JP2000285929A - 固体電解質電池 - Google Patents
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Abstract
性を向上させる。 【解決手段】 正極1と、上記正極1上に配置される固
体電解質層7と、上記固体電解質層7上に配置される負
極4とを備えてなる固体電解質電池12において、上記
固体電解質層7を正極側から第1固体電解質層8、第2
固体電解質層9、の順に2層以上の多層構造とし、上記
第1固体電解質層8は、示差走査熱量計測定によるガラ
ス転移点が−60℃以下であり、かつ数平均分子量が1
0万以上の高分子により構成し、上記多層構造の固体電
解質層のうち、上記第1固体電解質層8以外の少なくと
も1層を、架橋可能な官能基を有する高分子固体電解質
を架橋したもので構成する。
Description
関する。詳しくは、2層以上の固体電解質層により構成
された固体電解質層を備える固体電解質電池に関する。
ダ、携帯電話、携帯用コンピュータ等のポータブル電子
機器が数多く登場し、その小型化、軽量化が図られてい
る。そしてそれらのポータブル電源として電池は、高エ
ネルギー密度化の要求が高まっている。その中でも特
に、負極活物質としてリチウム、ナトリウム、アルミニ
ウム等の軽金属を用いた電池が、高エネルギー密度を有
する電池として注目されている。
てリチウム等の軽金属を用い、正極活物質として二酸化
マンガン(MnO2)、フッ化炭素[(CF)n]、塩
化チオニル(SOCl2)等を用いた電池が、電卓、時
計の電源やメモリのバックアップ電池等に広く用いられ
ている。また、二次電池としては、負極活物質としてグ
ラファイトや低結晶質カーボン等のリチウムイオンを吸
蔵放出する炭素材料を用い、正極活物質としてLixM
O2(ただし、Mは一種類以上の遷移金属を表し、通常
0.05≦x≦1.10である)を主体とするリチウム
複合酸化物を用いた電池が広く用いられている。
リフォスファゼン等を電解質材料に用いた固体電解質電
池の研究が盛んに行われている。固体電解質電池は、無
漏液であるため、電池構成が簡略化できる等の利点を有
している。従来、この種の電池は、正極活物質層(正極
合剤と集電体を一体化させたもの)/電解質層(固体電
解質)/負極活物質層(負極合剤と集電体を一体化させ
たもの)の層構造からなり、電解質層は活物質層と電解
質層との接触面積を増加させるため、ドクター・ブレー
ド法に代表されるように、活物質層上に固化前の電解質
を塗布し電解質層を形成したものや、多孔質フィルムや
不繊布に電解質を含有させ、電解質層を形成したものが
一般的である。
解質層の形成方法として、前述したドクター・ブレード
法に代表されるような活物質層上に固化前の電解質を塗
布する方法は、固体電解質層の厚みを均一にすることが
難しく、固体電解質層の厚みにばらつきが生じやすいと
いう問題点がある。
て固体電解質層の厚みが不均一な場合、固体電解質層に
おけるリチウムイオンの移動度にばらつきが生じる。そ
して、リチウムイオンの移動度が相対的に高い部位、す
なわち固体電解質層の厚みが薄い部位に電池反応が集中
するため、電池容量が低下し、固体電解質リチウム二次
電池の充放電サイクル寿命は短くなる。さらに、固体電
解質層が非常に薄い部位が存在すると、固体電解質リチ
ウム二次電池に圧力が加わった場合、その部分から絶縁
状態が破壊され、正極活物質層と負極活物質層との接触
が生じるため、内部短絡を起こしてしまう。
とにより、固体電解質層の厚みを均一にしようとした場
合においても、導電率の高い固体電解質はその特性とし
てガラス転移点Tgが低いため、軟らかく、内部短絡を
生じやすい。そして、その軟らかさのゆえフィルム形状
に成形することが難しく、実用性に欠ける。
せ、固体電解質を形成した場合、多孔質フィルムや不繊
布は細孔が小さく、かつ少ないため、固体電解質層の導
電率は低下し、固体電解質層の実効抵抗は大きくなるた
め電池特性は劣化する。特に不繊布においては、単位面
積あたりの繊維量(目付)が不均一なため、リチウムイ
オンの移動度にばらつきが生じやすい。また、リチウム
イオンの移動度が相対的に高い部位、すなわち目付の非
常に少ない部位に電池反応が集中するため、電池容量は
低下し、固体電解質リチウム二次電池の充放電サイクル
寿命は短くなる。また、目付の非常に少ない部位が存在
すると、固体電解質リチウム二次電池に圧力が加わった
際、その部分から絶縁状態が破壊され、正極活物質層と
負極活物質層の接触が生じるため、内部短絡を起こして
しまう。また、高い導電率を保持し、かつ内部短絡を阻
止できる程度に硬いフィルム形状の固体電解質を用いた
場合は、電極活物質と固体電解質層との接触面積が少な
くなるため、電極利用率は上がらず、電池容量は低下
し、充放電サイクル寿命が短くなり、また、負荷特性も
低下する。
に鑑みて提案されたものであり、高い電極利用率を有
し、サイクル特性に優れた固体電解質電池を提供するこ
とを目的とするものである。
を達成するために、鋭意検討を重ねた結果、導電率が高
く、かつ軟らかい固体電解質と、導電率が高く、かつ内
部短絡を阻止できる程度に硬いフィルム形状の固体電解
質の少なくとも2種類以上の異なる固体電解質を重ね合
わせることにより、電極活物質層と電解質層との接触面
積を大きく取り、電解質層の厚みを均一化させ、内部短
絡を防止し、かつイオン伝導を阻害しない構造を形成す
ることができることを見出した。
は、正極と、上記正極上に配置される固体電解質層と、
上記固体電解質層上に配置される負極とを備えてなる固
体電解質電池において、上記固体電解質層は、2層以上
の多層構造を有し、上記多層構造を有する固体電解質層
を構成する各層のうち最も正極側に位置する固体電解質
層は、示差走査熱量計測定によるガラス転移点が−60
℃以下であり、かつ数平均分子量が10万以上の高分子
からなること、上記多層構造を有する固体電解質層を構
成する各層のうち最も正極側に位置する固体電解質層以
外の少なくとも1層が、架橋可能な官能基を有する高分
子固体電解質を架橋したものであることを特徴とする。
する各層のうち最も正極側に位置する固体電解質層が、
示差走査熱量計測定によるガラス転移点が−60℃以下
であり、かつ数平均分子量が10万以上の高分子からな
ることにより、活物質層と電解質層との接触面積が大き
くなる。また、上記多層構造を有する固体電解質層を構
成する各層のうち最も正極側に位置する固体電解質層以
外の少なくとも1層が、架橋可能な官能基を有する高分
子固体電解質を架橋したものであることにより、電解質
層の厚みが均一化され、外部圧力による内部短絡が防止
される。
池について詳細に説明する。
池の一構成例を示す。
は、正極集電体2上に、正極活物質層3が形成された正
極1と、正極1上に、導電率が高く、かつ軟らかい第1
固体電解質層8と、導電率が高く、かつ内部短絡を阻止
できる程度に硬いフィルム形状の第2固体電解質層9と
の2層構造からなる固体電解質層7と、固体電解質層7
上に、負極集電体5上に負極活物質層6が形成された負
極4とがこの順序で積層された電極積層体が、ラミネー
トフィルム10により密閉されている。そして、正極集
電体2には正極端子(図示せず)が、負極集電体5には
負極端子(図示せず)がそれぞれ接続され、ラミネート
フィルム10の周縁部である封口部11に挟み込まれて
いる。
ケル箔、ステンレス箔等の金属箔が使用される。これら
の金属箔は、多孔性金属箔とすることが好ましい。金属
箔を多孔性金属箔とすることで、集電体と電極層との接
着強度を高めることができる。このような多孔性金属箔
としては、パンチングメタルやエキスパンドメタルの
他、エッチング処理によって多数の開口部を形成した金
属箔等を用いることができる。
軽金属イオンをドープ・脱ドープすることが可能な材料
であれば特に限定されることはなく、目的とする電池の
種類に応じて金属酸化物、金属硫化物又は特定の高分子
を用いることができる。
合、正極活物質としては、TiS2、MoS2、NbSe
2、V2O5等のリチウムを含有しない金属酸化物あるい
は硫化物を使用することができる。また、LixMO
2(式中Mは1種以上の遷移金属を表し、xは電池の充
放電状態によって異なり、通常0.05以上、1.10
以下である。)やLiNipM1qM2rMO2(式中M
1、M2はAl、Mn、Fe、Co、Ni、Cr、Ti
及びZnからなる群より選ばれた少なくとも1種の元
素、又はP、B等の非金属元素でも良い。そして、p、
q、rはp+q+r=1の条件を満たす。)を主体とす
るリチウム複合酸化物等を用いることもできる。このリ
チウム複合酸化物を構成する遷移金属Mとしては、C
o、Ni、Mn等が好ましい。特に高電圧、高エネルギ
ー密度が得られ、サイクル特性にも優れることから、リ
チウム・コバルト複合酸化物やリチウム・ニッケル複合
酸化物を用いることが好ましい。このようなリチウム・
コバルト複合酸化物やリチウム・ニッケル複合酸化物の
具体例としてはLiCoO2、LiNiO2、LiNiy
Co1-yO2(式中、0<y<1である。)、LiMn2
O4等を挙げることができる。また、正極活物質層3に
は、これらの正極活物質の複数種をあわせて使用しても
良い。
ば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)やポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)、また後述する固体電解質
等を用いることができる。
ば、グラファイト等を用いることができる。
テンレス箔等の金属箔が使用される。これらの金属箔
は、多孔性金属箔とすることが好ましい。金属箔を多孔
性金属箔とすることで、集電体と電極層との接着強度を
高めることができる。このような多孔性金属箔として
は、パンチングメタルやエキスパンドメタルの他、エッ
チング処理によって多数の開口部を形成した金属箔等を
用いることができる。
イオンをドープ・脱ドープ可能な材料であれば、特に限
定されるものではない。負極活物質と、必要に応じて結
着剤と導電材とを有する。例えば、リチウム、ナトリウ
ム等のアルカリ金属やそれらを含有する合金、及び充放
電反応に伴いリチウム等のアルカリ金属をドープ・脱ド
ープする材料を用いることができる。後者の例として
は、具体的にはポリアセチレン、ポリピロール等の導電
性ポリマ、熱分解炭素類、コークス類、カーボンブラッ
ク、ガラス状炭素、有機高分子材料焼成体、炭素繊維等
の炭素材料を用いることができる。上記有機高分子化合
物焼成体とは、フェノール樹脂、フラン樹脂等の有機高
分子材料を、不活性ガス中、あるいは真空中において5
00℃以上の適当な温度で焼成したものをいう。上記コ
ークス類には、石油コークス、ピッチコークス等があ
る。上記カーボンブラックには、アセチレンブラック等
がある。そして、その中でも単位体積あたりのエネルギ
ー密度が大きいという特性から、炭素材料を用いること
が望ましい。
リフッ化ビニリデン(PVdF)やポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)、また後述する固体電解質等を用
いることができる。
ば、グラファイト等を用いることができる。
は、数平均分子量が10万以上、示差走査熱量計で測定
したガラス転移点が−60℃以下の高分子及び該高分子
に可溶性の電解質塩からなることが好ましい。これによ
り、第1固体電解質層は、軟らかい特性を有するため、
正極側の表面が正極活物質の形状に沿って撓ることによ
り正極活物質と固体電解質との接触面積を大きくすると
ともに接触状態を良好にし、固体電解質電池の電極利用
率を大きくする。高分子の数平均分子量を10万以上と
したのは、高分子の数平均分子量を10万以上とするこ
とにより固体電解質は、架橋可能な官能基を含有せず、
高分子鎖の絡み合いだけで固体化するからである。高分
子のガラス転移点を−60度以下としたのは、高分子の
ガラス転移点を−60度以下とすることにより固体電解
質は、広い温度範囲にわたり、柔軟な状態を保ち、かつ
高イオン導電性を示すからである。そして第1固体電解
質層を構成する固体電解質は、ランダム共重合体と、該
ランダム共重合体に可溶性の電解質塩とにより構成さ
れ、特に主鎖構造が下記化4に示す構造である構成単位
と、下記化5に示す構造である構成単位とを含むランダ
ム共重合体と、該ランダム共重合体に可溶性の電解質塩
とにより構成されることが好ましい。
1〜12のアルキル基、炭素数2〜8のアルケニル基、
炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜14のア
リール基、炭素数7〜12のアラルキル基及びテトラヒ
ドロピラニル基からなる群より選ばれた基であり、上記
化学式中において異なるR1を有する構成単位が同一の
ポリマ鎖に存在していても良い。また、nは、1〜12
の整数である。
子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、ア
リール基、及びアリル基からなる群より選ばれた原子又
は基であり、上記化学式中において異なるR2を有する
構成単位が同一のポリマ鎖に存在していても良い。ま
た、上記アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル
基、アリール基、及びアリル基は、置換基を有していて
も良い。
体電解質は、下記化6に示す、側鎖にオリゴオキシエチ
レンを有するポリフォスファゼン化合物と、該ポリフォ
スファゼン化合物に可溶性の電解質塩とにより構成する
ことができる。
メチル基、エチル基、プロピル基からなる群より選ばれ
た基であり、hはオキシエチレン単位の繰り返し数を意
味し、0≦h≦15である。kは、オキシエチレン単位
の繰り返し数を意味し、0≦k≦15である。また、n
≦70である。そして、上記式中において異なるR1を
有する構成単位が同一ポリマ鎖に存在していても良い。
記高分子に溶解して、イオン導電性を示すものであれ
ば、特に限定されるものではない。例えば、リチウム塩
を電解質とする場合は、六フッ化リン酸リチウム(Li
PF6)、過塩素酸リチウム(LiClO4)、六フッ化
ヒ素リチウム(LiAsF6)、四フッ化ホウ酸リチウ
ム(LiBF4)トリフルオロメタンスルホン酸リチウ
ム(LiCF3SO3)、ビストリフルオロメチルスルホ
ニルイミドリチウム[LiN(CF3SO2)2]等、従
来公知のリチウム塩を用いることができる。また、ナト
リウム等の他のアルカリ金属塩も電解質塩として用いる
ことができる。そして、上記電解質塩とランダム共重合
体の配合割合は、電解質塩のモル数をA、エチレンオキ
シド単位の総モル数をBとしたとき、A/Bの値が0.
0001以上5以下であることが好ましい。上記A/B
の値を0.0001以上としたのは、0.0001未満
の場合、固体電解質の導電率が低く、電池として機能し
ないからである。上記A/Bの値を5以下としたのは、
5よりも大きい場合、高分子に対する電解質塩の配合比
率が大きすぎ、固体電解質が硬くなり、導電率が低く、
電池として機能しないからである。
は、数平均分子量が10万以上、示差走査熱量計で測定
したガラス転移点が−60℃以下の高分子からなること
より、軟らかい特性を有する。そして第1固体電解質層
8は、その軟らかい特性により、薄型固体電解質電池1
2を構成する際、正極側の表面が正極活物質の形状に沿
って撓ることから、正極活物質と固体電解質との接触面
積を大きくするとともに接触状態を良好にするため、薄
型固体電解質電池12の電極利用率を大きくする。
は、架橋可能な官能基を有する高分子固体電解質を架橋
したものであることが好ましい。これにより、第2固体
電解質層は、内部短絡を阻止できる程度に硬い特性を有
する。そして第2固体電解質層は、その硬い特性によ
り、フィルム状に成形することが可能となり、薄型固体
電解質電池12を構成する際、その硬い特性とフィルム
形状により、電解質層の厚みを均一にするとともに、圧
力が加わった際に、絶縁状態の破壊による内部短絡の発
生を防止する。そして、第2固体電解質層を構成する固
体電解質は該ランダム共重合体と、該ランダム共重合体
に可溶性の電解質塩とにより構成され、特に主鎖構造が
下記化7に示す構造である構成単位と、下記化8に示す
構造である構成単位とを含むランダム共重合体と、該ラ
ンダム共重合体に可溶性の電解質塩とにより構成される
ことが好ましい。
1〜12のアルキル基、炭素数2〜8のアルケニル基、
炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜14のア
リール基、炭素数7〜12のアラルキル基及びテトラヒ
ドロピラニル基からなる群より選ばれた基であり、n
は、1〜12の整数である。
子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、ア
リール基、及びアリル基からなる群より選ばれた原子又
は基であり、上記化学式中において異なるR2を有する
構成単位が同一のポリマ鎖に存在していても良い。ま
た、上記アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル
基、アリール基、及びアリル基は、置換基を有していて
も良い。
質フィルムや不繊布を用いていないため、電解質層の導
電率が低下することがない。
は、正極側より上記第1固体電解質層8と上記第2固体
電解質層9との2層により固体電解質層7を構成するこ
とにより、活物質層と電解質層との接触面積を大きく取
り、電解質層の厚みが均一化され、外部圧力による内部
短絡を防止し、かつイオン伝導を阻害しない構造が構成
される。
体電解質層7が、第1固体電解質層8と第2固体電解質
層9との2層構造からなる固体電解質層電池の一構成例
について説明したが、本発明に係る固体電解質電池は、
正極と、正極上に配置される固体電解質層と、固体電解
質層上に配置される負極とを備えてなる固体電解質電池
において、固体電解質層は、2層以上の多層構造を有
し、多層構造を有する固体電解質層を構成する各層のう
ち最も正極側に位置する固体電解質層は、示差走査熱量
計測定によるガラス転移点が−60℃以下であり、かつ
数平均分子量が10万以上の高分子からなり、多層構造
を有する固体電解質層を構成する各層のうち最も正極側
に位置する固体電解質層以外の少なくとも1層が、架橋
可能な官能基を有する高分子固体電解質を架橋したもの
である構成にした場合においても、上記と同様の効果が
得られる。
に限定されるものではなく、巻型、積層型、円筒型、角
形、コイン型、ボタン型等種々の形状に適用しても同様
の効果が得られる。
づいて説明する。なお、以下では、固体電解質層の条件
を変えることにより、実施例1及び比較例1〜比較例3
の4種類の測定用の薄型固体電解質電池12を作製し、
電池特性を評価した。
第2固体電解質層9からなる薄型固体電解質電池12を
作製した。
化物LiCoO291重量部、導電剤として黒鉛6重量
部、結着剤としてポリフッ化ビニリデン3重量部を混合
し、1−メチル−2−ピロリドンを溶媒として混練した
ものを、リードをつけた長方形のアルミ箔集電体上に塗
布し、110℃で乾燥させ、プレスすることにより正極
1を得た。
方形に切り出し、リードをつけた銅集電体に圧着するこ
とにより負極4を得た。
ある構成単位25モル%と下記化10に示す構造である
構成単位75モル%とからなり、数平均分子量が108
万であり、かつ示差走査熱量計測定によるガラス転移点
が−60℃である固体状のランダム共重合体と、電解質
塩とランダム共重合体の配合比率が、電解質塩のモル数
をA、エチレンオキシド単位の総モル数をBとしたと
き、A/Bの値が0.06になるように秤量した四フッ
化ホウ酸リチウム(LiBF4)を、溶媒アセトニトリ
ルに溶かし込んだ溶液を流し込み、真空乾燥によりアセ
トニトリルを除去し、キャスト法により正極1上に第1
固体電解質層8を作製した。
である構成単位20.6モル%と、上記化10に示す構
造である構成単位77.5モル%と、下記化11に示す
構造である構成単位1.9モル%とからなり、数平均分
子量が82万の固体状のランダム共重合体を、LiBF
4電解質塩とランダム共重合体の配合比率が、電解質塩
のモル数をA、エチレンオキシド単位の総モル数をBと
したとき、A/Bの値が0.06になるように混合した
固体電解質のアセトニトリル溶液中に、光増感剤を溶解
させたポリマ溶液を調整し、この溶液を第1固体電解質
層8上に均一に塗布した後、真空によりアセトニトリル
を除去した後、紫外線によりラジカル重合させ固化さ
せ、第2固体電解質層9を得た。
せ、ラミネートフィルム10により減圧密閉した。これ
により、薄型固体電解質電池12を得た。
により構成されること以外は、実施例1と同様にして薄
型固体電解質電池12を得た。
解質を含浸させたものにより構成されること以外は、実
施例1と同様にして薄型固体電解質電池12を得た。
により構成されること以外は、実施例1と同様にして薄
型固体電解質電池12を得た。
際、電解質塩とランダム共重合体の配合比率が、電解質
塩のモル数をA、エチレンオキシド単位の総モル数をB
としたとき、A/Bの値が0.00008になるように
配合したこと以外は、実施例1と同様にして薄型固体電
解質電池12を得た。
際、電解質塩とランダム共重合体の配合比率が、電解質
塩のモル数をA、エチレンオキシド単位の総モル数をB
としたとき、A/Bの値が5.0002になるように配
合したこと以外は、実施例1と同様にして薄型固体電解
質電池12を得た。
施例1及び比較例1〜比較例3の薄型固体電解質電池1
2に対して、以下の条件において充放電試験を行い、特
性の評価を行った。試験は、50℃の恒温層において実
施した。充電は、電流密度25μA/cm2の定電流充
電を電池電圧が4.25Vになるまで行い、続けて、
4.25Vの定電圧充電を電流密度が1.25μA/c
m2になるまで行った。放電は、電流密度25μA/c
m2において電池電圧が3.0Vになるまで行った。
に示す。
体電解質層8と第2固体電解質層9との2層により構成
される実施例1の薄型固体電解質電池12は、99.8
%という非常に高い電極利用率利用率が得られることが
分かった。
体電解質層8のみにより構成される比較例1の薄型固体
電解質電池12は、1サイクル目の充電時に内部短絡を
生じた。
1におけるの固体電解質を含浸させたものにより構成さ
れる比較例2の薄型固体電解質電池12は、電池容量が
小さく、電極利用率が低いことが分かった。
体電解質層9のみにより構成される比較例3の薄型固体
電解質電池12は、電極利用率が低いことが分かった。
9を作製する際、電解質塩とランダム共重合体の配合比
率が、電解質塩のモル数をA、エチレンオキシド単位の
総モル数をBとしたとき、A/Bの値が0.00008
になるように配合した比較例4の薄型固体電解質電池1
2は、1サイクル目から電池容量が0であり、電池とし
て機能しないことが分かった。
9を作製する際、電解質塩とランダム共重合体の配合比
率が、電解質塩のモル数をA、エチレンオキシド単位の
総モル数をBとしたとき、A/Bの値が5.0002に
なるように配合した比較例5の薄型固体電解質電池12
は、1サイクル目から電池容量が0であり、電池として
機能しないことが分かった。
ことにより、実施例2及び比較例6〜比較例8の4種類
の測定用薄型電池12を作製し、電池特性を評価した。
2固体電解質層からなる薄型固体電解質電池を作製し
た。
物LiCoO291重量部、導電剤として黒鉛6重量
部、結着剤としてポリフッ化ビニリデン3重量部を混合
し、1−メチル−2−ピロリドンを溶媒として混練した
ものを、リードをつけた長方形のアルミ箔集電体上に塗
布し、110℃で乾燥させ、プレスすることにより正極
1を得た。
形に切り出し、リードをつけた銅集電体に圧着し、負極
4を得た。
均分子量が180万であり、かつ示差走査熱量計測定に
よるガラス転移点が−72℃であるポリフォスファゼン
化合物と、電解質としてポリフォスファゼン化合物に対
する配合比率が10重量%になるように秤量した四フッ
化ホウ酸リチウム(LiBF4)を、溶媒アセトニトリ
ルに溶かし込んだ溶液を流し込み、真空乾燥によりアセ
トニトリルを除去し、キャスト法により正極上に第一固
体電解質層8を作製した。
造である構成単位20.6モル%と、下記化14に示す
構造である構成単位77.5モル%と、下記化15に示
す構造である構成単位1.9モル%からなり、数平均分
子量が82万の固体状のランダム共重合体を、LiBF
4電解質とランダム共重合体の配合比率が、電解質塩の
モル数をE、エチレンオキシド単位の総モル数をFとし
たとき、E/Fの値が0.06になるように混合した固
体電解質のアセトニトリル溶液中に、光増感剤を溶解さ
せたポリマ溶液を調整し、この溶液を第1固体電解質層
8上に均一に塗布した後、真空によりアセトニトリルを
除去した後、紫外線によりラジカル重合させ固化し、第
2固体電解質層9を得た。
9上に載せ、ラミネートフィルムにより減圧密閉した。
これにより、測定用薄型固体電解質電池12を得た。
すること以外は、実施例2と同様にして薄型固体電解質
電池12を得た。
固体電解質を含浸させたものを用いたこと以外は、実施
例2と同様にして薄型固体電解質電池12を得た。
すること以外は、実施例2と同様にして薄型固体電解質
電池12を得た。
施例2及び比較例6〜比較例8の薄型固体電解質電池1
2に対して、以下の条件において充放電試験を行い、特
性の評価を行った。
た。充電は、電流密度25μA/cm2で定電流充電を
電池電圧が4.25Vになるまで行い、次いで、4.2
5Vの定電圧充電を電流密度が1.25μA/cm2に
なるまで行った。放電は、電流密度25μA/cm2で
電池電圧が3.0Vになるまで行った。各電池の10サ
イクル目の放電容量を表2に示す。
いて、2層からなる電解質を用いた実施例2の薄型固体
電解質電池12は、99.8%という非常に高い電極利
用率利用率が得られることが分かった。
体電解質層8のみにより構成される比較例6の薄型固体
電解質電池12は、10サイクル目の充電時に内部短絡
を生じた。
2における固体電解質を含浸させたものにより構成され
る比較例7の薄型固体電解質電池12は、電池容量が小
さく、電極利用率が低いことが分かった。
体電解質層9のみにより構成される比較例8の薄型固体
電解質電池12は、電極利用率が低いことが分かった。
は、正極と負極の間に、導電率が高く、軟らかい固体電
解質層と、導電率が高く、さらに内部短絡を阻止できる
程度に硬いフィルム形状の固体電解質層との少なくとも
2種類以上の固体電解質層を重ね合わせて固体電解質層
を構成することにより、イオン伝導を阻害することなく
電極活物質層と電解質層との接触状態が改善され、電解
質層の厚みが均一化され、かつ内部短絡も防止されるこ
とが分かった。そして、これにより、高い電極利用率を
有し、サイクル特性が向上していることが分かった。
電解質電池は、正極と、正極上に配置される固体電解質
層と、固体電解質層上に配置される負極とを備えてなる
固体電解質電池において、固体電解質層は、2層以上の
多層構造を有し、多層構造を有する固体電解質層を構成
する各層のうち最も正極側に位置する固体電解質層は、
示差走査熱量計測定によるガラス転移点が−60℃以下
であり、かつ数平均分子量が10万以上の高分子からな
り、多層構造を有する固体電解質層を構成する各層のう
ち最も正極側に位置する固体電解質層以外の少なくとも
1層が、架橋可能な官能基を有する高分子固体電解質を
架橋したものからなる。
各層のうち最も正極側に位置する固体電解質層は、軟ら
かい特性を有するため、正極側の表面が正極活物質の形
状に沿って撓ることにより正極活物質と固体電解質との
接触面積を大きくするとともに接触状態を良好にし、固
体電解質電池の電極利用率を大きくする。
各層のうち最も正極側に位置する固体電解質層以外の少
なくとも1層は、架橋可能な官能基を有する高分子固体
電解質を架橋したものからなることより内部短絡を阻止
できる程度に硬い特性を有するため、フィルム状に成形
することが可能となる。そして、多層構造を有する固体
電解質層を構成する各層のうち最も正極側に位置する固
体電解質層以外の少なくとも1層は、硬い特性とフィル
ム形状により、電解質層の厚みを均一にするとともに、
圧力が加わった際に、絶縁状態の破壊による内部短絡の
発生を防止する。
電解質層との接触面積を大きく取り、電解質層の厚みが
均一化され、外部圧力による内部短絡を防止し、かつイ
オン伝導を阻害しない構造の有することにより、高い電
極利用率を有し、サイクル特性の優れた固体電解質電池
を提供することができる。
断面図である。
極、5 負極集電体、6 負極活物質層、7 固体電解
質層、8 第1固体電解質層、9 第2固体電解質層、
10 ラミネートフィルム、11 封口部、12 薄型
固体電解質電池
Claims (7)
- 【請求項1】 正極と、 上記正極上に配置される固体電解質層と、 上記固体電解質層上に配置される負極とを備えてなる固
体電解質電池において、 上記固体電解質層は、2層以
上の多層構造を有し、 上記多層構造を有する固体電解質層を構成する各層のう
ち最も正極側に位置する固体電解質層は、示差走査熱量
計測定によるガラス転移点が−60℃以下であり、かつ
数平均分子量が10万以上の高分子からなること、 上記多層構造を有する固体電解質層を構成する各層のう
ち最も正極側に位置する固体電解質層以外の少なくとも
1層が、架橋可能な官能基を有する高分子固体電解質を
架橋したものであることを特徴とする固体電解質電池。 - 【請求項2】 上記多層構造を有する固体電解質層を構
成する各層は、主鎖構造が下記化1に示す構造である構
成単位と、下記化2に示す構造である構成単位とを含む
ランダム共重合体と、該ランダム共重合体に可溶性の電
解質塩とを含むことを特徴とする請求項1記載の固体電
解質電池。 【化1】 (ただし、上記式中においてR1は、炭素数1〜12の
アルキル基、炭素数2〜8のアルケニル基、炭素数3〜
8のシクロアルキル基、炭素数6〜14のアリール基、
炭素数7〜12のアラルキル基及びテトラヒドロピラニ
ル基からなる群より選ばれた基であり、nは、1〜12
の整数である。) 【化2】 (ただし、上記式中においてR2は、水素原子、アルキ
ル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、
及びアリル基からなる群より選ばれた原子又は基であ
る。) - 【請求項3】 上記ランダム共重合体と上記電解質塩と
の配合割合は、電解質塩のモル数をA、エチレンオキシ
ド単位の総モル数をBとしたとき、A/Bの値が0.0
001以上5以下になるように設定されることを特徴と
する請求項2記載の固体電解質電池。 - 【請求項4】 上記多層構造を有する固体電解質層を構
成する各層のうち最も正極側に位置する固体電解質層
は、下記化3に示す、側鎖にオリゴオキシエチレンを有
するポリフォスファゼン化合物と、該ポリフォスファゼ
ン化合物に可溶性の電解質塩とからなることを特徴とす
る請求項1記載の固体電解質電池。 【化3】 (ただし、上記式中においてR1、R2は、メチル基、
エチル基、プロピル基からなる群より選ばれた基であ
り、hは、オキシエチレン単位の繰り返し数を表し、0
≦h≦15である。そして、kは、オキシエチレン単位
の繰り返し数を表し、0≦k≦15である。また、n≦
70である。) - 【請求項5】 上記正極は、軽金属イオンをドープ・脱
ドープすることが可能な材料よりなることを特徴とする
請求項1記載の固体電解質電池。 - 【請求項6】 上記負極は、軽金属、軽金属を含有する
合金、又は軽金属イオンをドープ・脱ドープすることが
可能な材料のいずれかよりなることを特徴とする請求項
1記載の固体電解質電池。 - 【請求項7】 上記固体電解質層は、正極側から第1固
体電解質層、第2固体電解質層の2層構造からなり、 上記第1固体電解質層は、示差走査熱量計測定によるガ
ラス転移点が−60℃以下であり、かつ数平均分子量が
10万以上の高分子からなること、 上記第2固体電解質層は、架橋可能な官能基を有する高
分子固体電解質を架橋したものであることを特徴とする
請求項1記載の固体電解質電池。
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