JPH11176492A - 端子用保護キャップ - Google Patents

端子用保護キャップ

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JPH11176492A
JPH11176492A JP33749997A JP33749997A JPH11176492A JP H11176492 A JPH11176492 A JP H11176492A JP 33749997 A JP33749997 A JP 33749997A JP 33749997 A JP33749997 A JP 33749997A JP H11176492 A JPH11176492 A JP H11176492A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルトに対して組付孔と孔とを位置決めせ
ず、簡単に板状端子と相手方端子とを接続し、その接続
作業性を向上させる。 【解決手段】 板状端子2を箱型の本体10内に配置
し、本体の底壁11に形成された組付孔12と板状端子
の孔2aとに座金付きボルト5を挿入し、板状端子と相
手方端子とを螺着する保護キャップにおいて、底壁に組
付孔の周囲から周壁13を突設し、かつ周壁の内面に複
数の係止爪15を配置し、貫通孔31を有する導電性台
座30の外面に係止溝32を形成し、係止爪と係止溝と
の係合で台座と本体とを一体的に組付けた。台座が周壁
から突出されている。係止爪の両端側に切込14aが形
成されている。本体の周側壁20に少なくとも一つの可
撓性係止片22を、ボルト挿入方向へ傾斜させて突出
し、ボルトの座金5aの浮き上がりを防止する。可撓性
係止片が、台座に配置した板状端子へ挿入されるボルト
を、本体に仮固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線に圧着された
板状端子を保護する端子用保護キャップに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電線に圧着された板状端子(LA端子)
を保護するために、従来、図10のような保護キャップ
70が提案されている(特開平6−267600号公
報)。この保護キャップ70は、箱型の本体71内に板
状端子72を配置し、本体71の組付孔73を介して板
状端子72の孔74に、相手方端子(図示せず)に突設
されたボルト75を挿通し、ナット76にボルト75を
螺着することで相手方端子と板状端子72とを電気的に
接続し、本体71に蓋体77を冠着するものである。
【0003】しかしながら、相手方端子にボルト75が
突設されているから、ボルト75に対して組付孔73と
孔74とを一々位置決めすることが煩わしく、またボル
ト75を破損する恐れもあった。そして、もし相手方端
子が高電圧を帯びているならば、ボルト75とナット7
6との螺着作業時に誤って作業者がボルト75に接触し
て感電する危険があった。更に、板状端子72と相手方
端子との電気的な接続をボルト75とナット76との螺
着により行っていたために、部品点数が多くなるという
欠点があった。その上、螺着作業を行うまでの間、ボル
ト75およびナット76をなくさないように一時的に保
持する必要があり、そのため板状端子72と相手方端子
とを接続する作業の効率が低下した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
鑑み、ボルトに対して組付孔および孔をわざわざ位置決
めせずに、簡単に板状端子と相手方端子とを接続するこ
とができ、その接続作業性を向上させる端子用保護キャ
ップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電線に圧着された板状端子を箱型の本体
内に配置し、該本体の底壁に形成された組付孔と該板状
端子の孔とに座金付きボルトを挿入し、該板状端子と相
手方端子とを螺着した後に、該本体に蓋体を冠着して該
板状端子を保護する保護キャップにおいて、前記底壁に
前記組付孔の周囲から外部へ周壁を突設すると共に、該
周壁の内面に複数の係止爪を配置し、貫通孔を有する導
電性台座の外面に係止溝を形成し、該係止爪と係止溝と
の係合により該導電性台座と前記本体とを一体的に組付
けた端子用保護キャップを基本とする(請求項1)。前
記導電性台座が前記周壁から外部へ突出されている端子
用保護キャップを採用する(請求項2)。前記係止爪の
両端側に切込が形成されている端子用保護キャップも併
せて採用する(請求項3)。電線に加締められた板状端
子を箱型の本体内に配置し、該本体の底壁に形成された
組付孔と該板状端子の孔とに座金付きボルトを挿入し、
該板状端子と相手方端子とを螺着した後に、該本体に蓋
体を冠着して該板状端子を保護する保護キャップにおい
て、前記本体の周側壁に少なくとも一つの可撓性係止片
を、前記ボルト挿入方向へ傾斜させて突出し、該ボルト
に一体的に固着された座金の浮き上がりを防止する端子
用保護キャップを採用する(請求項4)。前記可撓性係
止片が、前記導電性台座に配置した前記板状端子の孔へ
挿入される前記座金付きボルトを、前記本体に仮固定す
る端子用保護キャップも更に有効である(請求項5)。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を、図面を参照して説明する。図1〜図9は本発明に
係る端子用保護キャップの一実施例を示すものである。
なお、本実施例では座金付きボルトを使用する場合につ
いて説明するが、座金とボルトとが別体であっても適用
可能である。図1において、この端子用保護キャップ1
は、箱型の本体10に導電性台座30を一体的に組付
け、電線3(図7参照)を加締めた板状端子2(図7参
照)を導電性台座30に配置し、座金付きボルト5(図
8参照)を板状端子2および導電性台座30に挿通した
後に相手方端子7に螺着し、本体10に蓋体40を冠着
させて板状端子2を保護するものである。
【0007】本体10の底壁11には組付孔12が形成
され、組付孔12の周囲から外部へ円筒状の周壁13が
突設されている。周壁13にはボルト挿入方向(P方
向)に四ヶの係止部14が形成され、係止部14の内面
に係止爪15が突設されている。各係止部14の両側に
ボルト挿入方向(P方向)へ切込14aを形成すること
で、係止部14が可撓性を有する。
【0008】図1及び図2のように、導電性台座30は
円柱状に形成され、軸方向と平行な貫通孔31を有す
る。導電性台座30の外周面には環状の係止溝32が形
成されている。組付孔12から周壁13内へ挿入された
導電性台座30が、周壁13の係止爪15と係止溝32
との係合によって、本体10に一体的に組付けられる。
組付けられた導電性台座30は周壁13の下端よりも外
部へ突出している。そして、導電性台座30は上下方向
(即ち、ボルト挿入方向(P方向)と平行方向)に僅か
に移動可能であると共に、組付孔12内を回動可能であ
る。つまり、組付孔12および周壁13の内面と、導電
性台座30の外面との間には遊びがある。
【0009】図1及び図3の如くに、本体10の周側壁
20には前端20a側に起立枠21が設けられ、起立枠
21の自由端には可撓性係止片22がボルト挿入方向
(P方向)へ傾斜させた状態で、即ち斜め下方へ向けて
形成されている。そして、可撓性係止片22の自由端
が、板状端子2の孔2aに挿入された座金付きボルト5
の座金5aの上部に位置される。これにより、可撓性係
止片22が座金5aの浮け上がりを防止することができ
る。なお、可撓性係止片22の配置場所としては、周側
壁20の前端20aの他に、相対向する左右端20b,
20cにそれぞれ配置することも可能である(図6参
照)。つまり、座金5aの浮き上がりを防止することが
できれば、防止する手段は任意である。
【0010】本体10の周側壁20の内面には、底壁1
1から前端20aの両側に沿って一対の係合リブ23,
23が突設され、底壁11から左右端20b,20cに
沿って相対向する一対の大ボス24a,24aと小ボス
24b,24bとがそれぞれ配置され、後端20dを切
り欠いて略半円状の電線配置溝25が設けられている。
大ボス24aは半円柱状に形成され、小ボス24bはリ
ブ状に形成されている。電線配置溝25は電線3径に対
応するように形成されている。大ボス24aおよび小ボ
ス24bで板状端子2が、そして電線配置溝25で電線
3がそれぞれ位置決めされる。
【0011】図1、図3及び図4のように、周側壁20
の外面には、左右端20b,20cの前端20a側に小
突起26a、右端20cの中間部と後端20dとにそれ
ぞれ一対の大突起26b,26bが配置されている。各
大突起26bの両側には位置決めリブ26cが設けられ
ている。図1及び図3に示すように、蓋体40は前蓋4
1と後蓋51とに分割されている。前蓋41の後端41
dと後蓋51の前端51aとが一対のヒンジ42,42
を介して連結され、後蓋51の左端51bと周側壁20
の左端20bとが一対のヒンジ52,52を介して結合
されている。前蓋41は前述した導電性台座30の上方
に位置する。
【0012】図1、図3及び図5に示すように、前蓋4
1の前端41aおよび左右端41b,41cには側壁4
3が周設され、天井壁44の前端41a側には起立枠2
1を挿入するための枠孔45が形成され、側壁43の左
右端41b,41cには小突起26aに係合される小係
止枠46がそれぞれ配置されている。前蓋41と後蓋5
1とを連結する一対のヒンジ42,42の外側には一対
の板バネ47,47が設けられ、それにより前蓋41が
閉状態になるようにバネ付勢されている。板バネ47は
凹凸を交互に配置することにより形成されている。本体
10の係合リブ23と前蓋41の側壁43との係合、お
よび小係止枠46と小突起26aとの係合により前蓋4
1が本体10に冠着される。
【0013】後蓋51の左右端51b,51cおよび後
端51dには側壁53が形成され、側壁53の左端51
b側には外面にヒンジ52が固着され、側壁53の右端
51c側には外面に一対の大係止枠54,54が配置さ
れている。後蓋51の天井壁55には略中央に押え枠5
6が本体10側へ突設されている。側壁53の後端51
dには半円状の電線受け溝57が形成されている。天井
壁55には側壁53の左右端51b,51cの内面に沿
って起立する一対の挟持リブ58,58が設けれてい
る。大係止枠54を大突起26bに係合すると共に、大
係止枠54と挟持リブ58とで周側壁20の左右端20
b,20cを挟持することにより、後蓋51が本体10
に冠着される。このとき、電線配置溝25と電線受け溝
57とが電線3を挟持固定すると共に、押え枠56が電
線3を本体10側へ押圧する。
【0014】図8に示すような樹脂によって一体にモー
ルド固定されたモールド樹脂板60に多数の相手方端子
7が埋め込まれ、モールド樹脂板60には相手方端子7
に接続するための窓61が複数形成されている。窓61
内に位置する相手方端子7と窓61との位置関係は丁度
窓61が凹部の開口に対応し、相手方端子7が凹部の底
面に相当する関係である。また、図7に示すように、板
状端子2は、平板状の端子本体4の一端部に座金付きボ
ルト5を挿通する孔2aを形成し、他端部に電線3の芯
線3aを加締める一対の加締片4a,4aを設けたもの
である。
【0015】次に、端子保護キャップ1の作用、および
板状端子2と相手方端子7とを電気的に接続する場合を
説明する。図7の如くに、電線3に板状端子2を加締め
て端子付き電線3′を形成する。端子保護キャップ1の
蓋体40を開いた状態で、端子付き電線3′の板状端子
2を導電性台座30の一端上に配置する。その際、板状
端子2が大ボス24aと小ボス24bとにより正規の場
所に位置決めされると共に、電線3が電線配置溝25内
に配置される。それと共に、板状端子2の孔2aと本体
10の組付孔12とを略一致させる。
【0016】後蓋51の大係止枠54と本体10の大突
起26bとを係合すると共に、挟持リブ58と大係止枠
54との間で本体10の周側壁20の右端20cを挟持
することで、後蓋51が本体10に冠着される。端子付
き電線3′の電線3を押え枠56および電線配置溝25
と電線受け溝57とでそれぞれ電線3を端子用保護キャ
ップ1内に固定する。図8に示すように、前蓋41を開
状態、後蓋51を閉状態に維持して端子用保護キャップ
1をモールド樹脂板60上へ移動する。周壁13から下
方へ突出した導電性台座30の他端部をモールド樹脂板
60の窓61から挿入し、窓61内の相手方端子7に導
電性台座30の他端部を載せる。
【0017】板状端子2の上方から座金付きボルト5を
板状端子2の孔2a、本体10の組付孔12、および相
手方端子7のボルト孔7aに順々に挿入する。すると、
座金5aが本体10の可撓性係止片22に突き当たる。
座金5aの挿入につれ、可撓性係止片22の自由端部2
2aが座金5aに押圧され、可撓性係止片22がボルト
挿入方向(P方向)に撓む。挿入後、可撓性係止片22
の自由端部22aが座金5aを乗り越えるため、可撓性
係止片22が元の状態に復元されると共に、座金5aの
上部に位置する。それにより、可撓性係止片22の自由
端部22aが座金5aの浮き上がりを防止する。つま
り、座金付きボルト5が抜けにくくなり、座金付きボル
ト5が本体10に仮固定される。
【0018】図9に示す如くに、相手方端子7の下部に
ナット部材8を配置し、座金付きボルト5をナット部材
8にほんの僅か挿入し、相互に歯合する。座金付きボル
5トをナット部材8に螺着するために、インパクトレン
チ等の工具(図示せず)を座金付きボルト5の頭部5b
に嵌入しても、可撓性係止片22がボルト挿入方向(P
方向)へ一層撓むので工具の挿入に支障を来さない。そ
して、工具で座金付きボルト5とナット部材8とを螺着
することにより、板状端子2と相手方端子7とが導電性
台座30を介して電気的に接続される。接続後に、前蓋
41の小係止枠46と本体10の小突起26aとを係合
すると共に、本体10の係合リブ23と前蓋41の側壁
43とを係合することで、前蓋41が本体10に冠着さ
れる。
【0019】上述したように、座金付きボルト5の座金
5aが可撓性係止片22によって浮き上がりを防止され
るから、座金付けボルト5が板状端子2から抜け出るこ
とがない。それにより、板状端子2と相手方端子7とを
螺着する作業性が従来よりも向上される。
【0020】モールド樹脂板60の窓61内に配置され
た相手方端子7には、従来のようなボルト75(図10
参照)が突出されていないから、板状端子2と相手方端
子7との接続作業時に、作業者が誤って相手方端子7に
接触する心配や、それにより相手方端子7を破損する心
配もなくなる。また、相手方端子7に従来のようなボル
ト75(図10参照)を突出していないから、相手方端
子7を従来よりも簡素にすることができる。
【0021】更に、本体10に一体的に組付けられた導
線性台座30が本体10の周壁13から下方へ突出さ
れ、かつ相手方端子7がモールド樹脂板60の窓61内
に配置されるから、導電性台座30と相手方端子7との
位置合わせが容易に行われる。そして、モールド樹脂板
60に接続される電池65の正負の電極にナット部材8
を固着しておけば、単品のナット76(図10参照)を
使用せずに、電池65、相手方端子7、および板状端子
2をいっぺんに且つ同時に電気的に接続することができ
る。従って、部品点数を削減することができる。
【0022】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1によれば、本体
の底壁に形成された組付孔の周囲から本体の外部へ周壁
が突設され、且つ周壁の内面に複数の係止爪が配置さ
れ、導電性台座の外面に係止溝が形成されているから、
係止爪と係止溝との係合により導電性台座が本体に一体
的に組付けられる。これにより、導電性台座に形成され
た貫通孔、板状端子の孔、および本体の組付孔にボルト
を挿通した後に、相手方端子にボルトを螺着することが
できる。だから、従来のように相手方端子に突設された
ボルトに対して、板状端子の孔を位置決めする手間を省
くことができ、相手方端子を破損させずに板状端子と相
手方端子との接続作業を安全かつ迅速に行うことがき
る。
【0023】請求項2によれば、本体に一体的に組付け
られた導電性台座が周壁から外部へ突出されているか
ら、例えば、モールドした樹脂板に相手方端子が挿入さ
れている場合には、樹脂板内の相手方端子に容易に導電
性台座が導かれる。これにより、導電性台座と相手方端
子とを簡単に接触させることができる。従って、導電性
台座を介して板状端子と相手方端子とを電気的に接続で
きるため、接続作業性を従来よりも向上させることがで
きる。
【0024】請求項3によれば、周壁の内面に突設され
た係止爪の両側に切込が形成されているから、係止爪を
有する部分が容易に撓むことができる。これにより、本
体への導電性台座の組付け作業を楽に行うことができ
る。
【0025】請求項4によれば、少なくとも一つの可撓
性係止片が本体の周側壁にボルト挿入方向へ傾斜させた
状態で突出されている。それにより、座金を一体的に固
着したボルトが板状端子の孔に挿入されると、可撓性係
止片が撓んで座金を通過させ、通過後に可撓性係止片が
弾性復元して元の状態に戻る。だから、可撓性防止片に
よって座金の浮き上がりが防止され、そのためボルトが
孔から抜け出ることがない。また、例えば、インパクト
レンチ等の工具をボルトの頭部に配置する際には、可撓
性係止片がボルト挿入方向へ撓むから、工具の配置の際
および工具によるボルトの締め付けの際に、可撓性係止
片が邪魔にならない。
【0026】請求項5によれば、導電性台座に配置され
た板状端子に挿入する座金付きボルトの座金が可撓性係
止片によって浮き上がりを防止されるから、座金付きボ
ルトが本体に仮固定される。これにより、座金付きボル
トを締め付けて板状端子と相手方端子とを螺着する作業
性を従来よりも一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る端子用保護キャップの一実施例を
示す図であり、(a)は左側面図、(b)は平面図、
(c)は右側面図である。
【図2】図1(b)のA−A線の断面図である。
【図3】図1の(b)の背面図である。
【図4】図1(b)における本体の正面図である。
【図5】図1(b)における蓋体の正面図である。
【図6】図1(b)の変形例を示す平面図である。
【図7】本体に板状端子を配置した状態を示す断面図で
ある。
【図8】図7において本体に後蓋を閉じた状態を示す断
面図である。
【図9】図8において座金付きボルトで各端子を螺着し
た状態を示す断面図である。
【図10】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 端子用保護キャップ 2 板状端子 2a 孔 3 電線 5 座金付きボルト 5a 座金 7 相手方端子 10 本体 11 底壁 12 組付孔 13 周壁 15 係止爪 30 導電性台座 31 貫通孔 32 係止溝 40 蓋体 41 前蓋 51 後蓋

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線に加締められた板状端子を箱型の本
    体内に配置し、該本体の底壁に形成された組付孔と該板
    状端子の孔とに座金付きボルトを挿入し、該板状端子と
    相手方端子とを螺着した後に、該本体に蓋体を冠着して
    該板状端子を保護する保護キャップにおいて、 前記底壁に前記組付孔の周囲から外部へ周壁を突設する
    と共に、該周壁の内面に複数の係止爪を配置し、貫通孔
    を有する導電性台座の外面に係止溝を形成し、該係止爪
    と係止溝との係合により該導電性台座と前記本体とを一
    体的に組付けたことを特徴とする端子用保護キャップ。
  2. 【請求項2】 前記導電性台座が前記周壁から外部へ突
    出されていることを特徴とする請求項1記載の端子用保
    護キャップ。
  3. 【請求項3】 前記係止爪の両端側に切込が形成されて
    いることを特徴とする請求項1及び2記載の端子用保護
    キャップ。
  4. 【請求項4】 電線に加締められた板状端子を箱型の本
    体内に配置し、該本体の底壁に形成された組付孔と該板
    状端子の孔とに座金付きボルトを挿入し、該板状端子と
    相手方端子とを螺着した後に、該本体に蓋体を冠着して
    該板状端子を保護する保護キャップにおいて、 前記本体の周側壁に少なくとも一つの可撓性係止片を、
    前記ボルト挿入方向へ傾斜させて突出し、該ボルトに一
    体的に固着された座金の浮き上がりを防止することを特
    徴とする端子用保護キャップ。
  5. 【請求項5】 前記可撓性係止片が、前記導電性台座に
    配置した前記板状端子の孔へ挿入される前記座金付きボ
    ルトを、前記本体に仮固定することを特徴とする請求項
    1、2乃至4記載の端子用保護キャップ。
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