JP4518327B2 - 端子カバー - Google Patents

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Description

本発明は、電線端末の接続端子に取り付けられるとともに、接続端子とボルトナット型固定端子との接続部分を絶縁及び保護する樹脂製の端子カバーに関する。
例えば車両に搭載される機器等の端子は、振動を受けても緩みが生じないように、電線端末の接続端子をボルト及びナットで締め付けて接続するような構造を有している。このようなボルト及びナットで締め付けられた接続部分を外力から保護し且つ絶縁するために、接続端子には端子カバーが設けられている。
図19ないし図24を参照しながら下記特許文献1に開示された従来の端子カバーについて説明する。従来の端子カバー101は、本体102と、この本体102に一体となる蓋体103とを備えて構成されている。端子カバー101は、絶縁性を有する合成樹脂材料を用いて成形されている。
本体102は、端子保護部104と電線保護部105の二つの部分を有している。端子保護部104は、例えば機器側に設けられるボルトナット型の固定端子106を囲むような形状に形成されている。端子保護部104は、環状に形成されている。電線保護部105は、固定端子106に接続される接続端子107と電線108の端末部分との接続がなされる電線端末接続部分を収納することができるように形成されている。
接続端子107は、上記電線端末接続部分を構成する電線加締め部109と、この電線加締め部109に連続する端子本体110とを有している。端子本体110は、板状に形成されている。端子本体110の中央には、固定端子106のボルト部分111を挿通する貫通孔112が形成されている。
蓋体103は、端子保護部104の上面開口を覆う前カバー113と、電線保護部105の上面開口を覆う後カバー114とを有している。後カバー114は、この一側壁が電線保護部105の一側縁にヒンジ115を介して開閉自在に連結されている。前カバー113は、この後縁が後カバー114の前縁にヒンジ116を介して開閉自在に連結されている。前カバー113は、これを開いた状態で、固定端子106のボルト部分111にナット117を締め付けることができるように形成されている。
後カバー114の他側壁には、係止枠118が形成されている。また、電線保護部105の他側縁には、係止突起119が形成されている。後カバー114を閉じて電線保護部105を覆うと、係止枠118と係止突起119とに引っ掛かり合いが生じ、これによって後カバー114は閉止状態が保持されるようになっている。
端子保護部104の両側縁には、前カバー113を閉止状態にした時に、前カバー113の両側壁の外側に位置するような一対の狭持壁120が形成されている。この各狭持壁120の内面下部には、係止孔121が形成されている。一方、前カバー113の両側壁の外側下部には、前カバー113を閉止状態にした時に、係止孔121に係止される係止突起122が形成されている。係止孔121と係止突起122は、端子保護部104と前カバー113との係止機構を構成する部分として形成されている。
前カバー113の両側壁には、切り込み部123が形成されている。この切り込み部123は、係止突起121の近傍に形成されている。前カバー113の両側壁は、切り込み部123によって部分的に撓み易くなるように形成されている。
上記構成に基づいて、端子カバー101の組み立て及び使用形態を説明する。先ず、予め電線108の端末に接続した接続端子107に端子カバー101を装着する。具体的には、電線保護部105に対し、後カバー114を開いた状態にする。そして、上記電線端末接続部分を電線保護部105に収納し、後カバー114を閉じる。この時、接続端子107の端子本体110は、端子保護部104内に位置する。前カバー113は、開いたままでは不安定で損傷しやすいことから、次に前カバー113を閉じた状態にする(上記係止機構によって前カバー113を端子保護部104にロックする)。前カバー113は、閉じた状態で次の組み立て工程へ搬入される。
組み立て工程では、先ず、作業員が電線108を持ちながら端子カバー101を先にして狭いスペースに差し込み、電線108を配索する作業を行う。電線108の配索は、固定端子106を目指して行う。端子カバー101に保護された接続端子107が固定端子106に近づくと、次に、前カバー113と端子保護部104とのロックを解除して前カバー113を開く。続いて、接続端子107の端子本体110を固定端子106のボルト部分111に嵌挿し、この状態でナット117を締め付ける作業を行う。接続端子107と固定端子106との接続が完了したら、前カバー113を閉じる作業を行う(前カバー113を端子保護部104にロックする)。以上により一連の作業が完了する。
ところで、下記特許文献1には、次のような技術も開示されている。図25において、端子カバー131に保護された接続端子132は、固定端子133のボルト部分134とナット135とによって締め付けられ、そして接続されている。端子カバー131における前カバー136の内面には、この前カバー136の係止時にナット135に当たって前カバー136の係止突起137を矢線Q方向へ移動(変位)させるリブ138が形成されている。リブ138は、係止突起137と端子保護部139の係止孔140との係止代を増加方向へ変位させる斜面141を有している。端子カバー131は、前カバー136の係止後において、リブ138とナット135とにより係止力が増大するようになっている。すなわち、端子カバー131は、前カバー136が容易に開かないような構造になっている。
端子カバー131は、接続端子132と固定端子133との接続作業時において前カバー136が開き易く、その後は前カバー113が開き難くなるような構造になっている。端子カバー131は、別部品を設けなくとも前カバー113が開き難くなるような構造になっている。
特開平6−267600号公報
上記従来の端子カバー131にあっては、前カバー136のリブ138とナット135とにより係止力が増大するものの、次のような問題点を有している。すなわち、リブ138がナット135のエッジにより削れて、再利用の際には十分な係止力を発揮させることができないという恐れを有している。また、ナット135が六角形であることから、ナット135の回転方向の位置によっては、リブ138がナット135のエッジに当たらない場合があり、この場合も十分な係止力を発揮させることができないという恐れを有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、前カバーの開き易さと開き難さとを状態に応じて変化させ、開き難くする際には十分に係止力を発揮させる端子カバーを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の端子カバーは、電線の端末に取り付けた状態でボルトナット型固定端子に接続される接続端子を絶縁及び保護する合成樹脂製の端子カバーであるとともに、端子保護部及び電線保護部を形成した本体と、該本体を覆う蓋体とを有し、該蓋体は前記端子保護部の上面開口を覆う前カバーと、前記電線保護部の上面開口を覆う後カバーとを有し、前記前カバーは、この後縁が前記後カバーの前縁にヒンジを介して開閉自在に連結される端子カバーにおいて,
前記端子保護部は、湾曲側壁と該湾曲側壁に連続する一対の側壁を有しなり、該端子保護部の内側に、接続端子を押える端子押さえ面と該端子押さえ面の先端に設けられる爪状の係止突起と前記端子押さえ面の下端部にテーパ形状の台座案内面を備える可撓性を有した略板状の一対の端子止めを形成し,
天井壁と湾曲側壁と該湾曲側壁に連続する一対の側壁とを有してなる前記前カバーの前記各側壁に前記爪状の係止突起が係合する係止枠を形成してなり,
前記ボルトナット型固定端子は、導電性を有し、台座と該台座に立設するボルトと該ボルトに螺合するナットとを備え、前記台座の幅L2を前記一対の端子止めの各端子押さえ面同士の間隔L1よりも広く構成してなり,
前記本体を前記ボルトナット型固定端子の台座にセットする際、前記一対の端子止めの各端子押さえ面の間隔を押し拡げながら挿入し、前記本体を前記ボルトナット型固定端子の台座にセットした状態で初めて前記係止突起が所定の係止位置に移動して係止することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、接続端子を保護した状態で端子カバーの本体をボルトナット型固定端子の台座にセットする。これにより、端子カバーの主係止機構を構成する係止突起が所定の係止位置に移動する。接続端子をナットにより締め付けて前カバーを閉じると、所定の係止位置に移動した係止突起と、前カバーの係止枠とによる係止がなされて、前カバーが端子保護部の上面開口を覆う。この時、前カバーは、主係止機構によって十分に係止された状態になる。
本発明は、端子カバーの本体をボルトナット型固定端子の台座にセットした状態で初めて主係止機構が機能するような構造になっている。言い換えれば、台座セット前では主係止機構が機能しない構造になっている。本発明は、係止機構として機能していた係止突起を、途中から一層係止力を増大させるような構造になってないことから、この点で従来技術と相違する。
請求項記載の本発明の端子カバーは、請求項1に記載の端子カバーにおいて、前記前カバーに形成した係止枠と前記端子保護部に形成した係止突起とによって主係止機構を構成してなり,
前記端子保護部の湾曲側壁に、上面開口となる縁部で該湾曲側壁の中央位置に仮係止突起を形成すると共に、前記前カバーの湾曲側壁に、内側で中央位置の下部に前記仮係止突起を引っ掛ける仮係止部を形成し,
前記仮係止突起と前記仮係止部とによって前記前カバーを前記端子保護部に仮係止するための仮係止機構を構成してなり,
前記仮係止機構によって仮係止した後、前記主係止機構によって主係止することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、端子カバーの本体をボルトナット型固定端子の台座にセットする前では、必要に応じて前カバーが端子保護部に仮係止される。仮係止機構の係止力を弱めることで、開き易い前カバーとなる。
請求項1に記載された本発明によれば、前カバーの開き易さと開き難さとを状態に応じて変化させることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、前カバーを開き難くする際に係止力を十分に発揮させることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、ボルトナット型固定端子の台座にセットする前の前カバーを開き易くすることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の端子カバーの一実施の形態を示す図であり、(a)はボルト挿通前の斜視図(円内は要部拡大図)、(b)はボルト挿通後の斜視図(円内は要部拡大図)である。
図1において、引用符号1は本発明の端子カバーを示している。端子カバー1は、電線2の端末と、この端末に設けられる接続端子3とに跨るように取り付けられている。接続端子3は、端子カバー1を取り付けた状態で、例えば車両におけるスタータ4のボルトナット型固定端子5に接続されるようになっている。端子カバー1は、接続端子3とボルトナット型固定端子5との接続部分を絶縁及び保護することができるように形成されている。
端子カバー1は、この端子カバー1をボルトナット型固定端子5にセットした状態で初めて主係止機構(後述する)が機能する構造を有している。また、端子カバー1は、ボルトナット型固定端子5へのセット前で主係止機構が機能せず、仮係止機構(後述する)のみが機能する構造を有している。
先ず、図1ないし図7を参照しながら上記各構成部材について説明する。図2は前カバーを開いた状態の端子カバーの平面図、図3は前カバーを開いた状態の端子カバーの側面図、図4は図2のC−C線断面図、図5(a)は図2のD−D線断面図、図5(b)は(a)の要部拡大図、図6は接続端子を装着した状態の端子カバーの平面図、図7(a)は図6のE−E線断面図、図7(b)は(a)の要部拡大図である。
上記端子カバー1は、絶縁性を有する合成樹脂材料を用いて成形されている。端子カバー1は、本体6と、この本体6を覆う蓋体7とを備えて構成されている。本体6は、端子保護部8と電線保護部9とを有している。端子保護部8は、平面視略U字状に形成されている。端子保護部8は、上面開口及び下面開口を有するように形成されている。端子保護部8は、湾曲側壁10及びこれに連続する一対の側壁11を有している。
湾曲側壁10には、仮係止機構の一方を構成する仮係止突起12が形成されている。仮係止突起12は、上面開口となる縁部且つ湾曲側壁10の中央位置に形成されている。各側壁11には、凸部13が形成されている。各凸部13は、上面開口となる縁部に形成されている。このような各凸部13には、矩形の貫通孔14が形成されている。各貫通孔14は、主係止機構の一方を構成する後述の各係止突起17に対して、これを挿抜可能とするために、また、挿入された各係止突起17を支持するために形成されている。
端子保護部8の内側には、一対の端子止め15が形成されている。各端子止め15は、可撓性を有する略板状に形成されている。各端子止め15は、この一端が端子保護部8と電線保護部9との連続部分あたりに連成されている。各端子止め15は、平面視略く字状の図示のような片持ち形状に形成されている。このような各端子止め15には、端子押さえ面16と、主係止機構の一方を構成する係止突起17とが形成されている。
各端子押さえ面16は、接続端子3の後述する端子本体40の側部を押さえることができるように形成されている。各端子押さえ面16同士の間隔は、端子本体40の幅、若しくはこれよりも狭くなるように設定されている(間隔L1参照)。各端子押さえ面16の下部には、テーパ形状の台座案内面18が形成されている。
各係止突起17は、各端子止め15の上部に形成されている。各係止突起17は、爪状に形成されている。各係止突起17は、各貫通孔14の位置に合わせて配置形成されている。各係止突起17は、各端子止め15が外側に撓むと各貫通孔14の外側開口から突出するように形成されている。
電線保護部9は、底壁19と、端子保護部8の一対の側壁11にそれぞれ連続する側壁20と、後壁21とを有している。電線保護部9は、端子保護部8側が開口するとともに上面が開口する略箱状に形成されている。一方の側壁20には、蓋体7を連結するヒンジ22が複数形成されている。他方の側壁20には、蓋体7に対する係止突起23が複数形成されている。後壁21には、半円形の電線引き出し部24が形成されている。
蓋体7は、端子保護部8の上面開口を覆う前カバー25と、電線保護部9の上面開口を覆う後カバー26とを有している。前カバー25は、この後縁が後カバー26の前縁にヒンジ27を介して開閉自在に連結されている。前カバー25は、天井壁28と、湾曲側壁29と、この湾曲側壁29に連続する一対の側壁30とを有している。
湾曲側壁29には、開閉操作用凸部31と仮係止機構の他方を構成する仮係止部32とが形成されている。開閉操作用凸部31は、湾曲側壁29の外側、且つ中央位置の下部に形成されている。開閉操作用凸部31は、作業者の指に引っ掛かる程度の部分として形成されている。一方、仮係止部32は、湾曲側壁29の内側、且つ中央位置の下部に形成されている。仮係止部32は、仮係止突起12を引っ掛ける部分として形成されている。
仮係止突起12と仮係止部32とで構成される仮係止機構は、主係止機構に比べて係止力が弱くなるように形成されている。仮係止機構は、ボルトナット型固定端子5に対しセットする前において、前カバー25の開閉を容易にするような弱い係止力を有している。
各側壁30には、主係止機構の他方を構成する係止枠33が形成されている。各係止枠33は、各貫通孔14の外側開口から突出した係止突起17に対して引っ掛かるように配置形成されている。各係止枠33は、可撓性を有するように形成されている。
後カバー26は、天井壁34と、一対の側壁35と、後壁36とを有している。後カバー26は、前カバー25側が開口するとともに下面が開口する略箱状に形成されている。一方の側壁35には、ヒンジ22が複数連成されている。他方の側壁35には、係止枠37が複数形成されている。係止枠37は、本体6の係止突起23の位置に合わせて形成されている。後壁36には、半円形の電線引き出し部38が形成されている。電線引き出し部24及び38は、重なり合うように配置形成されている。
上記接続端子3は、導電性を有する金属板を塑性加工することにより形成されている。接続端子3は、電線2の端末を圧着接続する電線加締め部39と、この電線加締め部39に連続する端子本体40とを有している。端子本体40は、板状に形成されている。端子本体40の中央には、ボルト挿通用の貫通孔41が形成されている。端子本体40の側部は、平行に形成されている。
上記ボルトナット型固定端子5は、導電性を有しており、スタータ4(又はオルタネータ、ジェネレータ等でも良い)の電気接続部として設けられている。ボルトナット型固定端子5は、台座42と、この台座42に立設するボルト43と、このボルト43に螺合するナット44とを備えて構成されている。尚、台座42の幅L2は、各端子押さえ面16同士の間隔L1よりも広いものとする。台座42には、特に限定するものではないが、端子保護部8の一対の回り止め部45が当接するようになっている。
上記構成に基づいて本発明の端子カバー1の組み立て及び使用形態を説明する。説明は図1ないし図18を参照する。
先ず、図2ないし図5に示す如く、蓋体7を全開にした状態の端子カバー1を用意する。次に、特に図示しないが、電線2の端末に接続した接続端子3を本体6の上面開口側にセットし、この接続端子3を本体6に収納する。電線2の端末及び電線加締め部39は電線保護部9に収納され、端子本体40は端子保護部8に収納される。端子本体40の側部は、各端子押さえ面16により押さえ付けられる。尚、この状態において、主係止機構を構成する各係止突起17は、各貫通孔14の外側開口から突出しない状態にある(図7参照)。
続いて、図6及び図7に示す如く、蓋体7を閉じる。蓋体7は、この時、後カバー26の係止枠37が本体6の係止突起23に引っ掛かり係止される。一方、前カバー25は、仮係止部32が本体6の仮係止突起12に引っ掛かり仮係止される。以上により、端子カバー1と接続端子3との組み立てが完了する。端子カバー1は、図6及び図7の状態で組み立て工程へ搬入される。
図6及び図7に示す如くの状態で組み立て工程へ搬入された端子カバー1は、特に図示しないが、先ず、端子カバー1を先にして狭いスペースに差し込むという電線配索作業を行う。電線配索作業は、ボルトナット型固定端子5を目指して行う。次に、図1(a)、図8、及び図9に示す如く、前カバー25を後カバー26側に開く作業を行う。尚、この状態において、主係止機構を構成する各係止突起17は、各貫通孔14の外側開口から突出しない状態にある(図10参照)。
続いて、図1(b)、図11、及び図12に示す如く、接続端子3の貫通孔41をボルトナット型固定端子5のボルト43に挿通する作業を行う。この時、端子カバー1の各端子止め15の台座案内面18は、ボルトナット型固定端子5の台座42に当接する。そして、台座案内面18が台座42に対して摺動すると、各端子止め15は外側に撓む。これにより各貫通孔14の外側開口から主係止機構を構成する各係止突起17が突出する(図13参照)。言い換えれば、各係止突起17が所定の係止位置に移動する。その他、端子保護部8の一対の回り止め部45は、ボルトナット型固定端子5の台座42の周囲に位置する。接続端子3は、この状態において位置決め且つ回り止めがなされる。
続いて、ナット44を準備し、このナット44を図14及び図15に示す如くボルトナット型固定端子5のボルト43に螺合する作業を行う。ナット44は、特に図示しないが、ナット締め付け治具により締め付けられる。
最後に、図16及び図17に示す如く、前カバー25を閉じる作業を行うと、一連の作業が完了する。接続端子3とボルトナット型固定端子5との接続部分は、端子カバー1によって絶縁及び保護される。主係止機構の他方を構成する前カバー25の各係止枠33は、所定の係止位置に移動した各係止突起17に引っ掛かる。前カバー25は、容易に開かないような状態に係止される。
以上、図1ないし図18を参照しながら説明してきたように、本発明の端子カバー1は、前カバー25の開き易さと開き難さとを状態に応じて変化させることができる。そして、開き難くする際には、十分な係止力を発揮させることができる。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明の端子カバーの一実施の形態を示す図であり、(a)はボルト挿通前の斜視図(円内は要部拡大図)、(b)はボルト挿通後の斜視図(円内は要部拡大図)である。 前カバーを開いた状態の端子カバーの平面図である。 前カバーを開いた状態の端子カバーの側面図である。 図2のC−C線断面図である。 (a)は図2のD−D線断面図、(b)は(a)の要部拡大図である。 接続端子を装着した状態の端子カバーの平面図である。 (a)は図6のE−E線断面図、(b)は(a)の要部拡大図である。 ボルト挿通前の端子カバーの斜視図である。 図8のF−F線断面図である。 (a)は図9の要部拡大図、(b)は図8の要部拡大図である。 ボルト挿通後の端子カバーの斜視図である。 図11のG−G線断面図である。 (a)は図12の要部拡大図、(b)は図11の要部拡大図である。 ナット締め付け後の端子カバーの斜視図である。 図14のH−H線断面図である。 前カバーを閉じる途中の端子カバーの斜視図である。 前カバーを閉じた状態の端子カバーの斜視図である。 (a)は図17のI−I線断面図、(b)は(a)の要部拡大図である。 従来例の端子カバーの斜視図である。 従来例の端子カバーの前カバーを全開にした状態の斜視図である。 従来例の端子カバーの断面図である。 従来例の端子カバーの断面図である。 従来例の端子カバーの後カバーを全開にした状態の断面図である。 従来例の端子カバーにより保護される接続端子の平面図である。 他の従来例の端子カバーの断面図である。
符号の説明
1 端子カバー
2 電線
3 接続端子
4 スタータ
5 ボルトナット型固定端子
6 本体
7 蓋体
8 端子保護部
9 電線保護部
12 仮係止突起(仮係止機構)
15 端子止め
17 係止突起(主係止機構)
25 前カバー
26 後カバー
27 ヒンジ
32 仮係止部(仮係止機構)
33 係止枠(主係止機構)
42 台座
43 ボルト
44 ナット

Claims (2)

  1. 電線の端末に取り付けた状態でボルトナット型固定端子に接続される接続端子を絶縁及び保護する合成樹脂製の端子カバーであるとともに、端子保護部及び電線保護部を形成した本体と、該本体を覆う蓋体とを有し、該蓋体は前記端子保護部の上面開口を覆う前カバーと、前記電線保護部の上面開口を覆う後カバーとを有し、前記前カバーは、この後縁が前記後カバーの前縁にヒンジを介して開閉自在に連結される端子カバーにおいて,
    前記端子保護部は、湾曲側壁と該湾曲側壁に連続する一対の側壁を有しなり、該端子保護部の内側に、接続端子を押える端子押さえ面と該端子押さえ面の先端に設けられる爪状の係止突起と前記端子押さえ面の下端部にテーパ形状の台座案内面を備える可撓性を有した略板状の一対の端子止めを形成し,
    天井壁と湾曲側壁と該湾曲側壁に連続する一対の側壁とを有してなる前記前カバーの前記各側壁に前記爪状の係止突起が係合する係止枠を形成してなり,
    前記ボルトナット型固定端子は、導電性を有し、台座と該台座に立設するボルトと該ボルトに螺合するナットとを備え、前記台座の幅L2を前記一対の端子止めの各端子押さえ面同士の間隔L1よりも広く構成してなり,
    前記本体を前記ボルトナット型固定端子の台座にセットする際、前記一対の端子止めの各端子押さえ面の間隔を押し拡げながら挿入し、前記本体を前記ボルトナット型固定端子の台座にセットした状態で初めて前記係止突起が所定の係止位置に移動して係止する
    ことを特徴とする端子カバー。
  2. 請求項1に記載の端子カバーにおいて,
    前記前カバーに形成した係止枠と前記端子保護部に形成した係止突起とによって主係止機構を構成してなり,
    前記端子保護部の湾曲側壁に、上面開口となる縁部で該湾曲側壁の中央位置に仮係止突起を形成すると共に、前記前カバーの湾曲側壁に、内側で中央位置の下部に前記仮係止突起を引っ掛ける仮係止部を形成し,
    前記仮係止突起と前記仮係止部とによって前記前カバーを前記端子保護部に仮係止するための仮係止機構を構成してなり,
    前記仮係止機構によって仮係止した後、前記主係止機構によって主係止する
    ことを特徴とする端子カバー。
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