JPH0511078Y2 - - Google Patents

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JPH0511078Y2
JPH0511078Y2 JP1986170858U JP17085886U JPH0511078Y2 JP H0511078 Y2 JPH0511078 Y2 JP H0511078Y2 JP 1986170858 U JP1986170858 U JP 1986170858U JP 17085886 U JP17085886 U JP 17085886U JP H0511078 Y2 JPH0511078 Y2 JP H0511078Y2
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JP
Japan
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tray
holder
inner case
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opening
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JP1986170858U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車用カツプホルダーに関する
ものである。
(従来の技術) 第10図から第12図にカツプホルダーの従来
例を示す。この例のものは、インストルメントパ
ネルの内部にアウターケース29を組込み、ここ
へカツプ類Cを差込み可能なホルダー本体30を
引出し自在に収納している。さらに、ホルダー本
体30にはカツプ類Cを受けるためのトレイ31
がその回動位置が規制された状態で枢支されてい
る。
したがつて、使用しない場合には第11図に示
すように、トレイ31を畳んだ状態でホルダー本
体30をアウターケース29内に押込む。逆に、
使用する場合にはホルダー本体30を引き出した
後、トレイ31を下す。従来のものは、このよう
にして、カツプ類Cを差込み状態で保持するので
ある。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記のものは次のような問題点があ
る。それは、カツプ類Cを安定よく支持すること
ができない、という点である。と言うのも、トレ
イ31をホルダー本体30の内側に畳んで収納す
る形式であるため、トレイ31の長さを充分に確
保することができないために、カツプ類Cをその
下部においてのみ支持するにすぎないからであ
る。
トレイ31の長さを長くしようとすれば、ホル
ダー本体30、アウターケース29の大型化を招
くため、インストルメントパネル内の限られたス
ペースでは無理がある。
こういつた事情に鑑み、本考案は構造の大型化
を招くことなくカツプ類を安定した姿勢で確実に
保持することのできるカツプホルダーを提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、自動
車の内装材に組込まれるアウターケースに対し引
出し自在に収納されるインナーケースには、カツ
プ類を差込み可能な差込み孔をもつ基板を有する
ホルダー本体と、カツプ類を受承するための受承
片を有するトレイとを設けるとともに、前記アウ
ターケースに対しインナーケースを引出す使用時
には前記ホルダ本体の基板を上方へ、トレイの受
承片を下方へそれぞれ開き動作させて拡開し得る
ように、前記イナンーケースに対して前記ホルダ
ー本体とトレイとを開閉機構によつてそれぞれ開
閉可能に組付け、 前記開閉機構は、前記基板と前記受承片とを同
時に連動して開き動作させる対のリンク、噛合い
歯車等の開閉連動部材によつて構成されたもので
ある。
(作用) 上記したように構成される自動車用カツプホル
ダーにおいて、アウターケースに対しインナーケ
ースを引出してカツプホルダーを使用するときに
は、開閉機構の開閉連動部材によつてホルダー本
体の基板が上方へ、トレイの受承片が下方へそれ
ぞれ同時に連動されて開き動作され、拡開され
る。このためホルダ本体の基板とトレイの受承片
とのうち、一方のみが開き動作され他方が開き動
作されないという不具合が防止されるとともに、
基板と受承片との上下方向の間隔は充分に大きな
ものとなる。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。
第1図から第6図は本考案の第1実施例を示す
ものである。自動車のインストルメントパネルの
適所に組込まれるアウターケース1は、室内側へ
向けて開口するボツクス状に形成されている。そ
して、その左右に対向する内壁面は共にコの字形
に凹んでガイド溝2となつており、インナーケー
ス3の引き出しと収納の際の案内の役割を果す。
インナーケース3はアウターケース1に収納可
能な方形の枠状に形成されている。そして、その
前片は操作片4となつており、その下面には引出
しの際に指を引掛けうるように、適当な長さ範囲
に亘つて引掛け溝5が形成されている。また、操
作片4はアウターケース1の開口部を覆蓋できる
ような形状となつている。
一方、インナーケース3の両側片にはホルダー
本体6およびトレイ7を取付けるための第1、第
2の取付け孔8,9がそれぞれ前後に配置されか
つ左右対称の位置に設けてある。このうちの第1
取付け孔8については、前後方向に関して一定ス
トロークを持つた長孔となつている。また、両取
付け孔8,9の周囲はそれぞれ凹部8a,9aが
形成されており、後述するトレイ7および第1リ
ンク16の各ピン軸p1,p4のヘツド部分が側
片から突き出るのを回避するようにしている。
なお、インナーケース3とアウターケース1の
ガイド溝2との間には、図示はしないがインナー
ケース3のための抜け止め手段が介装してある。
ホルダー本体6はカルプ類Cに対する差込み孔
10を図示2個備えた基板11を持つている。そ
して、基板11の後側の両サイドからは、それぞ
れ接続片12が後方へ一体に延出されている。両
接続片12は基板11に対し斜め下向きに、一旦
所定の傾斜角度をもつて屈曲し、ここからさらに
屈曲して取付け片13が形成されている。
カツプ類Cを受承するためのトレイ7は、受承
片14とその両端から上向きにほぼ垂直に起さ
れ、かつ所定の傾斜角もつて斜め後方へ延出され
た装着片15とよりなつている。但し、トレイ7
はカツプホルダーとして使用する場合において、
受承片14がほぼ水平になるように組付けられて
いる。
上記のホルダー本体6およびトレイ7は、イン
ナーケース3に対して第1、第2のリンク16,
17よりなる一対の開閉機構によつて装着されて
いる。すなわち、トレイ7の両装着片15におけ
る外面の中央部には縦割りされたピン軸p1がそ
れぞれ突出しており、ホルダー本体6における両
取付け片13の基部側に貫通する孔18にそれぞ
れ差込まれている。さらに、インナーケース3の
第2取付け孔9へ差込まれている。こうすること
で、トレイ7は抜け止めされた状態で枢支される
のである。他方、トレイ7の両装着片15におけ
る内面の先端部にも上記と同様のピン軸p2が突
出されており、ここには第1リンク16がそれぞ
れ枢着されている。
ホルダー本体6における両取付け片13の先端
側には前述同様のピン軸p3が突出されており、
ここには第2リンク17の一端側がそれぞれ枢着
されている。なお、第2リンク17のこの側の差
込み孔の周囲にも凹部が形成されてピン軸p3の
突出を回避している。また、両第1リンク16に
おいて外向きに突出するピン軸p4は、両第2リ
ンク17の他端側を挿通される。そして、このも
とでインナーケース3の第1取付け孔8に対して
この孔8に沿つての変位および回動が許容された
状態で差込まれている。こうして、ホルダー本体
6がインナーケース3に対して抜け止めされた状
態で支持されるのである。
第1実施例は上記のように形成されたものであ
る。次に、その作用と効果を具体的に説明する。
まず、カツプホルダーを使用する場合から説明
する。第5図に示す収納状態から、操作片4の引
掛け溝5に指を引掛けてインナーケース3を引出
すと、これと共にホルダー本体6とトレイ7とが
露出さてくる。この後、ホルダー本体6とトレイ
7とを上下方向に開いてやる(第6図状態)。す
なわち、この場合には第1、第2の両リンク1
6,17を繋ぎ止めているピン軸p4がインナー
ケース3の第1取付け孔8に沿つて前側(室内
側)へ変位することによつて、両リンク16,1
7が拡開する。このとき、トレイ7の受承片14
はほぼ水平の状態となつている。したがつて、差
込み孔10からカツプ類Cを差込んで受承片14
上に載置すれば、カツプ類Cの保持が可能とな
る。また、上述したように、ホルダー本体6とト
レイ7とは上下に拡開することができるため、カ
ツプ類Cを支える基板11と受承片14との間隔
を広げることができる。したがつて、カツプ類C
を上下に充分な間隔をおいて支えることができる
ため、自動車の信号によつても、安定した姿勢で
確実に保持することができる。
逆に、収納する場合には上記と逆順の操作によ
つて、ホルダー本体6とトレイ7を折畳んでイン
ナーケース3と共にアウターケース1へ押込んで
やれば、カツプホルダー全体を隠蔽した状態で収
納することができる。
第7図および第8図は本考案の第2実施例を示
すものである。第1実施例のものがホルダー本体
6とトレイ7との間隔を手で広げていたのに対
し、第2実施例はばねを用いてインナーケース3
の引出しに伴つて、上記の間隔が自動的に広がる
ようにしたものである。
すなわち、トレイ7の装着片15とホルダー本
体6の取付け片13とを繋ぎ止めているピン軸p
1にトーシヨンスプリング19を巻き付けるとと
もに、その一端をホルダー本体6の適所に、他端
をトレイ7の適所にそれぞれ係止させ、ホルダー
本体6とトレー7との間隔を広げる方向へ作用す
るようにしたのである。
このように構成することで、何ら手動操作を要
しないため、使い勝手の向上が図れる。
なお、他の構成は第1実施例と同様であり、も
つて同様の作用効果を発揮することができる。
第9図は本考案の第3実施例であり、本例では
開閉機構に歯車を用いたものである。すなわち、
ホルダー本体6の両取付け片13と、トレイ7の
両装着片15の各先端に歯車20,21を取付け
て、これらを噛合わせたのである。なお、他の構
成は第1、第2実施例とほぼ同様である。
第3実施例は第1、第2の両実施例の作用効果
に加え、特にリンク機構を省略したことによつて
構成を簡単なものとすることができる効果が得ら
れる。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、アウタ
ーケースに対しインナーケースを引出してカツプ
ホルダーを使用するときには、開閉機構の開閉連
動部材によつてホルダー本体の基板を上方へ、ト
レイの受承片を下方へそれぞれ同時に連動させて
開き動作させ、拡開させることができる。このた
め、ホルダー本体の基板と、トレイの受承片との
うち、一方のみが開き動作され、他方が開き動作
されないという不具合を防止することができると
ともに、基板と受承片との上下方向の間隔を充分
に大きくすることができる。この結果、深底のカ
ツプであつても、そのカツプの底面を受承片によ
つて受承し、同カツプの上部側を、受承片から上
方に充分に離れたホルダー本体の基板の差込み孔
によつて保持することができ、深底のカツプであ
つても安定した姿勢に確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本考案の第1実施例を示す
ものであり、第1図はカツプホルダー全体を示す
斜視図、第2図は分解斜視図、第3図は第2取付
け孔に対するホルダー本体とトレイの取付け状態
を示す断面図、第4図は第1取付け孔に対するホ
ルダー本体とトレイの取付け状態を示す断面図、
第5図および第6図はそれぞれカツプホルダーの
収納状態および使用状態を示す断面図、第7図お
よび第8図は第2実施例を示すものであり、第7
図は要部を示す斜視図、第8図はトーシヨンスプ
リングの周辺を示す断面図、第9図は本考案の第
3実施例の要部を示す説明図、第10図は従来の
カツプホルダーの斜視図、第11図はその収納状
態を示す断面図、第12図は使用状態を示す断面
図である。 3……インナーケース、6……ホルダー本体、
7……トレイ、16,17……リンク(開閉機
構)、20……歯車(開閉機構)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車の内装材に組込まれるアウターケースに
    対し引出し自在に収納されるインナーケースに
    は、カツプ類を差込み可能な差込み孔をもつ基板
    を有するホルダー本体と、カツプ類を受承するた
    めの受承片を有するトレイとを設けるとともに、
    前記アウターケースに対しインナーケースを引出
    す使用時には前記ホルダ本体の基板を上方へ、ト
    レイの受承片を下方へそれぞれ開き動作させて拡
    開し得るように、前記インナーケースに対して前
    記ホルダー本体とトレイとを開閉機構によつてそ
    れぞれ開閉可能に組付け、 前記開閉機構は、前記基板と前記受承片とを同
    時に連動して開き動作させる対のリンク、噛合い
    歯車等の開閉連動部材によつて構成されているこ
    とを特徴とする自動車用カツプホルダー。
JP1986170858U 1986-11-06 1986-11-06 Expired - Lifetime JPH0511078Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986170858U JPH0511078Y2 (ja) 1986-11-06 1986-11-06

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JP1986170858U JPH0511078Y2 (ja) 1986-11-06 1986-11-06

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Publication Number Publication Date
JPS6375440U JPS6375440U (ja) 1988-05-19
JPH0511078Y2 true JPH0511078Y2 (ja) 1993-03-18

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ID=31105957

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JP1986170858U Expired - Lifetime JPH0511078Y2 (ja) 1986-11-06 1986-11-06

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4073909B2 (ja) * 2004-11-30 2008-04-09 本田技研工業株式会社 車両用容器保持装置
JP2010012888A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Nifco Inc カップホルダ
CN108099735A (zh) * 2017-12-25 2018-06-01 浙江吉利控股集团有限公司 汽车辅助杯托及汽车杯托组件

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6123480Y2 (ja) * 1981-01-09 1986-07-14

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JPS6375440U (ja) 1988-05-19

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