形の各辺の位置にあり、隣り合う辺にある振
動板に連続した分岐梁8が4個の同一形状の連結梁7の
それぞれに連続している。4個の連結梁7は、前記正方
向の各頂点部に位置し、Y型であり、その脚部が、前記
正方形の中心をねらう方向に向いている。
【0033】連結梁7の脚部端は、リング状の梁16に
連続している。この梁16には、4本の支持梁9および
z軸廻りの回転検出用の12本の検出電極が連続して梁
16の円中心に向けて放射状に延びている。4本の支持
梁9は、梁16の円中心にあってシリコン基板1に固定
されたアンカー10に連続している。すなわち、全振動
板2A〜2D,それらに連続の分岐梁8,連結梁7,リ
ング状の梁16および支持梁9は、基板1のx,y平面
に対して空隙を置いて、アンカー10で支持されてい
る。
【0034】基板1上のセンサエレメントは、x軸廻り
の角速度を検出するための1対のセンサエレメント群A
SおよびCSと、これらを90度回転させた形の、y軸
廻りの角速度を検出するための1対のセンサエメント群
BSおよびDS、ならびに、z軸廻りの角速度を検出す
るための、リング状の梁16内の検出電極群に区分する
ことができる。この例では、センサエレメント群AS,
BS,CSおよびDSは、実質上同一のエレメント構成
および形状である。
【0035】y軸廻りの角速度を検出するための1対の
センサエメント群BSおよびDSの一方BSに関して説
明すると、基板1のx,y平面よりz方向に微小距離離
れた振動板2Bには、y方向に延びる4本の分岐梁8が
連続しており、それらの分岐梁8は、Y型の連結梁7の
x方向に延びる分岐に連続している。連結梁7のY型の
脚はリング状の梁16に連続している。この梁16が、
それに連続した支持梁9を介してアンカー10で、基板
1に対して空隙を置いて支持されている。すなわち、振
動板2Bは、4本の分岐梁8,2本の連結梁7,リング
状の梁16および支持梁9を介して、リング状の梁16
の円中心にあるアンカー10で、基板1に固着されてい
る。分岐梁8は、y方向に延びるので、x方向およびz
方向には撓み易く、y方向には変位しにくい。これによ
り、振動板2Bは、xおよびz方向には振動可である
が、y方向には実質上振動不可である。
【0036】振動板2Bには、x方向に突出しy方向に
所定ピッチで分布する各複数個の可動櫛歯3A,3B
が、相対向する一対のy平行辺にある。一方の可動櫛歯
3A(y方向に一列で分布する複数の櫛歯)の歯間に突
出しy方向に前記ピッチで分布する複数個の固定櫛歯4
Aが固定電極5Aより突出している。同様に、他方の可
動櫛歯3Bの歯間に突出しy方向に前記ピッチで分布す
る複数個の固定櫛歯4Bが固定電極5Bより突出してい
る。
【0037】基板1の、振動板2Bに対向する面上に、
振動板2Bとの間に静電容量を形成する電極18があ
る。振動板2Bおよび電極18の横断面(図1上のA−
A線断面)を拡大して図2に示す。
【0038】振動板2B,分岐梁8,連結梁7,リング
状の梁16,支持梁9およびアンカー10は、p型又は
n型にドーピングされた半導体薄膜(この例ではポリシ
リコン)よりなり、導電性を持つ。固定電極5Aは電極
パッド11Aに、固定電極5Bは電極パッド11Cに、
電極18は電極パッド11Bに接続されている。アンカ
ー10は電極パッド11に、配線12で接続されてい
る。
【0039】電極パッド11(アンカー10,振動板2
B)を共通電位(機器ア−ス:GND)に接続し、電極
パッド11A(固定電極5A,4A)と11C(固定電
極5B,4B)に180°位相がずれた矩形波や正弦波
等を印加すると、振動板2Bがx方向に振動する。振動
板2Bが振動しているときにy軸廻りの角速度が振動板
2Bに加わると、コリオリ力により振動板2Bはz方向
にも振動する。すなわち振動板2Bのx方向の往復振動
が、x,z面上で楕円を描く楕円振動となり、そのz方
向振動成分により、振動板2B/電極18間の静電容量
が振動する。
【0040】センサエレメント群DSは、上述のセンサ
エレメント群BSを、アンカー10を中心に180度回
転させたものに相当し、その振動板2Dは上述の振動板
2Bと同期して駆動される。ただし、センサエレメント
群DSは、アンカー10の中心を通るy軸線に関してセ
ンサエレメント群BSと対称に位置するので、振動板2
Dのx方向の振動は、振動板2Bのx方向の振動と逆相
となり、これにより、y軸廻りの角速度が加わったと
き、センサエレメント群BSの振動板2Bのz方向の振
動(振動板2B/電極18間の静電容量の振動)に対し
て、センサエレメント群DSの振動板2Dのz方向の振
動(振動板2D/その直下の電極間の静電容量の振動)
は逆相となる。それら静電容量の振動を表わす電気信号
を差動増幅し、角速度信号に変換することにより、S/
Nが高いy軸廻りの角速度検出信号が得られる。
【0041】センサエレメント群ASはセンサエレメン
ト群BSを、センサエレメント群CSはセンサエレメン
ト群DSを、アンカー10を中心にそれぞれ90度回転
させたものに相当し、上述の1対BS,DSによるy軸
廻りの角速度検出原理と同様な原理と信号処理により、
S/Nが高いx軸廻りの角速度検出信号が得られる。リ
ング状の梁16からアンカー10に向けて放射状に延び
る12個の電極14は、アンカー10とは分離してい
る。すなわち片持ちでリング状の梁16で支持されてい
る。各電極14は振動板2A〜2Dと同電位(GND)
である。各電極14を間に置いて、z軸廻りの回転変位
検出用の1対の電極13A,13Bがあり、基板1に固
定されている。これらの電極14,13Aおよび13B
の横断面(図1上のB−B線断面)を拡大して図3に示
す。
【0042】12個の電極13Aは配線15eで共通
に、電極パッド11Eに接続され、12個の電極13B
は配線15で共通に、電極パッド11Fに接続されてい
る。z軸廻りの角速度が加わったとき、振動板2A〜2
Dに、z軸廻りの回転振動が発生し、支持梁9がz軸廻
りの回転に対して撓み易いので、リング状の梁16がz
軸廻りに回転振動し、この回転振動により、電極14/
13A間の距離が振動して両電極間の静電容量が振動す
る。同様に電極14/13B間の距離が振動して両電極
間の静電容量が振動するが、後者の振動は前者の振動と
逆相となる。それら静電容量の振動を表わす電気信号を
差動増幅し、角速度信号に変換することにより、S/N
が高いz軸廻りの角速度検出信号が得られる。
【0043】なお、振動板2A〜2D,分岐梁8,連結
梁7,リング状の梁16,支持梁9,電極14,アンカ
ー10,固定電極13A,13Bおよび固定電極5A,
5Bは、p型又はn型にドーピングされた半導体薄膜よ
りなり導電性を持つ。
【0044】また、図示を省略したが、振動板2Bのx
方向に平行な1対の辺の1つには、可動櫛歯電極が連続
しており、該可動櫛歯電極の歯間ギャップに突出する第
1組および第2組の固定櫛歯電極がある。第1組と第2
組の固定櫛歯電極の各歯は、可動櫛歯電極の1つの歯を
間に置いて対向し、振動板2Bがx方向で往(左から
右)移動すると、可動櫛歯電極の歯と第1組の固定櫛歯
電極の歯との距離が短くなり、可動櫛歯電極の歯と第2
組の固定櫛歯電極の歯との距離が長くなる。復(右から
左)移動のときにはその逆になる。可動櫛歯電極と両組
の固定櫛歯電極との間の静電容量を表わす電気信号が差
動増幅されて、振動板2Bの、x方向の振動のフィ−ド
バック信号として利用される。振動板2Bのもう1つの
x平行辺にも同様な可動櫛歯電極があり、その近辺に同
様な第1組および第2組の固定櫛歯電極がある。
【0045】同様な可動櫛歯電極が振動板2Dのx平行
辺にもあり、そのx方向の変位を検出するための同様な
固定櫛歯電極が、振動板2Dのx平行辺の近くにある。
また、同様な可動櫛歯電極が振動板2Aおよび2Cのy
平行辺にもあり、それらの近辺に同様な固定櫛歯電極が
ある。各振動板の可動櫛歯電極(総計8組)は振動板の
電位(GND)と同一であり、第1組の固定櫛歯電極
(総計8組)は共通接続され、また第2組の固定櫛歯電
極(総計8組)も共通接続されている。また、フィ−ド
バック信号の検出には、電極3Aと4A,電極3Bと4
Bからなる2組の櫛歯対の一方を検出用電極対としても
よい。
【0046】図4に、図1に示す角速度センサに接続し
た角速度測定回路の構成を示す。図4上に、駆動振動検
出用電極20として示したブロックが、上述の可動櫛歯
電極(総計8組),第1組の固定櫛歯電極(総計8組)
および第2組の固定櫛歯電極(総計8組)の全体を表わ
す。検出回路40は、上述の第1組の固定櫛歯電極(総
計8組)の共通接続の、共通電位(GND)に対する静
電容量を表わす第1電気信号と、第2組の固定櫛歯電極
(総計8組)の、共通電位(GND)に対する静電容量
を表わす第2電気信号と、を発生して、第1および第2
電気信号を差動増幅して励振フィ−ドバック信号とし、
これを駆動回路30に与える。駆動回路30は、励振フ
ィ−ドバック信号に同期して0VとVDの2値をもつ第
1矩形波を電極パッド11A(4個)に出力すると共
に、第1矩形波と逆相(180度の位相ずれ)の第2矩
形波を電極パッド11C(4個)に出力する。周波数
(励振周波数)は、アンカー10で支持された振動板組
体(2A〜2D,8,7,16,9)の、アンカー10
を中心とする半径方向の拡出/収縮振動の共振周波数で
ある。また、VDは励振フィ−ドバック信号を基に、振
幅が一定になるように調整する。
【0047】上述の第1および第2矩形波の印加によ
り、振動板組体がアンカー10を中心とする半径方向に
拡出/収縮振動する。なお、振動板2A〜2Dを個別に
見ると、振動板2Aと2Cはy方向に、相対的に逆相で
振動する。振動板2Bと2Dはx方向に、相対的に逆相
で振動する。
【0048】検出回路50は、振動板2Bと電極18と
のz方向距離に対応する両者間の静電容量を表わす第1
電気信号と、振動板2Dとその直下の電極との間の静電
容量を表わす第2電気信号とを差動増幅してこれを第1
変位信号として、信号処理回路60に与える。y軸廻り
の角速度が振動板組体に加わると、第1変位信号が励振
周波数で振動し、この第1変位信号の、励振信号(第1
矩形波)に対する位相差は、y軸廻りの角速度の方向に
対応し、第1変位信号のレベルは角速度の値(スカラ
量)に対応する。信号処理回路60は、第1変位信号の
レベルを角速度レベル信号に変換し、前記位相差を角速
度方向信号に変換して、該角速度レベル信号と角速度方
向信号を、y軸廻りの角速度のものとして出力する。
【0049】また検出回路50は、振動板2Aとその直
下の電極とのz方向距離に対応する両者間の静電容量を
表わす第3電気信号と、振動板2Cとその直下の電極と
の間の静電容量を表わす第4電気信号とを差動増幅して
これを第2変位信号として、信号処理回路60に与え
る。x軸廻りの角速度が振動板組体に加わると、第2変
位信号が励振周波数で振動し、この第2変位信号の、励
振信号(第1矩形波)に対する位相差は、x軸廻りの角
速度の方向に対応し、第2変位信号のレベルは角速度の
値(スカラ量)に対応する。信号処理回路60は、第2
変位信号のレベルを角速度レベル信号に変換し、前記位
相差を角速度方向信号に変換して、該角速度レベル信号
と角速度方向信号を、x軸廻りの角速度のものとして出
力する。
【0050】更に検出回路50は、電極14と固定電極
13Aとの距離に対応する両者間の静電容量を表わす第
5電気信号と、電極14と固定電極13Bとの間の静電
容量を表わす第6電気信号とを差動増幅してこれを第3
変位信号として、信号処理回路60に与える。z軸廻り
の角速度が振動板組体に加わると、第3変位信号が励振
周波数で振動し、この第3変位信号の、励振信号(第1
矩形波)に対する位相差は、z軸廻りの角速度の方向に
対応し、第3変位信号のレベルは角速度の値(スカラ
量)に対応する。信号処理回路60は、第3変位信号の
レベルを角速度レベル信号に変換し、前記位相差を角速
度方向信号に変換して、該角速度レベル信号と角速度方
向信号を、z軸廻りの角速度のものとして出力する。
【0051】図5に、励振電圧と振動板の振動との関係
と、加速度が加わったときの振動板の変位を示す。なお
図5の横軸は時間軸であり、縦軸はレベルを表わす。図
5上の振動板の変位と回転を表わす実線と破線は、角速
度が正方向のときと逆方向のときを示す。
【0052】再度図1を参照する。基板1上のセンサエ
レメント群AS,DSおよびCSは、それぞれセンサエ
レメント群BSを、反時計方向に90°,180°およ
び270°回転させたものと実質上同一である。
【0053】したがって、振動板2A〜2Dの質量は実
質上同一、かつ、各振動板に連続した分岐梁8のバネ定
数も実質上同一であって、各振動板の質量とそれに連続
した分岐梁のバネ定数との比が実質上同一であるので、
励振駆動によって不要な振動モ−ドが発生しにくく、ま
た、角速度が加わったときに不要な振動モ−ドが発生し
にくく、角速度検出信号のS/Nが高く、高精度の角速
度検出が可能である。振動板2A〜2Dの質量が実質上
同一であるので、上述の不要な振動モ−ドが発生しにく
くS/Nが高い。各振動板とそれに連続した分岐梁を合
せた長さ(形状)が実質上同一であるので、上述の不要
な振動モ−ドが発生しにくくS/Nが高い。振動板,そ
れに連続する分岐梁8,それに連続した連結梁7よりな
る、多角形の各辺の長さが実質上同一であるので、振動
板間の振動バランスがとりやすく、上述の不要な振動モ
−ドが発生しにくくS/Nが高い。振動板,それに連続
する分岐梁8,それに連続した連結梁7よりなる多角形
が正多角形(図1では正方形)であるので、振動板間の
振動バランスがとりやすく、上述の不要な振動モ−ドが
発生しにくくS/Nが高い。連結梁7の形状が実質上同
一であるので、振動板間の振動バランスがとりやすく、
上述の不要な振動モ−ドが発生しにくくS/Nが高い。
多角形の回転中心が多角形の重心と合致しているので、
z軸廻りの角速度が加わっても、重心は移動せず、z軸
廻りの角速度に対する感度が高く、振動板間の回転モ−
メントがバランスし、上述の不要な振動モ−ドが発生し
にくくS/Nが高い。
【0054】−第2実施例− 図6に、3組のセンサエレメント群AS,BSおよびC
Sを、アンカー10を中心に120°ピッチで配列した
三角形配列の一実施例を示す。センサエレメント群AS
およびCSは、それぞれセンサエレメント群BSを、時
計方向廻りで120°および240°回転させたものに
相当する。なお、図6では検出用電極13A,13B,
14,18,配線6B,12,15e,15f,17及
び電極パッド11A〜11Fの図示は省略した。振動板
2A〜2Cは、図1の実施例と同様に、アンカー10に
近づいたり離れたりするように同期して励振される。y
軸廻りの角速度を表わす角速度信号は、振動板2A,2
Cに対向する基板上の検出電極より得られる信号を差動
増幅し、信号処理することにより得られる。x軸廻りの
角速度を表わす角速度信号は、可動部2A,2Cに対向
する基板上の検出電極より得られる信号の和と、可動部
2Bに対向する基板上の検出電極より得られる信号に適
当な係数をかけたものを差動増幅し、信号処理すること
により得られる。z軸廻りの角速度を表わす角速度信号
は、図1の実施例と同様にして得られる。
【0055】振動板を5個以上とする場合も、5角形以
上の多角形の各辺に振動板を配置することにより、同様
に3軸の各軸廻りの角速度検出が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の平面図である。
【図2】 図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】 図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】 図1に示す角速度センサを励振し角速度信号
を生成する電気回路の構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示す駆動回路30が角速度センサに印
加する励振電圧と角速度センサの振動板の変位を示すタ
イムチャ−トである。
【図6】 本発明の第2実施例の概要を示す平面図であ
る。
【図7】 従来の角速度センサの1つを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1:基板 2A〜2D:振動板 3A,3B:可動櫛歯電極 4a,4B:固定櫛
歯電極 5A,5B:固定電極 6B:配線 7:連結梁 8:分岐梁 9:支持梁 10:アンカー 11A〜11F:電極パッド 12:配線 13A,13B:固定電極 14:電極 15e,15f:配線 16:リング状の梁 17:配線 18:電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】x,y平面を有する基板;該基板の該平面
    に平行な面上の多角形の各辺位置に分布する、複数の振
    動体、および、それらを該平面と平行にかつ各辺と直交
    する方向に振動駆動するための手段;前記振動体のそれ
    ぞれに連続し前記多角形の辺の延びる方向に延びた複数
    の分岐梁、および、前記多角形の頂点部に位置し前記分
    岐梁が連続する複数の連結梁;これらの連結梁を、前記
    多角形内の点を中心に回転変位可能に支持する手段;振
    動方向が異なる少くとも2つの振動体の、前記基板に対
    するz方向の振動を検出するための手段;前記振動体,
    分岐梁および連結梁でなる組体の、前記基板に対する、
    z軸廻りの回転を検出するための手段;を備える角速度
    センサ。
  2. 【請求項2】各振動体の質量とそれに連続する分岐梁の
    バネ定数との比,前記複数の振動体の質量,前記複数の
    振動体とそれぞれに連続した分岐梁の形状および材質,
    前記複数の連結梁の形状、ならびに、前記多角形の重心
    に対する前記振動体,分岐梁および連結梁でなる組体の
    回転中心、のいずれか、が実質上同一である、請求項1
    記載の角速度センサ。
  3. 【請求項3】連結梁を回転変位可能に支持する手段は、
    前記複数の連結梁が連続した1個のリング状の梁,該リ
    ング状の梁に連続し前記リングの径方向に延びる梁、お
    よび、該径方向の梁の端部が連続した、前記基板に固定
    されたアンカー、を含む、請求項1又は請求項2記載の
    角速度センサ。
  4. 【請求項4】前記連結梁は前記リング状の梁からその外
    方に放射状に延び、前記径方向に延びる梁は前記リング
    状の梁からその内方に放射状に延び、前記アンカーは、
    前記リング状の梁の円中心にある、請求項3記載の角速
    度センサ。
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