JP2024035854A - プロテクタ - Google Patents

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Motoya Hara
達也 石川
Tatsuya Ishikawa
裕一 柏野
Yuichi Kashiwano
泰明 村尾
Yasuaki Murao
宏幸 高橋
Hiroyuki Takahashi
和也 ▲高▼橋
Kazuya Takahashi
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Abstract

【課題】衝撃荷重の入力に伴う電線保護機能を持たせること。【解決手段】保護対象電線Weにおける保護対象部We1が収容されるプロテクタ本体10と、プロテクタ本体10に連結させ、プロテクタ本体10の周辺に配置される周辺部品Bdの壁面Bd1からの突起物Prが収容される突起収容体20と、を有し、突起収容体20は、一端の第1開口21aから挿入された突起物Prを囲う筒状の第1壁体21と、第1壁体21の他端の第2開口を塞ぐ第2壁体22と、を有し、第1壁体21は、第2壁体22への突起物Prの接触を抑止するべく、突起物Prにおける周辺部品Bdの壁面Bd1からの最大突出量よりも筒軸方向の長さの長い筒体として形成され、第2壁体22は、保護対象電線Weとは別の外部電線Wehと当該外部電線Wehに対向配置させる突起物Prの先端との間に介在させること。【選択図】図3

Description

本発明は、プロテクタに関する。
従来、自動車等の車両においては、電線とその周辺部品との間に走行時の外部入力に伴う間隔の変化が生じる場合、この電線とその周辺部品の干渉を抑止するために、その電線の保護対象部をプロテクタで覆うことがある。例えば、このプロテクタについては、下記の特許文献1に開示されている。
特許第6198183号公報
ところで、車両においては、外部から衝撃荷重を加える衝突試験が実施される。そして、車両に設置される各種電線の中には、通常走行時に入力される外部入力で周辺部品に干渉せずとも、衝突試験の衝撃荷重が車体に加えられた場合に、周辺部品に干渉してしまう可能性のあるものも存在する。プロテクタには、そのような衝撃荷重に対する電線の保護機能も持たせることが望ましい。
そこで、本発明は、衝撃荷重の入力に伴う電線保護機能を持たせたプロテクタを提供することを、その目的とする。
本発明は、保護対象電線における保護対象部が収容されるプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体に連結させ、前記プロテクタ本体の周辺に配置される周辺部品の壁面からの突起物が収容される突起収容体と、を有し、前記突起収容体は、一端の第1開口から挿入された前記突起物を囲う筒状の第1壁体と、前記第1壁体の他端の第2開口を塞ぐ第2壁体と、を有し、前記第1壁体は、前記第2壁体への前記突起物の接触を抑止するべく、前記突起物における前記周辺部品の前記壁面からの最大突出量よりも筒軸方向の長さの長い筒体として形成され、前記第2壁体は、前記保護対象電線とは別の外部電線と当該外部電線に対向配置させる前記突起物の先端との間に介在させることを特徴とする。
本発明に係るプロテクタは、突起物と外部電線との間に設けた突起収容体によって、その外部電線を突起物から保護することができる。このため、このプロテクタ1は、衝撃荷重の入力に伴う外部電線の突起物からの保護機能を有するものとなる。
図1は、実施形態のプロテクタを示す車体組付け後の斜視図である。 図2は、実施形態のプロテクタを別角度から見た車体組付け後の斜視図であって、突起収容体とその周辺を抜き出した拡大図である。 図3は、図1のX-X線断面図である。 図4は、実施形態のプロテクタを示す車体組付け前の斜視図であって、突起収容体とその周辺を抜き出した拡大図である。 図5は、実施形態の突起収容体を第1開口から見た平面図である。 図6は、変形例のプロテクタを示す車体組付け後の斜視図である。 図7は、変形例のプロテクタを別角度から見た車体組付け後の斜視図であって、突起収容体とその周辺を抜き出した拡大図である。 図8は、図6のY-Y線断面図である。 図9は、変形例の突起収容体を第1開口から見た平面図である。 図10は、コネクタの保持構造を示す斜視図である。 図11は、コネクタを示す斜視図である。
以下に、本発明に係るプロテクタの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係るプロテクタの実施形態の1つを図1から図5に基づいて説明する。
図1から図5の符号1は、本実施形態のプロテクタを示す。このプロテクタ1は、自身が保護対象とする電線(以下、「保護対象電線」という。)Weの保護対象部We1を収容し、この保護対象部We1とその周辺部品との干渉を防ぐなどして、この保護対象部We1の保護を図る電線保護部品である。保護対象部We1とは、通常走行時の外部入力に伴いその周辺部品との間隔が変化する部位であり、その間隔の変化によって周辺部品との干渉が懸念される場所のことである。
このプロテクタ1は、保護対象電線Weに組み付けられ、この保護対象電線Weと共にワイヤハーネスWHを構成する(図1)。このワイヤハーネスWHは、自動車等の車両に搭載され、車両構成部品(車体を成す車体構造物、車体構造物に固定された部品等)に沿って配索される。例えば、ここで示すワイヤハーネスWHは、エンジンコンパートメント内で車体構造物の1つであるダッシュパネルBdの壁面Bd1に沿って配索される。
プロテクタ1は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。このプロテクタ1は、保護対象電線Weにおける保護対象部We1が収容されるプロテクタ本体10を備える(図1、図2、図4及び図5)。このプロテクタ本体10は、プロテクタ1の主体となる部位であり、通常走行時に保護対象部We1をその周辺部品から保護する。このため、このプロテクタ本体10には、保護対象部We1を収容し且つ配索する内部空間が形成される。例えば、ここで示すプロテクタ本体10は、挿入口から挿入された保護対象部We1を収容し且つ配索する収容部材11と、この収容部材11に組み付けられ、その挿入口を塞ぐカバー部材12と、を備える(図1)。ここで示すプロテクタ本体10は、ダッシュパネルBdの壁面Bd1に例えば螺子止め固定される。
また、このプロテクタ1は、プロテクタ本体10に連結させ、このプロテクタ本体10の周辺に配置される周辺部品の壁面からの突起物Prが収容される突起収容体20を備える(図1から図5)。この突起収容体20は、その突起物Prの周辺に配置されている周辺部品を当該突起物Prとの干渉から防ぐものである。
この例示では、プロテクタ本体10の周辺の周辺部品としてダッシュパネルBdが存在しており、このダッシュパネルBdの壁面Bd1から金属製のスタッドボルトが突起物Prとしてエンジンコンパートメント内で車両前方に向けて飛び出ている。このため、ここで例示する突起収容体20には、その突起物(スタッドボルト)Prを収容させ、この突起物Prと当該突起物Prの周辺部品との干渉を抑止させる。
例えば、ここで示すエンジンコンパートメント内においては、その突起物(スタッドボルト)Prよりも車両前方に、低圧電気が流れる保護対象電線Weとは別の電線で且つ当該保護対象電線Weと比較して高圧の電気が流れる高圧電線(以下、「外部電線」という。)Wehが配索されている(図3)。つまり、この外部電線Wehと突起物(スタッドボルト)Prは、車両前後方向で互いに間隔を空けて対向配置されている。その外部電線Wehは、通常走行時の外部入力に伴う突起物(スタッドボルト)Prとの間隔の変化によって、その突起物Prとの干渉が懸念されるものであってもよい。また、この外部電線Wehは、通常走行時の外部入力に伴う突起物(スタッドボルト)Prとの間隔に変化があったとしても、その間隔を突起物Prと干渉することのない大きさに保つことのできるものであってもよい。
一方、車両の衝突試験の際には、通常走行時の外部入力よりも大きな衝撃荷重が車体に加えられる。このため、その衝撃荷重が車体に加えられたときには、通常走行時よりも部品間の間隔の変化が大きくなる。例えば、ハイブリッド車両等の電動機を駆動源とする車両において、前面衝突試験の際には、その車両の前面に加えられた衝撃荷重によって、車体等から押された内燃機関や変速機等のパワートレーンがダッシュパネルBd側に移動し、このパワートレーンの移動と共に外部電線WehもダッシュパネルBd側に移動する。よって、その衝撃荷重が車体に加えられたときには、外部電線Wehと突起物(スタッドボルト)Prとの間隔が通常走行時よりも大きく狭まってしまうので、その間での干渉が懸念される。ここで例示する突起収容体20は、そのような車両の前面から衝撃荷重が加えられた際に、外部電線Wehを突起物(スタッドボルト)Prから保護するために設けている。
具体的に、突起収容体20は、一端の第1開口21aから挿入された突起物Prを囲う筒状の第1壁体21と、この第1壁体21の他端の第2開口を塞ぐ第2壁体22と、を有する(図2から図5)。ここで例示する突起収容体20は、第1壁体21の筒軸方向を車両前後方向(換言するならば、突起物(スタッドボルト)Prの突出方向)に合わせ、かつ、第1開口21aをダッシュパネルBdの壁面Bd1に向けて配置される。
第1壁体21は、車両上方に凸となるU字の第1壁部21bと当該U字の開口を塞ぐ平板状の第2壁部21cとから成る筒体として形成されている(図2、図3及び図5)。
また、突起収容体20は、その第1壁体21における第1開口21a側の環状の端面21d(図2、図3及び図5)とダッシュパネルBdの壁面Bd1とが接触してしまったとしても、突起物(スタッドボルト)Prが第2壁体22を突き破ることのないように形成しておく。このため、第1壁体21は、第2壁体22への突起物(スタッドボルト)Prの接触を抑止するべく、その突起物(スタッドボルト)Prにおける周辺部品の壁面(ダッシュパネルBdの壁面Bd1)からの最大突出量よりも筒軸方向の長さの長い筒体として形成されている(図3)。
第2壁体22は、第1壁体21の他端の第2開口を塞ぐ平板状の壁体として形成されている。また、この第2壁体22は、外部電線Wehと突起物(スタッドボルト)Prの先端との間に介在させる(図3)。尚、第2壁体22は、例えば、突起物(スタッドボルト)Prの先端から引き離すように平板状の壁体の板厚を局所的に薄くしたものであってもよく、突起物(スタッドボルト)Prの先端から引き離すべく外方に膨らませた凸状の板部として形成してもよい。
このように、突起収容体20は、車両の前面から衝撃荷重が加えられたとしても、その中に突起物(スタッドボルト)Prを収めたままとし、その突起物(スタッドボルト)Prの外部電線Wehへの接触を抑止する。このため、本実施形態のプロテクタ1は、プロテクタ本体10で保護対象電線Weの保護対象部We1を保護するという本来の電線保護機能だけでなく、車両に外部から衝撃荷重が加えられた際に外部電線Wehを突起物(スタッドボルト)Prから保護するという電線保護機能も持つことができる。
更に、本実施形態の突起収容体20は、筒状の第1壁体21の他端の第2開口を第2壁体22で塞ぐことによって、その剛性を向上させることができる。このため、この突起収容体20は、車両に外部から衝撃荷重が加えられた際に外部電線Wehがぶつかってきたとしても、その形を保ち、中の突起物(スタッドボルト)Prの外部電線Wehへの接触を抑止することができるので、その外部電線Wehの保護機能を高めることができる。また、別の見方をすれば、この突起収容体20は、或る大きさの第1壁体21だけで所望の剛性を得られるのであれば、これよりも体格を小さくした第1壁体21に第2壁体22を設けることによって、体格の小型化を図った上で、外部電線Wehの保護機能を確保することができる。
ここで、第2壁体22は、第1壁体21よりも剛性を下げて外部電線Wehから受けた荷重で撓ませるものであってもよい。その第2壁体22が外部電線Wehから受ける荷重は、車両の衝突試験(先の前面衝突試験)における衝撃荷重に起因して発生するものである。この突起収容体20においては、車両に外部から衝撃荷重が加えられて外部電線Wehが第2壁体22に荷重を入力した際に、その第2壁体22が撓んで入力荷重を吸収し、この第2壁体22から第1壁体21に伝わる力を減少させる。これにより、この突起収容体20は、衝撃荷重に起因して外部電線Wehから受けた荷重を緩和させることができるので、外部電線Wehの保護機能を高めることができる。
尚、この突起収容体20は、外部電線Wehから受けた荷重で第2壁体22が万が一破断したとしても、その荷重を第1壁体21が受けることができる。そして、この突起収容体20は、そこから更に第1開口21a側の環状の端面21dがダッシュパネルBdの壁面Bd1に接触してしまったとしても、第1壁体21の筒軸方向の長さ故、突起物(スタッドボルト)Prを第1壁体21の第2開口から外に飛び出させることがない。よって、この突起収容体20は、万が一の事態が起きたとしても、外部電線Wehの保護機能を保つことができる。
例えば、突起収容体20においては、第2壁体22の肉厚を第1壁体21の肉厚よりも薄くすることによって、第2壁体22の剛性を第1壁体21の剛性よりも下げて、第2壁体22を外部電線Wehからの荷重によって撓み易くする。突起収容体20は、このようにして第2壁体22とそれ以外の部位との剛性差を出してもよいが、その剛性差を下記の例示の如き構成によって出してもよい。
ここで例示する突起収容体20は、第1壁体21の内方で第1壁体21の内周面に隙間を空けて外周面を対向配置させ、かつ、この第1壁体21の第1開口21aから挿入された突起物Prを囲う第3壁体23と、第1壁体21の筒軸の軸周りに複数配置され、第1壁体21の内周面と第3壁体23の外周面とを繋ぐ連結壁体24と、を有している(図2、図3及び図5)。
ここで示す第3壁体23は、第1壁体21の第1壁部21bと相似のU字の壁体として形成され、そのU字の開口側の2つの端部を第1壁体21の第2壁部21cに繋いでいる(図2及び図5)。そして、この第3壁体23における第2壁体22側の開口は、その第2壁体22によって塞がれている。
また、ここで示す連結壁体24は、第3壁体23における第1開口21a側の端部から第2壁体22まで延在させ、その第2壁体22にも連結させている(図3)。
尚、図示しないが、第3壁体23は、第1壁体21と同軸の相似の筒体として形成されたものであってもよい。つまり、突起収容体20は、筒状の第1壁体21と筒状の第3壁体23とによる二重壁構造を採るものであってもよい。
この突起収容体20における第2壁体22は、第1壁体21と第3壁体23と連結壁体24とから成る剛体よりも剛性を下げて外部電線Wehから受けた荷重で撓ませるものとして形成しておくことが望ましい。この突起収容体20においては、車両に外部から衝撃荷重が加えられて外部電線Wehが第2壁体22に荷重を入力した際に、その第2壁体22が撓んで入力荷重を吸収した上で、その減少した力が第2壁体22から第1壁体21と第3壁体23と連結壁体24とから成る剛体に伝わる。このため、この突起収容体20は、衝撃荷重に起因して外部電線Wehから受けた荷重を緩和させることができるので、外部電線Wehの保護機能を高めることができる。
ところで、この突起収容体20は、第1壁体21の内周面と第3壁体23の外周面の間隔を突起物(スタッドボルト)Prの先端形状よりも狭めておくことが望ましい。更に、第3壁体23は、第1開口21a側の端面23aを第1開口21aよりも第2壁体22側にオフセットさせて配置し、かつ、第1開口21a側の端面23aを自身の外周面側から内周面側へと傾斜させたテーパ面とすることが望ましい(図2及び図3)。これにより、この突起収容体20は、プロテクタ1をダッシュパネルBdの壁面Bd1へと組み付けるときに、突起物(スタッドボルト)Prを第1開口21aから挿入させるが、その挿入に際して突起物(スタッドボルト)Prの先端の引っ掛かりを抑えて、内方に差し入れていくことができる。つまり、この突起収容体20においては、第1壁体21の内周面と第3壁体23の外周面の間隔を突起物(スタッドボルト)Prの先端形状よりも狭めておくことによって、その間への突起物(スタッドボルト)Prの誤挿入を回避することができる。そして、この突起収容体20においては、第3壁体23における第1開口21a側の端面23aを第1開口21aよりも奥に配置し、その端面23aを第3壁体23の内方に向けたテーパ面にしておくことによって、この端面23aが突起物(スタッドボルト)Prの拾い形状となり、突起物(スタッドボルト)Prを第3壁体23の内方に導いていくことができる。従って、この突起収容体20は、突起物(スタッドボルト)Prを挿入する際の組付け作業性を向上させることができる。
ここで、この突起収容体20においては、それぞれの連結壁体24にもテーパ面を設けている。つまり、連結壁体24における第1開口21a側の端面24aは、第1壁体21側で当該第1壁体21における第1開口21a側の端面21dに連結させ、かつ、第3壁体23側で当該第3壁体23における第1開口21a側の端面23aに連結させ、その第1壁体21側から第3壁体23側まで傾斜させたテーパ面としている(図2及び図3)。このため、この突起収容体20においては、その連結壁体24における第1開口21a側の端面24aも突起物(スタッドボルト)Prの拾い形状として機能するので、突起物(スタッドボルト)Prを挿入する際の組付け作業性を更に向上させることができる。
以上示したように、本実施形態のプロテクタ1は、衝撃荷重の入力に伴う外部電線Wehの突起物(スタッドボルト)Prからの保護機能を有するものとなる。更に、このプロテクタ1は、その突起収容体20による電線保護機能を突起収容体20の体格の小型化と相俟って得ることができる。また更に、このプロテクタ1は、ダッシュパネルBdの壁面Bd1への組付け作業性を突起収容体20が阻害することの無いものとなっている。
[変形例]
本変形例のプロテクタ2は、前述した実施形態のプロテクタ1と同じように、保護対象電線Weにおける保護対象部We1が収容されるプロテクタ本体110と、このプロテクタ本体110の周辺に配置される周辺部品の壁面(ダッシュパネルBdの壁面Bd1)からの突起物(スタッドボルト)Prが収容される突起収容体120と、を備える(図6、図7及び図9)。
本変形例のプロテクタ本体110は、その形状が実施形態のプロテクタ本体10とは異なるが、このプロテクタ本体10と同じように、挿入口から挿入された保護対象部We1を収容し且つ配索する収容部材111と、この収容部材111に組み付けられ、その挿入口を塞ぐカバー部材112と、を備え(図6)、通常走行時に保護対象部We1をその周辺部品から保護する。このプロテクタ本体110は、ダッシュパネルBdの壁面Bd1に例えば螺子止め固定される。
また、本変形例の突起収容体120は、その形状が実施形態の突起収容体20とは異なるが、この突起収容体20と同じように、衝撃荷重が車体に加えられたときに、突起物(スタッドボルト)Prの周辺に配置されている周辺部品(外部電線Weh)を当該突起物Prとの干渉から防ぐものである。
本変形例の突起収容体120は、一端の第1開口121aから挿入された突起物Prを囲う角筒状の第1壁体121と、この第1壁体121の他端の第2開口を塞ぐ矩形の平板状の第2壁体122と、を有する(図7及び図8)。この突起収容体120は、実施形態の突起収容体20と同じように、第1壁体121の筒軸方向を車両前後方向(突起物(スタッドボルト)Prの突出方向)に合わせ、かつ、第1開口121aをダッシュパネルBdの壁面Bd1に向けて配置される。そして、この突起収容体120は、実施形態の突起収容体20と同じように、第2壁体122を外部電線Wehと突起物(スタッドボルト)Prの先端との間に介在させる。
更に、本変形例の突起収容体120は、第1壁体121の内方で第1壁体121の内周面に隙間を空けて外周面を対向配置させ、かつ、この第1壁体121の第1開口121aから挿入された突起物Prを囲う第3壁体123と、第1壁体121の筒軸の軸周りに複数配置され、第1壁体121の内周面と第3壁体123の外周面とを繋ぐ連結壁体124と、を有する(図7から図9)。
本変形例の第1壁体121は、実施形態の第1壁体21と同じように、突起物(スタッドボルト)Prにおける周辺部品の壁面(ダッシュパネルBdの壁面Bd1)からの最大突出量よりも筒軸方向の長さの長い筒体として形成されており、第2壁体122への突起物(スタッドボルト)Prの接触を抑止している(図8)。
本変形例の第2壁体122は、実施形態の第2壁体22と同じように、第1壁体121と第3壁体123と連結壁体124とから成る剛体よりも剛性を下げて外部電線Wehから受けた荷重で撓ませるものとして形成されている。尚、第2壁体122は、実施形態の第2壁体22と同じように、必ずしも平板状の壁体である必要はない。
本変形例の第3壁体123は、第1壁体121の4つの平板状の壁部の内の3つに対して隙間を空けて対向配置させた当該3つの壁部と相似のU字の壁体として形成され、そのU字の開口側の2つの端部を第1壁体121の残りの壁部に繋いでいる(図7)。そして、この第3壁体123における第2壁体122側の開口は、その第2壁体122によって塞がれている。
本変形例の連結壁体124は、第3壁体123における第1開口121a側の端部から第2壁体122まで延在させ、その第2壁体122にも連結させている。
尚、図示しないが、第3壁体123は、第1壁体121と同軸の相似の角筒体として形成されたものであってもよい。つまり、突起収容体120は、角筒状の第1壁体121と角筒状の第3壁体123とによる二重壁構造を採るものであってもよい。
このように、本変形例のプロテクタ2は、実施形態のプロテクタ1と同じように、衝撃荷重の入力に伴う外部電線Wehの突起物(スタッドボルト)Prからの保護機能を有するものとなる。更に、このプロテクタ2は、実施形態のプロテクタ1と同じように、その突起収容体120による電線保護機能を突起収容体120の体格の小型化と相俟って得ることができる。
ここで、本変形例の第2壁体122は、実施形態の第2壁体22と比較して、外部電線Wehとの間の隙間が広くなる位置に配置されている。このため、本変形例の第2壁体122には、保護対象電線Weからの分岐線We2の端末に設けたコネクタ131が取り付けられている(図6から図8、図10及び図11)。そのコネクタ131は、例えば、第2壁体122と外部電線Wehとの間の隙間の拡大分に相当する大きさのものとする。
コネクタ131は、第2壁体122との間に設けた保持構造140によって、この第2壁体122に組み付けて、その組付け状態を保持させる(図10及び図11)。その保持構造140は、第2壁体122の外壁面に沿ってコネクタ131をスライドさせながら組み付けるスライド構造を採っている。この保持構造140は、第2壁体122に設けた第1係合部141と、コネクタ131の樹脂製の筐体131aに設けた第2係合部142と、を備える(図10及び図11)。
第1係合部141は、可撓性を持たせた矩形の平板状の可撓片部141aを有する(図10)。一方、第2係合部142は、その可撓片部141aをスライドさせながら組付け完了位置まで案内するガイドレール部142aを有する(図10及び図11)。例えば、この保持構造140は、第1係合部141の可撓片部141aから突出させた爪部と第2係合部142の可撓片部142b(図11)から突出させた爪部の相互間を組付け完了位置で係止させ、これにより組付け状態を保たせる。
この突起収容体120においては、車両に外部から衝撃荷重が加えられて外部電線Wehがコネクタ131を介して第2壁体122に荷重を入力した際に、その第2壁体122が撓んで入力荷重を吸収した上で、その減少した力が第2壁体122から第1壁体121と第3壁体123と連結壁体124とから成る剛体に伝わる。このため、この突起収容体120は、衝撃荷重に起因して外部電線Wehから受けた荷重を緩和させることができるので、外部電線Wehの保護機能を高めることができる。
このように、本変形例のプロテクタ2は、第2壁体122と外部電線Wehとの間の隙間の大きさ如何で、その第2壁体122にコネクタ131を組み付けておくこともできる。
1,2 プロテクタ
10,110 プロテクタ本体
20,120 突起収容体
21,121 第1壁体
21a,121a 第1開口
22,122 第2壁体
23,123 第3壁体
24,124 連結壁体
131 コネクタ
140 保持構造
Bd ダッシュパネル(周辺部品)
Bd1 壁面
Pr 突起物
We 保護対象電線
We1 保護対象部
Weh 外部電線

Claims (6)

  1. 保護対象電線における保護対象部が収容されるプロテクタ本体と、
    前記プロテクタ本体に連結させ、前記プロテクタ本体の周辺に配置される周辺部品の壁面からの突起物が収容される突起収容体と、
    を有し、
    前記突起収容体は、一端の第1開口から挿入された前記突起物を囲う筒状の第1壁体と、前記第1壁体の他端の第2開口を塞ぐ第2壁体と、を有し、
    前記第1壁体は、前記第2壁体への前記突起物の接触を抑止するべく、前記突起物における前記周辺部品の前記壁面からの最大突出量よりも筒軸方向の長さの長い筒体として形成され、
    前記第2壁体は、前記保護対象電線とは別の外部電線と当該外部電線に対向配置させる前記突起物の先端との間に介在させることを特徴としたプロテクタ。
  2. 前記第2壁体は、前記第1壁体よりも剛性を下げて前記外部電線から受けた荷重で撓ませることを特徴とした請求項1に記載のプロテクタ。
  3. 前記突起収容体は、前記第1壁体の内方で前記第1壁体の内周面に隙間を空けて外周面を対向配置させ、かつ、前記第1壁体の前記第1開口から挿入された前記突起物を囲う第3壁体と、前記第1壁体の筒軸の軸周りに複数配置され、前記第1壁体の前記内周面と前記第3壁体の前記外周面とを繋ぐ連結壁体と、を有し、
    前記第2壁体は、前記第1壁体と前記第3壁体と前記連結壁体とから成る剛体よりも剛性を下げて前記外部電線から受けた荷重で撓ませることを特徴とした請求項1に記載のプロテクタ。
  4. 前記突起収容体は、前記第1壁体の内方で前記第1壁体の内周面に隙間を空けて外周面を対向配置させ、かつ、前記第1壁体の前記第1開口から挿入された前記突起物を囲う第3壁体と、前記第1壁体の筒軸の軸周りに複数配置され、前記第1壁体の前記内周面と前記第3壁体の前記外周面とを繋ぐ連結壁体と、を有し、
    前記第2壁体は、前記第1壁体と前記第3壁体と前記連結壁体とから成る剛体よりも剛性を下げて前記外部電線から受けた荷重で撓ませ、
    前記第1壁体の前記内周面と前記第3壁体の前記外周面の間隔を前記突起物の先端形状よりも狭め、
    前記第3壁体は、前記第1開口側の端面を前記第1開口よりも前記第2壁体側にオフセットさせて配置し、かつ、前記第1開口側の前記端面を自身の前記外周面側から内周面側へと傾斜させたテーパ面とすることを特徴とした請求項1に記載のプロテクタ。
  5. 前記第2壁体とコネクタとの間に設け、前記コネクタを前記第2壁体に組み付けて、その組付け状態を保持させる保持構造を備えることを特徴とした請求項1に記載のプロテクタ。
  6. 前記第2壁体が前記外部電線から受ける前記荷重は、車両の衝突試験における衝撃荷重に起因して発生することを特徴とした請求項2から5の内の何れか1つに記載のプロテクタ。
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