JP2000319228A - α−ヒドロキシメチルアクリレート化合物の製造方法 - Google Patents
α−ヒドロキシメチルアクリレート化合物の製造方法Info
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Abstract
般式(2): 【化2】 (R2:水素原子または有機残基)で表されるアルデヒ
ド化合物とを第三級アミン触媒および水の存在下に反応
させて一般式(3): 【化3】 (R1、R2:上記と同じ)で表されるα−ヒドロキシメ
チルアクリレート化合物を製造するに当り、副反応物の
生成を抑制して、目的物を高収率で製造する方法を提供
する。 【解決手段】 反応をアクリレート化合物、第三級アミ
ン触媒および水の3成分中の水のモル分率が5〜45%
となる量の水の存在下に行う。
Description
ルアクレート化合物の製造方法、詳しくはアクリレート
化合物とアルデヒド化合物とを第三級アミン触媒の存在
下に反応させてα−ヒドロキシメチルアクリレート化合
物を高収率で製造する方法に関する。
クリレート化合物とホルムアルデヒドなどに代表される
アルデヒド化合物とを第三級アミン触媒の存在下に反応
させてα−ヒドロキシメチルアクリル酸メチルなどのα
−ヒドロキシメチルアクリレート化合物を製造すること
は公知である。
α−ヒドロキシメチルアクリレート化合物と沸点の近い
副反応物として、一般式(4):
の定義と同じであり、Rはアルキル基であり、nは1〜
4程度の付加モル数を表す)で表されるアセタール化合
物が多量に生成するため、精製効率が悪く、高純度の製
品を得るためには、著しく収率が低下し、生産性、コス
トなどの面で種々の問題がある。
0408号公報には、水と相溶性のある有機溶媒中でア
クリレート化合物とメタノール含有ホルムアルデヒドと
を反応させ、得られる粗α−ヒドロキシメチルアクリレ
ート化合物水溶液から共存するアセタール化合物を特定
の溶媒で抽出除去することにより高純度の目的物が高収
率で得られると記載されている。しかし、この方法は反
応終了後、反応液を水と相溶性のない有機溶媒で抽出
し、次いで溶媒を留出除去し、得られた粗α−ヒドロキ
シメチルアクリレート化合物を水に溶解して、特定溶媒
で不純物を除去した後、水相から目的物であるα−ヒド
ロキシメチルアクリレート化合物を単離するという複雑
な工程を経ている。その上、この方法によっては、目的
物の収率と純度とを共に満足させることは困難である。
このため、この方法は生産性および品質面においても工
業的製法として適当とは言い難い。
リレート化合物とアルデヒド化合物とを第三級アミン触
媒の存在下に反応させてα−ヒドロキシメチルアクリレ
ート化合物を製造する際に、反応終了時に水相を形成す
る量の水の存在下で反応を行い、第三級アミン触媒を分
離することで、α−ヒドロキシメチルアクリレート化合
物の精製工程でのアセタール化合物の生成を抑制する方
法が提案されている。また、特開平9−67310号公
報には、アセタール化合物を不純物として含む粗α−ヒ
ドロキシメチルアクリレート化合物を熱処理することに
より、アセタール化合物をα−ヒドロキシメチルアクリ
レート化合物より高沸点な化合物に変化させ、α−ヒド
ロキシメチルアクリレート化合物の精製収率を向上させ
る方法が提案されている。
906号公報記載の方法はそれなりに問題を解決したも
のであるが、その工業的実施には、なお副反応物の生成
を抑制し、収率の更なる向上が望ましいことはいうまで
もないことである。
触媒を用いてアクリレート化合物とアルデヒド化合物と
からα−ヒドロキシメチルアクリレート化合物を製造す
るに当り、副反応物であるアセタール化合物の生成を抑
制し、目的物を高収率で製造する方法を提供することに
ある。
ば、アクリレート化合物とアルデヒド化合物との反応の
際に、反応系中の水の量を特定範囲に規定することで、
アセタール化合物の生成を効果的に抑制でき、目的物を
高収率で得られることを見出した。
るアクリレート化合物と一般式(2):
表す)で表されるアルデヒド化合物とを第三級アミン触
媒および水の存在下に反応させて一般式(3):
の定義と同じである)で表されるα−ヒドロキシメチル
アクリレート化合物を製造するに当り、該反応をアクリ
レート化合物、第三級アミン触媒および水の3成分中の
水のモル分率が5〜45%となる量の水の存在下に行う
ことを特徴とするα−ヒドロキシメチルアクリレート化
合物の製造方法である。
ート化合物(以下、単に「アクリレート化合物」という
こともある)の代表例は次のとおりである。
1〜18のアルキル基であるアルキルアクリル酸エステ
ル、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレ
ート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレー
ト、tert−ブチルアクリレート、n−オクチルアク
リレート、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート、ラウリルアクリレートおよびステア
リルアクレート。
ルキル基であるシクロアルキルアクリル酸エステル、例
えば、シクロペンチルアクリレートおよびシクロヘキシ
ルアクリレート。
アクリル酸エステル、例えば、フェニルアクリレート、
o−メトキシフェニルアクリレート、p−メトキシフェ
ニルアクリレート、p−ニトロフェニルアクリレート、
o−メチルフェニルアクリレート、p−メチルフェニル
アクリレートおよびp−tert−ブチルフェニルアク
リレート。
アルキル基であるヒドロキシアルキルアクリル酸エステ
ル、例えば、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロ
ピルアクリレートおよび4−ヒドロキシブチルアクリレ
ート。
こで、R3、R4は各々独立して炭素数1〜3のアルキル
基、mは1〜8の整数である)で表されるアミノアルキ
ルアクリル酸エステル、例えば、N,N−ジメチルアミ
ノエチルアクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル
アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリ
レート、N,N−ジエチルアミノプロピルアクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノブチルアクリレート、N,
N−ジエチルアミノブチルアクリレート、N,N−ジメ
チルアミノネオペンチルアクリレートおよびN,N−ジ
エチルアミノネオペンチルアクリレート。
・M-(ここで、R5、R6、R7は各々独立して炭素数1
〜3のアルキル基、mは1〜8の整数、Mは陰イオン元
素である)であるアミノアルキルアクリル酸エステルの
第四アンモニウム化合物、例えば、N,N−ジアルキル
アミノアルキルアクリレートの第四アンモニウム化合
物。
で、R8は炭素数1〜8のアルキル基、mは1〜8の整
数である)であるアクリル酸エステル類、例えば、メト
キシエチルアクリレート、エトキシエチルアクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート、2−ヒドロキシエチルアクリレートおよび2
−ヒドロキシプロピルアクリレート。
すなわち20℃における水への溶解度が0.1重量%以
上であるアクリレート化合物は特に水相に抽出されやす
く、そのため水相に溶解している第三級アミン触媒によ
り加水分解されやすい。したがって、本発明の方法は、
アクリレート化合物として、水への溶解度(20℃)が
0.1重量%以上であるアクリレート化合物を用いる場
合に好適に用いられる。水への溶解度(20℃)が0.
1重量%以上であるアクリレート化合物の代表例として
は、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブ
チルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレートな
どを挙げることができる。
(以下、単に「アルデヒド化合物」ということもある)
の代表例は次のとおりである。
ド。そのほか、トリオキサン、パラホルムアルデヒド
(ホルムアルデヒドの8〜100量体)、水和ホルムア
ルデヒド(ホルムアルデヒドの20〜50重量%水溶
液)およびホルムアルデヒド濃度が20〜50重量%の
メタノール水溶液も包含される。
炭素数1〜12のアルキル基であるアルキルアルデヒ
ド、例えば、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒ
ド、ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒドおよびバ
レルアルデヒド。そのほか、パラアセトアルデヒドなど
も包含される。
ルキル基であるシクロアルキルアルデヒド、例えば、シ
クロヘキシルアルデヒド。
アルデヒド、例えば、ベンズアルデヒドおよびトルアル
デヒド。
例えば、フルフラール。
ルムアルデヒド、ホルムアルデヒドの20〜50重量%
水溶液、およびホルムアルデヒド濃度が20〜50重量
%のメタノール水溶液が好適に用いられる。
れぞれ一般式(1)のR1および一般式(2)のR2に由
来するものである。したがって、R1で表される有機残
基の代表例としては、一般式(1)に関して説明した、
ないしの有機残基を挙げることができる。また、R
2で表される有機残基の代表例としては、一般式(2)
に関して説明した、ないしの有機残基を挙げること
ができる。
チルアクリレート化合物(以下、単に「α−ヒドロキシ
メチルアクリレート化合物ということもある)の好適な
例としては、一般式(1)のアクリレート化合物および
一般式(2)のアルデヒド化合物のうち、先に例示した
好適なものを反応させて得られるα−ヒドロキシメチル
アクリレート化合物を挙げることができる。その代表例
としては、α−ヒドロキシメチルアクリル酸メチル、α
−ヒドロキシメチルアクリル酸エチル、α−ヒドロキシ
メチルアクリル酸n−ブチル、α−ヒドロキシメチルア
クリル酸2−エチルヘキシルなどを挙げることができ
る。
の使用割合については特に制限はなく適宜決定すること
ができるが、通常、アクリレート化合物/アルデヒド化
合物(モル比)は1〜10であり、好ましくは2〜8で
ある。
は特に制限はなく、アクリレート化合物とアルデヒド化
合物とからα−ヒドロキシメチルアクリレート化合物の
製造に一般に用いられている第三級アミンを用いること
ができる。その代表例を挙げると次のとおりである。
チルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルア
ミンおよびトリイソプロピルアミン。
えば、N,N−ジメチルエチルアミン、N,N−ジメチ
ルプロピルアミン、N,N−ジメチルイソプロピルアミ
ン、N,N−ジメチル−t−ブチルアミンおよびN,N
−ジメチル(トリメチルシリル)アミン、N,N,
N’,N’−テトラメチルジアミノメタン、N,N,
N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,
N’,N’−テトラメチル−1,3−ジアミノプロパ
ン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサメチレン
ジアミン、N,N,N’,N’,N”−ペンタメチルジ
エチレントリアミンおよびN,N,N’,N’,N”−
ペンタメチルジプロピレントリアミン。
えば、N,N−ジエチルメチルアミン、N,N−ジエチ
ルプロピルアミンおよびN,N−ジエチルイソプルピル
アミン。
み合わせて使用することもできる。これらのうち、トリ
メチルアミン、ジメチルエチルアミン、ジメチルブチル
アミン、N,N,N’,N’−テトラメチルジアミノエ
タン、N,N,N’,N’−テトラメチルジアミノプロ
パンなどが好適に用いられる。
液状、ガス状など特に制限はないが、常温で液状のまま
で使用できるアミンが回収の面で容易であり好ましい。
また、水溶液で用いても後記モル分率の範囲内の水分量
であれば差し支えない。
制限はなく適宜決定することができるが、通常、第三級
アミン触媒/アルデヒド化合物(モル比)は0.2〜6
であり、好ましくは0.5〜5である。
第三級アミン触媒および水の中の水のモル分率が5〜4
5%、好ましくは25〜40%となる量の水の存在下で
行う。上記水のモル分率が5%より少ないと反応の進行
が遅く、また45%を超えるとアセタール化合物の生成
量が多くなって目的物の収率が低下する。
化合物と第三級アミン触媒と水とのモル分率(アクリレ
ート化合物/第三級アミン触媒/水)を25〜50/1
5〜40/ 5〜45、好ましくは30〜45/20〜
35/25〜40として反応を行うのがよい。
下に、あるいはさらにアクリレート化合物と第三級アミ
ン触媒と水とのモル分率を上記範囲に調整することによ
り、アセタール化合物の生成を抑制し、高収率で目的物
を得ることができる。
料を水に溶解して、例えば、アルデヒド化合物を水溶液
として、あるいは第三級アミンを水溶液として用いるこ
とにより必要量の水を共存させることができる。もちろ
ん、水を必要量添加してもよい。
の有機溶媒を加えて行うこともできる。上記有機溶媒と
しては、アクリレート化合物、アルデヒド化合物および
α−ヒドロキシメチルアクリレート化合物を溶解し、か
つ反応に不活性のものから適宜選ぶことができる。ま
た、アクリレート化合物、アルデヒド化合物およびα−
ヒドロキシメチルアクレート化合物はいづれも重合し易
い性質と有しているので、本発明の方法においては、重
合防止を目的として、重合禁止剤や分子状酸素を使用す
るのが好ましい。
キノン、メチルヒドロキノン、tert−ブチルヒドロ
キノン、2,4−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、
2,4−ジメチルヒドロキノンなどのキノン類;フェノ
チアジンなどのアミン化合物;2,4−ジメチル−6−
tert−ブチルフェノール、2,4−ジ−tert−
ブチルフェノール、p−メトキシフェノールなどのフェ
ノール類;p−tert−ブチルカテコールなどの置換
カテコール類;および置換レゾルシン類の1種または2
種以上を組み合わせて使用することができる。重合禁止
剤の使用量は、通常、アクリレート化合物の0.01〜
1重量%でよい。
分子状酸素と窒素との混合ガスとして、反応系、代表的
には反応溶液に吹き込むようにすればよい。
いられている条件下に行うことができる。反応温度は、
通常、10〜150℃であり、好ましくは40〜100
℃、より好ましくは40〜80℃である。また、反応
は、常圧、加圧、または減圧のいずれでも行うことがで
きるが、通常、常圧下に行う。反応時間は反応が完結す
るように適宜決定することができる。
に分離し、有機相を蒸留することにより目的とするα−
ヒドロキシメチルアクリレート化合物を回収することが
できる。なお、有機相を蒸留するに先だって、有機相を
有機または無機酸の水溶液で洗浄するのが好ましい。こ
の洗浄によって、有機相に含まれる未反応のアルデヒド
化合物などを除去したり、あるいはこれら化合物を不活
性にして、蒸留精製での副反応を抑制することができ
る。
ないが、特定量の水の存在下に反応を行うことによりア
クリレート化合物の加水分解が低減され、その結果、こ
の加水分解によって生成するアルコールによって引き起
こされるアセタール化、すなわちアセタール化合物の生
成が抑制され、また加水分解によって生成するアクリル
酸と第三級アミン触媒との中和反応による第三級アミン
触媒の損失が低減されるものと考えられている。
物の生成を効果的に抑制できるので、目的とするα−ヒ
ドロキシメチルアクリレート化合物を高収率で製造する
ことができる。
ミン触媒の損失が著しく低減され、α−ヒドロキシメチ
ルアクリレート化合物を高収率で得られるとともに、第
三級アミン触媒を効率よく利用することができる。
チルアクリレート中の不純物含量が低減されるので精製
効率が向上する。
ストが低減されて、工業的に有利に目的とするα−ヒド
ロキシメチルアクリレート化合物を製造することができ
る。
説明する。
コに、アクリレート化合物としてのアクリル酸メチル1
71.8g(2.0モル)、アルデヒド化合物としての
92重量%のパラホルムアルデヒド(8%含水品、三菱
ガス化学(株)製)16.3g(0.5モル)、触媒と
してのジメチルエチルアミン(DMEA)91.4g
(1.25モル)、水25.7g(パラホルムアルデヒ
ド水溶液の水と合計して1.5モル)、および重合禁止
剤としてのp−メトキシフェノール0.17gを仕込ん
だ。アクリレート化合物/触媒/水(モル分率)=4
2.1/26.3/31.6(モル%)である。
時間反応を行った。反応終了後、反応溶液を有機相と水
相とに分液した。この有機相をガスクロマトグラフィー
で分析した結果は次のとおりであった。
収率:89.5モル%(対ホルムアルデヒド) アクリル酸メチルの加水分解率:14.0モル% アセタール化合物の生成量:0.0モル%(対ホルムア
ルデヒド) なお、アクリル酸メチルの加水分解率およびアセタール
化合物の生成量は次のようにして求めた。
生メタノール(モル)/ホルムアルデヒド(モル)(×
100) アセタール化合物の生成量(%)=発生アセタール化合
物の合計(モル)/ホルムアルデヒド(モル)(×10
0) 実施例2〜7 実施例1において、アクリレート化合物/触媒/水のモ
ル分率を表1に示すように変更した以外は実施例1と同
様にして反応を行った。結果を表1に示す。
ル分率を表1に示すように変更した以外は実施例1と同
様にして反応を行った。結果を表1に示す。
る。
%) 副反応物生成量=α−メトキシメトキシメチルアクリル
酸メチルの生成量(モル%) 実施例8 実施例1で得た反応液を油相と水相に分離し、油相を蒸
留してα−ヒドロキシメチルアクリル酸メチルの製品を
得た。製品の収率は84.3%であり、製品中のアセタ
ール化合物濃度をガスクロマトグラフィーで分析したと
ころ0.4%であった。精製収率は94.2%であっ
た。
留してα−ヒドロキシメチルアクリル酸メチルの製品を
得た。製品の収率は77.7%であり、製品中のアセタ
ール化合物濃度をガスクロマトグラフィーで分析したと
ころ3.2%であった。精製収率は90.0%であっ
た。
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 (式中、R1は有機残基を表す)で表されるアクリレー
ト化合物と一般式(2): 【化2】 (式中、R2は水素原子または有機残基を表す)で表さ
れるアルデヒド化合物とを第三級アミン触媒および水の
存在下に反応させて一般式(3): 【化3】 (式中、R1、R2は一般式(1)、(2)の定義と同じ
である)で表されるα−ヒドロキシメチルアクリレート
化合物を製造するに当り、該反応をアクリレート化合
物、第三級アミン触媒および水の3成分中の水のモル分
率が5〜45%となる量の水の存在下に行うことを特徴
とするα−ヒドロキシメチルアクリレート化合物の製造
方法。 - 【請求項2】 アクリレート化合物と第三級アミン触媒
と水とのモル分率(アクリレート化合物/第三級アミン
触媒/水)が25〜50/15〜40/5〜45である
請求項1のα−ヒドロキシメチルアクリレート化合物の
製造方法。 - 【請求項3】 アクリレート化合物が水への溶解度(2
0℃)0.1重量%以上のものである請求項1または2
記載のα−ヒドロキシメチルアクリレート化合物の製造
方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12792899A JP4251712B2 (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | α−ヒドロキシメチルアクリレート化合物の製造方法 |
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