JP2000211446A - 自動車のドア開閉部に配策するワイヤハ―ネス用プロテクタ - Google Patents

自動車のドア開閉部に配策するワイヤハ―ネス用プロテクタ

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JP2000211446A
JP2000211446A JP11017318A JP1731899A JP2000211446A JP 2000211446 A JP2000211446 A JP 2000211446A JP 11017318 A JP11017318 A JP 11017318A JP 1731899 A JP1731899 A JP 1731899A JP 2000211446 A JP2000211446 A JP 2000211446A
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door
protector
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JP11017318A
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Tsutomu Sakata
勉 坂田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/0207Wire harnesses
    • B60R16/0215Protecting, fastening and routing means therefor

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体リア側の観音開きする開閉範囲を270
度とするドアに、ワイヤハーネス用プロテクタを取り付
け、追従して回転できるようにする。 【解決手段】 ドア開閉部に配策するワイヤハーネス用
プロテクタ10を、円筒形状の閉鎖した底面中央より主
軸筒部11bを立設する第一固定部材11と、略同形状
の第二固定部材12と、上面を閉鎖した円筒形状で、外
嵌筒13b−1、13b−2を備えた第一円筒部13a
−1と第二円筒部13a−2を連結固定する連結枠部1
3dを有する回転部材13から構成し、第一固定部材1
1および第二固定部材12の主軸筒部11b、12bを
回転部材13の外嵌筒13b−1、13b−2に挿入し
て回転自在に連結している。ドアD’が回転するとワイ
ヤハーネス用プロテクタ10の夫々連結部が回転して2
70度の範囲で回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドア開閉
部に配策するワイヤハーネス用プロテクタに関し、詳し
くは、車体本体よりリア側の観音開きタイプのドアへ配
策するワイヤハーネスを、上記ドアが90度以上の範囲
で開閉しても追従して回転することで、確実にワイヤハ
ーネスを保護できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体にはワイヤハーネスが配策
されて、種々の電気および電子装置の接続を行ってい
る。リア側のドアにおいても、テールランプ、リアワイ
パー等を作動させるためにワイヤハーネスが配策されて
いるが、車体本体からリア側のドアへ配策するワイヤハ
ーネスが、ドアヒンジ部周辺で露出されるのを防ぎ、保
護を図るため、ドアの開閉に追従して回転するプロテク
タを設け、上記プロテクタの内部にワイヤハーネスを収
容している。
【0003】図9は、実開平4−11751号に提案さ
れているワイヤハーネス用プロテクタ1を約90度の範
囲で開閉できる観音開きタイプのリア側のドアDに取り
付けた状態を示している。ワイヤハーネス用プロテクタ
1はドアDのヒンジ部H付近に取り付けられて、その内
部に車体SよりドアDへ配策されるワイヤハーネスW/
Hを収容してワイヤハーネスW/Hの保護を図ってい
る。
【0004】図10(A)に示すように、ワイヤハーネ
ス用プロテクタ1は、底部を閉鎖した円筒部2aの中心
部に外嵌筒2bを有し、円筒部2aより略水平方向にダ
クト部2dを延出してドアDに固定される第一固定部材
2と、上部を閉鎖した円筒部3aの中心部に主軸筒部3
bを有し、円筒部3aより略水平方向にダクト部3dを
延出して車体パネルPに固定される第二固定部材3より
構成されている。上記第一固定部材2の外嵌筒2bの内
周面には、溝2cを設けると共に、図10(B)に示す
ように、円筒部2aの外側底面2eの中央部に第二底面
2gを有する凹部2fを設けている。一方、第二固定部
材3の主軸筒部3bの外周面には係止用突起3cを突設
させている。
【0005】第一固定部材2と第二固定部材3を組み合
わせるには、車体より配策されるワイヤハーネスW/H
を収容させた状態で、第一固定部材2の外嵌筒2bの溝
2cに、第二固定部材3の主軸筒部3bの係止用突起3
cが一致するようにして、主軸筒部3bを外嵌筒2bに
挿入して、図10(B)に示すように、係止用突起3c
が凹部2fの第二底面2gより外側に位置するようにし
て係止すると共に、円筒部2aの周壁上面と円筒部3a
の周壁下面を当接するようにしている。
【0006】上記状態で、ワイヤハーネス用プロテクタ
1を車体パネルPおよびリア側のドアDに固定し、ドア
を開閉すると、外嵌筒2bおよび主軸筒部3bを中心に
して、第一固定部材2と第二固定部材3が回転するよう
にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ワイヤ
ハーネス用プロテクタ1の第一固定部材2と第二固定部
材3は、係止用突起3cを凹部2fの第二底面2gより
外側に位置させることで組み合わせているが、第一固定
部材2と第二固定部材3が回転する途中で、係止用突起
3cと溝2cの位置が一致する状態がある。この時、垂
直方向に採っているクリアランスのために、係止用突起
3cが溝2cに入り込んでしまい、第一固定部材2と第
二固定部材3が回転できなくなる問題がある。この状態
で、無理に回転させようとすると、係止用突起3cある
いは、主軸筒部3b等が破壊され第一固定部材2と第二
固定部材3が分離する恐れがある。
【0008】また、第一固定部材2と第二固定部材3が
回転している際には、円筒部2aの周壁上面および円筒
部3aの周壁下面が当接しているが、夫々当接面の幅は
壁厚の寸法なので、水平方向に採っているクリアランス
のために、夫々当接面がずれてしまう問題ある。このよ
うに当接面がずれてしまうと、一方の周壁の内面が他方
の周壁の外面と擦れて、回転が妨げられる場合や、夫々
周壁間に隙間が生じてワイヤハーネスが露出する場合が
発生し得る問題がある。
【0009】さらに、観音開きタイプのドアDは、約9
0度の範囲で開閉できるようにしているが、近時は、種
々の用途に対応するため270度の範囲で開閉できる観
音開きタイプのドアも出現している。よって、ドアワイ
ヤハーネス用プロテクタ1は、ドアの開閉角度が約90
度のものを対象としているため、270度の範囲で開閉
するドアに適用しようとしても、ダクト部2dとダクト
3d等が干渉して、約90度以上の回転には追従できな
い問題がある。
【0010】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
ものであり、ワイヤハーネス用プロテクタを開閉角度が
270度のドアにも適用できるようにすることを第一の
課題としている。さらに、ワイヤハーネス用プロテクタ
が回転する際に、係止部や周壁の当接面が回転の妨げと
ならないようにすることを第二の課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、自動車のリア開口両側の車体パネルの左
右端に夫々取り付けられて観音開きされる自動車のドア
において、上記車体パネルからドアへ配策するワイヤハ
ーネスを収容するプロテクタであって、車体パネル側に
固定され、底部を閉鎖した円筒形状で、底面中央より主
軸筒部が立設されている第一固定部材と、ドア側に固定
され、底部を閉鎖した円筒形状で、底面中央より主軸筒
部が立設されている第二固定部材と、上面を閉鎖した円
筒形状で、上面中央より上記第一固定部材および第二固
定部材の主軸筒部に回転自在に外嵌する外嵌筒を備えた
第一円筒部と第二円筒部の一対の円筒部と、これらの円
筒部を連結固定する連結枠部を有する回転部材とを備
え、上記第一固定部材および第二固定部材に上記回転部
材の第一円筒部と第二円筒部とを嵌合し、上記車体パネ
ルに対して上記夫々左右のドアが270度回転可能と
し、上記第一固定部材と回転部材の第一円筒部の間から
連結枠部を通し、第二固定部材と回転部材の第二円筒部
へとワイヤハーネスを収容していることを特徴とする自
動車のドア開閉部に配策するワイヤハーネス用プロテク
タを提供している。
【0012】上記のように、ワイヤハーネス用プロテク
タを第一固定部材、第二固定部材、回転部材の三つの部
材より構成し、回転部材の一端部に第一固定部材を、他
端部に第二固定部材を夫々回転自在に嵌合することで、
二つの回転中心を形成すると共に、夫々回転角度の合計
で270度回転できる。詳しくは、車体パネル側に固定
される第一固定部材と回転部材の一端側で150度回転
し、ドア側に固定される第二固定部材と回転部材の他端
側で120度回転し、合わせて270度回転できる。な
お、上記の回転部材の一端側および他端側で回転できる
角度は、上記角度に限定されることはなく、第一および
第二固定部材および回転部材の形状を回転角度に適応さ
せることで、合計して270度になれば、種々の角度で
回転するようにしてもよい。
【0013】また、上記第一固定部材および第二固定部
材の底面より立設する主軸筒部の上端側の外周を周方向
に間隔をあけて切り欠くと共に、残部先端にロック片を
設ける一方、上記回転部材の外嵌筒の筒内面の端部周囲
と連通すると共に上記ロック片が係合する凹部を上記第
一円筒部および第二円筒部の上面に設け、回転部材を第
一固定部材と第二固定部材とを回転自在に連結している
ことが好ましい。
【0014】上記のようにすることで、第一固定部材お
よび第二固定部材の主軸筒部を、第一および第二円筒部
の外嵌筒の筒内部に挿入すると、主軸筒部の上端側は切
欠により縮径された状態で外嵌筒内を通り、ロック片が
外嵌筒を抜けると、拡径して従来の形状に戻ると共に、
ロック片が第一および第二固定部材の凹部に係合され、
回転自在に第一固定部材および第二固定部材を回転部材
に連結できる。この連結状態では、第一固定部材および
第二固定部材が、どの回転位置においてもロック片は同
一の係合状態を維持できるため、垂直方向にクリアラン
スを採っても、回転を妨げることもなく、確実に連結状
態を保つことができる。
【0015】さらに、本発明は、上記第一固定部材およ
び第二固定部材の周壁の上部外周に上端より切欠を設け
て内嵌部を形成する一方、上記回転部材の第一円筒部お
よび第二円筒部の周壁の下部内周に下端より切欠を設け
て外嵌部を形成し、これら第一固定部材に第一円筒部、
第二固定部材に第二円筒部を外嵌して位置合わせをして
いる。このようにすることで、第一固定部材および第二
固定部材を回転部材に連結すると、第一固定部材および
第二固定部材の切り欠かれた上端周壁外周の内嵌部が、
回転部材の第一円筒部および第二円筒部の切り欠かれた
下端周壁外周の外嵌部に外嵌されて遊嵌された状態とな
り、水平方向にクリアランスを有しても、夫々周壁の位
置がずれることを防ぎ、良好な回転状態を維持できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明のワイヤハーネス用
プロテクタ10を自動車のリア側のドアD’の開閉部に
取り付けた状態を示している。上記ドアD’は左右に分
割した観音開きされるタイプのものであり、自動車のリ
ア開口両側の車体パネルPの左右端にヒンジH’で夫々
取り付けられている。また、ドアD’はヒンジH’によ
り、閉状態より最大270度までドアD’を開くことが
できるようにしている。上記車体パネルPからドアD’
へは、リアワイパー用等のワイヤハーネスW/Hが配策
されており、ドアD’の開閉部において、ワイヤハーネ
ス用プロテクタ10の内部に収容されて保護されてい
る。
【0017】図2に示すワイヤハーネス用プロテクタ1
0は、樹脂成形品であり、第一固定部材11、第二固定
部材12、回転部材13の三つの部材より構成されてお
り、回転部材13の両端で第一固定部材11および第二
固定部材12が夫々回転自在に連結されている。
【0018】図3(A)は、車体パネルP側に固定され
る第一固定部材11を示しており、第一固定部材11
は、底部を閉鎖した円筒形状をした円筒部11aとして
おり、この円筒部11aの底面中央より主軸筒部11b
が立設されている。主軸筒部11bの外径寸法は、強度
を十分維持できる寸法を確保した上で、後述する回転部
材13の外嵌筒13bの内径寸法より小さくして最大
0.2mm程度のクリアランスを設けて、良好に回転で
きるようにしている。
【0019】主軸筒部11bの上端側の外周は、周方向
に間隔をあけて4箇所を切り欠いて切欠部11eを設け
ており、切り欠いて残った4箇所の残部先端には、外周
面より突出しているロック爪11cを設けている。ロッ
ク爪11cは上面をテーパー状として、挿入しやすい形
状としている。なお、上記切欠部11eおよびロック爪
11cを設ける個数は、上記のように夫々4箇所に限定
されることはなく、3箇所あるいは5箇所といった複数
個を適宜設けるようにしてもよい。
【0020】円筒部11aの周壁の上部外周11iは、
図3(B)に示すように、上端より切欠を設けて内嵌部
11jを形成しており、詳しくは、上部外周11iの周
壁外面を切り欠いて段差を設け、上部外周11iの断面
形状をL字状にしている。この内嵌部11jの高さ寸法
T1は、第一固定部材11と回転部材13を嵌合して連
結した際の、垂直方向のクリアランスを考慮して設定
し、クリアランスが最大になった時にでも、夫々嵌合部
をのり越えないようにしている。
【0021】また、円筒部11aの外周の一部を切り欠
いてワイヤハーネス挿通部11fにすると共に、ワイヤ
ハーネス挿通部11fより連通してワイヤハーネスを収
容し、かつ、ボルト穴11hを有する係止部11gを設
けたダクト部11dを略水平方向に突出させている。な
お、ダクト部11dの突出方向はワイヤハーネスの配策
方向に合わせて適宜変更してもよい。
【0022】図4は、ドアD’側に固定される第二固定
部材12を示しており、第一固定部材11と略同一の構
成および形状をしている。即ち、第二固定部材12は、
底部を閉鎖した円筒形状をした円筒部12aの底面中央
より上端側に切欠部12eと残部先端にロック爪12c
を設けた主軸筒部12bを立設している。また、円筒部
12aの上部外周12iを上端より切り欠いて内嵌部1
2jを形成し、円筒部12aの外周一部を切り欠いたワ
イヤハーネス挿通部12fより連通するボルト穴12h
を有する係止部12gを設けたダクト部12dを略斜め
上方に突出させている。主軸筒部12bの外径寸法、内
嵌部12jの高さ寸法は第一固定部材11と同様に設定
している。
【0023】図5(A)に示す回転部材13は、上面を
閉鎖した円筒形状で上面中央より下方へ外嵌筒13b−
1、13b−2を立設した第一円筒部13a−1と第二
円筒部13a−2を備え、これら一対の円筒部を連結固
定すると共に内部にワイヤハーネスを収容できる連結枠
部13dを備えている。この連結枠部13dはボルト穴
13hを有する係止部13gを有している。また、上記
外苑筒13b−1、13b−2は筒状で第一固定部材1
1および第二固定部材12の主軸筒部11b、12bに
回転自在にクリアランスを有して遊嵌状態で外嵌するよ
うにしている。
【0024】また、第一円筒部13a−1と第二円筒部
13a−2の上面13e−1、13e−2に、外嵌筒1
3b−1、13b−2の筒内面の端部周囲と連通するよ
うに凹部13f−1、13f−2を設けている。凹部1
3f−1、13f−2は上面13e−1、13e−2よ
り高さT2の寸法を低くした第二上面13g−1、13
g−2を有し、高さT2の寸法を第一固定部材11、第
二固定部材12のロック爪11c、12cの高さ寸法よ
り少し大きくして、連結した状態でロック爪11c、1
2cが凹部13f−1、13f−2に収容された状態で
係合されるようにしている。なお、ロック爪11c、1
2cが係合状態で、上面13e−1、13e−2より突
出しても特に問題が無い場合は、凹部13f−1、13
f−2を設けなくてもよい。
【0025】第一円筒部13a−1と第二円筒部13a
−2の周壁の下部内周13i−1、13i−2は、図5
(B)に示すように、下端より切欠を設けて外嵌部13
j−1、13j−2を形成している。本実施形態では、
下部内周13i−1、13i−2の周壁内面を切り欠い
て段差を設け、下部内周13i−1、13i−2の断面
を逆L字状にしている。なお、外嵌部13j−1、13
j−2の内径寸法は、第一固定部材11と第二固定部材
12の内嵌部11j、12jの外径寸法に対して、最大
で0.1mm程度大きくなるようにして、位置合わせし
た状態で良好に回転できるようにしている。
【0026】第一固定部材11、第二固定部材12、回
転部材13より構成されるワイヤハーネス用プロテクタ
10にワイヤハーネスW/Hを収容するには、図6に示
すように、上記第一固定部材11等が分離した状態で、
車体パネルPより配策されるワイヤハーネスW/Hを第
一固定部材11のダクト部11dの内部を配策させて、
回転部材13の外嵌筒13b−1の外周面に螺旋状に数
回巻き付けている。その後、第一円筒部13a−1の間
から連結枠部13dの内部を通して、第二円筒部13a
−2の外嵌筒13b−2の外周面を螺旋状に数回巻き付
けてから、第二固定部材12のダクト部12dの内部へ
と配策してドアD’側へ配策している。
【0027】上記のようにワイヤハーネスW/Hを収納
した状態で、第一固定部材11および第二固定部材12
に回転部材13の第一円筒部13a−1と第二円筒部1
3a−2を嵌合している。
【0028】詳しくは、図7に示すように、第一固定部
材11の主軸筒部11bを回転部材13の外嵌筒13b
−1の筒内部に挿入すると、主軸筒部11bの上端側は
ロック片11cが突出しているため、ロック片11cを
有する残部が切欠部11eに倒れ込んで縮径した状態と
なる。この状態で筒内部を通過すると、倒れ込んでいた
残部が復元して、ロック片11cが拡がり凹部13f−
1の第二上面13g−1と係合して、第一固定部材11
と回転部材13を回転自在に連結している。
【0029】上記のように、外嵌筒13b−1が主軸筒
部11bを回転自在に外嵌している状態では、図7に示
すように、第一固定部材11の周壁の内嵌部11jに回
転部材13の外嵌部13j−1を外嵌して位置合わせし
ている。このようにすることで、第一固定部材11は回
転部材13の第一円筒部13a−1と回転する際に、適
度なクリアランスを維持した状態で、それ以上に水平方
向で位置関係がずれることなく遊嵌できる。また、第二
固定部材12と回転部材13との連結も上記と同様に行
われて、良好に回転できると共に、位置関係がずれない
ようにしている。
【0030】上記のようにして構成したワイヤハーネス
W/Hを収容するワイヤハーネス用プロテクタ10を、
図1に示すように、第一固定部材11を係止部11gに
よりボルトで車体パネルPに固定し、第二固定部材12
を係止部12gによりボルトでドアD’に固定し、回転
部材13は係止部13gによりボルトでヒンジH’に固
定している。
【0031】ワイヤハーネス用プロテクタ10を取り付
けたドアD’を図8に示すように、閉状態から全開させ
て270度回転させると、回転中心が二箇所形成されて
いるので、第一固定部材11と回転部材13の連結部で
は150度回転し、第二固定部材12と回転部材13の
連結部では120度回転して、合計して270度回転し
ている。なお、上記夫々連結部の回転角度は上記形態に
限定されることはなく、適宜形状を変更して、全体の回
転角度が270度であれば夫々連結部の回転角度を適宜
変更してもよい。
【0032】さらに、第一固定部材11、第二固定部材
12、回転部材13も上記形態に限定されることはな
く、例えば、第一および第二固定部材側に外嵌筒を設け
ると共に、回転部材側にロック爪を設けた主軸筒部を設
けて、上記で説明した形態と逆の連結構造にしてもよ
い。また、適用するドアも観音開きタイプだけではな
く、一枚の横開きタイプのドアで270度の範囲で開閉
するものに適用してもよい。
【0033】
【発明の効果】上記の説明より明らかなように、本発明
のワイヤハーネス用プロテクタを用いることで、ドアの
開閉範囲が270度あるタイプでも、ドアの開閉に追従
して回転でき、車体パネルからドアへ配策されるワイヤ
ハーネスを確実に保護することができる。また、ワイヤ
ハーネス用プロテクタの回転部においても、どの回転位
置においても同様の連結状態を維持できるため、回転を
妨げることもなく、円筒部の周壁の当接部でも、遊嵌状
態で適度に位置合わせしているので、良好な回転状態を
確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイヤハーネス用プロテクタをドア
開閉部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図2】 本発明のワイヤハーネス用プロテクタを示す
斜視図である。
【図3】 ワイヤハーネス用プロテクタの第一固定部材
であり、(A)は斜視図、(B)は要部断面図である。
【図4】 ワイヤハーネス用プロテクタの第二固定部材
を示す斜視図である。
【図5】 ワイヤハーネス用プロテクタの回転部材であ
り、(A)は斜視図、(B)はA−A断面図である。
【図6】 ワイヤハーネスを収容する状態を示したワイ
ヤハーネス用プロテクタの斜視図である。
【図7】 第一固定部材と回転部材の連結過程の状態を
示す断面図である。
【図8】 ドアの開閉状態を示す平面図である。
【図9】 従来のワイヤハーネス用プロテクタをドア開
閉部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図10】 従来のワイヤハーネス用プロテクタであ
り、(A)はワイヤハーネス収容した状態の斜視図、
(B)は係止部の斜視図である。
【符号の説明】
1、10 ワイヤハーネス用プロテク
タ 11 第一固定部材 11a、12a 円筒部 11b、12b 主軸筒部 11c、12c ロック爪 11j、12j 内嵌部 12 第二固定部材 13 回転部材 13a−1(13a−2) 第一円筒部(第二円筒部) 13b−1(13b−2) 外嵌筒 13f−1(13f−2) 凹部 13i−1(13i−2) 外嵌部 D、D’ ドア H、H’ ヒンジ P 車体パネル W/H ワイヤハーネス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のリア開口両側の車体パネルの左
    右端に夫々取り付けられて観音開きされる自動車のドア
    において、上記車体パネルからドアへ配策するワイヤハ
    ーネスを収容するプロテクタであって、 車体パネル側に固定され、底部を閉鎖した円筒形状で、
    底面中央より主軸筒部が立設されている第一固定部材
    と、 ドア側に固定され、底部を閉鎖した円筒形状で、底面中
    央より主軸筒部が立設されている第二固定部材と、 上面を閉鎖した円筒形状で、上面中央より上記第一固定
    部材および第二固定部材の主軸筒部に回転自在に外嵌す
    る外嵌筒を備えた第一円筒部と第二円筒部の一対の円筒
    部と、これらの円筒部を連結固定する連結枠部を有する
    回転部材とを備え、 上記第一固定部材および第二固定部材に上記回転部材の
    第一円筒部と第二円筒部とを嵌合し、上記車体パネルに
    対して上記夫々左右のドアが270度回転可能とし、上
    記第一固定部材と回転部材の第一円筒部の間から連結枠
    部を通し、第二固定部材と回転部材の第二円筒部へとワ
    イヤハーネスを収容していることを特徴とする自動車の
    ドア開閉部に配策するワイヤハーネス用プロテクタ。
  2. 【請求項2】 上記第一固定部材および第二固定部材の
    底面より立設する主軸筒部の上端側の外周を周方向に間
    隔をあけて切り欠くと共に、残部先端にロック片を設け
    る一方、上記回転部材の外嵌筒の筒内面の端部周囲と連
    通すると共に上記ロック片が係合する凹部を上記第一円
    筒部および第二円筒部の上面に設け、回転部材を第一固
    定部材と第二固定部材とを回転自在に連結している請求
    項1に記載の自動車のドア開閉部に配策するワイヤハー
    ネス用プロテクタ。
  3. 【請求項3】 上記第一固定部材および第二固定部材の
    周壁の上部外周に上端より切欠を設けて内嵌部を形成す
    る一方、上記回転部材の第一円筒部および第二円筒部の
    周壁の下部内周に下端より切欠を設けて外嵌部を形成
    し、これら第一固定部材に第一円筒部、第二固定部材に
    第二円筒部を外嵌して位置合わせをしている請求項1ま
    たは請求項2に記載の自動車のドア開閉部に配策するワ
    イヤハーネス用プロテクタ用。
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