JP2006324069A - 端子カバー - Google Patents

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Tadao Iwata
匡生 岩田
Takahiro Shiohama
貴宏 塩浜
Katsunori Hayashi
克紀 林
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Abstract

【課題】 作業性の向上を図ることが可能な端子カバーを提供する。
【解決手段】 端子カバー1は電線2の端末に取り付けた状態でボルトナット型固定端子に接続される接続端子3を絶縁及び保護する。また、端子カバー1は端子保護部6及び電線保護部7を形成した本体4と、この本体4を覆う蓋体5とを有する。蓋体5は端子保護部6の上面開口を覆う前カバー21と、電線保護部7の上面開口を覆う後カバー22とを有する。前カバー21にはヒンジ14の一端を連結する。端子保護部6には前カバー21の回転方向の力により弾性変形する弾性アーム10を形成する。弾性アーム10にはヒンジ14の他端を連結する。弾性アーム10を撓ませつつ前カバー21と端子保護部6との係止を解除する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電線端末の接続端子に取り付けられるとともに、接続端子とボルトナット型固定端子との接続部分を絶縁及び保護する樹脂製の端子カバーに関する。
例えば車両に搭載される機器等の端子は、振動を受けても緩みが生じないように、電線端末の接続端子をボルト及びナットで締め付けて接続するような構造を有している。このようなボルト及びナットで締め付けられた接続部分を外力から保護し且つ絶縁するために、接続端子には端子カバーが設けられている。
図15ないし図20を参照しながら下記特許文献1に開示された従来の端子カバーについて説明する。従来の端子カバー101は、本体102と、この本体102に一体となる蓋体103とを備えて構成されている。端子カバー101は、絶縁性を有する合成樹脂材料を用いて成形されている。
本体102は、端子保護部104と電線保護部105の二つの部分を有している。端子保護部104は、例えば機器側に設けられるボルトナット型の固定端子106を囲むような形状に形成されている。端子保護部104は、環状に形成されている。電線保護部105は、固定端子106に接続される接続端子107と電線108の端末部分との接続がなされる電線端末接続部分を収納することができるように形成されている。
接続端子107は、上記電線端末接続部分を構成する電線加締め部109と、この電線加締め部109に連続する端子本体110とを有している。端子本体110は、板状に形成されている。端子本体110の中央には、固定端子106のボルト部分111を挿通する貫通孔112が形成されている。
蓋体103は、端子保護部104の上面開口を覆う前カバー113と、電線保護部105の上面開口を覆う後カバー114とを有している。後カバー114は、この一側壁が電線保護部105の一側縁にヒンジ115を介して開閉自在に連結されている。前カバー113は、この後縁が後カバー114の前縁にヒンジ116を介して開閉自在に連結されている。前カバー113は、これを開いた状態で、固定端子106のボルト部分111にナット117を締め付けることができるように形成されている。
後カバー114の他側壁には、係止枠118が形成されている。また、電線保護部105の他側縁には、係止突起119が形成されている。後カバー114を閉じて電線保護部105を覆うと、係止枠118と係止突起119とに引っ掛かり合いが生じ、これによって後カバー114は閉止状態が保持されるようになっている。
端子保護部104の両側縁には、前カバー113を閉止状態にした時に、前カバー113の両側壁の外側に位置するような一対の狭持壁120が形成されている。この各狭持壁120の内面下部には、係止孔121が形成されている。一方、前カバー113の両側壁の外側下部には、前カバー113を閉止状態にした時に、係止孔121に係止される係止突起122が形成されている。係止孔121と係止突起122は、端子保護部104と前カバー113との係止機構を構成する部分として形成されている。
前カバー113の両側壁には、切り込み部123が形成されている。この切り込み部123は、係止突起121の近傍に形成されている。前カバー113の両側壁は、切り込み部123によって部分的に撓み易くなるように形成されている。
上記構成に基づいて、端子カバー101の組み立て及び使用形態を説明する。先ず、予め電線108の端末に接続した接続端子107に端子カバー101を装着する。具体的には、電線保護部105に対し、後カバー114を開いた状態にする。そして、上記電線端末接続部分を電線保護部105に収納し、後カバー114を閉じる。この時、接続端子107の端子本体110は、端子保護部104内に位置する。前カバー113は、開いたままでは不安定で損傷しやすいことから、次に前カバー113を閉じた状態にする(上記係止機構によって前カバー113を端子保護部104にロックする)。前カバー113は、閉じた状態で次の組み立て工程へ搬入される。
組み立て工程では、先ず、作業員が電線108を持ちながら端子カバー101を先にして狭いスペースに差し込み、電線108を配索する作業を行う。電線108の配索は、固定端子106を目指して行う。端子カバー101に保護された接続端子107が固定端子106に近づくと、次に、前カバー113と端子保護部104とのロックを解除して前カバー113を開く。続いて、接続端子107の端子本体110を固定端子106のボルト部分111に嵌挿し、この状態でナット117を締め付ける作業を行う。接続端子107と固定端子106との接続が完了したら、前カバー113を閉じる作業を行う(前カバー113を端子保護部104にロックする)。以上により一連の作業が完了する。
特開平6−267600号公報
ところで、上記従来技術にあっては、端子カバー101を狭いスペースに差し込みながら電線108を配索する作業があると、前カバー113が配索経路上のどこかにぶつかってしまうことがある。この時、ロックが解除されて前カバー113の開きが生じると、開いた前カバー113が配索経路上の更にどこかに対して引っ掛かり易くなる。従って、従来の端子カバー101は、作業性に影響を来す恐れがあるという問題点を有している。
尚、前カバー113のロックを強化すれば(係止力をアップさせるように係止機構を変更すれば)、上記問題点の対策になる。しかしながら、この対策によって接続端子107と固定端子106との接続時に、前カバー113を開くという作業が非常に困難になってしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、作業性の向上を図ることが可能な端子カバーを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の端子カバーは、電線の端末に取り付けた状態でボルトナット型固定端子に接続される接続端子を絶縁及び保護する合成樹脂製の端子カバーであるとともに、端子保護部及び電線保護部を形成した本体と、該本体を覆う蓋体とを有し、該蓋体は前記端子保護部の上面開口を覆う前カバーと、前記電線保護部の上面開口を覆う後カバーとを有する端子カバーにおいて、前記前カバー又は前記端子保護部のいずれか一方にヒンジの一端を連結するとともに、いずれか他方には前記前カバーの回転方向の力により弾性変形する弾性アームを形成し、さらに該弾性アームには前記ヒンジの他端を連結することを特徴としている。
請求項2記載の本発明の端子カバーは、請求項1に記載の端子カバーにおいて、前記弾性アームを撓ませつつ前記前カバーと前記端子保護部との係止を解除することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、前カバーと端子保護部との係止、係止解除を次のような構造によって行うことが可能になる。すなわち、係止状態にある前カバーを捻るようにして若干回転させて前カバーと端子保護部との係止を解除するような構造にすることが可能になる。これにより、前カバーが例えば配索経路上のどこかにぶつかっても係止状態が解除されることはなく、結果、前カバーが不本意に開いてしまうようなことを防止することが可能になる。本発明の端子カバーにおいて、前カバーを若干回転させると、この回転方向の力により弾性アームが撓む。この弾性アームには、ヒンジが連結されることから、前カバーを端子保護部に対して開閉する際には余計な力がヒンジに作用しなくなる。尚、前カバーと端子保護部とをヒンジによって単純に連結すると、前カバーの回転方向の力によって、ヒンジに破断方向の力が作用する。本発明では、この破断方向の力がヒンジに作用しなくなる。若しくは、破断方向の力が十分に軽減される。本発明では、ヒンジの信頼性が確保される。本発明は、前カバーをどこかにぶつけても係止状態が解除され難い端子カバーの提供に有用な構造になる。
本発明によれば、不本意に前カバーが係止解除されるようなことを防止することができる。従って、作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の端子カバーの一実施の形態を示す斜視図、図2は図1の縦断面図である。また、図3は前カバー係止状態を示す斜視図、図4は図3のA視方向の斜視図、図5は図3の横断面図である。
図1及び図2において、引用符号1は本発明の端子カバーを示している。端子カバー1は、電線2の端末と、この端末に設けられる接続端子3とに跨るように取り付けられている。接続端子3は、端子カバー1を取り付けた状態で、例えば車両におけるスタータ、オルタネータ、ジェネレータ等のボルトナット型固定端子(図示省略)に接続されるようになっている。端子カバー1は、接続端子3と上記ボルトナット型固定端子との接続部分を絶縁及び保護することができるように形成されている。
端子カバー1は、この端子カバー1を構成する後述の前カバー21を矢線P方向に捻って若干回転させると、前カバー21の係止状態が解除されるような構造になっている。端子カバー1は、例えばどこかにぶつかっても不本意に前カバー21が係止解除されるようなことはなく、従来よりも作業性の向上を図ることができるように構成されている。先ず、図1ないし図5を参照しながら上記各構成部材について説明する。
上記端子カバー1は、絶縁性を有する合成樹脂材料を用いて成形されている。端子カバー1は、本体4と、この本体4を覆う蓋体5とを備えて構成されている。本体4は、端子保護部6と電線保護部7とを有している。端子保護部6は、平面視略円形状に形成されている。端子保護部6は、所定の高さ且つ湾曲する側壁8と、この側壁8の上端部に形成される上面開口と、側壁8の下端部に形成される下面開口とを有している。
側壁8の上端部には、係止機構の一方を構成する本体側係止部9と、本発明の主要構造の一つとなる弾性アーム10と、後述の前カバー21の側壁24をガイドするガイド凸部11とが形成されている。本体側係止部9と弾性アーム10は、端子保護部6の左右方向の側部に形成されている。本形態において、本体側係止部9は、正面左側に位置するように形成されている。また、弾性アーム10は、正面右側に位置するように形成されている。ガイド凸部11は、本体側係止部9と弾性アーム10との間や、電線保護部7との連続部分近傍に形成されている。
本体側係止部9は、上下方向の溝12(図9参照)と、この上下方向の溝12に連続する周方向の溝13(図9参照)とを有している。上下方向の溝12は、この一端が側壁8の上端部に開口するように形成されている。上下方向の溝12の他端は、周方向の溝13の一端に連続するように形成されている。周方向の溝13は、側壁8の上端部に沿って平行に形成されている。周方向の溝13の他端は、ストッパとしての機能を有している(後述する)。
弾性アーム10は、側壁8の上端部に沿ってのびる略円弧状のアームであって、この一端が電線保護部7との連続部分近傍のガイド凸部11に連成されている。弾性アーム10は、可撓性を有している。すなわち、弾性変形可能に形成されている。弾性アーム10は、ガイド凸部11との連成部分を中心にして外側へ開くように形成されている。このような弾性アーム10には、一方の端部が後述の前カバー21に連続するヒンジ14が連成されている。弾性アーム10には、ヒンジ14の他方の端部が連成されている。弾性アーム10は、ヒンジ14の幅に合わせてこの大きさが設定されている。
電線保護部7は、底壁15と、端子保護部6の側壁8の端部に連続する一対の側壁16と、後壁17とを有している。電線保護部7は、端子保護部6側が開口するとともに上面が開口する略箱状に形成されている。一方の側壁16には、後述の後カバー22を連結するヒンジ18が複数形成されている。他方の側壁16には、後述の後カバー22に対する係止突起19が複数形成されている。後壁17には、半円形の電線引き出し部20が形成されている。
蓋体5は、端子保護部6の上面開口を覆う前カバー21と、電線保護部7の上面開口を覆う後カバー22とを備えて構成されている。前カバー21と後カバー22は、別体となるように形成されている。前カバー21は、平面視略円形状に形成されている。前カバー21は、天井壁23と、所定の高さ且つ湾曲する側壁24と、この側壁24の下端部に形成される下面開口とを有している。前カバー21は、矢線P方向に捻って若干回転させることができるように形成されている。
側壁24の下端部には、係止機構の他方を構成する蓋体側係止部25が形成されている。蓋体側係止部25は、端子保護部6の本体側係止部9の位置に合わせて形成されている。蓋体側係止部25は、爪状の突起となるように形成されている。蓋体側係止部25は、端子保護部6の上下方向の溝12及び周方向の溝13を移動することができるように形成されている。蓋体側係止部25は、爪状の突起であることから、周方向の溝13に対して引っ掛かるように形成されている。蓋体側係止部25の反対側の位置には、ヒンジ14の他方の端部が連成されている。ヒンジ14は、前カバー21の外側へ突出するように形成されている。側壁24は、この下端部内側に端子保護部6のガイド凸部11が差し込まれ、これによってガイドされるように形成されている。尚、ガイド凸部11は、前カバー21を若干回転させる際のガイドとしても機能する。
後カバー22は、天井壁26と、一対の側壁27と、後壁28とを有している。後カバー22は、前カバー21側が開口するとともに下面が開口する略箱状に形成されている。一方の側壁27には、ヒンジ18が複数連成されている。他方の側壁27には、係止枠29が複数形成されている。係止枠29は、電線保護部7の係止突起19の位置に合わせて形成されている。後壁28には、半円形の電線引き出し部30が形成されている。電線引き出し部20及び30は、重なり合うように配置形成されている。
上記接続端子3は、導電性を有する金属板を塑性加工することにより形成されている。接続端子3は、電線2の端末を圧着接続する電線加締め部31と、この電線加締め部31に連続する端子本体32とを有している。端子本体32は、板状に形成されている。端子本体32の中央には、ボルト挿通用の貫通孔33が形成されている。
上記ボルトナット型固定端子(図示省略)は、導電性を有しており、接続端子3に対する電気接続部として設けられている。ボルトナット型固定端子は、台座と、この台座に立設するボルトと、このボルトに螺合するナットとを備えて構成されている。
上記構成において、本発明の端子カバー1は、次のような手順で組み立てられ、そして使用される。
先ず、特に図示しないが、蓋体5を全開にした状態の端子カバー1を用意する。次に、電線2の端末に接続した接続端子3を本体4の上面開口側にセットし、この接続端子3を本体4に収納する。電線2の端末及び電線加締め部31は電線保護部7に収納され、端子本体32は端子保護部6に収納される。続いて、蓋体5を閉じる。蓋体5は、この時、後カバー22の係止枠29が本体4の係止突起19に引っ掛かり係止される。前カバー21は、係止機構の他方を構成する蓋体側係止部25が同じく係止機構の一方を構成する本体側係止部9に引っ掛かり係止される(係止構造については後述する)。以上により、端子カバー1と接続端子3との組み立てが完了する。端子カバー1は、この状態で組み立て工程へ搬入される。
組み立て工程へ搬入された端子カバー1は、特に図示しないが、先ず、端子カバー1を先にして狭いスペースに差し込まれる。すなわち、組み立て工程では、先ず電線2を配索する作業を行う。電線配索作業は、ボルトナット型固定端子を目指して行う。次に、前カバー21を開く作業を行う。前カバー21は、捻って若干回転させると係止状態が解除される(後述する)。係止状態が解除されると、前カバー21はヒンジ14を介して容易に開く(後述する)。続いて、接続端子3の貫通孔33をボルトナット型固定端子(図示省略)のボルトに挿通する作業を行う。続いて、ナットを準備し、このナットをボルトナット型固定端子のボルトに螺合する作業を行う。最後に、前カバー21を全閉する作業を行う。以上により一連の作業が完了する。接続端子3とボルトナット型固定端子との接続部分は、端子カバー1によって絶縁及び保護される。
ここで、上述の前カバー21を開く作業について説明する。説明は図3ないし図14を参照する(図3ないし図14は接続端子3の図示を省略した図面である)。
図3ないし図5は前カバー係止状態を示す図である。この図に示す如く、端子カバー1は、前カバー21が端子保護部6に対して閉じた状態にある。具体的には、蓋体側係止部25が本体側係止部9に引っ掛かって係止され、これによって前カバー21が端子保護部6に対して閉じた状態になる。蓋体側係止部25は、本体側係止部9における周方向の溝13の他端に当接するような位置の状態にある。弾性アーム10は、側壁8の上端部から外側へ突出しない状態、すなわち撓みのない状態にある。ヒンジ14は、折り畳まれた状態にある。
図6ないし図8は前カバーを捻って若干回転させた状態を示す図である。この図に示す如く、端子カバー1は、前カバー21が端子保護部6に対して矢線P方向に捻られ若干回転した状態にある。前カバー21の回転に伴い、係止構造に関しては、蓋体側係止部25が本体側係止部9における上下方向の溝12の他端と周方向の溝13の一端との連続部分に移動する。すなわち、係止解除がなされた状態になる。弾性アーム10は、側壁8の上端部から外側へ突出した状態、すなわち弾性変形した状態になる。ヒンジ14は、まだ折り畳まれたままの状態にある。
図9ないし図11は前カバーを開く途中の状態を示す図である。この図に示す如く、端子カバー1は、前カバー21が端子保護部6に対して離れる途中の状態にある。前カバー21を開くことによって、蓋体側係止部25は本体側係止部9における上下方向の溝12を移動し、そして上下方向の溝12の一端から離れる。弾性アーム10は、元の状態に戻ろうとする途中であり、まだ弾性変形したままの状態にある。ヒンジ14は、若干開いた状態になる。
図12ないし図14は前カバーを開いた状態を示す図である。この図に示す如く、端子カバー1は、前カバー21が端子保護部6に対して全開した状態になる。弾性アーム10は元の位置に戻り、これに伴って前カバー21も元の位置に戻った状態になる。ヒンジ14は、全開した状態になる。
尚、前カバー21を閉じる作業は、上述の説明とは逆になる手順で行えばよいので、ここではその説明を省略する。
以上、図1ないし図14を参照しながら説明してきたように、本発明の端子カバー1は、前カバー21を矢線P方向に捻って若干回転させると、前カバー21の係止状態が解除されるような構造になっている。従って、本発明の端子カバー1は、例えばどこかにぶつかっても不本意に前カバー21が係止解除されるようなことはなく、従来よりも作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
本発明の端子カバー1は、ヒンジ14が弾性アーム10に連続することから、前カバー21を開閉する際に、余計な力を作用させない構造になっている。従って、本発明の端子カバー1は、ヒンジ14の信頼性を十分に確保することができるという効果を奏する。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明の端子カバーの一実施の形態を示す斜視図である。 図1の縦断面図である。 前カバー係止状態を示す斜視図である。 図3のA視方向の斜視図である。 図3の横断面図である。 前カバーを捻って若干回転させた状態を示す斜視図である。 図6のB視方向の斜視図である。 図6の横断面図である。 前カバーを開く途中の状態を示す斜視図である。 図9のC視方向の斜視図である。 図9の横断面図である。 前カバーを開いた状態を示す斜視図である。 図12のD視方向の斜視図である。 図12の横断面図である。 従来例の端子カバーの斜視図である。 従来例の端子カバーの前カバーを全開にした状態の斜視図である。 従来例の端子カバーの断面図である。 従来例の端子カバーの断面図である。 従来例の端子カバーの後カバーを全開にした状態の断面図である。 従来例の端子カバーにより保護される接続端子の平面図である。
符号の説明
1 端子カバー
2 電線
3 接続端子
4 本体
5 蓋体
6 端子保護部
7 電線保護部
8 側壁
9 本体側係止部
10 弾性アーム
11 ガイド凸部
12 上下方向の溝
13 周方向の溝
14 ヒンジ
21 前カバー
22 後カバー
25 蓋体側係止部
31 電線加締め部
32 端子本体
33 貫通孔

Claims (2)

  1. 電線の端末に取り付けた状態でボルトナット型固定端子に接続される接続端子を絶縁及び保護する合成樹脂製の端子カバーであるとともに、
    端子保護部及び電線保護部を形成した本体と、該本体を覆う蓋体とを有し、該蓋体は前記端子保護部の上面開口を覆う前カバーと、前記電線保護部の上面開口を覆う後カバーとを有する端子カバーにおいて、
    前記前カバー又は前記端子保護部のいずれか一方にヒンジの一端を連結するとともに、いずれか他方には前記前カバーの回転方向の力により弾性変形する弾性アームを形成し、さらに該弾性アームには前記ヒンジの他端を連結する
    ことを特徴とする端子カバー。
  2. 請求項1に記載の端子カバーにおいて、
    前記弾性アームを撓ませつつ前記前カバーと前記端子保護部との係止を解除する
    ことを特徴とする端子カバー。
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