JP5892604B2 - アーム給電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車のスライドドアに搭載され、回動自在なアームでワイヤハーネスを外れなく支持しつつ車両ボディ側に配索するアーム給電装置に関するものである。
従来のアーム給電装置として、例えば特許文献1(図示せず)には、自動車のスライドドアに縦置きに配した板状のプロテクタベースにリンクアームを回動自在に軸支すると共に、リンクアームを捩り巻きばねで上向きに付勢し、リンクアームにハーネスホルダを回動自在に軸支し、ワイヤハーネスをスライドドア側からプロテクタベースに沿ってハーネスホルダまで略S字状に配索し、ハーネスホルダから車両ボディ側に配索したことが記載されている。
ハーネスホルダは、略矩形状のホルダベースと、ホルダベースの半分程度の大きさでホルダベースの回動先端(前半)側にねじ締めで固定されるホルダカバーとで構成され、ワイヤハーネスの一方がホルダベースとホルダカバーとの間に保持されつつ、ホルダベースの回動基端側に結束バンドで固定され、ワイヤハーネスの他方はプロテクタベースに固定される。プロテクタベースはドアインナパネルに固定され、スライドドアの開閉に伴ってリンクアームとハーネスホルダがプロテクタベースとドアトリムとの間で回動する。
特開2009−65814号公報(図1〜図2)
しかしながら、上記従来のアーム給電装置においては、ハーネスホルダ(第二アーム)のホルダカバーがホルダベースの半分程度と大きいために、ハーネスホルダの重量が増大して、リンクアーム(第一アーム)に対するハーネスホルダの回動がスムーズに行われにくいという懸念があった。
また、ワイヤハーネスをハーネスホルダの回動基端側に固定するために、ハーネスホルダの回動時にワイヤハーネスがハーネスホルダの回動基端側を支点として小さな半径で屈曲して大きなストレスを生じ兼ねないという懸念があった。
そこで、ハーネスホルダの回動基端側でのワイヤハーネスの固定をやめて、ワイヤハーネスをハーネスホルダの回動先端側のホルダカバー(ハーネス固定部)のみで固定しようとした場合は、ワイヤハーネスがホルダベースから外れて、ホルダカバーからプロテクタベースにかけて小さな半径で屈曲して、ワイヤハーネスの有害な折れ曲がり等を生じたり、ワイヤハーネスが垂れ下がって周辺部品やドアトリムの下端に干渉したりし兼ねないという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、第二アームの回動先端側のハーネス固定部のみでワイヤハーネスを固定した場合でも、第二アームからのワイヤハーネスの外れを防止することのできるアーム給電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るアーム給電装置は、ベース部材に回動自在に軸支された第一アームと、該第一アームの回動先端側に回動自在に軸支された第二アームとを備え、該第二アームが、樋状部の対向する二つの内面と該二つの内面を繋ぐ底面とでなるハーネス挿通溝と回動先端側のハーネス固定部とを有し、該第一アームが回動先端側に、該ハーネス挿通溝の回動基端側部分における該底面に対向した開口を覆うハーネス外れ防止用の鍔部を有したことを特徴とする。
上記構成により、第一アームに対する第二アームの回動時に、第一アームの回動先端側の鍔部が第二アームのハーネス挿通溝を覆って、ハーネス挿通溝内に挿通されたワイヤハーネスの外周面を鍔部に当接させることで、ハーネス挿通溝からのワイヤハーネスの外れが防止される。ワイヤハーネスは第二アームの回動先端側のハーネス固定部からハーネス挿通溝を経て例えば第一アームにかけて大きな半径で滑らかに屈曲する。
請求項2に係るアーム給電装置は、請求項1記載のアーム給電装置において、前記鍔部が前記第一アームの長手方向に突出形成されたことを特徴とする。
上記構成により、第一アームの回動先端部から第一アーム長手方向に突出した小さな鍔部で第二アームのハーネス挿通溝からのワイヤハーネスの脱出が効率的に阻止され、第一アームの回動先端部の構造が簡素化・スマート化される。
請求項3に係るアーム給電装置は、請求項2記載のアーム給電装置において、前記第一アームと前記第二アームとが略真直に位置した状態で、前記鍔部が前記ハーネス挿通溝から離間することを特徴とする。
上記構成により、第一アームと第二アームとが略真直に位置した際に、第一アームの鍔部が第二アームのハーネス挿通溝を覆うことが解消され、ハーネス挿通溝が外部に開放され、その状態でワイヤハーネスが径方向にハーネス挿通溝内に挿入セットされる。
請求項4に係るアーム給電装置は、請求項1記載のアーム給電装置において、前記鍔部が前記第一アームの長手方向と幅方向とに一体に幅広に形成されたことを特徴とする。
上記構成により、第一アームに対する第二アームの全回動範囲において、第一アームの回動先端側の幅広の鍔部が第二アームのハーネス挿通溝を全幅に渡って隙間なく完全に覆って、ハーネス挿通溝からのワイヤハーネスの脱出を確実に阻止する。例えばワイヤハーネスはハーネス挿通溝内に(ハーネス挿通溝と鍔部とで囲まれた空間内に)径方向ではなく長手方向に挿入セットされる。
請求項1記載の発明によれば、第二アームの回動先端側のハーネス固定部のみでワイヤハーネスを固定した場合に、第二アームのハーネス挿通溝からのワイヤハーネスの外れを確実に防止することができる。これにより、ワイヤハーネスの折れ曲がり等の有害な変形や、ワイヤハーネスの垂れ下がりとそれに伴う他部品等との干渉を防ぐことができる。また、第二アームの回動先端側のハーネス固定部のみでワイヤハーネスを固定することで、ハーネス固定部から第二アームに沿って導出方向にワイヤハーネスを大きな半径で滑らかに屈曲させて、ワイヤハーネスの屈曲耐久性を高めることができる。これらによって、常時給電の信頼性を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、第一アームの長手方向に突出した比較的小さな鍔部で第二アームのハーネス挿通溝からのワイヤハーネスの脱出を効率的に防ぐことができ、第一アームの回動先端部の形状を簡素化・スマート化することができる。
請求項3記載の発明によれば、第一アームと第二アームを略真直に伸ばした状態で第二アームのハーネス挿通溝を開放して、ワイヤハーネスをハーネス挿通溝内に容易に挿入セットすることができ、給電装置の組立性を高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、第一アームに対する第二アームの回動の全範囲において第二アームのハーネス挿通溝からのワイヤハーネスの脱出を確実に阻止することができる。
本発明に係るアーム給電装置の一実施形態を示す正面図である。 同じくアーム給電装置を示す平面図(上面図)である。 アーム給電装置におけるベース部材の一形態を示す斜視図である。 アーム給電装置における第一アームの一形態を示す斜視図である。 同じく第一アームを示す、(a)は要部背面図、(b)は下面図である。 アーム給電装置の動作を示す正面図である。 本発明に係るアーム給電装置の一実施形態を示す正面図である。
図1〜図2は、本発明に係るアーム給電装置の一実施形態を示すものである。
このアーム給電装置1は、自動車のスライドドアの金属製のドアインナパネル10(図2)に縦置きに固定される合成樹脂製の小型のベース部材2と、ベース部材2に上下方向回動自在に軸支され、ワイヤハーネス挿通用のスリット4を成す囲い部5を中間側に有する合成樹脂製の長い第一アーム3と、第一アーム3の回動先端部6に上下方向回動自在に軸支され、自らの回動先端側にカバー部(ハーネス固定部)58を有し、長手方向にハーネス挿通溝59を有する略樋状の合成樹脂製の短い第二アーム8とで構成され、第一アーム3の回動先端に、第二アーム8のハーネス挿通溝59からのワイヤハーネス28の脱出を防止する鍔部60を突出形成したものである。
本例のアーム給電装置1は車両の左側のスライドドア用のものであり、図1において手前が車外側(図2のドアパネル10側)で奥側が車室側(図2のドアトリム11側)である。図1の左側(第一アーム3側)が車両前側で右側(ベース部材2側)が車両後側である。図1〜図2は、スライドドアの半開時において第一アーム3が回動基端側7の不図示のばね部材(捩りコイルばね)の付勢力で上向きに付勢されてハーネス余長吸収された状態を示している。
図1,図2の如く、ベース部材2は、第一アーム3の全長と略同程度の前後方向長さで、且つ第一アーム3の幅の略二倍程度の上下方向長さに形成されて、上下左右方向に小型化されている。ベース部材2の厚みは第一アーム3の厚みの略1.5倍程度であり、厚み方向にもコンパクト化されている。図3にベース部材2の一実施形態を示している。
図1,図3の如く、ベース部材2は、縦方向の略垂直な基板部12と、基板部12の上端に沿って後下がりに傾斜した上壁13と、上壁13との間にハーネス案内(挿通)路14を成す下側の隔壁15と、隔壁15の湾曲状の後部15aの下端側に設けられた有底筒状の固定部16と、隔壁15の前部の上端側に設けられ、第一アーム3(図1)の上向き(時計回り)の回動角度を規制するストッパを兼ねる有底筒状の固定部17と、下側の固定部16から前上がりに傾斜して設けられ、第一アーム3の下向き(反時計回り)の回動角度を規制するストッパとしての傾斜壁18と、傾斜壁18と隔壁15の後半湾曲部15aとの間に設けられた固定用クリップ19(図1,図2)と、基板部12に立設された第一アーム支持用の軸部20(図3)と低い略環状のガイド壁21を備えている。
ベース部材2の前後の各固定部16,17は底壁16a,17aにボルト挿通孔16b,17bを有し、図2の如く各固定部16,17の底壁16a,17aが金属製のドアインナパネル10に当接して不図示のボルトとナットで締付固定され、係止クリップ19はドアインナパネル10の不図示の孔に貫通係合する。各固定部16,17はベース部材2の基板部12からドアインナパネル10に向けて突出し、第一アーム3の環状(正面視円形)の回動基端部7は基板部12に沿って前後(上下)の各固定部16,17の間の略扇状の凹部空間内(符号12で代用)に位置し、第一アーム3の外面22は各固定部6,7の底壁16a,17aよりも少し基板部12寄りに引っ込んでいる。
ベース部材2の軸部20はスリット20a(図3)で径方向内向きに撓み可能で、先端に係止爪20bを有して、第一アーム3の基端側の孔部23(図4)を貫通した時点で係止爪20b(図3)が孔部23の周縁に係合する。第二アーム8(図1)に設けられた軸部24も同様に第一アーム3の先端側の孔部25(図5)に係合する。ベース部材2の軸部20(図3)の周囲に筒状の壁部26が設けられ、その外側に低いガイド周壁21が設けられている。図3で符号27は係止クリップ19を装着する部分である。
ベース部材2のハーネス案内路14(図3)は後端側で上下に短く分岐され(上下の分岐路を符号14a,14bで示す)、図1の如くハーネス案内路14から下側の分岐路14bに沿ってワイヤハーネス28の主体部(符号28で示す)がベース部材2の基板部12の下端よりも少し下側を通り、第一アーム3の囲い部5内のスリット4を通って略S字状に屈曲しつつ第二アーム8に沿って配索される。
第二アーム8のハーネス挿通溝59の上端部59a側(回動基端側)において第一アーム3の回動先端の鍔部60がハーネス挿通溝59を覆ってハーネス挿通溝59内のワイヤハーネス部分28dの外周面に接触(当接)し、ハーネス挿通溝59からのワイヤハーネス28の脱出(飛び出し)を阻止する。図1において鍔部60はハーネス挿通溝59の内幅の略1/2程度の長さでハーネス挿通溝59の車両外側の開口(符号59で代用)を覆っている。ハーネス挿通溝59は、樋状部41の対向する二つの内面と二つの内面を繋ぐ底面とでなり、開口(59)は底面に対向している。
これによって、第二アーム8の回動先端側のカバー部58で固定されたワイヤハーネス28が第二アーム8から上向きに大きな半径で湾曲しつつ(上向きの湾曲部を符号28cで示す)、第一アーム3のスリット4を下向きに通過して(通過部分を符号28bで示す)、ベース部材2の後端側のハーネス固定部14bまで下向きに大きな半径で湾曲して(下向きの湾曲部を符号28aで示す)、全体として略S字状に大きな半径で滑らかに屈曲した形状が維持される。
もしも、鍔部60がない場合(符号61aで示す第一アーム3の先端面のみの場合)は、第一アーム3の平面視円弧状の先端面61aに沿ってワイヤハーネス部分28dが第二アーム8のハーネス挿通溝59から図1で手前側(車両外側)に飛び出して、図1のワイヤハーネス28の上向きの湾曲部28cが第二アーム8の回動先端側のカバー部58を支点に下向きに折れ曲がりを生じ兼ねない。
鍔部60があることで、ワイヤハーネス28の折れ曲がりが防止され、第二アーム8の回動先端側58からワイヤハーネス28が上向きに大きな半径で滑らかに湾曲して、ワイヤハーネス28の屈曲耐久性が高まる。特に、第二アーム8の回動基端側59aではなく回動先端側58でワイヤハーネス部分28dが固定されて、第二アーム8の湾曲形状(ほぼ軸部24を中心とした湾曲形状)に沿ってワイヤハーネス28が滑らかに湾曲することで、上向きに湾曲部28cが一層大きな半径で滑らかに屈曲して、ワイヤハーネス28の屈曲耐久性が高まる。本例の鍔部60は、外面(表面)側に上下二つの凹部60gと凹部60g間の中央のリブ60hとを有して補強且つ軽量化されている。
ワイヤハーネス28の一方はハーネス案内路14からスライドドア側に配索され、ワイヤハーネス28の他方は第二アーム8の回動先端側のカバー部58内を通って車両ボディ側のハーネス支持具(図示せず)まで配索される。ワイヤハーネス28は、ハーネス案内路14の下側の分岐路(ハーネス固定部)14bにおいて不図示の結束バンドで固定される(バンド挿通孔を符号29で示す)と共に、第二アーム8の回動先端側のカバー部(ハーネス固定部)58で挟持固定される。
第一アーム3は、表裏(外側と内側)の平坦で真直な壁面22a,30a(図2)と、表側の壁面22aと同一平面上の円形の壁部48の周囲に直交して形成され、表裏の壁面22a,30aの間隔と同じ深さの回動基端側の環状部(環状壁)31(図1)と、表側の壁面22aと同一平面に続き、裏側の壁面30aに段差部32(図2)を介して続く先幅テーパ状の回動先端側の部分6と、回動先端側の部分6の先端に突出形成された鍔部60と、回動基端側の環状部31と回動先端側の部分6との間において、表裏の壁面22a,30aを成す板状の壁部22,30の間に形成されたハーネス挿通用のスリット4と、表裏の板状の壁部22,30に交差(直交)してスリット4の前後の内面を構成する前後の板状の傾斜状の壁部(傾斜壁)35,36と、これら四方の壁部22,30,35,36で成る囲い部5とを備えている。
図4,図5(a)(b)に、第一アーム3の一実施形態を示す如く、第一アーム3の回動先端側の段差部32で略1/2以下の厚さに薄くなった板部61の先端にさらに薄板状の鍔部60が第一アーム長手方向に突出形成されている。図5(b)の如く、鍔部60の板厚は板部61の板厚の略1/5程度である。鍔部60の外面(表面)60aは第一アーム3の外側の壁面22aと同一平面に位置し、鍔部60の内面(裏面)60bは板部61の先端面61aに湾曲面60cを介して滑らかに交差している。湾曲面60cは第二アーム8(図1)のハーネス挿通溝59に挿通されたワイヤハーネス28の外周面に滑らかに接触する。
図5(a)の如く、平面視で板部61の先端面61aは円弧状に形成され、鍔部60は板部61の円弧状の先端面61aから略楕円の略半分の形状で突出形成されている。本例の第一アーム3は回動先端側6が先細りに形成され、回動先端側6の一側部の傾斜面61bの延長上に鍔部60の一側部60dが続き、回動先端側6の他側部の真直面61cから傾斜状に鍔部60の他側部60eが延長され、鍔部60の傾斜状の両側部60d,60eは湾曲状の先端部60fで繋がっている。鍔部60は略半楕円状の周端60d〜60fに向かうにつれて薄肉に形成され、図5(b)の如く略半楕円状の周端60d〜60fはエッジ状に突出している。板部61の略中央において第二アーム8を軸支する孔部25を有する筒状軸受38が段差部32側に突出形成されている。
図4,図5(a)(b)の如く、第一アーム3の前後左右の板状の壁部22,30,35,36すなわち囲い部5で囲まれて構成されるスリット4は、第一アーム3が略水平に位置した時に、下端側の開口4bが広く、上端側の開口4aが狭くなるように、縦断面略ハの字状(テーパ状)に形成されている。囲い部5を成す表裏の板状の壁部22,30と前後の板状のハーネスガイド用の傾斜壁35,36とで囲まれてスリット4が構成されている。
スリット4の前側の傾斜壁35はリブ37を介して回動先端側の段差壁32(図5)に続いている。スリット4の後側(回動基端寄り)の傾斜壁36は、回動基端側の円形の環状壁31の一部である円弧状の壁部36aと、円弧状の壁部36aから接線方向に真直に延長された真直な壁部(符号36で代用)とで構成されている。後側の傾斜壁36の内面はワイヤハーネス28に対するガイド用の当て面として作用する。図1の如くスリット4の上側の狭い開口4a側において真直な壁部36と基端側の環状壁31との間に略三角形状の凹部47が形成されている。
図5(a)(b)の如く、第一アーム3の回動先端部6の裏側の段差部32を介した板部61に、第二アーム8(図1)の軸部24を回動自在に支持する筒状の軸受部38が一体に設けられている。また、図4の如く、第一アーム3の回動基端側の環状壁31の後半には、不図示のばね部材(捩りコイルばね)の一端部9a(図1)を突出させて図1のベース部材2の隔壁15の凹部39に係合させるための切欠部40が設けられている。
図1,図2の如く、第一アーム3のスリット4内にワイヤハーネス28が挿通(貫通)されることで、スライドドアの開閉に伴う第一アーム3の回動時に、ワイヤハーネス28が第一アーム3の長手方向に自由に移動し、且つ第一アーム3の厚み方向へのワイヤハーネス28の移動が阻止されて、ワイヤハーネス28の軌跡が安定する。これにより、ワイヤハーネス28の小径な屈曲や折れ曲がりが防止されて屈曲耐久性が向上する。
また、第一アーム3の囲い部5の表(外)側の壁部22が従来の給電装置におけるカバーの役目をして、車両外側へのワイヤハーネス28の移動を規制(阻止)して、車両外側の部材(ドアインナパネル10等)とワイヤハーネス28の干渉を防止するので、従来のようなカバーが不要となり、給電装置1が簡素化、小型化、低コスト化、軽量化される。
また、図5の如く、第一アーム3の囲い部5は、左右の平行な板状の壁部22,30と前後の対向する略ハの字状(テーパ状)に傾斜した傾斜壁35,36とで成り、囲い部5を成す四方の枠状に一体化された各壁部22,30,35,36によって、第一アーム3の剛性が高まり、且つ四方の比較的薄い壁部22,30,35,36によって第一アーム3が軽量化されている。第一アーム3は囲い部5で囲まれたスリット4を形成したことによっても軽量化されていることは言うまでもない。
また、図1の如く、ベース部材2の垂直な基板部12の前端部分(周端)12aがほぼ第一アーム3の軸部20を中心とした湾曲状の端部をなし、この湾曲状の周端12aが第一アーム3の後側の傾斜壁36の近傍に位置して(正確には後側の傾斜壁36から少し前方に突出して)、ベース部材2が従来に比べて前後方向に短縮化されている。湾曲状の端部12aが後側の傾斜壁36よりも少し前方に突出したことで、基板部12による第一アーム3の回動基端部7の支持(受け)が確実に行われて、第一アーム3のスムーズで確実な回動が確保される。
また、図6にスライドドアの全閉時(スライドドアを車両後方にスライドさせた際)における第一アーム3の回動状態を示す如く、ベース部材2の基板部12の前側の湾曲状の端部(周端)12aに続く略水平な下端部(周端)12bが、第一アーム3の囲い部5の回動基端側の傾斜壁36の下端(スリット4の狭い開口4a側の端部)の近傍に位置することで、ベース部材2は従来に比べて上下方向にも短縮化されている。
図6の如く、第一アーム3が反時計回りに下向きに回動し、第二アーム8がベース部材2の下方において略水平に位置した際に、第一アーム3の回動先端の鍔部60は第二アーム8のハーネス挿通溝59を覆って、図1におけると同様に、第二アーム8からのワイヤハーネス28dの飛び出し(脱落)を阻止する。これによって、第二アーム8からのカバー部58を支点としたワイヤハーネス28の垂れ下がりが防止され、第二アーム8の下側に隣接する合成樹脂製の不図示のドアトリムの下端とワイヤハーネス28との干渉等が防止される。
図1の如く、ワイヤハーネス28は、ベース部材2の後部側のハーネス固定部(分岐路)14bから下向きに略半円状の湾曲しつつ、その下向きの湾曲部28aから第一アーム3の囲い部5内のスリット4を通って(ハーネス挿通部分を符号28bで示す)上向きに略半円状に湾曲して(上向きの湾曲部を符号28cで示す)、第二アーム8に沿って湾曲状に配索されつつ(ハーネス配索部分を符号28dで示す)第二アーム8の回動先端側のハーネス固定部である結束バンド(バンド挿通孔を符号45で示す)とカバー部58とで固定される。
図1,図2の如く、第二アーム8は、第一アーム3の半分程度の長さないしそれよりも短く形成され、前側(上側)のハーネス挿通溝59を有する湾曲状の樋状部41と、後側(下側)の略真直な基壁42と、基壁42の基端側に立設された軸部24と、樋状部41の回動先端側の断面半円状の部分41a(図2)に薄肉ヒンジ41bで開閉可能に設けられた断面半円状のカバー部58とで成り、カバー部58は基壁42に係止手段(爪部と孔部)43で閉じ状態に係止されている。樋状部41は軸部24から前側(上側)にオフセットされている。基壁42の回動基端部の周面は円弧状に形成されている(図2で基端側の円弧状の周面を符号42で示している)。
ワイヤハーネス28は、例えばベース部材2から第二アーム8のカバー部58までの範囲で複数本の電線を屈曲性の良好な合成樹脂製の小径な網状チューブ(保護チューブ)76で覆い、カバー部58からスライドドアと車両ボディとの間の渡り部を経て車両ボディ側のハーネス支持具までの範囲で同じく複数本の電線を合成樹脂製の大径なコルゲートチューブ(保護チューブ)77で覆った状態で、網状チューブ76の端部の外周側に不図示のテープ巻き部を介してコルゲートチューブ77の端部をラップさせて、カバー部58内に挟持固定される。カバー部58の内面と樋状部41の対向内面にはコルゲートチューブ77の端部と網状チューブ76の端部のテープ巻き部とを貫通して固定させる鋭利な突起を設けることが好ましい。図2の如く、第二アーム8の基壁42が第一アーム3の回動先端側の段差部32内に位置し、カバー部58内の円形のハーネス挿通空間44が第一アーム3のハーネス挿通用のスリット4と同一線上(垂直面上)に位置し、ワイヤハーネス28がカバー部58からスリット4にかけて左右方向の位置ずれなく上下方向にスムーズに湾曲する。
給電装置1の組立時に、第二アーム8を図1におけるよりも上向きに回動させて第一アーム3と略真直にした状態(正確には第一アーム3から反時計回りに少し下向きに回動した状態)で、ワイヤハーネス部分28dが第一アーム3の先端の鍔部60に干渉せずに第二アーム8のハーネス挿通溝59内にスムーズ且つ容易に挿入セットされる。図5(a)の鍔部60の上側の傾斜辺部60eは、ハーネス挿通溝59へのワイヤハーネス28の挿入作用を容易化させる。
上記の状態、すなわち第一アーム3と第二アーム8を略真直に伸ばした状態では、ワイヤハーネス28が車両ボディ側の不図示のハーネス支持具を支点に引っ張られた状態(例えばスライドドアの全開時)となっているので、鍔部60がなくとも第二アーム8のハーネス挿通溝59からワイヤハーネス部分28dが脱出する心配はない。
ワイヤハーネス部分28dを第二アーム8のハーネス挿通溝59に挿入セットした後、図1の如く第二アーム8を反時計回りに下向きに回動させることで、鍔部60がハーネス挿通溝59を覆って、例えばその荷姿で給電装置1を搬送することで、搬送時等におけるハーネス挿通溝59からのワイヤハーネス28の脱出が阻止される。
図1のスライドドアの半開状態で、第一アーム3がばね部材9の付勢力で上向きに付勢されて、第一アーム3の基端側の環状壁31に続く前側の湾曲状の上壁面46がベース部材2の前側の筒状の固定部17の湾曲状の下面に当接して、それ以上の第一アーム3の上向きの回動が阻止され、ワイヤハーネス28は第一アーム3と共に持ち上げられて、ベース部材2の下端12bに沿った湾曲状のハーネス部分28aの垂れ下がりが防止される。第一アーム3は水平よりも前上がりに少し傾斜し、第二アーム8は前下がりに傾斜し、両アーム3,4のなす開き角αは90°以上の鈍角ないしは90°以下の鋭角となる。
図1の状態からスライドドアをさらに車両後方にスライドさせて全開にすることで(給電装置1はスライドドアと一体に後退する)、車両ボディ側の前側の不図示のハーネス支持具(回転クランプ)を支点にワイヤハーネス28が第二アーム8との間で引っ張られて、第二アーム8が基端側の軸部24を中心に上向き(時計回り)に回動すると共に、第一アーム3が基端側の軸部20を中心に下向き(反時計回り)に回動して、両アーム3,4が前下がりのほぼ一直線上に伸長する。
この際、ワイヤハーネス28は図1におけるよりも直線状に伸び、図4の如く第一アーム3のスリット4内に挿通されたハーネス部分28bがスリット4の後側の傾斜壁36に沿って当接して前上がりに傾斜することで、傾斜状のハーネス部分28bに続く上側のハーネス部分28cと下側のハーネス部分28aとが大きな半径でなめらかに湾曲して、ワイヤハーネス28の有害な小径な屈曲が防止される。
スライドドアを図1の半開状態から車両前方にスライドさせて全閉にした際に、図6の如く、ワイヤハーネス28が車両ボディ側の後方の不図示のハーネス支持具を支点に後方に引っ張られ、第一アーム3が基端側の軸部20を中心に下向き(反時計回り)に回動しつつ、第二アーム8が基端側の軸部24を中心に第一アーム3よりも下側において少し上向き(反時計回り)に略水平に回動する。車両ボディ側の不図示のハーネス支持具は例えば図6の第二アーム8の回動先端58aから第一アーム3の全長の二倍程度ないしそれ以上の距離で後方に略水平に離間して配置されている。図6で両アーム3,4のなす開き角は90°に近い鈍角である。
図6の如く、ワイヤハーネス28は、第二アーム8の樋状部41の前端41cから前向きに湾曲して(前向きの湾曲部分を符号28eで示す)、第一アーム3の囲い部5内のスリット4を通り(スリット4を通る挿通部分を符号28fで示す)、第一アーム3の後方で上向きに湾曲して(上向きの湾曲部を符号28gで示す)ベース部材2の後方下側のハーネス固定部14bに続いている。図6において、第一アーム3のスリット4の回動先端側の傾斜壁35は略水平に位置して、ワイヤハーネス28を傾斜壁35に干渉させることなくスムーズにスリット4内に挿通させている。
図7は、本発明に係るアーム給電装置の他の実施形態を示すものである。このアーム給電装置1’は、第一アーム3’の回動先端側に図1におけるよりも大きなハーネス外れ防止用の鍔部62を設けたことを特徴としており、図7において、ベース部材2と第二アーム8とワイヤハーネス28は図1におけると同様であるので、同様の構成部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
図7の如く、この第一アーム3’は、図1におけると同様な表面(外面)側の壁部22と、裏面(内面)側の不図示の壁部(30)と、表面側の壁部22と同一平面に続く回動基端側の円形の壁部(底壁)48と、その周囲の環状壁31と、表面側の壁部22と同一平面に続く回動先端側の壁部61とを備え、回動先端側の壁部61の回動先端側(第一アーム長手方向)と上端側(第一アーム幅方向)とに略扇状に拡がった広い面積の鍔部62を有したものである。
図7(スライドドアの半開状態)において、鍔部62の回動先端側の鍔部分62aは第二アーム8の樋状部41のハーネス挿通溝59の内幅の寸法で大きく突出し、ハーネス挿通溝59を横断方向に隙間なく完全に覆って、ハーネス挿通溝59内に挿通されたワイヤハーネス部分28dの外周面をワイヤハーネス部分28dの外径の範囲で鍔部62の内面(裏面)に確実に接触(当接)させる。
また、鍔部62の上端側の円弧状の外周形状を有する鍔部分62bは、第二アーム8の回動基端側(上端側)の部分8aをほぼ完全に覆って、第二アーム8のハーネス挿通溝59の回動基端(上端)59aから導出されたワイヤハーネス部分28hを覆って当接させる。これにより、ハーネス挿通溝59からのワイヤハーネス28の飛び出し(脱出)が確実に阻止される。
第一アーム3’の回動先端部6は、第二アーム8の軸部24の下側近傍で下側の傾斜辺部61bからさらに前上がりに大きく傾斜した傾斜辺部63を有し、傾斜片部63の先端側半部63aが鍔部62の一側部を成し、鍔部62の一側部63aは回動先端側の鍔部分62aの湾曲状の周端62a1から上側の鍔部分62bの円弧状の周端62b1に続き、円弧状の周端62b1の後端62b2は第一アーム3’の回動先端部6の上側の真直辺部61cに交差して続いている。
図7の第一アーム3’を図6の例のスライドドアの全閉時の状態に反時計回りに下向きに回動させた状態においても、図7におけると同様に、幅広の鍔部62が第二アーム8のハーネス挿通溝59を横断方向に隙間なく完全に覆ってワイヤハーネス28の外周面を確実に当接させて、ハーネス挿通溝59からのワイヤハーネス28の脱出を阻止する。これによって、図6におけると同様にワイヤハーネス28とドアトリムの下端や他の周辺部品等との干渉が確実に防止される。
図7のスライドドアの半開状態からスライドドアを前方にスライドさせて全開にすることで、第一アーム3’が反時計回りに前下がりに回動し、第二アーム8が第一アーム3’とほぼ同一直線上に伸長するが、その場合ないしその近傍のアーム回動位置においても、鍔部62が第二アーム8のハーネス挿通溝59を覆って、ハーネス挿通溝59からのワイヤハーネス28の不意な脱出を阻止する。第二アーム8のハーネス挿通溝59へのワイヤハーネス28の挿入セットは、例えば図7において第一アーム3’の鍔部62と第二アーム8の樋状部41との間の側面視で略矩形状の空間にワイヤハーネス28をアーム長手方向に挿入することで行うことができる。
なお、上記実施形態においては、車両の左側のスライドドアについて説明したが、車両の右側のスライドドアについては左側のスライドドアにおけると左右対称となるのみで構成や動作は同じである。また、図1をミラー(前後)反転した形態に類似するものをスライドドアの閉じ時の状態とし、図6をミラー(前後)反転した形態に類似するものをスライドドアの開き時の状態とすることも可能である。
また、自動車以外の車両のスライドドアや車両以外の装置等のスライドドアに上記アーム給電装置を適用することも可能である。スライドドアはスライド構造体、車両ボディや装置本体は固定構造体と総称される。
本発明に係るアーム給電装置は、第二アームの回動先端側のハーネス固定部のみでワイヤハーネスを固定した場合に、第二アームからのワイヤハーネスの外れを防止して、ワイヤハーネスの屈曲耐久性を高めるために利用することができる。
1,1’ アーム給電装置
2 ベース部材
3,3’ 第一アーム
8 第二アーム
58 カバー部(ハーネス固定部)
59 ハーネス挿通溝
60,62 鍔部

Claims (4)

  1. ベース部材に回動自在に軸支された第一アームと、該第一アームの回動先端側に回動自在に軸支された第二アームとを備え、該第二アームが、樋状部の対向する二つの内面と該二つの内面を繋ぐ底面とでなるハーネス挿通溝と回動先端側のハーネス固定部とを有し、該第一アームが回動先端側に、該ハーネス挿通溝の回動基端側部分における該底面に対向した開口を覆うハーネス外れ防止用の鍔部を有したことを特徴とするアーム給電装置。
  2. 前記鍔部が前記第一アームの長手方向に突出形成されたことを特徴とする請求項1記載のアーム給電装置。
  3. 前記第一アームと前記第二アームとが略真直に位置した状態で、前記鍔部が前記ハーネス挿通溝から離間することを特徴とする請求項2記載のアーム給電装置。
  4. 前記鍔部が前記第一アームの長手方向と幅方向とに一体に幅広に形成されたことを特徴とする請求項1記載のアーム給電装置。
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