JP2000316294A - 直流ブラシレスモータ駆動装置及びこれを用いた空気調和機 - Google Patents

直流ブラシレスモータ駆動装置及びこれを用いた空気調和機

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JP2000316294A
JP2000316294A JP11120449A JP12044999A JP2000316294A JP 2000316294 A JP2000316294 A JP 2000316294A JP 11120449 A JP11120449 A JP 11120449A JP 12044999 A JP12044999 A JP 12044999A JP 2000316294 A JP2000316294 A JP 2000316294A
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signal
inverter
pwm signal
voltage
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Toyomitsu Wakui
豊光 和久井
Koji Kato
浩二 加藤
Atsushi Okuyama
奥山  敦
Hideki Terauchi
英樹 寺内
Minoru Makita
稔 牧田
Kisaku Kaneko
喜作 金子
Masayuki Iwasaki
真之 岩崎
Kenji Tamura
建司 田村
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
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    • H02P6/14Electronic commutators
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    • H02P6/18Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements
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    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流ブラシレスモータの始動時や軽負荷時で
のインバータの転流タイミングを確実に検出できるよう
にする。 【解決手段】 マイコン1はインバータの駆動信号U
+,……,W−を発生し、インバータ11のスイッチ素
子6a〜6fを所定の順序で1通電区間ずつこれら駆動
信号のPWM信号で駆動し、直流ブラシレスモータ12
に駆動電流を供給して回転させるが、このPWM信号を
もとに磁極位置検出信号のレベルを検出して通電区間の
切換えタイミング(転流タイミング)を検出する。ここ
で、PWM信号の最小オン時間をこの磁極位置検出信号
のレベル検出可能な時間に設定するが、直流ブラシレス
モータ12の始動時や軽負荷時には、PWM信号の周波
数を低くして、PWM信号のデューティを始動時や軽負
荷時に適合したものとしながら、PWM信号の最小オン
時間が確保できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータを用い
た直流ブラシレスモータ駆動装置に係り、特に、電機子
巻線(ステータ巻線)に誘起される速度起電力によって
磁石回転子(ロータ)とステータ巻線との間の相対位置
(以下、磁極位置という)を検出して回転数制御を行な
うようにした直流ブラシレスモータ駆動装置及びこれを
用いた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、直流ブラシレスモー
タの電機子巻線に誘起される速度起電力によってこの直
流ブラシレスモータの磁石回転子と電機子巻線との間の
相対的位置を検出することにより、この直流ブラシレス
モータの始動と回転速度制御を行なうようにした直流ブ
ラシレスモータ駆動装置を提案した(特願平10−18
0975号。これを、以下、先願発明という)。
【0003】かかる先願発明は、直流ブラシレスモータ
の星形結線された3相の電機子巻線に生じる3相の速度
起電力毎に、ブリッジ接続された6個半導体スイッチン
グ素子からなるインバータの電源電圧の1/2倍の値の
電圧を基準電圧、あるいはこれら電機子巻線の中性点電
圧を基準電圧とし、かかる基準電圧との大小を比較判定
する比較器と、かかる比較器の出力を用いてインバータ
を駆動するPWM信号を生成する駆動部としてのマイク
ロコンピュータ(以下、マイコンという)とを備え、こ
れら電機子巻線のいずれか2相に通電した期間に比較器
から得られるパルス信号を参照してインバータの各半導
体スイッチング素子の転流タイミングを得ることによ
り、この直流ブラシレスモータの磁石回転子を回転させ
る構成とするものである。
【0004】そして、かかる先願発明では、上記のマイ
コンが、これら電機子巻線のうちの通電しない1相に接
続された比較器から得られるパルス信号を参照すること
により、インバータの各半導体スイッチング素子の転流
タイミングを得て磁石回転子を回転させ、さらに、かか
る半導体スイッチング素子に逆並列接続された還流ダイ
オードに還流電流が流れている期間では、かかる半導体
スイッチング素子の転流タイミングを得るために比較器
から得られるパルス信号を参照せずに磁石回転子を回転
させ、さらに、電機子巻線のいずれか2相に通電する期
間では、かかる電機子巻線のうちの通電しない1相に接
続された比較器から得られるパルス信号を参照して、直
流ブラシレスモータが転流した時点から比較器から得ら
れるパルス信号が変化するまでの期間を計測し、この期
間の直流ブラシレスモータの1回転期間に占める割合が
所望の値となるように、かかる半導体スイッチング素子
の転流タイミングを制御して磁石回転子を回転させるよ
うに、制御動作するものである。
【0005】以上の構成により、先願発明は、直流ブラ
シレスモータを広範囲の回転数で運転する場合でも、或
いは広範囲の負荷条件で運転する場合でも、安定した効
率の良い状態で直流ブラシレスモータを駆動することが
できるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の先願発明は、電
機子巻線の通電したいずれか2相ではない1相に接続さ
れた比較器から得られるパルス信号を参照し、3相のパ
ターンの変化により、インバータを構成する半導体スイ
ッチング素子群の転流タイミングを得ている。このパタ
ーンの変化を検出する基となる比較器からのパルス信号
は、インバータを駆動するPWM信号がオンしている期
間のみ検出可能である。
【0007】しかし、上記の駆動部としてのマイコン
は、インバータを駆動するPWM信号を出力してから比
較器の出力パルス信号を検出してこれを処理するのにあ
る程度の時間を要する。かかる時間は、例えば、13μ
sec程度である。また、マイコンからPWM信号が出
力されてから比較器からパルス信号が出力されるまでに
信号伝達遅れがあり、かかるPWM信号とパルス信号と
の間に時間差が生じる。このような時間差は、例えば、
0〜3μsec程度である。このために、マイコンは、
PWM信号を出力してから13μsec遅れた時点で比
較器からのパルス信号を検出することになる。
【0008】PWM信号のオン期間とこれに対応する比
較器からのパルス信号のパルス幅はほぼ等しい。そこ
で、確実にインバータの半導体スイッチング素子群の転
流タイミングを得るためには、マイコンから出力される
PWM信号のオン時間の最小値、即ち、上記の例では、
13μsecと制約されることになるが、始動時や軽負
荷時などのPWM信号のデューティ比が小さく、そのオ
ン時間が短い場合には、比較器からのパルス信号のパル
ス幅もこれに応じて短くなるから、マイコンがこのパル
ス信号を読み取ることができない場合も発生し、インバ
ータの半導体スイッチング素子群の転流タイミングを得
ることができないという事態も発生するおそれがあっ
た。
【0009】また、高い商用交流電源を用いるなどし
て、インバータの電源電圧が高い場合には、低い商用交
流電源を用いてインバータの電源電圧が低い場合と同じ
デューティ比のPWM信号でインバータを駆動した場合
には、直流ブラシレスモータの電機子巻線に流れる電流
も大きくなる。このため、インバータの半導体スイッチ
ング素子として電流容量が大きい高価な半導体スイッチ
素子を用いる必要があり、装置のコストアップを招くこ
とになるし、また、通常、かかる直流ブラシレスモータ
駆動装置を用いた空気調和機は、例えば、100V,2
00Vといったことなる交流電圧の商用交流電源で使用
できるように構成されるものであるから、かかる直流ブ
ラシレスモータ駆動装置を200Vの高い商用交流電源
に対しても使用可能に、インバータの半導体スイッチ素
子として高価な大電流容量の半導体スイッチ素子が用い
られるが、これを100Vの低い商用交流電源で使用す
る場合、高価な半導体スイッチ素子を用いることが全く
無駄なものとなる。
【0010】しかも、インバータの電源電圧が高くなる
と、インバータで生成される直流ブラシレスモータの駆
動電流も大きくなり、始動時には、トルク過大となって
同期始動から位置検出運転への切り替えに失敗したり、
発生する音,振動が増大化する。このために、インバー
タの電源電圧が低い場合よりもPWM信号のデューティ
比を小さくしてそのオン時間を短くする必要があるが、
このようにすると、ますますマイコンによる比較器の出
力パルス信号の正確な検出ができなくなる。
【0011】本発明は、かかる問題を解消し、直流電圧
Vdが高い場合も含めて、直流ブラシレスモータの始動
や軽負荷条件でのインバータの半導体スイッチング素子
群の転流タイミングを確実に検出でき、安定した運転制
御を可能とした直流ブラシレスモータ駆動装置及びこれ
を用いた空気調和機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、インバータ駆動信号のPWM信号の周波
数を可変する手段を設け、始動時や軽負荷運転時と通常
の安定な運転時とでPWM信号の周波数を異ならせるこ
とができるように構成したものとする。
【0013】また、本発明は、かかる手段として、該P
WM信号のオン時間が予め設定された所定時間になった
とき、該PWM信号の周波数を切り換える構成としても
のである。
【0014】さらに、本発明は、上記の手段として、イ
ンバータの直流電源電圧を検出し、その検出結果に応じ
て、該PWM信号の周波数を切り換えるように構成した
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0016】図1は本発明による直流ブラシレスモータ
駆動装置の第1の実施形態を示す回路構成図であって、
1は駆動部を構成するマイコン、2はロータ磁極位置検
出回路、3はロータ、4a,4bは基準電圧の検出抵
抗、5a〜5fは還流ダイオード、6a〜6fは半導体
スイッチング素子、7a〜7cはステータ巻線、8a〜
8cは比較器、9a〜9cはプルアップ抵抗、10a〜
10fはモータ端子電圧の検出抵抗、11はインバー
タ、12は直流ブラシレスモータ、13は直流電圧検出
器である。
【0017】同図において、ブリッジ接続された半導体
スイッチング素子6a〜6fと夫々の半導体スイッチン
グ素子6a〜6fに並列接続された還流ダイオード5a
〜5fとでインバータが構成されており、このインバー
タ11に直流電源電圧Vdが印加されている。また、ロ
ータ3とステータ巻線7a〜7cとは直流ブラシレスモ
ータ12を構成しており、マイコン1からの駆動信号U
+,U−,V+,V−,W+,W−によって駆動される
インバータ11から直流ブラシレスモータ12の各相の
ステータ巻線7a〜7cに所定のタイミングで駆動電流
が供給される。ここで、駆動信号U+は半導体スイッチ
ング素子6aをオン/オフ駆動し、以下、駆動信号U−
は半導体スイッチング素子6dを、駆動信号V+は半導
体スイッチング素子6bを、駆動信号V−は半導体スイ
ッチング素子6eを、駆動信号W+は半導体スイッチン
グ素子6cを、駆動信号W−は半導体スイッチング素子
6fを夫々オン/オフ駆動するものとする。
【0018】ロータ磁極位置検出回路2は比較器8a〜
8c,プルアップ抵抗9a〜9c及びモータ端子電圧V
u,Vv,Vwの検出抵抗10a〜10fとから構成さ
れており、直流ブラシレスモータ12の各端子の電圧V
u,Vv,Vwを検出し、夫々に応じた位置検出信号
U,V,Wを生成してマイコン1に供給する。このロー
タ磁極位置検出回路2において、ステータ巻線7aの端
子に生ずるモータ端子電圧Vuは検出抵抗10a,10
bによって検出されて比較器8aに供給され、ステータ
巻線7bの端子に生ずるモータ端子電圧Vvは検出抵抗
10c,10dによって検出されて比較器8bに供給さ
れ、ステータ巻線7cの端子に生ずるモータ端子電圧V
wは検出抵抗10e,10fによって検出されて比較器
8cに供給される。また、これら比較器8a〜8cには
検出抵抗4a,4bによって検出される直流電源電圧V
dの1/2の値の基準電圧Vd/2が供給されており、
検出されたモータ端子電圧Vu,Vv,Vwと夫々比較
される。夫々の比較結果は、比較器8a〜8cの出力端
子に夫々接続されるプルアップ抵抗9a,9b,9cに
より、ハイ,ローレベルの2値の位置検出信号U,V,
Wとして得られ、夫々マイコン1に供給される。
【0019】なお、空気調和機では、直流ブラシレスモ
ータ12が図示しない冷凍サイクルでの圧縮機の駆動モ
ータとなる。
【0020】マイコン1は、これら位置検出信号U,
V,Wからインバータ11の駆動信号U+,U−,V
+,V−,W+,W−を生成するが、これらの信号波形
を図2(a)に示す。図2では、直流ブラシレスモータ
12の通電区間を(1),(2),(3),(4),
(5),(6),……として示しており、また、インバ
ータ11における+電源端子側の半導体スイッチング素
子6a〜6cを上アーム、−電源端子側の半導体スイッ
チング素子6d〜6fを下アームというが、ここでは、
上下いずれのアームの半導体スイッチング素子もチョッ
ピングが行なわれるものとし、このチョッピングは半導
体スイッチング素子6e,6a,6f,6b,6d,6
cの順に行なわれて、この順序が繰り返すものとする。
また、チョッピングが行なわれたスイッチング素子は、
次の通電区間でオン状態が保持され、さらに、4通電区
間オフの状態が保持された後、再びチョッピング駆動さ
れるものとする。従って、駆動信号U+,U−,V+,
V−,W+,W−は、通電区間が経過するとともに、図
2(a)に示すように変化する。
【0021】なお、このチョッピングのデューティ比
(従って、駆動信号U+,U−,V+,V−,W+,W
−のチョッピングの各周期でのオン期間)は可変であっ
て、このデューティ比を制御することにより、直流ブラ
シレスモータ12の回転数が制御される。
【0022】このようにインバータ11が駆動されるこ
とにより、直流ブラシレスモータ12の通電相が順次切
り替わっていく。ここで、ステータ巻線7aがU相、ス
テータ巻線7bがV相、ステータ巻線7cがW相であ
る。図2(a)で示す例では、例えば、通電区間(1)
では、半導体スイッチング素子6c,6eが駆動信号W
+,V−によって駆動されることにより、ステータ巻線
7c,7bを介して駆動電流が流れ、直流ブラシレスモ
ータ12の通電相はV,W相である。同様にして、通電
区間(2)では、駆動信号U+,V−によって半導体ス
イッチング素子6a,6eが駆動されるから、直流ブラ
シレスモータ12の通電相はU,V相であり、……、通
電区間(6)では、駆動信号W+,U−によって半導体
スイッチング素子6c,6dが駆動されるから、直流ブ
ラシレスモータ12の通電相はW,U相である。この通
電区間(6)が終わると、再び通電区間(1)に戻り、
これ以降、これを繰り返す。
【0023】以上のように半導体スイッチング素子6
a,6d,6b,6e,6c,6fに各々駆動信号U
+,U−,V+,V−,W+,W−が供給されたときの
モータ各相U,V,Wの端子電圧は、図2(b)に示さ
れる電圧Vu,Vv,Vwとして表わされる。
【0024】即ち、通電区間(1)では、通電相がV,
W層であって、半導体スイッチング素子6eが駆動信号
V−によってチョッピングし、半導体スイッチング素子
6cが一定レベルの駆動信号W+でオン状態に保持され
ているため、半導体スイッチング素子6cからステータ
巻線7c,7bを介して半導体スイッチング素子6eに
駆動電流が流れるが、半導体スイッチング素子6a,6
fがオフ状態に保持されてステータ巻線7aに駆動電流
が供給されない。これにより、U相が無通電相をなり、
この無通電相Uのモータ端子電圧Vuは、図2(b)に
示すように、回転するロータ3がステータ巻線7aに近
づくにつれて順次増加する誘起電圧にステータ巻線7
c,7bに流れる断続波形の駆動電流による電圧が重畳
されたものとなる。
【0025】これに対し、駆動信号W+によって半導体
スイツチング素子6cがオン状態に保持されているか
ら、通電相Wのモータ端子電圧Vwは、図2(b)に示す
ように、直流電源電圧Vdに等しい値の電圧となり、ま
た、駆動信号V−によって半導体スイッチング素子6e
がチョッピングしているので、通電相Vのモータ端子電
圧Vvは、図2(b)に示すように、半導体スイッチング
素子6eがオンのとき0、また、半導体スイッチング素
子6eがオフのときVdとなり、駆動信号V−とは逆位
相で振幅がVdのパルス状の電圧となる。
【0026】また、モータ端子電圧Vuは、ステータ巻
線7aの誘起電圧にステータ巻線7a〜7cが互いに接
続された点(ステータ巻線の中性点)Nの電圧、即ち、
Vd/2の値の電圧を重畳したものであるから、このモ
ータ端子電圧Vuの断続波形はモータ端子電圧Vvと同
相となり、従って、駆動信号V−と逆相となる。
【0027】これらモータ端子電圧Vu,Vv,Vwは
夫々検出抵抗10a,10b、検出抵抗10c,10
d、検出抵抗10e,10fで検出され、比較器8a,
8b,8cでVd/2の基準電圧と比較される。比較器
8bからは、図2(c)に示すように、モータ端子電圧
Vvと同相で断続するロータ3の磁極位置検出信号Vが
得られ、比較器8cからは、図2(c)に示すように、
モータ端子電圧Vwと同様に一定振幅の磁極位置検出信
号Wが得られる。また、図2(b)に示すモータ端子電圧
Vuの誘起電圧は、通電区間(1)において、0からVd
に値がほぼ直線状に上昇する。このため、比較器8aで
このモータ端子電圧VuをVd/2の基準電圧と比較す
ると、この通電区間(1)の前半の期間T1では、モータ
端子電圧Vuと同位相で断続し、その後半の期間T2で
は、この断続波と同じ一定の振幅に保持された磁極位置
検出信号Uが得られる。
【0028】以上のようにして、通電区間(1)での磁
極位置検出信号U,V,Wが得られるが、マイコン1で
は、これらとこのとき発生している駆動信号U+,U
−,V+,V−,W+,W−のうちのチョッピングを行
なうものとからロータ3の磁極位置を検出し、次の通電
区間(2)での駆動信号U+,U−,V+,V−,W
+,W−への切替えタイミングを検出するものである
が、これを図3により説明する。ここで、図3では、通
電区間(1),(2)について、駆動信号U+,U−,
V+,V−,W+,W−と磁極位置検出信号U,V,W
とのタイミング関係を拡張して示している。
【0029】同図において、いま、通電区間(1)につ
いてみると、期間Tbと期間Tcとの境が通電区間
(1)の中点であり、従って、T1=Ta+Tb、T2
=Tcである。また、期間Taは期間T1での駆動信号
V−の最初の1周期であり、後述するスパイク電圧の発
生期間である。
【0030】上記のように、駆動信号V−と磁極位置検
出信号Uとの関係は、期間Tbでは、互いに逆相となっ
ており、期間Tcでは、磁極位置検出信号Uがハイレベ
ルに保持されている。そこで、いま、ハイレベルを
“1”,ローレベルを“0”として表わすと、駆動信号
V−の“1”のタイミングでの磁極位置検出信号Uのレ
ベルは、期間Tbで“0”、期間Tcで“1”となる。
従って、駆動信号V−の“1”のタイミングで磁極位置
検出信号Uのレベルを順次検出すると、この検出レベル
が“0”から“1”に反転した時点が期間Tbから期間
Tcに移った時点とみることができ、これにより、通電
区間(1)の中点、即ち、ロータ3の磁極が、例えば、
ステータ巻線7aに対して特定な位置に達したことが判
明する。このようにして、ロータとステータ巻線との間
の相対的位置関係を検出することができる。
【0031】そして、例えば、通電区間(1)の開始時
点から駆動信号V−のパルス数をプリセット値(例え
ば、0)からカウントアップし、磁極位置検出信号Uの
検出レベルが“0”から“1”に反転したときにそれま
でのカウント数からカウントダウンを開始し、元のプリ
セット値までカウントダウンしたとき、期間Tcが経過
したことになるので、その時点を次の通電区間(2)の
開始時点とする。
【0032】以上のようにして、通電区間(1)から通
電区間(2)の切替え時点を検出することができ、駆動
信号U+,U−,V+,V−,W+,W−を図2(a)
に示すように切り換える。
【0033】以上は通電区間(1)でのロータ3の磁極
位置検出についてであったが、次に、通電区間(2)で
のロータ3の磁極位置検出について説明する。
【0034】通電区間(2)では、図1において、上記
のように、通電相がU,V相となって、図2(a)に示
すように、半導体スイッチング素子6aが駆動信号U+
によってチョッピングを行ない、半導体スイッチング素
子6eが駆動信号V−によってオン状態に保持され、半
導体スイッチング素子6b,6c,6d,6fがオフ状
態に保持される。このために、直流ブラシレスモータ1
2では、半導体スイッチ素子6aからステータ巻線7
a,7bを介して半導体スイッチング素子6eにチョッ
ピングされる駆動電流が流れ、ステータ巻線7cに誘起
電圧が生ずる。
【0035】この場合、直流ブラシレスモータ12のU
相のモータ端子電圧Vuは、図2b)に示すように、駆
動信号U+と同相で振幅がVdのパルス電圧であり、直
流ブラシレスモータ12のV相のモータ端子電圧Vv
は、半導体スイッチング素子6eがオン状態に保持され
ているから、図2(b)に示すように、0に保持され
る。これに対し、ステータ巻線7cに対してロータ3の
磁極が遠ざかるように移動しているから、ステータ巻線
7cに生ずる誘起電圧はほぼVd/2の値からほぼ直線
状に低下するものとなり、モータ端子電圧Vwは、図2
(b)に示すように、これにステータ巻線7a,7bの
中性点Nの電圧、即ち、振幅がVd/2のモータ端子電
圧Vuに位相同期したパルス電圧が重畳されたものとな
る。
【0036】そこで、これらモータ端子電圧Vu,V
v,Vwを夫々ロータ磁極位置検出回路2に供給する
と、これらが夫々比較器8a,8b,8cでVd/2の
値の基準電圧と比較されることにより、図2(c)に示
すように、駆動信号U+に位相同期したパルス状の磁極
位置検出信号Uと、“0”のレベルの磁極位置検出信号
Vと、通電区間(2)の前半の期間T1で駆動信号U+
に位相同期したパルス状の波形となり、その後半の期間
T2でレベルが“0”の磁極位置検出信号Wとが得られ
る。これらマイコン1に供給される。
【0037】次に、図3により、通電期間(2)でのこ
れら磁極位置検出信号U,V,Wからのロータ3の磁極
位置検出について説明する。
【0038】同図において、通電区間(2)において
も、その前半の期間T1が期間Taと期間Tbとからな
り、後半の期間T2は期間Tcで表わしている。この期
間Taは、先の通電区間(1)の場合と同様、スパイク
電圧が発生する通電区間(2)での駆動信号U+の最初
の1周期の期間である。
【0039】ここで、駆動信号U+と磁極位置検出信号
Wとの関係をみると、期間Tbでは、駆動信号U+が
“1”のとき、磁極位置検出信号Wも“1”であり、期
間Tcでは、駆動信号U+が“1”のとき、磁極位置検
出信号Wは“0”である。従って、駆動信号U+の
“1”の時点毎に磁極位置検出信号Wのレベルを検出
し、このレベルが“1”から“0”に反転するとき、通
電区間(2)の中点、即ち、ロータ3の磁極が、例え
ば、ステータ巻線7aに対して特定な位置に達したこと
が判明する。このようにして、ロータとステータ巻線と
の間の相対的位置関係を検出することができる。
【0040】そこで、例えば、通電区間(2)の開始時
点から駆動信号U+のパルス数をアップカウントし、上
記の検出レベルが“1”から“0”に反転すると、ダウ
ンカウントに変更し、そのカウント値が元にプリセット
値となった時点を通電区間(2)から通電区間(3)へ
の切替え時点とすることができる。
【0041】以下同様にして、通電区間(3),
(4),(5),(6)と無通電相のステース巻線での
誘起電圧を利用することにより、ロータ3の磁極の位置
を検出することができて、通電区間の切替え時点を検出
することができる。そして、通電区間(1)〜(6)が
繰り返する。
【0042】この場合、図2(a),(c)から明らか
なように、通電区間の中点は、通電区間(3)では、磁
極位置検出信号Vの検出レベルが“0”から“1”に反
転することにより、通電区間(4)では、磁極位置検出
信号Uの検出レベルが“1”から“0”に反転すること
により、通電区間(5)では、磁極位置検出信号Wの検
出レベルが“0”から“1”に反転することにより、通
電区間(6)では、磁極位置検出信号Vの検出レベルが
“1”から“0”に反転することにより、……夫々検出
することができる。
【0043】以上の磁極検出方法では、1つおきの通電
区間(1),(3),(5)で誘起電圧を含む磁極位置検出信号
U,V,Wとチョッピングする駆動信号V−,W−,U
−との波形の関係が等しく、次の通電区間への切替え時
点を決めるかかる駆動信号による磁極位置検出信号の検
出レベルの変化がいずれも“0”から“1”に変化した
時点とするものであり(即ち、同じ“0”→“1”のパ
ターン変化であり)、また、他の1つ置きの通電区間
(2),(4),(6)で誘起電圧を含む磁極位置検出信号W,
U,Vとチョッピングする駆動信号U+,V+,W+と
の波形の関係が等しく、次の通電区間への切替え時点を
決めるかかる駆動信号による磁極位置検出信号の検出レ
ベルの変化がいずれも“1”から“0”に変化した時点
とするもの(即ち、同じ“1”→“0”のパターン変化)
であった。
【0044】これに対し、磁極位置検出信号U,V,W
の全てを用いることにより、6個の通電区間(1)〜
(6)毎に異なるパターンとなるようにし、これによ
り、次の通電区間が通電区間(1)〜(6)のうちのい
ずれであるかを一意的に決まるようにすることもでき
る。
【0045】即ち、図3において、いま、通電区間
(1)をみると、期間Tbでは、駆動信号V−の“1”
の時点で磁極位置検出信号Uは“0”、磁極検出信号V
は“0”、磁極位置検出信号Wは“1”である。ここ
で、駆動信号V−の“1”の時点での磁極位置検出信号
U,V,Wのレベルからなるパターンを(U,V,W)
とすると、このときのパターンは(0,0,1)とな
る。通電区間(1)の期間Tcのパターンは、同様にし
て、図3から(1,0,1)となる。従って、(0,
0,1)→(1,0,1)のパターン変化を検出するこ
とにより、次の通電区間への切替え時点を検出すること
ができる。
【0046】以下同様にして、通電区間(1)〜(6)
でのパターン変化は、次の表1のようになる。
【0047】
【表1】
【0048】図1において、マイコン1は、通電区間
(1)〜(6)毎に、夫々に固有の上記パターンとその
変化順序を示す情報が格納されており、ロータ磁極位置
検出回路2から供給される磁極位置検出信号U,V,W
のレベルを上記のようにして検出し、それら検出レベル
のパターン(U,V,W)から現在の通電区間が(1)
〜(6)のいずれであるかを確認するとともに、次の通
電区間がいずれであるかを決定し、上記のパターン変化
を検出すると、この時点から計測した上記の時点で決定
した次の通電区間に切り替える。
【0049】このように、夫々の通電区間で3相の磁極
位置検出信号U,V,Wの検出レベルのパターン(U,
V,W)を用いると、先に説明した各通電区間で磁極位
置検出信号U,V,Wのうちの1相の検出レベルを用い
る場合に比べ、耐ノイズ性に優れる。
【0050】なお、上記の例では、図2及び図3におい
て、各通電区間とも、T1=T2としてが、これに限る
ものではなく、T2=α・T1(但し、0<α<1)と
してもよい。即ち、T2<T1とすることにより、上記
説明の場合よりも次の通電区間への切替えタイミングを
早めるものであり、このようにすると、モータ効率が向
上する場合もある。
【0051】ところで、上記のように磁極位置の正確な
検出を行なうためには、図1において、インバータ11
に流れる還流電流の影響を考慮する必要がある。次の通
電区間に移るときの通電相を切替え直後の一定期間で
は、インバータ11を構成する還流ダイオード5a〜5
fのいずれかに還流電流が流れ、この還流電流が流れる
還流ダイオードは導通状態になる。
【0052】そして、上アームの還流ダイオード5a,
5b,5cに還流電流が流れる場合には、その還流電流
が流れる経路でのモータ端子電圧Vu,Vv,Vwに直
流電源電圧Vdにほぼ等しい振幅のスパイク電圧が現れ
る。図2(b)において、モータ端子電圧Vuでの通電
区間(1)の開始部のハッチングして示す電圧Vdの部
分、モータ端子電圧Vvでの通電区間(3)の開始部の
ハッチングして示す電圧Vdの部分、モータ端子電圧V
wでの通電区間(5)の開始部のハッチングして示す電
圧Vdの部分が夫々このスパイク電圧である。また、下
アームの還流ダイオード5d,5e,5fに還流電流が
流れる場合には、その還流電流が流れる経路でのモータ
端子電圧Vu.Vv,Vwに0にほぼ等しい振幅のスパ
イク電圧が現れる。図2(b)において、モータ端子電
圧Vwでの通電区間(2)の開始部のハッチングして示
す電圧0の部分、モータ端子電圧Vuでの通電区間
(4)の開始部のハッチングして示す電圧0の部分、モ
ータ端子電圧Vvでの通電区間(6)の開始部のハッチ
ングして示す電圧0の部分が夫々このスパイク電圧であ
る。
【0053】なお、図3では、通電区間(1)におい
て、磁極位置検出信号Uでの期間Taにおける前半部分
が“1”であるのは、図2(b)における通電区間
(1)でのモータ端子電圧Vuに生じたスパイク電圧に
よるものであり、また、通電区間(2)において、磁極
位置検出信号Wでの期間Taにおける前半部分が“0”
であるのは、図2(b)における通電区間(2)でのモ
ータ端子電圧Vwに生じたスパイク電圧によるものであ
る。
【0054】このようなスパイク電圧は、磁極位置検出
信号U,V,Wにおいて、図3から明らかなように、通
電区間の最初の期間Taでのレベルを同じ通電区間での
後半の期間Tcと同じレベルにする。このために、各通
電区間において、期間Tcでの磁極位置検出信号のレベ
ルを検出して次の通電区間への切替えタイミングを決定
しようとすると、スパイク電圧によって通電区間の最初
にこのレベルが現われることになるので、この切り替わ
った通電区間の開始時点が磁極の検出位置と誤判定し、
この結果、この時点から次の通電区間の切替え時点を決
めてしまうことになり、磁極の位置検出精度が低下して
しまう。このことは、上記のように、3個の磁極位置検
出信号U,V,Wの検出レベルによるパターン(U,
V,W)を用いて同様の磁極位置を検出する方法につい
ても同様であり、例えば、図3に示すように、各通電区
間において、期間Taでのパターンと期間Tcでのパタ
ーンは等しくなる。従って、この場合でも、期間Tcで
のパターンに変化する時点を検出しようとすると、通電
区間の開始時点をこの時点と誤判定してしまうことにな
る。
【0055】このために、スパイク電圧に影響されない
で磁極位置検出信号のレベルが検出できるように、駆動
信号の最初の1周期では、磁極位置検出信号のレベルを
検出しないようにしている。
【0056】以上が、この第1の実施形態での基本的な
動作であり、これは上記の特願平10ー180975号
に記載の先願発明と同様である。
【0057】ところで、マイコン1は、インバータ11
の駆動信号を出力してからロータ磁極位置検出回路の比
較器の出力パルス信号のレベルが検出できるようになる
までに、所定の時間を要する。例えば、図3の通電区間
(1)を例に説明すると、図4(a)に示すように、マ
イコン1は、駆動信号V−の1つのパルスを出力する
と、このパルスの立上りエッジを基準として、比較器8
aから出力される磁極位置検出信号Uのレベルを検出す
るのであるが、このレベルの検出タイミングtDは駆動
信号V−のパルスの立上りエッジから所定の時間Tだけ
遅れることになる。かかる時間Tは、例えば、13μs
ec程度である(以下では、T=13μsecとす
る)。なお、Δtは磁極位置検出信号Uの伝送遅れであ
る。
【0058】ところで、駆動信号U+,U−,V+,V
−,W+,W−のチョッピング時のデューティ比(従っ
て、このチョッピング時のオン時間)は可変であって
(従って、これら駆動信号U+,U−,V+,V−,W
+,W−のチョッピング時は、PWM(パルス幅変調)
信号であり、これらのチョッピング時の信号を、以下、
PWM信号という)、これを変化させることにより、直
流ブラシレスモータ12の回転数制御を行なうことがで
き、回転数が小さいほどデューティ比が小さく、チョッ
ピング時の(即ち、PWM信号の)オン時間が短くな
る。そして、駆動信号V−のPWM信号のパルス幅が上
記のその立上りエッジからレベル検出のタイミングtD
までの時間Tよりも短くなると、このPWM信号による
磁極位置検出信号Uのパルス幅もこのPWM信号のパル
ス幅にほぼ等しく、短かいものとなるから、図4(b)
に示すように、この磁極位置検出信号Uのレベルを正し
く検出できなくなる。
【0059】これを防止するためには、駆動信号U+,
U−,V+,V−,W+,W−のPWM信号のパルス幅
をT=13μsec以上とすればよい。
【0060】しかしながら、このように、PWM信号の
オン時間に下限を設定すると、直流ブラシレスモータ1
2の始動時や軽負荷時での低回転数で回転させる場合に
は、これに見合ったPWM信号のデューティ比を設定す
ることができなくなる。
【0061】本発明の第1の実施形態は、かかる問題を
解消するものであって、PWM信号のオン時間の下限を
上記のように設定しながら、直流ブラシレスモータ12
の始動時や軽負荷時に低回転数で回転させる場合でも、
これに見合ったPWM信号のデューティ比を設定するこ
とができるように、PWM信号の周波数の切換えを行な
うものである。
【0062】以下、この第1の実施形態でのPWM信号
の周波数切換えについて説明するが、マイコン1の処理
時間などを考慮して、上記のように、このマイコン1か
ら出力される駆動信号U+,U−,V+,V−,W+,
W−のPWM信号の最小オン時間を13μsecとな
る。
【0063】まず、図5により、直流ブラシレスモータ
12が始動して通常の安定運転状態になるまでの動作に
ついて説明する。
【0064】いま、直流ブラシレスモータ12の通常の
安定運転時の駆動信号U+,U−,V+,V−,W+,
W−のPWM信号の周波数を3.3kHzとすると、始
動時には、マイコン1は、図5(a)に示すように、P
WM信号の周波数を3.3kHzの1/2倍の1.65
kHzとし、PWM信号のオン時間をほぼ13μsec
とする。このときのデューティ比は、通常の安定運転時
のPWM信号の周波数が3.3kHzでオン時間が13
μsecであるときよりも小さい。これにより、PWM
信号の周波数が3.3kHzでオン時間が13μsec
であるときよりも円滑に直流ブラシレスモータ12が始
動する。
【0065】この始動後、マイコン1はこの生成するP
WM信号のオン時間を常時監視しており、直流ブラシレ
スモータ12の回転数が上昇するとともに、PWM信号
のデューティ比が増大し、そのオン時間が次第に長くな
っていく。そして、マイコン1は、図5(b)に示すよ
うに、このPWM信号のオン時間が始動時のオン時間の
2倍、即ち、13×2=26μsec程度となったこと
を検出すると、このときのPWM信号のデューティ比を
維持しつつ、PWM信号の周波数を2倍の3.3kHz
に切り換える。これにより、図5(c)に示すように、
このときのPWM信号のオン時間はほぼ13μsecと
なる。その後、3.3kHzのこのPWM信号は、直流
ブラシレスモータの回転数が上昇するとともに、デュー
ティ比が大きくなっていってオン時間が長くなる。
【0066】このようにして、直流ブラシレスモータ1
2の始動時には、PWM信号のオン時間として、磁極位
置検出信号のレベルを正しく検出可能な最小のオン時間
を維持できて、そのデューティ比を充分低く設定するこ
とができ、また、通常の安定運転時でも、同様であっ
て、かつPWM信号の周波数を高めるものであるから、
直流ブラシレスモータ12の始動から常に磁極位置検出
信号のレベルを正しく検出できて、転流タイミングの検
出が確実となって安定した回転数制御が可能となるし、
また、通常の安定運転時には、PWM信号の周波数を高
めることにより、直流ブラシレスモータ12の負荷に応
じた円滑な回転が可能となる。
【0067】また、図5(b)の状態から図5(c)の
状態にPWM信号の周波数が切り換わるときには、PW
M信号のデューティの変化がないので、インバータ11
の半導体スイッチ素子6a〜6fから直流ブラシレスモ
ータ12に供給される駆動電流の平均値が変化せず、従
って、PWM信号の周波数の切り換え時の直流ブラシレ
スモータ12の異常回転が生ずることがない。
【0068】なお、運転状態で軽負荷状態になると、直
流ブラシレスモータ12の回転数も低下し、これに伴
い、PWM信号のデューティ比が小さくなっていってオ
ン時間が短くなっていく。そして、図5(c)に示すよ
うに、PWM信号のオン時間が13μsec程度となっ
てさらに回転数が低下すると、そのときのデューテイ比
を維持しつつ、PWM信号の周波数が3.3kHzから
1.65kHzに低減される。従って、PWM信号のオ
ン時間が26μsecとなり、これにより、さらに、こ
のオン時間が13μsecとなるまで直流ブラシレスモ
ータ12の回転数を低減できる。この場合も、上記と同
様の効果が得られる。
【0069】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図6は本発明による直流ブラシレスモータ駆動
装置およびこれを用いた空気調和機の第2の実施形態を
示す回路構成図であって、13は直流電圧検出器であ
り、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する
説明を省略する。
【0070】空気調和機では、一般に、商用交流電源と
して100Vや200Vという異なる商用交流電源を使
用できるものである。そこで、この第2の実施形態は、
図6において、図1に示した第1の実施形態の構成に直
流電圧検出器13が追加された構成をなしており、この
直流電圧検出器13によってインバータ11の直流電源
電圧Vdを検出し、その検出出力に基づいてマイコン1
が使用される図示しない商用交流電源の種類(例えば、
100Vの商用交流電源と200Vの商用交流電源)を
判別し、この判定結果に応じて、直流ブラシレスモータ
12の始動時や軽負荷運転時でのPWM信号の周波数を
異ならせるようにしたものである。これ以外の構成,動
作については、図1に示した第1の実施形態と同様であ
る。
【0071】ところで、商用交流電源として、200V
と高い商用交流電源を用いた場合には、直流電源電圧V
dがこの商用交流電源の交流電圧を全波整流・平滑して
形成されるものであるから、この直流電源電圧は約20
0×√2=283Vとなり、100Vの商用交流電源を
用いた場合の約100×√2=141Vのほぼ2倍とな
り、100Vの商用交流電源を用いた場合よりも、イン
バータ11の各半導体スイッチ素子6a〜6fに大きな
電流が流れることになる。そこで、200Vの商用交流
電源を用いた場合でも、駆動信号U+,U−,V+,V
−,W+,W−のPWM信号のオン時間の下限を13μ
secとすると、直流ブラシレスモータ12の始動時や
軽負荷運転時には、100Vの商用交流電源を用いた場
合よりも、大きな電流が流れることになる。勿論、この
下限を除くと、PWM信号のオン時間を小さくできる
が、かかるPWM信号から磁極位置検出信号U,V,W
のレベルを正しく検出できなくなる場合も生ずる。
【0072】この第2の実施形態は、かかる問題を解消
するものであって、PWM信号のオン時間の下限を上記
のように設定しながら、直流ブラシレスモータ12の始
動時や軽負荷時での駆動電流を低減できるようにするも
のであり、PWM信号の周波数によってこれを達成でき
るようにしたものである。ここでは、一例として、商用
交流電源として、100V,200Vのいずれかのもの
が使用されるものとする。
【0073】そこで、図6において、図示しない電源ス
イッチがオンされると、直流電圧検出器13がインバー
タ11の直流電源電圧Vdを検出し、その検出出力から
マイコン1は使用されている図示しない商用交流電源が
100Vのものであるか、あるいは200Vのものであ
るかを判別する。ここで、上記のように、100Vの商
用交流電源が使用されている場合には、直流電源電圧V
dは約140Vであり、200Vの商用交流電源が使用
されている場合には、直流電源電圧Vdは約280Vで
あるから、判別レベルを、例えば、200Vとすること
により、直流電圧検出器13の検出出力から使用されて
いる商用交流電源の種類を判別することができる。
【0074】そして、マイコン1は、直流電圧検出器1
3の検出出力から使用されている商用交流電源が100
Vのものと判定したときには、生成するインバータ11
の駆動信号+U,−U,+V,−V,+W,−WのPW
M信号の周波数を規定の周波数(ここでは、上記のよう
に、3.3kHzとする)に設定し、直流ブラシレスモ
ータ12を始動させる。なお、この場合も、上記のよう
に、これらPWM信号の最小オン時間は、駆動信号+
U,−U,+V,−V,+W,−Wをもとに位置検出信
号U,V,Wのレベルを確実に検出できる長さ(ここで
は、上記のように、13μsecとする)に設定され
る。
【0075】また、マイコン1は、直流電圧検出器13
の検出出力から使用されている商用交流電源が200V
のものと判定したときには、生成するインバータ11の
駆動信号+U,−U,+V,−V,+W,−WのPWM
信号の周波数を規定の周波数(即ち、3.3kHz)の
1/2倍の1.65kHzとし、直流ブラシレスモータ
12を始動させる。この場合も、これらPWM信号の最
小オン時間は、13μsecに設定される。
【0076】このように、直流ブラシレスモータ12の
始動時のPWM信号の周波数を上記規定の周波数(=
3.3kHz)の1/2倍とすることにより、始動時の
この直流ブラシレスモータ12に供給される駆動電流
を、構成の規定の周波数とする場合に比べ、1/2倍と
低減することができ、始動トルクの過大による同期始動
から位置検出運転への切換えの失敗や音,振動の増大化
を防止することができる。
【0077】その後、直流ブラシレスモータ12の回転
数が増加し、これとともに、PWM信号のオン時間が増
大化していくが、このオン時間が所定の値(例えば、2
6μsecとするが、これ以上であればよい)となる
と、このときのデューティ比を維持したまま、PWM信
号の周波数を上記規定の周波数(=3.3kHz)に切
り換える。これにより、直流ブラシレスモータ12の円
滑な回転での運転が可能となる。
【0078】200Vの商用交流電源を用いた場合のか
かる周波数の設定動作は、先の第1の実施形態での図5
に示したものと同等である。また、200Vの商用交流
電源を用いた場合の軽負荷運転時でも、同様に、PWM
信号の周波数を規定の周波数の1/2倍とする。
【0079】以上のように、この実施形態では、電圧が
高い商用交流電源を使用した場合の直流ブラシレスモー
タ12の始動時の駆動電流を低減することができ、ま
た、通常の安定した運転時での直流ブラシレスモータ1
2の回転を円滑に行なうこともできる。
【0080】なお、かかる第2の実施形態において、使
用する商用交流電源を100Vのものと200Vのもの
としたが、本発明はこれのみに限るものでなく、また、
3以上の異なる種類の商用交流電源を使用するようにし
た場合についても同様であり、これら商用交流電源間の
出力電圧の関係に応じて、夫々に対するPWM信号の始
動時の周波数を設定すればよい。さらに、駆動信号+
U,−U,+V,−V,+W,−Wをもとに位置検出信
号U,V,Wのレベルを確実に検出できるようにするた
めに設定するPWM信号の最小オン時間は、上記の13
μsecに限られるものではなく、マイコン1の処理時
間等によって任意に設定されるものである。
【0081】また、以上の各実施形態では、PWM信号
の周波数を2段階に切り換えるようにしたが、3段階以
上に切り換えるようにしてもよい。例えば、2段階の切
換えを行なう場合、直流ブラシレスモータ12の始動時
の周波数を1.65kHzとして、通常の安定運転時で
の周波数を3.3kHzとした場合、PWM信号の最小
オン時間を13μsecとして、始動してからPWM信
号のオン時間が20μsecとなったとき、構成のとき
のデューティ比を維持したまま周波数を約2.56kH
zとする。これにより、PWM信号のオン時間は最小の
13μsecとなる。その後、PWM信号の周波数を構
成の2.56kHzとして直流ブラシレスモータ12の
回転数を増加させていき、PWM信号のオン時間がほぼ
16.8μsecとなると、そのときのデューティ比を
維持しつつPWM信号の周波数を3.3kHzとする。
これにより、PWM信号のオン時間はほぼ13μsec
となる。
【0082】さらに、上記各実施形態では、ロータ磁極
位置検出回路2の基準電圧Vd/2を、検出抵抗4a,
4bから得るようにしたが、直流ブラシレスモータ12
のステータ巻線7a〜7cの中性点Nから所定の検出抵
抗を用いて得るようにしてもよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
直流ブラシレスモータの始動時や軽負荷条件で運転する
場合にも、インバータを駆動するPWM信号の周波数を
低下させることにより、PWM信号のオン時間を該PW
M信号をもとに該ブラシレスモータの磁極位置を確実に
検出可能な時間に確保することができ、インバータの転
流タイミングを確実に検出できて該直流ブラシレスモー
ダの安定な制御が可能となる。
【0084】また、本発明によると、インバータの直流
電源電圧が異なっても、該直流電源電圧が高い場合に
は、インバータを駆動するPWM信号の周波数を低下さ
せるという簡単な方法で直流ブラシレスモータの始動時
や軽負荷時での駆動電流を低減することができ、始動ト
ルクの過大による同期始動から位置検出運転への切り替
え失敗や、始動トルク過大による音、振動の増大を防止
することができ、かつインバータの転流タイミングを確
実に検出でき、直流ブラシレスモータの安定な制御が可
能となり、広範囲の入力電源電圧と広範囲の負荷に対応
して安定した運転が可能となる。
【0085】さらに、本発明による空気調和機によれ
ば、始動時のPWM信号の周波数を低下させることによ
り、始動時の電源電流と漏洩電流を低減することができ
るし、広範囲の入力電源電圧と広範囲の負荷に対応して
安定した運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による直流ブラシレスモータ駆動装置及
びこれを用いた空気調和機の第1の実施形態を示す回路
構成図である。
【図2】各通電区間での図1の各部の信号,電圧を示す
タイミング図である。
【図3】図2の通電区間(1),(2)でのインバータ
の駆動信号と磁極位置検出信号とのタイミング関係を示
す図である。
【図4】図1のマイコンで生成されるインバータの駆動
信号のPWM信号の最小オン時間の説明図である。
【図5】図1に示した第1の実施形態でのインバータの
インバータの駆動信号のPWM信号の周波数切換えを示
す図である。
【図6】本発明による直流ブラシレスモータ駆動装置及
びこれを用いた空気調和機の第2の実施形態を示す回路
構成図である。
【符号の説明】
1 マイコン 2 ロータ磁極位置検出回路 3 ロータ 4a,4b 直流電圧検出抵抗 5a〜5f 還流ダイオード 6a〜6f 半導体スイッチング素子 7a〜7c ステータ巻線 8a〜8c 比較器 9a〜9c プルアップ抵抗 10a〜10f モータ端子電圧検出抵抗 11 インバータ 12 直流ブラシレスモータ 13 直流電圧検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山 敦 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 寺内 英樹 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 (72)発明者 牧田 稔 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 (72)発明者 金子 喜作 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 (72)発明者 岩崎 真之 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 (72)発明者 田村 建司 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 Fターム(参考) 5H560 AA02 BB04 BB07 BB12 DA13 EB01 TT07 UA02 XA05 XA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ駆動信号を生成する駆動部
    と、6個の半導体スイッチ素子が3相ブリッジ接続され
    てなり、該半導体スイッチング素子が該インバータ駆動
    信号によって駆動されて直流ブラシレスモータのステー
    タ巻線に供給するモータ駆動信号を生成するインバータ
    と、該直流ブラシレスモータの各相のステータ巻線のモ
    ータ端子電圧を該インバータの直流電源電圧の1/2倍
    の基準電圧を比較する複数の比較器とを有し、該インバ
    ータ駆動信号は、該直流ブラシレスモータの通電区間毎
    に該インバータのいずれか1つの該半導体スイッチング
    素子をチョッピングされるPWM信号を含み、かつ該駆
    動部は、該インバータ駆動信号のタイミングをもとに該
    比較器から出力される位置検出信号のレベルを検出し、
    その検出結果に応じて該直流ブラシレスモータの通電区
    間を切り換える転流タイミングを設定するようにした直
    流ブラシレスモータ駆動装置において、 該PWM信号の周波数を可変する手段を設けたことを特
    徴とする直流ブラシレスモータ駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記手段は、前記インバータ駆動信号の前記PWM信号
    のオン時間が予め設定された所定時間になったとき、前
    記PWM信号の周波数を切り換えることを特徴とする直
    流ブラシレスモータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記手段は、 前記インバータの直流電源電圧を検出する第1の手段
    と、 該第1の手段の検出結果に応じて、前記インバータ駆動
    信号の前記PWM信号の周波数を切り換える第2の手段
    とを有することを特徴とする直流ブラシレスモータ駆動
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3に記載の前記直流
    ブラシレスモータを圧縮機モータとすることを特徴とす
    る空気調和機。
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