JP2002058149A - ワイヤーハーネス余長吸収装置 - Google Patents

ワイヤーハーネス余長吸収装置

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JP2002058149A
JP2002058149A JP2000315461A JP2000315461A JP2002058149A JP 2002058149 A JP2002058149 A JP 2002058149A JP 2000315461 A JP2000315461 A JP 2000315461A JP 2000315461 A JP2000315461 A JP 2000315461A JP 2002058149 A JP2002058149 A JP 2002058149A
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opening
side plate
housing
absorbing device
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JP2000315461A
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Masashi Tsukamoto
真史 塚本
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/0207Wire harnesses
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    • HELECTRICITY
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    • H01R13/72Means for accommodating flexible lead within the holder
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
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    • H01R12/68Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures characterised by the terminal insulation penetrating terminals comprising deformable portions
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーハーネス余長吸収装置全体の小型化
と構造の簡素化、ワイヤーハーネスの弛みによる異音発
生の防止及び組付性の向上を可能にする。 【解決手段】 ワイヤーハーネス余長吸収装置1Aは、
第1側板5に対して傾斜状に形成された第2側板9を備
えた筐体2A内に収納されると共に筐体2A外に引き出
される可撓性を有する平形形状のフラットワイヤーハー
ネス4を余長吸収するものである。この第2側板9は、
第1開口部7側から第2開口部11に向けて漸次的に下
がり勾配になるように設けられている。そして、第1開
口部7から差し込まれたワイヤーハーネス4は、第1側
板5に部分的に接着され、且つ殆ど屈曲曲率のない状態
で第1開口部7側の導入方向に一旦折り返され、さらに
ワイヤーハーネス4自体の弾性作用により円弧状に湾曲
させた状態で第2開口部11側に再び折り返されてか
ら、第2開口部11から筐体2A外に引き出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のド
アを開けた場合に引き出されたワイヤーハーネスを、ド
アを閉じた場合にドアとボデーとの間に弛ませることな
くボデー側に吸収させるためのワイヤーハーネス余長吸
収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両にあっては、リアウイン
ドーやドア側にライトやスイッチを装備したものがあ
り、前記ライトやスイッチはボデー側に装備された制御
機器とワイヤーハーネス等により接続されている。従っ
て、例えばドアを開けば、その開き角度に応じてワイヤ
ーハーネスがボデー側から引き出される。一方、ドアを
閉じた場合は、ワイヤーハーネスをボデー側に吸収させ
ないと開閉位置に弛み状態で残ってしまい、ドアとボデ
ー間に挟まれて断線したり、被覆部が剥けてショートす
る等の心配がある。
【0003】前述したような事態を防止するために、例
えば、特開平9−20189号公報に開示されている
「可動式ワイヤーハーネス」が提案されている。この可
動式ワイヤーハーネスは、収納箱内にフラットハーネス
を弛み状態で収納するとともに、一端をバネにより一方
向に付勢した構成になっている。この構成によれば、リ
アウインドーを開けるとバネに抗してワイヤーハーネス
が引き出され、リアウインドーを閉じるとバネの弾性作
用により収納箱内に引き込まれ、ワイヤーハーネスの余
長が吸収される。
【0004】しかし、ワイヤーハーネスは引出し部分で
保護されておらず、前記被覆部の剥け等が起こり易い上
に、収納箱内に弛みが形成されているので、自動車の走
行中に異音が生じるという問題があった。そこで、図1
1に示すようなワイヤーハーネス余長吸収装置が提案さ
れた。なお、図示のワイヤーハーネス余長吸収装置は、
特開平10−76887号公報により「ドア用回路体の
伸縮構造」として開示されている。
【0005】即ち、ハーネス収容ケース61の上下壁6
2には、ハーネスプロテクタ67をスライド案内する長
いガイド溝71が長手方向に形成され、上下壁62の前
端寄りにガイドローラ63を支持するための短いガイド
孔72が、ガイド溝71と直交する方向にやや円弧状に
形成されている。上下壁62は、テーパ壁65に沿って
前方に向いながら漸次的に拡幅し、ガイド孔72を形成
するために前端側で大きく拡幅している。また、上下壁
62が、プロテクタ67に対してガイド部材としての機
能を持っている。
【0006】前記プロテクタ67の上下にはガイドロー
ラ体80が一対配置されている。また、フラットワイヤ
ーハーネス64は、固定部66を介して略S字状に屈曲
し、ガイドローラ63と支持ローラ75の間を通ってプ
ロテクタ67の側壁の内面に配索され、プロテクタ先端
のコネクタ68に接続されている。また、支持ローラ7
5はプロテクタ側壁77の外面に接触し、ガイドローラ
63はワイヤーハーネス64に接触している。
【0007】更に、前記プロテクタ67の上下壁78後
端には、ハーネス収容ケース61に対する上下一対のス
ライド軸81が突設されている。また、前記コネクタ6
8は、車両ボデー本体96側のワイヤーハーネス97の
コネクタ98に接続される。また、ドア開閉時に、プロ
テクタ67は後端のスライド軸81を支点に左右に揺動
する。従って、プロテクタ67と一体に揺動するブラケ
ット73の軸76に対する長孔状のガイド孔72が必要
になる。
【0008】上記構成によれば、ドア閉時にプロテクタ
67がガイド溝71に沿ってハーネス収容ケース61内
に後退する際に、ラック79がピニオンギア(ガイドロ
ーラ63の一端に設けられている)を回動させ、ガイド
ローラ63がピニオンギアと一体に回動する。これによ
り、ワイヤーハーネス64が強制的にハーネス収容ケー
ス61内に引き込まれる。このガイドローラ63は、ワ
イヤーハーネス64とプロテクタ67との間に隙間を与
えることなく回転し、収容時の磨耗抵抗をなくしてワイ
ヤーハーネス64をスムーズに収容する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ド
ア用回路体の伸縮構造は、下記のような問題点を有して
いる。即ち、プロテクタを収容するためには、前記伸縮
構造を収容するための筐体、言い換えれば余長吸収装置
を構成する筐体がワイヤーハーネスの伸縮ストロークと
同等又はそれ以上になり、余長吸収装置の小型化が困難
になるという問題があった。また、ワイヤーハーネス自
体の弾性で位置決めを行っているため、例えば自動車走
行に伴って振動が加わると、ワイヤーハーネスが揺動し
て異音が発生することがあり、さらには構造が複雑で部
品点数が多く、コストアップにつながる等の問題があっ
た。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的はワイヤーハーネス余長吸収装置全体
の小型化と構造の簡素化、ワイヤーハーネスの弛みによ
る異音発生の防止及び組付性の向上を可能にするワイヤ
ーハーネス余長吸収装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、下記(1)〜(9)に記載のワイヤーハーネス余長
吸収装置によって解消される。 (1)ワイヤーハーネスを導入する第1開口部と、前記
ワイヤーハーネスを導出する第2開口部と、内部に屈曲
状態の前記ワイヤーハーネスを収納するワイヤーハーネ
ス収納空間とを備えた筐体であるワイヤーハーネス余長
吸収装置において、前記筐体の前記第2開口部は、該筐
体の底面を形成する第1側板と、傾斜面を形成する第2
側板との近接する端部に形成され、前記第2側板は、前
記第1開口部側から前記第2開口部に向かって漸次的に
前記第1側板に近接するように形成され、前記第2開口
部から導出したワイヤーハーネス端部の引出し及び押し
込みに伴って前記筐体内の前記ワイヤーハーネスが前記
第1側板又は前記第2側板の内側面に弾性的に摺接した
状態で前記ワイヤーハーネスの伸長及び余長吸収を行う
ことを特徴とするワイヤーハーネス余長吸収装置。 (2)前記ワイヤーハーネス余長吸収装置において、前
記第1開口部から導入した前記ワイヤーハーネスの一部
を前記第1側板の内側面に固着し、且つ端部を前記第1
開口部側に折り返すと共にさらに前記第2開口部側に湾
曲状に折り返すことで、前記ワイヤーハーネスの一部が
前記第2側板の内側面に弾性的に当接することを特徴と
する前記(1)に記載のワイヤーハーネス余長吸収装
置。
【0012】前記構成のワイヤーハーネス余長吸収装置
によれば、導出したワイヤーハーネス端部を引き出す
と、筐体内のワイヤーハーネスの湾曲部分が第2側板の
内側面に弾性的に摺接した状態でワイヤーハーネス自体
の弾性作用に抗し且つ縮径しながら第2開口部方向に移
動することで、この縮径した分に対応した長さのワイヤ
ーハーネスが筐体から引き出され、ワイヤーハーネスが
伸長される。また、引き出されたワイヤーハーネス端部
を押し込むと、筐体内で縮径していたワイヤーハーネス
の湾曲部分の半径がワイヤーハーネス自体の弾性作用に
よる復元力により第2側板の内側面に弾性的に摺接した
状態で元の状態に拡径し、拡径した分に対応してワイヤ
ーハーネスが筐体内に吸収されて余長吸収が行われる。
即ち、縮径した状態のワイヤーハーネスは、拡径した状
態のワイヤーハーネスに比べてワイヤーハーネス自体の
弾性作用による復元力が大きく、長く引き出される程、
筐体内への引き込み力が増すことになる。よって、振動
等により異音が生じることはなく、且つワイヤーハーネ
スを押し込む時に筐体内へのスムースな余長吸収を行う
ことができる。
【0013】(3)上記ワイヤーハーネス余長吸収装置
において、前記第1開口部から導入した前記ワイヤーハ
ーネスの一部を前記第2側板の内側面に固着し、且つ端
部を前記第1開口部側に折り返すと共にさらに前記第2
開口部側に湾曲状に折り返すことで、前記ワイヤーハー
ネスの一部が前記第1側板の内側面に弾性的に当接する
ことを特徴とする上記(1)に記載のワイヤーハーネス
余長吸収装置。
【0014】前記ワイヤーハーネス余長吸収装置によれ
ば、導出したワイヤーハーネス端部を第2開口部から筐
体外に引き出すと、上記同様に筐体内のワイヤーハーネ
スの湾曲部分の半径が、第1側板の内側面に弾性的に摺
接した状態でワイヤーハーネス自体の弾性作用に抗し且
つ縮径しながら第2開口部方向に移動することで、この
縮径した分に対応した長さのワイヤーハーネスが筐体か
ら引き出され、ワイヤーハーネスが伸長される。また、
引き出されたワイヤーハーネス端部を押し込むと、筐体
内で縮径していたワイヤーハーネスの湾曲部分の半径が
ワイヤーハーネス自体の弾性作用による復元力により第
1側板の内側面に弾性的に摺接した状態で元の状態に拡
径し、拡径した分に対応してワイヤーハーネスが筐体内
に吸収されて余長吸収が行われる。
【0015】(4)上記ワイヤーハーネス余長吸収装置
において、前記第2開口部が前記第1開口部の機能を兼
備し、前記第2開口部から導入した前記ワイヤーハーネ
スの一部を前記第1側板の内側面に固着し、且つ筐体内
で前記第2開口部側に湾曲状に折り返すことで、前記ワ
イヤーハーネスの一部が前記第2側板の内側面に弾性的
に当接すると共に、前記第2開口部から導出されること
を特徴とする上記(1)に記載のワイヤーハーネス余長
吸収装置。前記ワイヤーハーネス余長吸収装置によれ
ば、前記第2開口部から導出したワイヤーハーネス端部
の引き出し及び押し込みにより、前記(3)に記載のワ
イヤーハーネス余長吸収装置と同様の作用によって、ワ
イヤーハーネスの伸長及び余長吸収を行うことができ
る。
【0016】(5)上記ワイヤーハーネス余長吸収装置
において、前記第2開口部が前記第1開口部の機能を兼
備し、前記第2開口部から導入した前記ワイヤーハーネ
スを前記筐体内で固着することなく前記第2開口部側に
湾曲状に折り返すことで、前記ワイヤーハーネスが前記
第1側板及び前記第2側板の内側面に弾性的に当接する
と共に前記第2開口部から導出され、導入端及び導出端
の双方又はいずれか一方の引出し及び押し込みにより前
記ワイヤーハーネスの伸長及び余長吸収を行うことを特
徴とする上記(1)に記載のワイヤーハーネス余長吸収
装置。
【0017】前記構成のワイヤーハーネス余長吸収装置
によれば、ワイヤーハーネスが筐体内で固着されていな
いので、筐体内のワイヤーハーネスは第1側板及び第2
側板の内側面に弾性的に当接しており、第2開口部から
導出されているワイヤーハーネスの両端部の双方又はい
ずれか一方の引き出しによって、筐体内のワイヤーハー
ネスの湾曲部分の半径が、第1側板及び第2側板の内側
面に弾性的に摺接した状態でワイヤーハーネス自体の弾
性作用に抗し且つ縮径しながら第2開口部方向に移動す
ることで、この縮径した分に対応した長さのワイヤーハ
ーネスが筐体から引き出され、ワイヤーハーネスが伸長
される。また、引き出されたワイヤーハーネス端部を押
し込むと、筐体内で縮径していたワイヤーハーネスの湾
曲部分の半径がワイヤーハーネス自体の弾性作用による
復元力により第1側板及び第2側板の内側面に弾性的に
摺接した状態で元の状態に拡径し、拡径した分に対応し
てワイヤーハーネスが筐体内に吸収されて余長吸収が行
われる。
【0018】(6)ワイヤーハーネスを導入する第1開
口部と、前記ワイヤーハーネスを導出する第2開口部
と、内部に屈曲状態の前記ワイヤーハーネスを収納する
筐体を備えたワイヤーハーネス余長吸収装置において、
前記第2開口部が前記第1開口部の機能を兼備し、傾斜
面を形成する一対の側板が前記第2開口部側に向かって
漸次的に近接するように対向配置されると共に、前記第
2開口部から導入且つ導出したワイヤーハーネスの双方
又はいずれか一方の引出し及び押し込みに伴って前記筐
体内の前記ワイヤーハーネスが前記両側板の内側面に弾
性的に摺接した状態で前記ワイヤーハーネスの伸長及び
余長吸収を行うことを特徴とするワイヤーハーネス余長
吸収装置。
【0019】前記構成のワイヤーハーネス余長吸収装置
によれば、一対の側板が第2開口部側に向かって漸次的
に近接するように対向配置されているので、筐体内のワ
イヤーハーネスは両側板の内側面に弾性的に当接してお
り、第2開口部から導出されているワイヤーハーネスの
両端部の双方又はいずれか一方の引き出しによって、筐
体内のワイヤーハーネスの湾曲部分の半径が、両側板の
内側面に弾性的に摺接した状態でワイヤーハーネス自体
の弾性作用に抗し且つ縮径しながら第2開口部方向に移
動することで、この縮径した分に対応した長さのワイヤ
ーハーネスが筐体から引き出され、ワイヤーハーネスが
伸長される。また、引き出されたワイヤーハーネス端部
を押し込むと、筐体内で縮径していたワイヤーハーネス
の湾曲部分の半径がワイヤーハーネス自体の弾性作用に
よる復元力により両側板の内側面に弾性的に摺接した状
態で元の状態に拡径し、拡径した分に対応してワイヤー
ハーネスが筐体内に吸収されて余長吸収が行われる。よ
って、ワイヤーハーネスを押し込む時に筐体内へのスム
ースな余長吸収を行うことができる。
【0020】(7)ワイヤーハーネスの一方端を導出し
て固定する第1開口部と、前記ワイヤーハーネスを導出
する第2開口部と、内部に屈曲状態の前記ワイヤーハー
ネスを収納するワイヤーハーネス収納空間とを備えた筐
体であるワイヤーハーネス余長吸収装置において、前記
筐体の前記第2開口部は、該筐体の底面を形成する第1
側板と、傾斜面を形成する第2側板との近接する端部に
形成され、前記第2側板は、前記第1側板に対向するよ
うに形成された天板の端部から前記第2開口部に向かっ
て漸次的に前記第1側板に近接するように形成されると
共に、前記第1開口部から導出した前記ワイヤーハーネ
スの端部に接続端子を備え、該接続端子を端子収容室内
に固定したコネクタハウジングが前記筐体の外側に一体
成型され、前記第2開口部から導出したワイヤーハーネ
ス端部の引出し及び押し込みに伴って前記筐体内の前記
ワイヤーハーネスが前記第1側板の内側面に弾性的に摺
接した状態で前記ワイヤーハーネスの伸長及び余長吸収
を行うことを特徴とするワイヤーハーネス余長吸収装
置。
【0021】前記構成のワイヤーハーネス余長吸収装置
によれば、導出したワイヤーハーネス端部を引き出す
と、筐体内のワイヤーハーネスの湾曲部分が第1側板の
内側面に弾性的に摺接した状態でワイヤーハーネス自体
の弾性作用に抗し且つ縮径しながら第2開口部方向に移
動することで、この縮径した分に対応した長さのワイヤ
ーハーネスが筐体から引き出され、ワイヤーハーネスが
伸長される。また、引き出されたワイヤーハーネス端部
を押し込むと、筐体内で縮径していたワイヤーハーネス
の湾曲部分の半径がワイヤーハーネス自体の弾性作用に
よる復元力により第1側板の内側面に弾性的に摺接した
状態で元の状態に拡径し、拡径した分に対応してワイヤ
ーハーネスが筐体内に吸収されて余長吸収が行われる。
よって、振動等により異音が生じることはなく、且つワ
イヤーハーネスを押し込む時に筐体内へのスムースな余
長吸収を行うことができる。更に、第1開口部から導出
したワイヤーハーネスの端部に接続端子を備え、該接続
端子を端子収容室内に固定したコネクタハウジングが筐
体の外側に一体成型されているので、第1開口部近傍に
ワイヤーハーネス用の固定部材を設ける必要がなく、ワ
イヤーハーネス接続用のコネクタの取付部材も不要とな
る。よって、部品点数の削減を図ることができる。
【0022】(8)上記ワイヤーハーネス余長吸収装置
において、前記筐体が、前記コネクタハウジングを一体
成型した蓋部材と、該蓋部材に前記ワイヤーハーネスの
幅方向から嵌合することで前記ワイヤーハーネス収納空
間を形成する底部材とから構成されていることを特徴と
する上記(7)に記載のワイヤーハーネス余長吸収装
置。前記構成のワイヤーハーネス余長吸収装置によれ
ば、筐体が蓋部材と底部材の2部品から構成されてお
り、ワイヤーハーネス端部の接続端子を蓋部材に一体成
型されたコネクタハウジング内の端子収容室に固定して
からワイヤーハーネスを筐体内に収まるように湾曲させ
る。次に、蓋部材に対して底部材をワイヤーハーネスの
幅方向から嵌合することで、ワイヤーハーネスを収納し
た状態で簡単に蓋部材に組み付けることができ、嵌合と
同時にワイヤーハーネスを第2開口部から導出させるこ
とができる。よって、組付作業の向上を図ることができ
る。
【0023】(9)上記ワイヤーハーネス余長吸収装置
において、前記コネクタハウジングが、前記第2側板の
傾斜面上に形成されていることを特徴とする上記(7)
又は(8)に記載のワイヤーハーネス余長吸収装置。前
記構成のワイヤーハーネス余長吸収装置によれば、傾斜
面上にコネクタハウジングが一体成型されているので、
相手コネクタとの嵌合スペースも含めて装置全体の取付
スペースを大きくすることなく、最小限に抑えることが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明のワイヤーハーネス
余長吸収装置の第1実施形態を図1及び図2に基づいて
詳細に説明する。図1は本実施形態のワイヤーハーネス
余長吸収装置の構成と作用を示す斜視図、図2はワイヤ
ーハーネスの引き出し(伸長)と余長吸収作用を示す断
面図である。
【0025】図1及び図2に示すワイヤーハーネス余長
吸収装置(以下、単に余長吸収装置と略称する)1A
は、縦断面形状が略台形に形成された筐体2Aと、筐体
2A内のワイヤーハーネス収納空間3に屈曲状態に収納
されると共に筐体2A外に引き出される可撓性を有する
平形形状のフラットワイヤーハーネス(以下、単にワイ
ヤーハーネスと略称する)4とを備えている。前記筐体
2Aは、底板としての第1側板5と、第1側板5に対し
て直立するように形成された縦側板6と、第1側板5に
平行に対向するように形成された天板8と、第1側板5
に対して傾斜状に形成された第2側板9とを備えてい
る。また、ワイヤーハーネス4をワイヤーハーネス収納
空間3内に導入するための第1開口部7と、ワイヤーハ
ーネス収納空間3内のワイヤーハーネス4を導出する第
2開口部11とを備えている。また、第2側板9は、縦
側板6の上端に形成された天板8の前端部から図中右側
に形成された第2開口部11に向けて漸次的に下がり勾
配になるように設けられている。従って、筐体2A内の
ワイヤーハーネス収納空間3の形状は、第1開口部7側
の空間が広く、第2開口部11側に行くほど漸次的に空
間が狭くなるように形成されており、言い換えると先細
り形状になっている。
【0026】また、前記筐体2Aの長さL及び高さH
は、ワイヤーハーネス4の吸収長さに対応して設定さ
れ、幅Wはワイヤーハーネス4の横幅に対応してやや広
幅に設定されている。更に、前記第1開口部7は、前記
筐体2Aの一端、即ち図中左側の下部に形成され、第2
開口部11は、筐体2Aの他端、即ち図中右側の下部に
第1側板5と第2側板9との合わせ目に相当する位置に
形成されている。なお、筐体2Aは密閉した構成でもよ
いが、一部を開放した構成であってもよい。
【0027】前記第1開口部7からワイヤーハーネス収
納空間3内に差し込まれたワイヤーハーネス4の一部
は、図2に示すように接着剤12によって第1側板5の
平坦な側面に接着され、且つ殆ど屈曲曲率のない状態で
第1開口部7側の導入方向に一旦折り返される。そし
て、ワイヤーハーネス4自体の弾性作用により円弧状に
湾曲させた状態で第2開口部11側に再び折り返され、
第2開口部11から筐体2A外に引き出される。この
時、ワイヤーハーネス4は第2側板9の内側面に面接触
した状態で、第2側板9に沿いながらワイヤーハーネス
端部4aが引き出される。故に、ワイヤーハーネス4の
折り曲げ位置から第2開口部11に至るまでの間は、図
示のように湾曲状に、しかもワイヤーハーネス自体の弾
性により第2側板9の内側面を付勢しながら撓み変形す
る。従って、ワイヤーハーネス4は、第2側板9の内側
面に面接触しているが、ワイヤーハーネス4自体の弾性
により接触しているだけであり、第2側板9の傾斜がワ
イヤーハーネス4の撓み変形に沿うように設定されてい
ることと相まって、ワイヤーハーネス4は第2側板9の
内側面に沿って円滑に摺動することができる。
【0028】次に、ワイヤーハーネス余長吸収装置1A
の作用について説明する。図2に示すようにワイヤーハ
ーネス4の端部4aが、例えば自動車の図示されていな
いドア側に接続されていれば、ドアを開くことによって
ワイヤーハーネス4が第2開口部11から矢印A方向に
引き出される。この時、ワイヤーハーネス4の第1側板
5側は固定されているので、当初は図中左方の位置P1
で大きく湾曲していたワイヤーハーネス4が、ドアの開
き角度に応じて位置P2,P3,P4で示すように湾曲
部分の半径が徐々に縮径して行く。この際、ワイヤーハ
ーネス4の一部は、第2側板9の内側面に自己の弾性に
応じて緩く接しながら移動するので型くずれすることが
なく、第2側板9に対して適度な付勢力を付加しながら
円滑に引き出される。なお、この付勢力、言い換えると
ワイヤーハーネスの復元力は一定ではなく、湾曲部分の
半径が縮径して行くのに伴って徐々に増大する。
【0029】次に、ドア等を閉じる場合は、ドアの動き
に応じてワイヤーハーネス4が第2開口部11から筐体
2A内のワイヤーハーネス収納空間3に矢印B方向に向
かって押し込められる。この結果、ワイヤーハーネス4
の湾曲部分は、引き出し時とは逆に位置P4,P3,P
2,P1の順に示すように次第に大きく拡径するように
膨らみ、この膨らみに応じてワイヤーハーネス収納空間
3内におけるワイヤーハーネス4の収納量が増加し余長
吸収が行われる。この時、前述したように湾曲部分の半
径が縮径状態から拡径状態に移行するので、初期状態で
は大きな復元力によって急激に復帰し、その後徐々に緩
やかに復帰するようになる。従って、ドアを完全に閉じ
た時点では、ワイヤーハーネス4が筐体2A内に吸収さ
れることになり、ボデーとドアとの間に弛むことがな
く、ワイヤーハーネス4の挟み付けによる断線、被覆部
の剥離等による短絡等を未然に防止することができ、信
頼性の高い余長吸収装置を得ることができる。また、構
造が簡単でバネ等の部材は一切不要なので、コスト低減
を図ることができる。
【0030】次に、本発明のワイヤーハーネス余長吸収
装置の第2実施形態を図3を参照して詳細に説明する。
図3はワイヤーハーネスの引出し(伸長)と余長吸収作
用を示す断面図である。なお、本実施形態と前記第1実
施形態との主な相違点は、筐体2B内へのワイヤーハー
ネス4の導入位置と接着位置を変えたことにあるので、
前記同様の作用をなす部材には同一符号を付して説明を
省略する。本実施形態のワイヤーハーネス余長吸収装置
1Bは、第1開口部7が縦側板6の上端に形成されてお
り、第1開口部7から導入されたワイヤーハーネス4
は、天板8及び第2側板9に沿って第2開口部11の近
傍まで布線され、接着剤12によって接着されている。
【0031】前記ワイヤーハーネス4は、一旦屈曲曲率
のない状態で第1開口部7側の導入方向に折り返され
る。そして、ワイヤーハーネス4自体の弾性作用により
円弧状に湾曲させた状態で第2開口部11側に再び折り
返され、第2開口部11から筐体2B外に引き出され
る。この時、ワイヤーハーネス4は第1側板5の内側面
に面接触した状態で、第1側板5に沿いながらワイヤー
ハーネス端部4aが引き出される。故に、ワイヤーハー
ネス4の折り曲げ位置から第2開口部11に至るまでの
間は、図示のように湾曲状で、しかもワイヤーハーネス
自体の弾性により第1側板5の内側面を付勢しながら撓
み変形している。従って、ワイヤーハーネス4は、第1
側板5の内側面に面接触しているが、ワイヤーハーネス
4自体の弾性により接触しているだけであり、第2側板
9を基準として第1側板5を見ると、第2側板9に対す
る第1側板5の傾斜がワイヤーハーネス4の撓み変形に
沿うように設定されていることに変わりはなく、ワイヤ
ーハーネス4は前記第1実施形態と同様に第1側板5の
内側面に沿って円滑に摺動することができる。
【0032】次に、ワイヤーハーネス余長吸収装置1B
の作用について説明する。先ず、ワイヤーハーネス4の
端部4aが、前記第1実施形態と同様に、例えば自動車
の図示されていないドア側に接続されていれば、ドアを
開くことによってワイヤーハーネス4が第2開口部11
から矢印A方向に引き出される。この時、ワイヤーハー
ネス4の第2側板9側は固定されているので、当初は図
中左方の位置P1で大きく湾曲していたワイヤーハーネ
ス4が、ドアの開き角度に応じて位置P2,P3,P
4,P5で示すように湾曲部分の半径が徐々に縮径しな
がら、型くずれすることがなく、第1側板5に対して適
度な付勢力を付加しながら円滑に引き出される。この
際、ワイヤーハーネス4の一部は、ワイヤーハーネス自
体の弾性によって、第1側板5の内側面に対して始めは
緩く面接触しながら移動し、縮径に伴って徐々にその付
勢力を増大させる。
【0033】次に、ドア等を閉じる場合は、ドアの動き
に応じてワイヤーハーネス4が第2開口部11から筐体
2B内のワイヤーハーネス収納空間3に矢印B方向に向
かって押し込められる。その結果、ワイヤーハーネス4
の湾曲部分は、引き出し時とは逆に位置P5から位置P
4,P3,P2,P1の順に示すように次第に大きく拡
径するように膨らみ、この膨らみに応じてワイヤーハー
ネス収納空間3内におけるワイヤーハーネス4の収納量
が増加し余長吸収が行われる。この時、前述したように
湾曲部分の半径が縮径状態から拡径状態に移行するの
で、初期状態では大きな復元力によって急激に復帰し、
その後は徐々に緩やかに復帰するようになる。従って、
ドアが完全に閉じた時点では、ワイヤーハーネス4が筐
体2B内に吸収されることになり、ボデーとドアとの間
に弛むことがなく、ワイヤーハーネス4の挟み付けによ
る断線、被覆部の剥離等による短絡等を未然に防止する
ことができ、信頼性の高いワイヤーハーネス余長吸収装
置を得ることができると共に、簡単な構造で部品点数が
少ないので、コスト低減を図ることができる。
【0034】次に、本発明のワイヤーハーネス余長吸収
装置の第3実施形態を図4を参照して詳細に説明する。
図4はワイヤーハーネスの引出し(伸長)と余長吸収作
用を示す断面図である。なお、本実施形態と前記各実施
形態との主な相違点は、筐体2C内へのワイヤーハーネ
ス4の導入と導出を1つの開口部11によって行うもの
であり、前記同様の作用をなす部材には同一符号を付し
て説明を省略する。本実施形態のワイヤーハーネス余長
吸収装置1Cは、第1側板5や縦側板6、天板8及び第
2側板9は前記各実施形態と同様に構成されているが、
第1開口部は設けられていない。そして、ワイヤーハー
ネス4の導入と導出は、1つの第2開口部11によって
行われる。
【0035】前記開口部11から導入されたワイヤーハ
ーネス4は、開口部11の近傍において接着剤12によ
って接着されている。前記各実施形態とは異なり、本実
施形態では、ワイヤーハーネス4は屈曲曲率なしの状態
で折り返されることはなく、そのまま延長されるように
してワイヤーハーネス4自体の弾性作用により円弧状に
湾曲した状態で第2側板9の内側面に面接触し、第2側
板9に沿いながら端部4aが再び開口部11から筐体2
C外に引き出される。故に、ワイヤーハーネス4の接着
位置から開口部11に至るまでの折り返し部分は、図示
のように湾曲状で、しかもワイヤーハーネス自体の弾性
により第2側板9の内側面を付勢しながら撓み変形す
る。従って、ワイヤーハーネス4は、第2側板9の内側
面に面接触しているが、ワイヤーハーネス4自体の弾性
により接触しているだけであり、第2側板9の傾斜がワ
イヤーハーネス4の撓み変形に沿うように設定されてい
ることと相まって、ワイヤーハーネス4は前記第1実施
形態と同様に第2側板9の内側面に沿って円滑に摺動す
ることができる。
【0036】次に、ワイヤーハーネス余長吸収装置1C
の作用について説明する。前記ワイヤーハーネス4の端
部4aが、前記第1実施形態と同様に、例えば自動車の
図示されていないドア側に接続されていれば、ドアを開
くことによってワイヤーハーネス4が開口部11から矢
印A方向に引き出される。この時、ワイヤーハーネス4
の第1側板5側は固定されているので、当初は図中左方
の位置P1で大きく湾曲していたワイヤーハーネス4
が、ドアの開き角度に応じて位置P2,P3,P4,P
5で示すように湾曲部分の半径が徐々に縮径しながら、
第2側板9に対して適度な付勢力を付加しながら円滑に
引き出される。この際、ワイヤーハーネス4の一部は、
ワイヤーハーネス自体の弾性によって、第2側板9の内
側面に対して始めは緩く面接触しながら移動し、縮径に
伴って徐々にその付勢力を増大させる。
【0037】次に、ドア等を閉じる場合は、ドアの動き
に応じてワイヤーハーネス4が開口部11から筐体2C
内のワイヤーハーネス収納空間3に矢印B方向に向かっ
て押し込められる。その結果、ワイヤーハーネス4の湾
曲部分は、引き出し時とは逆に位置P5から位置P4,
P3,P2,P1の順に次第に大きく膨らむように拡径
し、この拡径に応じてワイヤーハーネス収納空間3内に
おけるワイヤーハーネス4の収納量が増加し余長吸収が
行われる。この時、前述したように湾曲部分の半径が縮
径状態から拡径状態に移行するので、初期状態では大き
な復元力によって急激に復帰し、その後は徐々に緩やか
に復帰するようになる。従って、ドアを完全に閉じた時
点では、ワイヤーハーネス4が筐体2C内に吸収される
ことになり、ボデーとドアとの間に弛むことがなく、ワ
イヤーハーネス4の挟み付けによる断線、被覆部の剥離
等による短絡等を未然に防止することができ、信頼性の
高いワイヤーハーネス余長吸収装置を得ることができる
と共に、簡単な構造で部品点数が少ないので、コスト低
減を図ることができる。
【0038】次に、本発明のワイヤーハーネス余長吸収
装置の第4実施形態を図5を参照して詳細に説明する。
図5はワイヤーハーネスの引出し(伸長)と余長吸収作
用を示す断面図である。なお、本実施形態と前記各実施
形態との主な相違点は、筐体2D内へのワイヤーハーネ
ス4の導入と導出を1つの開口部により行うと共に、ワ
イヤーハーネス4を固着せずに摺動可能な両端部によっ
て引き出し及び押し込みを行うように構成したことにあ
る。従って、前記同様の作用をなす部材には同一符号を
付して説明を省略する。即ち、本実施形態のワイヤーハ
ーネス余長吸収装置1Dは、第1側板5や縦側板6、平
行板8及び第2側板9は前記各実施形態と同様に構成さ
れているが、第1開口部7は前記第3実施形態と同様に
設けられていない。そして、ワイヤーハーネス4の導入
と導出とは、1つの開口部11によって行われるが、ワ
イヤーハーネス4は筐体2D内で固着されていない。従
って、ワイヤーハーネス4の引き出しと押し込みとは、
摺動可能な両端部の双方又はいずれか一方を可動させて
行い得るようになる。
【0039】前記開口部11から導入されたワイヤーハ
ーネス4は、前記各実施形態とは異なり接着されない。
そして、筐体2D内のワイヤーハーネス収納空間3内に
は、ワイヤーハーネス自体の弾性作用により円弧状に湾
曲したワイヤーハーネス4が第1側板5及び第2側板9
の内側面に面接触し、第1側板5及び第2側板9の内側
面に沿いながらその端部4a,4bが開口部11から筐
体2D外に引き出されている。故に、ワイヤーハーネス
4は、図示のように湾曲状で、しかもワイヤーハーネス
自体の弾性により第1側板5及び第2側板9の内側面を
付勢しながら撓み変形する。従って、ワイヤーハーネス
4は、第1側板5及び第2側板9の内側面に面接触して
いるが、ワイヤーハーネス4自体の弾性により接触して
いるだけであり、第2側板9の傾斜がワイヤーハーネス
4の撓み変形に沿うように設定されていることと相まっ
て、ワイヤーハーネス4は第1側板5及び第2側板9の
内側面に沿って円滑に摺動することができる。
【0040】次に、ワイヤーハーネス余長吸収装置1D
の作用について説明する。前記ワイヤーハーネス4の両
端部4a,4bの双方(又はいずれか一方)が矢印A方
向に引き出されると、筐体2D内のワイヤーハーネス4
は位置P1から、位置P2,P3,P4,P5の順に膨
らみ状態が順次縮径する。即ち、当初は図中左方の位置
P1で大きく湾曲していたワイヤーハーネス4が、位置
P2,P3,P4,P5で示すように湾曲部分の半径が
徐々に縮径しながら、第1側板5及び第2側板9に対し
て適度な付勢力を付加しながら円滑に引き出される。こ
の際、ワイヤーハーネス4の摺動部分は、ワイヤーハー
ネス自体の弾性によって、第1側板5及び第2側板9の
内側面に対して始めは緩く面接触しながら移動し、縮径
に伴って徐々にその付勢力を増大させる。
【0041】次に、ワイヤーハーネス4の端部4a,4
bの双方(又はいずれか一方)が矢印B方向に押される
と、ワイヤーハーネス4は開口部11から筐体2D内の
ワイヤーハーネス収納空間3に押し込められる。その結
果、ワイヤーハーネス4の湾曲部分は、引き出し時とは
逆に位置P5から位置P4,P3,P2,P1の順に次
第に大きく膨らむように拡径し、この拡径に応じてワイ
ヤーハーネス収納空間3内におけるワイヤーハーネス4
の収納量が増加して余長吸収が行われる。この時、前述
したように湾曲部分の半径が縮径状態から拡径状態に移
行するので、初期状態では大きな復元力によって急激に
復帰し、その後は徐々に緩やかに復帰するようになる。
従って、ワイヤーハーネス4がボデーとドアとの間に弛
むことがなく、筐体2D内に吸収されることになり、ワ
イヤーハーネス4の挟み付けによる断線、被覆部の剥離
等による短絡等を未然に防止することができ、信頼性の
高いワイヤーハーネス余長吸収装置を得ることができる
と共に、ワイヤーハーネスの部分的な接着が不要で且つ
簡単な構造で部品点数が少ないので、コスト低減を図る
ことができる。
【0042】次に、本発明のワイヤーハーネス余長吸収
装置の第5実施形態を図6を参照して詳細に説明する。
図6はワイヤーハーネスの引出し(伸長)と余長吸収作
用を示す断面図である。なお、本実施形態と前記各実施
形態との主な相違点は、筐体2Eを構成する対向した両
側板9,9aが開口部11に向かって漸次的に接近する
ことで一対の傾斜面が形成され、筐体2E内へのワイヤ
ーハーネス4の導入と導出を1つの開口部11で行い、
ワイヤーハーネス4を固着せずに摺動可能な両端部によ
って引き出し及び押し込みを行うように構成したことで
ある。従って、前記同様の作用をなす部材には同一符号
を付して説明を省略する。即ち、本実施形態ワイヤーハ
ーネス余長吸収装置1Eは、その筐体2Eが前記実施形
態で示した第1側板に代えて平行板8a及び側板9aか
らなる第2の傾斜部を設け、一方の第1の傾斜部である
平行板8及び側板9と対称になるように構成されてい
る。そして、ワイヤーハーネス4の導入と導出とは、前
記実施形態と同様に1つの開口部11によって行われる
が、ワイヤーハーネス4は筐体2E内で接着されていな
いので、ワイヤーハーネス4の引き出し及び押し込み
は、ワイヤーハーネス4の両端部の双方又はいずれか一
方によって行い得るようになる。
【0043】前記開口部11から導入されたワイヤーハ
ーネス4は、前記実施形態と同様に固着されておらず、
ワイヤーハーネス収納空間3内でワイヤーハーネス4自
体の弾性により円弧状に湾曲した状態で対向傾斜した両
側板9,9aの内側面に面接触し、且つ内側面に沿いな
がらワイヤーハーネス端部4a,4bが開口部11から
筐体2E外に引き出される。故に、ワイヤーハーネス4
は、図示のように湾曲状で、しかもワイヤーハーネス自
体の弾性により対向した両側板9,9aの内側面を付勢
しながら撓み変形する。従って、ワイヤーハーネス4
は、両側板9,9aの内側面に面接触しているが、ワイ
ヤーハーネス4自体の弾性により接触しているだけであ
り、両側板9,9aの傾斜がワイヤーハーネス4の撓み
変形に沿うように設定されていることと相まって、ワイ
ヤーハーネス4は両側板9,9aの内側面に沿って円滑
に摺動することができる。
【0044】次に、前記ワイヤーハーネス余長吸収装置
1Eの作用について説明する。前記ワイヤーハーネス4
の端部4a,4bの双方(又はいずれか一方)が矢印A
方向に引き出されると、部分的に接着されていないワイ
ヤーハーネス4は、前記実施形態と同様に位置P1か
ら、位置P2,P3,P4,P5の順に膨らみ状態が順
次縮径する。即ち、当初は図中上方の位置P1で大きく
湾曲していたワイヤーハーネス4が、位置P2,P3,
P4,P5で示すように湾曲部分の半径が徐々に縮径し
ながら、両側板9,9aに対して適度な付勢力を付加し
ながら円滑に引き出される。この際、ワイヤーハーネス
4の摺動部分は、ワイヤーハーネス自体の弾性によっ
て、両側板9,9aの内側面に対して始めは緩く面接触
しながら移動し、縮径に伴って徐々に内側面に対する付
勢力を増大させる。
【0045】次に、ワイヤーハーネス4の端部4a,4
bの双方(またはいずれか一方)が矢印B方向に押され
ると、ワイヤーハーネス4は接着されていないので、開
口部11から筐体2E内のワイヤーハーネス収納空間3
に押し込められる。この結果、ワイヤーハーネス4は、
引き出し時とは逆に位置P5から位置P4,P3,P
2,P1の順に大きく膨らむようになり、この膨らみに
応じてワイヤーハーネス4がワイヤーハーネス収納空間
3内に余長吸収される。この時、前述したように湾曲部
分の半径が縮径状態から拡径状態に移行するので、初期
状態では大きな復元力によって急激に復帰し、その後は
徐々に緩やかに復帰するようになる。従って、ワイヤー
ハーネス4がボデーとドアとの間に弛むことがなく、筐
体2E内に吸収されることになり、ワイヤーハーネス4
の挟み付けによる断線、被覆部の剥離等による短絡等を
未然に防止することができ、信頼性の高いワイヤーハー
ネス余長吸収装置を得ることができると共に、ワイヤー
ハーネスの部分的な接着が不要で且つ簡単な構造で部品
点数が少ないので、コスト低減を図ることができる。
【0046】次に、本発明のワイヤーハーネス余長吸収
装置の第6実施形態を図7乃至図10を参照して詳細に
説明する。図7は本実施形態のワイヤーハーネス余長吸
収装置を示す分解斜視図、図8は図7におけるワイヤー
ハーネス端部の接続端子を示す部分斜視図、図9は図7
における組付け完了状態を示す斜視図、図10は図9に
おけるワイヤーハーネスの引出し(伸長)と余長吸収作
用を示す縦断面図である。なお、本実施形態と前記各実
施形態との主な相違点は、筐体が2部品から構成されて
おり、一方の部品にコネクタハウジングが一体成型され
ている点である。即ち、図7に示すように本実施形態ワ
イヤーハーネス余長吸収装置1Fは、上記各実施形態で
説明した筐体が蓋部材21と底部材22とから構成され
ている。前記蓋部材21には、平板状の基部24にコネ
クタハウジング25が底部材22との嵌合時に後述する
第2側板35の傾斜面上に配置される位置に一体成型さ
れている。このコネクタハウジング25内の前方には相
手コネクタを嵌合するコネクタ嵌合部28(図10参
照)を有し、後方には後述するワイヤーハーネス端部に
固着された接続端子を収容する端子収容室26が設けら
れている。また、底部材22との嵌合用の係合片27が
4箇所に設けられている。
【0047】また、前記底部材22は、断面コ字状の略
箱形状であり、底板としての第1側板32と、第1側板
32に対して直立するように形成された縦側板33と、
第1側板32に平行に対向するように形成された天板3
4と、第1側板32に対して傾斜状に形成された第2側
板35とを備えている。また、ワイヤーハーネス4を導
出する第2開口部37が一方に側端を切り欠いた状態で
設けられている。また、第2側板35は、天板34の前
端部から図中右側に形成された第2開口部37に向けて
漸次的に下がり勾配になるように形成されており、中間
部分に前記コネクタハウジング25用の切欠部36が設
けられている。また、切欠部36の端部には前記コネク
タハウジング25の後端を閉鎖する閉止板38が設けら
れている。また、前記係合片27を嵌合時に係止する係
止突起39が各々対応する位置に設けられている。
【0048】また、図8に示すようにワイヤーハーネス
4端部には、雄型の接続端子40が固着されている。こ
の接続端子40は、前方に接続部41を有し、中間部に
前記端子収容室26内に固定するための係止孔42を有
し、後方にワイヤーハーネス4に固着するための加締部
43を有している。即ち、加締部43の先端を図中裏面
側から突き刺して貫通させてから内側に折り曲げて導体
部に突き刺すことで固着と共に電気的な接続を行ってい
る。
【0049】次に、前記ワイヤーハーネス余長吸収装置
1Fの組み付け手順を説明する。先ず、図7に示すよう
にワイヤーハーネス4端部の接続端子40を蓋部材21
に一体成型されたコネクタハウジング25の端子収容室
26内に挿入する。これにより、端子収容室26内に形
成されたハウジングランス29(図10参照)に接続端
子40の係止孔42が係止される。次に、ワイヤーハー
ネス4を蓋部材21内に収まるように湾曲させてから、
蓋部材21に対して底部材22をワイヤーハーネス4の
幅方向から嵌合することで、図9に示すように蓋部材2
1の係合片27と底部材22の係止突起39が係合して
蓋部材21と底部材22が一体化する。
【0050】この時、接続端子40を収容したコネクタ
23が底部材22の切欠部36内に嵌挿され、コネクタ
ハウジング25後端を閉止板38が閉鎖すると共に、ワ
イヤーハーネス4が第2開口部37内に横方向から挿入
される。従って、ワイヤーハーネス4を収納した状態で
簡単に蓋部材21に底部材22を組み付けることがで
き、この組み付けと同時にワイヤーハーネス4を第2開
口部37から導出させることができるので、組付作業性
の向上を図ることができる。
【0051】図10に示すようにワイヤーハーネス4の
一端がコネクタハウジング25の端子収容室26内に固
定され、他端が第2開口部37から導出されており、ワ
イヤーハーネス収納空間3内の中間部分が、ワイヤーハ
ーネス4自体の弾性により円弧状に湾曲した状態で第1
側板32の内側面に面接触している。故に、ワイヤーハ
ーネス4は、図示のように湾曲状でワイヤーハーネス自
体の弾性により対向した第1側板32の内側面と第2側
板35の中間部分を形成するコネクタハウジング25の
外壁部分を付勢しながら撓み変形する。従って、ワイヤ
ーハーネス4は、第1側板32の内側面に面接触してい
るが、ワイヤーハーネス4自体の弾性により接触してい
るだけであり、第2側板35に対する第1側板32の傾
斜がワイヤーハーネス4の撓み変形に沿うように設定さ
れていることと相まって、ワイヤーハーネス4は第1側
板32の内側面に沿って円滑に摺動することができる。
【0052】次に、前記ワイヤーハーネス余長吸収装置
1Fの作用について説明する。図10に示すように前記
ワイヤーハーネス4の自由端部が矢印A方向に引き出さ
れると、ワイヤーハーネス4は、位置P1から位置P
2,P3,P4,P5の順に膨らみ状態が順次縮径す
る。即ち、当初は図中左側の位置P1で大きく湾曲して
いたワイヤーハーネス4が、位置P2,P3,P4,P
5で示すように湾曲部分の半径が徐々に縮径しながら、
第1側板32に対して適度な付勢力を付加しながら円滑
に引き出される。この際、ワイヤーハーネス4の摺動部
分は、ワイヤーハーネス自体の弾性によって、始めは緩
く面接触しながら移動し、縮径に伴って徐々に内側面に
対する付勢力を増大させる。
【0053】次に、ワイヤーハーネス4が矢印B方向に
押されると、ワイヤーハーネス4は、第2開口部37か
らワイヤーハーネス収納空間3内に押し込められる。こ
の結果、ワイヤーハーネス4は、引き出し時とは逆に位
置P5から位置P4,P3,P2,P1の順に大きく膨
らむようになり、この膨らみに応じてワイヤーハーネス
4がワイヤーハーネス収納空間3内に余長吸収される。
この時、前述したように湾曲部分の半径が縮径状態から
拡径状態に移行するので、初期状態では大きな復元力に
よって急激に復帰し、その後は徐々に緩やかに復帰する
ようになる。従って、ワイヤーハーネス4がボデーとド
アとの間に弛むことがなく、ワイヤーハーネス収納空間
3内に吸収されることになり、ワイヤーハーネス4の挟
み付けによる断線、被覆部の剥離等による短絡等を未然
に防止することができ、信頼性の高いワイヤーハーネス
余長吸収装置を得ることができる。また、ワイヤーハー
ネス用の固定部材を設ける必要がなく、ワイヤーハーネ
ス接続用のコネクタの取付部材も不要となるので、部品
点数を削減することができ、コスト低減を図ることがで
きる。
【0054】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明のワイヤーハ
ーネス余長吸収装置は、筐体の第2開口部は、該筐体の
底面を形成する第1側板と、傾斜面を形成する第2側板
との近接する端部に形成され、前記第2側板は前記第1
開口部側から前記第2開口部に向かって漸次的に前記第
1側板に近接するように形成され、前記第2開口部から
導出したワイヤーハーネス端部の引出し及び押し込みに
伴って前記筐体内のワイヤーハーネスが前記第1側板又
は前記第2側板の内側面に弾性的に摺接した状態で前記
ワイヤーハーネスの伸長及び余長吸収を行う。また、前
記ワイヤーハーネス余長吸収装置において、前記第1開
口部から導入した前記ワイヤーハーネスの一部を前記第
1側板の内側面に固着し、且つ端部を前記第1開口部側
に折り返すと共にさらに前記第2開口部側に湾曲状に折
り返すことで、前記ワイヤーハーネスの一部が前記第2
側板の内側面に弾性的に当接する。
【0055】従って、導出したワイヤーハーネス端部を
引き出すと、筐体内のワイヤーハーネスの湾曲部分が第
2側板の内側面に弾性的に摺接した状態でワイヤーハー
ネス自体の弾性作用に抗し且つ縮径しながら第2開口部
方向に移動することで、この縮径した分に対応した長さ
のワイヤーハーネスが筐体から引き出され、ワイヤーハ
ーネスがスムースに伸長される。また、引き出されたワ
イヤーハーネス端部を押し込むと、筐体内で縮径してい
たワイヤーハーネスの湾曲部分の半径がワイヤーハーネ
ス自体の弾性作用による復元力により第2側板の内側面
に弾性的に摺接した状態で元の状態に拡径し、拡径した
分に対応してワイヤーハーネスが筐体内に吸収されて余
長吸収がスムースに行われる。
【0056】即ち、縮径した状態のワイヤーハーネス
は、拡径した状態のワイヤーハーネスに比べてワイヤー
ハーネス自体の弾性作用による復元力が大きく、筐体内
への引き込み力が増すことになる。よって、ワイヤーハ
ーネスが筐体外に弛むことがなく、ワイヤーハーネスを
押し込む時に筐体内へのスムースな余長吸収を行うこと
ができ、ワイヤーハーネスの断線や被覆部の剥離等によ
る短絡等を未然に防止できるので、信頼性の高い余長吸
収装置を得ることができる。また、ワイヤーハーネスは
筐体内でワイヤーハーネス自体の弾性により湾曲し、し
かも一定の付勢力で第1及び第2側板に接触しているの
で、振動等により異音が生じることはなく、しかも構造
が簡単でバネ等の部材は一切不要なので、コスト低減を
図ることができる。
【0057】また、上記ワイヤーハーネス余長吸収装置
において、前記第1開口部から導入した前記ワイヤーハ
ーネスの一部を前記第2側板の内側面に固着し、且つ端
部を前記第1開口部側に折り返すと共にさらに前記第2
開口部側に湾曲状に折り返すことで、前記ワイヤーハー
ネスの一部が前記第1側板の内側面に弾性的に当接す
る。従って、導入側に近い第2側板側のワイヤーハーネ
スが固着されるので、第2側板に対して第1側板が傾斜
面となり、ワイヤーハーネス端部を第2開口部から筐体
外に引き出すと、筐体内のワイヤーハーネスの湾曲部分
の半径が、第1側板の内側面に弾性的に摺接した状態で
ワイヤーハーネス自体の弾性作用に抗し且つ縮径しなが
ら第2開口部方向に移動してワイヤーハーネスがスムー
スに伸長される。また、引き出されたワイヤーハーネス
端部を押し込むと、筐体内で縮径していたワイヤーハー
ネスの湾曲部分の半径がワイヤーハーネス自体の弾性作
用による復元力により第1側板の内側面に弾性的に摺接
した状態で元の状態に拡径してワイヤーハーネスが筐体
内にスムースに余長吸収される。
【0058】また、上記ワイヤーハーネス余長吸収装置
において、前記第2開口部が前記第1開口部の機能を兼
備し、前記第2開口部から導入した前記ワイヤーハーネ
スの一部を前記第1側板の内側面に固着し、且つ筐体内
で前記第2開口部側に湾曲状に折り返すことで、前記ワ
イヤーハーネスの一部が前記第2側板の内側面に弾性的
に当接すると共に、前記第2開口部から導出される。従
って、筐体の構成として1つの開口部でワイヤーハーネ
スの導入及び導出が行われるので、筐体の取付け自由度
が増すと共に、取付けスペースの狭い場所にも適用でき
るように筐体の小型化を図ることができ、汎用性に優れ
たワイヤーハーネス余長吸収装置を得ることができる。
また、ワイヤーハーネスの屈曲曲率のない状態での折り
返しがないので、ワイヤーハーネス自体の加工が不要
で、生産性の向上を図ることができる。
【0059】また、上記ワイヤーハーネス余長吸収装置
において、前記第2開口部が前記第1開口部の機能を兼
備し、前記第2開口部から導入した前記ワイヤーハーネ
スを前記筐体内で固着することなく前記第2開口部側に
湾曲状に折り返すことで、前記ワイヤーハーネスが前記
第1側板及び前記第2側板の内側面に弾性的に当接する
と共に前記第2開口部から導出され、導入端及び導出端
の双方又はいずれか一方の引出し及び押し込みにより前
記ワイヤーハーネスの伸長及び余長吸収を行う。従っ
て、筐体の構成として1つの開口部でワイヤーハーネス
の導入及び導出が行われ、しかもワイヤーハーネスが屈
曲曲率のない状態での折り返しがなく且つ固着されてい
ないので、筐体の取付け自由度と小型化を図ることがで
き、汎用性に優れると共に、生産性の一層の向上を図る
ことができる。
【0060】更に、本発明のワイヤーハーネス余長吸収
装置は、第2開口部が第1開口部の機能を兼備し、傾斜
面を形成する一対の側板が前記第2開口部側に向かって
漸次的に近接するように対向配置されると共に、前記第
2開口部から導入且つ導出したワイヤーハーネスの双方
又はいずれか一方の引出し及び押し込みに伴って筐体内
の前記ワイヤーハーネスが前記両側板の内側面に弾性的
に摺接した状態で前記ワイヤーハーネスの伸長及び余長
吸収を行う。従って、筐体内のワイヤーハーネスは両側
板の内側面に弾性的に当接しており、第2開口部から導
出されているワイヤーハーネスの両端部の双方又はいず
れか一方の引き出しによって、ワイヤーハーネス自体の
弾性作用に抗しながら両側板の内側面に弾性的に摺接し
た状態で且つ縮径しながら第2開口部方向に移動するこ
とで、ワイヤーハーネスのスムースな伸長が行われる。
また、引き出されたワイヤーハーネス端部を押し込む
と、ワイヤーハーネス自体の弾性作用による復元力によ
り両側板の内側面に弾性的に摺接した状態で元の状態に
拡径することで、ワイヤーハーネスのスムースな余長吸
収が行われる。
【0061】即ち、縮径した状態のワイヤーハーネス
は、拡径した状態のワイヤーハーネスに比べてワイヤー
ハーネス自体の弾性作用による復元力が大きく、筐体内
への引き込み力が増すことになる。よって、ワイヤーハ
ーネスが筐体外に弛むことがなく、ワイヤーハーネスを
押し込む時に筐体内へのスムースな余長吸収を行うこと
ができ、ワイヤーハーネスの断線や被覆部の剥離等によ
る短絡等を未然に防止できるので、信頼性の高い余長吸
収装置を得ることができる。また、ワイヤーハーネスは
筐体内でワイヤーハーネス自体の弾性により湾曲し、し
かも一定の付勢力で第1及び第2側板に接触しているの
で、振動等により異音が生じることはなく、しかも構造
が簡単でバネ等の部材は一切不要なので、コスト低減を
図ることができる。また、筐体の構成として1つの開口
部でワイヤーハーネスの導入及び導出が行われ、しかも
ワイヤーハーネスが屈曲曲率のない状態での折り返しが
なく且つワイヤーハーネスは筐体内で固着されていない
ので、筐体の取付け自由度と小型化を図ることができ、
汎用性に優れると共に、生産性の向上を図ることができ
る。
【0062】また、本発明のワイヤーハーネス余長吸収
装置は、筐体の第2開口部は、該筐体の底面を形成する
第1側板と、傾斜面を形成する第2側板との近接する端
部に形成され、前記第2側板は、前記第1側板に対向す
るように形成された天板の端部から前記第2開口部に向
かって漸次的に前記第1側板に近接するように形成され
ると共に、第1開口部から導出したワイヤーハーネスの
端部に接続端子を備え、該接続端子を端子収容室内に固
定したコネクタハウジングが前記筐体の外側に一体成型
され、前記第2開口部から導出したワイヤーハーネス端
部の引出し及び押し込みに伴って前記筐体内の前記ワイ
ヤーハーネスが前記第1側板の内側面に弾性的に摺接し
た状態で前記ワイヤーハーネスの伸長及び余長吸収を行
う。
【0063】従って、導出したワイヤーハーネス端部を
引き出すと、筐体内のワイヤーハーネスの湾曲部分が第
1側板の内側面に弾性的に摺接した状態でワイヤーハー
ネス自体の弾性作用に抗し且つ縮径しながら第2開口部
方向に移動することで、この縮径した分に対応した長さ
のワイヤーハーネスが筐体から引き出され、ワイヤーハ
ーネスが伸長される。また、引き出されたワイヤーハー
ネス端部を押し込むと、筐体内で縮径していたワイヤー
ハーネスの湾曲部分の半径がワイヤーハーネス自体の弾
性作用による復元力により第1側板の内側面に弾性的に
摺接した状態で元の状態に拡径し、拡径した分に対応し
てワイヤーハーネスが筐体内に吸収されて余長吸収が行
われる。よって、振動等により異音が生じることはな
く、且つワイヤーハーネスを押し込む時に筐体内へのス
ムースな余長吸収を行うことができる。更に、第1開口
部から導出したワイヤーハーネスの端部に接続端子を備
え、該接続端子を端子収容室内に固定したコネクタハウ
ジングが筐体の外側に一体成型されているので、第1開
口部近傍にワイヤーハーネス用の固定部材を設ける必要
がなく、ワイヤーハーネス接続用のコネクタの取付部材
も不要となる。よって、部品点数を削減することがで
き、コスト低減を図ることができる。
【0064】また、前記ワイヤーハーネス余長吸収装置
において、前記筐体が、前記コネクタハウジングを一体
成型した蓋部材と、該蓋部材に前記ワイヤーハーネスの
幅方向から嵌合することでワイヤーハーネス収納空間を
形成する底部材とから構成されている。従って、筐体が
蓋部材と底部材の2部品から構成されており、ワイヤー
ハーネス端部の接続端子を蓋部材に一体成型されたコネ
クタハウジング内の端子収容室に固定してからワイヤー
ハーネスを筐体内に収まるように湾曲させ、蓋部材に対
して底部材をワイヤーハーネスの幅方向から嵌合させる
ことで、ワイヤーハーネスを収納した状態で簡単に蓋部
材に組み付けることができる。よって、前記嵌合と同時
にワイヤーハーネスを第2開口部から導出させることが
でき、組付作業の向上を図ることができる。
【0065】また、前記ワイヤーハーネス余長吸収装置
において、前記コネクタハウジングが、前記第2側板の
傾斜面上に一体成型されているので、相手コネクタとの
嵌合スペースも含めて装置全体の取付スペースを大きく
することなく、最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤーハーネス余長吸収装置の第1
実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1におけるワイヤーハーネス余長吸収装置の
構成と作用を示す断面図である。
【図3】本発明のワイヤーハーネス余長吸収装置の第2
実施形態の構成と作用を示す断面図である。
【図4】本発明のワイヤーハーネス余長吸収装置の第3
実施形態の構成と作用を示す断面図である。
【図5】本発明のワイヤーハーネス余長吸収装置の第4
実施形態の構成と作用を示す断面図である。
【図6】本発明のワイヤーハーネス余長吸収装置の第5
実施形態の構成と作用を示す断面図である。
【図7】本発明のワイヤーハーネス余長吸収装置の第6
実施形態置の構成を示す分解斜視図である。
【図8】図7におけるワイヤーハーネス端部の接続端子
を示す部分斜視図である。
【図9】図7における組付け完了状態を示す斜視図であ
る。
【図10】図9におけるワイヤーハーネスの引出し(伸
長)と余長吸収作用を示す縦断面図である。
【図11】従来のワイヤーハーネス余長吸収装置の一例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1A〜1F ワイヤーハーネス余長吸収装置 2A〜2E 筐体 3 ワイヤーハーネス収納空間 4 ワイヤーハーネス 4a,4b ワイヤーハーネス端部 5,32 第1側板 6,33 縦側板 7 第1開口部 8,8a,34 天板 9,9a,35 第2側板(側板) 11,37 第2開口部 12 接着剤 21 蓋部材 22 底部材 25 コネクタハウジング 27 係合片 36 切欠部 38 閉止板 39 係止突起 40 接続端子 A 引き出し方向 B 押し込み方向

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーハーネスを導入する第1開口部
    と、前記ワイヤーハーネスを導出する第2開口部と、内
    部に屈曲状態の前記ワイヤーハーネスを収納するワイヤ
    ーハーネス収納空間とを備えた筐体であるワイヤーハー
    ネス余長吸収装置において、 前記筐体の前記第2開口部は、該筐体の底面を形成する
    第1側板と、傾斜面を形成する第2側板との近接する端
    部に形成され、 前記第2側板は、前記第1開口部側から前記第2開口部
    に向かって漸次的に前記第1側板に近接するように形成
    され、 前記第2開口部から導出したワイヤーハーネス端部の引
    出し及び押し込みに伴って前記筐体内の前記ワイヤーハ
    ーネスが前記第1側板又は前記第2側板の内側面に弾性
    的に摺接した状態で前記ワイヤーハーネスの伸長及び余
    長吸収を行うことを特徴とするワイヤーハーネス余長吸
    収装置。
  2. 【請求項2】 前記第1開口部から導入した前記ワイヤ
    ーハーネスの一部を前記第1側板の内側面に固着し、且
    つ端部を前記第1開口部側に折り返すと共にさらに前記
    第2開口部側に湾曲状に折り返すことで、前記ワイヤー
    ハーネスの一部が前記第2側板の内側面に弾性的に当接
    することを特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネス
    余長吸収装置。
  3. 【請求項3】 前記第1開口部から導入した前記ワイヤ
    ーハーネスの一部を前記第2側板の内側面に固着し、且
    つ端部を前記第1開口部側に折り返すと共にさらに前記
    第2開口部側に湾曲状に折り返すことで、前記ワイヤー
    ハーネスの一部が前記第1側板の内側面に弾性的に当接
    することを特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネス
    余長吸収装置。
  4. 【請求項4】 前記第2開口部が前記第1開口部の機能
    を兼備し、前記第2開口部から導入した前記ワイヤーハ
    ーネスの一部を前記第1側板の内側面に固着し、且つ筐
    体内で前記第2開口部側に湾曲状に折り返すことで、前
    記ワイヤーハーネスの一部が前記第2側板の内側面に弾
    性的に当接すると共に、前記第2開口部から導出される
    ことを特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネス余長
    吸収装置。
  5. 【請求項5】 前記第2開口部が前記第1開口部の機能
    を兼備し、前記第2開口部から導入した前記ワイヤーハ
    ーネスを前記筐体内で固着することなく前記第2開口部
    側に湾曲状に折り返すことで、前記ワイヤーハーネスが
    前記第1側板及び前記第2側板の内側面に弾性的に当接
    すると共に前記第2開口部から導出され、導入端及び導
    出端の双方又はいずれか一方の引出し及び押し込みによ
    り前記ワイヤーハーネスの伸長及び余長吸収を行うこと
    を特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネス余長吸収
    装置。
  6. 【請求項6】 ワイヤーハーネスを導入する第1開口部
    と、前記ワイヤーハーネスを導出する第2開口部と、内
    部に屈曲状態の前記ワイヤーハーネスを収納する筐体を
    備えたワイヤーハーネス余長吸収装置において、 前記第2開口部が前記第1開口部の機能を兼備し、傾斜
    面を形成する一対の側板が前記第2開口部側に向かって
    漸次的に近接するように対向配置されると共に、 前記第2開口部から導入且つ導出したワイヤーハーネス
    の双方又はいずれか一方の引出し及び押し込みに伴って
    前記筐体内の前記ワイヤーハーネスが前記両側板の内側
    面に弾性的に摺接した状態で前記ワイヤーハーネスの伸
    長及び余長吸収を行うことを特徴とするワイヤーハーネ
    ス余長吸収装置。
  7. 【請求項7】 ワイヤーハーネスの一方端を導出して固
    定する第1開口部と、前記ワイヤーハーネスを導出する
    第2開口部と、内部に屈曲状態の前記ワイヤーハーネス
    を収納するワイヤーハーネス収納空間とを備えた筐体で
    あるワイヤーハーネス余長吸収装置において、 前記筐体の前記第2開口部は、該筐体の底面を形成する
    第1側板と、傾斜面を形成する第2側板との近接する端
    部に形成され、 前記第2側板は、前記第1側板に対向するように形成さ
    れた天板の端部から前記第2開口部に向かって漸次的に
    前記第1側板に近接するように形成されると共に、 前記第1開口部から導出した前記ワイヤーハーネスの端
    部に接続端子を備え、該接続端子を端子収容室内に固定
    したコネクタハウジングが、前記筐体の外側に一体成型
    され、 前記第2開口部から導出したワイヤーハーネス端部の引
    出し及び押し込みに伴って前記筐体内の前記ワイヤーハ
    ーネスが前記第1側板の内側面に弾性的に摺接した状態
    で前記ワイヤーハーネスの伸長及び余長吸収を行うこと
    を特徴とするワイヤーハーネス余長吸収装置。
  8. 【請求項8】 前記筐体が、前記コネクタハウジングを
    一体成型した蓋部材と、該蓋部材に前記ワイヤーハーネ
    スの幅方向から嵌合することで前記ワイヤーハーネス収
    納空間を形成する底部材とから構成されていることを特
    徴とする請求項7記載のワイヤーハーネス余長吸収装
    置。
  9. 【請求項9】 前記コネクタハウジングが、前記第2側
    板の傾斜面上に形成されていることを特徴とする請求項
    7又は8記載のワイヤーハーネス余長吸収装置。
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