JP3905421B2 - 鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構および鍵盤楽器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子ピアノや電子オルガンなどのような各種の鍵盤楽器においては、多種多様の演奏を実現する際に用いる各種の操作子や表示器を操作パネル上に配置する必要があるため、操作パネルが大型になってきている。従って、こうした大型の操作パネルや鍵盤を覆う鍵盤蓋もまた、当然のことながら大型化せざるを得ないものであった。
【0003】
ところで、従来の鍵盤楽器において、演奏者が演奏を行う際には、鍵盤や操作パネルを覆っている大型化した鍵盤蓋をその鍵盤や操作パネル上から取り除いて、鍵盤楽器の内部に収納するようになされていた。なお、一般には、鍵盤や操作パネルを覆っている鍵盤蓋を当該鍵盤や操作パネル上から取り除くことを「鍵盤蓋を開く」と称し、鍵盤蓋により鍵盤や操作パネルを覆うことを「鍵盤蓋を閉じる」と称している。従って、本明細書においても「鍵盤蓋の開閉」は上述した意味に用いるものとする。
【0004】
このような大型化した鍵盤蓋を1枚の板状材で形成すると、鍵盤楽器の奥行き寸法が大きくなってしまう。
このため、上述したような従来の鍵盤楽器においては、主蓋および副蓋というような複数の板状材を蝶番などで連結して鍵盤蓋を形成し、その連結部で折り曲げて鍵盤楽器内に収納するようにして鍵盤楽器全体の大きさを小型化することが考えられている。例えば特開2001−343976号公報に開示されている鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構は、腕木の内面に固定されたベースに回動自在に支持された第1腕部と、第1腕部と同軸に回動自在に支持され、且つ第1腕部に連動するように構成された第2腕部とを有する支持機構を備えている。
【0005】
この支持機構は次のように作用する。すなわち、鍵盤蓋の開動作の際に、鍵盤蓋が鍵盤楽器本体内に移動すると、鍵盤蓋が第1腕部に当接する。さらに鍵盤蓋が移動すると第1腕部が鍵盤蓋に押されて回動する。すると、第2腕部が第1腕部に連動して回動し、その先端部が鍵盤蓋を下方から押し上げる。この第2腕部の作用により、鍵盤蓋は蝶番で連結された箇所から折り曲げられる。さらに鍵盤蓋が移動すると、鍵盤蓋は鍵盤楽器本体内に折り曲げられて収納される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような鍵盤蓋開閉機構はその構造が複雑であり、また回動部分を有するためにその設置には大きなスペースが必要であった。
本発明は、上記したような従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、その構造が単純であり、その設置に大きなスペースを必要としない鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を解決するために、請求項1の鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構は、鍵盤楽器(1:この欄においては、発明への理解の容易化のため、必要に応じて実施の形態中で用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。)内の前側左右両端付近に対向配置された腕木(3,3)の間に配された鍵盤(10)の上方を覆うための前蓋(16)と、該前蓋の後端部とその前端部とが連結部(20)により山型に折り畳み可能に連結される後蓋(18)とから構成され、前記鍵盤の上方を覆う位置(以下閉蓋位置)と鍵盤楽器内に収納された位置(以下開蓋位置)との間を移動可能な鍵盤蓋(14)と、前記閉蓋位置と前記開蓋位置との間で前記鍵盤蓋を案内する鍵盤蓋案内部(36,38)とを備える鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構において、前記鍵盤蓋案内部は、上側案内部及び下側案内部を有し、前記閉蓋位置から前記開蓋位置へ移動する前記鍵盤蓋の下面が通過するところに配され、且つ前記閉蓋位置から前記開蓋位置へ移動する際に前記鍵盤蓋の下面が当接し、さらに摺動することよって前記鍵盤蓋を前記連結部から山型に折り曲げる山型形成部(42)と、前記閉蓋位置から前記開蓋位置へ移動する際前記山型形成部によって前記連結部から山型に折れ曲がった前記鍵盤蓋が前記鍵盤蓋案内部によって前記開蓋位置まで案内されると、前記鍵盤蓋の後蓋を支持することにより、前記後蓋を、その支持部分を中心にして回転させる回転支持部(38a,38c)と、移動中の前記鍵盤蓋を前記開蓋位置で停止させる鍵盤蓋停止部(36c)と、前記鍵盤蓋停止部によって停止された前記鍵盤蓋を折り畳まれた状態で収納する収納部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
本請求項1の鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構によれば、鍵盤の上方を覆う鍵盤蓋を演奏時などに開けるには、この閉蓋位置にある鍵盤蓋を開蓋位置に向けて移動させればよい。すなわち、前蓋を押すなどして鍵盤蓋を鍵盤楽器本体内に向けて移動させる。この鍵盤蓋は、閉蓋位置と開蓋位置との間を上側案内部及び下側案内部を有する鍵盤蓋案内部に案内される。すると移動中の鍵盤蓋の下面が通過するところに配された山型形成部に前記鍵盤蓋の下面が当接し、さらに摺動することよって山型形成部が移動中の鍵盤蓋をその連結部から山型に折り曲げる。いて連結部から山型に折れ曲がった鍵盤蓋が鍵盤蓋案内部によって開蓋位置まで案内されると、回転支持部が、鍵盤蓋の後蓋を支持する。すると、後蓋の前端部が後端部への方向とは異なる方向へ押され、後蓋がその支持部分を中心に回転して鍵盤蓋がさらに折れ曲がっていく。最後に鍵盤蓋停止部が、鍵盤蓋を開蓋位置で停止させ、鍵盤蓋を鍵盤楽器本体内に折り畳まれた状態で収納させる。この場合、請求項のように鍵盤蓋停止部が、移動中の前蓋を停止させるように構成すればよい。
【0009】
一方、演奏終了後などに鍵盤蓋を閉じるには、この開蓋位置にある鍵盤蓋を閉蓋位置に向けて移動させればよい。すなわち、鍵盤楽器本体内に折り畳まれた状態で収納されていた鍵盤蓋を、前蓋を手前に引くなどして鍵盤の上方に向けて移動させる。すると、鍵盤蓋が鍵盤蓋停止部から離れ、さらに後蓋が鍵盤蓋を開けるときとは反対方向に回転する。この間、鍵盤蓋の山型が平らに近づいていく。次に後蓋が回転支持部から離れ、鍵盤蓋が鍵盤楽器本体内から引き出されていく。そして、鍵盤蓋が、鍵盤の上方を覆う閉鎖位置となる。
【0010】
このように鍵盤蓋を鍵盤楽器本体内に折り畳んで収納するためには、山型形成部、回転支持部および鍵盤蓋停止部を備えればよく、したがって、鍵盤蓋を開閉させるための構成を単純にでき、またこれらは可動部分を有しないので、その設置には大きなスペースを必要としない。
【0011】
なお、鍵盤楽器には、鍵盤の後方の斜め上方に操作パネル(12)が傾斜して設置されているものもある。このような鍵盤楽器においては、閉蓋位置にある鍵盤蓋が、鍵盤の上方と共に操作パネルの上方も覆う。
また、上述した鍵盤蓋案内部を、請求項のように、鍵盤蓋が閉蓋位置から開蓋位置へ移動する際に後蓋を斜め下方に案内するように構成すれば、後蓋をコンパクトに回転させることができる。このときの鍵盤蓋を収納するスペースの奥行き寸法は、鍵盤楽器本体内の後方に略水平に案内する場合に比べて小さくてよい。したがって、鍵盤楽器本体の奥行き寸法を小さくすることが出来る。
【0012】
そして、請求項のように、後蓋がその側方に向けて延出する後蓋突起部(32)を備え、一方、鍵盤蓋案内部が、互いにほぼ平行な下側溝壁面(38a)と上側溝壁面(38b)とを備え、下側溝壁面が、後蓋が閉蓋位置と開蓋位置との間を移動する際には、後蓋突起部を介して鍵盤蓋を下方から支えると共に、上側溝壁面が、後蓋が閉蓋位置と開蓋位置との間を移動する際には、後蓋突起部を介して鍵盤蓋が上方に外れるのを防ぐように構成すれば、鍵盤蓋の安定した移動が可能となる。
【0013】
この場合、請求項のように、回転支持部を、下側溝壁面の後端近傍(38a)と、下側溝壁面の後端部と上側溝壁面の後端部とを連結する連結溝壁面(38c)とから構成するとよい。このような構成にすれば、鍵盤蓋が閉蓋位置から開蓋位置に移動する際には、後蓋の後蓋突起部が、下側溝壁面の後端近傍と連結溝壁面とに当接し、この後蓋突起部を中心にして後蓋が回転する。したがって、後蓋をスムーズに回転させることができる
また、上述の鍵盤蓋の移動は、次のようにすればさらに安定する。すなわち、前蓋がその側方に向けて延出する前蓋突起部(24)を備え、下側溝壁面(36a)が、前蓋が閉蓋位置と開蓋位置との間を移動する際には、前蓋突起部を介して鍵盤蓋を下方から支えると共に、上側溝壁面(36b)が、前蓋が閉蓋位置と開蓋位置との間を移動する際には、前蓋突起部を介して鍵盤蓋が上方に外れるのを防ぐように構成することである。
【0014】
さらに、次のような構成も考えられる。すなわち、後蓋突起部が少なくとも2つあり、そのうちの2つが同軸上で反対向きに延出し、一方、鍵盤蓋案内部が少なくとも2つあり、そのうちの2つが、前記同軸上にある2つの後蓋突起部をそれぞれ案内するように構成することである。このような構成にすれば、鍵盤蓋案内部が、少なくとも鍵盤蓋を両側から支持して案内するので、その姿勢や移動が安定する。
【0015】
この場合、請求項のように、同軸上にある2つの後蓋突起部の少なくとも一方を伸縮自在に構成すると、鍵盤楽器本体に対する鍵盤蓋の取り付けおよび取り外しが容易に行える。
すなわち、後蓋を鍵盤楽器本体に取り付けるには、まず、同軸上にある2つの後蓋突起部のうち伸縮自在な方を縮ませた状態にし、これら後蓋突起部が、それぞれを案内する2つの鍵盤蓋案内部の間に位置するように後蓋を移動させる。そして、縮ませた状態の後蓋突起部を伸ばすと、これら後蓋突起部が2つの鍵盤蓋案内部の間に入る。つまり鍵盤蓋が鍵盤楽器本体に取り付けられる。
【0016】
一方、鍵盤蓋を鍵盤楽器本体から取り外すには、伸縮自在な後蓋突起部を縮ませた状態にする。こうすれば、同軸上にある2つの後蓋突起部を2つの鍵盤蓋案内部の間から移動させることができ、つまり後蓋を鍵盤楽器本体から取り外すことができる。
【0017】
ところで、例えば鍵盤蓋を鍵盤楽器本体内に収納する際に真っ直ぐ押さなかった場合には、案内軸の両端には同程度の力が作用せず、これら両端のうちの一方が空転したり滑ったりするなど鍵盤蓋をうまく移動させられない事態が生じる。
そこで、請求項のように、鍵盤蓋がその両端付近それぞれにピニオンギヤ(34)を有し、且つその移動方向に対して直交する方向に沿って配されて回転可能な案内軸(30)を備えると共に、鍵盤蓋が前記閉蓋位置と前記開蓋位置との間を移動する際に、前記ピニオンギヤそれぞれに噛み合うように配された一対のラック(40)を備える構成とすれば、案内軸の両端のピニオンギヤとラックとが噛み合っているので、上述のような空転や滑りが生じず、したがって、鍵盤蓋の移動をさらに安定させることができる。
【0018】
この場合、案内軸がその両端付近に後蓋突起部を備えるようにすれば、その構成が単純になる。
ところで、上述の鍵盤蓋案内部、ラックおよび山型形成部を、請求項のように、一体に構成して腕木(3,3)に対して取り付け・取り外し自在とすれば、腕木に対してビスなどで容易に取り付けることができ、したがって、鍵盤楽器の組立工数を低減できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採りうることは言うまでもない。
【0020】
図1は、本実施例の鍵盤楽器1の側断面図であり、その鍵盤蓋14が閉蓋位置にあるところを示している。なお、「閉蓋位置」については後述する。この鍵盤楽器1は、鍵盤楽器1の内部の前側左右両端付近に対向配置された腕木3,3、天板5、天板5の下方に配された奥屋根6、底板8、背面板9および腕木3,3の間に配された鍵盤10と操作パネル12等により形成されている。このうち鍵盤10は白鍵および黒鍵を備えており、腕木3,3の間の前方にある。また、操作パネル12は、各種スイッチおよび電子回路を備えており、鍵盤10の後方斜め上方において、背面板9に近づくに従って上方に傾斜して配置されている。
【0021】
そして、本実施例の鍵盤蓋14は、鍵盤10および操作スイッチ12の上方を覆うものであり、これらのうち前方側を覆う板状の前蓋16および後方側を覆う板状の後蓋18を備えている。これら前蓋16の後端部と後蓋18の前端部とは、連結部としての蝶番20により山型に折り畳み可能に連結されている。
【0022】
このうち、前蓋16は、下方に垂れて鍵盤10の前方を覆う前垂れ部22をその前端部に備えている。さらに、前蓋16の側面からは、前蓋突起部24,24がそれぞれ左右方向に向けて延出している。
一方、後蓋18の下面には、図2(a)に示すように、鍵盤蓋軸ホルダー26が鍵盤蓋軸ホルダー取付金具28を介して取り付けられている。なお、鍵盤蓋軸ホルダー26を、鍵盤蓋軸ホルダー取付金具28を介さずに後蓋18に取り付ける構成としてもよい。この鍵盤蓋軸ホルダー26は軸用穴26aを有しており、この軸用穴26aには、図2(b)に示すように案内軸30が通されている。なお、この軸用穴26aは、案内軸30が回転可能となるようにその形状が設定されている。そして、これら鍵盤蓋軸ホルダー26および鍵盤蓋軸ホルダー取付金具28は、図2(a)に示すように、案内軸30が鍵盤蓋14の左右方向に沿って配されるように設定されている。
【0023】
また、図1および図2(b)に示すように、案内軸30の両端には後蓋突起部32,32がそれぞれ取り付けられている。具体的には、この後蓋突起部32は円柱状であり、その一端からは、取付穴32aが軸方向に沿って開けられている。また、後蓋突起部32には、取付穴32aに連通するビス穴32bが後蓋突起部32の直径方向に沿って開けられている。さらに、後蓋突起部32には、ピニオンギヤ34がその周方向に沿って設けられている。
【0024】
この後蓋突起部32を案内軸30に取り付けるには、まず図2(b)における左の後蓋突起部32の取付穴32aに案内軸30の先端(図2(b)では左の先端)を差し入れる。次に、図示しないビスをビス穴32bからねじ入れ、ビスが案内軸30の側面を押圧し、後蓋突起部32が案内軸30に対して動かなくなるまで締めればよい(図2(b)における右の後蓋突起部32)。このような手順にて案内軸30の両端それぞれに後蓋突起部32を取り付ける。一方、案内軸30に取り付けられた後蓋突起部32を取り外すには、上述の取り付け手順を逆に辿ればよい。
【0025】
さて、鍵盤楽器1は、一対の前蓋案内部36,36および一対の後蓋案内部38,38をそれぞれ腕木3,3に備えている。これら前蓋案内部36,36および後蓋案内部38,38は、鍵盤蓋案内部に該当する。
このうち前蓋案内部36,36は、腕木3,3の内面に沿って配されて互いにほぼ平行な下側溝壁面36aおよび上側溝壁面36bを備えている。これら下側溝壁面36aおよび上側溝壁面36bは、背面板9に近づくに従って上方に傾斜している。また、下側溝壁面36aおよび上側溝壁面36bは、これらの前端部同士が連結溝壁面により連結されており、且つこれらの後端部同士が連結溝壁面36cにより連結されている。なお、上述の下側溝壁面36aおよび上側溝壁面36bの後端部同士が連結溝壁面36cで連結された部分が鍵盤蓋停止部に該当する。さらに、これら前蓋案内部36,36にはそれぞれ複数の取付穴が開けられており、前蓋案内部36,36は、これら取付穴にビスなどを通して腕木3,3にそれぞれ固定されている。
【0026】
一方、後蓋案内部38,38は、腕木3,3の内面に沿って配されて互いにほぼ平行な下側溝壁面38aおよび上側溝壁面38bを備えている。これら下側溝壁面38aおよび上側溝壁面38bは、略水平部分と傾斜部分とからなり、このうち傾斜部分は、背面板9に近づくに従って下方に傾斜している。これら下側溝壁面38aおよび上側溝壁面38bは、これらの前端部同士が連結溝壁面により連結されており、これらの後端部同士が連結溝壁面38cにより連結されている。なお、下側溝壁面38aの後端近傍および連結溝壁面38cは、回転支持部に該当する。
【0027】
また、この後蓋案内部38には、特許請求の範囲におけるラックおよび山型形成部が一体に構成されている。すなわち、後蓋案内部38の下部には、ラック40が下側溝壁面38aに沿って設けられている。このラック40は、後蓋18を後蓋案内部38に取り付けた際に、ピニオンギヤ34と噛み合うように設定されている。そして、ラック40の前端部および後端部には、山型形成部42がそれぞれ設けられている。このうち、ラック40の前端部に設けられた山型形成部42は、鍵盤楽器1に取り付けられた鍵盤蓋14が移動する際にその下面が通過するところに配されている。
【0028】
さらに、この後蓋案内部38,38には複数の取付穴38dがそれぞれ開けられており、後蓋案内部38,38は、これら取付穴38dにビスなどを通して腕木3,3にそれぞれ固定されている。
なお、図1に示した後蓋案内部38の形状は前後対称となっており、左右の腕木3,3に同一の後蓋案内部38を用いている。このことにより、左右の腕木3,3に対応した後蓋案内部を個別に作らなくてもよい。また、左右の腕木3,3それぞれに個別の形状の後蓋案内部を、鍵盤楽器1の大きさ等に合わせて用いてもよい(図6の後蓋案内部100,100)。
【0029】
上述の鍵盤蓋14は、前蓋16の前蓋突起部24,24および後蓋18の後蓋突起部32,32を介して鍵盤蓋案内部(前蓋案内部36,36および後蓋案内部38,38)に取り付けられることにより鍵盤楽器1に取り付けられる。
それには、まず、図1に示すように前蓋16の前蓋突起部24,24をそれぞれ前蓋案内部36,36に差し入れた状態とする。具体的には、前蓋16の前蓋突起部24,24を、それぞれ下側溝壁面36aと上側溝壁面36bとの間に差し入れた状態とする。前蓋突起部24,24は、それぞれ下側溝壁面36aおよび上側溝壁面36bの前端部と、これらの後端部との間を移動できる。この場合、下側溝壁面36aは、前蓋16が移動する際には、前蓋突起部24を介して前蓋16を下方から支える。一方、上側溝壁面36bは、前蓋16が移動する際には、前蓋突起部22を介して前蓋16が上方に外れるのを防ぐ。
【0030】
次に、図1に示すように後蓋18の後蓋突起部32,32をそれぞれ後蓋案内部38,38に差し入れた状態とする。この際、上述のように後蓋突起部32,32が案内軸30に対して伸縮自在に構成された後蓋18は、次のように鍵盤楽器1に対して取り付け・取り外しが可能である。すなわち、後蓋18を鍵盤楽器1に取り付ける際には、まず案内軸30の両端を後蓋突起部32,32の取付穴32b,32bの奥までそれぞれ差し入れた状態にする。なお、この場合の後蓋突起部32,32の両端の間の距離は、後蓋案内部38,38の間の距離よりも短くなるように、取付穴32bの深さおよび案内軸30の長さが設定されている。
【0031】
続いて後蓋18を、後蓋突起部32,32および案内軸30が後蓋案内部38,38の間に位置するように移動させる。そして、後蓋突起部32,32を後蓋案内部38,38それぞれの下側溝壁面38aと上側溝壁面38bとの間に差し入れるように移動させる。この際、後蓋突起部32,32のピニオンギヤ34,34と後蓋案内部38,38のラック40,40とがそれぞれ噛み合う。続いてビスを各ビス穴32bからねじ入れ、後蓋突起部32が案内軸30に対して動かなくなるまで締めると後蓋18が鍵盤楽器1に取り付けられる(図2(c))。
【0032】
すると、後蓋突起部32,32は、それぞれ下側溝壁面38aおよび上側溝壁面38bの前端部とこれらの後端部との間を、ピニオンギヤ34とラック40とを噛み合わせながら移動できる。この場合、下側溝壁面38aは、後蓋18が移動する際には、後蓋突起部32を介して後蓋18を下方から支える。一方、上側溝壁面38bは、後蓋18が移動する際には、後蓋突起部32を介して後蓋18が上方に外れるのを防ぐ。
【0033】
なお、上述のように鍵盤楽器1に取り付けられた状態の鍵盤蓋14を、鍵盤楽器1の前側に移動させると、前蓋突起部24,24がそれぞれ前蓋案内部36,36の前端部に当接したり、または後蓋突起部32,32がそれぞれ後蓋案内部38,38の前端部に当接したりすることにより、鍵盤蓋14が停止する。この場合、鍵盤蓋14は、背面板9に近づくに従って上方に傾斜し、鍵盤10および操作パネル12の上方を覆うように配置される(閉蓋位置)。
【0034】
一方、上述のように鍵盤楽器1に取り付けられた後蓋18を取り外すには、上述の取り付け手順を逆に辿ればよい。すなわち、後蓋突起部32を案内軸30に固定しているビスを緩め、後蓋突起部32,32がそれぞれ案内軸30の軸方向に動くようにする。続いて後蓋突起部32,32を動かし、後蓋突起部32,32の両端の間の距離を、後蓋案内部38,38の間の距離よりも短くする。そして、後蓋18を上方に移動させて鍵盤楽器1より取り外す。
【0035】
なお、鍵盤楽器1の他の構成は公知技術に従っているので、詳細の説明は省略する。
次に鍵盤蓋14の開閉動作について説明する。
鍵盤10および操作パネル12の上方を覆う鍵盤蓋14(図1、閉蓋位置)を演奏時などに開けるには、まず前蓋16を押すなどして鍵盤蓋14を鍵盤楽器1の内部に向けて移動させる。すると、鍵盤蓋14がその下面が通過するところに配された山型形成部42,42に当接する(図3)。この状態から鍵盤蓋14をさらに移動させると、鍵盤蓋14は山型形成部42,42に摺動して山型形成部42,42により蝶番20から山型に折り曲がり始める。
【0036】
その状態からさらに鍵盤蓋14を移動させると、後蓋18の後蓋突起部32,32がそれぞれ後蓋案内部38,38の後端部に到着してそれぞれ連結溝壁面38c,38cに当接する。
その状態からさらに鍵盤蓋14を移動させると、後蓋18の前端部が後端部への方向とは異なる方向へ押される。すると、後蓋18が、下側溝壁面38a,38aの各後端近傍および連結溝壁面38c,38c(回転支持部)に支持された後蓋突起部32,32および案内軸30を中心に回転し始め、鍵盤蓋14がさらに折れ曲がっていく(図4)。
【0037】
その状態からさらに鍵盤蓋14を移動させると、前蓋突起部24,24がそれぞれ前蓋案内部36,36の各後端部に到着してそれぞれ連結溝壁面36c,36c(鍵盤蓋停止部)に当接する。すると鍵盤蓋14の移動が停止し(これは後蓋18の回転も停止することを意味する)、鍵盤楽器1の内部に折り畳まれた状態で収納される(図5、開蓋位置)。
【0038】
一方、演奏終了後などに鍵盤蓋14を閉じるには、鍵盤楽器1の内部に折り畳まれた鍵盤蓋14を、前蓋16を手前に引くなどして鍵盤10および操作パネル12の上方に向けて移動させる。すると、鍵盤蓋14の前蓋突起部24,24がそれぞれ前蓋案内部36,36の各後端部から離れ、さらに後蓋16が、鍵盤蓋14を開けるときとは反対方向に回転する。この間、鍵盤蓋14の山型が平らに近づいていく。
【0039】
その状態からさらに鍵盤蓋14を移動させると、後蓋18が後蓋案内部38の後端部(回転支持部)から離れ、鍵盤蓋14が鍵盤楽器1の内部から引き出されていく。
その状態からさらに鍵盤蓋14を移動させると、前蓋16の前蓋突起部24,24がそれぞれ前蓋案内部36,36の各前端部に到着する。すると、鍵盤蓋14が停止し、鍵盤10および操作パネル12の上方を覆う(図1、閉鎖位置)。
【0040】
このように、本実施例の鍵盤楽器1においては、鍵盤蓋14を鍵盤楽器1の内部に折り畳んで収納するためには、山型形成部42、回転支持部(下側溝壁面38a,38aの各後端近傍および連結溝壁面38c,38c)および鍵盤蓋停止部(連結溝壁面36c,36c)を備えればよく、したがって、鍵盤蓋14を開閉させるための構成を単純にでき、またこれらは可動部分を有しないので、その設置には大きなスペースを必要としない。
【0041】
そして、上述の後蓋案内部38,38は、閉蓋位置から開蓋位置へ移動する後蓋18の後蓋突起部32,32をそれぞれ後方斜め下方に導くので、後蓋18をコンパクトに回転させることができる。このときの鍵盤蓋14を収納するスペースの奥行き寸法は、鍵盤楽器1の後方に略水平に案内する場合に比べて小さくてよい。したがって、鍵盤楽器1の奥行き寸法を小さくすることが出来る。
【0042】
また、鍵盤蓋14を鍵盤楽器1の後方に略水平に案内する場合には、奥屋根6を鍵盤蓋14の動作に干渉しないように高い位置に設定する必要がある。この点本実施例では、上述のように後蓋案内部38,38が後蓋突起部32,32をそれぞれ後方斜め下方に導くので、後蓋18の回転の支点が相対的に低い位置となってその軌跡も低いところとなる。したがって、奥屋根6を低位置に設定することができ、鍵盤楽器1の全高を低くできる。
【0043】
さらに、後蓋突起部32,32を、それぞれ案内軸30の両端に対して伸縮自在に構成したので、鍵盤楽器1に対する鍵盤蓋14の取り付けおよび取り外しが容易に行われる。また同様に、前蓋突起部24,24を前蓋16に対して伸縮自在に構成すれば、なおよい。
【0044】
なお、閉蓋位置と開蓋位置との間で鍵盤蓋14を移動させる際において、例えば真っ直ぐ押さなかった場合であっても、ピニオンギヤ34,34とラック40,40とがそれぞれ噛み合っているので、これら両端のうちの一方が空転したり滑ったりするような事態が生じず、したがって、鍵盤蓋14の移動をさらに安定させることができる。
【0045】
[別実施例]
(1)上記実施例の鍵盤蓋14は2枚の蓋から構成したが、3枚以上の蓋による構成としてもよい。この場合、鍵盤蓋14をさらにコンパクトに折り畳むことが出来る。
(2)上記実施例では、連結溝壁面36c,36cなどの鍵盤蓋停止部により、閉蓋位置から開蓋位置に向けて移動する鍵盤蓋14を開蓋位置にて停止させているが、例えば、後蓋案内部38,38の連結溝壁面38c,38cなどにより鍵盤蓋14を開蓋位置にて停止させるように構成してもよい。
(3)上記実施例では、腕木3,3側に凹状の前蓋案内部36,36および後蓋案内部38,38を備え、一方、鍵盤蓋14側に凸状の前蓋突起部24,24および後蓋突起部32,32を備えたが、腕木3,3側が凸状の突起部をそれぞれ備え、一方、鍵盤蓋14側が凹状の案内部をそれぞれ備える構成としてもよい。
(4)上記実施例では、案内軸30の両端付近にピニオンギヤ34,34をそれぞれ備え、一方、後蓋案内部38,38にピニオンギヤ34,34に対応するラック40,40をそれぞれ備えているが、これらピニオンギヤ34およびラック40による効果を奏するものであれば、他の構成(例えば、ローラとレール、ゴム材など)としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の鍵盤楽器の側断面図であり、その鍵盤蓋が閉蓋位置にあるところを示している。
【図2】実施例の鍵盤蓋の後蓋の説明図であり、(a)は鍵盤蓋軸ホルダーおよび鍵盤蓋軸ホルダー取付金具を示し、(b)は鍵盤蓋軸ホルダー、案内軸およびピニオンギヤを示し、(c)は後蓋を後蓋案内部に取り付けた状態を示している。
【図3】閉蓋位置から開蓋位置へ移動する鍵盤蓋を示す鍵盤楽器の側断面図(1)である。
【図4】閉蓋位置から開蓋位置へ移動する鍵盤蓋を示す鍵盤楽器の側断面図(2)である。
【図5】開蓋位置にある鍵盤蓋を示す鍵盤楽器の側断面図である。
【図6】鍵盤蓋案内部の別実施例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1…鍵盤楽器、3…腕木、5…天板、6…奥屋根、8…底板、9…背面板、10…鍵盤、12…操作パネル、14…鍵盤蓋、16…前蓋、18…後蓋、20…蝶番、22…前垂れ部、24…前蓋突起部、26…鍵盤蓋軸ホルダー、26a…軸用穴、28…鍵盤蓋軸ホルダー取付金具、30…案内軸、32…後蓋突起部、32a,38d…取付穴、32b…ビス穴、34…ピニオンギヤ、36…前蓋案内部、36a,38a…下側溝壁面、36b,38b…上側溝壁面、36c,38c…連結溝壁面、38,100…後蓋案内部、40…ラック、42…山型形成部

Claims (9)

  1. 鍵盤楽器内の前側左右両端付近に対向配置された腕木の間に配された鍵盤の上方を覆うための前蓋と、該前蓋の後端部とその前端部とが連結部により山型に折り畳み可能に連結される後蓋とから構成され、前記鍵盤の上方を覆う位置(以下閉蓋位置)と鍵盤楽器内に収納された位置(以下開蓋位置)との間を移動可能な鍵盤蓋と、
    前記閉蓋位置と前記開蓋位置との間で前記鍵盤蓋を案内する鍵盤蓋案内部と
    を備える鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構において、
    前記鍵盤蓋案内部は、上側案内部及び下側案内部を有し、
    前記閉蓋位置から前記開蓋位置へ移動する前記鍵盤蓋の下面が通過するところに配され、且つ前記閉蓋位置から前記開蓋位置へ移動する際に前記鍵盤蓋の下面が当接し、さらに摺動することよって前記鍵盤蓋を前記連結部から山型に折り曲げる山型形成部と、
    前記閉蓋位置から前記開蓋位置へ移動する際に前記山型形成部によって前記連結部から山型に折れ曲がった前記鍵盤蓋が前記鍵盤蓋案内部によって前記開蓋位置まで案内されると、前記鍵盤蓋の後蓋を支持することにより、前記後蓋を、その支持部分を中心にして回転させる回転支持部と、
    移動中の前記鍵盤蓋を前記開蓋位置で停止させる鍵盤蓋停止部と
    前記鍵盤蓋停止部によって停止された前記鍵盤蓋を折り畳まれた状態で収納する収納部と、
    を備えたことを特徴とする鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構。
  2. 請求項1記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構において、
    前記鍵盤蓋停止部は、移動中の前記前蓋を停止させることにより、前記鍵盤蓋を前記開蓋位置で停止させるように構成されていることを特徴とする鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構。
  3. 請求項1または請求項2に記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構において、
    前記鍵盤蓋案内部は、前記鍵盤蓋が前記閉蓋位置から前記開蓋位置へ移動する際に、前記後蓋を斜め下方に案内することを特徴とする鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構において、
    前記後蓋は、その側方に向けて延出する後蓋突起部を備え、
    一方、前記鍵盤蓋案内部は、互いにほぼ平行な下側溝壁面と上側溝壁面とを備え、
    前記下側溝壁面が、前記後蓋が前記閉蓋位置と前記開蓋位置との間を移動する際には、前記後蓋突起部を介して鍵盤蓋を下方から支えると共に、前記上側溝壁面が、前記後蓋が前記閉蓋位置と前記開蓋位置との間を移動する際には、前記後蓋突起部を介して鍵盤蓋が上方に外れるのを防ぐように構成されていることを特徴とする鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構。
  5. 請求項4記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構において、
    前記回転支持部は、前記下側溝壁面の後端近傍と、前記下側溝壁面の後端部と前記上側溝壁面の後端部とを連結する連結溝壁面とから構成されていることを特徴とする鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構。
  6. 請求項4又は5記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構において、
    前記後蓋突起部は少なくとも2つあり、そのうちの2つが同軸上で反対向きに延出し、
    一方、前記鍵盤蓋案内部は少なくとも2つあり、そのうちの2つが、前記同軸上にある2つの後蓋突起部をそれぞれ案内しており、
    前記同軸上にある2つの後蓋突起部の少なくとも一方は、伸縮自在に構成されていること
    を特徴とする鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構において、
    前記鍵盤蓋は、その両端付近それぞれにピニオンギヤを有し、且つその移動方向に対して直交する方向に沿って配されて回転可能な案内軸を備えると共に、
    前記鍵盤蓋が前記閉蓋位置と前記開蓋位置との間を移動する際に、前記ピニオンギヤそれぞれに噛み合うように配された一対のラックを備えること
    を特徴とする鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構。
  8. 請求項7記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構において、
    前記鍵盤蓋案内部、前記ラックおよび前記山型形成部は、一体に構成されており、前記腕木に対して取り付け・取り外し自在であることを特徴とする鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋開閉機構を備えたことを特徴とする鍵盤楽器。
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