JP2002144981A - ハーネスリトラクタ装置 - Google Patents

ハーネスリトラクタ装置

Info

Publication number
JP2002144981A
JP2002144981A JP2000347684A JP2000347684A JP2002144981A JP 2002144981 A JP2002144981 A JP 2002144981A JP 2000347684 A JP2000347684 A JP 2000347684A JP 2000347684 A JP2000347684 A JP 2000347684A JP 2002144981 A JP2002144981 A JP 2002144981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harness
wire harness
storage space
retractor device
retractor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000347684A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Oyama
健治 大山
Tomoyoshi Onuki
智義 大貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Piolax Inc
Original Assignee
Piolax Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Piolax Inc filed Critical Piolax Inc
Priority to JP2000347684A priority Critical patent/JP2002144981A/ja
Publication of JP2002144981A publication Critical patent/JP2002144981A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーハーネスがバタつくことなく、しか
も、長期間の繰り返し使用においても伸びきることがな
く、車体後方扉を閉じたときにはきちんと所定のハーネ
ス収納空間内に収納することができるハーネスリトラク
タ装置を提供する。 【解決手段】 車両のリアシートの背面側に上下に連通
するハーネス収納空間部を形成し、該ハーネス収納空間
部の車体フロアパネル側から上方に延伸した後、車体側
壁に沿って車体後方へと延びるワイヤーハーネスを配設
し、該ワイヤーハーネスの一端部は、車体後方の扉に配
置された電気機器に導電接続し、車体後方の扉の開閉動
に対応してワイヤーハーネスを引き寄せて、上記ハーネ
ス収納空間部内に収納するリトラクタ手段を配設してハ
ーネスリトラクタ装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車体後方扉など
に配設された電気機器に導電接続されたワイヤーハーネ
スを、後方扉の開閉に応じて引き出し或は引き込み収納
することができるハーネスリトラクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のワイヤーハーネスの引き
込み手段を、例えば、図12に基づいて説明すると、従
来は、車両後荷室の一側壁の上下にスプロケット1,2
を回転自在に軸支し、このスプロケット1,2間に上記
ワイヤーハーネス3を懸架すると共に、上記スプロケッ
ト1,2間のワイヤーハーネス3を自身の弾性のみを利
用してカール3Aさせて常態において収縮させ、車体後
方扉(図示せず)を開くと上記ワイヤーハーネス3が引
張されて上記カール3A部分が伸び、また、上記後方扉
を閉じると上記カール3A部分が収縮してワイヤーハー
ネス3の弛んだ部分が引き寄せられて図12に示す状態
となるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカール3Aが形成されたワイヤーハーネス3の引き
込み手段にあっては、カール3A部分がバタついたり、
長期間の繰り返し使用においては伸びきった状態とな
り、車体後方扉を閉じたときにきちんと所定の収納空間
内に収納することができなくなる、という課題を有して
いた。
【0004】尚、参考までに述べると、後方扉やトラン
クは、従来は一端を中心として単純に揺動回転するもの
であったが、近年では、繰り出す方式のものが採用され
る動向にあり、このような繰り出し方式の場合には、ワ
イヤーハーネスの引き出し量(長さ)を大きく取ること
が要求されるようになってきたため、このような車両に
おける上記課題は、ますます重大視される傾向にある。
【0005】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、ワイヤーハー
ネスがバタつくことなく、しかも、長期間の繰り返し使
用においても伸びきることがなく、車体後方扉を閉じた
ときにはきちんと所定のハーネス収納空間内に収納する
ことができるハーネスリトラクタ装置を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明にあっては、ハーネスリトラ
クタ装置を、車両のリアシートの背面側に上下に連通す
るハーネス収納空間部を形成し、該ハーネス収納空間部
の車体フロアパネル側から上方に延伸した後、車体側壁
に沿って車体後方へと延びるワイヤーハーネスを配設
し、該ワイヤーハーネスの一端部は、車体後方の扉に配
置された電気機器に導電接続されるように構成されてい
ると共に、上記車体後方の扉の開閉動に対応して上記ワ
イヤーハーネスを引き寄せて、上記ハーネス収納空間部
内に収納するリトラクタ手段を配設して構成したことを
特徴とするものである。
【0007】それ故、請求項1に記載された発明にあっ
ては、ワイヤーハーネスがバタつくことなく、しかも、
長期間の繰り返し使用においても伸びきることがなく、
さらには、車両のリアシートの背面空間を利用して、車
体後方の扉に配設された電気機器を作動させるワイヤー
ハーネスが十分に機能するように引き込み収納すること
ができると共に、ワイヤーハーネスが車室内スペースや
荷室スペースを狭めたりする心配がなくスペースを有効
利用することができる。
【0008】また、請求項2に記載のハーネスリトラク
タ装置にあっては、上記ハーネス収納空間部において、
ワイヤーハーネスを錘或はスプリング力によってハーネ
ス収納空間部内へと引き寄せるように構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0009】このように構成することで、請求項2に記
載された発明にあっては、簡単な機構によってワイヤー
ハーネスの引き込み力を確実に得ることができる。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明にあって
は、リトラクタ手段を、ハーネス収納空間部の上部と前
記扉との間に配設されたスライドレールと、上記ワイヤ
ーハーネスを把持した状態で上記スライドレールに沿っ
てスライド自在なスライダーと、上記スライドレールの
一端部側に配設され上記スライダーを常態においてハー
ネス収納空間部の方向に付勢するバネと、によってワイ
ヤーハーネスを前記ハーネス収納空間部へ向けて押し出
すように構成されていることを特徴とするものである。
【0011】このように構成することで、請求項3に記
載された発明にあっては、十分な引き込み力によって円
滑にワイヤーハーネスを収納することができる。
【0012】またさらに、請求項4に記載の発明にあっ
ては、上記リトラクタ手段を、前記ハーネス収納空間部
内のリアシート背当て部に沿う面内で、或は、トランク
ルームとリアシート後方の上部空間とを仕切るリアパー
セルの下方で揺動するアームと、該アームをハーネス収
納方向へと付勢する手段と、で構成したことを特徴とす
るものである。
【0013】このように構成することで、請求項4に記
載された発明にあっては、リアシートに沿う面内で揺動
するアームのストローク分の長さでワイヤーハーネスを
確実に収納することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す発明の実施
の形態例に基づき、この発明を詳細に説明する。
【0015】図1乃至図6は、この発明の実施の第1形
態例に係るハーネスリトラクタ装置Hを示しており、こ
の形態例に係るハーネスリトラクタ装置Hは、図1に示
すように、車両CのリアシートRの背面側に上下に連通
形成されたハーネス収納空間部S内に配設されており、
ワイヤーハーネスWは、上記ハーネス収納空間部Sの車
体フロアパネル側から上方に延伸した後、車体側部内側
壁Bに沿って車体後方へと延びるように配設されてい
る。
【0016】そして、上記ワイヤーハーネスWの一端部
は、車体後方に配設されたトランクリッドDに配置され
たテールランプ類やリアプレート照明具等の電気機器E
に導電接続されている。
【0017】このように配設されたハーネスリトラクタ
装置Hは、上記車体後方のトランクリッドDの開閉動に
対応して上記ワイヤーハーネスWの後端部を引き寄せ
て、その中途部を上記ハーネス収納空間部S内に収納す
るもので、図2乃至図6に示すように、ハーネス収納空
間部S内に配設されたスライドレール10と、上記ワイ
ヤーハーネスWを把持した状態で上記スライドレール1
0に沿ってスライド自在なスライダー11と、上記スラ
イドレール11の一端部側に配設され上記スライダー1
1を常態においてハーネス収納空間部Sの下方向に付勢
するバネ12と、から構成されている。
【0018】スライドレール10は、この形態例では角
筒体で形成されており、該角筒体内を上記ワイヤーハー
ネスWが挿通されて保持されており、上記バネ12が収
納されたバネケース13は、上記角筒体の一端部に固着
されている。尚、図中符号15,15,15は、角筒体
を車体側に固着するためのビス等を装着するための取付
片である。
【0019】また、上記スライダー11は、略凸状に形
成されており、その突起部11Aが上記角筒体の上面部
に形成されたガイド溝14に沿って移動可能に装着され
ていると共に、該スライダー11を上記ガイド溝14か
ら脱落しないように保持するスライダーベース部に上記
ワイヤーハーネスWの中途部が固着されている。勿論、
上記突起部11Aには上記バネ12の一端部が係止され
ており、常態においてスライダー11をバネケース13
側へと引き寄せるように付勢している。
【0020】それ故、この形態例に係るハーネスリトラ
クタ装置Hにあっては、トランクリッドDが閉まってい
る状態、即ち、スライダー11が図3及び図4に示す状
態にセットされている状態から、上記トランクリッドD
を開けると、ワイヤーハーネスWは同図上方向に引張さ
れるので、スライダー11もバネ12の付勢力に抗して
ガイド溝14内を移動し、図5と図6に示す状態にセッ
トされる。
【0021】この図5及び図6に示す状態からトランク
リッドDを閉じると、ワイヤーハーネスWに引張力が作
用しなくなるため、スライダー11はバネ12の付勢力
によってガイド溝14内を移動し、バネケース13側へ
と引き寄せられ、図3及び図4に示す状態へと復動する
ので、このスライダー11の移動に伴ってワイヤーハー
ネスWも引き戻されるため、ワイヤーハーネスWが途中
で撓んだりしてトランクルーム内に飛び出したり、露出
したりする心配がない。勿論、上記バネ12の力を調整
することで、ワイヤーハーネスWの引き戻し速度を、リ
アシートRから車体後方に配置される電気機器Eまでの
距離に対応させて適宜調整することができる。
【0022】図7は、この発明の実施の第2形態例に係
るハーネスリトラクタ装置Hを示しており、この形態例
のハーネスリトラクタ装置Hは、前記ハーネス収納空間
部S内のリアシートRに沿う面内に配設されたスプロケ
ット21と、軸22を支点として揺動するアーム23
と、該アーム23を常態においてハーネス収納方向、即
ち、図中、反時計方向へと付勢するスプリング24と、
で構成されており、ワイヤーハーネスWは、上記スプロ
ケット21に懸架された後、常態において略U字状に撓
んだ部分W1を形成して上記アーム23の先端部に配設
された筒体25に挿着されている。
【0023】従って、この形態例に係るハーネスリトラ
クタ装置Hにあっては、トランクリッドを開けると、ワ
イヤーハーネスWが図7中右方向に引張されるので、ア
ーム23はスプリング24の付勢力に抗して図7(B)
に示すように時計方向に回動するが、トランクリッドを
閉めると、上記スプリング24の付勢力によってアーム
23が反時計方向に強制的に回動させられるので、ワイ
ヤーハーネスWは図7(A)に示す状態に収納される。
【0024】この形態例に係るハーネスリトラクタ装置
Hは、以上のように、アーム23の揺動とスプリング2
4の付勢力という比較的簡単な機構によってワイヤーハ
ーネスWを収納することができる。
【0025】図8は、この発明の実施の第3形態例に係
るハーネスリトラクタ装置Hを示しており、この形態例
のハーネスリトラクタ装置Hは、前記ハーネス収納空間
部S内のリアシートRに沿う面内にベース部材30を固
定し、このベース部材30の両端部に上下一対のスプロ
ケット31,31と32,32とを回転自在に軸支する
と共に、該ベース部材30の略中央部に軸33を介して
第2形態例のアーム24に相当するハーネス保持筒体3
4を回転自在に軸支し、、該ハーネス保持筒体34は、
上記軸33に巻装されたバネ35を介して常態において
ベース部材30の長手方向と交差する状態に保持するよ
うに付勢されており、上記ワイヤーハーネスWは、上記
スプロケット31,31間に挿通された後、上記ハーネ
ス保持筒体34に挿通されて固着され、この後、上記ス
プロケット32,32間を挿通するように懸架されて構
成されている。
【0026】従って、この形態例に係るハーネスリトラ
クタ装置Hにあっては、トランクリッドを開けると、ワ
イヤーハーネスWが図8中右方向に引張されるので、ハ
ーネス保持筒体34はバネ35の付勢力に抗して図8
(B)に示すように反時計方向に回動し水平状態にセッ
トされるが、トランクリッドを閉めると、上記バネ35
の付勢力によってハーネス保持筒体34が時計方向に強
制的に回動させられるので、ワイヤーハーネスWは図8
(A)に示す状態に収納される。
【0027】この形態例に係るハーネスリトラクタ装置
Hは、以上のように、ハーネス保持筒体34の回転とバ
ネ35の付勢力という比較的簡単な機構によって、ワイ
ヤーハーネスWをあまり弛ませることなくハーネス収納
空間部S内に収納させることができる。
【0028】図9は、この発明の実施の第4形態例に係
るハーネスリトラクタ装置Hを示しており、この形態例
のハーネスリトラクタ装置Hは、前記ハーネス収納空間
部S内のリアシートRに沿う面内の下部に、複数本のア
ームが直線状に軸支されたマジックハンド状のリンク部
材40を配設すると共に、上記面内の上部にはスプロケ
ット41を軸支し、上記リンク部材40は、常態におい
ては、各アームの自重によって図9(A)に示すように
折り畳まれた状態にセットされると共に、ワイヤーハー
ネスWが引張されたときには、図9(B)に示すように、
つづら折り状に伸長するように構成されており、上記ワ
イヤーハーネスWは、この各アームに突設された軸部に
順次懸架された後に、上記スプロケット41に懸架され
ている。
【0029】従って、この形態例に係るハーネスリトラ
クタ装置Hにあっては、トランクリッドを開けると、ワ
イヤーハーネスWが図9中右方向に引張されるので、リ
ンク部材40の各アームは図9(B)に示すように上方
向に伸長するが、トランクリッドを閉めると、上記リン
ク部材40の各アームは、その自重によって下方へと折
り畳まれので、ワイヤーハーネスWは図9(A)に示す
状態に収納される。
【0030】この形態例に係るハーネスリトラクタ装置
Hは、以上のように、リンク部材40を構成する各アー
ムの自重によってワイヤーハーネスWを引き寄せること
ができるので、最も簡単な機構によってワイヤーハーネ
スWを引き込み収納することができる。
【0031】図10は、この発明の実施の第5形態例に
係るハーネスリトラクタ装置Hを示しており、この形態
例のハーネスリトラクタ装置Hは、前記ハーネス収納空
間部S内のリアシートRに沿う面内にバネ装置50を配
設し、該バネ装置50は、上面板51で閉塞された断面
形状が凹状の箱本体52内に昇降板53を収納し、上記
上面板51の上部にはローラ54,54を離間して配設
すると共に、該ローラ54,54間にはハーネス挿通孔
55,55を開設し、かつ、該ハーネス挿通孔55,5
5間の上面板下面にもローラ56を取付け、また、上記
上面板51と昇降板53との間には、該昇降板53を箱
本体52の底板方向に常態において付勢するコイルスプ
リング57,57を介設し、かつ、上記昇降板53のコ
イルスプリング57,57間には、ローラ58,58が
配設され、上記ワイヤーハーネスWは、外部のスプロケ
ット59から上記一方のローラ54、一方のハーネス挿
通孔55、一方のローラ58、ローラ56、他方のロー
ラ58、他方のハーネス挿通孔55、他方のローラ54
の順に略W字状に懸架されて構成されている。
【0032】従って、この形態例に係るハーネスリトラ
クタ装置Hにあっては、トランクリッドを開けると、ワ
イヤーハーネスWが図10中右方向に引張されるので、
昇降板53は図10(B)に示すように、コイルスプリ
ング57,57の付勢力に抗して上昇するが、トランク
リッドを閉めると、上記昇降板53は、上記コイルスプ
リング57,57の付勢力によって下降して原位置まで
復動するので、ワイヤーハーネスWは図10(A)に示
す状態に収納される。
【0033】この形態例に係るハーネスリトラクタ装置
Hは、以上のように、ワイヤーハーネスWを収納させる
部材の殆どが外部から見えないように箱本体52内に収
納されているので、外観品質を向上させることができ
る。
【0034】図11は、この発明の実施の第6形態例に
係るハーネスリトラクタ装置Hを示しており、この形態
例では、上記ハーネス収納空間部Sの上部にスプロケッ
ト16を軸支すると共に、ハーネス収納空間部S内のワ
イヤーハーネスWの中途下部をクリップ18で車体フロ
アパネル19に固着し、かつ、上記ハーネス収納空間部
S内のワイヤーハーネスWの中途部に連結具20を固着
し、これら連結具20とクリップ18とをスプリング1
7で連結して連結具20を車体フロアパネル19側へと
引き寄せるように構成した場合を示している。
【0035】このように構成することで、この形態例に
係るハーネスリトラクタ装置Hにあっては、リアシート
から車体後方扉に配設される電気機器Eまでの距離が短
い場合であっても、ワイヤーハーネスWをあまり弛ませ
ることなくハーネス収納空間部S内に収納させることが
できる。
【0036】尚、上記各形態例では、この発明に係るハ
ーネスリトラクタ装置Hを、上記ハーネス収納空間部S
の車体側部内側壁Bに配置した場合を例にとり説明した
が、この発明にあってはこれに限定されるものではな
く、例えば、トランクルームとリアシート後方の上部空
間とを仕切るリアパーセルの下面に取り付けることもで
きる。
【0037】
【発明の効果】この発明に係るハーネスリトラクタ装置
は、以上説明したように構成されているので、ワイヤー
ハーネスがバタつくことなく、しかも、長期間の繰り返
し使用においても伸びきることがなく、車体後方扉を閉
じたときにはきちんと所定のハーネス収納空間内に収納
することができる等、幾多の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態例に係るハーネスリ
トラクタ装置の配設状態を示す説明図である。
【図2】同ハーネスリトラクタ装置の構成を示す斜視図
である。
【図3】同ハーネスリトラクタ装置の非作動状態におけ
る正面図である。
【図4】同ハーネスリトラクタ装置の非作動状態におけ
る平面図である。
【図5】同ハーネスリトラクタ装置の作動状態における
正面図である。
【図6】同ハーネスリトラクタ装置の作動状態における
平面図である。
【図7】この発明の実施の第2形態例に係るハーネスリ
トラクタ装置の配設状態を示しており、(A)は非作動状
態の説明図を、(B)は作動状態の説明図である。
【図8】この発明の実施の第3形態例に係るハーネスリ
トラクタ装置の配設状態を示しており、(A)は非作動状
態の説明図を、(B)は作動状態の説明図である。
【図9】この発明の実施の第4形態例に係るハーネスリ
トラクタ装置の配設状態を示しており、(A)は非作動状
態の説明図を、(B)は作動状態の説明図である。
【図10】この発明の実施の第5形態例に係るハーネス
リトラクタ装置の配設状態を示しており、(A)は非作動
状態の説明図を、(B)は作動状態の説明図である。
【図11】この発明の実施の第6形態例に係るハーネス
リトラクタ装置の構成を示す説明図である。
【図12】従来のワイヤーハーネスを引き込む手段を示
す説明図である。
【符号の説明】
B 車体側壁 C 車両 D トランクリッド(車体後方扉) E 電気機器 H ハーネスリトラクタ装置 R リアシート S ハーネス収納空間部 W ワイヤーハーネス 10 スライドレール 11 スライダー 12 バネ 23 アーム 24 スプリング 34 ハーネス保持筒体(アーム) 35 バネ 40 リンク部材 50 バネ装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のリアシートの背面側に上下に連通
    するハーネス収納空間部を形成し、該ハーネス収納空間
    部の車体フロアパネル側から上方に延伸した後、車体側
    壁に沿って車体後方へと延びるワイヤーハーネスを配設
    し、該ワイヤーハーネスの一端部は、車体後方の扉に配
    置された電気機器に導電接続されるように構成されてい
    ると共に、上記車体後方の扉の開閉動に対応して上記ワ
    イヤーハーネスを引き寄せて、上記ハーネス収納空間部
    内に収納するリトラクタ手段を配設したことを特徴とす
    るハーネスリトラクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記リトラクタ手段は、前記ハーネス収
    納空間部において、ワイヤーハーネスを錘或はスプリン
    グ力によってハーネス収納空間部内へと引き寄せるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のハ
    ーネスリトラクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記リトラクタ手段は、前記ハーネス収
    納空間部の上部と前記扉との間に配設されたスライドレ
    ールと、上記ワイヤーハーネスを把持した状態で上記ス
    ライドレールに沿ってスライド自在なスライダーと、上
    記スライドレールの一端部側に配設され上記スライダー
    を常態においてハーネス収納空間部の方向に付勢するバ
    ネと、によってワイヤーハーネスを前記ハーネス収納空
    間部へ向けて押し出すように構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載のハーネスリトラクタ装置。
  4. 【請求項4】 前記リトラクタ手段は、前記ハーネス収
    納空間部内のリアシート背当て部に沿う面内で、或は、
    トランクルームとリアシート後方の上部空間とを仕切る
    リアパーセルの下方で揺動するアームと、該アームをハ
    ーネス収納方向へと付勢する手段と、で構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のハーネスリトラクタ
    装置。
JP2000347684A 2000-11-15 2000-11-15 ハーネスリトラクタ装置 Pending JP2002144981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000347684A JP2002144981A (ja) 2000-11-15 2000-11-15 ハーネスリトラクタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000347684A JP2002144981A (ja) 2000-11-15 2000-11-15 ハーネスリトラクタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002144981A true JP2002144981A (ja) 2002-05-22

Family

ID=18821371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000347684A Pending JP2002144981A (ja) 2000-11-15 2000-11-15 ハーネスリトラクタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002144981A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008113510A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Yazaki Corp スライド構造体用の給電装置
JP2008125252A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Yazaki Corp スライド構造体用の給電装置
JP2008148539A (ja) * 2006-11-13 2008-06-26 Yazaki Corp スライド構造体用の給電装置
JP2009065815A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Yazaki Corp 給電用のプロテクタベース構造
JP2009065814A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Yazaki Corp スライド構造体用の給電装置
CN104471812A (zh) * 2012-07-17 2015-03-25 矢崎总业株式会社 臂式供电装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008113510A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Yazaki Corp スライド構造体用の給電装置
JP2008125252A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Yazaki Corp スライド構造体用の給電装置
JP2008148539A (ja) * 2006-11-13 2008-06-26 Yazaki Corp スライド構造体用の給電装置
US8196351B2 (en) 2006-11-13 2012-06-12 Yazaki Corporation Power feeding apparatus for slidable structural body
US8215466B2 (en) 2006-11-13 2012-07-10 Yazaki Corporation Power feeding apparatus for slidable structural body
JP2009065815A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Yazaki Corp 給電用のプロテクタベース構造
JP2009065814A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Yazaki Corp スライド構造体用の給電装置
CN104471812A (zh) * 2012-07-17 2015-03-25 矢崎总业株式会社 臂式供电装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6501020B2 (en) Electrical equipment and cable support assembly
JP4913690B2 (ja) スライドドア用給電装置
JP2004187375A (ja) 給電装置とそれを用いたハーネス配索構造
US5884961A (en) Door wire harness arrangement structure for vehicles
EP1437061A1 (en) Storage device
JP2002144981A (ja) ハーネスリトラクタ装置
US8701263B2 (en) Grommet opening/closing apparatus and method for passing wiring harness through grommet by using the same
JP3905421B2 (ja) 鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構および鍵盤楽器
KR102603037B1 (ko) 차량의 수납 장치
CN210944344U (zh) 收线结构、箱体结构以及厨具处理装置
JP2002058149A (ja) ワイヤーハーネス余長吸収装置
JP3908992B2 (ja) 給電装置とそれを用いたハーネス配索構造
JP2008174036A (ja) 給電装置
JP7351237B2 (ja) ウインドレギュレータ
JP2001301545A (ja) スライドドア用給電装置
CN110854773A (zh) 收线结构、箱体结构以及厨具处理装置
JP2010246317A (ja) 電気自動車の充電コード収納構造
JP3930287B2 (ja) 棚配設用収納装置
KR100736735B1 (ko) 메모판 내장형 도어 암레스트
KR100831477B1 (ko) 장착 구조가 개선된 자동차용 카고 스크린
JP2003319538A (ja) フラットワイヤハーネスの長さ調節治具
US11505991B2 (en) Screen device
JP2002084643A (ja) ワイヤーハーネス余長吸収装置
JPH0511078Y2 (ja)
JP2002144974A (ja) 携帯電話ホルダ