JP2005137158A - ハーネス保持具とそれを用いたハーネス配索構造 - Google Patents

ハーネス保持具とそれを用いたハーネス配索構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスの垂れ下がり防止や屈曲のスムーズ化等を図る。
【解決手段】ワイヤハーネス73を支持するインナクランプ31と、インナクランプを回動自在に支持するアウタクランプ38とを備えるハーネス保持具71で、インナクランプにハーネス垂れ下がり防止部35を周方向のハーネスガイド部62と一体に形成した。垂れ下がり防止部35やハーネスガイド部62に湾曲面を形成した。垂れ下がり防止部35をハーネスガイド部62よりもハーネス導出方向に長く形成した。ハーネス保持具71を車両ボディ側に配置し、ワイヤハーネス73を収容するプロテクタをスライドドア側に配置し、ハーネス保持具からプロテクタにかけてワイヤハーネスを配索し、スライドドアの半開時にハーネス垂れ下がり防止部35がワイヤハーネスを支持し、全開・全閉時にハーネスガイド部62がワイヤハーネスを支持する。
【選択図】図11

Description

本発明は、例えば自動車のスライドドアに常時給電を行うべく車両ボディ側からワイヤハーネスを捩れなく配索するためのハーネス保持具とそれを用いたハーネス配索構造に関するものである。
図17〜図18は従来のスライドドアのハーネス配索構造の一形態を示すものである(例えば特許文献1参照)。
この構造は、自動車のスライドドア41にハーネスプロテクタ(カバーは図示を省略している)42を設け、プロテクタ内にはワイヤハーネス43が板ばね44で上向きに付勢されつつ屈曲自在に収容されており、ワイヤハーネス43の一方をプロテクタ42の前部から導出してスライドドア側の補機に接続し、ワイヤハーネス44の他方をプロテクタ42の長形の下部開口45から渡り空間46を経て車両ボディ47側に揺動自在に配索するものである。
図17はスライドドア41の全閉状態、図18は同じく全開間近の半開状態をそれぞれ示している。スライドドア41の全閉状態でワイヤハーネス44は後方へ引っ張られ、スライドドア41の全開状態でワイヤハーネス44は前方へ引っ張られ、特にスライドドア41の半開状態でワイヤハーネス44は下向きに弛もうとするが、板ばね44で上向きに付勢されて垂れ下がりが防止される。
ワイヤハーネス41は車両ボディ47のステップ部48ないしその近傍において例えば図19に示すようなハーネス保持具51によって周方向回動自在に保持されている。図19の詳細については特許文献2参照。
このハーネス保持具51は、上下二分割の合成樹脂製のハウジング52,53で構成され、各ハウジング52,53には、ワイヤハーネス外周のコルゲートチューブ54を回動自在に支持する半円溝状の部分55と、コルゲートチューブ54を湾曲形状に案内するガイド壁56とが設けられている。合成樹脂製のコルゲートチューブ54の周溝57が支持部分55に係合する。
図17〜図18のスライドドア41の開閉に伴ってワイヤハーネス43(コルゲートチューブ54)は屈曲しつつ周方向に捩れる(回動する)が、その捩れをハーネス保持具51が吸収する。また、スライドドア41の開閉に伴ってワイヤハーネス43は前後に揺動するが、ガイド壁56がワイヤハーネス43を湾曲形状に案内してワイヤハーネス43の折れ曲がり等を防止する。
断面長円形のコルゲートチューブ(図示せず)を用いる場合には、分割式の回動部材でコルゲートチューブを挟み、回動部材をハウジング内に周方向回動自在に支持する。
特開2002−17032号公報(第4頁、図4〜図5) 特開2002−199558号公報(第9頁、図6)
しかしながら、上記従来のハーネス保持具とそれを用いたハーネス配索構造にあっては、図20(a)(b)の如く、プロテクタ42の全高(背の高さ)を高く設定できる場合は、板ばね44の付勢力でスライドドア41と車両ボディ47との間(渡り部46)におけるワイヤハーネス43の垂れ下がりは防止されるが、図21(a)(b)の如く、スライドドア内の他の搭載部品のレイアウト等によってプロテクタ42’の全高を高く設定できない(ワイヤハーネス43の収容長さは同じ)場合には、ワイヤハーネス43の弛みを板ばね44が吸収しきれず、ワイヤハーネス43の垂れ下がり43aを生じやすくなり、その場合にはワイヤハーネス43が車両ボディと干渉したり、ハーネス保持具51から小径に屈曲して折れ曲がりや応力集中を起こし、ワイヤハーネスの摩耗や傷みあるいはコルゲートチューブのスリットの開きによる防水防塵性の低下等を生じやすくなるという懸念があった。
また、ハーネス保持具51の上下左右に湾曲状のガイド壁56(図19)が突出しているために、ハーネス保持具51が大型化し、車両ボディ側に大きな取付スペースを必要としたり、見栄えが悪くなるといった問題があった。
また、図21(b)の如く、スライドドアに対する防水用のウェザストリップ58が車両ボディ側のステップ部48の近傍に配設される場合には、特にスライドドアの半開時において弛んだワイヤハーネス43がウェザストリップ58に干渉して、ワイヤハーネス外周のコルゲートチューブやウェザストリップ58の摩耗等を生じるという懸念があった。これは、背の低いプロテクタ42’のみならず背の高いプロテクタ42(図20)においても生じやすい問題である。
本発明は、上記した点に鑑み、例えばプロテクタの背を低く設定した場合でも、ワイヤハーネスの垂れ下がりや、ハーネス保持具からワイヤハーネスが小径に屈曲することを防止できて、応力集中や他部品との干渉等によるワイヤハーネスの摩耗や傷み等を防止することができ、しかも構造をコンパクト化することのできるハーネス保持具とそれを用いたハーネス配索構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るハーネス保持具は、ワイヤハーネスを支持するインナクランプと、該インナクランプを回動自在に支持するアウタクランプとを備えるハーネス保持具において、前記インナクランプに、前記ワイヤハーネスの垂れ下がりを防止するハーネス垂れ下がり防止部が設けられ、該ハーネス垂れ下がり防止部が周方向のハーネスガイド部と一体に形成されたことを特徴とする。
上記構成により、インナクランプに沿って軸方向に導出されたワイヤハーネスはハーネス垂れ下がり防止部に接して垂れ下がりを確実に防止される。ハーネス垂れ下がり防止部はインナクランプ及びワイヤハーネスと共に回動するから、ワイヤハーネスとの周方向の擦れを起こすことがない。例えば、ハーネス保持具が車両ボディに配置され、ワイヤハーネスがハーネス保持具からスライドドア側に配索された場合、スライドドアの開閉に伴ってワイヤハーネスの揺動及び捩れが生じ、その捩れがインナクランプの回動で吸収される。ハーネス垂れ下がり防止部は、特にスライドドアの半開時にハーネス保持具がスライドドア側の給電装置に最接近した際に生じるワイヤハーネスの垂れ下がりを確実に防止する。
インナクランプに沿って軸方向に導出されたワイヤハーネスは径方向の隙間なくハーネスガイド部に接しつつ屈曲して給電側に案内される。例えばアウタクランプにハーネスガイド部を設けた場合は、ワイヤハーネスはインナクランプから導出されてアウタクランプのハーネスガイド部に接するから、ワイヤハーネスがインナクランプの先端側で小径に折れ曲がるように屈曲される。インナクランプにハーネスガイド部を設けることでこの不具合が防止され、ワイヤハーネスが大きな半径で屈曲し、ワイヤハーネスの曲げ応力(応力集中)が緩和される。また、ハーネスガイド部はインナクランプ及びワイヤハーネスと共に回動するから、ワイヤハーネスとの周方向の擦れを起こすことがない。ワイヤハーネスは例えばスライドドアの全閉時や全開時にハーネスガイド部に接して安定に支持される。
請求項2に係るハーネス保持具は、請求項1記載のハーネス保持具において、前記ハーネス垂れ下がり防止部が外向きに拡径された湾曲面を有することを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスがハーネス垂れ下がり防止部の湾曲面に沿って湾曲面の形状でスムーズに且つ大きな屈曲半径で湾曲する。ハーネス垂れ下がり防止部に湾曲面がない場合は、ワイヤハーネスがハーネス垂れ下がり防止部の先端で折れ曲がりやすいが、湾曲面でこの不具合が確実に防止される。これにより、ワイヤハーネスの応力集中が極めて緩和される。
請求項3に係るハーネス保持具は、請求項1又は2記載のハーネス保持具において、前記ハーネスガイド部が外向きに拡径された湾曲面を有することを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスはハーネスガイド部の湾曲面に沿って湾曲面の形状でスムーズに且つ大きな屈曲半径で湾曲する。ハーネスガイド部に湾曲面がない場合は、ワイヤハーネスがハーネスガイド部の先端で折れ曲がりやすいが、湾曲面でこの不具合が確実に防止される。これにより、ワイヤハーネスの応力集中が極めて緩和される。
請求項4に係るハーネス保持具は、請求項1〜3の何れか1項に記載のハーネス保持具において、前記ハーネス垂れ下がり防止部が前記ハーネスガイド部よりもハーネス導出方向に長く形成されたことを特徴とする。
上記構成により、長いハーネス垂れ下がり防止部でワイヤハーネスが長い寸法で支持され、ワイヤハーネスの垂れ下がりが確実に防止される。ハーネス垂れ下がり防止部に湾曲面がある場合は、その湾曲面に沿ってワイヤハーネスが大きな半径でスムーズに湾曲される。
請求項5に係るハーネス保持具は、請求項4記載のハーネス保持具において、前記ハーネス垂れ下がり防止部に対向して切欠部が位置し、該切欠部側に前記ハーネスガイド部が短く形成されたことを特徴とする。
上記構成により、短いハーネスガイド部でワイヤハーネスが短く支持され、ハーネスガイド部から長い有効長でワイヤハーネスが給電側に導出されると共に、垂れ下がる余長が短く規制される。ハーネスガイド部に湾曲面がある場合は、ワイヤハーネスの屈曲ポイントがインナクランプの奥側に移動し、その湾曲面に沿ってワイヤハーネスがインナクランプの奥側から大きな半径で湾曲され、且つスライドドア側へのワイヤハーネスの突き出し長さが短縮される。
請求項6に係るハーネス保持具は、請求項1〜5の何れか1項に記載のハーネス保持具において、前記ハーネスガイド部と前記ハーネス垂れ下がり防止部との間に、ハーネス長手方向に沿う開口が形成されたことを特徴とする。
上記構成により、開口に沿ってインナクランプ内にワイヤハーネスが容易に挿通される。開口は例えばスライドドアの開閉時にワイヤハーネスが強く接触しない部分に形成される。開口によってワイヤハーネスとの無駄な接触が防止されると共に、インナクランプが軽量化され、且つインナクランプの樹脂成形が簡単化される。
請求項7に係るハーネス保持具は、請求項1〜5の何れか1項に記載のハーネス保持具において、前記ハーネスガイド部が前記ハーネス垂れ下がり防止部に環状に続いたことを特徴とする。
上記構成により、ハーネス垂れ下がり防止部とハーネスガイド部とが周方向に一体に続いているから、各部の剛性が高く、ワイヤハーネスと接した際に曲がったり変形したりすることがない。
請求項8に係るハーネス保持具は、請求項1〜7の何れか1項に記載のハーネス保持具において、前記アウタクランプの先端に、前記ハーネスガイド部の湾曲面の延長上に位置するガイド面が形成されたことを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスが内側の湾曲面と外側の湾曲面とに同時に接して一層大きな半径で屈曲すると共に、二点接触でワイヤハーネスの応力集中が一層緩和される。
請求項9に係るハーネス保持具を用いたハーネス配索構造は、請求項1〜8の何れか1項に記載のハーネス保持具を車両ボディ側に配置し、前記ワイヤハーネスをばね付勢のもとで収容するプロテクタをスライドドア側に配置し、該ハーネス保持具から該プロテクタにかけて該ワイヤハーネスを配索し、該スライドドアの半開時に前記ハーネス垂れ下がり防止部が該ワイヤハーネスを支持し、該スライドドアの開閉時に前記ハーネスガイド部が該ワイヤハーネスを支持することを特徴とする。
上記構成により、スライドドアを閉じると、ハーネス保持具を支点としてプロテクタからワイヤハーネスがばね付勢に抗して閉じ反対方向に引き出され、スライドドアを開くと、ハーネス保持具を支点としてプロテクタからワイヤハーネスがばね付勢に抗して開き反対方向に引き出され、スライドドアの半開状態でプロテクタがハーネス保持具に最接近し、特にプロテクタの全高が短い場合に、ばね付勢によってもワイヤハーネスが垂れ下がろうとする。この際、ハーネス保持具のハーネス垂れ下がり防止部がワイヤハーネスの垂れ下がりを防止する。また、スライドドアの全閉及び全開時にハーネス保持具のハーネスガイド部がワイヤハーネスを大きな半径でスムーズに屈曲させる。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、例えばスライドドア側から導出されたワイヤハーネスが車両ボディ側のハーネス保持具のハーネス垂れ下がり防止部によってスライドドアと車両ボディとの間での垂れ下がりを防止されるから、ワイヤハーネスの車両ボディ側(ウェザストリップを含む)との干渉やスライドドア間への噛み込み等が防止されて、スライドドア等への常時給電の信頼性が向上する。また、アウタクランプ側ではなくインナクランプ側にハーネス垂れ下がり防止部が設けられたことで、インナクランプからスライドドア側へ導出されるワイヤハーネスの垂れ下がりが確実に抑えられ、また、スライドドアの開閉に伴ってハーネス垂れ下がり防止部がワイヤハーネスと一体に回動することで、ハーネス垂れ下がり防止部とワイヤハーネスとの摩擦が生じず、ワイヤハーネスの摩耗や傷付きが防止されて、常時給電の信頼性が一層向上する。
また、例えばスライドドアの全開時や全閉時に、インナクランプ側のハーネスガイド部によってワイヤハーネスが大きな半径で折れ曲がりなく屈曲するから、曲げ応力が緩和されて、ワイヤハーネスの傷み等が防止され、常時給電の信頼性が向上する。また、スライドドアの開閉に伴ってハーネスガイド部がワイヤハーネスと一体に回動することで、ハーネスガイド部とワイヤハーネスとの摩擦が防止され、ワイヤハーネスの摩耗や傷付きが防止されて、常時給電の信頼性が一層向上する。
請求項2記載の発明によれば、ワイヤハーネスがハーネス垂れ下がり防止部の湾曲面に沿ってスムーズに且つ大きな屈曲半径で湾曲するから、ワイヤハーネスの曲げ応力が緩和され、ワイヤハーネスの傷み等が確実に防止される。また、従来のようにアウタクランプの先端側を外向きに湾曲・拡径させてハーネスガイド部とする必要がないから、アウタクランプすなわちハーネス保持具自体が径方向にコンパクト化される。
請求項3記載の発明によれば、ワイヤハーネスがハーネスガイド部の湾曲面に沿ってスムーズに且つ大きな屈曲半径で湾曲するから、ワイヤハーネスの曲げ応力が緩和され、ワイヤハーネスの傷み等が確実に防止される。また、従来のようにアウタクランプを外向きに湾曲・拡径させてハーネスガイド部とする必要がないから、アウタクランプすなわちハーネス保持具自体が径方向にコンパクト化される。
請求項4記載の発明によれば、長いハーネス垂れ下がり防止部でワイヤハーネスの垂れ下がりが確実に防止されると共に、ハーネス垂れ下がり防止部の湾曲面でワイヤハーネスが大きな屈曲半径で確実に湾曲されて、ワイヤハーネスの折れ曲がり防止や曲げ応力緩和が確実に行われる。
請求項5記載の発明によれば、ハーネスガイド部を短くすることで、インナクランプの構造すなわちハーネス保持具自体が小型・軽量化されると共に、短いハーネスガイド部の湾曲面に沿ってワイヤハーネスがインナクランプの奥側から大きな半径でスムーズに湾曲し、且つスライドドア側へのワイヤハーネスの突き出し長さが短くなって、ワイヤハーネスの折れ曲がりが一層確実に防止される。
請求項6記載の発明によれば、ハーネス長手方向に沿う開口によってワイヤハーネスの装着が容易化すると共に、インナクランプの樹脂成形が容易化し、且つインナクランプが軽量化される。
請求項7記載の発明によれば、ハーネス垂れ下がり防止部とハーネスガイド部の剛性が高いから、ワイヤハーネスと接した際の曲がり変形等が防止され、ワイヤハーネスの垂れ下がり防止と屈曲案内とが一層確実に行われる。
請求項8記載の発明によれば、内側と外側の二つの湾曲面によってワイヤハーネスが一層大きな半径で屈曲しつつ二点接触で応力集中が緩和されるから、ワイヤハーネスの傷み等が一層確実に防止され、常時給電の信頼性が一層向上する。
請求項9記載の発明によれば、プロテクタの全高を低く(短く)設定し、スライドドアの半開時にばね付勢によってもワイヤハーネスが垂れ下がろうとする場合に、ハーネス保持具のインナクランプ側のハーネス垂れ下がり防止部でワイヤハーネスの垂れ下がりを確実に防止できるから、プロテクタの全高を短く設定して、スライドドア内の他の搭載部品や構造物のレイアウトの自由度を高めたり、スライドドア内を省スペース化することができ、プロテクタを用いて常時給電を行わせる車種が増大する。また、スライドドアの全閉及び全開時にハーネス保持具のインナクランプ側のハーネスガイド部でワイヤハーネスを大きな半径でスムーズに屈曲させることができ、ワイヤハーネスの曲げ応力を緩和してワイヤハーネスの寿命を高め、スライドドアへの給電の信頼性を向上させることができる。また、ハーネス垂れ下がり防止部とハーネスガイド部をインナクランプ側に集中させたことで、アウタクランプの大型化が解消されて、ハーネス保持具がコンパクト化され、車両ボディ側が省スペース化されると共にハーネス保持具の取付性が向上する。
図1(a)〜(c)は、本発明に係るハーネス保持具を用いたハーネス配索構造の第一の実施形態、図2(a)〜(b)は同じくハーネス保持具の第一の実施形態をそれぞれ示すものである。
図1(a)〜(c)で、符号1は合成樹脂製のハーネスプロテクタ(以下プロテクタと言う)、2はワイヤハーネス、3は板ばね(弾性部材)、4はハーネス保持具をそれぞれ示している。
プロテクタ1はベース5とカバー6(図1(c))で構成され、プロテクタ1と板ばね3等で給電装置7が構成されている。プロテクタ1は全高を低く設定され、スライドドア(図示せず)の金属パネルと樹脂トリムとの間に垂直に配置されている。板ばね3の基部はベース5の前端側で固定され、板ばね3の先端部は樹脂製のキャップ8を介してワイヤハーネス2を上向きに付勢しつつ支持している。
ワイヤハーネス2はベース5の周壁9に沿って大径に屈曲し、屈曲規制壁10で最小径が規制され、ワイヤハーネス2の一方がプロテクタ1の長形の下部開口11から車両ボディ側に導出され、ワイヤハーネス2の他方がプロテクタ1の前部開口12からスライドドア側に導出される。プロテクタ1の基本構造は従来と同様である。
ハーネス保持具4は、合成樹脂製のアウタクランプ13と、アウタクランプ1の内側に位置するインナクランプ(回動部材)18とを備え、車両ボディの例えばステップ部に水平に配置されている。インナクランプ18はアウタクランプ13の内側でワイヤハーネス2を保持して周方向回動自在である。
図2(a)(b)に示す如く、合成樹脂製のインナクランプ18に、ハーネス垂れ下がり防止部16とハーネスガイド部17とを一体に有する略環状のハーネス支持壁15が一体に設けられている。インナクランプ18は、大径のクランプ本体14と、その前端から前方に突出形成された小径のハーネス支持壁15とで構成されている。なお、明細書中でハーネス保持具における「前後」とは車両における「左右」にほぼ等しい。
クランプ本体14は断面長円形のコルゲートチューブ19に対応して外周が円形、内周が長円形に形成された環状のものであり、中央から二分割され、コルゲートチューブ19を内周側の突条20で保持した状態で相互に合体係止され、外周面がアウタクランプ13の断面円形の内周面に周方向摺動自在に保持されつつ、前後のストッパ21,22で長手方向の位置ずれが防止される。
ハーネス支持壁15はクランプ本体14よりも少し小径に形成され、図2(b)の如く軸方向のU字状のハーネス挿通溝(ハーネス挿通部)23を内周側に有し、外周側は断面円形に形成されてハーネス挿通溝23の開口23aを有している。ハーネス支持壁15はハーネス挿通溝23を有するために環状ではなく略環状となっている。ハーネス支持壁15はクランプ本体14の一方の分割部分に一体に形成されることが好ましい。一方の分割部分は他方の分割部分に合体係止してインナクランプ18を構成する。
ハーネス支持壁15の外周面はアウタクランプ13の前側のストッパ21に摺接し、アウタクランプ13の内周面との間に隙間を存して位置し、アウタクランプ13の先端はハーネス支持壁15の先端とほぼ同程度の突出長さで位置し、且つ内向きのテーパ面(第二のガイド面)24を有している。アウタクランプ13の前側のストッパ21から前方に位置する壁部13aは図2(b)の如く内周・外周共に矩形状に形成されている。前側のストッパ21は円形の内周を有し、且つ壁部13aに直交する隔壁の一部となっている。前側のストッパ21の前方で壁部13aとクランプ本体14との間に空間25が形成されている。
ハーネス支持壁15のハーネス垂れ下がり防止部16はハーネスガイド部17よりも長く前方に突出し、一方のハーネス垂れ下がり防止部16から他方(180゜反対側)のハーネスガイド部17にかけてハーネス支持壁15の先端がテーパ状に続いている(図2(a)のテーパ部26参照)。ハーネス垂れ下がり防止部から90゜方向(ハーネス挿通溝の底部側)にもハーネスガイド部27(図2(b))が続いている。ハーネス支持壁15の先端部内側には全周に渡って湾曲面(ガイド面)28が形成されている。すなわちハーネス垂れ下がり防止部16の先端部内側とハーネスガイド部17,27の先端部内側にワイヤハーネス2をスムーズに湾曲させる湾曲面28が形成されている。湾曲面28はハーネス支持壁15の内周面に滑らかに続いている。また、ハーネスガイド部16,27の湾曲面28の湾曲延長上にアウタクランプ13の先端テーパ面24が位置している。
図2(a)の如く、ハーネス垂れ下がり防止部16の湾曲面28はアウタクランプ13のテーパ面24と軸方向のほぼ同一位置で径方向内側に位置しており、ハーネス垂れ下がり防止部16に沿って導出されるワイヤハーネス2はアウタクランプ13のテーパ面24に接触することなく、すなわち垂れ下がりなくスライドドア側に向かう(図1(c)参照)。また、ハーネスガイド部17の湾曲面28に沿って屈曲したワイヤハーネス2はアウタクランプ13のテーパ面24にも接触して、大きな屈曲半径で折れ曲がりなく屈曲する(図1(b)参照)。
ワイヤハーネス2は従来のようにアウタクランプの湾曲状のガイド壁に沿うのではなく、インナクランプ15先端の湾曲面28に沿うから、すなわちワイヤハーネス軸方向に対して径方向に遠い位置でガイド部に接するのではなく近い位置でガイド部(28)に接するから、ワイヤハーネス2の屈曲が大きな屈曲半径で折れ曲がりなくスムーズ且つ滑らかに行われる。従来においてはインナクランプからアウタクランプのガイド壁にかけてワイヤハーネスが小さな半径で屈曲しやすい。
また、アウタクランプ13はほぼインナクランプ18を周方向回動自在に保持するだけの機能を有していればよく、アウタクランプ13に従来のような湾曲形状のガイド壁がないから、アウタクランプ13が小型化され、ハーネス保持具4全体がコンパクト化される。
また、ワイヤハーネス2とハーネス支持壁15とが周方向に一体的に回動するから、ワイヤハーネス2とハーネス支持壁15との間の摺動摩擦(摩耗)がなく、従来のようにアウタクランプ13に対してワイヤハーネス2のみが回動してワイヤハーネス2とアウタクランプ13との間に摺動摩擦(摩耗)を生じることがない。
図1(a)〜(c)はスライドドア全閉時の状態を示しており、ワイヤハーネス2はプロテクタ1内で車両後方に引っ張られつつ下部開口11の後部から導出され、図1(b)でインナクランプ18の右側(車両前側)のハーネスガイド部17の湾曲面28(図2)に沿ってスムーズに屈曲している。ワイヤハーネス2はハーネスガイド部17からアウタクランプ13の先端テーパ面24(図2)に沿って大きな半径で且つ二点支持により応力が分散されつつ屈曲する。板ばね3は下向きに撓みつつワイヤハーネス2を上向きに付勢している。
スライドドア全閉時にハーネス保持具4は図2(b)の如くハーネス挿通溝23の開口23aを下向きに位置させ(溝底を上向きに位置させ)、突出長さの短いハーネスガイド部17が車両前側に位置してワイヤハーネス2を湾曲状に支持し、突出長さの長いハーネス垂れ下がり防止部16は車両後側でワイヤハーネス2とは非接触に位置している。ワイヤハーネス2はハーネス保持具4から前方へ引っ張られているので、ハーネス挿通溝23の開口23aから垂れ下がることはない。
図3(a)〜(c)の如くスライドドアを車両後方にスライドさせて半開させた際に、ワイヤハーネス2は板ばね3の付勢だけでは弛み吸収されず(プロテクタ1の全高を短く設定してあるから)、垂れ下がろうとするが、インナクランプ18のハーネス支持壁15の長いハーネス垂れ下がり防止部16がワイヤハーネス2の余長部(垂れ下がろうとする部分)を支えて垂れ下がりを防止するから、車両ボディとスライドドアとの間の渡り部(図1(c)の全閉状態よりも渡り部29の幅は広くなっている)において、ワイヤハーネス2は垂れ下がることなくほぼ水平にないしやや下向きに傾斜した状態でスライドドア側のプロテクタ1の下部開口11内に導入される。ハーネス垂れ下がり防止部16の先端の湾曲面28はワイヤハーネス2をやや斜め下向きにスムーズに傾斜させる。
図3に対応するハーネス保持具4の状態を図4に示す。ハーネス保持具4のハーネス支持壁15は図2(b)のドア全閉時から矢印方向にほぼ90゜回動し、下側の長いハーネス垂れ下がり防止部16でワイヤハーネス2を垂れ下がりなく支持する。ハーネス支持壁16はクランプ本体14と一体にワイヤハーネス2の捩れによって回動してワイヤハーネス2の捩れを吸収する。
図3(b)の如くハーネス保持具4から導出されたワイヤハーネス2はスライドドア側のプロテクタ1にほぼ垂直に向かっているから、ハーネス挿通溝23の開口23aからワイヤハーネス2が飛び出すことはない。むしろワイヤハーネス2はハーネス挿通溝23の底部側(車両前側)のハーネスガイド部27の湾曲面28(図2)に接して支持されている。
図3のドア半開状態からさらにスライドドアを後退させて全開にすることで、図5(a)〜(c)の如く、ワイヤハーネス2はプロテクタ1から前方に大きく引き出されつつ、ハーネス保持具4のハーネス支持壁15が図4の矢印方向にほぼ90゜回動して図6の状態となり、ハーネス垂れ下がり防止部16とは反対側のハーネスガイド部17の先端湾曲面28(図2)に沿って滑らかに屈曲する。ワイヤハーネス2はハーネスガイド部17からアウタクランプ13の先端テーパ面24(図2)に沿って大きな半径で且つ二点支持により応力が分散されつつ屈曲する。板ばね3は小径に屈曲しつつワイヤハーネス2を復元方向に付勢している。ハーネス挿通溝23の開口23aは上向きに位置する。
図5のドア全開状態からスライドドアを前方にスライドさせて閉じる過程においては、上記図3〜図5の動作と反対の動作でワイヤハーネス2がドア半開時にハーネス支持壁15ハーネス垂れ下がり防止部16で支持されて垂れ下がりが防止され、ドア全開及び全閉時にはハーネスガイド部17の湾曲面28とアウタクランプ13のテーパ面24で大きな半径で且つ二点支持で応力分散されつつスムーズに屈曲される。
なお、アウタクランプ先端のテーパ面24を湾曲面に変えたり、インナクランプ側のハーネス支持壁先端の湾曲面28をテーパ状の傾斜面とすることも可能である。また、アウタクランプ13の突出長さをハーネス支持壁15よりも短くして、ワイヤハーネス2をハーネス支持壁先端の湾曲面28のみで支持させることも可能である。湾曲面28はハーネス支持壁15の板厚の範囲で形成されることが好ましいが、アウタクランプ13との間の隙間の範囲でハーネス支持壁15の先端を外側に湾曲させてその湾曲部に長い湾曲面を形成することも可能である。
また、上記実施形態のハーネス保持具4のハーネス支持壁15は断面長円形のコルゲートチューブ19を挿通させる断面U字状のハーネス挿通溝23を有したものであるが、挿通溝23ではなく長円形の挿通孔を形成し、ハーネス支持壁をインナクランプと共に二分割式にすることも可能である。この場合、ハーネス支持壁は環状となる。また、長円形のコルゲートチューブ19に代えて断面円形のコルゲートチューブを用いる場合には、断面円形のハーネス挿通孔を有するハーネス支持壁を形成する。また、コルゲートチューブ以外の他の保護チューブやテープ巻き等を用いる場合には、分割式のインナクランプで保護チューブ等を挟持固定させることも可能である。
また、クランプ本体14とハーネス支持壁15とを樹脂一体成形ではなく別体に形成して係止手段等で合体係止させることも可能である。また、クランプ本体14を外観円柱状ではなく球状に形成することも可能である。また、ハーネス支持壁15のハーネス垂れ下がり防止部16とハーネスガイド部17とを別体に形成することも可能である。また、図3(c)の状態でワイヤハーネス2がハーネス垂れ下がり防止部16の先端湾曲面28に接触しない場合は、ハーネス垂れ下がり防止部16側の湾曲面28は特に形成しなくてもよい。また、ハーネス垂れ下がり防止部16とハーネスガイド部17,27の突出長さを同じにする、すなわちハーネス支持壁15の先端を傾斜状ではなく軸に直交して切断した形状とすることも可能である。
また、給電装置7としてワイヤハーネスをばね付勢でリール巻きするプロテクタ等を使用することも可能である。また、プロテクタ内の板ばね3等に代えて他の形態の弾性部材等を用いることも可能である。
また、上記したハーネス保持具とそれを用いたハーネス配索構造は自動車のスライドドア以外にも各種のスライドドアやスライド機構において適用可能なものである。また、スライドドアにハーネス保持具4を配置し、プロテクタ1を車両ボディ側に配置することも可能である。また、ハーネス保持具4をスライドドアの給電とは無関係に車両ボディに一つないし複数配置し、ハーネス保持具間にワイヤハーネスを屈曲させた形状に配索することも可能である。これら「なお書き」で示した内容(段落番号0064〜0068に記載の内容)は、後述の第二の実施形態においても同様に適用可能である。
図7〜図16は、本発明に係るハーネス保持具とそれを用いたハーネス配索構造の第二の実施形態を示すものである。
図7〜図9はハーネス保持具のインナクランプの一例を示すものであり、このインナクランプ31は、合成樹脂を材料として、クランプ本体32の前側に断面長円形のハーネス支持壁33を一体に設け、ハーネス支持壁33の上半部を切欠して、この切欠部34の下側にハーネス垂れ下がり防止部35を前方に突出させて設けて成るものである。
クランプ本体32は、断面長円形の筒状部36と、筒状部36の前後端に一体に形成された円形の摺動部37とを備え、各摺動部37は図10のアウタクランプ38の突条(ストッパ)39の内側の空間内に回動自在に収容される。
筒状部36の長径側には左右一対の突起(ストッパ)40が設けられ、アウタクランプ38(図10)の収容空間の内壁面に、突起40に対する当接用の突条61が上下に一対設けられ、突起40が突条61に当接するまでほぼ180゜の範囲で回動自在である。図10ではアウタクランプ38の分割された一方(上側の分割部分)のみを示している。インナクランプ31とアウタクランプ38とでハーネス保持具が構成される。
図7〜図9で、インナクランプ31のハーネス支持壁33は前記筒状部36を軸方向に延長したものであり、断面長円形の筒状部(ハーネスガイド部)62と、筒状部62の下半側に一体に延長形成されたハーネス垂れ下がり防止部35とで構成されている。垂れ下がり防止部35は筒状部62の短径側の壁部62aと、短径側から長径側に至る範囲の壁部62bとに一体に続き、長径側で前記切欠部34に続いている。垂れ下がり防止部35の径方向の断面形状は筒状部62の下半部の断面形状にほぼ等しく、断面半長円形となっている。
図8,図9の如く、切欠部34側の筒状部62cは付け根側から外向きに大きな半径で湾曲し、垂れ下がり防止部35側の筒状部62aはほぼ真直に形成されて、垂れ下がり防止部35が筒状部62a側から外向きに大きな半径で湾曲している。各湾曲部(符号35,62cで代用する)の屈曲半径はほぼ同程度である。各湾曲部は内側と外側に各湾曲面を有している。内側の湾曲面を符号35’,62’で示す。これら各湾曲部に沿ってワイヤハーネスが大きな半径で湾曲形状に屈曲される。ハーネス支持壁62の長径側の部分62b(図7)は外向きに湾曲せずにほぼ真直に延びている。図9は分割可能なインナクランプ31の一方を示すものである。
インナクランプ31は左右に分割可能であり、左右の分割部分は係止手段である係止突起63と係合枠片64(図7)とで相互に係止されている。係止手段はクランプ本体32とハーネス支持壁33とに配設され、特に垂れ下がり防止部35の先端側に係止手段を設けたことで(図8参照)、インナクランプ31の合体時の垂れ下がり防止部35の剛性(組立強度)が高められる。
図9の如く、インナクランプ31の筒状部36の内周面には、ワイヤハーネスのコルゲートチューブの凹溝に係合する環状の突条65が設けられている。筒状部36側の円板状の摺動部37も左右に分割され、それらは凹部66と凸部67との係合によって位置ずれなくしっかりと合体する。
図10の一方の分割アウタクランプ(符号38で代用)と図示しない他方の分割アウタクランクとの内側に上記インナクランプ31が回動自在に収容され、アウタクランプ38のブラケット68が車両ボディ側にボルト等で固定される。インナクランプ31内には予めワイヤハーネスが挿通され、コルゲートチューブが周方向回動自在に支持される。アウタクランプ38の周壁69の先端には、ワイヤハーネスをスムーズに接触させる湾曲面70ないしテーパ面が形成されている。
図11はハーネス保持具71を車両ボディ72に組み付けた状態(下側の分割アウタクランプ内にインナクランプ31を収容した状態)を示すものであり、スライドドアの半開時にインナクランプ31のハーネス垂れ下がり防止部35が下側に位置して上側のワイヤハーネス73を垂れ下がりなく支持する。ワイヤハーネス73の垂れ下がりは皆無ではなく、ワイヤハーネス73の自重で若干下向きの傾斜を生じるが、これはウェザストリップ58等の他部品(図3参照)に干渉しない程度に小さなものである。
ハーネス垂れ下がり防止部35は外向きに湾曲しているから、ワイヤハーネス73が垂れ下がり防止部35の先端から小さな半径で屈曲するのではなく、垂れ下がり防止部35の付け根側から大きな半径で滑らかに湾曲する。これにより、ワイヤハーネス73にかかる応力が低減され、ワイヤハーネス73の屈曲耐久性が向上し、経時的な傷みや摩耗等が防止される。ワイヤハーネス73のコルゲートチューブ74はインナクランプ31内で終端し、アウクランプ38の後方延長部75内にはワイヤハーネス73の複数本の電線76が露出して配索されている。
図12は、図7のインナクランプ31に切欠部34を設けない形状のインナクランプ77を示すものである。このインナクランプ77は断面長円形のハーネス支持壁78とクランプ本体79とで構成され、ハーネス支持壁78は本例において短径側の一方と長径側の二方との計三方に外向きに湾曲部80,81を有している。下側の真直な壁部がハーネス垂れ下がり防止部82として作用し、それ以外の壁部(湾曲部)がハーネスガイド部80,81として作用する。
ハーネス支持壁78の湾曲部は短径側の一方(ハーネス垂れ下がり防止部82とは180゜反対側の壁部80)にのみ湾曲部を形成してもよく、短径側の二方(ハーネス垂れ下がり防止部82と180゜反対側の壁部80と)にのみ湾曲部を形成してもよい(むしろその方が好ましい)。各湾曲部は内側と外側の各湾曲面を有している。内側の湾曲面を符号81’で示す。図12のフランプ本体79は図7におけると同様であるので説明を省略する。
図13〜図16は、図12と図7の各インナクランプ31,77を装着したハーネス保持具71,83の作用(ワイヤハーネスの屈曲状態)を対比させて示したものである。図13,図14はスライドドアの全閉状態、図15,図16はスライドドアの全開状態をそれぞれ示している。
図13の如く、図12のインナクランプ77を用いた場合は、ドア全閉時にワイヤハーネス73がインナクランプ77の湾曲部80に沿って大きな半径で湾曲しつつアウタクランプ38の先端の湾曲面70にスムーズに接して外部に導出される。インナクランプ77のハーネス支持壁78に湾曲部80,81を設けずに、ハーネス支持壁78をストレートな形状とした場合には、ハーネス支持壁78の先端を支点としてワイヤハーネス73が折れ曲がりやすくなってしまう。
これに対し、図14の如く、図7のインナクランプ31を用いた場合は、切欠部34内にワイヤハーネス73が進入し、切欠部34の基端すなわち短い筒状部62c内でワイヤハーネス73が奥側から湾曲する(ワイヤハーネスの屈曲ポイントが車両内側に寄る)から、ワイヤハーネス73の屈曲半径が図13の場合よりも大きくなり、且つワイヤハーネス73の折れ曲がりの心配が皆無となる。ワイヤハーネス73はアウタクランプ38の先端の湾曲面70にスムーズに接して導出される。図13の場合もハーネス支持壁78の湾曲部80に沿ってワイヤハーネス73はスムーズに屈曲する。図13,図14においてハーネス垂れ下がり防止部35,82はワイヤハーネス73の屈曲方向とはほぼ180゜反対側に位置する。
図15の如く、図12のインナクランプ77を用いた場合は、ドア全開時にワイヤハーネス73がインナクランプ77の湾曲部80に沿って大きな半径で湾曲しつつ、アウタクランプ38の先端との間に隙間を存して外部に導出される。ハーネス支持壁78に湾曲部を設けずに、ハーネス支持壁78をストレートとした場合には、ハーネス支持壁77の先端を支点としてワイヤハーネス73が折れ曲がりやすくなってしまう。
これに対し、図16の如く、図7のインナクランプ31を用いた場合は、切欠部34内にワイヤハーネス73が進入し、切欠部34の基端すなわち短い筒状部62c内でワイヤハーネス73が奥側から湾曲する(屈曲ポイントが車両内側に寄る)から、ワイヤハーネス73の屈曲半径が図15の場合よりも大きくなり、且つワイヤハーネス73の折れ曲がりの心配が皆無となる。ワイヤハーネス73はアウタクランプ38の先端との間に若干の隙間を存して導出される。図15の場合もハーネス支持壁78の湾曲部80に沿ってワイヤハーネス73はスムーズに屈曲する。図15,図16においてハーネス垂れ下がり防止部35はワイヤハーネス73の屈曲方向とはほぼ180゜反対側に位置する。
このように、図12のインナクランプ77を用いた場合は、長いハーネス支持壁78に沿って長い湾曲部80,81を形成したことで、ワイヤハーネス73の屈曲半径を大きくすることができ、図7のインナクランプ31を用いた場合は、切欠された短いハーネスガイド部62に沿って短い湾曲面62’を形成したことで、ワイヤハーネス73の屈曲ポイントを車両内寄りにずらして、ワイヤハーネス73の屈曲半径を一層大きくすることができ、いずれの場合もワイヤハーネス73の折れ曲がりを確実に防止することができる。特に、図7のインナクランプ31は切欠されているから小型であり、限られた大きさのアウタクランプ38の開口(符号70で代用)内でスムーズに回動可能であり、且つワイヤハーネス73の屈曲ポイントが車両内寄りにずれることで、アウタクランプ38の開口側部分の長さ方向及び径方向の小型化も可能となる。
(a)は、本発明に係るハーネス保持具を用いたハーネス配索構造の第一の実施形態を示すスライドドア全閉時の正面図、(b)は同じく要部を断面とした平面図、(c)は同じく側面図である。 (a)は本発明に係るハーネス保持具の第一の実施形態を示す断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 (a)は、ハーネス保持具を用いたハーネス配索構造のスライドドア半開時の状態を示す正面図、(b)は同じく平面図、(c)は同じく側面図である。 ハーネス保持具を示す図3(b)のB−B断面図である。 (a)は、ハーネス保持具を用いたハーネス配索構造のスライドドア全開時の状態を示す正面図、(b)は同じく平面図、(c)は同じく側面図である。 ハーネス保持具を示す図5(b)のC−C断面図である。 本発明に係るハーネス保持具のインナクランプの第二の実施形態を示す斜視図である。 同じくインナクランプを示す側面図である。 同じくインナクランプを分割した一方の分割クランプを示す平面図である。 アウタクランプ(一方の分割クランプ)の一形態を示す斜視図である。 車両ボディへのハーネス保持具の装着状態を示す斜視図である。 インナクランプの類似例を示す斜視図である。 図12のインナクランプを用いたドア全閉時の状態を示す平面図である。 図7のインナクランプを用いたドア全閉時の状態を示す平面図である。 図12のインナクランプを用いたドア全開時の状態を示す平面図である。 図7のインナクランプを用いたドア全開時の状態を示す平面図である。 従来のスライドドアのハーネス配索構造の一形態を示すドア全閉時の斜視図である。 同じくハーネス配索構造のドア全開途中の状態を示す斜視図である。 従来のハーネス保持具の一形態を示す分解斜視図である。 (a)は、全高の高いプロテクタを用いた従来のハーネス配索構造を示す正面図、(b)は同じく側面図である。 (a)は、全高の低いプロテクタを用いた従来のハーネス配索構造を示す正面図、(b)は同じく側面図である。
符号の説明
1 プロテクタ
2,73 ワイヤハーネス
13,38 アウタクランプ
16,35,82 ハーネス垂れ下がり防止部
4,71,83 ハーネス保持具
17,27,62,80,81 ハーネスガイド部
18,31,77 インナクランプ
23a 開口
24 ガイド面
28,35’,62’ 湾曲面
34 切欠部

Claims (9)

  1. ワイヤハーネスを支持するインナクランプと、該インナクランプを回動自在に支持するアウタクランプとを備えるハーネス保持具において、前記インナクランプに、前記ワイヤハーネスの垂れ下がりを防止するハーネス垂れ下がり防止部が設けられ、該ハーネス垂れ下がり防止部が周方向のハーネスガイド部と一体に形成されたことを特徴とするハーネス保持具。
  2. 前記ハーネス垂れ下がり防止部が外向きに拡径された湾曲面を有することを特徴とする請求項1記載のハーネス保持具。
  3. 前記ハーネスガイド部が外向きに拡径された湾曲面を有することを特徴とする請求項1又は2記載のハーネス保持具。
  4. 前記ハーネス垂れ下がり防止部が前記ハーネスガイド部よりもハーネス導出方向に長く形成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のハーネス保持具。
  5. 前記ハーネス垂れ下がり防止部に対向して切欠部が位置し、該切欠部側に前記ハーネスガイド部が短く形成されたことを特徴とする請求項4記載のハーネス保持具。
  6. 前記ハーネスガイド部と前記ハーネス垂れ下がり防止部との間に、ハーネス長手方向に沿う開口が形成されたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のハーネス保持具。
  7. 前記ハーネスガイド部が前記ハーネス垂れ下がり防止部に環状に続いたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のハーネス保持具。
  8. 前記アウタクランプの先端に、前記ハーネスガイド部の湾曲面の延長上に位置するガイド面が形成されたことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のハーネス保持具。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載のハーネス保持具を車両ボディ側に配置し、前記ワイヤハーネスをばね付勢のもとで収容するプロテクタをスライドドア側に配置し、該ハーネス保持具から該プロテクタにかけて該ワイヤハーネスを配索し、該スライドドアの半開時に前記ハーネス垂れ下がり防止部が該ワイヤハーネスを支持し、該スライドドアの開閉時に前記ハーネスガイド部が該ワイヤハーネスを支持することを特徴とするハーネス保持具を用いたハーネス配索構造。
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